- FARION MES( 6):ハロー・メッセージ ★ 今日のハロー・メッセージから 95/08/12 - 00097/00098 PXH01650 英雄 心を開く ( 6) 95/08/12 01:37  「心の交流が大事と言いながら、実際には心を見せない人が多い」   ....ギクッ、ウーム、そ、そうかあ、いやあ、なるほど!....   現状では、心を見せることは逆に交流を妨げがちではないか、と思える。  というのは、けっこう一方向的な傾向にあり、あたかも心のストリップ・  ショー的なムードが強いように思える。かといって、心を開く方は決して  快感とはいえず、むしろ、無防備な心に投げかけられる刃による苦痛の方  が勝っている。さらに、まな板のコイの切り身は食されることなく、糧と  なる事が少ないようにも思える。   心を開くということは、とりもなおさず、自分自身に対して開くことで  はないだろうか。現代人の多くは、自己自閉症とでも言えるのではないか。  他人に対してはもとより、自分自身に対しても開示していない。   ARIONrtなどを経験して感じたのだが、心を開いていくことは、  底知れぬ深淵を伝い降りていく事に似ている。しかし多くの場合、既に先  人が設置した投光器の灯りが投げかけられる深さまでしか観ていないよう  だ。しかも、それだけで「観ている」と思う人が多いように感じる。光が  あたっていない深みへ降りていこうとする者はいないのではないか。   これからの時代は、その底知れぬ淵の底の底まで光が当たるようになる。  したがって、暗闇に潜んでいたありとあらゆるものが”浮上”してくるだ  ろう。これは今地上で生きているどんな人をも例外はない。   我々に残された時間は決して多くはない、と聞く。己の内部に暗闇を持  ったままではこの世紀末を乗り越えることはできないとも言われる。   我々には、未だ灯りが届かない奥底まで、ARIONの掲げる松明の火  を頼りに歩みを進めることを要求されているのだろう。それがこの大変化  の時代にARIONという灯明の元に集った我々の果たす事だと思うので  ある。   ☆英雄 - FARION MES( 7):自己対面鏡 ★ ARIONを鏡にして 95/08/12 - 06353/06353 PXH01650 英雄 RE:深淵 ( 7) 95/08/12 01:38 06350へのコメント   to.めのうさん、しまうまさん   人間は、なかば本能的に(このコトバは好きぢゃないが)、互いを理解し  たいという欲求を持っていると思う。モチロン自分自身についてもだ。     しかしこの肉体をまとっていると、相手の心中はわかりにくい。近い将来、  心と心が直接”会話”する時が来るとは思うが、今はそれが端緒についたば  かりだ。したがって、互いの間に超えられぬ”溝”が深く横たわっているか  のように見えて愕然とすることがある。これは、親子、友人、恋人、夫婦な  どあらゆる人間関係が有しているようだ。これに比べれば、むしろ動植物と  の方が余程理解しあえるーーまったく異なる種に属する間にもかかわらず、  時には同種族に対しては得ることができないと思われる程の共感と理解を得  る事ができるのはなぜだろう?   そのヒントが先のHMにある、と考えるのはうがちすぎだろうか。MES  6の発言と関連してしまうが(興味深い事にどちらも「深淵」がキーワード  だ)、互いに心を閉じているが故にそこに”溝”が生まれるのではないか。 心が互いに完全に開いた時、それでもなお溝が存在するのだろうか。   先に述べたが、極めて近い将来に、人の心の覆いが透明になるという(ー  ー互いの心が手に取るようにわかるようになるという意)。「その時」が来  たならば、どうなるか?今自分の心がすべて人にわかってしまうようになっ  たら?と考えた事はあるだろうか。   「心と心の交流」と簡単に言うことが多いが、互いの溝を埋めるのは決し  て容易ではないようだ。なぜ、人は心を隠すのだろうか?   お二人の会話の趣旨からは外れたものになってしまったが、「互いの溝」  という下りを読んだ時に自分が感じたことだった。   ☆英雄