- FARION MES( 3):【めでぃあ室】本/映画/音楽 etc----<01> 93/07/04 - 00153/00154 HGE03563 ソニック ファンタジー小説 ( 3) 93/07/04 03:54 えーと、個人的にお気に入りの小説を紹介します。 ハヤカワ文庫「ダミアーノ」著者R.Aマカヴォイ                  <魔法の歌>3部作です。 主人公の魔法使いの少年が大天使ラファエルとチャネリングして音楽を習うとゆう、 ヘンテコなストーリーです。(?)かなり前に読んだ小説ですけど、 ぼくが初めてこのFARIONを知って、 ここのアリオンとの書き込み寺のやりとりを読んだ時、 ついつい、この物語の主人公と天使の会話を思い出してしまいました。 ミカエルだのラファエルだの、カミサマの考証のことはよくわかんないし、 興味無いけれど、ストーリーがめちゃ面白くって感動したのをおぼえています。 00154/00154 NAG02033 EX 12のアリオン関連(ご参考) ( 3) 93/07/04 04:02 さらに、RTねた(12のARION) に関連した話題がちとあって紹介。 バーソロミューによる12のパワー因子 (バーソロミュー/マホロバ・アート) ・12のパワー因子とチャクラ 従来のチャクラ は、  1.生存と性 2.バランス  3.感情 4.愛 5.意思 6.霊能力 7.高い意識 に対応してますが此の上にもあって (上記を含めて、又は上記5に対応した  5’を含めてなのか12あるという) 1.一人でいること 2.人生を信頼する力 3.叡智 4.責任 5.物質界におけるパワー が列挙されている。 12因子それぞれのバランスをとり、 調整、調和させていくことがこの次元 への転生の一つの目的なんだよと。 (妙にアサハラ・ショーコーみたいな口調だなと) (小突かないでねと) 思うに此の本けっこうarion的な 部分を含む。 ・・・これじゃ単なるメモのようだなと。 でもしょーがないじゃん酔っぱらってるのよと。 - FARION MES(17):★パワフルなえ★の《おふくろ通信》--<01> 93/07/04 - 425/427 GBG02755 スマル 営業用スマイル (17) 93/07/04 09:43 420へのコメント コメント数:1 私も直に接客業につきますので、スマイルについては想うところがあります。 でも、まだ実際にはまだ学生なので、本当の実感には届いてないんだけどね。 毎日、ただ過ぎてゆく時間の中で、私は、よくつくり笑顔している自分に気づきます。 どんな時かっていうとね、 人と目と目があったときなんだね。 その瞬間自分の心の中に悲しいことや辛いことがあっても笑っているの。 自分の心をさらけ出しているクラスメイトのように、ふてくされてみようかななんて 想ったこともあるけれどね。 でも、私は私をじっとみている瞳を感じると微笑みを返したくなるのね。 この人は私からそういうものを得たいって感じているんじゃないかなって、思うから。 求められているなら、持っているものは与えたいなあって思って、笑ってしまう。 どうして私が「私の笑顔を求めている」って感じるのか、まだそこらへんはわからない んだけど、そう思った瞬間、手まで振って笑顔を返しているの。 「愛されたい」って思うことも自覚しているけどね。 簡単に作り笑顔してる自分に「なんか変」も感じているんだけど、 でも、やっぱり笑顔を、みつめる瞳に返して上げたい。 私は特に目立つ(歳がね)存在だから、私が知らないクラスメイトも私を知っている わけで、無視出来ないんだよね。たぶんに「嫌われたくない」感情があるのかな。 来年の今ごろはもう、表に出ているわけだから、スマイルしていると思うんだけど。 たぶん、私は笑おうって思う前にきっと笑っているって思ってる。 すこしでもそこで、誰かが優しい気持ちになれたら良いなって思うから。 頭も心もすっきり爽快になって帰って欲しいからね。 それが美容師のお仕事だからね。 どんな仕事もさ、相手が喜んで欲しいから「お金」になるわけでさ、 「お金」が目的じゃなくて、仕事=相手の笑顔=目的だからさ、 そのためには・スマイルは当然じゃないのかな? 接客業じゃなくても、それは同じでしょ。 「誰かの役に立つ」ことでお金をもらってるのだからねえ。 もろつくり笑顔ってのは、まだ自覚が足りないんじゃないのかな。 心から相手を喜ばそうって思ったら、自然な笑顔が浮かぶって思う。 私が人に出来るささやかなことっていったら、笑顔しかないものなあ。 カネナイシサ、ナマケモノダシサ、ガサツダシサ ネエ・・・    スマルはねえ、喜怒哀楽がめちゃんこ激しいんだけど、    外面は良いと思いますよ。         ああ、そこの人、嘘だって笑ってるなあ。   確かに、オフで泣いてたけどねえ。自分でも意味不明だったんだもん!!                                              スマル 427/427 KFD00473 たまご RE:営業用スマイル (17) 93/07/04 12:51 425へのコメント  恐れ入りましたでございます.>スマルさま  ぐうのねも出ません. >>もろつくり笑顔ってのは、まだ自覚が足りないんじゃないのかな。 >>心から相手を喜ばそうって思ったら、自然な笑顔が浮かぶって思う。  まだまだ修行が足らないわたくしめでございます.       たまご PS:ちょっとくやしいから一言いっちゃおう>ぐぅ (笑) - FARION MES( 6):・壁(1)=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・= 93/07/04 - 01197/01197 GGD02212 Soo きょう水族館に行った ( 6) 93/07/04 19:03 (女の子と行ったから言うのではないが;;↑) そこは地上とは異なる時間が流れていた。 ガラスで仕切られた人工的空間ではあったが… 浦島太郎が月日が経つのを忘れたのも無理はないと思った。 触手を伸ばし動めくサンゴ虫達… 悠久なる時を費やして 誰のために 今日も限られた光しか届かない世界に 極彩色に彩られた宝を隠しておくのか 海よ (Soo G.Ray) - FARION MES(14):★HVHYの預言解読部屋------------<03> 93/07/04 - 00833/00834 KFD00473 たまご 気になるテキストVOL.3 (14) 93/07/04 15:05 コメント数:1                           ☆“今”を愛する  方向を定めた途端に人は,ある到達点(結果)を求め,定めてしまう.  存在とは『今』の連続なのだから『未来』に到着点を定めた途端に,その 人の目は『今』の連続する時間帯から『未来の連続する時間帯』へと移行し てしまう.『結果』を追い求めたら『今(存在)』の意味が見失われてしまう. 過去・現在・未来という時間の流れのは,あなたが『今居ること』を現在だと したら両端を流れる川の様なものだ.あなたの右側に『過去』という川が流 れ,あなたの左側に『未来』という川が流れている.そしてあなたの前後に は『今』という川が流れている.この3つの川は『3にして1』という川な のだ.  過去は終わり続ける時間,未来は始まり続ける時間.  そして『今』は在り続ける時間なのだ.  未来ばかりを見詰めようとすると『出発』の連続となり『過去』ばかりを 見詰めようとすると『終結』の連続となる.だから『今』しかない.  『今』が一番大事,『在り続ける今』を愛することだ.  これがつまり『存在』を愛することなのだ.『今は駄目だけど,将来には できる』というのは『今』じゃなくもっと先に出発点を設けているので,い つまでたっても存在しないことになる.どんなに追い掛けても追いつかない のが未来であり過去なのだ.そして,どんなにそこに存在しようとしても存 在できないのが未来であり,過去なのだ.  だから『今』できないことは『未来』にもできないし『過去』にもできな かったことなのだ.だから『今』愛せないこと,どの時間も愛せない.今は 連続している,あなたの目の前,あなたの後ろ……あなたは一体どの辺りの 『今』に居るのか知らない.知る必要もないだろう. 『今』が一番大切なのだから……. 00834/00834 KFD00473 たまご RE:気になるテキストVOL.3 (14) 93/07/04 15:42 00833へのコメント  久々のこのシリーズその3でございます.  若干名の方から楽しみにしていますという祝福を受け,また若干名の方から 突っ込みが足りないとお叱りを受けつつ,またもつれづれに書いております.(^_^;)  今回のテーマは『今』だそうです.  折しもわが国では,過去と未来と『今』とをにらむイベント(^_^;)が行われ ていますが,みなさん(20歳以上の方)は,さ来週の日曜にはにはちゃんと 出かけるのでしょうか.  あなたの一票が未来を選択するのですなどという言葉はよく聞きますが,こ のテキストを読んだら,ほんとにそうなのかなぁなんて思ってしまいました.  >>過去は終わり続ける時間,未来は始まり続ける時間.  >>そして『今』は在り続ける時間なのだ.  なんだかしらないけど,わたしたちは今何をするのかということに無神経に なってきているようです.  過去何をしてきたかの記憶でもって,未来何をしようかの計画を立てる.  その流れの中で過去と未来に注意するばかりに,今何をするのかを置き去り にしてしまったかもしれません.  存在が今の連続だと言うことすら忘れてしまったのかもしれません.  >>『今』が一番大切なのだから…….  そうだよね.そうに違いないよね.  まずは,今を愛することにしましょう.   ううむ,今回は不調だ.(^_^;)   解読になってないぞ>たまご - FARION MES( 3):【めでぃあ室】本/映画/音楽 etc----<01> 93/07/05 - 00156/00158 PEC00710 空空 空海・・・・ ( 3) 93/07/04 20:57 00137へのコメント コメント数:1  空海・・・・、正直言って「余りにも広大で捉え所がない」という消極的な 印象が大部分です(;_;)。  何とか齧ってみようと、書店で空海関連の書物を探せば、確かに沢山の 関連書が並んでるけど、いざ実際に取り組もうとすると、それらの書物の 大半は余りにもペダンティックな内容なので辟易してしまます(-_-;)。 (辛うじて、中沢新一「イコノフソィア」にチラリと登場する空海はすこ  ぶる魅力的だった)  弘法大師空海その人が、一体何を考えて、何をしたのか。  資料の整理を機軸にした客観的(受動的)な伝記より、(史実を踏まえ ながらも)半ば暴投でもいいから空海の思想を主観的(自身の問題として 能動的)に追体験した空海論は無いものか・・・・、と探している所です。  そういう風に考えると空海が非公認の山岳仏教の中で何を考えていたの か、又その後の経緯において何を目指したのか、興味は尽きません。 (それにしても空海の著書は何故殆ど現代語訳・出版されないのだろうか?)                      空空 00157/00158 KFD00473 たまご RE:今月の「NetWorks」 ( 3) 93/07/04 21:25 00139へのコメント  見てしまった.(^_^;)  ほんとうはソ*ック氏(仮名)のように立ち読みだけして帰ろうと 思っていたのだけれど,写真のア*ラ氏(仮名)が恨めしそうな目で にらむので(笑)やむなく夏目漱石さんにさよならを言うことになっ た.アクティブのよしみである.(^_^;)  帰ってきてじっくり読むと,ア*ラ氏(仮名)がなぜ急に忙しくなっ て寝る暇もなくなったのかよくわかった. (あっちもこっちも大変 だねぇ>ア*ラ(笑))  ついでに,ガッ*ャ(仮名)の写真もハンドルの由来がわかる程度 の大きさで出ていたので,まだ見たことのない遠距離アクティブさん とROMさんは,本屋さんで至急立ち読みしましょう.<こう書けば 営業行為じゃないないような気がする.(^_^;)  ぜんぜん伏せ字の意味が無いかなぁ(笑)   たまご 00158/00158 JBH00742 炎 RE:空海・・・・ ( 3) 93/07/04 21:58 00156へのコメント  ・空空さんへ  こんにちは、始めまして。  私は最近仏教を勉強し始めています。  (といっても御粗末なものですが…。)  さっきも7番会議室の#467に  初めて空海についてUPしてみました。  今後とも色々とご教示ください。  ところで空空さんのハンドル名は  般若心経にちなんで付けられたのですか?      「色即是空 空即是色」      これ世間の闇を照らす明燈にして      生死の海を渡す船筏なり。  ちなみに私は不動明王が好きです。(^^;)                       炎 - FARION MES( 7):★アリオン世紀末書込み寺------------<02> 93/07/05 - 00467/00468 JBH00742 炎 神宮寺について ( 7) 93/07/04 20:17  神宮寺の発生は神道と仏教の融合を具体的に示しているという。  神宮寺のうちで、最も古いものとされるものは  神護景雲元年(767年)に完成し伊勢神宮寺に定められた  逢鹿瀬寺であるらしい。  さて神護寺といえば私がすぐに思い浮かぶのは  京都は高雄山神護寺である。  和気清磨呂を始めとし和気氏は  唐から帰国した空海をこの神護寺に招いたという。                               炎 00468/00468 NBB01420 SUKE RE:瞳と瞳 ( 7) 93/07/04 22:32 00458へのコメント  私も視線を合わせる事が苦手でした。今でも苦手..だなぁ(^^;)  視線を合わせると自分を見透かされてしまいそうで、  あるいは相手の視線が怖くて...  でも自分を見ることを繰り返しているうちに、少しは視線を合わせながら話せるよ  うになってきました。自分を見ることの辛さを繰り返すうちに、そんな視線の効果  への怖さにも馴染み始めたようです。  改めて考えてみると、視線を合わせていても負担にならない相手と、そうでない相  手がいるように思います。  このごろでは課長兼部長代理と話しをするときに、どちらが先に視線を反らせるか  興味を持ちました。今のところ五分五分かなぁ...いや、まだ負けてるかも(^^;)                            (^^)…☆ッテナモンダ  Suke. - FARION MES(11):★アキラの《平井和正*異界漂流》----<01> 93/07/05 - 074/074 PFC02535 カナメ 「バベルの戦士3」買いました (11) 93/07/04 21:17 073へのコメント  あとがきはファンならずとも必見ですよ。  それにしても、佐々木さんも「マカロニほうれん荘」が好きだったんですねぇ。 - FARION MES(14):★HVHYの預言解読部屋------------<03> 93/07/05 - 00835/00837 GGD02212 Soo 詩的メッセージ1/解釈 (14) 93/07/04 22:34 00827へのコメント |1                  <以下「光の黙示録」より引用> | | 神を恐れぬ者達よ | | 己が城の壁に住まう鼠を恐れよ | 小さき者を恐れよ | その力は微少にして 最大なり | | 弱き者を恐れよ | その心には 一片のおごりも無いからである | | 地を這う者を恐れよ | あなたがたは 足元には気付かない | あなたがたの目は常に 上を望んでいるからである | 然し あなたがたを倒す者は下からくるのである | | 阿鼻の冠を受けた者よ聞くが良い | お前の待ち望んでいた力は 狭い井戸には無い | 黄泉のかまどにも無い | 日々 お前の足元に虐げられて 涙を落としている | お前の言う「忌むべき者達」の中にある |                   <以上「詩的メッセージ 1」全文>  それでは解釈を試みよう。(大した「芸」はないが…)  繰り返し「恐れよ」と説く相手は「神を恐れぬ者達」なのだから、 彼らが恐れるべきものは当然、神から来る力、神の働きを担う者達、 ということになろう。それは「己が城の壁に住まう鼠」のような者、 すなわち「小さき者」「弱き者」「地を這う者」であり、それらは 上からではなく足元、下から来るのだと言う。  神の力を現す者は、雲に乗って来て天から舞い降りるのではなく、 地上に居て微少な力で最大の効果を顕現させ、おごり高ぶる者達の 城壁を壊し革命的に彼らを打ち倒す、我々一人一人に当てはめると、 神に背き続ける頑なさを打ち破り、傲慢さを覆すというのだろうか。  辞書によると「阿鼻」とは地獄の底、絶え間無い責め苦が続く、 無間地獄のことだそうだが、そこにいる者が「待ち望んでいた力」 とはやはり、苦悩から開放してくれる救済の力ということになろう。  救いとは、水を汲み上げるのが困難な「狭い井戸」に辿り着けば 生命の水にありつけるというような難行苦行の道ではなく、来世の 「黄泉のかまど」で煩悩を焼き払え、というような教えでもない。 (何か特別な力ばかりに期待すべきでない、これも我々が少しずつ 抱えた問題の解決方法に関る事として捉えてみるべきであろう。)  地獄からの開放は、卑近な日常の底辺、俗世において虐待され、 忌み嫌われている者達によってもたらされる。(共産主義革命を 連想してしまいそうだが、似て非なるものとだけ言っておこう。)  審判と救済という両刃の剣の働きは、天からではなく、地を這う ようにして生き涙する者達、地獄の底を知る者達によって現される。(Soo) 00836/00837 JBH00712 桂 桂 RE:サンカ異伝承 (その8) (14) 93/07/04 23:32 00809へのコメント そーですか、YUIさんは「あほの坂田」でしたか(^_^;) とは冗談ですが、「アホ」の語源にそんな意味があるのは初耳でした。 被差別民の蔑称はその特定がたいへんむずかしく、 場合によっては逆差別になりかねません。 以前は「朝生」で部落差別のテーマでやったら、 「4つばのクローバー」という蔑称もあると言い出して、周囲の混乱を招いた コメンテイターもいましたが、 それではこの被差別民の話は次回ここにかくテーマなので、 その時また詳しくお話することにいたしましょう。 では次回もRESよろしく(RESれーす^_^;)                    桂 桂(JBH00712) 00837/00837 JBH00712 桂 桂 RE:サンカ異伝承 「廃虚の街」から (14) 93/07/04 23:33 00815へのコメント どもども、議長殿(^_^) ここの過去ログはぜぇーんぶぅ目をとうしましたよ。なかなか興味深い 書き込みばかりで思わず目移りしてしまいそうです(^_^;) さてそのフリーメーソンのことなのですが、議長は、 「沈黙の兵器」のことは御存知ですか? もし御存知ではないのなら、またレポートを用意いたしますが・・・・・ それでは近ぢか再び新シリーズを始めたく思います。 またRESよろしくお願いいたします (__)ペコリ  桂 桂(JH00712) - FARION MES(15):★平成松川塾◎日本を考える----------<01> 93/07/05 - 283/283 GFD00204 松川 貴     RE:命を大切にしましょう (15) 93/07/04 20:56 282へのコメント  HVHYさん  なんというか、言葉がサナギ化しているような、そんな感じですね。けれども、私 たちの意識を覆っているサナギの殻は初めからそのように私たちの体を覆っていたの ではなく、人類の文明化という長い生命活動の流れの果てに、どうしても生まれざる を得ないものだったとも思います。  それでもかつて人間は、言葉を駆使して自由に前後左右に動くこともできたのです 。言葉がまだ力を持っていたからです。けれどそのために多くの人間が死にもしまし た。  今や私たちは固いサナギの殻に覆われてしまい、前にも後ろにも右にも左にも身動 きが取れなくなってしまいました。私たちの思考方法やそれに伴う表現上の便法が、 固い殻となって私たちの体を覆ってしまったからです。  現在の人間の状況はこの通りです。しかし、野にいる本物のサナギは、外から見る とまるで死んでいるように見えるけれども、その殻の内部でちゃんと生命活動を── しかももっとも重大な生命活動を──続けています。  けれど、そんな彼らでさえ、内なる生命を外に解放するために、彼ら自身が、自身 を覆っている殻を脱ぎ捨てることができなければ、彼らはその中で死滅していかざる を得ません。  HVHYさんが#282の最後で、結局自分自身の言葉と思考に言及せざるを得なかっ たように、誰もが自分の言葉と思考に視線を向けざる得ない状況です。だから、あの 文章は自分自身のためにも書いたのです。けれど、状況に対してあまり神経質になっ ても逆効果です。 >世の中に無神経ほど強いものはない。あの庭前のトンボをごらん。尻尾を切って放 >しても、平気で飛んで行くではないか。(勝海舟『氷川清話』P246)  〈無神経な繊細さ〉とは形容矛盾です。けれど海舟は、大事をなす者はそうあらね ばならないと、行間を通して私たちに語りかけています。  そういう人物は、そのように〈する〉のではなくて、そのように〈ある〉のです。 ですから、海舟がいうごとく、私たちも、一方ではいつもシリの切れたトンボのよう であればよいと私は思っているのです。                                   松川 貴 P.S. ケース・スタディの件、楽しみにしております。