- FARION MES( 2):【居酒屋1999】雑談・自己紹介--------<07> 93/04/04 - 886/906 JBH02324 なえ ID変更しました ( 2) 93/04/03 09:15 コメント数:2 本日IDを変更しました。 って事で、お知らせまで・・。 HFD01514 から JBH02324 の なえ でした オンラインで失礼 - FARION MES( 6):・壁(1)=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・= 93/04/04 - 643/656 HFC01344 URD 単なる愚痴です ( 6) 93/04/03 00:16 コメント数:1   最近ちょっと疲れてます。自分でもだいぶはっきり判るのでちょっと   気をつけるようにはしていますけど。   どうもそのせいで余裕が無くなっているようです。回りの人の優しさが   うっとうしく思うことすらあります。困りましたね。   ちょっと冷静に考えてみると最近回りの人は私に前より優しくなってきて   いろように思います。ちょっと気まずがった人と久しぶりににこにこしながら   お話もできたし、後輩の人からは思いがけないプレゼントを貰ったり・・   うーん。早く心に余裕を作りたいですね。今の自分はすごくやです。                とはいえ明日もお仕事の  URD - FARION MES( 7):★アリオン世紀末書込み寺------------<02> 93/04/04 - 064/073 HGC02325 ガッチャ 私の意見 ( 7) 93/04/03 03:09 035へのコメント  「不幸」を「幸福」あるいは「幸せ」に置き換えてもこの通りだと思う。  他人と比較する事のなんと意味の無い事か...  (でも、人の目の気になるのが普通かもしれない)  他人との比較でしかはかれないとは、なんと自分の価値観のない事か...  (でも、みんなの賛成が欲しいのも普通かもしれない)  自分が感じる幸せも不幸も、自分しか感じる事が出来ない事。  心の奥で感じた事。  そこには、比較もなにも無い。  それを、他の人と比べる意識があり、その声に耳を貸したら...不幸だ、幸せだ、  という思いになるのではないかと思う。                              ガッチャ  ちょっと遅れたRESになってしまいました。  アップしたつもりでいたのでした(^^;) 066/073 HGC02325 ガッチャ 天祈さんへの遅いRES「怒り」とは ( 7) 93/04/03 03:26  ★アリオン世紀末書込み寺<01> #782 天祈さんへのRES  天祈さんの発言は「怒り」についての発言だったのですが、ここでは どのような  時に怒りが発生するか?という事に付いて書きたいと思います。  怒りの原因は何であるか?  ※人の自分に対する反応が怒りの原因である場合に付いて。   人の反応に対して怒りを感じるのは、無意識に「それとは違う反応を期待して   いた」のではないか? と思われます。   「それとは違う反応を期待」するのは、願望なのか?それとも愛情なのか?   これは何を感じたかによって解ると思います。例えば以下の様に。   A氏はB氏になけなしのお金をはたいて、プレゼントを買って誕生日に送った。   ところがB氏は喜ばなかった。   こんな場合に、A氏が「悲しみ」を感じたら、それは「愛情」による行為であ   ると言えるのではないでしょうか。   愛情は自ら発するもので、そこには相手の反応を期待する事や、相手に良く思   われたい気持ちは存在しない思われるからです。   逆に、A氏が「怒り」を感じたら、それは「願望」による行為であると言える   でしょう。   「なけなしのお金で買ったのに、喜んでくれないなんて!」と思うでしょう。   そこには「B氏に自分を良く思われたい」という願望があったのではないかと   思われるのです。   けれど、心で感じる事は一つではありません。   最初は「悲しみ」だったけど、それが後で「怒り」に変わったり、「あきらめ」   に変わったり、あるいは最初からその三つを同時に感じていたり。   心は複雑ですから、例題のような単純化した場合は当てはまらないかも知れま   せんが、このような特徴がある事は言えると思います。  今回は「人の自分に対する反応が怒りの原因である場合に付いて」です。  徐々に、他の原因に付いても考察する予定でいます。                              ガッチャ 073/073 GBG02755 スマル RE:脈絡のない殴り込みだああ! ( 7) 93/04/04 00:29 062へのコメント   RESがお気に召して、うれしく思います。 文章の出来不出来なんて、関係ないよ。 心から溢れてくる言葉だもの。 あなた自身の声だもの。それがとっても素敵。 >>だけど、最後まで、見せかけの自分を剥いでいって、自分の裸を見たら、 >>いやいやそんなにひどいものでもない、ちゃんと人間のカタチをしてること >>が分かった。そして、僕だけじゃない、他の人達もみんなちゃんと人間の >>カタチをしてる!! それが、どんなに嬉しいことか。。ね!(^_^) 自分が醜いから、人にも優しく出来る。そう思うんだ。 だから、醜いことは、いけないことじゃない。素敵なことだって思う。 今日、図書館から借りてきました。読み直して驚きでした。 バスチアンは、最初おとうさんに自分が愛されていない不安を持っていたんです ね。で、最後、みつけたのは、愛することが本当の望みで、その人が、 おとうさんだったことを知るんですよね。それが、この迷宮から出る鍵だったん ですね。バスチアンは、自分の名前も、両親がいたことも忘れるんですね。 実は私も今回の迷路に入るきっかけは、愛することの不安からでした。 そして、私が迷路から這い出す鍵は、その人への絆を失えないということでした。 またしても私は、はてしない物語を実地で歩いていたんですね。 そしてね、不思議だと思うのは、迷路から脱出して、やっともとの自分に 帰った時、こうして、自分の結論が正しかったことを証明してくれることが あることです。まさか、あなたと「はてしない物語」の話をすることが こういう運びになるなんて、偶然とは思えない導きでしょ? 以前、私が仕事を持つ事を悩んでいたときにも、証を戴いているんですが、 そのときは映画でした。 今回は、そういうサインはすでに、かなり戴いていたんですが、自分の中で、 すんなり受け入れることが出来なくて、今まで悩むことになってしまったんです。 それさえも、疑い続けていましたから。 戴くと言うと、誰かからもらうのかと思われるかも知れませんが、 実は自分自身がその答えを捜しているに過ぎません。 でも、ひょっとしたら、天使たちが、耳元で何かをささやいているのかも知れ ませんが。(^_^;)あまりにもこうして、うまく導かれることに、私自身、 驚いています。タイミングが実に良い。 もし、不安で答えを見たいと思っているのでしたら、夢を信じるように、 現実の中に、シンボルをみつけ、その意味を捜すようにすると、証は、 必要に応じて戴けます。特に偶然を大切にすると良いですよ。 心のささやきに耳をかさなければ、手に取ることは出来ませんが。。 >>ねずみ にせよ、スマル にせよ、FARIONの不良分子が(失礼) >>「自分は優等生でした」なんてシャアシャア言ってる!! (笑) だははは、まさにその通りであります。 不良分子さえ、ここまで自分を暴露出来るんだから。(^。^;) お利口さんは、もっと素直にならなきゃ。 ね ね ね〜〜  (^_^)                      スマル - FARION MES(13):★KAZEの神秘学遊戯団----------------<03> 93/04/04 - 095/099 NBG00612 岳同 RE:神の血統とカイン? (13) 93/04/03 12:19 094へのコメント はじめまして、岡さん >ヤハウェの血を引かないカインの〜 について、割り込ませて頂きます。 エバもアダムも神から創造された人間であるのに対して カインは人間と神が結ばれた神の直接の子供であるところに問題があります。 すなわち、そこに私生児的な過ちがあったと私は考えます。 それゆえカインは智恵を授けられ、アベルは神の恩寵を授けられました。 神への捧げ物にアベルは神から地上に贈られた生き物をそのまま捧げたのに対して カインは土地を耕すことによって自分の手で作った穀物を捧げました。 アベルは神の恵みのままに生き、カインは自分で獲得したものを大切にしました。 その結果、神の受け容れるところと受け容れないところが分かれました。 カインの末裔のヒラムは灼熱の青銅の中に身を投じて地球の中心で見たのは 光の天使「ルシファー」の輝きに照らされた祖先カインであると言います。 そこでカインはヒラムに、自分達の子孫は後に結社をつくり、人類のための 仕事をするだろうと告げます。 参考:「若きシュタイナーとその時代」平河出版社 また、このことが秘密結社の活動の原動力になっているものと思われ、        旧約聖書に著しい思想は、ヤーウェはアブラハムの子孫を万民に勝るものとして    守り、他民族に優越した存在として守護する、というものである。イルミナティ    の信条は、彼らが超越した知的エリートとして手段を選ばず他を従属させようと    するものだ。自分たちだけが正しく貴く、他は塵芥のごときもので、それらの生    殺与奪の権を握っていると夢想する。    「世界 謎の秘密結社」新人物往来社 P、90 秘密結社は自分達こそ、神の直系の子孫であるという選民思想によって 歴史を動かそうと活動しているのでしょうね。 あまり、このあたりの話は踏み込みたくないのが正直なところです。 ではまた。 096/099 GGA02514 KAZE エロヒム人間とヤハウェ人間 (13) 93/04/03 12:27 094へのコメント 岡さん、コメントどうも。 僕はそんなに聖書関係に詳しくないので、 一般にカインとアベルの物語として語られていることそのものについては 説明しかねますので、あくまでもシュタイナー的な観点からいうと、 あの引用で説明されている「神」と「ヤハウェ」というのは、違います。 前者は、エロヒムの集合体としての「神」であり、 後者は、創造の第7日目に「エロヒムは休んだ」ということで意味されている エロヒムからヤハウェ・エロヒムへと進化した存在としての「主なる神」です。 で、「カイン」ということでいわれているのは、 いまだ両性具有的であった「エロヒム人間」のことで、 それが高次存在の供犠の断念という形をとることによって、 高次存在から離反する可能性、悪をおこなう可能性、と同時に 自由の可能性も得ることになります。 それに対して、「アベル」ということでいわれているのは、 単性的人間へと「進化」した「ヤハウェ人間」のことで、 「天的存在の継承者」ということになります。 で、その「カイン」と「アベル」ということで象徴される人間存在の2つのあり方が さまざまに絡み合っていくことになるというわけです。 これについては、シュタイナーの「創世記の秘密」(白馬書房)や 「薔薇十字会の神智学」(平河出版社)など、 もし気がすすまれれば、お読みいただければ、 その背景などご理解いただけるのではないでしょうか。 ちなみに、人間に自我の本質の萌芽を埋め込むことになったのが 「ヌシャマ」の刻印であり、シュタイナー的にいうと それは「意識魂」ということになります。 それから、「ネフェシュ」というのは「感覚魂」、 「ルアハ」というのは「悟性魂」を表していますので、参考までに。 聖書の「ブレシット・バラ・エロヒム・エト・ハシャマイム・ヴエット・ハアレツ」 という言葉に、王仁三郎の次のような言葉が重ね合わされてイメージされます。 世界の太初に言葉あり 言葉は道なり神に座(ま)す すべてのものは言霊の 清き御水火にもとづきて 造られ出でしものぞかし えっと、王仁三郎の宇宙生成論について、詳しくは、 王仁三郎輪読会の次章のレジュメで紹介させていただきますので、 よろしかったら、ご参照ください。 KAZEでした。 - FARION MES(14):★HVHYの預言解読部屋------------<03> 93/04/04 - 213/236 JBH00742 炎 RE:例え力尽きても…。 (14) 93/04/02 22:08 204へのコメント コメント数:1        〜 第三の門 〜    第一でもなく第二でもない第三の門。    第三の門は開いたのだろうか。    日の沈む所、日の昇る所。    太陽は西の空に沈み切る前に、    東に戻さなければならない。    『あなた』は3/28日の晩に何を見つけたか。 214/236 JBH00742 炎 RE:例え力尽きても…。 (14) 93/04/02 22:09 213へのコメント       …『鳥居』とは何か。             そして何故『目』なのか。 215/236 RGE01147 誠惇 RE:太陰歴、太陽歴 (14) 93/04/02 22:47 210へのコメント  付け足し、参考    新暦 3月23日 … 3+2+3 =  8            (3+23  = 26)  旧暦 3月 1日 … 3+1   =  4  こっちの方が”風が吹く”にはいいかな、なんて思ってアップ  数列の”8”と”4”がペアで出てくるなんて、グーでしょ?     By 誠惇 216/236 RGE01147 誠惇 RE:返事が遅れました (14) 93/04/02 22:47 212へのコメント コメント数:1  >>竜人さん、こんにちわ  > 感覚が似ているという事は私にとっても嬉しい事です。(^^)  うんうん、私も。(*^^*)/  >  関係者の方々、申し訳有りません<(__)>  >  お騒がせしました。  私は関係者の方々ではありませんが、  あまり気にしなくてもいいと思います。(ネ?>>YUI/維さん)  私もこの頃やっと、吹っ切れて(MINTサンノ オカゲデ)  思いつくことを、はじから書き込んでいます。  (それでも、まだ書き込んだことが人にどう受け取られるか、   やはりたいへん気にはなります。)    ARIONの言葉から、一人一人が何を感じるかが、  そしてそれを人と伝え合うことが、  とても重要なのではないでしょうか?  そんな気がします。      ではまた。 By 誠惇 217/236 GCC01413 HVHY SEND返し? (14) 93/04/02 23:07 コメント数:1    >> HHD01147 様     昨日はSENDを頂き有り難うございました。     返事をしようとしたら既にいらっしゃらなかったので、     SEND返しが出来ませんでした。     宜しければ自己紹介などをいかがでしょうか?     今後ともご贔屓に宜しくお願い致します。                     議長   HVHY 219/236 JBH00742 炎 RE:SEND返し? (14) 93/04/03 00:55 217へのコメント    始めまして?HFD03002さん!    先程は、SENDを送ろうと思ったのに、    あなたは既に居らっしゃいませんでしたね。    でもその後、偶然某フォーラムで、    すぐにお会いすることが出来ました。    これも何かの縁。    また、RTでもやりましょう!               これは単なる議長の真似なのか…。 220/236 JBH00712 桂 桂 八幡書店について (14) 93/04/03 02:45 コメント数:3  八幡書店について語ろうと思う。    はじめ、この名もない出版社は「現代霊学研究会」として活動していた。 主なメンバーは、この会の発起人武田崇元、児玉神社宮司山本白鳥、霊学 研究者にして霊能力者、そしてまた大東流合気柔術免許皆伝の大宮四郎な どがいた。武田崇元は八幡書店の代表者なのだが、この仕事に着手する前 はいくつか本も書いていた。今は亡き大陸書房刊で「武田 洋(もしくは 洋一名義)で3冊ほどだしていた記憶がある。内容はいずれも神道霊学、 とりわけ超古代史関係であったと思う。  其のむかし「UFOと宇宙」という雑誌があったのを覚えている人はい るだろうか? いわゆるムーやワンダーゾーンの先駆けになった雑誌で、 ャ潤[ルドフォトプレスという出版社からでていた。後にこの雑誌は「ト ワイライトゾーン」という雑誌に変身した。その「UFOと宇宙」の前身 は「エニグマ」という雑誌であったらしい。これはどこぞの言葉で「秘儀」 という意味らしいのだが、武田ははじめ其の雑誌の編集長をやっていたらし い。そこの編集長をやめた後、武田は後に伝説的な存在になる「地球ロマン」 という雑誌を製作する(一部だけですけどね)。但し6号でつぶれた。内 容が超前衛的であったためらしい。なにしろ73’か74’の時に、世の 中内ゲバ全盛というときに、今でいうところのUFOカルトの特集なんか をやっていたらしい。  この後再び「迷宮」という雑誌を創った。この2誌は今となっては神田 の古書店街でも見つけだすことはできないであろう。  八幡書店の当初の目的は「埋もれた神道霊学及び神代史書籍の発掘と再 評価」という理念の元に昭和57年に設立された。神道霊学とは、一名を 裏神道ともいわれ、既成の国家神道に真っ向から反逆する、出口王仁三郎 や日月神示の岡本天明も其の範疇にはいる奇怪な霊学論の事である。神代 はいわゆるの日本を世界の中心として栄えた超古代史論を展開する竹   内文献、富士文書等を指す。  以外とこの神道霊学のシンパは多く、時折意外な人物にも出くわす。Y MOの細野晴臣がこうした霊学に傾注していった結果、坂本龍一と衝突し てYMOが解散したのは有名な話だ。ちなみにその後の細野が天河弁財天 にいれこんだ後の顛末はここに書くまでもないだろう。また故人ではある が、幻想文学の大家として知られていた由良君美もまたその一人であった。 ユニークなところでは政治学者の小室直樹もそうである。最近では右翼思 想でさっぱり当たらない評論家よばわりされているらしいが、昭和50年 ぐらいには「三島由起夫は輪廻転生して再び日本に帰ってくる」という内 容の著書を現して、一部の物好きの喝采を浴びた。ちなみのこの本はその 後の三島由起夫の霊言などという話のコンテクストになっているのではな いかと思われる節がある。ちなみこの本は神田ではプレミア付きでまだ売っ ている。知られていないところでは、実はオーム真理教の教祖、麻原彰光 がこのシンパであったのは知る人ぞしる事実である(ごく一時期だけの話 であるが)。  現在でも深くかかわり合いがあり、そして八幡書店のプロパガンダとし て重要なかかわり合いを持つ二人がいる。それが、四方田犬彦と武邑光裕 である。  四方田犬彦と武田崇元がであったのは、「地球ロマン」をやっていた頃、 四方田にユングのUFO論の翻訳と解説を依頼したのがきっかけだという。 四方田は「ガロ」を呼んでいる人ならご存知だろうが、アングラ映画評論家 で、大学講師をしている。映画関係の著作は結構有るようだが、其れよりも ふれておかなければならないのが、新潮社よりだした「貴種と転生」(87’) で有ろう。この本では、現代文学の抱える問題「物語」はいったん三島由起 夫で完結していて、そして中上健次(!)で再び始まっているというもので ある。  四方田犬彦はさておき、ふれておかなければならない問題「VR(ビデオ リサーチではない(^_^))」については、八幡書店は武邑光裕と全面協力体制 の元、88’に衝撃のライブシステム「ホロフォニクス」を日本に登場させ る事に成功した。  これはおそらく聞かれた事もある人も、このフォーラムの中に何人かいる 事だろうと思われるのだが、従来存在していた4チャンネル録音の常識を覆 す、まことに奇怪なシステムである。  其れがどれくらいの効果と、そして価値と、衝撃度を持つのか、言葉で表 現するのはかなり困難である。音声は普通、その発生した距離と周波数によっ て2次元的に表現される。しかしながら、ホロフォニクスシステムによれば、 録音された音声は、録音された状態のまま、3次元的にありのままにリスナー の耳に届いてしまうのだ。この驚異的システムを”発見”したのはアルゼン チンに生まれ、現在はイタリアに住むヒューゴ・ズッカレリ氏である。彼は 語る「このシステムの全てを公開する事は現代ではきわめて危険で、其れは 猿に拳銃や武器を渡すのと同じような事がいえる。むしろこのノウハウは地 球からの視点ではわからないだろう。遥かオリオンから見なければわからな いだろう」。  武邑光裕は自ら極東におけるヒューゴの代理人であると公言している。こ れをきっかけとして八幡書店はかなりAV業界から注目を浴びる事になる。 そして89’ついに現在のVRブームの原点ともいえる「シンクロエナジャ イザー」を登場させるのである。  八幡書店はこれを気に表面上AV部門を独立させ、「ブレイン・テック研 究所」を設立、平成2年には待望のシンクロエナジャイザーの決定版ともい える「ドリーマー」の販売に着手した。いわば、「エレクトリック・ドラッ グ」の誕生である。 P.S唐突に書き込みをして驚かれたからしれません。最近このフォーラム弐で入りす    るようになった者です。以後おみしりおきくださいませ。    この文の議長が八幡書店の事についてかかれていたのを見てかいてみました。    続きはまた2、3日したら書かせて貰います。であであ。                 JBH00712 桂 桂 221/236 GBG02043 維/YUI RE:返事が遅れました (14) 93/04/03 08:40 216へのコメント コメント数:1 そうそう!!!あまり気にしなくていいの!! (^_^) > 竜人さん 気にすると、私なんてここに居られなくなっちゃうよ〜〜〜〜っ(笑) どんどん書いて、どんどん読んで、もし何かが見えたならGOODだし、 それが”生きる”上で役に立ったら素敵だし・・・。 何もしなかったらそれまでだけど、少しずつでも何かをはじめたら、 そしてそれが人と自分の間を繋げていくものであったら、 あるとき見事な花を咲かせるかもしれない。 満開の桜みたくねっ!!! このところ公演やら、仕事やらで忙しくてRESつけられなかったりとかも あるのだけれど・・・・m(_ _)mゴメンナサイ・・・・少し落ち着いたらまた 議長の白い目しかとして、書くからねぇ〜〜〜。 みんな、遊んでくださいね。  よろしく。                     そろそろ復帰しなきゃ・・・(^^;) え?まだいい???!・・・ア、ソウ・・・ 維/YUI。 223/236 PEH01157 酷使夢想 RE:改革のシナリオ? (14) 93/04/03 17:14 190へのコメント コメント数:1   平成維新の会の内部情報をありがとうございました。      さて、内部情報を読んで、精神科学のノウハウが平成維新の会の「しくみ」に巧   妙に組み込まれているなと感じました。平成維新の会が、このノウハウを意識的   に使っているとは思えません。これは、おそらく共時的な現象なのでしょう。      このしくみは、FARIONなりARIONなりが使っている「しくみ」に似て   います。ARIONは宗教組織などを作らないで、ひとりひとりに働きかけてい   るようです。そして、ARIONはパソコン通信というシクミの中で、こうした   「しくみ」の一部を具現化しようとしているように思われます。私は、このしく   みを「ゆるいネットワーク」と呼んでいます。      「ゆるいネットワーク」は、中央に情報と力を集中させないので、外敵の攻撃を   うけても、残されたネットワークのノードを生き残らせることができます。そし   て、各々のノードなり、ローカルなネットワークは自律性を保持することができ   ます。  ARIONは、こうした発想に類似した論点を言及していましたね。   こうしたコンセプトは、分社化のブームや企業間の提携、子会社の自律化と親会   社のコントロールを抑制するなどいった企業の活動にもみられます。   ソビエトの崩壊や米ソの世界的な政治力の低化、民族運動の勃興なども、同じコ   ンセプトの流れの上にあるようです。   また、カルフェルニアの一部のハワイの独立運動やカナダのケベックの独立運動   とも関係しており、平成維新の会の道州制度は、地方の日本からの独立運動の促   進を図ることになるのかもしれませんね。   こういう運動は、企業においてはダウンサイジングとかリストラチャリングとい   う名前で飾られていますが、実体は首切りにすぎません。ここには愛というもの   が感じられないのですね。人を育てるという気持ちがありません。   あらたな競争社会の出現、政治的、感情的対立、群雄割拠を生み出しているにす   ぎません。実は、この現象は、ARIONが預言した3月下旬の第三の門と東の   風などとも無縁ではないと確信しています。というのは、ARIONの預言があ   った期間、私は、こうした現象に実際にかかわり体験したからです。      このコンセプトは、昨今ブームになっている分散処理だとかダウンサイジングだ   とか、ローカルネットワークといった情報処理の新しいシクミも内包しています。   自分の職業がシステム関係ですので、情報システムにおけるゆるいネットワーク   について、神秘主義的な視点から、ここ一年くらい考えてきました。そのエッセ   ンスを書いてみましょう。      分散処理システムが従来の大型の中央指向の強い情報システムを根底からゆさぶ   っており、それが「現場」からの反乱となって、現実の企業のシクミを一度こわ   しています。   分散処理は、特定のメーカに依存することなく、ユーザ自身の創意と工夫、そし   て自律が必要なしくみであり、複数のメーカの機械を自分で組合せ、苦労して運   用していく必要があります。このようなシクミをオープンシステムだとかマルチ   ベンダー環境といいます。こうした環境では、ひとつひとつのコンピュータの汎   用性が喪失して、各々の役割というものが限定された専用性が強調されるように   なります。こうした専門性の強いコンピュータがネットワークでつながれます。   コンピュータは中央集中型の1神教から複数の神を礼拝するアニミズム的な存在   に変化したのです。私は、このような新しい情報処理のしくみでの胎動を「コン   ピュータのアニミズム化」と呼んでいます。(FNWJ2の談話室参照)。   コンピュータは知的な存在と思われていますが、5年後には母性的な存在に変化   するのではないかとも思っています。   そもそも,中央集中型コンピュータの思想は、1964年にIBMが提唱した   アーキテクチャ(基本方式)というコンセプトが1970年になってSNAという   形で実現化したものです。だいたい、技術革新は30年で1巡しますので、   (土星の影響)、今年一杯で従来型のコンピュータの発想は破壊されて当然なの   です。   実は、自分が進めている「改革」のしくみのひとつも「ゆるいネットワーク」構   想があります。   この構想のコンセプトとして、「価値観の多様性」の是認と、「他者の価値観」   の尊重があります。先日、議長の開題により、主観と客観並びに価値観の論議が   ありました。私は、HVHYの価値観検証に反論しました。なぜならば、HVH   Yの視点は、こうした「ゆるいネットワーク」構想の根底をゆさぶる論点だった   のです。   先の価値観論争の時に、平成維新の会について、触れたのも偶然ではなくて、今   まで述べてきたような背景の一部が発露したものです。   それが、これだけの騒動を、この会議室でまきおこすとは、全く予想していませ   んでした。同時に、わかっている人にはわかっているたんだなと心強くも思いま   した。      今回のアマデウスの書き込みを読んで、HVHYの価値観論争を思い出し、もう   1度、原点にもどって、自分がやろうとしていることを見直してみる必要がある   なと反省させられた書き込みでした。   しかし、確実にいえることは「ゆるいネットワーク」は、どんなしくみであれ、   今後、ものごとの成就のためには絶対必要なものであることは間違いないでしょ   うね。      うまく、文章をまとめることができませんでしたが、自分の感性を信頼していま   すから、近い将来、はっきりとした形で、こうした問題を整理して、意識化する   ことができると思います。      なお、VRに関する危険性については、数人の方々が危険性を示唆しています。   私も、皆さんの主張に賛意を表明します。残念ながち、私が夢にみているビジョ   ンでは、オフィスの中にまで、VRがはいりこむ未来の姿があります。 224/236 PEH01157 酷使夢想 RE:記号を越えろ (14) 93/04/03 17:15 167へのコメント   1度、フィスカルポリシーについて、研究されてみるとも一興でしょう。   財政学の書籍をあたれば、おおよそところがわかるでしょう。   アカデミックな反論を承知でかけば,ケインズもマルクスも似たりよったりです   。   この説に賛意を表明する経済学者も少なくありません。   ・・・・・   I*M社はニューディールによって今日の基盤を作った企業です。   I*M社の最高責任者は退職後ソ連にかかわることが多いいようです。   I*M社の独占禁止法の司法訴訟に集結宣言をだした司法関係の総責任者は   I*M社に向かい入れられています。      ベ**ル社は、レーガン政権時代の某長官が経営者のひとりです。   ベ**ル社は、新関西空港の受注を要求している企業です。 225/236 PEH01157 酷使夢想 改革団体の罠 (14) 93/04/03 17:20 コメント数:1 改革団体は、平成維新の会だけではありません。 小沢を中心としたフォーラム21でしたっけ もあります。 日本新党もそうです。 でも、一番怖いのは、改革団体の中では著名度が低い シリウスではないか と思っています。 時々、チャネリングに関係したシリウス情報がこのフォーラムでも流れて いますが、このシリウス情報とシリウスの名前の一致は偶然以上のものを 感じています。 さらに、皮肉なことに、このシリウスの活動が日本の将来の命運を いわゆる「よき方向」にかじとりする鍵をにぎっているという予感もあります。 このよき方向が 誤った方向であることが残念なのですが・・・。 かって、シリウスにより人類は1度 滅亡したという直観が私に あります。 同じ間違いを繰り返してはなりません。 226/236 JBH00742 炎 RE:八幡書店について (14) 93/04/03 17:46 220へのコメント  こんにちは、桂 桂さん!  極めてプライベートな話なのですが、  つい最近、全く思いがけずに、  私が子供の頃「***兄ちゃん」と慕ってくれた人が  中上健次の秘書をしていたということを聞かされました。  桂 桂さんが“(!)”とされているのを見て  要らぬこととは思いましたが、報告させていただきます。  さて、私も皆さんがご指摘されているとおり、  VRしかり、シンクロ*******しかり、  その手の機械にはずっと危惧の念を抱いております。  (今回はこれについての発言はこれ以上控えさせていただきます。)  ところで書き込みについての質問なのですが  「エニグマ」が「UFOと宇宙」の前身であった  というのは事実なのでしょうか。  では、今後ともよろしくお願い致します。 227/236 JBH00742 炎 今日読んだ一冊 (14) 93/04/03 18:40 コメント数:1    「実践カバラ」−自己探求の旅−(大沼 忠弘 人文書院)    今日行き付けの書店に行くと、    大沼氏の書いた本があったので買ってみた。    読んでみて“ふ〜ん”と思った。    ところでARIONの最近のメッセージにあった      『ソロモンのリングは、剣の柄に掛かり       魔法陣は力を失い、フェニックスは号泣するだろう。』    とはどういうことなのか。    ARIONによればフェニックスは西欧だという。      『月明かりのふくろうは その爪にルビーの指輪を       三番目の羽根は切り取るべし』                 (光の黙示録 詩編第2章より)    と詩編にはあるが…。 228/236 JBH00742 炎 心霊的自己防衛 (14) 93/04/03 18:41    D.フォーチュン そして M.メザース    そんなことはどうでも良いのか。    ただの勘違いなのか。    だからどうだというのか。 229/236 JAE00201 竜人 RE:返事が遅れました (14) 93/04/03 18:47 221へのコメント   あ、どもども、そう言って頂けると助か  ります。>誠惇さん&YUI/維さん   私の場合はRTで話す事により、何かし  らの発見をしていたのですが、「RTだけ  」という形態に疑問を感じたので書き込み  を増やす事にしました(^^;)  (RTをやっている時間を減らす為という  話もある(^^;))   という事で皆さん宜しく(^^)                   竜人 232/236 QFH02012 アラミス RE:今日読んだ一冊 (14) 93/04/04 00:29 227へのコメント >>     『ソロモンのリングは、剣の柄に掛かり >>     魔法陣は力を失い、フェニックスは号泣するだろう。』 ソロモン王(彼はまた魔術師でもある)は、悪魔を使って世界中から 財宝を集めさせた・・ 悪魔を支配する指輪、それをソロモンのリングと言う。 こんな話を思い出しました? 234/236 PFA03563 YAHATA RE:八幡書店について (14) 93/04/04 05:02 220へのコメント  #220 桂 桂 さん  こんにちは。私はYAHATAを名乗る者ですが八幡書店の回し者ではありません。 》 以外とこの神道霊学のシンパは多く、時折意外な人物にも出くわす。Y 》MOの細野晴臣がこうした霊学に傾注していった結果、坂本龍一と衝突し 》てYMOが解散したのは有名な話だ。ちなみにその後の細野が天河弁財天 》にいれこんだ後の顛末はここに書くまでもないだろう。  そうだったんですか。それはびっくり。(゚o゚)(YMOのファンでした)  余談ですがYMOは再結成するそうで…。 》音声は普通、その発生した距離と周波数によっ 》て2次元的に表現される。しかしながら、ホロフォニクスシステムによれば、 》録音された音声は、録音された状態のまま、3次元的にありのままにリスナー 》の耳に届いてしまうのだ。  聞きました。耳元ではさみをチョキチョキされたときのあのリアルさは今も 忘れられません(聞き直してみようかな)。 》 武邑光裕は自ら極東におけるヒューゴの代理人であると公言している。こ 》れをきっかけとして八幡書店はかなりAV業界から注目を浴びる事になる。  AV業界で「音像をいじる」のが流行りだしたのもこのあたりからではない かと適当に思い返しております。  ほんとはどこのメーカーも立体音像の技術なんてとっくに持っていたのかも 知れません。そして、ホロフォニクスがそのニーズに火をつけたという認識の もとに商品化が始まった…、というのはあくまで想像ですが。 続きを楽しみに待ちましょう YAHATA - FARION MES(15):★平成松川塾◎日本を考える----------<01> 93/04/04 - 146/153 JBH00712 桂 桂 押忍!! 松川塾長! (15) 93/04/03 01:19 コメント数:1  押忍!! 初めてここに書き込みします桂 桂と云うものです。 松川議長こんにちわ!! なんでもないような事なんですが、私の話を聞いてください。 現在私は大学4年になります。一つうえの学年の先輩に非常に私 の尊敬する(同時に常の飲み仲間である)人物がいます。その人 はこの前無事に卒業して云ってしまたのですが、その人は大学に はいる前、高校を卒業した後自分で大学にはいる学費を稼ぐため 郵便局に入って働いていたそうです。ところが郵政のなかではふ たつの組合があり、其の先輩も組合のなかでかなり吊るし上げと かでてひどい目にあったそうです。余り多くは語らないのですが、 まにはなしてくれます。「それでもくじけず逃げずに俺が大学 に入りなおしたのは、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んだから だ」とその先輩は云います。「坂本竜馬の生き方を読んで、俺は のままではダメになっちまうと思ったからやり直そうと思った」  其の話を読んで私もこの小説を読みました。  幕末の志士とは・・・・今更私が野暮な事は云いません。しか し、あの激動の時代を生きたものの生き方が、何十年後の人の生 き方を買え、そして感動させるとは、正直言葉が見あたりません。  しばらく前に、世の中では現代はあの明治維新前夜の雰囲気か、 太平洋戦争突入前ににている。しかし今となっては坂本(竜馬) も勝(海舟)も西郷もいない、と。  出来れば、ここに群れ集う人たちが(自分を含めて)其の志士 たるもの達の気概にふれ、新しい、まだ見ぬ次の時代を引っ張っ てゆく「何か」を見つけられれば云いなぁと思っています。 取り留めもない事を書いてしまいましたが、これからも機会が ありましたらどんどんRESしていきたいと思っていますので、 議長ほか、どうぞ夜露死苦!!(←バカ(^_^;;;)                     JBH00712 桂 桂 149/153 GFD00204 松川 貴     奇妙な話3 (15) 93/04/03 21:07  今回の奇妙な話は『古事記』の国生み神話の記述についてです。  今年1月、宮崎市に行った折りに古書店で面白い本を見つけました。『邪馬台国と 日向』という正味150ページほどの小さな本で、発行日は昭和47年7月30日、 発行所は宮崎市の「日向文化研究所」となっています。もっとも、印刷は東京の会社 が行っていますが。筆者は地元在住の石川恒太郎という方です。文中に「昭和二十八 年に……県教育委員会より頼まれて調査に行った……」というような記述があります から、現在ではかなりお歳を召していると思われます。この本にいろいろ面白いこと が書いてありました。  古代の日向の国は現在の宮崎県と鹿児島県にあたるということはご存じの方も多い ことと思います。現在九州と呼ばれている島は『古事記』では、どのように記述され ているでしょうか。   次に筑紫島を生みき。この島もまた、身一つにして面四つあり。面毎に名あり。  故、筑紫国は白日別(しらひわけ)と謂ひ、豊国は豊日別(とよひわけ)と謂ひ、  肥国は建日向日豊久士比泥別(たけひむかひとよくじひねわけ)と謂ひ、熊曽国  は建日別(たけひわけ)と謂ふ。(『古事記』岩波文庫 P21 )  〔松川注 旧字は直し、カッコで読み方を付しました。〕  しかし石川氏は『古事記』の「肥国は建日向日豊久士比泥別(たけひむかひとよく じひねわけ)と謂ひ、熊曽国は建日別(たけひわけ)と謂ふ」の部分は本当はこうな のだ、と言います。    それで建日(たけび)が二つあり、肥の国があまりにながく、そのながい名の   なかに「日向」という文字が混っている。これを正しいすがたにもどせば、「肥   の国を建日別(たけびわけ)といい、日向の国を豊久士比泥別(とよくしひねわ   け)という」となる。肥の国が日向の国とくっついて、ながい名となり、面四つ   ありというのに熊曽の国を追加したわけである。日向の国を豊久士比泥別(とよ   くしひねわけ)という豊(とよ)は美称(びしょう)であり、久士比別(くしひ   わけ)が正しいと思う。(『邪馬台国と日向』P66 )  整理するとこういうことになるんです。つまり、本来なら、  筑紫国は白日別と謂ひ、  豊国は豊日別と謂ひ、  肥国は建日別と謂ひ、  日向国は久士比別、と謂ふ。  というように日向国を含めて筑紫(つまり現在の九州)の国の四つの面を記述すべ きだったのに、日向国が消えてしまっているではないか、ということです。  石川氏はさらに奇妙なことを言っています。   ……種族は独特の渾名(あだな)をもっていた。それは他の種族が名づけたもの  で、彼らが自分で名のったのではなかったから渾名(あだな)というのである。こ  の九州の二つの種族もそれぞれ渾名をもっていた。女王国の渾名は熊襲(くまそ)  で男王国の渾名は隼人(はいとまたははやと)であった。学者の中には男王国であ  る狗奴国を熊襲という人もあるが、それは誤りであると思う。(同書P80)  『記紀』で熊襲と言って南の蛮族扱いされている種族が、実は女王の国の民だった とは何という意外な展開でありましょう。ですから、ひとつ前の引用文の「熊曽の国 を追加したわけである」という部分は、熊襲=日向族ならば、単なる追加事項ではな い、ということになります。  石川氏の言うことにどれだけの信憑性があるのか分かりません。実際、本を全体と して読むと回りくどくて整合性に欠ける部分があります。石川氏の説く、日向族と隼 人族と出雲族と皇室の関係は曖昧です。大和の地で一度は和していた出雲族が神武天 皇の次の代になってクーデターを起こしたというようなこともちらりと書いておりま す。   この事件は今のことばでいえば、出雲派のクーデターによって、日向派の政権が  奪われたのである。そしてそれは、隼人族の勢力が出雲族にとってかわられたので  あった。(同書P134)  『記紀』を読めば、ニニギノミコトや神武天皇を介して隼人は皇室と縁戚関係を持 っていたことが知れます。(『古事記』には、阿多隼人はニニギノミコトとアタツヒ メの子供から始まると書いてありますから。)石川氏の場合、この辺の処理が曖昧な のです。なぜなら、隼人が女王国を滅ぼし、肥後に第二邪馬台国を建て、それが原因 で九州全土で新たな戦争が起こり、追い詰められて九州を脱出した隼人族の一部が大 和へ移動して国を造ったと言っておりますので。(やはり変です。)  どうにも悩ましい感じが抜けないので、昨日ふと思いついて、原田常治氏の『上代 日本正史』を買うことにしました──今まで上代には興味がなかったものですから、 本の存在は知っていましたが買わないでいたのです──、原田氏は熊襲について何と 言っているでしょう。   この卑弥呼の最後の時、狗奴族(球磨国=琉球国)に攻められたことが記されて  いる。(中略)当時、熊本県の八代、人吉地方にかなり多くの琉球人(狗奴族)が  移住して、植民地のような形になっていた。(中略)この八代、人吉地方は、現在  でも球磨郡といい、そこを流れている大きな急流を球磨川と言っている。球磨(狗  奴)民族が住んでいた証拠だと思う。(『上代日本正史』P254)  また、別の本には、   熊襲と一言でいっているが、球磨(くま)族と曽於(そお)族とは別の種族であ  る。(中略)阿麻弥(あまみ)は、もちろん奄美群島にいたいわゆる隼人族である  。その奄美隼人族が、いまの鹿児島県の曽於郡という地名になって残っている大隅  半島の志布志湾の奥の山中、大隅町を中心に入りこんで、ここに蟠踞していた。  (中略)この肥後の球磨族と大隅の曽於族が、いつの間にかいっしょにされて「熊  襲」ということになった。(『古代日本正史』P530-P536 )  〔松川注 ソオ族のソオの文字がワープロになかったので現在の地名表記で代用さ   せました。ご了承ください。〕  原田氏は熊襲=狗奴族(熊本地方に植民した琉球族)+奄美隼人(大隅に植民)で ある、としています。  石川氏 熊襲=日向族・隼人=狗奴族  原田氏 熊襲=狗奴族(球磨族)+奄美〔大隅〕隼人(曽於族)      阿多隼人=日向族の縁戚  以上のように熊襲と隼人をめぐって石川氏と原田氏の意見は食い違っております。 私としては、日向族と隼人族と出雲族と皇室の関係を考えると原田氏の方がバランス がとれているように思います。  最初は、石川氏の『古事記』の国生み神話についての見解をちょっと紹介してみよ うかな、くらいの考えでいたんですが、話が少し広がり過ぎてしまいました。今回の 考察はこのくらいで止めておきましょう。しかし、石川氏の国生み神話への着眼はな かなか面白いと思います。                                   松川 貴 150/153 GFD00204 松川 貴     奇妙な話4 (15) 93/04/03 21:10 コメント数:2  西南戦争にまつわる奇妙な話です。  去年の12月、私は西南戦争の西郷宿陣跡とそこに隣接するニニギ陵伝説地を訪れ ました。その宿陣を訪れたとき、ふと思ったことがひとつありました。それは西南戦 争と太平洋戦争の奇妙な暗合です。西郷さんたちが薩軍解散を決定したのは明治10 年の8月15日の夜のことでした。翌16日に西郷さんがどのような布告を薩軍に出 したかについては、以前「葉隠部屋」にUPしましたので、ご存じの方もいらっしゃ ると思います。 (西郷宿陣屋敷にて、激論中の人形数体──実物大の人形を使って、15日当夜の会 議シーンを再現しているんです──を眺めながら) 「なんだか奇妙だなあ」 「えっ?」 「いや、8月15日といやあ、この前の戦争の終戦の日じゃないか。偶然にしても面 白いよなあ」(こんな連想は誰でも思いつく程度のことなんですが) 「私、その手の話ってあんまり好きじゃない」  彼女はそう言って私の発言を封じました。ちなみに彼女の先祖は隼人の傍系にあた るそうで、なんでも島原の乱のときには有馬氏の家臣として反乱制圧に参加したこと もあるそうです。彼女は幼い時分、結婚前まで宮崎交通のバスガイドさんをやってい た母親から奇妙な手鞠歌を教えられたそうです。(彼女は延岡の住人なら誰でもこの 歌を知っていると最近まで思い込んでいたそうです。)   一かけ二かけで三をかけ   四かけて五かけて橋をかけ   橋の欄干手を腰に   はるか向こうを眺むれば   十七、八の小娘が片手に花持ち線香持ち   もしもしあなたはどこへゆく   私は九州鹿児島の西郷隆盛 娘です   明治10年3月10日 切腹なされた父上の   お墓まいりをいたします   お墓の前に手を合わせ   (以下 記憶不鮮明のため略)  奇妙なのは「明治10年3月10日」です。西郷さんが自刃したのは明治10年9 月24日です。私はこの点を問いただしてみたんですが、なにぶんにも幼いころの記 憶ゆえ、はっきりしたことが分からないということです。  最近司馬遼太郎さんが『八人との対話』という本を出されました。  その本の中で、対談相手の山本七平氏が面白いことを言っています。   山本 わたしは、西南戦争というのはいちばん興味があるんです。見ていきま  すと、あれは太平洋戦争なんですよ。何でこんな同じことをやったのかと思うぐ  らい似ちゃうんですよね。   司馬 たしかに、似ていますね。つまり政府軍が、アメリカ軍なんですね。   山本 そうなんですよ。西郷軍のやりかたというのは、フィリピンの日本軍と  全く同じです、最後は。   司馬 西郷軍は宮崎県あたりまで進んだあと敗退し、フィリピンの日本軍のよ  うに山中彷徨する。最後は故山(鹿児島)で滅亡する。   山本 犬養木堂の新聞記事なんか見ると、これは何の話かな、太平洋戦争の米  軍側の従軍記者の記述とそっくりじゃないかとまで思えてくるんですよね。「使  用銃弾、一日四十万発に達せり」なんて書いてあるでしょう。すげえなあ、米軍  だなあ、へェー日本軍が明治十年にこんなことやったのかなあっていう気がする  んですよ。   一方、西郷側は河原で石を拾って火縄銃にこめて撃ったり、抜刀隊を組んで斬  りこんでくる。どうして最期を迎えるときは日本人てこうなるんだろう、将来も  またやるのかなあ、とつくづく変な気がしてくるんですよね。   司馬 もうやらないと思いますけど。(笑)悲愴美に惑溺するという精神病理  的ななにかがあるのではないかと思えるほどに似ていますね。まず西郷が、明治  六年の暮れに辞官して国に帰りますね。そうしたら、西郷によって芋の子のよう  にいっせいに取り立てられた連中、近衛少佐になったり、近衛中尉になったりし  たのがほとんど引き揚げる。   そのときは、帽子を全部池にほうりこんでかえる。帽子のてっぺんが赤いもの  ですから、血の海のようになったというんですね。だからって、西郷自身も、天  皇に挨拶したわけじゃないんです。天皇の番人であるはずの近衛将校が、全部挨  拶なしですよ。ここは、まだ薩摩藩というのが戦国の匂いを持ってて、江戸封建  制の中でただ一つ戦国の匂いを持ってた感じでしょう。つまり織豊時代までの匂  いをまだ持っていたから、集団としての自立性が強いわけですね。   薩摩藩における個の自立性と、藩の自立性というのは、分析したり喋ったりす  ると長くなりますけど、要するに自立性が強い。自分たちは便宜上、天皇をかつ  いだけれども、西南戦争後にくる法制的な天皇崇拝の要素は彼らにはないわけで  す。(P46-P47)  古代においても隼人族は皇室の近衛兵を務めておりました。しかし、ある時期を境 に朝廷側と悶着を起こすようになります。   このように従順であった隼人が、それからわずかに七年後の、文武天皇の大宝  二年(702)八月には多禰(たね)隼人が反乱をおこしたのをはじめ、頑強な  反抗をくりかえすようになった。(石川恒太郎『邪馬台国と日向』P138)  皇室のもっとも忠実な家来が、一方で朝廷側と問題を起こすというのはなぜなので しょう。明治になって王政復古がなった後、再び隼人の末裔たちが悶着を起こしまし た。隼人と朝廷の間にはどのような因縁が潜んでいるのでしょうか。これもまた奇妙 な話だとは思いませんか。                                   松川 貴 151/153 GFD00204 松川 貴     奇妙な話(脱線編) (15) 93/04/03 21:12  この文章をUPする準備をしていたら(3月31日に準備を始めました)6番会議 室でNAE さんがベラおばさんのことを話しているではありませんか。(#642参照)  そういうわけなので、この部屋にUPしておきます。なんだか自分自身がやってい ることが一番奇妙な感じになってきましたよ。  先頃、「ベラおばさん」という怪しい人が雑誌『ムー』(3月号)で「明日香に邪 馬台国あり」と霊視しておりました。しかしよく読んでみると、ベラおばさんはイミ コとかヒミコとかいう言葉は口にしても、自身では「明日香に邪馬台国あり」という ようなことは一言も言っていませんね。「明日香にヒミコと呼ばれる女性がいた」と は言っていますが。(それとも「明日香こそ邪馬台国だ」と言ったけれども、記者が その彼女の言葉を誌上には書かなかったということなんでしょうか。)ですから、こ れは記者(天野龍一氏)の早呑み込み、あるいは、意図的な情報操作ではないのでし ょうか。書き方がどこかぼやけて見えるのは私だけでしょうか。  本文内容に関わりのないキャッチ・コピーをデンと載せるのは俗な週刊誌がよくや る方法です。ベラおばさんは自分が霊視したヒミコがいつの時代の人なのかさえしゃ べっていないではないですか。だたヒミコ、ヒミコと言っているだけです。  ベラおばさんは富士山とムーとを関連づけて話をしていました。本文は前半が超古 代史関連、後半が明日香のヒミコと伊勢神宮関連になっていますが、天野氏の書き方 は読者の歴史時間感覚に混乱を与えかねない書き方になっています。  ベラおばさんは『ムー』の2月号にも出ていました。   あるときインタビューの途中で、「しまった! いってはいけないことまで喋っ  てしまった」といって、珍しく彼女が頭を抱えたことがあった。古代ユダヤ人の日  本渡来に関する話だったのだが、そのときビデオカメラはずっと回っていた。とこ  ろがあとで再生すると、音声だけが消えていたのである。  この記事の書き方がまたなんだか奇妙です。記者はどうして「ベラおばさんはいっ てはいけないことまで喋ってしまった」と〈喋って〉しまったんでしょう。「消えた 内容っていったい何だったんだろう」っていう好奇心を刺激するじゃありませんか。 インタビューした天野氏は、その内容を知っているわけです。まさかベラおばさんが 頭を抱えているうちに、自分の行ったインタビュー内容の記憶も消えてしまったわけ ではないでしょうから。天野さん、ひとつ勇気をもってユダヤ問題をバラしてみては いかがでしょうか。  そういえば、テレビ番組の『ワンダーゾーン』では、かつてムー大陸で人民が東と 西に分かれて戦争をしたというようなことを語るお医者さんも出てきましたね。(あ のお医者さん、ムーについて本を書けばいいのに。)ムーで起こった戦争のとき、魔 方陣の役割を果たした亀石がどちらかを向くと災害がおこるんでしたね。かつての日 本も東軍、西軍に分かれて戦争をしたことがありました。源氏VS平氏、あるいは関 が原の合戦など。なんだか奇妙な話です。                                   松川 貴 153/153 PFG01325 MINT 奇妙な手鞠歌 (15) 93/04/04 17:05 150へのコメント 松川塾長、はじめまして! & 突然お邪魔します。   >>一かけ二かけで三をかけ   >>四かけて五かけて橋をかけ     ( 中 略 )   >>お墓の前に手を合わせ   >>(以下 記憶不鮮明のため略) この歌、私、知っています。 おばあちゃんに教わったんだと思うのですが。 でも、残念ながら、明治XX年〜の辺りは、私の記憶に 残っていません。(^^;)教わった歌詞には、なかったはず。 全国的に流行った歌だったんでしょうかね? 東北生まれで東北育ちのおばあちゃんも歌ってた、って ことは。 なんの手がかりにもならないゴミでした。(^^;)失礼!                   MINT 追伸 桜の季節のせいか、テレビでも新聞などでも、    お花見の話題が多いのですが、今年は、やけに    「桜と日本人」というような話が多い気がする    のは、私だけでしょうか?(気のせいかな?)