- FARION MES( 1):【居酒屋1999】雑談・自己紹介--------<08> 93/04/21 - 208/221 GBA01276 しまうま RE:今日(4/18)のメッセージに ( 1) 93/04/20 22:37 195へのコメント コメント数:2 :        しまうまとか・・・あ、これはいらん。 :        ^^^^^^^^←草食だけど気性が荒い。 :         現在川崎にいるらしい。  あのなー・・・(^"^;)。シゲに飼われるくらいなら中華街で食われたほうがましじゃ! 209/221 GBG02043 維/YUI RE:今日(4/18)のメッセージに ( 1) 93/04/20 23:07 208へのコメント もっともだ・・・。(笑)                    ・・・もしかして、私は”飼われる”のか??                             (・_・;)エ? 維/YUI。 216/221 GBD03557 シゲ 中華街で食われる? ( 1) 93/04/21 13:31 208へのコメント −−−>しまうま爺 じゃあ、試しに慶福楼の店主に差し出してみようかしらん。 ついでと言ってはなんですが、ねずみさんも。 あ、モンゴルの料理店の方が高く売れるかな? #209 維/YUIちゃん :                 ・・・もしかして、私は”飼われる”のか?? いいところに気付きましたネ。大切に飼ってあげる。(^^;)ウソウソ - FARION MES( 6):・壁(1)=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・= 93/04/21 - 719/730 GBA01276 しまうま RE:ちょいとね、思い付いたからさ。 ( 6) 93/04/20 22:37 710へのコメント  ちょっとだけ、コメントさせてね。>スマル姉 :私の人生がそれを見るためにあるのならば、恐れることはない。 :しかし、人生はその「恐れ」を越えるために用意された時間でもあるのだと思う。  「それ」の内容は人によって違うのだろうけど、まったくそうだと思います。  そして「知る」とはどういうことかを知ることも、たぶんその中にある・・・。  YUIさんが言ってたこととちょっと重複しちゃうけど・・・  「知っている」と思うことも一つ一つ大切に誠実に対処して行きたいなあ  と思ってます。  そうすると、また見なれたものが新しく感じられたりするかもしれないし。  そういうのって得した気になるもんだよね!(おれだけか?)    しまうま 720/730 GBA01276 しまうま RE:いいなぁ、鯉のぼり ( 6) 93/04/20 22:38 718へのコメント コメント数:1 :みれさーんっ! しまうま君に中国の「竜」の絵葉書渡しておいたけど受け取った?  ごめん。まだ僕の手元にあります。  どうせなら今度のオフのとき持ってって、シゲが自分で手渡したほうがいいかな?                                    しまうま 723/730 SDI00635 みれ RE:いいなぁ、鯉のぼり ( 6) 93/04/21 16:31 718へのコメント  #718 シゲ さん  えっえっえぇっっ!?龍の絵葉書…未だ受け取ってないよぉ(^_^;)  んでも、きっと24日のオフに持って来てくれるのでせう?>しまうまくん  しまうま…と龍…で思い出したのが、「麒麟」って動物。  麒麟って顔は龍にそっくりなんだよねぇ…太宰府天満宮のお庭にもあった。  さんきゅぅ〜♪ね>シゲ  ところで、ところで…  だぁ〜れがパンダに似てるって?(-"-;)  残念ながら、あたしゃ疲れても目の下に隈は出ない質でねぇ…フッ  ダ、ダイエット…と叫びながら、意志に反してコロコロと丸くなってゆく身体… 一体誰のせいなんだろう(- -;) もしかしてシゲの呪いでも掛かってるんじゃ ないかぁ?中国関連のシゲだもんなぁ…十分考えられる…ソユコトニシテオコット ・:*:・みれ・:・。,★ 724/730 GBD03557 シゲ RE:いいなぁ、鯉のぼり ( 6) 93/04/21 16:34 720へのコメント しまうまちゃんよぉ。その「竜」の絵葉書渡したのって、いつだっけ? いいよいいよ、24日のオフで渡すから持って来てね。 って忘れてくるんだよなぁ・・・しまうまって。 おまぬーなS君の続編書いてしまうぞ。 して、ホントに慶福楼に売ってくるぞ。 まぁ、いいとこキロ100円くらいかなぁ。 725/730 GBD03557 シゲ RE:今日のネオ・ドラマ ( 6) 93/04/21 16:35 721へのコメント なんだぁ、中島朋子のサインを5人なのね。 NIFの使用権1000円分を500人とかだったらいいのにねぇ。 GO COUPLE はどうでした?うちらもやったんだけどけっこう笑わせてもらいました。 当たってるような、当たってないような、認めたくないような、 認めざるえないような・・・二人の総合指数は90で良かったでしたが。 727/730 GBG02043 維/YUI 所詮・・・ ( 6) 93/04/21 18:51 見つけたもの・・・・・ 置いてきたもの・・・・ 作り出すもの・・・・・ LET ME GO・・・ おしつけのやさしさ・・・ はりついた笑顔・・・・・ 隠された本心・・・・・・ LET ME GO・・・ 肝心のことは、決して聞こえない。 SO??? LET ME GO・・・ 維/YUI。 - FARION MES( 7):★アリオン世紀末書込み寺------------<02> 93/04/21 - 145/145 GDB00064 オリハル RE:私信公開に関して。 ( 7) 93/04/20 23:36 143へのコメント しまうまさん、RESをどうも。 >とのことですが、今その直感が本当であるかどうかを不安に思ってらっしゃるのも >同じく事実なんですよね? ここを確認しておきたいと思います。 不安に思ってはいません。それは、事実だからです。 自身満々に思ってはいません。それは、事実だからです。 > 丁寧なご返事どうもです。でも、『オリハルさんの想像上の話(○○は××と関 >係があるに違いない、など)を除いた、事実だけをあげていただければ』というお >願いは聞き届けていただけなかったようで・・・ちょっと残念です。  これは、間違いなく、「想像ではない」と言えます。私はもう、ずっと見てますので、分かります。しまうまさんにとっては、この事しか情報がないので、感覚においては、 まだまだ受け入れがたいのだと思います。しまうまさんは「結論」を求める人なのであ るならば、私が表に出た後の事柄で判断して頂ければと思います(過去は未来へと収斂 します)。もし「原因」を求める人ならば、私に理由を訪ねたらいいでしょう(未来は 過去に遡る)。 > オリハルさんの中に「もしかしてこれは自分だけの思い込みなのかもしれない」 >というお気持ちがあるのなら、  そのような気持ちは完璧にありません。その可能性は無いでしょう。人と人の関係は 物質的な面だけで計ることは出来ません。天的な面での調和、人と人の同意、動物レベ ルでの同意、植物レベルでの同意は既に達成されていると言えるでしょう。あとは、物 質レベルでの確認作業が残るのみでしょう。1+2=3という様にハッキリとした形は、私が表に出て成されると思います。しまうまさんが着目されてるのは、この、物質的な 関係性のように思います。あなたが求める物質的な結論は、時間が解決するだろうと思 います。勿論、私が自意識過剰の要素もあるでしょうが、大河の前に、意味をなさない と思います。  しまうまさんに気をつけて頂きたいのは、「私」や「あなた」がどうのこうのという 事から自由になって、「神は」どうなのかという事です。 > ということですよね。客観的に見て、これはオリハルさんの出したお手紙とはま >ったく関係のない出来事だと思います。  こんなに早く白黒の決着をつけた理由は何ですか? でも、それはしまうまさんの自 由ですから、しまうまさんの結論をいつか検証する日までお待ち下さい。 オリハル - FARION MES( 9):★猫が好き♪の宗教円卓会議----------<01> 93/04/21 - 130/131 JBE01051 言 RE:カルト:百人近く死にましたねー ( 9) 93/04/21 17:48 129へのコメント 自業自得なんではないでしょうか。 正当化できる内実があれば、世に出て、訴えればいいのだし、 どんな試みにも耐えられるはずですからね。 明るみに出されると困るようなことがあったのかも知れません。 イエスの十字架とは正反対ですね。 洗礼ヨハネも犬死にのようなところがありましたが、 今回のデービット・コレシュは最低でした。 人間は、死に際して、その真価が量られるという例かも知れません。 1993/4/20             言 - FARION MES(12):★アキラのハルマゲドン探偵局--------<01> 93/04/21 - 532/534 GBA01276 しまうま RE:女の課題状況 (^_^;) (12) 93/04/20 22:38 531へのコメント  しろおかさんはじめまして(^_^)。はじめてでイキナリ生意気を言いますが・・・。 :帰属意識を持つ集団の中で、既婚を目前にした女性は誰しも大なり小なり、自分 :の女としての商品的価値が下がったと感じている様ですね!。  と感じるのは、しろおかさんが女性を商品的価値の面から見てるからではないか なーなんて思いました。もともと商品的価値なんて人間にあるのかな???ていう 気もするし。  あっ、よく考えたらこの部屋に入るのは初めてかもしれない!  今後ともどうぞよろしくお願いしまあすm(__)m。          しまうま 533/534 MHF01607 える RE:女の課題状況 (^_^;) (12) 93/04/21 00:01 531へのコメント コメント数:1 商品的価値ってゆーのかどーかわかんないけど、高校の先輩が3年になると モテなくなるからつまんな〜いとか言ってたり、日本で所謂女子大生(←一時 昔は特別なニュアンスがあったでしょ?が、OLになった途端男性から相手に されなくなったり、飲み屋さんで(知らない男性から)奢られる事が少なくな ったぁとかTVで言ってたりしたなぁ。。。  別にしろおかさんがそーゆー面で女性を見ているからとかでなくて、一般論 とか推測しての発言だと思うぅ>しまうま  人間の価値がどーとかそゆんじゃなくて、ただ単に女として男からどう見ら れるようになってるかとかそゆのだろねぇ。。。友人としてでも恋人としてで もいーけどそゆふうに個人的にお付き合いしてるんじゃなくて、通りすがりの 異性を見る時とか、どっかのパーティーでちょと会話した人とかの場合の第一 印象みたいなんとか。。。  え?私? そんなの関係ないわよー、歳や恋人OR夫がいるかで判断するよ ーな奴こっちから願いさげだいっと・・・そーゆー問題じゃないか。  チャチャ入れですな、完全に(^_^;)                       MHF01607 えるっ 534/534 GBG02043 維/YUI RE:女の課題状況 (^_^;) (12) 93/04/21 00:14 533へのコメント えるちゃんっ!!たらぁ〜〜〜(笑) 商品価値ねぇ・・・、んなもんもとからあったっけか???ってのがあるのよね。 あったのなら、それはそれで”へぇ〜〜〜っ”だし・・・。 ところで、しろおかさんの発言の元になった私の発言ってどれかしら??? 読み返してみたけど、わかんない・・・(;_;) > しろおかさん ・・・まさか・・・と思うけど・・・演劇の話??・・なわけないよね・・。 せっかくだから、向こうにも来てくださいな >>みなさま。               客引きに来ただけ・・ね。  維/YUI。 - FARION MES(13):★KAZEの神秘学遊戯団----------------<03> 93/04/21 - 178/185 MHD02672 TAO いろいろ (13) 93/04/20 22:48 コメント数:1  >KAZEさん  どうも、最近は滅多に寄らなくなりまして…m(_ _)m。  他のフォーラムに入り浸っていることもあるんですけどね(^_^;)。 さて、ここでも何人か参加メンバーが固定して来たようですから、  この際「名前だけ」だった(^_^;)副長職を辞任して、他の方へ“押しつけて”  自分は気ままに、気楽に行こうかと。  新副長候補については、隆ちゃんとか、岳同さんとか、EARTH WORKさんとかは  すっかり常連ですから、いかがなものでしょうか(^_^)。  神秘学というカテゴリーに関心がなくなった訳ではないんですが、  最近は、実際の「歴史」や「社会」への関心に重点が行って来ています。  そういう意味では、シュタイナーの社会論なども、検討してみたいテーマに  なって来ています。  「シュタイナー 危機の時代を生きる ……学問・芸術と社会問題」  (W・クグラー著/久松重光訳、晩成書房)に収められた「第三部 社会問題の  ために」なんか読んでいると、第一次世界大戦中、シュタイナーがいかに  精力的に社会活動に務めていたか、収録されている多くの資料から伺えて  興味深いです。シュタイナーにはかの「社会有機体三分節化論」がありますが、  どういう訳か、日本ではあまり本格的に検討されていないようですね…。  シュタイナーは16冊もの社会論、経済論を遺しているようですが。  また、最近「イスラーム」に俄然と興味が凄く湧いて来て、色々と文献を  漁っているところですが、イザラ書房の「いま、シュタイナーの『民族論』を  どう読むか」(松澤正博・西川隆範共著)を今日読み返していたら、  イスラームに関する言及が結構あるのに気づき、改めて興味をそそられている  ところです。シュタイナーは「人類の歴史と諸民族の世界観」という著作で、  イスラームの特徴は空想的な要素と非常に分別ある合理性の要素が結びついて  いる、としているそうですね。  ま、シュタイナーと結び付けなくても、イスラーム自体には非常に興味を  かき立てられますし、イスラーム神秘主義などにも、例えば井筒氏の著作等を  通して触れることが出来るので、色々面白い展開が望めるかもしれません。  今後は、多分気が向いた時だけに書き込むことになるでしょうが、今後も気長く  よろしくお願い致します。m(_ _)mペコリ  TAO 179/185 NBG00612 岳同 RE:おのずから (13) 93/04/20 23:38 170へのコメント コメント数:1 RE:#170 >隆ちゃんへのレスで、「喜神を含む」ということを書きましたが、 >修羅場こそが錬磨の機会だからありがたいと思える自分でありたいですね。 >人間にとって、ときおり訪れるその修羅場にどう対するかということが、 >成長のキーになっているようですから。 >反対に、順境のときには、#153でおっしゃっていたこととも関係しますが、 >日々生かされているという感謝の気持ちで、怠らずにいたいものです。 逆境の時は、いつ明けるか解らない夜をさまよっているようなもので、 自分の信念も疑問に感じるものです。 そこで、失うこともあるのですが、最後に残るもの、それはどうしても捨て去ることの 不可能なこと、それに突き当たって自分の輪郭を再確認するのです。 『「喜神」を含む』という概念を提示して頂きましたが、言い替えれば 「心の切り替え」ということになると思います。これは、とても大切なことで、 色んなチャンネルを切り替えられるということがハラの据わり具合にも関係する と思います。 いずれにせよ、ある面自分に正直に生きていないと、普段からごまかして 生きていると、肝心な時に自分が解らなくなるように思います。 今、日本の多くの人達が感じているように見えるモヤモヤも何かこの辺りに 関係があるのではないかと思っています。 話は替りますが、 #174の >あの砂漠の真っ暗闇の中で聞くコーランというのは、 >やっぱりすごいんだろうなあ、とか思いました。 これって、いいですね。 何か子供のときから、砂漠の地平線に沈む夕陽の光景に憧れてました。 夜も綺麗でしょうね。コーランもとても、似合う音楽という気がします。 ではまた。 180/185 NBG00612 岳同 永平寺 (13) 93/04/20 23:39 158へのコメント 隆さん、こんにちは。 永平寺は、白山への行程の途中で素通りするばかりで、 中に入ったことはありません。 永平寺のある福井辺りは、3月頃はまだまだ寒い季節ですよね。 そういえば、なぜか日本海側は厳しい冬の方が旅の印象が 深いように思います。小さいころ、年の暮れに天の橋立を遊覧船で渡って 坂の上にあった雪に埋もれた無人の寺の灯りが、今でも何故か印象的です。 冬の山陰とよく似た寂しさを冬の東北にも感じます。 これが、連絡船で北海道に渡ると、がらっと変わって北欧の景色に なるのです。不思議ですよね。 一説によると、太陽光線のスペクトルが南と北で違っているとのことですが、 いずれにせよ、これから北海道も絵画のように麗しい季節でしょうね。 そういえば、大阪の箕面にいた頃は、5月はよく恒例で池田のサツキ公園 に行ったものです。 それでは。 181/185 NBG00612 岳同 修証義 (2) (13) 93/04/20 23:41 「修証義」は永平寺六十三世貫首 滝谷琢宗禅師が明治23年、道元禅師の 「正法眼蔵」から選集というよりそのエッセンスを纏め上げたもののようです。    衆生を利益(りやく)すというは四枚(しまい)の般若あり。一者(ひとつ    には)布施、二者(ふたつには)愛語、三者(みつには)利行、四者(よつ    には)同事、是れ即ち薩捶(さつた=本字は土偏)の行願なり。其(その)    布施というは貪(むさぼ)らざるなり。我物に非ざれども布施を障(さ)え    ざる道理あり。其物の軽きを嫌わず、其功の実なるべきなり。然(しか)あ    れば即ち一句一偈の法をも布施すべし、此生佗生(ししょうたしょう)の善    種(ぜんしゅ)となる。一銭一草(いっせんいっそう)の財(たから)をも    布施すべし、此世佗世の善根を兆す。法も財(たから)なるべし、財(たか    ら)も法なるべし。但彼が報謝を貪らず、自からが力を頒つなり。舟を置き    橋を渡すも布施の檀度なり。治生産業固(もと)より布施に非ざること無し。    愛語というは、衆生を見るに、先づ慈愛の心を発(おこ)し、顧愛の言語(    ごんご)を施すなり。慈念衆生(じねんしゅじょう)猶如赤子(ゆうにょし    ゃくし)の懐(おも)いを貯えて言語(ごんご)するは愛語なり。徳あるは    讃(ほ)むべし、徳なきは憐むべし。怨敵を降伏し、君子を和睦ならしむる    こと愛語を根本とするなり。面(むか)いて愛語を聞くは面(おもて)を喜    ばしめ、心を楽しくす。面わずして愛語を聞くは肝に銘じ魂に銘ず。愛語能    く廻天の力あることを学すべきなり。    利行と言(いう)は貴賎の衆生に於きて利益の善巧(ぜんぎょう)を廻(め    ぐ)らすなり。窮龜(きゅうき)を見病雀(びょうじゃく)を見しとき、彼    が報謝を求めず、唯単(ひと)えに利行に催おさるるなり。愚人謂(おも)    わくは利他を先とせば自からが利省(はぶか)れぬべしと、爾(しか)には    非ざるなり。利行は一法なり、普(あま)ねく自佗(じた)を利するなり。    同事というは不違なり。自にも不違なり、他にも不違なり。譬えば人間の如    来は人間に同ぜるが如し。佗をして自に同ぜしめて後に自をして佗を同ぜし    むる道理あるべし。自佗は時に随(したご)うて無窮なり。海の水を辞せざ    るは同事なり。是故に能く水聚(あつま)りて海となるなり。 普段、意に反する場面に遭遇しても、「徳あるは讃むべし、徳なきは憐れむべし」 と聞こえないように呟くときがありますが、そのルーツはここだったかと、 改めて再確認したりしています。 これは、声読するためのお経です。非常にリズムがあり、じわじわとクライマックス を迎える展開などは巧妙だと思います。ここにご紹介したのはほんの一部ですが。 難しい言葉も、流れで全体の意味を捉えて頂ければ良いと思います 修証義のご紹介は次回が最終回になると思います。 182/185 GGA02514 KAZE 出口王仁三郎の神の活哲学●その4 (13) 93/04/21 00:28 ======================================================      ●十和田龍:出口王仁三郎の神の活哲学(御茶の水書房)● ======================================================         第4章●相応の理 ====================================================== ============================================================================  王仁三郎によれば、幽界と顕界との間は、相応の理によってつながる。つまり現界 にあったことは霊界にあり、霊界にあったことは現界にそれに相似のものがあるとい う。  「現界すなわち自然界の万物と、霊界の万物との間には、惟神(かんながら)の順 序によって、相応なるものがある。また人間の万物と天界の事物の間には動かすべか らざる理法があり、またその連結によって相応なるものがある。」                   (『霊界物語』48巻10章「天国の富」)  自然界とは、王仁三郎の定義によれば、」太陽の下にあって、これより熱と光を得 る一切の事物」(『霊界物語』47巻21章「跋文」)だ。この自然界は、総体の上 からも分体の上からも、ことごとく霊界と相応している。だから自然界の一切の事物 の有力因(原動力)は霊界にある。  神は瞬時も休むことなく活動しているが、それは目的があるからだ。目的のことを 王仁三郎は用と表現する。用の次義は「はたらき」で、働きには必ず目的がある。そ の用の結果が形体として実現する。  神が宇宙を創造しあっとき、まず幽の顕なる霊界を創り、その用を発揮して、顕の 幽、顕の顕なる現界を創った。霊界と現界の間には「相応の理」なる法則が確立し、 霊界事物と自然界事物との相応は、神の用によってつながる。  現界は霊界の移写であり、縮図だ。霊界の真象をうつしたのが現界で、だから現界 のことを称してウツシ世という。  相応の理に造られし世の中は現界霊界同一なりけり  現界にありしことごと霊界に相応すると思えば恐ろし ============================================================================  人間は肉体と精霊で成り立つ。現界に物質的な姿や形があるように、相応の理によ り、霊界にも霊的な姿や形がある。故に人間の精霊にも霊的な容貌、姿態があり、そ れを霊身という。  あらゆるものに内面と外面があるように、人間の精霊の想念にも内面と外面があり、 それを内分と外分という。  内分は霊魂そのものの志すところ、霊魂そのものの想うところで、いわば真実の心、 偽りのない本心のことである。  外分は現界の事物に影響を受けた肉体的感覚、記憶、知識、その知識をもとにした 言語、動作などのことで、表面の心、本心をおおい隠す心といってよい。  人間の精霊には、霊的な内分と現界的な外分の二面が備わっている。だから人間は、 霊的存在である天人の持つすべてを有すると共に、肉体を持たぬ天人にないすべてを 持つ。  人間はその内分から見て生きながら霊界にいるが、その外分から見れば現界にいる。 だから人間は、霊界と現界を和合させる媒介者である。  精霊は人の本体肉体は人のしばしの仮の宿なる  精霊は人の本体肉体はその精霊のころもなりけり ============================================================================  王仁三郎は、人間は太古から今日まで五つの段階を経て堕落してきたという。 ●黄金時代/地上における最太古の人間は天的人間で、相応そのものによって思索し、 眼前に横たわる自然的事物は、思索をするための方便に過ぎなかった。霊界の住民で ある天人とただいにまじわり、語り合い、それだけで霊界と現界の和合は成就した。 黄金は相応によって天国の善をあらわす最太古の人間のいた境遇である。 ●白銀時代/まだ天人は地上の人間とともにおり、友達のように人間と交わっていた。 だが人間は、相応そのものより思索せず、相応の知識より思索するようになる。だか らまだ天人との和合はあったが、以前のように親密ではない。白銀は霊国の善をあら わし、中古の人のいた境遇である。 ●赤銅時代/この時代の人間は相応の理を知らないわけではなかったが、その思索は 相応の知識によらなかった。だから彼らが考える善徳は現界的なもので、白銀時代の 人のように霊的であることはできなかった。赤銅は自然界の善をあらわし、古の人の いた境遇である。 ●黒鉄時代/この時代以降の人間は次第次第に外的になり、ついに肉体的になり、相 応の知識はかえりみられず、まして霊界の知識はことごとく滅びてしまった。黒鉄は 冷酷な真をあらわし、善はもうなかった。だが冷酷ではあっても、まだ真は残ってい た。 ●泥土時代/黒鉄時代からさらに堕落したのが現代だ。善も真もその影を没し、まさ に暗黒無明の世界である。  時代が進むにつれて人間は現界的には進歩したが、相応の理とますます背を向けた という意味で、霊界的には退歩した。 ============================================================================  霊界と現界が相応するように、世界と日本、日本と大本の間も相応があるという。 それが雛形思想である。  筆先はしばしば「大本は世界のかがみ」であると示す。「かがみ」という言葉には、 二通りの意味がある。物の像を写すパッシブな鏡と手本、模範、雛形を出すというア クティブな鑑(かがみ)である。 ============================================================================  人間一人一人が一つの小宇宙だという。人間の中に自然界もあれば、霊界もある。 心性に属して知と意に関する内分は霊界を作り、肉体に属して感覚と動作に関する外 分は自然界を作る。これらの外分は、主神(すかみ)から発せられる神的内流の終局 点だ。  内流とは、霊界からの意志想念が人の霊魂の内部へ流入することだ。そこで、銃口 から発せられた弾丸が必ずどこかへ行き着くように、主神の神格から発せられた内流 は高天原を通過し、かならず究極のところまで進行する。その究極点が、人間の外分 である。そしてこの連結の中に入らないものは、何者も存在することができない。人 間が滅亡すると、神格の内流の究極点がなくなるわけだから、神もまた存在しなくな る。  また霊界と現界との間だけではなく、霊魂と現界との間にも、相応の理がある。た とえば、大小、強弱、明暗、遠近、深浅、厚薄などというのは本来は物理的な状態を あらわす言葉だが、使い方によれば精神的な意味合を持つ。つまり、精神界でも、物 理的世界と相応した事柄が存在するのだ。 ============================================================================ 184/185 GGA02514 KAZE RE:いろいろ (13) 93/04/21 16:07 178へのコメント TAOさん、どうも。 副長を辞任ということですが(^^;)、頑固なTAOさんのことですから、 おそらくその考えは変わらないでしょうから、仕方ないでしょうね。 どちらにしても、議長だとか副長だとかいうのは、 そのレッテルに意味があるわけでもないですから、 そのほうが「気ままに、気楽に」いけるのでしたら、マイペースでどうぞ。 新副議長についてですが、別に特典があるわけでもないし、 義務が生じるわけでもないですけど、なっていただける方などあれば、お願いします。 >TAOさんご指名の隆ちゃん、岳同さん、EARTH WORKさん >最近は、実際の「歴史」や「社会」への関心に重点が行って来ています。 ということですが、僕の考える神秘学というのは、シュタイナーのように 歴史や社会への関心のないところにはありえないと思っています。 反対に、歴史や社会について、根本的に考えていけば、 その基礎にある世界認識の問題を切り放しては考えられないとも思います。 シュタイナーの社会論は、日本に最初に紹介されたのが社会論なのに、 その後、その方面の検討はなされないままでいるようですね。 ドイツやイギリス、東欧などでは、かなりその方面がポピュラーなようですが。 最近は僕の方も、歴史的な視点をふまえた上での 文化論や社会論などを読む機会が増えています。 依然NoBさんにご紹介いただいて、それ以来尊敬している山本七平さんなどのものなど、 よく読むようになりましたし、わりと苦手だった政治や経済学などの方面も 次第に興味深く読むようにもなっています。 ただ、シュタイナーのように、確固とした世界認識についての検討が その根底にはどうしても必要だと思いますので、 僕としてはあくまでもそうした神秘学的なベースを 大事にしていきたいとは思っています。 神秘学的なベースとは、東洋哲学的にいう「知行合一」ということでもあります。 つまり、実践ということの内包されていない経済論、文化論、社会論は 神秘学的ではないということなのです。 ちなみに、例の「宇宙の法・革命編」というのは、 そういう意味での社会論として読んだときにはじめて意味がでてくると 僕は思っているのですが、どうでしょうか。 お互い、これからも相変わらずマイペースでやっていきましょう。 KAZEでした。 185/185 GGA02514 KAZE 天を相手にする (13) 93/04/21 17:18 179へのコメント 岳同さん、どうも。 >逆境の時は、いつ明けるか解らない夜をさまよっているようなもので、 >自分の信念も疑問に感じるものです。 >そこで、失うこともあるのですが、最後に残るもの、それはどうしても捨て去る >ことの不可能なこと、それに突き当たって自分の輪郭を再確認するのです。 その「失う」という契機というのは、 そうした「最後に残るもの」を体得するために不可欠なのかもしれませんね。 自らの核の部分を体得した人間は、本当に強くなれるのかもしれません。 「小欲を捨てて大欲をとれ」とかいうのも、おそらくそのことで、 小欲を捨てることによって、本当の強さを発揮できるようになるのでしょう。 そのことは、ご紹介いただいた「修証義」の「四枚の般若」の 「布施」、「愛語」、「利行」、「同事」ということにも関わってくることで、 この「四枚の般若」というのは、 小欲を捨てて得る「大欲」のことでもあると思います。 それは、真の自己確立を果たすことによって、 自と他を越えた自即他という視点での「欲」がテーマになります。 西郷隆盛は、 人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くし、人をとがめ ず、我が誠の足らざるを尋ぬべし といいましたが、この「天を相手にする」というのが、 究極の「大欲」なのかもしれませんね。 それが有限なる人間が無限へと向かう「道」なのでもあるのだと思います。  人間というものはある全きものでなければならない。人間の生命というもの は、無限にして永遠なるものです。その偉大な生命が何らかの機縁によって、 たまたま一定の存在になり、一つの形態を取るのです。そこでわれわれが存在 するということは、すでに無限の限定である、無限の有限化であるということ を知る必要がある。この有限化を常に無限と一致させるということが真理であ り、道理であり、道徳なのです。                      (安岡正篤「運命を開く」より) とはいえ、なかなか小欲への執着は根強いもので、 大欲とは程遠い生を送っている僕などは、 「失う」ことを恐れては、強くなりきれないでいます(^^;)。 いつも「人を相手に」しては、つまづいてばかりいるKAZEでした。 - FARION MES(14):★HVHYの預言解読部屋------------<03> 93/04/21 - 394/399 JBH00742 炎 堕天使ルシファー (14) 93/04/20 22:18          * 掟ということ *  掟というものは人間界にも神霊界にもあるらしい。  「光の黙示録(128ページ)」では神霊界の掟について  次のように表現されている。    「…反対に神霊界から現象界への転位は、比較的楽に行なえる。    ただしこれとても厳しい掟に沿って行なわれ、    全ての神霊界の霊体が好みで転位するわけではない。…」  また「I LOVE YOU 1(9ページ)」では  天使についても説明されている。    「…天使達は原則的に言えば、人間であった事は無い。    天使から人間になる者が居るのは確かだ。    一度、天使として死んで人間の魂を持った者は、二度と天使にはなれない。    私は天使長の立場から、死ぬ事は出来ない。…」  掟とは何か。法則とは何か。  堕されたのか、それとも自ら堕ちたのか。  ルシファーとは…。                               炎 395/399 GCC01413 HVHY RE:話題を楽しみに (14) 93/04/21 00:04 336へのコメント  −−−−−−−−−−−−−> さのた さん  どうも始めまして。  随分と昔お名前を拝見したことがあるような気がします。  単なる勘違いかも知れませんが…。  この部屋を一応ご覧頂いているとの事。  どうも有り難うございます。  今後も引き続きお引立ての程宜しくお願い申し上げます。  ところで、さのたさんの世紀末観など、  宜しかったらご披露下さいませ。  ではでは…!                                HVHY 396/399 GCC01413 HVHY RE:日々是 〜 。 (14) 93/04/21 00:06 366へのコメント コメント数:2  −−−−−−−−−−−−−> 維/YUI どん  実は、「当たり前のこと」という言い方は、  そもそも揺らいでいます。(※揺らいだ表現を意識的に使ったわけである)  「自分自身が当たり前と思うこと」とか、  「多数の第三者が当たり前と判断すること」とか、  そういう言い方であれば、言葉の意味することはもう少し明確ですね。  例を挙げてみます。              [A]            [B]           当たり前でないこと      当たり前のことだけ           ばかりを追う人        をやっている人               ↓              ↓   例1>>>   役割期待を無視して、     役割期待は果たすが、           大きな“山”ばかり狙う。   それ以外は何もしない。          (スタンド・プレーヤー)   (サラリーマン・ライフ)   例2>>>   身近な人々を軽視して、    身近な人間関係に浸って、           特別な縁ばかり求める。    新たな縁を求めない。          (グル探し症候群)      (一家団欒症候群)   例3>>>   自分の実力も考えず、     失敗することを恐れて、           出来ないことに手を出す。   手慣れたこと以外しない。          (独善的進歩主義)      (保守的プロ主義)   例4>>>   向上心は旺盛だけれども、   日常的作法や配慮はあるが、           些細なことを粗末にする。   挑戦心・発展心に欠ける。          (灯台下暗し)        (※風前の灯)←意味不明  これらは原テクストの意味することの“ほんの一側面”しか示していません。  それにしても、意外に“普通”(?)のことを言っているみたいですね。  |表の平和さにかまけて、本質的なことに関わる目を背けてはいけないことに  |対しての問題意識がすっとんじゃう・・みたいなやつね・・・。  |たとえ、その物事に自分が何をできるわけでなくても、しっかりと見据える  |べきことはあるわけで・・・。  もちろん、“このようなこと”も意味します。  維/YUIさんに対しては今更の話ですが、  「結婚」という事柄に関してもこのフレーミングが適用出来ます…。                                  HVHY 397/399 GBG02043 維/YUI RE:日々是 〜 。 (14) 93/04/21 00:18 396へのコメント ・・・ふむふむ。 なるほど・・・・ねっ!!!                           維/YUI。 398/399 JBH00712 桂 桂 RE:リアルな出鱈目と出鱈目なリアリティ。 (14) 93/04/21 00:31 353へのコメント    誠淳さん、どうもこんにちわ!!  さてご指摘のあった箇所なのですが、やっぱりフライングでした(^_^;; と言いますのわ、八幡書店から送られてくるチラシの中で、確かに大宮四 郎氏は大東流合気柔術に関する本を八幡書店から出版しているのですが、 免許皆伝とは書いておりませんでした。これはおそらく私の勘違いである 事とおもいます。すんませんでした。  ちなみに其の書名ですが、 「真伝 合気口訣奥秘」  というもので、内容は、 「唯神らの武道といわれる高い精神性を有し、しかもわずかな力で敵を完 全に封殺し、また一人で多数の敵を同時に制圧する事が可能な実戦武術で もある大東流の秘技を約1600枚にも及ぶ豊富な写真で伝授した奥義書。 巻末に武田惣角が高弟に授けた大東流の伝書三巻を付す」 だというものだそうです。 値段は9800円。買ってみてはいかがですか。まだ私はかっていませんが。  ちなみ大宮四郎氏は、植芝盛平の合気道についてこんな見解を述べています。 「植芝は合気道の事を”小戸(おど)の神業”とよんでいる。近年の合気道 の関係者はこの言葉の意味がわからないで無理矢理、”小は小さく、戸は人 の意味であるから合気道とは小さな人でもできる武道との意味である”など と強引な事を言っているが、実は小戸は神道で言うところの”祓い清める” という意味であって合気道とは神の道にちかずくための武道であるのだ」  植芝の合気道理論は、これはもう大本教教義、というよりは明らかに出口 の言霊論、それはとりもなおさずその出口に影響を与え続けた数々の霊学者 の言葉が陰に陽に見られます。私は以前出口の師匠である大石凝真素美(お おいしごりますみ)という人物の言葉を引用しましたが、この人物は日本の 新興宗教の中枢にもっとも影響を与えた人物で、現在ですら其の影響かから 逃れている宗教団体は多く有りません。「ス」の思想というのがあります。 言霊の中心は「ス」という言葉で現され、それは宇宙の中心(スは統べるの ス、天皇”スメラノミコト”のス)であると言うものです。この思想は出口 からでて、谷口正晴(生長の家)、岡田茂吉(世界メシア教)、そしていく つかの手かざし関係の宗教へ、最近では漫画家のみうちすずえ(ガラスの仮 面)また黒田みのるなどがこの思想の影響下にあるようです。大本教全盛の 頃は教団の内部で言霊学の講座が開かれ、大石などが講演を行った記録など もあるようです。教本には「大本言霊学・天地火水」が用いられ、現在では そのうち「火水」の2巻しか発見されていないようです。そうですね、これ から植芝の言葉を霊学の立場から解説してみようと思うと結構おもしろいか も知れませんね。  私が呼んだのは「合気神髄(柏樹社)」ですが、これが読んでびっくり、 いわゆる神道霊学関係と遜色のないことが書いてありました。  私もそのうち合気道など勉強いたしたく思っています(^_^) であであ。   JBH00712 桂 桂 399/399 GBG02043 維/YUI RE:日々是 〜 。 (14) 93/04/21 18:43 396へのコメント ところでぎちゃう・・・ なんで、わたしについては・・・”今更の話”なの????                             維/YUI。 PS: あたりまえってことにゆるぎがあるなんてこと・・・こそ、     ”あたりまえ”なことだったりするよね。(爆笑) - FARION MES(15):★平成松川塾◎日本を考える----------<01> 93/04/21 - 199/200 JCC00626 ナガト 二束三文の仕事 (15) 93/04/20 22:29 コメント数:1 松川塾長、お元気ですか? しばらく別の部屋で沖縄問題などを話していたのですが、その途中でふとこんな ことを考えました。 敗戦時の日本は自分の将来をどう描いていたのだろう? 以前の塾長がしきりに明治維新の際の勝海舟の役割に触れていたのが、あわせて 思い出されました。ひょっとしたら二つの「変事」にはよく似た因子があるのかも しれません。 と、まあそんな脈絡のないことを考えるうちに以前仕事で知り合ったある老人の 話を思い出し、以下にご紹介します。決して海舟に擬することはできませんが、 私が聞いたときは新鮮に思えた話でした。記憶も不鮮明ですし、相変わらず冗長 でもありますが、しばしおつきあい頂ければ幸いです。                                                          ナガト 拝 -------------------------------------------------------------- 当時、首相側近だった人物から聞いた話。 彼はついに実現されることがなかった幻の「新日本復興計画書」の立案者だった。 彼の自宅で見たその計画書の表紙には、機密の印が押されていたような記憶がある が、しかし物資窮乏の時代を反映してか、とても国家機密書類には見えない粗末な ものだった。外交資料館や、防衛庁戦史室に保存されている「国家機密」書類は 厳重に保管され修繕もされている。しかしその書類は綴紐も切れかけた、ただの分 厚い藁半紙の束だった。彼はそのみすぼらしい書類を、50年近くがたった今日まで 手元で大切に保管し、あえて公にすることがなかった。 降伏後、首相官房の主要メンバー、陸海軍・各省の実務担当者らの試案を取りまと め首相に提出された最終報告----彼はそれを取りまとめた人物だった。日付は確か 昭和20年の8月末だったはずだ。 計画書の大部分は東アジア全域に散らばっていた日本軍将兵の復員をいかに順調に 行うかの方法について記されている。それは敗戦国の行政担当者として当然なすべ き責務というだけでなく、報告書の眼目である新日本復興の要でもあるとされて いた。際限のない徴兵で少青壮年男子の殆どを欠き、労働力が決定的に不足する 状況下では復興などできようはずがない。復員は最優先の政策だったのである。 計画書は当時の各産業基盤の見通しにも触れている。 ・・現状は最悪で経済復興が可能な根拠はなに一つもない。インフラは徹底的に 破壊され、産業資源はゼロ、食料供給の見通しはたっていない。仮に各地からの 復員が順調に進み、労働力がみたされても資材・燃料など受け皿がない、それどこ ろか逆に食料事情はますます悪化する・・・ 高度成長時代、海外から日本経済の奇蹟的復興がもてはやされ、いつしか日本人自 身も復興があたかも水の低きに流れるかのように、自然に成し遂げられたかと思う に至った。評論家のなかには「戦災で旧式のインフラが失われたおかげで、その後 先端的な設備投資ができた」と公言するものもいる。 しかし少なくとも当時の分析をみる限り、何らかの希望・プラスの要因は一切認め られない。昭和20年夏に官僚がはじき出した数字からは、当時の日本がいつ解体 しても不思議ではない最貧国だったことが強くうかがえる。 計画書はさらに戦後の日本を取り巻く国際環境についても予想している。  韓国は独立し米国の指導下に入る。  中国では蒋介石の国民党が毛沢東の共産党を駆逐し、親米的な政権が誕生する。  東南アジア各地では英仏蘭からの民族独立運動がたかまり、共産勢力も介在し  不安定要因となる。  そして極東は欧州とともに韓国・中華民国を最前線として新世界の二大覇権国家  ・米ソの対立の地となる。 朝鮮半島の分断、中国情勢をぬかせば、現実はほぼこのとおりに推移した。 いや、中国情勢判断にしてもその後の中ソ対立のもとでの米中共存路線、そして 修正社会主義から開放経済へという流れをふまえれば、本質への洞察はあたってい たと思えなくもない。ま、あと知恵だが・・・。 では、日本はこの構造の中でどんな道をたどるのか? 「計画書」はその点については明言してはいない。 「明言しないんじゃなくて、できなかったんですよ」と執筆者の老人はいう。 用いられている言葉のはしばしから察するに、その後の歴史が辿った「新憲法制定 」「国軍解体」は全く予想してはいなかったようだ。 明治憲法下での絶対天皇制と、戦前とは比較にならないほど小規模な、つまり金を くわない自衛的な軍隊の存続。計画書にはこれらが漠然と記されているだけだ。 後知恵あふれる私たちは、すぐ何か秘められた意思や計画の匂を探したがる。 米ソ冷戦下で日本独自の生存戦略があったのではないか------------? 「そんな余裕はなかったですよ」と、老人はいう。 「あの窮乏下で、新しい国際環境で日本に何ができるかなど考えもしなかった。  ただ進駐してくるのはソ連ではなく米国ですから、日本が抜本的にひっくり返る  とは思わなかったですな。占領され主権を失って、米国の最前線とされるのは  悔しいがどうしようもない。日本は敗戦国なのですから。とにかく日本が地力を  つけ早く主権を回復するのが最優先でした」 半世紀前の夏、老人が(その頃はまだ30代の青年だったが)ガリ版に刻み付けた 文章には、あるタイプの表現が多用されている。 「前途有為な青年の自尊自立の精神を損なうことなく・・・」 「日本青年の進取の能力をもってすれば困難な状況も必ずや克服可能と信じ・・」 戦時中、「精神力」は空虚な観念となり、献身を煽るプロパガンダともなった。 敗戦が現実となったのち、日本に残された復興のための「資産」もまた、かたちの ない、いわばソフトでしかなかった。 これを相もかわらない精神力至上主義とわらうのはたやすい。 しかし、この表現は、国策遂行のためのプロパガンダでも洗脳でもない。 科学と物量への敗北を目のあたりにしながら、なお精神力の優位を信ずるほど、 彼は愚かではなかった。好むと好むまいと当時の日本には、かけ値なしに「進取の 能力」くらいしか自分を励ます資産がなかったのだ。 結局、この計画書は、実際の施策につかわれることはなかった。 占領軍は、敗者による国家再建計画などになんの関心も払わなかった。 そして戦中から進めていた日本占領計画にのっとり、日本を共産陣営と対峠する最 前線基地に改造するプランを次々に実施していった。計画書が現実に役立ったのは 復員のための船舶運用計画ぐらいのものだった。おそらく計画書はマッカーサーの 執務室の秘書のロッカーに放りこまれ、埃をかぶるまま捨て置かれたのだろう。 実行されずボツとなった計画案など、「青写真」以下としかいえない。だから、こ の計画書には二束三文の値うちしかない。 しかし特定の時代を生きるしかない人間の情熱は、決して歴史的な価値とは比例し ない。わが身をふりかえれば、二束三文の価値さえもない仕事があるばかりだ。 それはそうだけど...と、人の悪い私はまだ迷います。 本当に日本が負けた時に「シメタ!」と考えた者はいなかったのだろうか。 たとえばその後の占領政策下で葉巻をくわえて首相になった男ですとか・・・。                                     # 200/200 GFD00204 松川 貴     RE:二束三文の仕事 (15) 93/04/21 16:59 199へのコメント  ナガトさん、お気づかいありがとうございます。  最近身辺が何かと慌ただしくて、ROMばかりしておりました。ちゃんとレスをし なければならないとは思ってたんですが、どうも体内電池が切れちまったようです。 ナガトさんがよく書き込みをしてくださるので、正直言って助かっております。私の 書き込みがしばらく途絶えても、ゆっくり構えていてもらえたら有り難いです。ナニ すぐ復活しますよ。  葉巻の男関係の話の続きがもしあれば聞かせてくださいませんか。                                   松川 貴 - FARION MES(17):◆メディアレポート(本/映画/音楽 etc)--<01> 93/04/21 - - FARION MES(20):■バトルのお部屋--------------------臨時 93/04/21 - 566/570 GBA01276 しまうま RE:農家にいらっしゃい(^-^)/ (20) 93/04/20 22:39 564へのコメント  ねずみさんへ・・・。  こちらこそごめんなさい。ボケとかアホとかいうのはまるっきり冗談で言ったつ もりでして、ねずみさんにあてこするつもりはこれっぽっちもなかったんです。そ もそも僕はねずみさんにそんな過去があったことさえ知らないのでした(←過去の ログもろくに読ますに参加してるので)。  ねずみさんがノイローゼ気味だという話は、ご自身の書き込みで知っていました けれど・・・。もうすっかりいいんですよね?  しかし僕の冗談って、冗談にならないことのほうが多い気がする・・・反省。              同じ動物同士、愛護しあいましょう(^_^)v しまうま 567/570 GBA01276 しまうま RE:農家にいらっしゃい(^-^)/ (20) 93/04/20 22:39 565へのコメント :他にも読みたい人いるだろうからHPでも設定すればぁ?  んーな暇は今のところないでおます。  それに自給自足術は一子相伝の秘術なのじゃよ。ふぉっふぉっふぉ。  ああもう、なにを言ってるんだかおれは・・・。  まあデータをしっかり揃えてから考えます。今はそのテの本が手元にないのだよ。 P.S.そんなわけだもんで、少し待ってね>ねずみさん 570/570 GBD03557 シゲ RE:農家にいらっしゃい(^-^)/ (20) 93/04/21 20:25 569へのコメント 十勝平野に眠る黄金の仏像を掘り出せたら二人とも一生財には困らないねぇ。 それじゃあ、表で話題をすすめるのも拒む訳だ。しまうまは。 しかし、しまうまも近々慶福楼のおやじの所に売られてしまうからねぇ・・・ 僕はキロ100円っていったけど、誰かさんはそれじゃ高いって言ってたなぁ。 まぁ、頑張ってほりあててね。徳川埋蔵金のように赤字ださないようにねぇ。 シゲ