- FARION MES( 5):**/////*/////*/////*/////*/////*/////** 95/08/02 - 00181/00182 SDI00635 みれ RE:暑中見舞い申し上げます ( 5) 95/08/01 14:46 00180へのコメント  #00180 CHARAN どん  そうだよなぁ、CHARANもたまにはいいこと言うよな〜(^_^;)(^_^;)(^_^;)  ‥というお約束通りの突っ込みはおいといて(笑) |そういう現実ボケの私だが、不思議なことに、何やらやばいものがヒタヒタと |迫っている気配を感じてなんとなく戦慄してもいる。  いや、実はこの感じ良く分かる‥というと、あ、みれさんは霊能者みたい なもんだから大変だぁ!と思う人もいるかも知れないので、こういう話は本 当はしたくないんだけど‥霊能力に関係ない話なんで、皆さん宜しくお取り 計らいのほどを‥(^^;)  このところのコスモ信用組合の破産にしてもバブル経済の中で蜃気楼を追 って大移動した民族の残骸を見るような、そんな事件だし‥八王子の殺人事 件にしても、何やら今までの日本人が踏み越えなかった一線を越えた様なう すら寒い事件だよね(- -;)  どうも今までの常識やら良識と呼ばれるものは役に立たない様な、そんな 社会に知らない内に成り代わっているんじゃないか?と、私も思う。自国の 経済状態を知ってか知らずか、発展途上国への援助約束をして回る政治家は、 結局その約束履行の頃には政権交代されているだろうくらいの呑気な考えで、 自国の経済状態がその頃どうなっているか?までは考えていないのではない か?とも思える。  そんなことより目先のUnder Table(袖の下‥何故か英語では 机の下‥ナンチャッテ)欲しさに動く政治家‥(^。^;)ウウッ  そういえば鈴木都政最後の頃に、都の予算が赤字なので‥という理由で、 警察諸機関の人員を増やさないで一人で3人分の活躍をしろというような無 理なことを言ったそうだが、私腹を肥やす努力は忘れない政治家の一人であ る都知事の悪政の結果巨大な赤字を抱えてしまい、凶悪犯罪の増加にも関ら ず警察力を落とさざるを得ないなどという恐ろしいことを平気でやってしま うんだからね、政治家は‥(- -;) 予算が減らされた警察は人員確保もまま ならない状態だなんて‥これは恐ろしいことですよ‥政治家は特別に保護さ れているから、自分達は安全なまま‥いつも彼ら私腹専念王国の政治家の悪 政のツケは都民・国民に回るんだよね‥冗談じゃないよ。  こんな政治を放置しているのは私達一人一人の責任かも知れないが、今あ る選挙制度では、民意が反映される訳は無いよね‥とか思ってしまう。選挙 に行って思うんだけど、あれって「この人にはなってもらいたくない」とい う選び方は出来ないんだろうか(^O^;)  取り敢えず我と我が身は自分で守るという意識が必要とか言ってる場合じ ゃないよね、もう。即、実行していないと駄目なんだよね‥。  さて、このどうしようもない「何かがヒタヒタ迫っている」感を感じて、 じゃあどうするか?だけど、これといって打つ手は無いだろう‥と思う。と にかく一瞬一瞬を一期一会の精神で生き抜くしか、無いんだろうなと。 ・:*:・みれ・:・。,★ - FARION MES( 7):自己対面鏡 ★ ARIONを鏡にして 95/08/02 - 06337/06341 SDI00635 みれ RE:自由再考 ( 7) 95/08/01 14:46 06330へのコメント  #06330 蜥蜴 さん  うぅむぅ〜原罪(^^;)  私の過去の不勉強が益々露にされてゆくぞ、これは(笑)  ああ、でも今日は時間が無いんです(;_;)  今からコントクトレンズ屋さんに行くので。  ゆっくりRESということで、気長にみてくださいましね。  であであ〜。 ・:*:・みれ・:・。,★ 06338/06341 SDI00635 みれ RE:自由とは自分の存在理由だということ。 ( 7) 95/08/01 14:46 06332へのコメント  #06332 VOL DE NUIT さん  どもどもぉ〜、暑いですねぇ。  ちゃんとしたRESを書く時間が無いので、もうちょっと待ってて くださいましね m(__)m ペコ  ああっっ、なんで今週に予定が固まるのぉぉ〜っっ(☆_★) ・:*:・みれ・:・。,★ - FARION MES(10):夢鏡/幻紀行 ★ 夢解釈/カスタネダ研 95/08/02 - 00949/00951 GED03377 えの RE:自愛しない私は霧の中で毒ガス攻撃する (10) 95/08/01 16:30 00933へのコメント コメント数:1  「みれさん」、どうも (^^)  ”シスオペとしての義務”及び、”フォーラムでの議論に対する姿勢”について  は、おっしゃる通りであると思いますし、正当であると思います。 (^^)  僕も、会議室は「なぁなぁ」で終わることなく、感じたことを発言し、議論でき  る場であるべきと思いますし、本来の姿であると思います。  ただ、 >> スクナさんにああした注意をしたのは、彼の今までの文体に合わせたスタ                     △△△△△△△△△△△△△△△ >>イルで書いた結果です。これについては賛否両論あるだろうとは思いますが、  △△△△△△△△ >>私は個々のスタイルが、その人の発言姿勢=パソ通での人格という風に見て >>いますので、こうした対処の方法をしています。  については、日常の対話ではごく普通のことであり、メッセージによる議論上で  も何の問題もないと思います。  しかし、注意となると、”どうなのかな?”という気がします。  果たして相手の姿勢と同じ姿勢で意見をつけることが、好ましいことなのかどう  か? ちょっと疑問です。  例えば、  僕は、今のところメッセージを書くときに、感じていることが表現でき、かつ、  不快感を与えてしまわないように、言葉の始まりや、語尾など言葉を選んでいる  つもりです。(全然、そうなっていないかも知れないけど・・・(^^;)  本音をいえば、結構しんどいですし、書く時間もかかります。(^^;  僕は、相手がどう感じているかを気にするタイプ人間で、おまけに、”短気”な  もんで、”感情的にならずに、穏やかに議論が出来たらいいなぁ・・・”って気  持ちが強いです。  思うに、議論の流れの上では、互いの性格が見えてくれば、不必要な気遣いの部  分は消えていくものであると考えます。(気遣いばかりでは、伝えたいことをな  かなか伝えられないし、疲れてしまいますもんね?)  ただ、今回のケースは、「みれさん」が、第三者の立場から会話に割って入った  という形になると思うので、”気遣いの部分があった方が良かったのかな?”   って思います。  結局、僕が引っかかっていたのは、この部分なのかも知れません。  う〜ん・・・、ただの”お節介さん”だったようです。(^^ゞ  と勝手に結論づけてしまいましたが・・・(^^;;;  僕の場合、今後も勘違いや場違いな発言などが、多くあるかもしれませんが、  ひとつよろしくお願いします。(^^)/                            GED03377 えの 00951/00951 SDI00635 みれ RE:自愛しない私は霧の中で毒ガス攻撃する (10) 95/08/01 23:03 00949へのコメント  #00949 えの さん  こんばんわっ、いつもどうも。  えのさんのご意見は建設的なものとして受け取りました。  今後の私の書き込みの際に生かしてゆきたいと思います。  色々とありがとう。  ところで、今日カスタネダの本「未知の次元」を電車の中で読んでいて、 とても気に入った箇所がありましたのでちょっと長いけど引用しておきま す‥何故、これが気に入ったのか?について今思い返しても全く分からな いんですが(笑)  「誕生した瞬間から、わしらは自分に二つの部分があることを感じる。   誕生したときと、それからしばらくのあいだ、わしらはナワールその   ものだ。だが、そのあと、わしらは正常に機能するためには、すでに   もっているものと対応する何かが必要だと知る。トナールが欠けてい   いるのであり、そのことは最初からわしらに不完全だという感情をも   たらす。そこでトナールが育ち始める。それはわしらの機能にとって   まったく重要なものとなる。あまりにも重要になって、それはナワー   ルの影を薄くし、圧倒してしまうようになる。トナール一辺倒になっ   た瞬間から、わしらは生まれた時以来つきまとっている不完全だとい   う古い感情をひたすら強めるばかりとなり、そのためにわれわれを完   全にしてくれる別の部分が存在するのだと絶えず思いつづけることに   なる」(未知の次元--P.191--トナールとナワール) ・:*:・みれ・:・。,★ - FARION MES(12):精神世界裏表 ★ ニューエイジビジネス を斬る 95/08/02 - 00597/00600 GFB00026 一輝 RE:教えてください。 (12) 95/08/01 23:51 00596へのコメント >#00596 シュメールさん おひさしぶりですねー。お元気ですか? 「魔都物語−オカルト界で今なにが起きているか−」なら、ずいぶん前に読んだ覚 えがあります。詳しくは忘れましたがキワドイ内容だったような気がします。私も 関心はありますが、最近のことはわかりません。朝松氏の存在は、あの記事を読む まで知りませんでした。どうしているんでしょうね。 ”あの辺の話”って80年代は注視していたんですが、ここ数年すっかり見落として いた分野だったことに気づきました。武田氏はどうしているのかな。武邑氏は日大 から京都のナントカ大学(名前を忘れてしまいました)に移籍して助教授をやって いるそうです。 八幡書店関係に詳しい人なら、FARIONで桂 桂さんの右に並ぶ人はいませんので、 もし何か知っていたら、ぜひ伺いたいものです(と話を振ったりして…)。お役に 立てなくてすみません。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 00598/00600 GFB00026 一輝 手品だったニューエイジ思想。 (12) 95/08/02 00:05 00592へのコメント >RE:00592 KAZEさん ありがとう。KAZEさんの言わんとしていることが、ようやく見えてきました。そうな そうと最初からそう書いて下さらないと新手の布教かと思ってしまいますよ(笑)。 冗談はさて置いて、哲学・ニューエイジなど分野を問わず、自分の学ぶ在り方がまず 大切なのですね。私はまだまだですが、その心意気には敬服します。 「メディアで紹介されるシュタイナー観」や「それらに影響を受けた人々のシュタイ ナー観」、そういったものと一線を画す「KAZEさんの中でのシュタイナー観」には、 以前から隔たりを感じていました。そこには優劣などなく個人個人のレッテルの張り 方によって、その人の生き方が如実に反映されているのだなと思いました。 KAZEさんのおっしゃるように、哲学を知識として記憶に脳に格納することと、哲学を 実生活に役立て生きることとは、天と地ほどの開きがあって、これは哲学だけではな く、いかなる学びの対象についても、同じことが言えるのだと思います。 確かに学んだ書物の量とかは積み上げれば眼に見える。しかし存在の量は眼には見え ない。知識を体験に照らし合わせて咀嚼し、存在として血肉にできるよう常に在りた いものです。まず自分はどう在るのか、がいちばん大事なんですね。 以下は、KAZEさんにはあまり興味のないお話かもしれません。私の場合、ある思想に 取り組む際には、創始者の生い立ちや活動の痕跡、時代背景や人間関係といった角度 から攻めることがあります。これは、当人の脚光を浴びている一側面(外面的なレッ テル)を支えるための、影の一側面と言えるかもしれません。あくまでも、一輝とい う一個人の開ける覗き穴から見たものなので、雑談話としてお茶でも飲みながらお読 み下されば幸いです。興味が無ければ読み飛ばされても結構です。 シュタイナーが登場した時代というのは、産業革命による爆発的な資本の集中によっ て、様々な分野で学術研究を支える新しいパトロンが現れた時代でもありました。そ れは科学技術の分野だけではなく、神秘学研究や考古学研究の分野でも例外ではあり ませんでした。 それまでのパトロンというと、カミとヒトとの関係を支えるための芸術や布教を、王 室や貴族たちが金銭援助で支えるのが主でした。それがフランス市民革命とイギリス 産業革命を経て大きく変化します。革命を裏で支えていた新興商人たちの資本の増大 は、カミとヒトとの関係を支える目的を超えて、人間を中心とした科学の賛美へと目 的の変貌した、新しいタイプのパトロンを生みました。 一般の歴史では、市民革命によって王家や貴族が没落し、革命家や資本家が台頭した かのように書かれているようですが、実際にはカミとヒトとの関係を支える王家が、 資本家に支えられた革命家の登場によって没落し、人間本位の文明を推進する王家が 資本家を新たな宮廷商人として従え裏へ回った、と言った方が適切です。 今まで絶大なる威信を持っていたはずのカトリック勢力は衰弱を始め、欧州にとって のチベット的役割だったアルプス山系の秘教的スクールにも、変化の波が押し寄せま す。元イエズス会神学校生徒らによって創立された結社イルミナティ。伝統を守りつ つ新たな挑戦へ歩みだしていた聖堂騎士団。いずれもアルプスに近いドイツ南部は、 17〜19世紀に於ける結社活動の拠点。ルドルフ・シュタイナーは、双方の結社に正会 員として名を連ねていました。 シュタイナーのように新たな秘教への冒険を試みる者たちにもパトロンは現れ、欧州 19世紀末の裏舞台である秘密結社では、新興のパトロンによる資本を背景に集合離散 を繰り返します。結社自身が、所属する社員のパトロンとして機能することもありま す。私の知人は、南ドイツに本拠地を置く或る結社に10代後半に所属しましたが、優 秀な学徒であることが認められ、高校卒業後4年間ドイツでの大学留学を結社の全額 出資で受けました。結社によって温存されていた精神規範は、驚くことに「騎士道( アジア出自・ルーツはAMA族)」でした。結社内では”決闘”も法を超えて認めら れています。 日本やアメリカで紹介されている、欧州19〜20世紀の精神世界の思想家と言えば、ル ドルフ・シュタイナー(人智学)の他に、G.I.グルジェフ、ブラバツキー夫人( 神智学)、アレスター・クロウリーがいます。しかし、いわゆるニューエイジの創始 者として日本やアメリカのメディアで紹介され、書店にコーナーまでできたのはシュ タイナーとグルジェフで、ブラバツキーやクロウリーについてはスキャンダラスな影 の面ばかりがクローズアップされ、光の面についての記述が少なく、肝心の訳書が乏 しい状況です。その一方、シュタイナーとグルジェフは逆の扱い。これはなぜなんだ ろうと不思議に思っていました。ブラバツキーやクロウリーは、シュタイナーやグル ジェフと思想的に同水準にありながら対照的な扱いを受けています。 以前、よくここのフォーラムに出没していた神智学に詳しい方に問い合わせると、人 智学や神智学に関する翻訳物が少ないのであまり知られていないが、シュタイナーの 話はブラバツキーのパクリであり、人智学の人間にとって都合の悪い、神智学のカミ に関する部分を抜き取ったものが人智学(シュタイナーは神智学会を辞めて人智学会 を設立)である、というような話を聞きました。 まぁ智恵が主体の生き物だとすれば、それはレッテルを変えて様々に形を変えて語り 継がれてゆく器のようなものなわけで、私にとってそれはどちらの学問分野でも良い のですが、事実は事実として吟味してゆくと、シュタイナーの思想とグルジェフの思 想が、創始者たちに不本意ながらもニューエイジの一翼として扱われた背景には、い くつかの共通点があります(オウム真理教は、子供たちの教育にシュタイナーの思想 を、ワークという修行概念にグルジェフの思想を採用していたという)。 まず、二人とも強力な新興パトロンのもとで万民覚醒の為の研究に励み、そのための 組織や施設を与えられていたこと。創始者の死後、パトロンたちに資料が吸収され、 主な研究活動の舞台が欧州からアメリカ合衆国に移ったこと。彼らの思想の中では、 カミに関する記述が避けられていること。これらはやがて何らかの意図を持って、カ トリック勢力や神道勢力の地盤の緩んだアメリカや日本で、受け入れやすい思想体系 に整えられたものと思われます。 また、ニューエイジという枠組の中にシュタイナーやグルジェフの思想が組み入れら れた背景には、それらの思想に何らかの欠陥があり、すでに失敗に終わっていたこと にあったのでは(晩年のグルジェフの遺影に”悲しみの眼”が宿っているというコリ ン・ウイルソンの指摘がある)という疑念が私にあります。しかもそれらの思想には パトロンたちにとって後々とても役立つ実験の成果が含まれていた。シュタイナーや グルジェフが目指さんとしていたことを裏切るかのように、パトロンたちは実験の成 果を自分たちに都合の良い、「洗脳」商品の開発に利用したのです。 ニューエイジ思想というのは、手品のようなものだと思っています。ショーを進める テーブルの上の動きと異なる動きがテーブル下では進行します。裏表の動きを冷徹に 見届けながら、ひとつひとつの動きをパズルを解くように吟味する作業は、大変時間 がかかり根気の要るものですが、そのプロセスの中で過去の失敗を失敗と認め、失敗 から学ぶことで、真実の果実を掴もうと試みているところです。これは私個人の過去 の失敗についても同じように試みたいと思っています。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 00599/00600 GFB00026 一輝 サイコパス現象。 (12) 95/08/02 00:17 00594へのコメント >#00594 CHARANさん、おひさしぶりです。  サイコパス<精神病質>には、虚言癖の他に虐待癖や殺人癖などがあります。アメ リカでは、70年代末頃から連続殺人犯などの凶悪犯罪者に、サイコパスの兆候が見ら れ心理学者の間で注目されだしました。この流行とも言えるサイコパス現象が表面化 してきたのは、ドラッグ後遺症の問題が表面化した時期とシンクロしています。  共通しているのは、罪の意識が本人に全く無いということです。凶行を犯して逮捕 されても、顔を隠そうともせず平常どおりに笑っていたりする。この平静さがあまり にも従来の犯罪者の印象とかけ離れていて、まるでついさっきまで、その辺の通りを 歩いていたような人なのです。これは逮捕されたオウム信者にも見られました。  誤解を恐れずに告白します。私自身も「脈絡もなく自覚もなく嘘をつき続ける」と いうことが麻薬常用の頻度に伴って現れ、また麻薬常用を中止した後々までずっと尾 を引いていました。他人にそのことを指摘されても、記憶が脳内で交錯しているため に事の原因を理解できず、その場だけ謝って再び繰り返してしまう。これは親しい麻 薬常用者の友人にも見られた現象で、お互いこれでは人間関係は成り立ちませんね。  もちろん誘発される要素が麻薬だとしても、真の原因は私の中にありました。麻薬 常用者になる以前から、常に私の中に抱えていた不安です。それは「他人と比べて自 分は劣っていないだろうか」というものでした。ここに端を発し、全ての記憶が自分 に都合良く、その場その場で操作し言葉として発していたのです。恐らく不安を感じ る度に、脳内で中毒化していた分泌が起こり、思い込みを事実にしていたのではない かと思います。公私ともに支障をきたしていました。  いつも「いい人」のはずが、何かのきっかけで突如暴れ出したり、突如イジメ出し たり、ふだんと全然違う反応を示す。これがサイコパスあるいはサイコパス予備軍の 特徴です。最近では犬などのペットにも同じような現象が現れ、人に噛みつくなどし て新聞を賑わせています。甘やかされて育ち、不安への耐久力が無く、不安になると 即座に独自のエンドルフィン分泌やアドレナリン分泌を始め陶酔するこれがCHARANさ んの言われる”垂れ流し”サイコパスなのではないかと思います。  そして、だんだん分泌することの方に人生の目的が向かい出す。虚言や虐待、殺人 時に分泌されるものによる陶酔が忘れられなくなってしまう。自己分泌中毒。それで いて分泌していない平常時は、全くのふつうの人。やがて陶酔に酔えば酔うほどに、 良心の声を聞く時間が失われてゆきます。幼女連続殺人犯の宮崎被告が、事件当時を 振り返って「夢の中の出来事のようでした」と語るのも、脳内分泌トリップの習慣か ら脱した今、自らの陶酔の記憶を思い出していたのでしょうか。  最近10〜20代の若い人で、満員電車や行列の中で何の脈絡もなく、突然「くせーん だよオヤジー」「いてーんだよババー」と叫び出すのをときどき見かけますが、あれ もサイコパス予備軍というか、サイコパスの兆候に近いものがあります。また、最近 とみに増えている瞳孔に伸縮の極端に乏しい人(瞳孔のビー玉化現象)。他者への関 心が薄く自分の世界が全てだと思い込んでいると、この傾向が顕著になります。本来 はシャブ中などハードジャンキーに見られる現象でしたが、今や無関係に要注意です ね。子供にも増えています。耐久力と好奇心が欠如しているのです。話してわかるよ うな相手じゃなくなっている。  これは自分の経験から思い付いたのですが、サイコパスの兆候を発見したり自他と もにチエックが出来る方法があります。それは毎日の生活の中で、どれだけ周囲の人 々と細かい確認作業をやっているかで、ある程度の自分の思い込みの深度が見えると いうものです。サイコパスは、脳内で情報の確認作業をやっていないことを、次に他 者との関係に持ち込むようなことをやります。  ときどき会社でも見ます。ふだんはおとなしく「いい人」かと思っていたら、何の 事前連絡も残さず社内から急に居なくなってしまう人とか。家庭でも何も言わずに勝 手に行動を始めておいて、同居人に不都合を指摘されると後で「あの時に俺は言った 言わない」で揉めたりする人とか。相手にお構いなく自分勝手に何でもやってしまう のに、相手からの確認についてはウロ覚え。あるいは相手に発言の機会を与えず、自 分の話ばかり延々としゃべり続ける人。対人不安から発したものと思われますが、こ んな人の脳の中でも、分泌トリップによる陶酔が起きています。  自分の内側で起きていることと外側で起きていることの区別が曖昧なんです。こう いった細かい確認を欠く傾向がサイコパス予備軍に見られます。知覚する世界全てが 自分の脳の中にあるのだと、どこかで思い込んでいるので何ごとも黙って自分勝手に 行動する。相手へ確認などはしないんです。かつての私がこれでした。  今やコンビニ行っても銀行行ってもモノ買うにしても黙っててOKですから、「黙 っていても自分をわからない相手の方がおかしい」などとフツーに思ってしまう。こ のように、サイコパスへの道スレスレの落とし穴は、私たちの日常生活の中にたくさ んあります。銀行での順番待ちにイライラするのも、不安への耐久力を失いつつある 明らかな兆しです。  余談ですが、マレーシアやインドネシア・バリの人々は、こういったサイコパスが 殺人鬼と化す事件を”アムク”[amuk,amoq] と呼んで恐れています。バリ島には、” クリス”という短剣の強大な力を制御できず、良心を失い悪霊に憑依された者による アムクの記録が各地に残っているそうです。バリ島トゥガナン村近郊で、実際に起き た大量殺人事件は、今でも伝説として子孫に語り継がれています。  ”知覚する世界全てが脳の中にあるようなもの”と思い込み、他者へ確認もせずに 「権利がある」「自由がある」という名のクリスを持って、自分の好き勝手をやって しまったらいったいどうなってしまうのか。バリ人から見たら、「日本人はアムク( 良心の声を聞けなくなった人)ばかりだ」ってことになってしまわないでしょうか。  オウム真理教の一連の騒動などは、戦後日本人のアムク化した体質が突出した現象 であって、とても他人事には思えないという感覚を持っているほうが、まだ健全な心 の残照がある。なにしろ皆、心の中では「自分だけはサイコパス(精神病質)のわき ゃーないじゃん」と思っていますからね。サイコパスには全く自覚というものが無い のです。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 00600/00600 GFB00026 一輝 RE:嘘と本当の狭間で‥ (12) 95/08/02 00:19 00595へのコメント >#00595 みれさん | 権利に伴う責任や義務などに代表される「辛いこと」「面倒なこと」「苦 |しいこと」から逃げ、美味しい部分である権利だけを欲しがって当たり前と |いう考えも、この不安への耐久力の無さを助長するものですね。 | 親である人は子供が泣いたりむずがったりしたら即、何等かの緩和法を考 |えて与えるのは止めた方がいいですね。脳内での麻痺物質とうか麻薬物質の |代わりを外から与えることになるのだろうと思います。根本的な解決をしな |いで、対症療法的に何かを与えてしまうと子供は取り敢えずは泣き止むので、 |そうしがちではありますが、そこはグッと堪えて根本的な解決を目指してゆ |くと‥これは親にとっても子供にとっても辛いことですが。 ……………これを読んでいろいろと自分を鑑みているうちに、自分のジャンキーの原      点と思えるようなものをいくつか発見してしまいました。これはせっかく      なので、「私は、なぜ麻薬をやめたのか」シリーズの中でじっくり書いて      みようと思います。 | じゃあ、こうしたサイコパ君の出現を助長させないためにも何が出来るか |と考えてゆくと、どんどん深い話になりそうですね(笑) ……………不安への耐久力を養う知恵としては、体感で学ぶ「武道」の他に、今では      ”年齢がわかってしまう恥ずかしいもの”として遠ざけられてきた”諺(      ことわざ)”があります。幼少時から親に意味も分からぬのに叩き込まれ      成人して様々な体験を経る途上で、突如思い出し意味を解すという諺。諺      には、代々語り継がれてきた日本民族(AMA族)の知恵が凝縮していま      す。 | 武道の話、面白そうですんでこのフォーラムにある武道の部屋に話題を振 |ってみましょうか? ……………守備範囲ではないので、これはお願いしたいところですね。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝