「そういう風に言われると、そうかも知れません」と凍え人 - FARION MES( 5):**/////*/////*/////*/////*/////*/////** 96/04/21 - 00867/00867 PXP02610 修羅 見舞狂想曲 ( 5) 96/04/21 00:14    僕が怪我して自宅療養してるんで、なんやかんやとお見舞いを頂くん   だけど・・・・    お見舞いを下さるという行為自体は、大変有り難い。    有り難いんだけど(゚-゚)    この「けど」が問題でさぁ(^"^;)    見舞われる立場になって色々と思うんだけど、どうして「見舞いに来   てやった」という態度になるんだろうねぇ(^"^;) 僕は別に頼んでない   ぞとまで、きっついこと言うつもりはないけどさ。    なんか、無性に腹が立つことが多い(`ヘ´) プンプン   ☆Iさんの場合     朝9時に電話をかけてきて、明日見舞いに行きたいので家までの道    順を教えて欲しいと言われた。     車で来るとのことなので道順を詳しく教えて・・・・ 「昼頃に行くか    らさ、行く前に電話するから」といって電話は切れた。     さて、翌日。     夕方になっても、電話も本人も来ない。夜になって電話が入った。    「ゴメンねぇ、昨日あの後で気が変わっちゃった。どうせ、暇なんで    しょ? もしかして待ってたぁ?」   ☆Eさんの場合     連絡もなく夕方突然やってきた。家の者は僕以外買い物に出ていて    留守。     彼女は「なんだ、予想以上に怪我ひどいんじゃん」と言いつつずか    ずか勝手に上がり込み、のたまわった。     「ちょっと、折角来たのにお茶もくれないの?」    ・・・・以上、2大礼儀知らずクンの実例(・_・;)    二人とも呆れて返す言葉もなかった。    僕は現在松葉杖を使っているので、物を運ぶことが出来ません。電話   に出るのも実は、一苦労(^_^;ゞ 電話に行くまでが案外大変。なんせ   満足に歩けないからねぇ(^"^;    物を普段通り運べる状態ならば、お茶ぐらい出すんだけどね(^^;    誰かが家に来るとなったら、玄関を開けることが出来ないんで、家の   者にいてもらわなくてはいけません。ってことは、その日は一日用事が   潰れるわけです。    お見舞いに来てくれるのは、ありがたい。とっても嬉しい。でも、節   度っていうか、最低限の礼儀ってあるよなぁと思う。    こんな些細なことも、今回身を持って知った収穫と考えよう。人の振   り見てなんとやら・・・・(-_-; ウーム...                               修羅☆ - FARION MES( 6):ハロー・メッセージ ★ 今日のハロー・メッセージから 96/04/21 - 00988/00989 KFQ02761 しまうま 最近のHM ( 6) 96/04/20 14:34  96/04/16 「何を欲しているのか、どうしたいのか?」と天使は問うた  96/04/17 「放っておいて下さい、私は好きにしますから…」と凍え人  96/04/18 「だからどう好きにしたいのか?を問うているのだが」と天使  96/04/19 「分かりました、そこまで言われるなら立ち去ります」と凍え人  96/04/20 「それが貴方の欲するところのものなのか?」と天使は問うた  何故こうなっちゃうんだろう??  「立ち去ります」というのは、わかる。立ち去りたければ、立ち去るのがい いと思う。  しかし「そこまで言われるのなら」という言い方は、結局、立ち去ることに よって生じる諸々の責任を、相手(この場合は天使)に負い被せてしまうこと に等しいと思う。つまり「あなたがそこまで言うから、私はやむを得ず立ち去 るのです。私には責任はありません」ということだ。  もし「本当は立ち去りたくない」のならば、居続ければいい。居心地が悪け れば、よくなるように改善する努力をすればいい。その努力が虚しくなれば、 居続けることがイヤになるかもしれない。あるいは、他に行きたいところが出 てくるかもしれない。そうなれば、自分の意志で立ち去ればいいと思う。  「立ち去りたい」のならば、「私は立ち去りたい。だから立ち去ります」で いいと思う。「そこまで言われるのなら」というのは、不自由な人の言い方だ。  凍え人は、結局「焚き火に加わる」ことも「焚き火から離れる」ことも、 「人に言われたからそうした」ということにしたいんだろうか? 「自分の尻 は自分で拭う」という、自立した人間の最低限の自律さえも、手放そうという のだろうか。  もったいないぞー。 しまうま(KFQ02761) 00989/00989 GBE02650 ユ−リ RE:はて…(?_?) ( 6) 96/04/20 21:39 00981へのコメント  >#981 MAKOTOさん  「預言として読む」ことについての説明、よく分かってもらえなかったみたいで すね。ごめんなさい。  うまく説明できるかどうか分からないんですが、襟を正して読むとでも言えばい いのかな?  心の中に池があるとして、その水が鏡のように澄んでいる。それを心を静めてじ っと眺めていると、ある時魚が跳ねるのかピチャっと音がして波紋が池中に広がっ てゆく…なんかもっと訳わかんなくなっちゃいましたね。(^^;  心を澄ませて神様に祈り求めながら読んでいると、インスピレ−ションというか、 ある時ふと理解が得られる事があるんです。自分の知識や経験では決して理解でき るはずのない事が…  もうそれは、自分の力で一生懸命探し出すという感じのものではなく、誰かから ホイッと手渡してもらう感じです。  「預言として読む」ってのは、そういう読み方をするってことなんじゃないかと 思うんです。  「周囲の目」についてなんですが、僕は今回のHMを読む時に情景を思い浮かべ ながら読んでいるんです。  すると今、凍え人の周囲には何人もの焚火民と天使がいる訳で、僕が「周囲の目」 と言ったのは彼等の「目」の事です。  今回改めて考えてみて、例えひとつでも他人の目があったら少しでも自分を繕っ て立派に見せようとするのが自分なんだなあって、つくづく思いましたね。  少し前までは人の目なんか全然気にしない人間だとばかり思っていたんですけど ね。(^^;  どちらかに属しているかって事を考えたのは、まずそうする事によってHMを読 む取っ掛りを掴もうと思ったからなんです。まず自分の立っている場所が何処にあ るのかを知り、そこから全体を見てゆく事によって自分なりの理解を得る。それを 今回のHMを自分なりに理解するための第一歩にしようと思ったんです。  それを、凍え人に一番親近感を感じるというMAKOTOさんの立場や理解とつき合わ せてみれば、自分の持っている「絵柄」が分かりますしね。  MAKOTOさんの言う「もったいないな」って話、全く同感です。  でもHMを離れて、実際に自分が過去にFARIONで幾人もの「凍え人」に対してと ってきた態度を考えた場合、あまり自慢できるようなものじゃなかったって感じは します。  前の発言で「焚火の民に積極的に凍え人に関わってゆこうという意志が感じられ ない」って書きましたけど、それを自分に当てはめた場合、「凍え人に積極的に関 わってやれなかった」ってのが実感ですね。  言い訳をするつもりはないんですけど、もう自分の事と自分の手の届く範囲の事 をするだけで精一杯で、自分の知らないうちに…とか、自分が手を回しきれないう ちに凍え人が自分の手に負えない状況になってしまって歯噛みしたことが、それは もう何度も何度もありました。  何年も前の話になっちゃいましたけど、ARIONさんの預言をカタった事が最 初の原因となってFARIONを出ていった彼の事など今でも自分にとっての痛恨事です。  でも、なかにはどんなに遠くの事でも、どんなにその数が多くなっても、必ず手 を伸ばしている奴等ってのはいるんですよね。  僕なんか、ひとつのRESを書き上げるのに、どんなに頑張ってもまる一日かか ってしまうのに、それよりも遥かに長文のRESを、それも何人もの相手に、しか も毎日のように書いて来る奴ってのが必ず何人も居たんですよねえ…  こいつら化け物じゃなかろうか(^^;とか、自分もアクティブを自認している以上、 そういう事をしなきゃならないんだろうか?とか、結構気にしていた時期もあった んですよね。「なぜ君は何もしないんだ?」とか、「今度はお前をマナ板に乗せて やる」みたいな事をけっこうキツイ口調で言われた事も実際にありましたっけ…  今にして思うと、あまり言いたくないんですけど…そうした人達というのはやっ ぱり自分自身の事はお留守になっちゃっていたんですね…全員がそうとは言いませ んけれども。  さて…天使や周囲に促されない場合に、僕はいったい何をするんでしょうか…?  考えてみると、この質問は僕がFARIONに足を踏み入れて以来、ずっと自分 に突き付けられ続けていた質問だったような気がします。  今改めて思い起こしてみると、それに対しての自分の答えは「何をするかという より、天使が居なくても焚火が無くても焚火の民がいなくても、自分の力で生きて ゆける人間になりたかった」という事だと思うんですが…いくらなんでも少し格好 良すぎるでしょうか?(^^;                         ユ−リ(GBE02650) - FARION MES( 7):自分を観る  ★ ARIONを鏡にして 96/04/21 - 07276/07285 NBB01420 SUKE SUKEから猫の手さんへ ( 7) 96/04/20 14:17 07251へのコメント #7251 猫の手さん 話したくないところをそれでもコメント頂き、ありがとうございました。 遅くなりましたが、最低限誤解のないようにと思う所だけレスしておこうと思 います。 >> 原因を知ったところで、またその原因を造ったのがなんだったのかと疑問が >>沸き、何処まで行っても疑問は解明されないでしょう。せいぜい良いところ >>が、「そうだったんだ。」と納得させるか、他の何かに責任を擦り付けるか、 >>自分の欠点をあげつらう自分いじめをするのがせいぜいでしょう。 >> 行き着くところ、この世界を造った神を恨むところでそれは終わります。 確かに「なぜ」を繰り返すとどんどんさかのぼれるものですが、どこかで原因 が自分に返ってくることが多いと思うんです。そして、自分の一側面が見えて くる。 そこで自分をいじめるのではダメで、その自分さえも自分自身なのだと認めな ければ、本当の自分は何時までも見つからないでしょう。 この繰り返しによって、自分とはどういう人間なのか、自分とは何者か、と言 う所に迫って行くのではないかと考えています。 責任転嫁や自分いじめ等の横道に反れてしまわない為にこそ、多くの人が集う この場で練習する訳です。 そこを誤解されると、確かに反省を促しておしまい、突っつき合って虐め合っ て自己満足…みたいな浅薄な意味にしかなりませんね。 >> Sukeさんはどういう目的のために私にRESを付けて下さるのでしょうか? 私が猫の手さんにRESを付けた目的は、猫の手さんが言われたような、私の正 しさの証明ではなく、また、猫の手さんと楽しい関係を持とうと言う事でもあ りません。(勿論楽しくない関係を持とうと言うことでもありません) 猫の手さんがどのような人か、と言う事を知る興味がありました。 そして同時に、私が感じたことを表記することで、私という鏡に反射した 猫の手さんの姿を示してみようと思いました。 この会議室はそういう作業の為に設けられていると思っています。 猫の手さんが戦い疲れて、自分の世界に戻ろうとするのを止めはしません。 この会議室のテーマである「自分を観る」作業は、それをしたい人がすれば良 いと思います。 最後に付記すると、私個人的には猫の手さんがこうして書いてくれた事を読ん で、「ああ、そういう風に考える人もいるんだな」と言う感想を持っています。 そして、それは今の私の取る道とは違うけれど、だからと言って猫の手さんを 認めないとか、嫌いになると言うことでは無いです。強いて言えば、「そうい う人もいるんだな」と言う感じで、猫の手さんの発言から学ぶ部分もあれば、 自分とは違う為に廃する部分もあるわけです。              === さて、最後に人間議長の立場から一言です。 #7270の発言中で、ご自身で嫌みを書かれた事を認め、更にそれを許されよう とするかのように書かれていますが、この会議室で嫌みを言う事はまず全く建 設的な話し合いを否定するだけですので、自覚されているのでしたら今後はお やめ下さい。 よろしくお願いします。                         (^^)…☆ッテナモンダ Suke. 07277/07285 QZY01267 猫の手 RE^4:頭を小突かれに出てきたよ ( 7) 96/04/20 18:52 07254へのコメント ノロガメさんが、多くの人から叩かれる理由が見えてきて面白いなと思ってい るこの頃です。私の感覚ではワリコメだけではなくRESを付けた相手にも理解 されていないことが多いみたいです。それは多くの場合その人の正しさの観念 に依る思い込みからくることが多いような気がしています。  もっとも私も持っていないとはいい難いけどね。  多分この世界に私がこうして生まれてくる前に私が道に迷っても抜け出せる ように私はそこら中に『教え』を残しておいたのだと思います。ところが迷っ ている別の私がそれに勝手な解釈を加え、自分の目先の欲求を満たすために利 用して『宗教』としてしまったところから益々道に迷って抜け出せない状況を 生み出してきたんだろうと思います。本来の『教え』には宗派などなかったに も係わらず。  ノロガメさんが新たな宗教を起こすのは良いけれど、その宗教もノロガメさ んがこの世界から去ったあとはゴータマ・シッダルダさんの伝えた教えや、イ エス・キリストさんの伝えた教えがその後変質していったようにやはり目先の 欲求を満たしたい誰かによって変質していきまた新たな宗派を生み出していく のだろうと思います。  セラピーが十束ひとからげに同じようにして誰に対しても同じことをしてい てできないのと同じように、『教え』を複数の人の意識に落とすことは難しい だろうと思います。必ずその言葉尻だけを捉えて自分の観念による正しさでそ れを断罪してみたり、自分の身近な欲求を満たすことに結びつけ利用する誰か が現れてしまうのだろうと思います。  宗教を信じるというのは怖いですね。それはうまい方法じゃないだろうなと 私は思います。それは、信じた以外のことを否定してしまうからです。信じる ことがあるとすれば、「相手も誰も彼も何もかもが幸せを願っていて、他の存 在の役に立ちたいと思っている。」ということだと思います。それを他の「信 じる。」という言葉と使い分けて私は「信頼する。」という言い方をしていま す。そのことから私は全くこの世界が救いようがあると思っているんだ。それ は数年後には突如として実現してしまうかもしれないし、もっともっと先まで かかることになるかもしれないとは思っているけれど。    毎日何事かあってストレスをため込んで生きていようとも、結局それは救わ れた生き方になるんだろうなと思うんだ。だってそのストレスをため込んだ破 局の末に「救われていたんだ。」と思い至ることになるんだから。一生懸命じ ゃなくたって、いい加減に生きていたって良いんだと思うよ。下手に肩の力を 入れて一生懸命に生きている方が遠回りになるような気がしているよ。正しい ものなんか元々ないんだから。ただあるのは気持ちいい生き方か? 辛く鍛え ながら生きなければならない生き方か? ということだけじゃないのかな?  お互いに辛い思いをしながら鍛えていくという生き方が気持ち良いというなら ばそういう人達はそうしていればいいと思うよ。ただ私はそんなことしなくた って楽しくて気持ちいい生き方もあるということを伝えつつ、鍛え合っている 人同士の脇でそれに巻き込まれずに楽しくて気持ちいい生き方をしていくこと で鍛え合うことのばからしさに目覚める人が生まれて来るんだろうと思ってい るんだ。  人類が滅亡するならば滅亡しちゃったって良いと思うんだ。人類も、自然も 何もかが私のこの世界の表現の一つでしかないんだから。人類が滅亡して、新 たな表現の方法が生まれてくることもあるんじゃないかな?  私はただ、「何もかもが気持ち良い」という意図の元に今の私を表現しよう としているだけだから。  多分ね、人が何を思うかの自由があるように、この使わせて貰っている体に も表現の自由があるんだろうと思うんだ。人の思いに対してストレスを感じた ら疲れて老いていったり病気になったり事故を起こしたりするんじゃないかと 思うんだ。なかなか人はその体の意志を読まずに無視して思考だけで先に進も うとすることから体が思うようにならないと嘆いたりすることになるんじゃな いのかと思うよ。まず、自分の体の感覚に敏感になっていったらかなり楽な生 き方ができるようになっていくと思うんだけれど多くの人にはなかなかその理 論は認めてもらえないね。  ノロガメさんの『神』の概念はどんなものでしょうか? 「神の意志」とい う言葉がよく出てくるけれど、それはどんな意志で、どんな意図を持っている ものなんでしょうか? 誰かが恨み辛みの中で「何故こんな世界を造ったん だ!」と神をののしったとしたらその神は何と答えると思いますか?  ノロガメさんがどう答えるのか興味あるな〜。  ノロガメさんのレスから思いついたことをつらつら書いてみました。  ほいじゃあまた〜〜。       ** QZY01267/『猫の手』 <96/04/20 18:51:12> ** 07279/07285 PAF02400 湖の鷹 RE:壁にぶつかって痛い思いする ( 7) 96/04/20 19:43 07264へのコメント コメント数:1 うーん、「「ひねくれている」と映らない」というのを読んで、素直に喜んだと 言おうか、いやいや、ここは素直であるべきときにそういうように見せないとい うのにも あらがいたがい魅力があるから、ここでは、ひねくれ者のひねくれて いる部分をくどくどとかいてみる・・・、というのもアレかなー、とかいって 一晩悩んでしまった(というほどには悩んでいないけど(^_^;))私めは、お気に入 りを引っ張り出してきて話をそらすのであった。(っていう言い回しがさりげな くできると嬉しいんだけどなー・・・、うーみ) ということで、アイザック・アシモフの「誤りの相対性」から、 *** “どの世紀”の人々もついに宇宙を理解したと考え、“どの世紀”にもそれが間 違いであることが立証された。そこで現在の知識に関して言えることは、ただひ とつ、“間違っている”ということだ。 *** という、ある読者の追求に対してアシモフはまず25年も前にあった友人の同じ ような質問に対する返事として、 *** 「親愛なるジョン! 地球は平坦であるという考え方は間違っていた。地球は球 であるという考え方も間違っていた。しかし、あなたが、地球は平坦であるとい う間違いと地球が球であるという間違いを“同じ事”と思うのなら、あなたの考 え方は二つの間違いをあわせた以上に間違っている」 *** で、本文、 *** さて、人間は「正」と「誤」は絶対であるという概念をいつごろ身につけるので あろうか?、 ・・・ 確実な答えがあり、絶対的な正と誤があり、考える必要がないというのは、生徒 にとっても教師にとっても愉快なことだ。このために生徒も教師も、テストには 小論文よりも穴埋め式やマルバツ式のように簡潔な答えの出せる選択問題を好む のである。しかし、著者が思うには、答えの簡潔なテストは生徒の問題の理解度 を知る尺度にはならない。このようなテストは、生徒の記憶力を試すだけであ る。 ・・・ 正と誤は相対的なものだということを認めてもらえれば、著者の言わんとするこ とも理解してもらえるだろう。 ・・・ では「2+2」の問題はどうだろう。ジョセフは2+2=紫色と答え、マクスウ エルは2+2=17と答えるかもしれない。どちらも間違っているが、ジョセフ の方がマクスウエルよりもひどく間違っていると言ったら不公平だろうか? 2 +2=整数と答える場合もある。これは、正しいと言えないだろうか? 2+2 =偶数の整数と答えたとしたら、もっと正しいだろう。または、2+2=3.9 99 というのは“正解に近い”のではないだろうか? 教師が4の答えだけを要求してほかの応えを十把ひとからげに間違いとしたら、 生徒の数学の理解を不必要に制約してしまうのではないだろうか? 9+5はいくつ 、という質問に2と答えたとしよう。さっそく非難とあざけり の言葉とともに、9+5=14だと正されるに違いない。そこで、今度は次の ような質問をされたとする。真夜中から9時間経過すると9時になるので、さら に5時間経過したら何時になるだろうか? あなたは、9+5=14の考え方に したがって14時と答えるだろう。するとまた、非難の言葉が浴びせられ、応え は2時だと告げられるだろう。この場合、結局は9+5=2になるのである。 ・・・ 現在では、地球平坦説は完全な誤りであると教えられる。しかし、そんなことは ない。地球の曲率は、本当に1マイルにつき“ほとんどゼロ”であり、たとえ地 球平坦説が誤りであっても、この点に関しては“ほとんど正しい”といえるの だ。 *** そうなのだ、そんなことはないのだ。あたしが他の人の書き込みに対して、それ は間違いだと思ったとしよう(まぁ、結構あったりするんだな、あたりまえだけ ど)。だがしかし、それはもしかすると、そう思うのはあたしがその人と同じレ ベルに至ってないからなのではないか・・・という危惧をいつでも持っていたり するのだな・・・、 *** こうして、地球平坦説は、誤謬とともに認める点もあったにも関わらず、地球球 体論者の偏狭さのために、絶対に捨て去るべき間違いにされてしまったのであ る。 *** ここでアシモフは「“間違い”だと思うのは、それが自分の偏狭さからくるので はないか?」と、問うているわけなのだけど・・・、まぁ、それが「正しい」か 「間違っている」かは、読んでくれた人のそれぞれの判断に任せるということで ー・・・、 96/04/20(土) 17:44 湖の鷹(PAF02400) ps. アシモフはこの後、地球は厳密には球体でないことを説明していますね。大 切なのは、「正しい」か「間違っている」かを判断するのではなく、それが どれだけ「正しいことに近いか」を判断するべきではないか?、と言ってい るのだな。 ps2.中島みゆきは歌がうまいなー、カラオケやってみて彼女のうまさがさらに実 感できたもんなー・・・、うんうん、さすがはプロだぜよ(^_^)。 ps3.ちょっと「ひねくれた」が多くなりすぎたかな。もうちょい自重しまする。 自分でも、ちょっと読みずらいなーとか思いはじめてたから・・・(^^;)、 07285/07285 SDI00635 みれ RE^2:壁にぶつかって痛い思いする ( 7) 96/04/21 03:28 07279へのコメント RE:#07279 湖の鷹さん  うぅ〜ん、博識ですね…、そゆ引用がスラスラ出てくる辺り、私には真似出 来ないとこだなぁ。いや、湖の鷹さん、「ひねくれ」は「ひねくれ」で構いま せんよ。それも一つの物の観方だから。私はイヤミや意地悪は無意味だと思う けど、ひねくれた物の観方というのは個性の一つかなとか思ってますし(笑) それに、別な観方で言うと、私もひねくれですしね…(^O^;)  それにしても世の中には博識な人が多いです、私は記憶力が落ちて…という か元々薄いのか、中々良い文章に出会っても覚えていません。なんか羨ましい 気もします…それと私もスラスラと引用が書ける様な人になりたいとか、つい 思ってしまいます。無いものねだりかな(笑)  湖の鷹さんの「素」のままで構いませんよ、思うこと書いて下さい。もし湖 の鷹さんの文章に何か問題があれば誰かが言うでしょうから、その時に考えれ ばいいことです。先に色々と推量して書くなんてのは、きっとあなたのやり方 じゃないだろうし、こんなこと言わずもがなかなとか思いつつ、書いちゃいま したけどね。  内容のないコメントしちゃいました…が、今夜は思い付きモードで…。                              ☆みれ・:・。,☆ 07278/07285 QZY01267 猫の手 RE^2:頭を小突かれに出てきたよ ( 7) 96/04/20 18:52 07263へのコメント コメント数:1  湖の鷹さんこんにちは、  湖の鷹さんは素敵な感性を持っていますね。ノロガメさんと言い、湖の鷹さ んといい、FARIONに顔を出しはじめてようやく手応えのある人に出会えたなと いう感じがしています。    何故私へのコメントとしてあの文章がUPされたのか理解しがたいけれど、湖 の鷹さんが書いてくれたことは私も殆ど同じように思っていることだと思う よ。   どうも私の文章の受け手達は私が私が望んでいるものを手に入れられなくて 悩んでいるみたいに感じてしまっているみたいだけれど、私自身は確実にそれ が手に入ってきているのを感じているんだけどナー。  私は別に同情を買いたいと思っているわけではないし、哀れみを掛けて貰い たいと思っているわけでもないし。いつも、目的を達成するための手段を意識 しているつもりなんだけど、意識している以外の作用が起きたら、それについ てまた考え直さなくちゃならないけどね。  自分の巻き起こす波が自分の意図したものでないとしても、そこから学べる ことも沢山あってその辺はノロガメさんと一緒で楽しめちゃってます。波には 逃げず、逆らわず、乗ってしまうのが一番楽しい方法なんだけど、まだこのサ ーフィンも習いたてでよく落っこっちゃうんだよね。  私の夢の中でピンポン玉をもてあそびながらやってきたのは湖の鷹さんだっ たのかな?  暫く、私の遊び相手でもして楽しんで下さい。   ** QZY01267/『猫の手』 <96/04/20 18:43:07> ** 07280/07285 PAF02400 湖の鷹 RE^3:頭を小突かれに出てきたよ ( 7) 96/04/20 20:26 07278へのコメント ふみふみ、同じようなことを思っている人が他にいるってのがわかるのは嬉しい ことだよなー、とか猫の手さんの書き込みを見て思ったから、ああゆうふうな書 き込みになってしまったんだよな。まぁ、相手が何を知ってるかなんてあたしに は知る由もないし、猫の手さんも同じはずだから、とりあえず、あたしが今思っ ていることの極端な方のやつをつらつら書いてみただけなんだからさっ(^_^)。 ということで、今日はこれにて(^^;) 96/04/20(土) 19:58 湖の鷹(PAF02400) ps. ピンポンだまねぇ、人の夢に出張出来るとは知らなかったけれど(^^;)。 まぁ、あたしは夢と現実を区別しない人でありたいと常々思っているから、 きっと、それもあたしでしょう。(んでも、自分の夢だからって、あんまり 変な展開にしないでね、って、変な言い方(^^;)) 07282/07285 NBB01420 SUKE RE:生きるということ ( 7) 96/04/20 23:04 07236へのコメント #7236 ユ−リさん、こんばんは。 今気がついたのですが、ユ−リさんのハンドル名はユーリさんではなくユ−リ さんなんですね(^^;) (さて、どこが違うか読者の皆様よーくご覧下さい(^^;)) 以前MES(2) #6140 にコメントした時には7番的な事はあまり書かなかったの ですが、気がついた事を少し書いてみようと思います。 キリスト者になられた経緯はよく知りませんが、ユ−リさんの得心の行く道を 歩まれているのですから、良かったことだと思います。 ですが2番で私が依存心を感じたと書いた理由は >>私がイエス様のものとなってからの1年間は、まるで僕が主のもとを と書かれていたからです。 「〜のものとなる」と言う考え方はキリスト教では当たり前なのかも知れませ んが、私の幼い頃に通った日曜学校の記憶は殆ど薄れているので何とも言えま せん。日常言葉としては、こうした表現は自分を何者か別の存在の所有物と位 置づけることで、自分の主体性を放棄するようにも聞こえます。 恐らくユ−リさんはその逆で、主体的にキリスト教に関わっているからこそ、 その誠実な意志が「〜のものとなる」と言う言葉を形作らせたのだろうと思い ます。が、読んでいる人は大勢いますので、ちょっと確認してみたくなりまし た。(失礼だったらそう言って下さい。) 実は私が本当に気にしたのは、その言い方で行けば、 >>いう事実、そして、僕がFARIONでARIONさんの元にいる仲間 と書かれてしまうと、ここに集う事がいかにも「ARIONさんのものとなる」 と言う解釈に発展してしまいそうだったので、ああ言うコメントをしたのです。 で、そういう参加意識は逆にARIONがもっとも望まない事ではないかと私 は思うのです。個々の主体性を意識し、精神的に自立して行くことをこそ望ま れていると思うのです。それこそが「自由」即ち「自分のある由」に繋がるも のではないかと。 さて、復帰なされても早速実生活がお忙しそうですが、宗教に拘らずダイナミッ クに意見を交わして行きたいと思います。よろしくお願いしますね。                         (^^)…☆ッテナモンダ Suke. - FARION MES( 9):日本魔界巡航 ★ 神と人の関りを探る 96/04/21 - 846/847 MHD02672 TAO AMA族談義 〔2〕 ( 9) 96/04/21 00:12 839へのコメント  #839 一輝さん   どうも(^^)。   西欧と言えば、一般にコーカソイド系の住民で占められていると思いがち  なものですが、一輝さんが紹介された原田常治氏のリポートは、その様な通  念をぶっ壊すような衝撃力がありますね。スペインのトレドにモンゴロイド  系の住民が住んでいるとは、誰もが俄に想像しがたいことでしょう。   さてAMA族と言えば、一輝さんの「AMA族の系譜」によれば「移動す  るモンゴロイド民族」とされていますが、最新の研究成果によれば、モンゴ  ロイドは想像を絶するほどの“移動するヒト”だったという事実が明らかに  されつつあります。今回は「モンゴロイドの旅」について記してみたいと思  います。典拠は『モンゴロイドの道』(朝日選書 523/『科学朝日』編)です。   【移動する民 モンゴロイド】    今のところモンゴロイドは、アフリカ大陸に誕生した人類の祖先らが、間  もなくその一部がアフリカからユーラシアへ移動し、それがモンゴロイドを  形成するようになったというのが、学究的な定説とされているそうです。   モンゴロイドはアジアに定住するのに止まらず、アメリカ大陸等にさらに  遠くへ遠くへと足を延ばして行き、次第にモンゴロイド系の住民が棲む地は  広がり続けて来たといいます。前述の『モンゴロイドの道』は、その壮大な  スケールに満ちた足跡を、最新の研究成果を踏まえながら、様々な観点から  検証した一冊です。以下は引用です。      アジアに第二の故郷を定めたモンゴロイドの中からは、再びここを     脱出する集団が現れた。その一部は極寒の地シベリアへと進出した。     人類の祖先は長い間、熱帯や亜熱帯で生活してきたし、歴史時代の人     類の大移動は寒い北から暖かい南へという例が多い。それなのになぜ     彼らは逆方向であるシベリアへ進出したのか、なにが彼らを駆り立て     たのか。      さらに一部の集団は、アメリア大陸に渡り、北のアラスカから南米     の先端フエゴ島までを、わずか1000年の期間で駆け抜けている。この     移動・拡散のスピードの秘密はなんだったのか。      これだけではない。その一方で、モンゴロイドは人類史上初の「航     海民族」でもあった。極寒同様に人類の進出を阻んできた、オセアニ     アという海洋世界にも乗り出したのである。危険と隣り合わせの広大     な海に進出した目的はなんだったのだろうか。それにどんな航海術を     開発していたのだろうか……。      謎は次から次へとわきあがってくる。                                 (P8)   『モンゴロイドの道』は様々な分野の研究者が原稿を寄せており、人類学  や考古学のみならず、DNA研究を含めた人類遺伝学や進化遺伝学、古人骨  研究、免疫学、血液学…と多種多様な観点から“移動する民族”としてのモ  ンゴロイドの足跡にアプローチしており、非常に読み応えがある内容となっ  ています。   DNAやHLA(ヒト白血球抗原)等の分析からも、日本人とアメリア先住  民の共通の祖先集団が想定されることが可能になって来たのは、その分野に  興味をお持ちの方ならとっくにご周知のことと思いますが、どうも先史モン  ゴロイドの拡散は今から想像しがたいほどのスピードと拡がりを持っていた  様です。   ちなみに、これまでの身体形質的な特徴や地理的分布を元にした人種分類  は、今のところ下記の通りになっている様です。     アフリカのニグロイド     ヨーロッパからインドにかけて分布するコーカソイド     インド以東のアジア・ポリネシアに分布する狭義のモンゴロイド     オーストラリア・ニューギニアのオーストラロイド     北米と南米のアメリンド(いわゆるインディアン)   このうち、オーストラロイドとアメリンドは広義のモンゴロイドに含めら  れるとする考え方もあり、同書もその立場に則っています。   一口でモンゴロイドに分類されると言っても、実際には身体形質的特徴が  非常にバラエティに富んでいることは、皆さんも体験的に知られていると思  いますし、今や人種という概念は抽象概念となりつつありますが、にもかか  わらず、モンゴロイドが際だって「グレートジャーニー」(大いなる旅)を果  たして来た民族であることは疑い得ない様です。   アメリア大陸に渡った先史モンゴロイドが“最初のアメリカ人”となって  遺した遺跡は、絶滅した大型動物の骨とともに、西部の大平原を中心に各地  で発見されていますが、現在のインディアンとの系譜関係が不明なところか  ら「パレオ(旧)インディアン」と呼ばれているそうです。   “最初のアメリカ人”はアメリカ大陸進出以降、わずか1000年で南北アメ  リカ大陸を駆け抜けたとされます。南アメリカの先端のフエゴ島までに進出  した痕跡が認められるからだそうです。ここで興味深い展開が見られます。  モンゴロイドの進出及び拡散とともに、それと前後して大型動物の絶滅が相  次いだことで、マンモスハンターとも異名を持つ彼らが動物たちを獲り尽く  したかどうかは分かりませんが、その為に狩猟民から農耕民へと変わらざる  を得なくなり、トウモロコシやジャガイモ等の数多くの栽培植物が中南米で  生み出されるのに至ったということです。さらに、有毒植物を無毒化すると  いう技術まで編み出してしまい、アマゾン流域で伝えられている「マニオク  (デンプンを多く含む栽培植物の一つ)の毒抜き」もその一つといいます。   この農耕民へのチェンジが、その後のマヤ文明やインカ文明を産み出す原  動力の一つとなったというのですから、実に面白いことです。      以上に見たようにモンゴロイドの祖先たちは、わずか1000年の間に     南北アメリア大陸を駆け抜けた。ここに彼らの「行動力」「勇気」「     英知」を感じざるを得ない。これほどの短期間に大遠征を終えた人間     集団はほかに例がないし、マンモスやバイソンといった大型動物にも     果敢に挑んできた。これが大型動物の大量絶滅を引き起こしたとも見     られ、その結果、食糧危機を招いたとも考えられている。しかし彼ら     は野生動物を栽培化し、さらには有毒植物を無毒化する独創的な新技     術を開発して、この危機を乗り切ったのである。                                (P109) 片や、オセアニアの海洋世界に進出したモンゴロイドは秀でた航海技術を  駆使しながら、ミクロネシア・メラネシア・ポリネシアへと拡散を続けて行  きます。共通した文化的特徴を持った集団が諸島を駆け抜けた痕跡が認めら  れるとのことです。ただ、南北アメリカ大陸でモンゴロイドの進出と時期を  前後して大型動物の絶滅が見られたように、食資源の採集狩猟が行きすぎた  為、ニュージーランドの「幻の鳥」モアのように絶滅したり、種の極端な減  少を見た動物も少なくないということです。また、ここでも栽培植物の増大  が見られて来ます。いわゆる「先住民は自然環境を侵さずに共存共生して来  た」という神話は全く架空のものだと分かりますね。      オセアニアへ進出したモンゴロイド集団の最大の特徴は、島嶼環境     に適応した文化を発展させながら、居住を続けてきた点にあるといえ     る。では、そもそもなぜ海に向かって拡散を始めたのであろうか、あ     るいはどのような手段で島影も見えない遠い島にまで渡ったのであろ     うか。      なぜ拡散を始めたのかという問いは、長い間問われ続けているにも     かかわらず、まだよくわかっていない。人口の増大や冒険心、新しい     土地や資源を求めて等々、いろいろな原因が考えられてきた。しかし     拡散が漂流などの偶然性を超えた計画的なものであることは、同じよ     うな栽培植物や家畜のセットが、ほとんどの島へもたらされたことか     ら明らかである。                                (P134)      広大な海の世界へと拡散したオセアニアの人類集団は、航海者、農     耕民、漁撈民、狩猟民のいずれの顔をも併せ持っており、まさに海洋     世界への適応をとげたモンゴロイドなのである。                                (P136)   さて、特に興味を惹かれた一節があるのですが、下記の通りです。      マリアナ諸島以外のミクロネシアの島々のほとんどは、それから一     五〇〇年間は無人島であった。そしていまから二〇〇〇年前ころ、火     山島のすべてにモンゴロイド集団が拡散し、居住を始めた。   ^^ ^^^^^^^^^^^^^^   下は「AMA族の系譜」からの引用です。      …これは、AMA族が火山地域周辺を好んで選び入植しようとする     傾向があった為だ。      なぜなら、火山周辺のマグマは地表に近く、強い優性の地磁気を多     く含んでおり、その地域に住む人間へ有効な影響力を持つ。      まして、サイキックな力を発揮する特性を有するAMA族にとって、     環太平洋火山帯の中でも、とりわけ活動の活発なインドネシア諸島や     日本列島は、彼らの才能を充分に発揮する場所として、最も望まれた     土壌だったというわけである。   無論、AMA族=モンゴロイドという図式を短絡的に当てはめる訳には行  きませんし、ミクロネシアはインドネシア諸島から離れていますが、火山周  辺を好むAMA族の血統がミクロネシアに渡ったモンゴロイド集団にも流れ  ていたとすれば、「火山島のすべて」へと渡って行ったのも頷けます。   ちなみに、ハワイにも紀元後300年頃に、ポリネシアのマルケサスから  拡散した様子があるということです。   長くなりましたが、モンゴロイドが驚異的な移動能力を備えていたことは  間違い無いでしょう。世界の七割もの地域へ進出したそのエネルギーの根源  は何なのか?と考え始めると不思議な気がして来ます。モンゴロイドのこの  際だった特色が、日本列島に渡ったAMA族の重層的な歴史にも色濃く反映  しているのでは無いでしょうか。  TAO 847/847 GEC00333 ルチル 復元された弥生人の顔 ( 9) 96/04/21 00:31 4月19日の読売新聞・朝刊に「弥生人は現代人そっくり」という記事が 載っていました。これは大阪版だけの記事なのかな? 弥生時代最大級の環濠集落、奈良県唐古・鍵遺跡から出土した2100年前 の頭がい骨を元に顔を復元。細いまゆに一重まぶたのきゃしゃな顔立ち で、あごの細さから米を主食にしていた中国大陸からの渡来系と見られ、 江戸時代の大名や現代人に近いという。同じ渡来系とみられる北九州の 弥生人は、あごの骨がより発達しており、別系統らしいということです。 弥生人と一口に言うけど、実際には複数の系統があることが実証された わけですね。日向系なのか、出雲系なのかは、不明ですが。 それから、読売新聞には、日中共同研究の「稲作と長江文明」の記事が 時々掲載されます。これが私が読売新聞をとっている理由のひとつです。 例えば、最近も、  ● 約1万年前の稲モミが出土  ● 約1万4千年前の土器が出土 という大発見が報告されていました。 長江中流域はジャポニカ米の稲作起源地の有力候補地であり、AMA族 伝承の検証という意味でも、外すことのできない地域だと思います。 一方、朝日新聞社の方は、長江上流域の三星堆文明の出土品の展覧会を 日本で開催する契約を結んだそうです。出土品の写真を見る限り、日本 の文化とはかなり異なるような印象をうけましたが、こちらの方も開催 が待ち遠しく思っています。 2大新聞社が競い合うことで、歴史の解明がスピードアップすることに 期待しています。 ルチル(GEC00333) - FARION MES(12):精神世界裏表 ★ ニューエイジビジネス を斬る 96/04/21 - 00901/00902 GEC00333 ルチル フランスのセクト問題 (12) 96/04/20 22:40 フランス国民議会で「セクト問題」に関する報告書が提出されたという 記事を雑誌『諸君!』今月号で読みました。記事そのものは、創価学会 を標的とする政治的な意図がうかがえるものだけれど、「セクト問題」 という視点は、日本の精神世界ビジネスを理解するのにも役立つと思う ので簡単に紹介します。 「セクト」というのは、「カルト」の意味を非宗教の団体まで拡張した ような意味であり、「カルトは宗教を口実とするセクトである」と云わ れます。フランスでは、1970年代に入ってから、統一協会、サイエント ロジー、愛の家族などに対して訴訟が続き、被害者を擁護する市民団体 が設立された。そして、今年2月にようやく政府としての報告書が出さ れたという状況です。 上述の報告書によると、セクトの定義は、  『精神的な不安定化を狙った操作により、会員から無条件の忠誠、  批判精神の低下、一般社会の価値観(習慣的、科学的、市民的、  教育的)との断絶を得ようとする集団であり、個人の自由、健康、  教育、民主制度にとって危険をもたらす。この集団は、哲理や宗  教の仮面を被り、その裏に権力、支配力、信者の利用という目的  を隠している。』 であり、精神分析や催眠術、自然医学、マルチ商法、自己啓発講座など、 非宗教、反宗教であっても、セクトに該当します。 ^^^ ^^^ その報告書では、セクトかどうかを判断する基準として、以下のような 十項目の基準を示している。これはフランス内務省情報局の基準をその まま採用したもの。  (1)精神の不安定化  (2)法外な金銭的要求  (3)住み慣れた生活環境からの断絶  (4)肉体的損傷     劣悪な待遇、打撃と傷害、監禁、危険な状態にいる人の無救護     や不法医療行為、性的攻撃、自殺、他殺など。  (5)子供の囲い込み  (6)反社会的な説教  (7)公秩序の攪乱  (8)裁判沙汰の多さ  (9)通常の経済回路からの逸脱     不法労働や詐欺、脱税の類  (10)公権力への浸透の試み なるほど、オウム真理教は10項目全てに該当しますね。 上記(4)の例として、サイエントロジーのビタミン大量投与が書かれ ていますが、これは本当かしら? そもそも私が今月号の『諸君!』を買ったのはこの記事のためではなく、 「大企業がヤマギシ会詣でをする理由」という記事を読むためでした。 昔、私と同じ職場から、会社を辞めてヤマギシ会へ入った人がいます。 当時、(5)子供の囲い込みの問題で、周囲が猛反対していたのを思い 出しました。 さて、その報告書がセクト対策において、麻薬対策を念頭に置いている ことは興味深い。セクトの被害者は新しい信者を勧誘することで加害者 になる。このプロセスが麻薬中毒者のやり方と類似していることから、 セクトの勧誘員は『超越性の売人』と言えると指摘している。そして、 セクト対策には、その危険性についての警鐘を、麻薬やエイズ予防なみ の広報キャンペーンや、教育指導要領に組み込むことを提案している。 日本においても、エイズなみに、麻薬やセクトの対策がとられるべきだ と私は考えます。 ルチル(GEC00333) 00902/00902 GEC00333 ルチル RE:VOICE & C+F ワークショップ で起きた事故 (12) 96/04/21 02:19 00897へのコメント 一輝さん |  知っていたけれども、それを無視して自己正当化のために、自分 |  に都合の良いインディアンのことだけを人に話し「この国の歴史 |  の支配者は、インディアンと同種の縄文人以外、権力志向があっ |  たのでダメだ」などと、いかにもわかったような嘘を言っていた |  のです 私がインディアンのことを調べ始めたのは僅か3年前からなので、まだ 読んだ本も限られていますし、インディアンと語り合った経験も有りま せん。そんな少ない情報からの推測ですが、インディアンは日本人に、 広島・長崎で原爆の犠牲になった民族として、シンパシーを抱いている ように思えます。また、現存する先住民のアイヌ民族のことはさておき、 縄文人がどうのこうのという歴史の話になると、インディアン側からは、 全く見えてこない話のように思えます。 今は、インディアンの話でも、イルカの話にしても、論理的には単なる 仮説にしか過ぎない話があたかも事実であるかのように語られることに、 問題があると思っています。 ルチル(GEC00333) - FARION MES(13):神秘学遊戯団 ★ 限りなき神秘への航海 96/04/21 - 04529/04530 GGA02514 KAZE 風遊戯87●花に祈れば (13) 96/04/20 21:23 花に祈れば心に花が咲き 星に祈れば心に星が光り あなたを愛すればあなたが私の中にいる 心を鎮めれば花が私になり 心の深みに臨めば宇宙が私になり 私が愛に生きればあなたが私になる かかえきれないほどの悲しみが襲うなら その悲しみを星のゆりかごにのせてごらん じぶんをなんてちっぽけなやつだと感じるなら 大宇宙を心のなかにおさめてごらん 花散れば花とともに散り 星流れるならば星とともに流れ 愛あるならば愛とともにあれ ☆☆☆by KAZE☆☆☆