- FARION MES(12):精神世界裏表 ★ ニューエイジビジネス を斬る 95/09/03 - 00620/00622 PED02421 KUNI とりあえずの前振りでーす (12) 95/09/03 02:29 AUM関連の騒ぎが盛り上がっていた時に、FSHISOの20番会議室(特設)という ところでAUM信者の方も混えていろいろ書いていたのですが、その時にも書いた のですけれども、『真正日本』誌で投稿されている清里涼平という人の文章が 飛び抜けたかたちで本質を突いていると思いまして、たまたまこのFARIONにも 似たようなノリ(?)の会議室(ここ)ボードがありましたので、議論が一段落 した後で、こっちに寄ってみた、というのが実のところなんですけども。 『真正日本』という冊子は、知っている人もおられるかと思いますが、日月神示 系で活動しておられる中矢伸一氏が主催している「真正日本を考える会」の機関 誌なんですね。この機関誌そのものは、気のせいかもしれませんが、「食」の 問題がとくに問題化されているようです。で、これは、私も、二十代の前半に 環境運動的なものに興味をもってまして、当時の太田竜氏が主催している機関誌 やらに投稿したりもしていた(「現代医療批判」と称するようなつたない内容) のですが、やっぱりあそこも食の問題が強調されていた。 私も食の問題はひとつの本質的事項ではあると思っていますが、かたちとしては、 玄米正食やってた太田氏の奥さんが白内症になって手術したり(←ビタミン不足 ですよね)なんかして、活動としての説得力みたいなものが弱まったという時期が あったかと思います。一人の若造として喫茶店で会って話をしたりもしたんですが、 その時はUFOや宇宙人の話をしてましたね、私は。なつかしいなぁ(^^;。 でまあ、私も成長しまして、よりマトモに近いような感覚で世の中を見るように なってきたわけですが、ひとつの出会いとして、日月神示との出会いがあったの じゃないかなと。中矢氏が出てくるちょっと前で、橋爪一衛氏の『太神の布告』 を本屋で見つけまして「これだ!」と叫びましたネ。ただ、神道に関する勉強不足 なのかもしれませんが、橋爪氏もそうだし、中矢氏の論説にしても、?という部分 がありまして、とりあえず、いちばんピンときたのが『YHWHの巨大潮流』と いう本ですね。もろに、終末論ですけどもね(^^;。 で、その後に、トクマブックス関連でもって、ペトログラフの話なんかが出てきた りなんかして、「つながってきたじゃないか、話が!」なんて喜んでいるところで FMISTYでト学会のペトログラフ批判(その端緒)に出会ったり、さらに、AUM騒動が 来まして、こりゃアカン、といった状態でありました。最近はめっきりオカルト本も 読んでなく、コンピュータの本とか英語の本ばっかり読んでます。それでもこうして FARIONに来てみたのは、ちょっと整理をつけたいということですね。 太田氏がフリーメーソン批判しているような流れは、氏の中にある「家畜論」に 関する絶対的な確信があるところからたどりついたのだと思うわけです。で、私も 以前に、そこらへん、いろいろ考えたことがあるので、そこらへんをちらっと書き たいな、ということで、試しに書いてみました。かなり抽象的な内容ですから、 何が言いたいのか分かりにくいのですが、どうしても大きな視点で捉えるという ことになると、こういう歴史観が必要になると考えています。序論ですが。 ただ、ちょっと場所違いかな、と感じる点も多々ありますので、やはりもっと具体 的な情勢に関して意見していった方がいいのかな、とも思いますが。と、とりあえず 今回はここまでとします。 KUNI (クニ) - FARION MES(13):神秘学遊戯団 ★ 限りなき神秘への航海 95/09/03 - 03374/03377 GGA02514 KAZE ネットワーク革命 (13) 95/09/03 13:07 03368へのコメント 柳 風男さん、どうも。 >KAZEさんが「新文明の基本原理」から紹介された世界を技術的に支えるのは、 >パソコン・ネットかなぁと思っております。 はい、ぼくもパソ通というのは、そういう意味での象徴的な存在なのだろなあと そうずっと感じています。 そういう意味で、ARIONがこうしてフォーラムを形成しているというのは、 とっても意味ありげだと思っています(^^;)。 それについては、かつて「宇宙の法」をご紹介した数年前に 少しだけ指摘してみたことがあります。 その時の内容が、今回の「新文明の基本原理」(たま出版)にも、 第2章の7節「形態再形成=ネットワーク革命」でも述べられていますので、 そのあたりのことを端折りながら、引用紹介させていただくことにします。   ネットワーク型情報か社会においては、「結び付き」「相互関連」「結合」   「組み合わせ」といった意識や思考パターンが支配的となります。この社会で   は、いわば一つの神経細胞の動きが、高度のネットワークを通じて直ちに他の   周辺の神経細胞に影響をもたらすようなものとなります。それは、各々の人や   事象は互いに独立しながらも、周囲の環境や存在と一体不可分であり、「一人   は周囲のために、周囲は一人の為に」作用する「高シナジー社会」であります。   即ち、相乗作用が高度に働く社会なのです。(P73-74)      ネットワークにおいて重要な作用は、個々人の個別的才能や才能が、何通りに   も組み合わされるとこにより、集団のイノベーション能力が飛躍的に増大する   ことにあります。官僚制組織が、各人の力の「総和」でしかないのに対して、   ネットワーク型組織においては各人の力の「総積」即ち各人の持てる力をすべ   て掛け合わせた力が全体の力となるのです。   こうした「ネットワーク」が「ヒエラルキー」よりも社会の主流となってゆく   歴史的変化が、「ネットワーク革命」であります。   ネットワークレベルの社会で活躍する個人、すなわち高い付加価値を付与する   個人とは、いわばこうした相乗作用を可能にする媒介者なのです。通信網の発   達と輸送効率の向上によって、彼らの行動も活性化し、より広大な領域におい   て、より質の高い深みを持つ活動が実現されるのです。   こうした活動においては。他者との共感や自他一体感、あるいは、全体的局面   を把握しながら役割を担うといった事が、極めて重要な意義を有するようにな   ります。   この有機的な社会においては、「作用・反作用の法則」が、社会的レベルにお   いても貫徹されることになります。排斥する者は排斥されるでしょう。逆に受   け入れる者は受け入れられるのです。他を害する者は害され、他を利する者は   自らも利益を得るのであります。(P77)    ほんとうに、このパソ通を理想化したような姿でのネットワーク社会の実現が めざされる必要があるように思います。 それは、ヒエラルキー型の権威的な組織の限界を突破するあり方であり、 そこではすべての参加者が水平的でありながら、 しかも垂直的なあり方のメリットも兼ね備えたようなあり方が実現していきます。 今、我々がしているこうしたささやかなパソ通というのは、 そうしたあり方の最初の実験的なもののような気がしていますし、 その中で、単に唯物論的な外的現象だけを扱うのではなく、 こうして霊学的な内容も扱っていくことというのは、 これまでの宗教のもつ権威化という問題からも自由でありえるような 新しい宗教性を含んだ、しかもそこに芸術や科学をも内包したものに なっていく可能性を有しているのではないかと思っているんです。    では(^^)。 ☆☆☆KAZE☆☆☆ 03375/03377 GGA02514 KAZE RE:主体的な読みを要求するシュタイナー (13) 95/09/03 13:08 03369へのコメント 柳 風男さん、どうも。 >シュタイナー自身も死後70年を迎えられ、あの世でかなり成長されているのだと >思います。そうすると、彼の言ったことを理解するだけでは不十分で(それだけで >もかなりしんどいんですが)、彼の言おうとしたこと、そして今、彼が言おうとし >ていること(彼のメッセージ)を理解しなければいかんのでしょうね。(ちょっと >気が遠くなりました。) はい、気が遠くなりますが、テーマは目の前に転がっています(^^)。 前アーティクルでふれた「ネットワーク革命」ですが、 そこにもその可能性が見られます。 シュタイナーは、機械というものをけっこう嫌っていましたよね(^^;)。 (もちろん、シュタイナーは「科学」を重要視していましたし、 人智学そのものがひとつの科学でもあるわけなのですが、 それと機械的なあり方というのは違っているからです) 出口王仁三郎が講演などを同時代にレコード化などをかなりしていたのに比べ、 シュタイナーの講演などが音声化されていないのというのは、 そうしたシュタイナーの機械ぎらいというのがあったのかもしれません。 ちなみに、出口王仁三郎はたくさんレコード録音をしていたようですが、 大本教の弾圧のときにその多くが破壊されてしまったようで、 残っているのはわずかのようですが、 それでも今それを聞いてもけっこう楽しい(^^)。 シュタイナーの機械ぎらいは、それがアーリマン化を促進するものである というのがその主な理由だったようですが、 こうしたパソ通は、もちろんそういう危険性を有しながらも、 それを逆手にとってアーリマンの解放とでもいうべきものを 実現していく大きなキーにもなっていくのかもしれません。 ここにも、シュタイナーの時代ではとらえがたかったような、 現代でなくては模索しえないひとつの可能性があると思うんです。 では(^^)。 ☆☆☆KAZE☆☆☆ 03376/03377 GGA02514 KAZE 日月神示関係資料 (13) 95/09/03 13:08 03370へのコメント 柳 風男さん、どうも。 >そういう意味で日本の民族魂についてみなさんとお話しするのは、今を生きる私に >とって、限りない財産だと思います。今回の人生ではそこをテーマにして日本のお >いしいとこと、にがいとこを味わいたいなぁと思います。(ちょっと表現がめちゃ >くちゃですが) はい、ぼくもまったく同じことを考えています(^^)。 「日本のおいしいとこ、にがいとこを味わいたい」というのは、 よくわかります(^^;)。 > 日月神事ですが、ほとんど理解がありませんので文献、フォーラム(おとなりでし >ょうか?)などご紹介頂ければとお願い申し上げます。 日月神示の全巻は、「ひふみ神示」(コスモテン)からでていますが、 高くて1万5千円ほどしますので、(しかし、隆ちゃんは持ってます) そのダイジェスト版の、「太神の布告」(コスモテン)を まず手に入れればと思います。(1400円ほどです) それから、それを理解するには、大本教関係の流れを理解する必要があります。 出口なお、出口王仁三郎といった関係です。 もちろん、明治維新前後に出てきた黒住教、金光教、天理教などについても その流れだけはおさえておいたほうがいいかなと思います。 日月神示を中心にしたそこらへんのことは、 中矢伸一さんの諸著作をまずは参照されるのがいいかなと思います。 このフォーラムで展開されているAMA族関係の内容が盛られたものも ありますので、けっこう参考になると思います(^^)。 しかし、ここで注意が必要なのは、中矢さんのかなりきついバイアスです(^^;)。 ま、シュタイナーをある程度読まれているとしたら、 中矢さんの言葉づかいからだけでもある種のバイアスは一目瞭然なので、 あくまでもその紹介している内容だけをご参考にされればと思います。 中矢さんの著作のなかで、参考になりそうなものを次に挙げておきます。 かなり稚拙なものもありますので、それはあえて除いています。 特に最近のものはかなりそれがきつくなっているように感じます。 ●中矢伸一「日月神示」(徳間書店) ●中矢伸一「日月神示・神一厘のシナリオ」(徳間書店) ●中矢伸一「日月神示・艮の戦」(徳間書店) ●中矢伸一「神々が明かす日本古代史の秘密」(日本文芸社) ●中矢伸一「神示が明かす超古代文明の秘密」(日本文芸社) ●中矢伸一「出口王仁三郎・三千世界大改造の真相」(徳間書店) それから、これは日月神示の内容を、人の生きるべき道とでもいうような視点から とてもわかりやすく、とても内容深く解説しているものに 桑田二郎さんの次のようなものもありますので、参照してください。 ●桑田二郎「ひふみ神示(一)〜(三)」(潮出版) とりあえずは、こんなところでしょうか。 それから、日月神示を扱うのは、もちろんここでOKです。 特にぼくとしては、日月神示を理解するためには、 シュタイナー的な神秘学が必要だという視点を持っています(^^)。 いわゆる神道だけから扱うと、なんだかムード的になるだけだし、 その民族魂的な部分をもっと広い視点から見ていくことは難しいんじゃないかと。 では(^^)。 ☆☆☆KAZE☆☆☆