憤りの原因を外部に求め続ける以上、その問題の解決は無いだろう - FARION MES( 2):Wellcome All ◆ 四次元喫茶 カルフール 95/12/02 - 04988/05005 CXK03125 月影 復活でぇす ( 2) 95/12/01 15:57 コメント数:2   御無沙汰しています(^_^)>ALL   実は、受験が終わるまでは書き込みはしないって話しだったんですけど、  私生活が急変したこともあって、こんな時期ですけど、アクセスすることに  しました。   ヨロシクお願いいたします☆                  月影 04994/05005 JCF00616 優位 RE:復活でぇす ( 2) 95/12/01 23:24 04988へのコメント コメント数:1  #04988 月影 さん  お待ちしておりました(^_^)  「月影さん復活は来年なんだよなぁ…」とボソボソ考えていたら、この発言。  びっくりしましたけど、今後とも宜しくお願いします。  これまで色々あったと思うんですけれど、  よろしければ聞かせてくださいね。                          優位(JCF00616) 05004/05005 CXK03125 月影 Re*2:復活でぇす ( 2) 95/12/02 11:08 04994へのコメント   優位さん   お久しぶり(^_^)   そう、ほんと来年だったんですよ(^^;   だけど、今できることを今やらなきゃならない感じになってきたので、舞 い戻ってまいりました。   どうぞ、ヨロシクぅ(^^)/^^                   月影 04997/05005 JCF02051 めのう 復活おめでとう(^O^) ( 2) 95/12/02 00:02 04988へのコメント コメント数:1  #4988 月影さん    やっほー、お久しぶり〜〜〜〜(^^)/  お元気でしたか?  (CDずっと借りっぱなしでごめんよー(^^;)    むむ、私生活の急変とな。ちょっと気になったりして(^^ゞ                           ◆◆ めのう ◆◆ 05001/05005 HGB02122 あもり RE:RE^2:『夫婦まんざい』東京公演 ( 2) 95/12/02 03:26 04983へのコメント  ##04983 みれ さん 今でこそPentinum75Mhzはそれほど破格に速いCPUではなくなってしまいま したが(どうする?>著美)、みれさんのパソコンはメモリといいHDとい いバランスがいいですね。セカンドキャッシュなんて玄人の選択ですよ(^_^; 傷を隠し古さをごまかしまくっている今の私のパソコンでは、もはや時流には 勝てない(^_^; これ以上チューンアップするためには....新しいの買うしかな い....ワケでもなく、会社でクライアントさんに強引にマシンを頼んでしまっ た私です。 たまたま気前の良い会社でしたので、何だかしらないうちに私のナワバリのデ スクには、Pentinum133のメモリ32MB、2GBを筆頭に、Pentinum90とDX4とDX4の 2台のノートパソコンと会社に無断で使っているPentinum75MhzとDX4マシンが 盛大に並んでいました。(^_^;;;;; 僅か5メートル程のデスクの上にマッキントッシュを含め8台のパソコンが並 んでいる風景は壮観なものがあります。全部使い放題!! 嬉しいような空しいような....あ〜 ちょっと自慢して見ました HGB02122 あもり - FARION MES( 6):ハロー・メッセージ ★ 今日のハロー・メッセージから 95/12/02 - 00317/00320 GGA02514 KAZE 色声香味触法の界に入って惑を被らず ( 6) 95/12/01 17:26 コメント数:1 しまうまさん、ほんとうに遅ればせながら、ですが^^;、 議長就任おめでとうございます。 ということで、ご挨拶として、 >95/12/01 己の内側に篭りながら外を徘徊する欲を批判しても何も変らない というHMについて思うところを少し。 これを読んで思い出したのが、臨済のこんなことば。   色界に入って色惑を被らず。声界に入って声惑を被らず。香界に入って香惑   を被らず。味界に入って味惑を被らず。触界に入って触惑を被らず。法界に   入って法惑を被らず。    色声香味触法からなっているこの世界。 というよりも、われわれにとっての世界の「窓」になってるもの、を閉ざして、 そういう色声香味触法をああだこうだ批判したところで、 それは色声香味触法にとらわれてないというのではなくて、 むしろ逆にそれにとらわれていることになるように思います。 まず、窓を開け放つこと。 そしてそこから世界を体験すること。 そのうえで、その世界にとらわれないこと。 そういうことが大事なのではないでしょうか。 ま、そんなことを感じた次第です。 ということで、がんばってくださいね(^^)。 ☆☆☆KAZE☆☆☆ 00319/00320 KFQ02761 しまうま RE:色声香味触法の界に入って惑を被らず ( 6) 95/12/02 01:03 00317へのコメント #00317 KAZEさん  ようこそいらっしゃいました(^^)。おいでいただいてとっても光栄です。 :95/12/01 己の内側に篭りながら外を徘徊する欲を批判しても何も変らない :われわれにとっての世界の「窓」になってるもの、を閉ざして、 :そういう色声香味触法をああだこうだ批判したところで、 :それは色声香味触法にとらわれてないというのではなくて、 :むしろ逆にそれにとらわれていることになるように思います。  うーん、なるほど。上のHMって、僕は「内側に篭る」ことと「外を徘徊す る欲を批判する」ことの関連がいまいち(というかまるっきり(^^;)ピンとこ なかったのですが、KAZEさんのお話を聞いて納得してしまいました。  「窓を閉ざす」というのは、僕もよくやってしまいます。以前だと、性的な ことに関してほとんど自分にとって“タブー”といっていいくらい罪悪感や嫌 悪感を感じていました。でも、これって「強烈な興味・関心」の裏返しだった んですね。  今もたぶん気づかずに閉ざしてしまっている窓がたくさんあるんだろうなあ。 少しずつでも風通しのいい心になっていけるといいと思います。  ではでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m。   しまうま(KFQ02761) - FARION MES( 7):自分を観る  ★ ARIONを鏡にして 95/12/02 - 06618/06621 HGE02116 MAKOTO 本当にいいの? ( 7) 95/12/01 21:59 06615へのコメント コメント数:1 #6615>ARIONへ  私は、他の方達と話していくのだと思っていました。その中で、貴方から いただいた提案を、実行していけばいいと思っていました。そして、先日の RTでのお話から、貴方がポイント事にコメントされるものと思い込んでい ました。私の事を話していくことには、何の異存もありません。  ですが、それとは別に、ここの在りように疑問を感じている方が、表立っ て発言して下さったジョリーさん以外にも何人もいらっしゃいましたので、 それはそれとして、話しあってみて欲しかったんです。  でも、神霊がここに何を望まれているのか、私などには知る術もありませ ん。そのまま放置されていたのにも、どうやら大きな意味があるようですね。  でしゃばった発言をして、申し訳ありません。ここの在り方という部分に 関して、以後どうなさるのかは、議長であるARIONにお任せします。そ して私は、私個人の問題に話しを絞ることにします。  そこで、確認させていただきたいのですが、そこからずれなければ、他の 方達と自由に話していくのは構いませんよね? 今、色んな方と話してみた いのです。そこで、ちゃんと提案を生かせるかどうかも、試してみたいしね。  もう一つ…  ここで感じてきた不満を書きたいのですが、本当に何を話してもいいので しょうか? 不満を形作っているものの中に、大っぴらに話すべきじゃない と思えるものがあります。また、個人に対する不満も、かなりの部分含まれ ています。ストッパーがはずれると、本当に洗いざらい書いてしまいそうで 怖いのです。今まで、言いたくてならないのに、我慢してた事ですから…  でも、それをやると、人に迷惑かける事にもなりそうで… 私は、人を傷 つけたり、人の立場をなくすような話しはしたくない。でも、不満がそこに ある。それを書かないとどうしようもない。そんな事を考えてると、不満を 書くことに、凄く抵抗がある。でもそれが必要で… 今も、色んな事を思い 出して、私の中が煮えたぎってる。ジレンマです…  本当に、貴方の薦めるままに、話してもいいの…? 私がどう思われるか なんて、いまさらの話しだから覚悟してるけど、FARIONに迷惑はかけたくな いのです。                             MAKOTO 06620/06621 MHD02502 ARION RE:本当にいいの? ( 7) 95/12/01 23:27 06618へのコメント コメント数:1  ARIONより #06618 MAKOTOへ  こんばんわ。  あなたが他の人達と話をすることに何等、問題は無いよ。  ただ、会議室の在り方やフォーラムの在り方について話し合うことと、  あなたの問題について話をすることとを同時に進めるのは出来ないと言った訳だ。  これは理解できるね?  また、会議室の在り方は私が議長であることから、  私に一任して欲しいということで、これはMAKOTOも了承してくれたという訳だね。  あなたが他の人達と話を進め、その中で私の提案を実行してくれるというのは、  非常に楽しみだ。  それから、あなたの感じて来た不満を話すのに、  何故、他者である個人に対する不満というものが関係するのだろうか?  あなたの問題を話すのに、何故、人に迷惑を掛けることになるのだろうか?  あなたの文章を読んでいると、あなたの不満には他者が大きく関与していると  いう風に読めるが、他者がどうあれ、あなたの不満はあなたのものではないか?  私は、あなたの不満を言ってごらんと言ったのだが、  他者への不満を言ってごらんという風に読めたのかな?  MAKOTO、あなたが誰に対して不満を持っているのかは、  以前からのあなたの言動を見て来た人は、恐らくは大体想像がつくだろうことだ。  また、あなたの不満に賛同したり同調する人もいるのは知っている。  あなたの不満は、一般論的に語れば誰でも思い当たる様なものだからね。  ここで、敢えて私は言っておかねばならないことがある。  私の提案は、あなたのその不満の原因をあなた自身の中に見出す為のものだ。  あなたは、相手に対して不満があるんだと思い込んでいるが、  実は、あなたの中にこそ不満の原因がある。  これを見過ごして怒りを醸成していても何も解決しない。  私の今日のハロー・メッセージは、正にこういうケースのことを言っているんだよ。  MAKOTO、あなたの中にある怒り、憤りの全てを受け止める人は居ない。  これを受け止めていては、あなた自身の成長はあり得ないからだ。  あなたがするべきことは、「あなた」の不満を言うことで、  他者への不満や不平を言い募ることでは無い。  この違いが分かって貰えるだろうか?  私は、あなたの憤りや怒りを映す鏡にはならない。  これを私が映しても、あなたに解決は無い。  私はあなた自身の鏡に、それを映す一助となろう。  もう一度言う。  MAKOTO、「あなた」の不満を言ってごらん。  私は誠心誠意応えよう。          −−−ARION,O∴O−−− 06621/06621 HGE02116 MAKOTO 何となくですけど ( 7) 95/12/02 01:23 06620へのコメント #6620>ARIONへ  何となくですけど、仰ることわかります。  努力します。       MAKOTO でした☆ 06619/06621 JCF02051 めのう RE^2:不満 ( 7) 95/12/01 22:29 06589へのコメント  #6589 ARION 》 あなたの不満は、「正当な不満でないと相手に言えない」ことにもあるのだね。  そうですね。言われて初めて気がつきました。 》 A:正当な理由のついたものでないと相手が通してくれないと思っているのか、 》 B:正当な理由でないと不満として扱いたくない自分がいるのか。 今はBのほうが強いかな。 多分、最初はAだったろうと思います。  どこかで「不当な部分を持った自分では相手に受け入れてもらえない」と思っ  ています。  不当さが自分の中にあることを認めたくないのです。                           ◆◆ めのう ◆◆ - FARION MES( 8):恋愛錬金術  ★ 愛と性を本音で語る 95/12/02 - 01204/01204 KFQ02761 しまうま 『性は生なり、而るに聖なり』(1) ( 8) 95/12/02 07:46 01199へのコメント  さて、舞台は「性神の館」です。  栃木県の徳次郎(トクジラ)町にある性神の館に着いたのは、夕方の5時頃。一見 「ちょっと大きめの民家」みたいな建物の屋根いっぱいに電飾がチカチカして いる、という、館のあからさまに怪しげなムードに思わず胸が躍ります。  館の入り口にどーんと構えているのは、俗にいう「陰石」。女性器の形に酷 似した自然石です(ただしここにあるのはハリボテ)。そいつをくぐって中に 入ると、そこはもう“アナザーワールド”でした。  カップルで行くときっと盛り上がります。あるいは倦怠期のご夫婦にもお勧 めできるかも……(^^;。  以下、館長さんに聞いた話を簡単にまとめてみます(記録が不正確であった り、僕の私見が混ざっていたりするので、館長さんの話の正確な再現にはなっ てはいません。念の為)。  日本には、古くから性にまつわるお祭りがたくさんありました。館長さんが 調べたところによると、今でも全国で39もの性にまつわるお祭りが毎年催さ れているそうです。  そのうちのいくつかを、年の頭から順にご紹介しましょう。 ●1月14日(茨城県美輪村)  今年厄年を迎える男たちを集め、みんな賑やかにで白酒を飲んで、厄落とし をするためのお祭りです。……というと平凡なお祭りみたいですが、酒を注ぐ 容器に特徴があります。男性器をかたどった羊羹(リアル!一見の価値あり) に筒を通してあり、その先っぽから盃に白酒が注がれる、という仕組みになっ ているのです。  そのオチンチンの先から注がれた白酒(明らかに何かを想像させますな(^^;) を飲んで、厄を落とそう!というわけです。お酒を注いだ後の羊羹は、切り刻 んでみんなで食べちゃうそうです。ちゃんと女性器の羊羹もペアで作ってあり ました。これまた祭りの後に食べるんだそうです。  館長さん曰く「厄落としに性器を使用するお祭りというのは結構多い」との ことでした。 ●3月15日(愛知県小牧市)  豊年祭りと称して、人の身長ほどもある大きな木彫りのオチンチンをおみこ しに載せて、町中を練り歩きます。性神の館に実物が展示されているのですが、 これがまたなんつーか実に豪快。ウルトラマンに男性器ありせばかくもありな ん、という大きさです。  同じく愛知県の犬山市にあるオガタ神社(小牧市の神社とは親子関係に当た る神社らしい)では、女性器を祀るお祭りが、ほぼ同じ日取りで催されていま す。こちらは、道の両脇に立てられるお祭りののぼりに、堂々と女性器の絵が 描かれています。  いずれも、千年以上前から続いているお祭りだそうです。 ●6月15日(新潟県佐渡島)  男性が、木彫り(?)の男性器を手で股間に添えて、町中を踊りながら女性 の股間を突っついてまわるお祭りです(すごい光景だなあ(^^;)。  女性が何も知らずに、たまたまこの日に佐渡島観光に訪れたりすると「何す るのよ、失礼な!」と怒っちゃったりもするそうです(そりゃそーだろー)。  すっかり“都会”になっちゃった東京の近郊都市にも、まだそういう性にま つわる神社やお祭りが残っています。 ●神奈川県川崎市カナマラ神社  「男根さま」をお祀りしている神社。4月15日がお祭りの日だそうです。 なんせ境内がオチンチンだらけ。豊作・子受け・疫病退治に御利益があるとの こと。 ●埼玉県ごもっとも様  厄除けに、お祓い済みの木彫りの男性器を売ってます。お祭りは2月3日節 分の日。いきり立った男性器のピクピクッという動きに、悪魔を退散させる力 があるそうです。  東京都内にも、まだ2カ所、性にまつわるお祭りを継承しているところが確 認されています。おかめとひょっとこのお面を被った2人の男性が、みんなが はやし立てる真ん中で性交を思わせる密度の濃ーい踊りを踊ったりします。 「おかめに種付けをする」という意味があるそうです(どんな意味や(^^;)。  性器のレプリカや、性交を連想させる動作が、なぜお祭り用のアイテムとし て使われているのでしょうか。  それは、日本が農業の国である(あった)ためだそうです。  農業とは、煎じ詰めれば「種をまく人間」と「まかれた種を育む大地」の共 同作業よって、毎年の稔りを生む働きです。すなわち、農業とはいわば「人間 と大地の性交」なのです。  そこから、五穀豊穣祈願を象徴するアイテムとして、巨大な性器や性交を思 わせる動作が祭りに用いられるようになったのではないか、とのことです。  そのほかにも、自然石を男女の性器に見立てた「陰陽石」、裏から見ると巨 大なオチンチンになっちゃうお地蔵さん、性交真っ最中の道祖神……など、昔 の人たちが意外におおっぴらに性を扱っていた様子が資料からうかがわれます。  そういえば、銭湯なんかも外人から見ると「オーッ、ザッツインクレディブ ル!」みたいな世界らしいですね。お互いのスッポンポンの体を見せ合って、 湯船に浸って無警戒にくつろぐ、なんてちょっと想像できないみたいです。  混浴なんつったらあーた、もう裁判沙汰ですわ。  その点日本じゃ、ちょっと前(明治のはじめくらい)までは、村祭りの闇夜 で出会った人なら、神様が引き合わせてくださるのだから誰と誰が性交しても よい、みたいな不文律もまかり通っていたようです。いわゆる野姦ですね。一 種の公開お見合いのような役割も果たしていたのかもしれません。  こうして見てみると、今の日本の性の扱われ方が、昔に比べてなんだか暗く て重くて、ある種“閉ざされたもの”に近くなっちゃってる気がします。  キリスト教圏では性に関しては極めて厳格で、男親が自分の赤ん坊(娘)を お風呂に入れる、というのもセクハラとして扱われたりするそうです。  もしかすると、日本で性が隠蔽される傾向にあるのも西欧化の余波なのかも しれません。  かつて「性器」「性交」は、「大地に働きかける人間」と「その働きかけに 応える大地」の象徴、あるいは大自然の摂理、神様の条理を人間レベルにスケ ールダウンしたもの、みたいな捉え方をされていたようです。当時の「性器」 「性交」は、ある意味では神聖で崇高なものだったんだと思います。すなわち 「性=聖」です。  日本人の農業離れと同時に、性の隠蔽、陰湿化が進んだのは、無縁ではない でしょう。  そして、性の隠蔽が進むにつれ、その一方で反動のように“若者の性の無軌 道な乱脈ぶり”が問題になってきました。その乱脈ぶりを正当化するつもりは ありませんが、もしかすると日本人の“血”に流れる何かが、性の陰湿化を拒 んでいるのかもしれないなあ、とも思ったりします。  昔みたいに、もうちょっと明るく性のことを扱えれば、当世流行の“倒錯し た性”や、“狂ったような欲情”の半分はおさまるんじゃないか、という気が します。  もともと日本の性文化は、おおらかで明るくあけすけで、健康的ないやらし さに満ちていたんだと思います。その豊穣な文化は、西欧化・文明化の名の下 に今やすっかり抑圧されてしまっているようです。  「性にまつわるお祭りや、夜這いの習慣を復活させよ!」とは思いませんが、 農業と、それを支える地域共同体をこのまま衰退させていっていいとは思いま せん。  そして、農業と地域共同体を復興させる過程で、きっと性に関する日本人の 意識というのも少しずつ変わっていくのではないか(希望的観測ですが)、と 思いました。  次回は浮世絵と、海外の性文化を取り上げようと思います(今度こそ「しる」 の話も出ます(^^;)。    しまうま(KFQ02761) - FARION MES(11):狼を生きる  ★ 平井和正の著作から 95/12/02 - 01859/01859 JBH00712 桂 桂 笑ってしまうような事 (11) 95/12/02 01:03  輪読会をやろうと言い出した議長だが、本を読み返してみると結構自分の 読み方が粗雑な事に気付き笑いが込み上げて来る。  その一、由紀子の兄・机は既に一巻で登場していた(笑)  ちなみに「机」の名前の読み方を失念していたりする(^^ゞポリポリ  第一巻中えらく感心した箇所が有る。  角川ノベルズ版では最後に当たる、由紀子がオーラ測定法で豪華客船サン ライズの行方を当てる箇所だ。    「ですが、余りにもとてつもない、常識に反する、受け入れがたい異     常な結果が出たらどうなさいますか? われわれとしてもそれを考     えておかなければなりませんので・・・・・・そんな結果が出たら世間が     受け入れがたい真実に接した時、どんな態度を取るかわれわれはよ     く承知しているのですよ」  常識外れや想像を遥かに凌駕する事態に遭遇した時、一体どんな態度を取 るだろうか? 考えてみれば良い、いきなり街頭にゴジラが現れたり、UFOが 新宿の雑踏に降りて来て中から矢追純一が出て来たとか、あるいはもっと、 そう丁髷に二本差しの着流しが駅から降りてくたら、あなたはどんな顔をす る?  見なかった事にするだろうか、あるいは無茶な理由を考えるか? そう今 目の前に起きていることは夢なのではないかと、そして自分の頬を殴らずに 隣人を拳でどやしつけやはりこれは夢なのだからと納得したりする。  誰でも自分の理解しがたい事態に出くわせば、驚き慌てふためいて混乱し てしまうだろう。そう、13歳の少女が地図の切れ端で失踪したスーパーク ルーザーの行方を突き止めたと言っても。  だがこれがドクター中松が言った事だとしたらどうなる?  あるいはホーキンス博士でもいい。「もしかしたら」納得するかもしれな い。他でも良い、ノーベル賞授賞者の大江であっても(^^ゞ それであるなら、 案外簡単にそんな突拍子もない「事実」とやらを受け入れてしまうかもしれ ない。そんなことを考えてしまう自分は小心な権威主義者(^_^;)  常識なんて案外そんなものなのかもしれない。  そして権威は金襴緞子の虚仮脅し。  でもだからといって、そこのあなた、いきなり「私は全知全能である」な んて言い出さないように(笑) 桂 桂(JBH00712) - FARION MES(13):神秘学遊戯団 ★ 限りなき神秘への航海 95/12/02 - 03992/03994 GGA02514 KAZE 風の本棚●柳宗悦・美の法門 (13) 95/12/01 18:58 コメント数:1 ■柳宗悦「新編 美の法門」(水尾比呂志編/岩波文庫)    『大無量寿経』、六八の大願、第四に曰う、     設我得仏  設(たと)い我仏を得んに     国中人天  国の中の人天(にんてん)     形色不同  形色不同にして     有好醜者  好醜有らば     不取正覚  正覚を取らじ    この一言があるからには、これによって美の一宗が建てられてよい。意味は    「もし私が仏になる時、私の国の人たちの形や色が同じでなく、好(みよ)    き者と醜き者とがあるなら、私は仏にはなりませぬ」というのである。この    ことは更に次のことを意味する。「仏の国においては美と醜とに二」がない    のである。(P88)     柳宗悦さんのこの「美の法門」からは、非常に衝撃を受けたことを思い出します。 もちろん、これは、すべての形や色を同じにしてしまえというのではなく、 美と醜との「不二」を説いているのだということを理解する必要があります。 その美と醜との「不二」の「自在」があるというのです。 「不二」というのは、美と醜というような 二項対立的なあり方を止揚することでもあります。 人はすぐにすべてを善いか悪いか、黒か白かというように、 二つの観念を対立的にとらえ、そのことにとらわれて 世界そのものを呪縛してしまうことに慣れてしまっています。 そのことにメスを入れたのが「不二の法門」であり、 それを「美」というテーマで展開したのが、柳宗悦さんなのです。   心の問題も美の問題も究極は一つである。心のわだかまりをほぐせ。これが救   いとなる。わだかまりの元は、自己である。聖者が「捨ててこそ」というのは、   この滞りの元たる己が消えると心に平安があるとの教えである。これで一切の   苦厄が度されるのである。製作の場合でも、こだわらぬ自由に入ると、美しさ   に迎えられる。来迎ならざるはない。別の言葉でいえば、自由人たることであ   る。自由が一切の主人になることである。光が照ると世界の凡てが昼となって   夜がおのずから消えるのと同じく、おのずからこの自由の光が、一切を美しく   してしまうのである。だから醜さが消えてゆく。(P41)    この文庫本には、柳宗悦さんの仏教美学の四部作である 『美の法門』『無有好醜の願』『美の浄土』『法と美』と その四部作の「序」ともいえる「仏教美学の彼岸」「仏教美学について」が 収録されています。 同じ岩波文庫に「南無阿弥陀仏」という著書がありますが、 これは、他力の神髄について、深く分け入った著作で、 この「美の法門」と併読されれば、理解はより深まるものと思われます。 この美の法門は、針に至るまで「供養」をするような 日本人の「物」に対する態度と密接な関係をもっています。 それはシュタイナーのいう「四大霊の解放」ということでもあります。 シュタイナーは、古代においては、「呼吸」ということが重要性をもっていたが、 現代では、「物」に深く分け入っていくようなあり方が重要だといいます。 五感を世界に開いていくことによって、 みずからをも解放していくことができるのです。 そのことを理解するためにも、柳宗悦さんの「美の法門」は 最適のテキストではないかとぼくは考えているのです。 ☆☆☆KAZE☆☆☆ 03993/03994 KFQ02761 しまうま RE:風の本棚●柳宗悦・美の法門 (13) 95/12/02 01:03 03992へのコメント #03992 KAZEさん  こんにちは(^^)。ものすごーく久しぶりにお邪魔させていただきますm(__)m。 :シュタイナーは、古代においては、「呼吸」ということが重要性をもっていたが、 :現代では、「物」に深く分け入っていくようなあり方が重要だといいます。 :五感を世界に開いていくことによって、 :みずからをも解放していくことができるのです。  古代は「呼吸」で現代は「物」、というのは、なんだかおもしろいなあと思 いました。  例えばヒマラヤの奥地で悟りを開いた高僧が、貿易会社とかに勤務しても何 の役にも立たない、ということでしょうか(ちょっと違う気もしますが(^^;)。  今はこれだけ「物」が豊富なんだから、禁欲禁欲で高いステージに昇っても、 現実的な意味はあまりないのかもしれませんね。むしろ「物」がある、物に向 かう「欲」がある、というところを出発点において、それを肯定的に、あるい は建設的にとらえる、というほうが生活に即しているような気がします。  うーん、ちょっと外してしまったでしょうか(^^;。  また何か気づくことがあったら寄らせていただきますね。   しまうま(KFQ02761) - FARION MES(16):■特設会議室 ■ シルバーバーチを語る 95/12/02 - 140/140 GDA00236 矢口 俊司    動物実験その他 (16) 95/12/02 09:24  ペットのお話がでているので、僕も書きます。  小学校4年から約7年間、わが家には 「椋」(ムク)という 犬がいました。  シェパードと柴犬の愛の子、いや違った、あいのこで、 蕎麦と生卵とアロエ(庭中のアロエがグチャグチャになったことがあり、 もしやと思って見てみると、口の周りを緑色にした椋が...)が好きな 可愛い奴でした。  庭に針金を張り巡らし、それに紐を通して自由に走り回れるよう にしていましたが、いつも食堂の窓の所に引っ付いていました。  椋が走ると、紐がフェンスに当たってカラカラと音が鳴るのですが、 彼が霊界に戻ってからも暫くそのカラカラという音と、食器をカタカタ する音が聞こえてきたこともありました。    実験動物については、病気に苦しむ患者さんを救いたいという切実な 思いを抱いている人と、ただ、新薬を開発してお金を儲けたいと思って いる人の違いこそあれ、やはり人間のエゴと無知の産物だと思います。  人間の体は人間が思っているほど複雑ではないと思いますから、もっ と医学の研究が進み、QOL(クオリティーオブライフ:人間らしく生 きるという患者の権利)に対する認識が変われば、薬に頼る治療という のは減っていくと思います。  昔読んだ、「ブラックジャック」という手塚治虫の漫画の中で、ブラック ジャックの師である本間丈一郎先生が、  「人が人の生死を決められるというのは、おこがましいと思わんかね」 と、治療も虚しく死んでいく患者を前に悩んでいるブラックジャックに 語った言葉、結局これにつきると僕は思います。  人がどんなに命を延ばそうとしても結局自然界によって定められた、 寿命という壁には勝てないし、神に向かって戦いを挑むようにも思われ る行為が許されるわけがありません。  追記:  まとめてレスの、中でバーチャファイター2に関しての書き込みにミス がありました。俊帝ではなく、舜帝でした。  失礼いたしました。 "RED CLOUD"を発行している出版社に、著作権の件で手紙を出しました。  良い返事が来たら、ここの会議室で紹介していきたいと思います。 GDA00236/矢口俊司 - FARION MES(18):武道とは?  ★ 自分に勝つ! 95/12/02 - 02696/02698 BYK00511 導 合気道草歌 (18) 95/12/02 00:07 コメント数:1 あもりさん、アマデウスさん、鷹さん、このコーナーの質の高い内容 に非常に感心しております。 私が目差していいる愛機導は正にこの様に自己を肉体と精神の接点に 求め、日常に反映する道を武道の新たな価値として掘り起こしたいと 言う思いから発したものです。 自己とは何か。相対する事象に映し出される無常に求めるのか。 更に深く、存在の底辺に一貫して流れる普遍に求めるのか。 武は生と死の狭間に見え隠れする問いを追求する道であると思います 。宮本武蔵。吉川英治の小説に沢庵和尚と宮本武蔵の関わりが活き活き と描かれております。 沢庵和尚は実在の人物で臨済宗大徳寺派の僧侶として、紫衣事件が有 名ですが、武道との関わりは柳生宗矩に贈った不動智神妙禄が有名で す。私の大学の卒論のテーマがこの不動智神妙禄でした。 宮本武蔵と沢庵和尚との関わりは吉川英治の創作によるものですが、 武道の求める不敗。生まれ死なざる境地は、不動心=武蔵の言う巌 の身と言うべきものであり、不動即ち動かぬ事ではなく、自由自在の 囚われぬ心=禅の空に行き着くものであろうかと思います。 禅は存在の真意を実感する法であり、己の真価を見出す道です。 即ち形こそ異なれ、武と禅は背と腹の関係、表裏一体なのであると、 私は断言したい。 禅を学ばなければ武道が成り立たぬものでも、武道によって形を顕さ ねば禅が机上に終わるものでもなく、先行くものを何れかに見出そう とするとき隔たりの無きものであるという意味です。 無意識を完全に意識の下に置く事も、瞬間、刹那を常に意識に納める 事も意識の本質を知らなければ不可能です。 意識の本質を空という理念に納めるとき、一切の時間は空間と一つに 溶け不敗、普遍の道が開かれます。 何故。空とは何か。この問いを私はこれからこのコーナーで皆さんと 考えて行きたいと思います。 02697/02698 HGB02122 あもり RE:合気道草歌 (18) 95/12/02 03:26 02696へのコメント コメント数:1  ##02696 導 さん 宮本武蔵の話は語り尽くされているような感も有り、少々腰が引けてしまう 部分もあるのですが、こういった電子メディアを通して感じたままを話し合 って行けば、もしかしたら、今まで書かれていなかった武蔵像が見えてくる かも知れません....がんばろうっと。 さて、沢庵和尚と宮本武蔵のやり取りですが、若干のあらすじだけ書いてお こうと思います。 当時の極道坊主(?)沢庵は、関ヶ原の合戦から落ちて来た武蔵を捕縛しよ うと、野に出る。武蔵は、西方に加勢し、同郷の本位田又八を見捨てて来た という冤罪を被せられ、追って来たものを切り倒すという所業を重ね、領主 や村から追われていたのである。 数日後、幼馴染みのお通に笛を吹かせ、音に釣られて山野から顔を覗かせた 武蔵を妙を心得た話術を以って説得する。説得すると言うよりは、「姉はど うする?」「名家である先祖の名はどうする?」と手痛いところを突き、拳 で暴力を振るいながら、である。 捕縛された武蔵は何日も木に吊るされたまま生死をさまようことになる。 「ああ、惜しい。人間として生まれながらも、獣の心を抱いて死ぬのか?今 までの振る舞いは虎のような蛮勇であり、真の勇気ではない、恐さを良く知 り、死ぬべきところを心得るのが勇気だ。武道の悪いところだけを学び、知 徳を磨こうとしなかった....」 それを聞いた武蔵は、「今から生まれ変わりたい!」と叫ぶ。 その後武蔵は領主の城で3年間幽閉されるが、沢庵和尚の計らいで学問を納 め、世に出てくるのである。絶対的な強さを求めて。 幼くして威丈夫に育った武蔵は、厳格な父のもとで武道を学びながら育った。 結果的に虎に強靱な牙を与えることになり、父でさえ手に余る悪餓鬼となっ た。そんな武蔵が、沢庵和尚に稚児同然と扱われたわけである。 力だけが強さではない....武蔵の心を支配しはじめた迷いが、武蔵の人生を 変えていくことになる。 何かを「知って」しまうと、人は今までのように生きられなくなる.... このフォーラムでも幾度か交わされた話が、ここでは鮮烈に扱われています。 武蔵が見たものは何だったのでしょうか? HGB02122 あもり - FARION MES(19):世も末ばなし ★ ぶっ飛び話・罰当たり話 95/12/02 - 728/728 QZY01267 猫の手 畑のネギ (19) 95/12/02 07:34  春、畑にネギの苗を植えた。  冬間近、そのネギの収穫。  しかし雑草に負けて  ちっとも大きくなれなかったネギ、  そんなネギを見て、  思い返したことがある。    選ばれた民がある。  神に選ばれた民。  それは畑のネギと一緒。  牧場の家畜と一緒。  それは地球に蒔かれた種。  神が地球に蒔いた種。  何かを収穫するために蒔いた種。  直接それを食べるわけではない。  それはリンゴの木と一緒?  その子どもを食べてしまう訳でもないけど  それならロバと一緒?  無理矢理働かされるわけでもないけれど  やっぱりそれは、選ばれた民。  あるものを収穫するために蒔いた種。  それが選ばれた民。    選ばれたネギも  雑草に負けたら収穫できない。  その回りの雑草も食べれれば、  どんなに良いかと思っても  それは人の成す技。  天の恵み、  神の恩恵は、  ネギばかりでなく  他の回りの雑草にも与えてくれる。    さて神は、  何を収穫するために  この地球に種を蒔いたのか。  雑草を刈り取ることなく蒔いたのか。    それは恐怖というエネルギー  それは不安のエネルギー  その収穫のために実験を重ね、  その収穫のために厳選し、  その収穫のために種蒔いた。  食物連鎖を生み出して、  恐怖のエネルギーは安定して供給されるようになる。  しかしそれでは不足が生じ、  もっと効率の良い生産方式必要だった。  そして人々生み出した。  戦い合う人々生み出した。  それによりかなり効率上がったが、  品質もかなり高まったけれど、  もっと効率よく、  もっと高品質のエネルギーが必要となった。  そして、ある民を選んで  地球に蒔いた。  勤勉で、  まじめで、  頑固。  そして、差別を受けている民。  そういう民を繁殖させること、  それで収穫増えた。  また増えた。  品質も上がって、高収入??    人間は、ネギや家畜とは違うって、  だって誰かに食べられるわけでない。  人間はリンゴの木とも違うって、  だって子どもを食べられるわけでない。  人間はろばとも違う。  だって繋がれて鞭打たれるわけでない。  ところが全く自由意志持ちながら  自ら自分を縛ってる。  自らお互いを縛ってくれる。  その性質使って  そこから生み出される果実を食べるものが居る。  自分の知らないことを知ってる者の言いなりになる性質使い。  自分のできないことをやってしまう者の言いなりになる性質使い。  神は地球を牧場とした。  神は地球を畑とした。  神は生きるもの総てを野菜とした。  神は生きるもの総てを家畜とした。  そこから良質の恐怖エネルギーが抽出できた。  そこから多量の恐怖エネルギーが抽出できた。    いよいよ最後の収穫の時が近づいた。  十分収穫されて、  十分収穫できたから  最後の収穫終えて、  ゆっくり休みましょう。    そして神は知っていた。  自分自身がその民の一人となることを。