- FARION MES( 2):【居酒屋1999】自己紹介・雑談--------<09> 94/06/19 - 02297/02301 PXA06646 樹 ゔゔ遅かったか(^^; ( 2) 94/06/19 03:18 コメント数:1    おひさです〜。>ALL    今日、ていうか?昨日アクセスした後、回線継続になってて?になって   いた所、みれサンにRTのおさそいを受けて???になりながら初めて   RTなる所に行きました。(アリガトでした。>みれサン)    入ったはいいが、操作の仕方が??”書いてある文字が動く〜?!”   ”ワタシの名前が入ってる所の文字の色が違う〜?!”コレはナニ?????    あまりにもワケが解らないので”とりあえず一旦抜けて、説明書読もう”   と、、、、、今度は出かたが解らない(+_+) 四苦八苦して抜けて、   ワケのわかんない説明書読んで、「モウ1回入り直すぞぉ〜」   で、、、、、入ったら、、、、誰も居なかった。(TOT)ジカナガネェ、、、ナサケナイ    18日の11時頃、RTしていた方、突然入って突然抜けてご迷惑   かけました。次回はガンバリますのでおゆるしを、、m(^^)m また、見付けたら誘って下さい(^^)>みれおねいサマ  樹 (PXA06646) 02298/02301 PGB01143 魔界のめーそん お見舞いの事 ( 2) 94/06/19 09:09 コメント数:1  シゲ殿が、採石工場のオーナーに成られたとは知らなかった。  ご免なさい。これは時も弁えない冗談でした。  破砕治療のご成功を、心からお祈りいたしております。この入院は 他の部分が元気なだけに、退屈さをまぎらわす為の病院OFLが本当 に必要かも知れません。  真面目に療養されて、一日も早いご退院を..奥様のために                        魔界のめーそん 02299/02301 GBD03557 シゲ RE:ゔゔ遅かったか(^^; ( 2) 94/06/19 10:06 02297へのコメント  あ、ども。  RTの仕方は「腐れ×ん×」さんに聞けばいいだろうけど、 RTを30分すると課金が300円と電話が100円で合計400円。  君の一日の生活費に匹敵するお金があっという間に飛んでいくのじゃよ。  究極貧乏はつらいなぁ。うんうん。次にオフに参加するって言っても お金は出してやらんぞ>樹  今日の夕方に入力の仕事を送るから二人で働くよーに。 注:この文章はRTをすると課金が大変だからRTを控えるようにという   運営の邪魔をするものではなく、樹さんは日に500円ほどで生活して   いるという情けない事実をみなさんに広く知ってもらい、みなさんが   「あ、私の生活よりも下がいるんだ、うんうん」という優越感を   感じさせ、かつ、ソニック君に大きな安堵感を持たせることを目的に   しております、はい。     キャー オコラナイデェ                                シゲ 02300/02301 GBD03557 シゲ RE:お見舞いの事 ( 2) 94/06/19 10:09 02298へのコメント コメント数:1  こんにちは。  採石工場のオーナーは笑いました。でも、医学書で腎結石をみると まるで珊瑚のようです。だから珊瑚の養殖業者のオーナーですよん。  しかし、入院の日程が決まらないんっす。 02301/02301 TBE03167 ねずみ RE:お見舞いの事 ( 2) 94/06/19 10:58 02300へのコメント サイダーを飲むと中に含まれてる二酸化炭素で胆石が溶けてしまうっていう話が ありますけど、それはダメかな。 - FARION MES( 6):・壁(1)=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・= 94/06/19 - 02495/02497 GDB00064 オリハル RE:まいっちまうぜ、ったく ( 6) 94/06/19 01:01 02493へのコメント コメント数:1 |俺がノイローゼやってる間に、そういうことを考える脳味噌の細胞が全部どっかへ |きえちまってやがんの。 それ、わかります。私もそうでした。ちょっと情動があると、何か考えることがかなり ゆらいでしまったりしました。私は障害者のプログラマー養成の福祉施設に入所してか らいやでもプログラミングするようになりましたが、それが救いともなりました。何も かも忘れて外界からの刺激の中で、ただ仕事だけをしてゆくこと自体が救いにもなりま した。(片や、ラティハンの効果がベースにあったのが最も大きかったのですけども) 最初は「〜でないから、ここはこうならないのだ」という言い方をされると訳がわから なくなりました。でも、プログラミングしてゆく内に、頭の中がなんだか整理されてす ーっとしてすっきりしてきたんですよね。そんな訳で、ねずみさんも外界からの刺激に よって否応なしにプログラマーやってみたらいかがでしょうか。まー、この話はちょい とそう思っただけの話なので、忘れてしまっても結構ですし。まー、私は言いたいこと 言っただけですので。似たような状況にあるように思われましたもので。ではでは。                                 オリハル 02496/02497 TBE03167 ねずみ RE:まいっちまうぜ、ったく ( 6) 94/06/19 10:56 02495へのコメント そだよねー>オリハルさん プログラムっていうのは、論理を整理して、単純化する作業だから、ものごとを 考える時のプロセスとよく似ているんだよね。 でもねー、僕の今の悩みはそういう高級なんじゃなくて、普通のモノの考え方を 忘れてしまって・・・ 途方にくれてるっていう種類のものだから。 もう、いやんなっちゃうよー 02497/02497 KGH02737 弥沙 天と地 ( 6) 94/06/19 14:26  天は即ち是れ地の鏡なり。  人宜しく時に天を仰ぎて、以て地の変わるを知るべし。  −筑紫の古い諺−                       弥沙  - FARION MES( 9):★TAO の《神々の曼陀羅》―美と信仰と史― 94/06/19 - 252/252 MHD02672 TAO 鬼と修験道 ( 9) 94/06/19 00:25  いいえ、雑談も一向に構いませんよ。>>副議長様・隆ちゃん  むしろご発言にコメント付けなければならない立場にありながら、  留守がちなことを申し訳なく思っております。  修験道ですが、宗教というよりも、呪術体系としての印象が強く  感じられますね。先ほど、別冊歴史読本《これ一冊でまるごとわかる》  シリーズから「呪術 −禁断の秘法−」(1,600円)が出ましたね。  これはなかなか力が入っているようで、面白いことしきりですが、  内藤正敏氏が「山岳修験 −鬼と方位の呪術」という文章を寄せて  いますので、内容について簡単にまとめておきます。  内藤氏によれば、修験道の霊山には多くの鬼の伝説が残されていると  いいますが、鬼はかって山に棲む地主神だったのが、仏教の伝播に  よってやがて修験道が発達していき、神仏が祀られるようになるのに  従い、鬼は鬼門とか裏鬼門に追いやられるのに至ったとのことです。  鬼門に追いやられた鬼たちは、中心におましわす神仏たちを守護する  ようになるが、山伏たちは神仏よりもむしろ鬼の呪力を頼って  祈祷していたのだろうというのが、内藤氏の主旨のようです。  各地に鬼伝説が伝わる中でも、羽黒修験の開祖とされる能除太子という  人物は、まさに鬼のような奇怪な容姿で、「悪面限りなく、身の色黒く、  人倫の類とも思えないような醜い姿で、顔の長さは一尺九寸、鼻の  高さは三寸…」だったといいます。  醜い山の神といえば、葛城の神も非常に醜かったといいますね。  能除太子は蜂子皇子ともいい、崇峻天皇の第三皇子だったと伝えられて  います。無論、「皇統譜」には載っていず、おおよそ実在の人物とは  考えられませんが、天皇の皇子を、山の神の化身として「鬼」のような  姿に仕立てたのは面白く、この伝承は鬼と天皇の関係を窺わせます。  なお、能除太子は「照見大菩薩」という菩薩号ももらっています。  戦後には無くなりますが、ちゃんと菊の紋がついたご陵まで造ってあった  ということです。  話がそれましたが、山伏たちにとって「鬼」とは、まさに呪術の神々に  他ならなかったようですね。NoBさんが以前、日本の宗教はほとんど呪術  ではなかったか、とおっしゃっていましたが、私も、日本の宗教という  のは、呪術的な面が非常に強く、やはり日本人というのは基本的には、  シャーマニズム民族かなぁと思いつつあります。  TAO - FARION MES(12):★SUBUDHの《アジア・チャンプル》----<01> 94/06/19 - 00253/00253 MHD02672 TAO お疲れ様でした (12) 94/06/19 00:25 00248へのコメント  >SUBUDH さん  奈良オフで一度お会いしただけでしたが、色々な話を伺って  楽しい時間を持てたことは、バリの煙草の芳香とともに、  鮮明に憶えております。SUBUDHさん、どうもお疲れ様でした。  >一輝 さん  ご就任おめでとうございます。SUBUDHさんからの引き継ぎと  しては、これ以上は考えられない人選ですね。アジアの瑞々しく  豊潤な世界が色鮮やかに展開していくこと、期待しております。 TAO - FARION MES(13):★KAZEの神秘学遊戯団----------------<03> 94/06/19 - 01371/01373 GDB00064 オリハル RE:はじめまして、オリハルさん (13) 94/06/19 00:25 01369へのコメント Paper Birchさん、どうもです。シルバー・バーチ霊言集(今、松VER.6使ってますが、 辞書に霊験を“れいげん”という読みで登録してました)には違う訳者のバージョンが あるんですね。私も近藤千雄という人の訳になってます。それと、色々と霊統があるみ たいですね。ARIONが大天使ミカエルの系統だと伝え聞いてますが、それ以上は特 別何も知りません。でも、中には本当の「良書」がありますね。そういう本を沢山の人 に読んでほしいと思いますね。ではでは。                                 オリハル 01372/01373 GGA02514 KAZE リトミックなど (13) 94/06/19 02:04 01361へのコメント 隆ちゃん、どうも。 今日(18日)は意を決して、僕の部屋の模様替えを敢行しました。 このところとみに本の中に埋もれて居場所がなくなってしまいがちがったから、 というのが主な動機ですが、朝起きたらついその気になったのでした。 案の定、難行し、汗びっしょり&すり傷だらけの一日になりました。 ま、結果としてまずまずの結果で、少しだけ満足しているのでした。 たまには気分転換にも、こうした一日もいいもんですね。 お掃除のあとシャワーですっきりしたあと、夕方からは、 楽器屋さんに勤めている友人の会社の社長さんとお会いして、 その会社がやっている「リトミック」をもっと理解してもらうための 相談を受けていろいろお話をしていました。 最近ではダルクローズの始めたこの「リトミック」というのは、 かなり有名になってきましたから、たぶん隆ちゃんもご存知だとは思いますが、 ま、早い話がシュタイナー的な幼児音楽教育なんですよね。 モンテッソーリなんかの幼児教育の考え方とも通じるところがあるようです。 一応簡単にご紹介しておくことにしましょう。 引用は、岩崎光弘「リトミックってなあに」(ドレミ楽譜出版社)より。  リトミックは、スイスの作曲家・音楽教育家エミール・ジャック・ダルク ローズ(1865〜1950)によって考え出された音楽教育法です。  音楽教育は、人間の心とからだの発達段階を考慮して行うべきだと提唱し たダルクローズは、いろいろな研究を重ねた結果、音楽教育にリズム運動を とり入れました。すなわち「からだで覚える」ということです。音楽を聞く、 歌う、演奏する、作るといった音楽教育で学ぶすべてのことを、からだを動 かす経験を通して感じとっていくのがリトミックの教育法です。  リトミックはリズムという素材を生かし、音楽に反応して動くことにより、 感じる心、想像力や創造力を養います。また、心で感じたものを、からだを 使って自分なりに表現する(自己表現)ことで心とからだの協調・調和を作 り出そうとするものです。  学習には直接的学習[Direct Study]と間接的学習[Indirect Study]があり ます。リトミックは間接的学習です。リトミックは心身の調和を図り、それ をもとに感覚を磨き、知性の基礎を作り、より発展的能力を身につける教育、 つまり人の成長の可能性を大きくする教育なのです。 これからしばらくの間、このリトミックを勉強していくことになりそうです。 先ほどもいったように、この考え方は、極めてシュタイナーの幼児教育の考え方に 近いのは確かですので、なにか発見があったらまた報告させていただきます。 >どんなに考え方が違っていても、ニコニコしながらお話したいですからねぇ 昨日(17日)には、友人としているシュタイナーの読書会で、 ちょうど薔薇十字の修行について話し合っていたのですが、 「自己認識」の入口へと至るためには次のようなことが大事だとあります。 引用は、「神智学の門前にて」(イザラ書房)より。 通常の意味で内面を探求することよりも、まだ十分に育成されていない特性 を完成し、すでに自分が持っている特性を、それに対立する特性によって補 うことが問題なのである。自己認識は人間にとって、もっとも困難なものの ひとつである。そして、自分のことをよく知っていると思っている人が、も っとも錯覚に陥りやすいのである。そのような人は、あまりに自分自身のこ とを考えすぎる。自分自身に凝り固まり、絶えず無造作に「わたし」という 言葉を口にする。「わたしは考える。わたしは信じる。わたしはそれを正し いと思う」というようないい方をする習慣をやめるべきなのである。まず第 一に、ほかの人の意見よりも自分の意見が大事だと思う習慣を捨てねばなら ない。 学習なしには、現代人は自己認識にはいたらない。人類全体の思考を自分の なかに生み出すことを、試みなければならない。宇宙とともに考えることを 学ばねばならない。「だれかがそう考えたのなら、その考えは人間的なもの にちがいない。どのようにその考えを生かすことができるか、一度試してみ よう」と、思わなくてはならない。 なかなか難しいことではありますが、「考え方が違う」人と話すということは、 自己認識を拡大させる非常に重要なきっかけになるんですよね。 僕はこの引用にあるように「人類全体の・・・生み出す」ということを ずっと自分の大きな目標としてきました(^^)。 もちろん、それが僕にできるとは当然のように決して思ってませんが、 今の自分の思考を僕にできる限り広げていきたいと思っているのです。 で、自己認識を深めるためには、結局「他」を理解することが必要なわけです。 そのための僕なりのスローガンが、 「嫌いでも理解・好きならもっと理解」なのです(^^)。 この「嫌いでも理解」っていうところには、感情のコントロールが必要で、 あがったりさがったりする感情をなんとかしなければなりません。 この課題をシュタイナーは「冷静さ」の獲得ということで次のようにいいます。 「天に昇るような歓声」と「死ぬほどの嘆き」のあいだを行き来するのを、 調整するのである。そうすることによって、行動の根源性や芸術的な感覚が 失われるのではないかと思う人は、霊的な進化をすることができない。冷静 であるというのは、最高の喜びと深い苦悩のなかで自分をしっかりと保って いるということである。苦悩と喜びのなかにわれを忘れず、エゴイスティッ クに苦悩や喜びに没頭しなくなったとき、世界の中で喜びと苦しみを正しく 感じられる。 この「エゴイスティックに・・・・」というのは非常に示唆にとんでますよね。 反対にいえば、苦悩や喜びに一喜一憂する状態は、 それを正しく感じてない、ということなんです。 喜びや苦しみを正しく感じるためには、先の話のように、 自己認識を深めていかなければならないんだということを 忘れてはならないようです。 >議論の勝ち負けって本当になんの意味もないんですよね。 勝ち負けに拘るっていうのは、自己認識の反対のことなんでしょう。 勝つことで「わたし」が絶対化され視野がせばまり、 負けることで感情が傷つき、場合によっては恨み、 そのことで他を理解するにはほど遠くなります。 心しておきたいことです。 >傲慢=偉い&賢いなんていうとんでもない図式があるかのようです。昨今ジャ >ーナリズムの歪みの責任の一端は我々の側にもあるという事なのでしょうね。 結局、人間はどこかに「権威」を求めなければ安心できないんでしょう。 宗教団体の教義や開祖などを、盲信するというのも同じです。 盲信するが故に、その盲信した対象と違うものに対しては、 無闇に攻撃を始めることになります。 これもさきの「自己認識」と反対のことです。 やはり、まず自分でちゃんと考えること、 そしてその自分を絶対化しないで、他を理解し、 その他を広げていくことで自分という枠を広げていくという姿勢が 何よりも大事なことなんだと思います。 ☆☆☆KAZE☆☆☆ 01373/01373 GGA02514 KAZE らっしゃい、らっしゃい>わっきぃさん (13) 94/06/19 02:04 01366へのコメント わっきぃさん、いらっしゃい。 オフのときはどうもです。 皆さんがサイババのテレビをご覧になったということですが、 実は僕は見てないんです。 友人が幸いビデオにとっていたそうなので、 近々ちゃんと見ておきたいと思います。 ま、サイババさんはともかく、 わざわざお越しいただいてありがとうございます。 この会議室は、アーティクルが長すぎるとか、よくわからんことが多い、 などという敷居の高さがあるという話もありますが、 ま、そんなことは気にせず、気軽に遊びにきてくださいね。 ☆☆☆KAZE☆☆☆ - FARION MES(14):★YHVHの預言解読部屋------------<03> 94/06/19 - 02118/02118 GCC01413 YHVH 受胎の秘密。 (14) 94/06/19 01:01    *[なぜ『笑う出産』なのか?]    あなたがた人間の総意で望むことが、この世には存在する    あなたがたの生命の「表」では無く、「裏」に存在する    それらは、あなたがたの「表」では望まれない未来を招きつつある    それらを変えてゆくには、「表」だけ理解していては成らないだろう    あなたがたの命の「裏」は、あなたがたの意識のコントロールを受けない                     (93.8.4.ARION)       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜    いまさら言うのも何だが、このメッセージはなかなか空恐ろしい。    ほとんどの人間が無意識のうちに「望まれない未来」を望んでいる。    そういう意味合いもあるし、もう一つ「本能の迷走」という意味もある。    もし言葉にするならば、「楽になりたい」という欲求だろうか。    これを「自殺願望」と言っても、あながち間違いではない。ところが、    そう簡単に人間は自殺できない。そこで、他殺という“形”を仕掛ける。    なるほど、確かにこれこそが、現在の“全体回路図”である。    では、この回路に手を施すために、いったい何が求められるのか?    命の「表」が「生から死へ」だとすれば、命の「裏」は「死から生へ」。    『笑う出産』を読んで欲しいという理由は、ここにあるのだ。                                YHVH - FARION MES(15):★平成松川塾◎日本を考える----------<01> 94/06/19 - 564/564 GFD00204 松川 貴     むち打ち反対十字軍運動 (15) 94/06/19 11:28 560へのコメント >我々がよく、アメリカはああだ、こうだという場合、それはリンボウのいう、 >アメリカのリベラルの支配下にある「メジャーなメディア」の並べるきれいご >とを意味している。それはアメリカの半分近くを占める(リンボウによれば過 >半数を占める)サイレント・マジョリティーの保守派の本音とはしばしばかけ >離れたものであるという危険があることは、注意してもしすぎることはない。 >(P337)   注:「リベラル」という言葉は〈政治用語〉です。ラッシュ・リンボウ  は「アメリカのリベラル=左翼的」という用法でこの言葉を用いているの  です。日本の場合、社会党系の代議士たちが最近この言葉を用い始めてい  ますが〔参考:「『リベラル』大バーゲン時代」加藤尚武『諸君!』5月  号、「どれが本物 社民リベラル」加藤秀二郎『THIS IS 読売』7月号〕、  今後もし「リベラル」という言葉が彼ら社会党系出身の代議士たちの専売  特許のようになっていったとしたら、これはむしろアメリカ的な用法に近  づくということになると私は思います。  ラジオ・スター、ラッシュ・リンボウの書いた本、『俺が正しい!』の翻訳者の森 下賢一氏は、その本のあとがきで上のように述べていましたが、これからご紹介する 話は、まさに「アメリカのリベラルの支配下にある『メジャーなメディア』の並べる きれいごと」と「現実のアメリカ国民の感情生活」とがいかにかけ離れているかのよ い見本になると思われます。例の、シンガポールでむち打ちの刑を言い渡された「い たずら小僧」に対する、アメリカ国民の「本当の感情」のことです。  ここにひとつの資料があります。『THIS IS 読売』の7月号に「むち打ち」と題し て書かれた記事です。この「いたずら小僧」の話は日本の大新聞でも大きく報道され ましたので、ご存じの方も多いだろうと思います。この『THIS IS 読売』に載ってい る記事を読むと、こんな内容の話が書かれています。   「むち打ち」に対する一般アメリカ人の反応は、賛成75%に対して反対  20%だった。  私の関心は、どういう経緯で、「むち打ち判決」が「大事件(国際問題)」になっ たのかということなんです。「むち打ちの刑」という判決が出た時点で、この少年の 周りにいた人物が──あるいは親自身かもしれませんし、親に頼まれた人物かもしれ ませんが──アメリカのマスコミ機関か何かに「自分の息子に(あるいは知り合いの 息子に)〈痛い〉むち打ちの刑なんぞ受けさせたくないので、なんとかしてくれ」と 訴えたのでしょうか。もしそうだったとすれば、それは、とどのつまり、「ある個人 のまったくの利己的な動機」が対国家問題にまで発展してしまったということになり ます。  あるいは実際は、そのような、「少年をとりまく人物たちの思惑」とはもともと関 係はなく、つまりシンガポールは小さな国なので、アメリカで「問題」として採り上 げられる以前に、この「いたずら事件」とその後の判決結果が地元のシンガポールの 新聞に載り、たまたまそれを読んだアメリカ人の「誰か」がそれを「人権問題」とし て採り上げ、その「問題」をアメリカ本土にまで持ち帰ったせいでしょうか。(私に はとても、少年の犯した「つまらない事件」の経緯が、初めからシンガポールの報道 機関で詳しく報道されていたとは思えないのですが、私はシンガポールの「犯罪報道 事情」を知りませんし、また私には、そこまで調べる能力がないので、ここで確たる 判断ができないのが残念です。)  いずれにしてもこのような「騒動」は、「誰か」が〈彼ら〉に──つまりアメリカ の「リベラル」なマスコミ機関に──「少年がこのような目にあわされる、助けてく れ」と訴え出なければ、決して起こり得なかった「事件」であり、「ニュース」であ ったと言えます。  この「事件」に関して、「アメリカのリベラルの支配下にある『メジャーなメディ ア』」がアメリカに住んでいる自国民に対して何を行ったかについて、この記事の筆 者は以下のようにまとめています。   シンガポール在住の米国人少年(18)が悪がき仲間と、車にスプレーで落書き  したり、番号札をつけ替えたりの悪質ないたずらをし、三月初め法廷で、むち  打ち六回、禁固四か月、罰金三千五百シンガポール・ドル(約二十三万円)を  宣告された。これに対し、「落書きの少年にむち打ちとは野蛮すぎる」と米国  のマスコミや議員が「むち打ち反対十字軍運動」を展開。ニューヨークタイム  ズ紙が反対の先頭に立ち、読者が抗議の電話をかけるよう在米シンガポール大  使館の電話番号を載せ、米企業幹部にシンガポールに圧力をかけるよう呼びか  けた。他の新聞やテレビも大騒ぎ。クリントン大統領もシンガポールの「行き  過ぎ」を警告、見直しを要請した。少年は五月初め、この要請を考慮したオン  ・テンチョン・シンガポール大統領の恩赦で、六回を四回に減らしたむち打ち  刑を執行された。米政権は、これにも抗議の意思を表明した。(P202)  「むち打ち反対十字軍運動」を展開ですって……。「むち打ち反対十字軍、むち打 ち反対十字軍」──みなさん、この言葉から何か感じませんか。なぜなんでしょう、 私はこの言葉を頭の中で唱えると、どうしてもどこか笑い出したくなるような奇妙な 感覚を感じてしまいます。  いまや20世紀末のアメリカにおいて、かつて本当に血を流しながら行われた「聖 地回復運動」は、「むち打ち反対運動」と「同列」に論じられるまでになったんです よ。すばらしい話じゃあありませんか。  この記事の筆者は続けて以下のように、アメリカの一般国民の反応をまとめていま す。   冒頭の数字(注:賛成75%・反対20%)は、あるコンピューター・サービス  が行った世論調査で、六万人から回答が寄せられたが、圧倒的に「少年へのむ  ち打ち賛成」が多かったのだ。シンガポール大使館への電話も六対四で賛成多  数だったという。少年の故郷、オハイオ州デイトンでの新聞の世論調査でも、  賛成一四四〇対反対八三〇だった。   世論調査によっては異なった結果も出ている。だが、大勢として国民の態度  はマスコミの予想を裏切った。「米国でもむち打ちを」というものまであった。 (P202)  私たちはマスコミ経由で送られてくる情報をどのように「取り扱う」べきなんでし ょうか。秦野章氏の書かれた『角(つの)を矯(た)めて牛を殺すことなかれ』(光 文社 1400円)という本には(この本は「法とは何か」を考えたい人にとって実に参 考になる本です)、以下のようなイギリスのサッチャー首相にまつわる話が出てきま す。   このとき、こんな質問があった。  「オランダのあるジャーナリストは、日本が海に沈んでもオーストラリアを除  いては誰も悲しまない。多くの勤労者はウサギ小屋に住み、なんら基本的文化  をもっていない、と日本を批判しました。これについて、どう思いますか」   サッチャーの答えはこうである。  「その言葉は、なんら心にとどめません。それはジャーナリストが書きなぐっ  たいい加減な批判で、そんな言葉をあなたはまじめに取り上げるべきではない。  私たちの人生をジャーナリズムに任せるようなことはやめましょう」(P116)  確かに、私たちの人生、あるいは精神生活、あるいは正義感覚は、マスコミ人士た ちの小さな頭からひねり出されてくる「俗で平板な感情を喚起する意見」(あるいは 思想)に左右されちゃあなりませんよ。そういうわけで私も、サッチャーさんの言葉 に全面的に賛成なんです。                                   松川 貴 - FARION MES(18):★あもりの二人三脚ネットワーク------<01> 94/06/19 - 01223/01223 TBE03167 ねずみ RE:あらら、ついに抜けてしもうた…(^^;) (18) 94/06/19 10:51 01221へのコメント 抜けた瞬間っておもしろいよね。しゅこーんって行くんだよな^^ わかるわかる。(笑)