「そしてその為にこそ生命を燃やす事を忘れていないか?」 - FARION MES( 3):Media Talk ◆ 本/映画/音楽を語る 96/12/08 - 01490/01490 NBB01420 SUKE RE:ARIONの新刊書発売! ( 3) 96/12/08 01:44 01480へのコメント 新刊、ようやく今日読み通しました。 ARIONのメッセージは膨大ですが、それをこうして関連づけて並べ替えて みるだけでも大変な作業だっただろうと思いました。 預言解読部屋での議論がバックボーンになったと書いてありましたが、逆にこ の本のようにまとまってみると、そこから逆に会議室にも反映出来そうな気が しますね。 ただ、「え? そう読むの?」と思えるところもあって、これは出来れば輪読 会でも開いて、皆で少しずつ意見を出しあって見たいですね。 FARIONの事も紹介されていましたので、これを読んでFARIONに来てくれる人が いるかも知れないなぁとも思います。                              Suke.(^_-)☆ - FARION MES( 6):ハロー・メッセージ ★ 今日のハロー・メッセージから 96/12/08 - 02017/02021 VFG01465 ばかまま 961206 の ハローメッセージ ( 6) 96/12/07 07:00 >>見あげると夜空にひときわ輝く天狼星…  オリオンM42を中心とし、ベテルギウスを母胎とする神霊がARION。  シリウスを軸に、この太陽系を含むオリオン星系を司るエネルギーとのこと。      よくわからないので、MAC広辞苑で、オリオン座の星座の図を見てみる。  何やら男の人が、構えて立っている。  右腕の腕の付け根あたりにあるのがベテルギウスだそうです。      【天狼星】てんろうせい と読みます。大犬(オオイヌ)座の首星シリウスの中国名。  星座の図を見ると、大犬座の犬の鼻にあたるところが、シリウスです。  ですから・・・  「見上げると、夜空にシリウスがひときわ輝いている」ということですね。  そして、青い光のようです。   >>93/01/19 ★天狼星の青い輝きに照らされた、NAMEさんの心に帰去来するものは?  というのもありました。    光がここに届いているのですから、それによって照らし出されたものもあるはず。  月も草原を照らし出し、シリウスも何かを照らし出す。  段々と、明るみに出てくる、何かと何か。  でも、「ひときわ」ですから、他にもたくさんの星があるのでしょう。  星が散らばっている。そして、それぞれの星がそれぞれの何かを照らし出して  いるとしたら、天?、宇宙?、神?の意図がたっくさんあって、照らし出されて  その意図を汲む者もたっくさん居るように思えてきます。  ----------------------------------------------------------------------   おおいぬ‐ざ【大犬座】オホ‥  (Canis Major ラテン) オリオン座の東隣にある星座。  晩冬の夕暮に約三○度の高度で南中。首星はシリウス。  シリウス【Sirius ラテン】  (「熱い」の意のギリシア語から) 大犬座の首星。光輝全天随一の青白色恒星。  光度マイナス一・五等。距離八・七光年。白色矮星(ワイセイ)と連星を成す。  オリオン座に続いて冬の空を飾る。  古代エジプトにおいて太陽暦の生れる基準になった恒星として有名。  中国名は天狼星。  -----------------------------------------------------------------------  「広辞苑 第四版 CD−ROM(カラー)版」岩波書店 参照 - FARION MES( 8):恋愛錬金術  ★ 愛と性を本音で語る 96/12/08 - 01671/01673 HQM05715 柏戸 渡しは援助交際のの先輩でした。 ( 8) 96/12/06 19:11 ここで、発言の、機会をもたせていただいた事に感謝します。 始めまして、柏戸といいます。 ちょうど10年前ごろから風俗関係の仕事に携わって来ました。 どういう世 界かというと、会社の社長や病院の院長ときくと、札束が脳裏に浮かび、なん とか「マインドコントロール」しては金を出させてベンツを買おう・・・など いう世界です。 ようするに援助交際三昧の女子高校生やそれを仕切るようなことをずっと前 からやっていたということです。 具体的な仕事の内容の詳細は割愛させていただきますが、わたしには今日の 渋谷池袋のような状態は「くるべくして来た」とい感じがしてなりません。オ ウム真理教騒動も同じです。何かに対する復讐であるように感じるのです。 私自身、地方の国立大学教授を父に持ち、母方は旧華族の分家です。そんな なかで私はことばでは言い表せないほど、馬鹿げた上品さと体裁の良さを押付 けられて来たのです。 私は父が大学教授であることや、母が私にやれエリート医師になれ、やれチ ャイコフスキーコンクールで入賞してくれ、やれ学者になれ・・・などという 期待を一方的に押付けてくる事にうんざりした。 そんな中で私は派手な家庭内暴力を下は母のピアノや食器を壊したりしまし た。 そんななかで私は精神科の医者や教会の牧師に救済を求めたけど、マッタク 頼りにならなかった・・・という印章しか受けませんでした。私も実際に精神 科の医者や教会の牧師なんかよりもオウムの麻原彰晃さんの方に魅力というか なにかを感じたかしもれません。 私達はもしかたら精神科の医者や教会の牧師ではなく、魂を神のもとに導い てくれる導師を求めていたのかもしれません。医者や牧師ではない、何かパワ フルでそしてリアルななにかを求めていたのかしもしれません。 たとえば恋の病に病んでいる時に医者や牧師の処にいってもしょうが無いよ うなものでしょう。ようするに医者は医学部、牧師は神学部の勉強の経験しか なく、神秘性というか、リアルな魂の経験というものがないのでしょう。 私達は何処に行こうとしているのか・・・という疑問に関して、私は魂の故 郷である神の許ではないか・・・と思います。 わたしにはオウムも女子高校生の援助交際もなにかにたいするレベンジにし てかんじられるのです。 わたしが親に「青春帰せ・・・」と反抗して家を飛出したように・・・。 科学万能主義時代とそれに派生した大量消費文明は神さまをバカにしてしま うことだったのかもしれませんね。それで悪魔の世の中が来て、オウムの麻原 さん(ドラエもんのジャイアンみたい。)や援助交際なんかになってしまった んでしょう。 わたしにはオウムも援助交際もくるべき時が来た・・・と思っています。それ は私の父や母のような「特権階級」を破壊し尽くす事でかもしれません。私は ネオン街でヤクザ達と一緒に生きて来ましたが、それは私がうまれ育った家庭 の影の部分、であったと思います。 追伸 私は「風俗」のプロフェッショナルとして生きて来ました。人間には今 まで日を見る事が無かった「セックス」というカテゴリーが存在し、そこにな にか重大な秘密、神秘があるように感じられてなりません。 何か渡しの発言、お役に立てて貰えるととてもうれしいです。 敬具 作成19:02 96/12/06 今日は花金だったんだっけね。昔だったらも店でクタ クタ。指名がずらーって並んでいたりして・・・ 柏戸はHQM05715 - FARION MES(11):狼を生きる  ★ 平井和正の著作から 96/12/08 - 02655/02664 JBH00712 桂 桂 何を以って (11) 96/12/08 01:35  何を以って報いるべきか。何も持たざるものならば、いっそこの身を 持って報いらざるか。何も持たざるものならばこそ、何もするべき事、 あらずば。  風の如く去り行くならば、何を残すべき事あらんや。されど尚、残さ んとおぼしければそわ何を以って来るのか、何を齎さんとするや。  言うべき事、無き事、かはど悲しい事も無し。  けれども、又、言わんとするは・・・・独白。  大変ご無沙汰しており、失礼致しましたm(__)m  又、ほんの少しですが、書かせて頂きます(少しテレが入っていたり する)。 桂 桂(JBH00712) 02656/02664 JBH00712 桂 桂 復讐するは我に有り (11) 96/12/08 01:35  怒りでもって報いようとすることが度々あった。  それは些細な感情の縺れと言うべきものであって、何の事はない、日 常の些細な一齣。けれども、それが痛く心の記憶に残り、やがては澱の 様に淀んでヘドロの如くこびりつき、やがって発火点と成ってゆく。お お、憎むべきものは何か、それはこの世に生まれてきた事への、否、生 きる事への憎悪に等しい感情の齎す業に相違無いのかもしれない。  暫しの夢想の間に、島崎藤村の「破戒」を読了する。  明治の文明開化の頃、近代人の自我の開花は変容する社会に対して、 生とは何か、生きる上での立場とは何かを鋭く突きつけた。被差別部落 出身である主人公の瀬川丑松は、父から「自らを隠せ」と厳しく戒めら れ、そのように生きてきた。新平民と当時呼称された部落人の多くは、 長い間の貧困と無知、そして近親婚による遺伝子の欠陥によって、心に 歪んだひねた憎悪を隠しもち、自らの持つ劣等感に依って尚のこと謂れ 無き差別を助長させてしまっていたが、瀬川丑松はそれを自らの努力と 父の戒めを厳格に守る事によって、心中に背中を伸ばし羽の伸ばした白 鳥の様に自由に生きる事を希求する精神を失わずに、身分を隠しながら も普通に生活する強さを持つ事に到った。  彼が身分を明かす事を決意したのは、その父が身分を隠しつつ、最後 までそれを全うして敢え無く死去した事と、同じ部落出身者でありなが ら肺病と闘い、謂れ無き差別に身を呈して社会に訴え続けた尊敬すべき 先駆者の死によってであった。  「男は黙って狼のように死ね」                (「破戒」より)  だが瀬川丑松は黙っていなかった。  どうしてだろう。偽善に満ちた社会が彼の命運を見過ごさなかったせ いかもしれない。彼の父は一生を寡黙の内に終えた。その義憤が、彼を 奮い立たせたのか。そう、それは小説の行く末の事。作者島崎藤村も又、 この作品を完成させるのに7年の歳月を懸け、3人の息子を飢え死にさ せつつも自費出版という手段によって「破戒」を世に送り出した。  何故、かくも力強く訴えられか、何故厳しい戒めを自らに課しつつも 己の弱さを晒け出し、頭を垂れたのか。丑松は自らの出自を明らかにし た。それがどの様な結果になろうとも、結果を厭うことなく、己の半生 が嘘のつき通しであり故に誰とも交わる事も無く流浪の後に終える事を 拒否した。  彼はその後にテキサスへと向かう。 新天地を求めて、旧弊に疲れきった土地を捨て新しい自己を切り拓く 為に。  偽善に満ちた社会を後にするのは、只ただ、己の信念に殉じた新しき 精神の持ち主のみであろう。 桂 桂(JBH00712) 02657/02664 JBH00712 桂 桂 島崎藤村・その他について (11) 96/12/08 01:36  先程、一つ前のアーティクルで日本近代文学の代表的人物の一人に数 え上げられる、島崎藤村について、又彼の代表作に一つである「破戒」 について僅かばかりの紹介をさせて頂きました。  最も私自身、近代文学については僅かしか読んだ事は無く(^^ゞ多くは 大衆文学や流行文学などでしかないのですが、明治初期の、いわゆる近 代人の自我を相克して新しき自分を作るという精神作業について些か興 味を持つものであったので、書かせて頂きました。  夏目漱石、森鴎外、樋口一葉など、生活は裕福、あるいは貧困の渦中 において、その社会的身分は様々なれども、自己表現という作業におい て先駆者は文字どおり身を削る試行錯誤を通じて後に文化遺産と言うべ きものを顕して来ました。これについては、最近では文学の衰退と共に 「皮肉にも」漫画という分野において「坊っちゃんの時代(関川夏央・ 谷口ジロー)」という作品で再検証されています。うろ覚えですが、確 か「明治は尚通し、なれど凛々たり」とかいうコピーが付けられていた かと思います。  漱石こと、夏目金ノ助はロンドン留学時代に異文化への接触の為に深 く傷つき、自殺寸前に追い込まれ、森鴎外はドイツ人女性と恋愛したけ れども日本的な家風の違いから終生、敢えて日本的精神に殉じました。 樋口一葉は天才的な文才を持ちいえども、貧困と社会的差別の枠を超え られず、若くして死にました。そして島崎は、無き父の遺影を深く胸に 刻みながら文学者として無謀とも言える行動を起こしながら「破戒」そ して「夜明け前」を世に送り出しました。  そうした先人達の営々たる努力を忘れる事無くして、現在の活字文化 を話すことはありえないでしょう。  その孤独故が、新しき精神を生み、やがては大流となって濁流を発す る。そうしたものを思うにつれ、何か新鮮さを覚える今日この頃です。 桂 桂(JBH00712) 02658/02664 JBH00712 桂 桂 この人を見よ (11) 96/12/08 02:36  現在はオウム事件についてどのような感慨を持って、今、流れるニュース を見ているのか、気になって仕方が無い。  重要指名手配になっている5人のうち、4人までもが次々と名乗りを上げ た。もはやこの事件も明るみになっている部分だけでもようやく大詰めに差 し掛かっている。  同時に、進行中である裁判でも毎回ドラマが展開されていて目が離せない。  世界を見渡しても、カルト教団の教祖が生きたまま裁かれるというのはと ても珍しいのに、輪を掛けてカルマ、転生、そして教団教義までもが裁きの 対象となっているのだから、これほどの見世物はそう滅多な事ではお目にか かれない。  尚の事目を引いたのは、「天才修行者」とまでいわれ、高学歴を占める信 者側近の中でも若年乍ら瞬く間に登り詰めた井上被疑者の告白だった。  「もう最終解脱者なんていらない!!」  絶叫した彼の心中を持って何を推し量るのだろう。もし僕が彼の心中を察 するのは、もしかすると、歳が非常に近しい故なのかもしれない。もしかす ると、一歩間違えば、自分自身がサリンを蒔く側になっていたからかもしれ ないという「IF」を気にしているせいかもしれない。  どうしてグルを欲する? そう、それはグルになりたいが故。ヒーロー不 在の時代にあって、ヒーローになりたいが為に。そして真理を得る為なら人 殺しも辞さない。そう、その為だったら何でもやるだろう。  だがもう、カリスマは要らない。それはもう、最初から無かったもの。 「有る筈もない答え」をこの世に見出そうとする、まるでタロットのフール (愚者)の様な行い。  無論、タロットの意味なんて知りようも無いのだけれど(^^ゞしかし、フー ルの番号は「0(ゼロ)」だ。  その昔「ゼロには何を足してもゼロだ!」なーんて台詞のあった漫画があっ たけれど(このネタ判る人いるかな(笑))、愚かな行いはやはり足し算に はならない。ならないけれども、それは経験として、肥やしになる可能性は 有る。  そうした間違いが、「仕方が無かった」という言葉によっても済し崩しに はならないだろう。帳消しにもならない。マイナスは半永久的にマイナスと して残る。でも、己の間違いに気付いた時、次の一歩が踏み出せるのかもし れない。  あるかなきかの、僅かな可能性を信じて。 桂 桂(JBH00712) 02659/02664 JBH00712 桂 桂 砂漠を背負って (11) 96/12/08 02:36  それはもう、6年ほど昔の事だった。  まだ駆け出し作家の人と知り合って、少しばかりお付き合いをさせて頂い た事があった。  その人は、まだ学生時代に左翼運動に関って集会やデモに参加した経験が あったそうだ。まだそうした「政治の空気」がキャンパスに漂っていた頃だっ たみたい。  どんなことをしてきたかというのは伺うだけにしか過ぎないのだが、出し 抜けにこのように言う。  「自分が独りぼっちという事に気付くと、いきなり砂漠のド真ん中にいる   ような気分になるんだ」  で、本当に砂漠にいる自分がいるように見えるのだと言う。  ホントかいな、と思いつつ、続けて絨毯爆撃された都市にいるように感じ る事もあるよと言う。そしてそのうちに分かるよって、まるでいたずらっ子 の様に微笑んだ(もしかすると、目は笑っていなかったかもしれない)。  その砂漠の真っ只中を歩くと言う事が、まだ自分にはよく判っていない  あるいは、もう歩いていたりして(^^ゞ  それとも、そうこんなのが犬神明の心境かなーーっていうのはカッコつけ すぎね(笑) 桂 桂(JBH00712) 02660/02664 JBH00712 桂 桂 輝ける鳥(1) (11) 96/12/08 04:00  手塚治虫は、今更言うのも何だけど随分とキレた人物であった。  どのようにキレていたかというのも野暮なものだけど、この人は生涯 2度ほど過労で死にそうになっており、2度目はもう絶望かと思われた。 そう、それは1986年くらいの話である。  だがこの時、手塚の命を救ったのは、何と角川春樹、元角川書店社長 であった。  この頃の角川春樹はまだ跳ぶ鳥を落とす勢いで業界を渡り歩いていた 時で、無論自称「神の転生者」であったから(←今になってこういう話 しをすると殆ど冗談にしか聞こえない(*^^*) ポッ)弟子達を持って修行 にも当たっていた。  時に手塚治虫の個展が開かれた時に、この弟子の一人がたまたま見に 行き、そこで偶然(?)にも様子を見に来ていた手塚本人を遠巻き乍ら 見掛けた。この人物は霊能も些かあったらしく、その場で手塚本人が重 病で、このまま放っておくと死に到る事を予見した。実にこの時手塚治 虫は重い胆石を患い、86年は殆ど漫画を書いていなかった。  弟子はすぐ角川春樹に直言し「このままあの人を放っておくと死んで しまいます。何とかして下さい」と頼んだ。  角川春樹は霊能力者で世を糾す為に生まれてきたから(←無論自称で す(笑))、そして出版界において「業界風雲児」の異名を取ったくら い才覚に秀でた人物であったから、すぐに動いた。  角川春樹は即行で手塚治虫に接触し、ヒーリングを施した。  それは手かざしの様なものであったらしい。  そして手塚の体調は瞬く間に良くなった。  これは実話である。 桂 桂(JBH00712) 02661/02664 JBH00712 桂 桂 輝ける鳥(2) (11) 96/12/08 04:00  1987年、4月某日より角川書店より、手塚治虫の代表作である 「火の鳥」の新装版が月に2冊のペースで発刊された。  これは当時角川書店の看板雑誌であった「月刊野生時代」に、手塚治 虫が久々に「火の鳥」の新シリーズを連載するのを記念して出版された ものであった。  そしてこの新連載と、新装版の発刊こそが、手塚が春樹に病気を直し てもらったお例と言う事で行った事であった。  それに先駆け、1987年1月1日新年を開けた時に、ラジオのニッ ポン放送にて「オールナイトニッポンスペシャル・手塚治虫の火の鳥」 と題して、30分ほど手塚治虫と角川春樹が対談するという企画が行わ れた。僕はこの時のテープを持っているので、いづれ機会があれば、内 容を紹介したいと思っている。  そして「火の鳥・太陽編」である。  これはこのシリーズでも最後の作品になり、又内容の異色ぶりからし て特筆に値するものだと思う。  この作品は、まだ古代と呼ばれる頃の日本が舞台であり、時代は白村 江の戦いから壬申の乱くらいまで、正に日本が時代の動乱を迎え、少し づつ近代国家として様相を改めてくる頃の話である。  白村江の戦いに破れた大和軍は、残った兵士が命からがら敗退する有 り様で、軍を指揮した将軍もこの中にいた。皮肉な事に、この将軍は、 唐人でありながらも狼の毛皮を頭に被らせられた青年に命を助けられる。 青年は韓半島出身者でありながらも、当時勢いを伸ばしつつあった百済 の奴隷とされそうになった人間である。  それが数奇な運命を辿り、狼の毛皮を被らせられた「狼人間」として、 やがて日本にやってくるのだ。  ちなみにこの辺りの描写は、かのハリウッドの超大作「ベン・ハー」 と比較して見ると面白い。ベツレヘムの勇者は策謀にあって奴隷に身を 落とすが、海軍戦で将軍を助ける事になって大きく出世する。そして、 この映画はユダヤの救世主、キリストに捧げられる作品になっている。 桂 桂(JBH00712) 02662/02664 JBH00712 桂 桂 輝ける鳥(3) (11) 96/12/08 04:00  青年はやがて日本に辿り付き、そこで不思議な事に「犬神の者達」と出 会う。  犬神の者は古来この国を修めていた精霊達であったが、スメラミコトの 誤った施策によって山辺に追いやられた逆境の神の行く末であった。犬神 達はこの青年に運命を授ける。  うろ覚えで恐縮な限りだけど、「火の鳥・太陽編」は全く不思議なエピ ソードに連ねられて、過去と未来を行ったり来たりする。  この犬神の後裔として選ばれた青年は、現実に時代を生きた犬上御田鍬 (イヌガミノミタスキ)がモデルになっていると思われ。が、しかし、僅 かな描写であっても、時の韓半島の勢力図と日本(大和)との関係性も非 常にコンパクトにまとまとりよく書かれている。  韓半島は3国に分かれ日本は任那と仲良かったが、百済が勢力を伸ばし、 任那、高句麗とも攻め込んでしまった。この百済は性は残虐にして文化的 にもまだ未成熟と思しき国家であり、日本と韓半島の歴史的な軋轢はもは やここら辺からも始まっていると言ってもいいと思う。  そして日本でもまた旧来存在していたカムナガラの神が虐げられ、新し い神(仏)が歴史を覆いつくそうとしていた。犬神も又、その中の一つで ある。  狼とは、僕自身、王道を現すものではないかと思っている。  王道とは日本ではあまり馴染みの無い概念であると言える。それは、王 (キング)が世をしろ示す統治の事であり、その為の道であるという事が 言えるから、もう天皇制の影も薄くなった日本では中々理解し辛いものが 有ると思う。  そう、最近では(といっても随分と前になってしまうけど(^^ゞ)「風の 谷のナウシカ」という漫画で王道を指し示すエピソードがあった。自ら血 塗れになりながらも治世を忘れず、信念の為に修羅の道を突き進む女盟主。 権力を志向したのは、血の通った肉親を宮廷の権謀数術によって惨殺され た為であり、しかし野望にあっても民と自分の為に死ぬ兵士を忘れること 無く、全てを血に塗れながらも一人で進む。  狼は、古代ヨーロッパでは農耕神の現れであって、田の稲作を守る守護 神であった。又ゲルマン民族にあっては民族創始者の神の使いであり、ヒッ トラーはナチの軍隊にもわざわざ「狼部隊」というのを作らせたくらいで あった。  そして日本では、もはや忘れられた古の神、もう、影も形も殆ど残って いないものであるけど、ほんの僅かな伝承に依って微かに伝えられてきた 歴史の忘れ形見。  だが、時代が要請しなくても、それが世の徒花のようなものであっても、 忘れることなく、伝えられるもの。  どうして「火の鳥・太陽編」に犬神が出て来る事になったか、もし聞け るものなら、あちらの世界にいる手塚治虫に聞いてみたいものだ(^^ゞ 桂 桂(JBH00712) 02663/02664 JBH00712 桂 桂 敗れざるものの歴史 (11) 96/12/08 04:55  ドイツのヒットラーは有名なジャポニスト(日本主義者、あるいは 日本研究者)であった。  何しろ学校の教養過程にも日本語を必修科目として組み入れるほど の熱の入れようで、文化的にも相当感じ入るものがあったらしい。一 度だけ来日した事があって、その時のエピソードとして、とある美術 館に入った時に平清盛の肖像画を熱心に見入っていたというのが残さ れている。  奢る平氏と栄華を極めて敗退したゲルマン民族。  似て非ざる両者に自己の未来を投げかけていたのだろうか。彼は。  そしてその平氏の宿敵、源九郎義経。この人物も美丈夫、英雄とし て功名を上げるも東北に追いやられ伝説の人物と化す。余りと言えば 余りの仕打ち。それが歴史の宿命なのか、それとも権力の駆け引きを 知らずただ時代の波に翻弄されていっただけなのか。奇しき因縁と言 えば妙な話である。  そしてさらにその因縁に輪を掛けるのが、いわゆる「義経はその後 モンゴルに渡ってチンギス・ハンとなった」というブットビ話である。 無論ブットビ話だから今更真偽を鑑定する程でもないのだけれど、し かしこのチンギス・ハンなる人物、その異名を「青き狼」という・・・・ (^O^;) 桂 桂(JBH00712) 02664/02664 JBH00712 桂 桂 水晶の輝きと共に (11) 96/12/08 04:55  その昔、そう昔といっても今から約25.6年も前の話だ。浜本末 造という人物がいた。この人物の異名を「橘香道」という。  彼は一生涯を殆ど詐欺師かバクチ打ちの如く突き進んだ。  若い頃は活動映画の弁士、映画館を幾つか持ち実業家の様な顔を持っ た時もあったらしい。  後半生は、ただひたすら、神の為に生きた。  奈良県の奥深く、大峰山脈の最南端に位置する玉置山の裏宮司とし て、一生を費やした。彼の元には様々なシンパが現れ消えていった。 参拝者や賛同者も現れた。  彼は「土地を浄化する」といって、地面に水晶球や般若心経を写経 したもの、あるいは炭や灰といったものを埋めるということもしてい たと言う。この行為の意味は何となく分からなくともないが、やはり 常人には中々理解しがたい。  彼は預言をした。それは1975年に地球は滅亡するというもので あった。しかし、それは外れた。  その後、彼は秘中の秘であった、水晶球を方々に売り払ってしまっ たという。その水晶は神から授かったとても大事なもので、彼本人が とても大切にしていたものであるという。おそらくは、預言が外れた ことによるショックで、何もかも「本当に」投げ棄ててしまったので はないかと言われている。  本当に投げ棄ててしまっていいものと、良くないものと、その区別 をどう付ければ良い?  橘香道は自己の書物の中でこう書いて有る。「人生の嫌になった奴、 死にたい奴は玉置に来い。どうせ捨てる人生なら、いっそ神の為に使 え。死んで次の世の橋渡しをしろ。お前ら生きながら死ね。それで多 くの命が救えるのなら、お前の体も生まれてきた甲斐がある」と。こ の言葉の是非を伺うまでもなく、その真意こそ汲み取ればこそ、凛冽 な人生を生きた人物であると思える。  今でこそ、彼の言霊の息吹は、何冊かの書物にしか見出せず、それ ももはや一部の好事家のタネ本程度のものでしかない。彼の足跡を知 る人物は、もうこの世にはほんの一人か二人程度であろう。風のよう に忘れられるものに価値を見出す事に意味があるとは到底思えない。 しかし、忘れられないような言葉の端々に、捨ててはいけないものが 込められている事を常に思うべきだ。投げ遣りな生き方であっても、 変えられる可能性が日々宿していることも。  それは、かつて消えてしまった様な、仄かな水晶の輝きと共に、い つまでも光を宿しているものと信じすればこそ、決して忘れることが できないものだから。 桂 桂(JBH00712) - FARION MES(12):精神世界裏表 ★ ニューエイジビジネス を斬る 96/12/08 - 01577/01583 GFB00026 一輝 慰安婦救済の心にひそむアジア蔑視 (12) 96/12/06 23:01 01538へのコメント >#1538 TAOさん お話ありがとうです。 | 「サピオ」(小学館)連載の『新・ゴーマニズム宣言』では「慰安婦問題」 |を取り上げている最中であるが、賛否両論含めて反響にもの凄いものがある |らしい。慰安婦問題の「強制連行」の真偽性を問いかけたり、現地の業者の |関わりや戦時レイプと慰安所の混同を指摘したり、元・慰安婦を取り上げた |ドキュメント番組の「ヤラセ」を暴いたり…と徹底的にやってくれるものだ |から、特に「強制連行アリ」派を刺激しまくっているようだ。 | | 以前より慰安婦問題には少なからず関心があって、私自身「強制連行」は |あったかもしれないという風に受け止めていたが、それは「元・慰安婦」の |「証言」によるものが大きかったようで、実際に無かったことをあったかの |ように証言して、犠牲者のように振る舞うという行為自体があり得るだろう |か?と懐疑的だったからだ。 | | しかしそれは素朴に過ぎる見方だったようで、自らの犠牲者意識に囚われ |て現実誤認をしてしまったり、また意図的な唆(ソソノカ)しに乗って偽証すると |いうこともあり得るかもしれないと考えるようになった。本人に偽証の意識 |が無くても、現実誤認故に、結果として偽証になってしまう可能性もあるだ |ろう。 | | 作者の小林よしのりも近々「慰安婦カミングアウトの構造」を描くと公言 |しているので、慰安婦問題の核心である「強制連行」の有無に対する「証言」 |の真偽性も改めて問われてくるだろう。あら、書籍紹介だったのに最初から |話が逸れてしまった(^_^;)。なお「サピオ」の最新号は来週の水曜日(27日) |に発売されるが、編集部が「従軍慰安婦の虚構を突く中国側資料をついに発 |見!」だそうだから、『新・ゴーマニズム宣言』と合わせて楽しみにしてい |る。 | | しかし「日本軍の主導による強制連行」についての真偽性が未だにはっき |りしないのに、既成事実のように「慰安婦問題」を日本軍の蛮行として教科 |書に載せてしまうというのは、あまりに無責任なのでは無いか(-_-;)。 ……………私もこの動きに注目していたところです。日韓ともにアジア蔑視さ      れていたワールドカップ事情に気づいたところで、慰安婦救済運動      の人々の心の中にも根強いアジア蔑視意識があることに気づく、と      いう展開はいかがでしょうか。以下は、『祖国と青年』12月号の中      島慎三郎(ASEANセンター代表)氏のレポート”日本人が捏造したイ      ンドネシア慰安婦−救済を叫ぶ人々の心にひそむ「アジア蔑視」”      より抜粋します。   『九月三十日未明、日本テレビ系で中京テレビ製作のドキュメン    タリー「IANFU(慰安婦)インドネシアの場合には」が放    映された。インドネシアで強制連行される「従軍慰安婦」の実    態をルポした衝撃的な作品だ。老婆(元慰安婦)の疲れた顔を    執拗に映しているが、いかにも土井たか子女子好みの、左翼特    有のナレーションがドラマを盛り上げている。ドキュメントと    言われるが、「巧妙に作られたやらせ」の匂いがした。案の定、    この番組の字幕を見ていると、「おやっ」と首をかしげる表現    が目につく。字幕と元慰安婦の発言が微妙に違うのである。    元慰安婦とされる女性が慰安所での経験を話すシーンで、字幕    では「買い物から帰る途中で無理やり連れ去られました。日本    兵に車で乗せられたんです」とあったが、よく聞いてみると、    本人は「買い物から帰る途中で無理やり連れ去られました。オ    ランダの車、いや日本の車に乗せられたんです」と言っている。    インドネシアには戦時中、慰安所があったことは事実だが、問    題はそこにいた慰安婦が「強制連行されたかどうか」である。    「日本の車に乗せられた」と話しているのに、「日本兵に車に    乗せられた」という字幕をかぶせて、日本軍による強制連行で    あることを印象づけようとしている。極めて悪質な誤訳だ。    ほかにもある。同じく慰安婦だったという女性が実際は「あの    朝鮮人は誰だったんだろう。全員がいなくなってしまったんで    す。私たちは無一文で置き去りにされたんです」と話している    のに、字幕では「戦争が終わると日本人は誰もいなくなったん    です。私たちは無一文で置き去りにされたんです」となってい    た。「いなくなった人」というのは慰安婦の経営者のことだろ    うが、番組の字幕では「あの朝鮮人(コレア)は…」は省かれ、    「日本人…」云々に置き換えられていた。この女性が指摘した    ことは、インドネシアにあった慰安所の経営者が朝鮮人であり、    その朝鮮人が戦後行方をくらましたということなのに、番組で    は、あたかも日本人がお金を払わずに慰安婦を置き去りにした    かのような構成になっている。    そこで急遽、誤解を招く字幕を使用していることを指摘したと    ころ、産経新聞や『サピオ(小学館)』などが取り上げてくれ    たので、ここまでは知っている人も多いだろう。    問題はどのような意図でこんな番組が製作されたかである。実    はこの番組が放映される前日に、日本共産党「赤旗」に番組の    内容が詳しく報じられていた。どうも日本とインドネシアの友    好を破壊することを目的にした共産党の謀略の匂いがする。そ    こで、東大の藤岡信勝教授と一緒に十月中旬、調査のためにイ    ンドネシアに飛んだ。    この番組では、「慰安婦一人に二百万円支払え」と主張してい    る人々(兵補協会の会員)が登場している。兵補とは、日本軍    政時代に採用された補助兵のことで、この協会は戦時中の兵補    の強制貯金の未払い分に対する賠償要求をしているグループだ    (因みにこの賠償は、一九五八年の日イ賠償条約で解決済み)。    その中心人物であるラハルジョ兵補協会会長に会った。彼は日    本人を脅すことが楽しいらしく、「日本政府は兵補に三百万円、    慰安婦に二百万円払え。村山首相はマハティール首相に謝罪し    たではないか」と怒号する。ラハルジョは「慰安婦だと名乗り    出てくれれば日本から二百万円もらえる」と宣伝しているらし    く、インドネシアでは大騒ぎになっていた。ジャカルタでは人    夫の最低日給が二百円、二百万円は二億円(一輝注*一万円が    現地通貨十万〜二十万ルピーで換金されるので、二億円ではな    く二千万円の間違いと思われる)に相当するので大騒動になっ    たのも無理はない。    一体誰がこんなことを吹き込んだのか。』 ……………当会議室では、今年の敗戦記念日に太平洋戦争秘話として、『<ジ      ョグジャカルタのサムライ>インドネシア独立戦争に参戦した日本      兵の証言1985』(NO.1334より) というシリーズを連載しました。現      在インドネシア首都ジャカルタ在住・石井サトリア氏の体験談によ      るものです。日刊のニューズレター「速達情報」をインドネシア発      行する石井サトリア氏からの報告が中島氏の記事中、以下のように      出ていました。   『「慰安婦」問題がインドネシアで浮上したのは三年前、高木健    一弁護士(自由法曹団のメンバー。慰安婦問題の専門家)ら日    本の弁護士三人がインドネシアにやってきて、地元紙に「補償    の為に日本から来た。元慰安婦は名乗り出てほしい」という内    容の広告を出してからだという。その後、ラハルジョ会長らが    慰安婦登録などを始め、兵補と慰安婦の賠償要求事業を推進し    てきた。そこで、高木弁護士との関係をラハルジョ会長に問い    質すと、「補償要求のやり方は、東京の高木弁護士の指示を受    けて始めた。『早く』と催促も受けた。アメリカの大統領と日    本の首相にレター(手紙)を送った」と話した。』 ……………中島氏と藤岡氏の調査は、さらに進みます。   『また、このインドネシアの慰安婦問題を執拗に追求しているの    が名古屋大学の倉沢愛子教授(インドネシアの日本大使館にい    て通訳をしていた)であったので、ラハルジョに「倉沢教授を    知っているか」と聞くと、ラハルジョは「彼女はインドネシア    語の名人。数年間教えていただいた。弱者の味方です。親切な    人です。外交の名人です」と答えるではないか。やはり、仕掛    け人は高木健一弁護士と倉沢愛子教授だと見て間違いなさそう    だ。ジャカルタの消息筋も次のように語っていた。    「独立戦争以来、PETA(独立義勇軍)出身者と兵補出身者    は対立していたが、権力はPETA出身者に独占されているか    ら、兵補協会会長のラハルジョは政府に悪感情を持っている。    もっともラハルジョは正義の男に見えるが、拝金主義者である    (慰安婦から登録料をとって私腹を肥やしているという噂があ    る)。倉沢女史は社会主義を奉じる革命家である。演出担当の    高木弁護士は韓国語の名人で韓国慰安婦を大きな政治問題にし    た大物である。彼が兵補に慰安婦の問題を担当させ、日本政府    に補償を請求する文献を作らせた。しかし、この中京テレビの    番組をジャカルタで公表したら、政府は『内政干渉』と見て激    怒するだろう。    十月下旬、現地の週刊誌が慰安婦問題を大きく取り上げた。中    京テレビでも報じていたが、ラハルジョ会長らによって登録さ    れた慰安婦の数は実に二万二千人にのぼるという。「登録すれ    ば二百万円もらえる」という宣伝に釣られたのか、実際に慰安    所で働いていない女性の申し出が相次いだ。困惑した同会は、    「何らかの性的被害にあった」と申告した場合は慰安婦と見な    すようにしたのだという。言わば二万二千人は水増しされた数    なのだ。    戦時中ジャワにいて当時を知る石井サトリア氏は「ジャワを占    領した日本軍(陸軍)兵力は僅かに一万五千人、海軍の軍人を    加えても二万余にしかならない。日本の将兵は一週間に一日し    か休養日はないから、二万二千人も慰安婦がいたとは信じられ    ない」と語る。    英字紙「インドネシア・タイムズ」のジャマル・アリ会長も慰    安婦登録者が二万人との報道に「ばかばかしい。針小棒大であ    る。一人の兵隊に一人の慰安婦がいたというのか。どうしてイ    ンドネシアのよいところを映さない。こんな番組、両国の友好    に何の役にも立たない。我々には、日本罵倒体質の韓国や中国    と違って歴史とプライドがある。『お金をくれ』などとは、三    百六十年間、我が国を支配したオランダにだって要求しない」    と語った。』 ……………この言葉を全ての日本人、そして全ての慰安婦救済運動関係者に突      きつけたいものです。人間の尊厳とは何なのか、自由とは、自立と      は、独立とは…、様々な意味が込められています。これこそ尊皇攘      夷から開国へと歩んだ幕末の若い人々や、インドネシア独立戦争へ      脱走して参加した若い日本兵が、命を懸けて勝ち得ようとしたもの      ではなかったでしょうか。      今、日本人は「アジアへの謝罪」という行為に名を借りて、アジア      の人々を愚弄し、乞食に堕としめてはいないでしょうか。この乞食      根性は他でもない、日々「自分は悪くない」と被害者意識に陥り、      餓鬼道に堕落した我々日本人そのものの姿の、投影のように思えて      なりません。      それほどまでに謝罪をしたいのならば、まず自分から財産を投げ売      ってでも、謝罪に徹した日々を送って頂きたいものです。      やがて事態は、インドネシア現地で意外な展開を見せます。この話      は日本で、ほとんど報道されてはいないようです。中島氏の報告を      続けましょう。   「十一月初旬に元ジャワ派遣軍の作戦参謀の宮元静雄氏とインド    ネシアを再訪したところ、インドネシア政府もマスコミもどこ    からか、この中京テレビを見ていて大騒ぎになっていた。とい    うのは、第一に日本共産党の機関紙「赤旗」にこのテレビ番組    の予告記事が出たこと。これでこのテレビは共産党の謀略だと    見なされた。第二にインドネシア共産党によるクーデター未遂    事件(九・三〇事件)が起こった九月三十日に日本で放映され    たこと。第三に、国軍記念日(十月五日)を前に、国軍関係者    は「我々が独立戦争の主力であった。九・三〇事件という共産    クーデターを独力で防いだのも国軍だった」と誇っていた。そ    んな民族の誇りを誇示している時に、慰安婦という民族の恥部    を公表したことによる。    激怒した政府関係者は、一連の「慰安婦」騒動の背後関係を調    査し、運動の影に日本の共産主義者及びその同調者がいること    を察知し、かつ、この動きが両国の友好関係を破壊する目的で    行われていると判断したようだ。    そしてついにスエノ社会大臣が十一月十四日、テレビ、通信社    などのマスコミ関係者を情報省ビル会議室に集め、インドネシ    アの戦時慰安婦に関する説明会を行った。その席でスエノ社会    大臣は、次のような見解を明らかにした。    1.「イ国政府は本件につき当初から補償を請求したことはな       く、日本政府が適正な処理方法を見出すよう望んでいた。       それはイ国政府がインドネシア民族、特に該当者の品位       と名誉を守ろうとする配慮が素地になっていた」、つま       り、インドネシア政府は慰安婦問題で賠償を日本に求め       たことは一切ない。    2.しかし、日本政府(五十嵐官房長官や村山首相ら)が元慰      安婦にお詫びしてお金を払いたいというので、お金は戴く。      しかしそのお金は元慰安婦個人には渡さず、全般的な女性      の福祉や保険事業のために使うことにした。    3.「インドネシアにおける元兵補及び労務者の補償問題につ      いて特記すれば、一九五八年のインドネシア政府と日本国      政府が戦時損害賠償を支払って処理は完結したものと見做      している」    こう述べた後、スエノ社会大臣は、インドネシア国民に向かっ    て「東洋文化の価値観を備えた国民諸君に、インドネシアの女    性及び民族、とりわけ戦争犠牲者の人格と尊厳を守るべく、十    分なる自覚を持つこと、慰安婦の問題処理は政府に信託し、特    定個人や団体の私益のために悪用されるような事態を醸成しな    いよう呼びかけたい」と勧告した。かくして高木弁護士の支援    を受けたラハルジョらによる賠償請求の反日運動は頓挫した。    この声明が公表された時、数名のインドネシアの閣僚から、宮    元静雄氏と私は次のように言われた。    「日本との友好関係を損なうインドネシア側の動きは我々でも    取り締まることはできる。しかし、今回の事件の発端は日本側    だ。悪質きわまりない。だが、我々は日本人を取り締まること    はできない。インドネシアの恥部ばかり報じてインドネシア民    族の名誉を傷付け、両国の友好関係を損なうような日本人グル    ープがいることが明白になった。あなた方日本人の手で何とか    して下さい」    アジアと日本との友好を守るためにも、このような日本人の手    による反日謀略を許してはならない。』 ……………「人権を守れ!」と高く叫ぶ声を聞く時、私たちはその叫び声によ      って、かえって別の誰かの人権を堕としめていないか、経過を俯瞰      する必要があります。それは、スエノ社会大臣の「東洋文化の価値      観を備えた国民諸君に、インドネシアの女性及び民族、とりわけ戦      争犠牲者の人格と尊厳を守るべく、十分なる自覚を持つこと」とい      う言葉に凝集されていると思いました。      アメリカ・ロシア・中国という大国を前に、気鋭の均衡勢力であり、      経済成長地域でもある小国家群ASEAN諸国と、どれだけ接近で      きるか。これは日本の将来を握る要です。にも関わらず、このよう      な諸民族の尊厳を著しく傷つけるような愚行によって、彼らとの関      係に亀裂を生むことは、絶対に許してはなりません。      謀略と陰謀。テーブルの上で演じられる動きと、テーブルの下で操      作される動き。混沌とした世相の中から、より多くの真実を、これ      からも、皆さんと見極めてゆきたいと思います。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 01578/01583 GFB00026 一輝 援助交際、バイブレーター、空き巣。 (12) 96/12/07 03:10 01539へのコメント >SUB:1539 氷室さん こんばんわ。 |》ある。リスクはエイズだけではない。それでもなお彼女たちは覚悟して「リスク |》を自分で引き受けているから」と断言できるのだろうか。 | 断言出来るはずがないのだけど、彼女らは何も知らず、さらには |何も考えてないためか、平気でそう断言するのがいただけません。 |もっと、そういう暗黒面について語る人はいないのでしょうか? ……………専門誌はないですが、ヤンママ系の雑誌やコミックには、援助交際を      問わず、パチンコ中毒、サラ金地獄、浮気と不倫、盗癖、薬物中毒な      ど、こういった実話が多く紹介されており、中には読者からの実体験      に基づいたコミックもあります。風俗現象の暗黒面や心の問題につい      ては、この手の雑誌が最も問題意識が高く、私は向学の為に毎月読ん      でいます。      これらを読んでいると、他の少女コミックや女性誌がリアリティに欠      けた現実味の無いものに感じます。子供を持つ母親こそ、最も生身の      現実問題に直面している証拠ですね。宗教誌やニューエイジ系雑誌な      ど足元にも及びません。      ただ問題なのは、これらの雑誌ほどテレクラ等の風俗広告が、数多く      掲載されていることで、問題意識が強いわりには誘惑の落とし穴もあ      り、そこら辺の矛盾が、現実の一側面を表しています。 |》は、ポルノの完全解禁には遅れていても、実は世界の中でも性犯罪に甘い国なの | そ、そうだったのか。日本と比べて、アメリカでは相当厳しいもの |なんですか。まあ、日本では馬鹿オヤジどもが「買春ツアー」で、 |平気でアジアの国々に出かけていく程度ですからね。 ……………買春ツアーは、馬鹿オヤジだけではありません。OLや主婦だって東      南アジアへ男を買いに行きます。私の見るところでは、今やオヤジよ      りも女性の方が、大手を振って男を買いに行っている感があります。      バリ島などが顕著ですね。ジャワからの移民の男たちが日本女性相手      に援助交際してます。彼女たちが日本国内で援助交際しているとした      ら、これは大変困った「国際的援助交際連鎖」です。      タイでも日本女性旅行者向けの、バナナを軒先に吊るした売春ハウス      が、日本女性の間で密かに話題になっています。これは何も女性に限      ったことではありませんが、この手の店に通った人々が、エイズを日      本にもたらしている可能性があります。      コンビニで、エロ本が誰でもすぐ買えてしまう日本の性風俗の甘さは、      アメリカのメディアでも取り上げられています。私たちは性表現の感      覚にマヒしてしまっているのです。日々、一回でも乳と尻をメディア      で見てゆけば、いつかはマヒしてもおかしくないです。      私たちの成長は、性表現のマヒの歴史であると同時に、女性のズリネ      タ化マテリアル化モノ化の歴史でもあったと言えるでしょうね。メデ      ィアの影響で、異性が快楽ツールになってしまった感がある。      この現象が少し遅れで女性にも起きています。女性専門の通販で一番      売上げを伸ばしているのが、一兆円産業と呼ばれるアダルトグッズを      扱う企業です。男性はあまり知らないようですが、10〜20代の女性で、      一人で何本バイブレーターを持っているか。これは男性のズリネタ化      マテリアル化モノ化の一端です。      最近の空き巣は、このことをよく知っていて、空き巣の時に、隠して      あるバイブを見つけて、わざとテーブルの上などの見えるところに置      いて、事件の口封じをするそうです。そして何度も何度も同じ女性宅      に忍び込むそうです。 |》 「あまりに無防備な若者の姿は無垢ではあるが、愚者のそしりを免れない。犯 |》罪は時と場所を選ばないし、常に無防備な者に襲いかかるということを、忘れな |》いでおいてもらいたい。」 | ロバート氏のこの言葉には、「重み」というものを感じます。 |しかし、「援助交際」や「オヤジ狩り」などと言う若者…いや、 |バカ者どもにはそれがどの位わかることやら。 ……………援助交際は、人をモノと同じように売買することです。アナル風俗は      売春じゃないという人がいますが、人身売買には変わりません。また、      狩りは何も「オヤジ狩り」だけじゃありません。塾帰りを狙った「ガ      キ狩り」、集団レイプを狙った「OL狩り」…。自分の欲望の為に他      人を襲う集団ゲームです。      無防備である以前に、無知であること、問題意識の低いこと、が大き      いでしょうね。それだけに、こういった話をすることは、少なくとも      ”バカ者に狙われるバカ”に成らない予防策にはなります。      皆さんも、ぜひ身近な人々と、こういった話をしてみてはいかがでし      ょうか。こんな荒れた社会にしたのは、誰かが何とかしてくれるだろ      うと甘えを貪った、他でもなく私たち一人一人なのですから。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 01580/01583 GFB00026 一輝 父親を相手にしたソープ嬢 (12) 96/12/07 03:17 01542へのコメント >#1542 夜船さん 初めまして、ですね? 一輝です。 |》 今でもプロの介在する売春 |》は、店の商品である女性たちに客を斡旋するだけでなく、彼女たちの身体の安全 |》の為に、いつでも”恐いお兄さん”が登場できるように保護を行っていることが |》多い。ところがテレクラや援助交際では、それはない。快楽殺人者にとっては、 |》殺人という行為さえもカジュアルであることを、忘れてはいないだろうか。 | | ところが、“怖いお兄さん”のそのような行為こそは、売春防止法で規制されて |いるのですね。 | 「源氏名なんかで呼ばないで。私は自由な売春婦よ!」 てか (^ ^;;)。 | 昭和20年代の婦人議員たちが苦労して勝ち取ったことの果てがコレだというのは |なんとも……。 ……………ですね。当時は、経済だけでなく人々の道徳観も復興してきた      時代でしたからね。当時は現在とは違って、堕落と復興の力が      拮抗していた時代です。今や教師だって親だって援助交際の客      になっている。自分の生徒や自分の娘でも相手にしてしまうの      か。ちなみにあるソープ嬢は、泥酔した父親が客として現れた      時、仮病を使って逃げたそうです。 |》 アメリカでは、18歳未満の未成年者を、犯罪やポルノを匂わせるような事象に |》巻き込んだ者には、とてつもなく厳しい罰が待っているそうだ。これは日本の銃 |》規制や麻薬規制並の厳しさに該当する。チャイルドポルノに対しては、これらを |》携帯しているだけで監獄行き、エージェントや製作者は財産を没収される。日本 |》は、ポルノの完全解禁には遅れていても、実は世界の中でも性犯罪に甘い国なの |》だ。 | | 日本は“普通の”性表現には厳しいのに、その分、変態的な表現にはゆるい国な |のです。歌舞伎しかり、宝塚しかり、そしてロリコンしかり……。 | 大正時代まではホモだってタブーではなかったそうな……。 | まあ、売春が犯罪だとする発想自体がユダヤ=キリスト教のものですからして… |…。 | |ユダヤ陰謀論者は、まず売春から開放せよ、なんてね。 ……………面白い。これからもよろしく。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 01581/01583 GFB00026 一輝 「生まれてもいなかった」と気づくこと。 (12) 96/12/07 03:18 01548へのコメント >#1548 ハカセさん |>>通過儀礼は緩衝機能を自ら破壊し「傷つくことを恐れる」ことを防ぎま |>>す。緩衝機能という胚芽を抱えて生きているということは、「傷つくこ |>>とを恐れて生きる」ことでもあるわけです。これは同時に自立と成長へ |>>向かっていないことでもあります。日本は戦後、日米安保条約という緩 |>>衝機能の下に「一国平和主義」路線でやってきましたが、これもまた「 |>>自分だけは傷つきたくない」という、幼稚で自閉的な国民性を表したも |>>のと言えます。 | |僕も幼稚で自閉的傾向を持っていると思います。「自分だけは傷つきたくない |」といったような。けれど、日本で生まれたからだと他人のせいにしていたん |では、おっしゃる通りいつまで経っても自立や成長は始まらないままなんでし |ょうね。 ……………そうですね。私もそんな一人です。問題は「自立や成長は始まっ      ていない」と気づいているかです。言い換えれば「自分はまだ生      まれてもいない」ということに、どのように気づくかですね。 |ですが、残念ながらついつい甘い水の方へと近ずいていく毎日です(^^;; |衝撃ばかり受け続けて、落ち込んで行く事を恐れ過ぎなのかもしれません。 |現在の心境としては、あるがままの自分が他人の目にも僕自身の目にも同じよ |うに写るようになれば良いなあと思っていますが... |「甘いか、苦いかは飲んでみるまで解らない」と言われそうですね^^; ……………言われますよ(^^;)。      それはまだ衝撃を受けていないからです。落ち込んで行く事にな      るかどうかは、衝撃を受けなければ分かりません。自分の脳が、      いかに思い込みで溢れているのかを知る必要がありますね。      あるがままの自分が、他人の目にも僕自身の目にも同じように写      るようになるにはどうしたら良いかを考えてみたのですが、これ      はなるべくその他人と、互いに自分の心境を正直に語って、何度      も確認を重ねてゆくことになるんではないでしょうか。完全に一      致することは難しいにしても、そこに歩み寄ってゆく行為の中で、      決して換金できぬ収穫があると思います。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 01583/01583 GFB00026 一輝 親バレしなきゃ援助交際OKか。 (12) 96/12/07 03:22 01564へのコメント >#1564 わうさん ごぶさたです。 |どもども、コンニチハ。あー、なんと1月以上もあけてしまった(笑) |とんでもない亀レスですね。いや、ナメクジレスでしょうか。 ……………それでもOKなのが、この会議室ですね(^^;)。 ||    売春女子高生も仮面野郎もエイズに罹ってしまえば、同じリスクを背負 ||    うことになる。ただし女子高生の場合は看護するのは親だ。最終的に親 ||    がリスクを背負ってしまうのが女子高生であるのに、そのことを自覚出 ||    来ない彼女らの立場に立ってしまうのは、いったいなぜなんでしょうね。 | | SPA氏を弁護するわけではないのですが、これはリスクの語感の違いなんじゃ |ないかと思うんです。 | | リスク=責任ととらえると、確かに一輝さんの言うとおり、エイズにかかった |女子高生の面倒を見るのは親ということになります。でも、リスク=危険性と考 |えると、自分の身を危険にさらしているのは当の本人であると、エイズにかかった |として、それで死ぬのは当の本人だ、それに比べ仮面野郎は自分の身に危険が迫っ |てくるとアッサリと仮面を脱ぎ捨てにげてしまう。卑怯である・・・。とまあ、そ |んな意味であろうかと思います。 | | 例にSPAの記事を引用しましたが、私自身は女子高生売春を擁護したいとは思 |っていません。それどころか、今、私にも1才9ヵ月になる娘がいるんですが、そ |んな娘を持ったひとりの親として考えますと、あんなどうしようもない女子高生た |ちにもやっぱり親がいるはずで、その親たちは今の私と同じような想いを持って彼 |女らを育ててきたわけですよね。 | それを考えると、とてもとても賛同なんてできやしません。 | 娘の行為を知ったときの親の胸中を考えるだけで涙が出てきちゃいます(i_i)。 ……………了解しました。彼女らの立場に立っているのは、わうさんのことで      はありません。私はマスコミ関係者の無責任さにうんざりしてきた      ので、そう書いてしまう者こそ、自分の身に危険が迫ってくるとア      ッサリと仮面を脱ぎ捨て逃げてしまう仮面野郎ではないかと思った      のです。 | その通りだと思います。「人様に迷惑だけはかけてくれるな」のひとことだけ |を言われ続けた人間は、「迷惑かけなきゃ何やったってOK」と思っても不思議 |はないですね。 | |(略) | | では、「私たち(親)を悲しませることは絶対にしないでくれ」と言って育て |たらどう育っていくでしょうか? ……………「親を悲しませなきゃ何やったってOK」でしょうね。これはどう      いうことかと申しますと、「親バレして悲しませなきゃ何やったっ      てOK」ということです。AV女優で、顔を宣伝メディアに出さな      いという条件で出演契約し、十数本のビデオに出てる子がいますけ      ど、その典型ですね。      そう言えば、先日ヤンママコミック誌の『ACラビアン…幼児虐待      特集…』(笠倉出版)で紹介された様々な事件の中に、ビデオ復帰      しようとしたAV女優が、子供が邪魔になったのでホテルで絞殺し      て、空き地に埋めたとありましたが、最近の話なのにこういった話      は、全く知られていません。どの女優だったのかもわかりません。      最近のAV女優の多くは、小学校から中学校くらいに、親や友人の      裏ビデオを観て、性体験を模倣したことがあるそうです。そう言え      ば最初の裏ビデオブームは80年代初頭でしたっけね。その子たちが      AVに出て子供を生む年齢になったのです。      ロバート・レスラー氏の言葉を借りるまでもなく、大人が何気なく      マヒして放っているエロメディアが、子供の目に触れると危険な玩      具になりかねないことに、そろそろ気づく必要があると思いますね。      そういったメディアを大昔に作っていた私が、今ここでそう書くの      もナニですが、当時は表現の自由優先で、そんな影響を考えもしま      せんでした。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 01579/01583 GFB00026 一輝 RE:子供が大人をナメ始める瞬間。 (12) 96/12/07 03:14 01540へのコメント >#1540 氷室さん |一輝さん、こんにちは。「道を探す者」氷室 玲です。 | |》こんばんわ。いろいろ道を探したら、今度は道を歩いてみてください(^^;)。 | 脇道にそれたり、遠回りしてしまったりすることもあるかも知れませんが、 |いずれは正しい道を歩けるように努めましょう。(^_^;; ……………歩きながら探しましょう。歩かないことが一番問題なのですから。      ヘルマン・ヘッセに『知と愛』(新潮文庫)というマイナーな作品      があります。ヨーロッパでの当作品への評価は大変高いですが、日      本ではあまり知られていません。聖なるものへと向かった少年と、      俗なるものへと向かった少年の、対照的な人生の軌跡が綴られてい      ます。道を探す氷室さんには、きっと興味深く読める内容でしょう      から、お薦めしますね。 |》……………そういった最初に感じた罪の意識や胸の高鳴りを忘れてしまうと、 |》     だんだんやめられなくなるのです。しまいには買うのが面倒になる。 | なるほど。忘れないうちにやめることが出来た私は幸福だったのかも。 ……………そう思います。最初はレコードを一枚盗むのに、ドキドキしていた      のが、だんだんエスカレートして、しまいには一日100枚以上盗      むようになっていました。最初は「これくらい、いいだろう」と思      っていたのが、だんだんエスカレートしてゆく。このマヒ感覚が日      本で起きていることなんだと思います。収賄贈賄事件もそうです。      どこかでSTOPをかけねば、歯止めが効かなくなってしまう。 |》      1.夫婦仲は悪い。 |》      2.子供を放任している。 |》      3.甘やかしすぎる。 |》      4.厳しすぎる。 |》      5.親子の対話がない。 | 確かに、これらは子供はグレてしまってもおかしくないという |要因ばかりですね。ただ、3と4は兼ね合いが難しいでしょうね。 |甘やかしすぎると増長し、厳しすぎると反発するのが子供ですから。 ……………甘やかしすぎも厳しすぎも、虐待のうちです。私の場合、激しく母      に殴打された直後に優しく抱擁されるという、依存を強化する為の      洗脳に近い扱われ方を体験しました。SM傾向の人から、似たよう      な体験を聞いたことがあります。また連続殺人者の幼児体験にも、      似たような話を読んだことがあります。      虐待と溺愛という、二つの体験を交互に行き来しているうちに、親      や社会への不信が広がり、成人になるにつれ、自分自身がそういっ      た行為を踏襲してゆくにつれ、今度は自己不信と微妙に重なって行      きました。ある種の復讐ですね。そう導いた母もまた、幼少時に義      父から虐待と溺愛という体験をした人間でした。      こういったカルマは、気づいた者がやめるしかありません。当人が      それを乗り越え、やめない限り、その慣習は子供へと踏襲されてゆ      きます。犯罪は社会からの影響に加え、世襲された心の中の傷によ      っても起こるわけです。それを癒せるのは本人だけです。 |》     るだけ集め、協力料として一人500円支払って雇い込んでから、集 |》     団抗争を始めるのだそうです。なんでも金、金、金。オヤジ狩りの他 |》     に、OL狩り、老女狩りなど、何でもあり。気を付けましょう。 | こういう状況を考えると、「世も末」と思いますね。心の奥に牙を |隠し持たねばならないのは何となく嫌なものですが、そうも言ってられない |現実があるから、何とも… ……………「心の奥に牙を隠し持つ」というのは、いい表現だと思いました。      逆に「他人を生かすも自分を生かすも、心の奥の牙次第」と考える      と、さほど嫌な感じはしません。      自分の精神を本当に鍛えたいのならば、山奥などへ安易に逃げず、      逆にこういった「世も末」の混沌の中へ、身を投入することが近道      ではないかと考えています。意識的になることを忘れなければ、体      験密度の高いこの時代は、利用可能なのです。それは心の奥の牙を      磨くことになるからです。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 01582/01583 GFB00026 一輝 意識変容、癲癇発作、金縛り。 (12) 96/12/07 03:20 01562へのコメント >#1562 やまぐちさん こんにちは。 |ニューエイジと呼ばれる人達はこのような体験ができるからLSDのようなものを |服用するのでしょうか? ……………私もその手の音楽をよく聞いています。先日リリースされた『      エニグマ3』もそうです。      セミナーやワークショップ同様、「誰もが同じ体験ができる」      という触れ込みの中で語れば、そのような体験ができるからLS      Dのようなものを服用していると言えます。しかし実際には誰      もが同じ体験が出来るとは限らないのです。人によって様々で      す。      ドラッグ関連書の中でも、やまぐちさんの「意識はあるのだけ      れど身体と遊離している感じ、そして魂が空気と一体になって      混ざり合っている感じ、体をうごかそうとしてもちょっとの意      識ではどうにもならない…………。でもとても気持ちがいいの      です」と似たような表現をよく見かけます。      これは果してドラッグ固有のものなんでしょうか。私は記憶を      逆上って、ドラッグを嗜む前に似た感覚を味わっていたものは      何だったのかを調べてみました。それは70年代当時ジャーマン ロックと呼ばれた音楽を聞くことでしたね。あとマイクオール      ドフィールドなどのヴァージンレーベル(初期)系の音楽。      その前は、中学の頃、ビルの屋上から見ていた夕日です。あれ      は今風の言い方をすればアンビエントでしたね。豆腐屋の笛や      犬の遠吠え、子供たちの嬌声までもが、環境音楽の一部のよう      でした。      その前は、小学校の頃、運動場の端にあった木に登って、青空      を見上げることでした。あの浮遊感覚は衝撃的でした。人間は      意識の変化を好む傾向があり、それ自体は否定できません。こ      れらの私の体験がドラッグと決定的に違っていたのは、その体      験にこだわらなかったことです。執着があるか否かですね。      しかし、一方で「意識はあるのだけれど身体と遊離している感      じ、そして魂が空気と一体になって混ざり合っている感じ、体      をうごかそうとしてもちょっとの意識ではどうにもならない…      ………。」というのは癲癇発作に近い危険な状態にある、とも      言えます。抵抗さえしなければ、金縛りでもこうなりますね。      私は意識の変化そのものは好みますが、最近では、上記のよう      な体験を意識の濁った状態と感じています。音楽にしても聞き      方が変わりました。これはなるべく意識が鮮明であればあるほ      ど、そこに価値を見出すようになったことと、関係があるのか      もしれません。 |私はやっとある一つの長いトンネルから抜け出せたと思ってます。 |だけど、一輝さんのおっしゃるようにもしかしたら今また違うトンネルの入り口 |にいるような気もします。 |そのトンネルが明なのか暗なのかよくわからないのです。 |キーワードはバリです。 |このことについてはまたあらためてご質問させもらおうと思ってます。 ……………バリ?なんだそりゃーという感じですが、詳細は次回まで待ち      ましょう。                 FARION 12番会議室*精神世界裏表案内人:一輝 - FARION MES(13):神秘学遊戯団 ★ 限りなき神秘への航海 96/12/08 - 05166/05171 GGA02514 KAZE 風遊戯105●自由交響曲第5番 (13) 96/12/07 00:02 05134へのコメント            空は銀色の翼です    言葉が翼に乗って    透明なトンネルをぬけてゆきます        トンネルははるかな時空のスクリーン    くるくると旋回する言葉の周囲を    心の映像がクレーの色彩ではしゃいでいます        はるか昔からの無数の私と    はるかに広がる無数の私が    スクリーンの上で繰り広げるドラマは    シンフォニーとなって天空に舞い上がります        指揮するのは私    演奏するのも私    そして観客ももちろん私    自由交響曲第5番の始まりです    星のカクテルでも飲みながら    彗星の尾に乗ってゆきましょう    これは地球で演じられた    ひとときのささやかなマジックです         ☆☆☆by KAZE☆☆☆ 05168/05171 GGA02514 KAZE 風の音楽室●ヴァネッサ・ウィリアムス (13) 96/12/07 19:15   ■ヴァネッサ・ウィリアムス「アルフィー」PHDR-152 TBS系の金曜ドラマの「協奏曲」の主題歌です。 「協奏曲」は、キムタクと田村正和、宮沢りえの主演のドラマなのですが、 ぼくにはめずらしく毎週なぜか見てしまっていて、 その主題歌が気に入ってCDを買って聴いてたりします^^;。 ぼくは70年代前半の頃のポップスやロックを聴いて育ったせいか、 最近の音楽の多くに典型的なメロディーも声もリズムも、 心地よく聴ける類のものとはいえません。 なんだか、音楽というよりは、単なるパフォーマンスに近いものという感じが強くて わざわざ聴くに値しないものというイメージが強くあります。 だから、今聴いてるのはほとんどクラシックのジャンルのものばかりで、 かつて山のように聴いていたジャズさえ今ではあまり聴かなくなってしまっています。 さて、ヴァネッサ・ウィリアムス「アルフィー」ですが、 なつかしい感じのメロディーだと思っていたら、 バート・バカラックのものだったんですね。 こういう音楽ばかり聴いてると、頭が溶けてしまいかねませんが^^;、 騒がしいだけの音楽のなかに、こういうのが流れてくると、 とても落ちついてきてやさしい気持ちになれたりします。 そういえば、70年代初期あたりは、こういう類の音楽と それと対極的なディープ・パープルやローリング・ストーンズなどのものを 気分にあわせて聴いていたことを思い出しました。 ついでにテレビドラマについてですが、 オードリー・ヘップバーンを意識しまわった宮沢りえはともかくとして^^;、 キムタクと田村正和の不思議な組み合わせがとても気に入っていたりします(^^)。 二人が、「天に向かう建築」のことを夢見るように語るシーンなど、特にいいです。 ま、あえていえば、これをみながら、シュタイナーの建築に関するあれこれを あらためてちゃんと見てみようかなと思ったりもしているのですが、 そんなこととは関係なく、たまにはこういうドラマでもみながら、 気持ちいい音楽の雰囲気を楽しむのもいいかな、というところです。 そうそう、ヴァネッサ・ウィリアムスの ■ベスト・オブ・ヴァネッサ・ウィリアムスPHCR-1485 というアルバムが、12月9日に発売されるのだそうです。 たぶん、「アルフィー」が気に入っている方なら、楽しめるのではないでしょうか。 ☆☆☆KAZE☆☆☆ 05169/05171 GGA02514 KAZE 風のfragments/22■善人の群れ (13) 96/12/07 23:38 05164へのコメント   でも僕が本当に怖いと思うのは、青木のような人間の言いぶんを無批判に   受け入れて、そのまま信じてしまう連中です。自分では何も生み出さず、   何も理解していないくせに、口当たりのよい、受け入れやすい他人の意見   に踊らされて集団で行動する連中です。彼らは自分が何か間違ったことを   しているんじゃないかなんて、これっぽっちも考えたりはしないんです。   自分が誰かを無意味に、決定的に傷つけているかもしれないなんていうこ   とに思い当たりもしないような連中です。彼らはそういう自分たちの行動   がどういう結果をもたらそうと、何の責任も取りやしないんです。本当に   怖いのはそういう連中です。   (村上春樹「沈黙」より    「レキシントンの幽霊」文芸春秋社/1996.11.30発行/所収)     一番怖いのは、群れて迎合している善人だ。 彼らは、自分のしていることにまったく気づいていない。 自分で物事をきちんと考えたことがないくせに、 無意識のうちに受け入れた権威に基づいて、自らの態度を決めている。 そしてそこから、そうした権威から外れたものを ためらわず平気で悪だと決めつける。 彼らは、それを良識だと思いこんでいて、疑うことなど思いもしない。 彼らのなかで、「なぜ」を発してはならない。 「なぜ」は禁句なのだ。 「なぜ」は、彼らのつくりあげたものが、 途方もない怪物であることを露呈させてしまうからだ。 「なぜ」を発するものを魔女狩りにしてきたのが人類の歴史だ。 人類のほとんどが善人で、その善人こそが魔女狩りに熱狂してきたのだ。 けれど、価値観が変わると彼らは、新しいそれに気易く乗り換えて恥じない。 そして、「自分はだまされていたのだ」と言い訳をする。 いつも悪いのは自分ではなく、自分は「騙されやすい善人」の顔をする。 そして、始末の悪いことに、それは悪意からではなく、善意からでている。 彼らは、永遠の善人でありたいと願っているだけなのだ。 なんということだ・・・。 気づいた者、なぜを禁じることができない者よ。 善人に気をつけるのだ。 決して、「なぜ」の顔を向けてはならない。 けれど、決して「なぜ」を手放してはならない。 みずからの内にある「悪」に注意深くあれ。 そして、どうしても譲れないときには、声を大にして叫べ! たとえ、火あぶりにされても怯むことはない。 魂はそれによって、自由を勝ち取るのだから。    ☆☆☆KAZE☆☆☆ - FARION MES(14):預言解読村  ★ 預言・予言は何を語るか 96/12/08 - 04613/04623 PAG03134 はな 骸(ムクロ)=六黒=玄亀=カミ (14) 96/12/06 22:30 04446へのコメント  骸は骨や亡骸の意味を持つほかに、身体の意味がある。人は死んだら あの世で神さまに会えると信じて亡くなられた人は多い。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  出会った時には骸(ムクロ)であっても、  別れる時には胎児だろう。  出会った時には胎児であっても、  別れる時には骸だろう。  そして、時の砂は銀河を駆け巡る。                    mes#4446 ARION  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  アリオンは「骸」にルビを振り(ムクロ)と読むようになっている。 むく ろを私は「六黒(むくろ)」と充ててみた。すると、六黒から「北」が キーワードになってでてくる。それぞれ6も黒も北の象徴なのである。 アリオンによれば北は「シャンバラ」であり、「冥府」である。死者の 赴くところ。  死者の赴く地に、骸を掛けてある。  6が北を示すのは「河図」から。黒が北を表すのは「四神相応」から による。  まず、河図からみてみよう。古来中国に伝えられている「河図」は北 に1と6が割り当てられている。 (図1:河図)          [北]         1−6 ←北には「六黒(むくろ)」の【6】がある  [西] 4−9 5−10 3−8  [東]         2−7          [南]  次に四神相応をみる。 (図2:四神相応)          [北]        玄亀−黒 ←北には「六黒(むくろ)」の【黒】がある  [西] 白虎−白   青龍−青  [東]        朱雀−赤          [南]  北はシャンバラであり冥府であるから、人は肉体を持って行くことは できない地である。骸(むくろ)が北ならば、生きて肉をまとっている 姿は南に対比させられるだろう。北と南の対比は霊と肉の対比と同じで ある。北は霊であり、南は肉である。   *  *  神社を参拝しに行っておもしろいことに気づいた。  非常に多くの神社が、拝殿を北に位置させているのである。その理由 を家屋が日の光を十分に取り込むために、南向き窓を開けて建てるよう な単純な理由だと思っていた。神社も家屋も建築物だし、拝殿にも日の 光が沢山入った方が、神さまもポカポカして気持ちいいにきまっている。  だが、四神相応や、河図をみると、日本の神社はもっと深い意味を込 めて拝殿を北に位置させているようなのだ。神社を参拝する人は、南か ら鳥居をくぐり、北にある拝殿で参拝を済ませ、また南に帰っていく。       北:拝殿       ↑ ↓       ↑ ↓    往路 ↑ ↓ 帰路       ↑ ↓       ↑ ↓     南:入り口  人が南から鳥居をくぐって北に進むとは、人が南である肉から霊性の 象徴である北に向かって進むことを意味している。肉体を脱ぎ捨ててシ ャンバラ(冥府)に到達する道のりの縮図が、神社の境内の中に収めら れている。  「出会った時には骸(ムクロ)であっても、   別れる時には胎児だろう。   出会った時には胎児であっても、   別れる時には骸だろう。」 胎児とは霊が肉に宿り人として生まれた状態である。上のアリオンメッ セージには、霊が肉をまとい、人として生まれ、そして死んでいく様が 描かれている。骸から胎児へ、胎児から骸へ。それは人が神社を参拝し、 南から入り北にある拝殿を目指して参拝し、参拝を済ませてまた人とし ての生活に戻るべく帰路を南に向ける。  あっちの世界とこっちの世界。神さまの世界であるあっちの世界は北。 人間の世界はこっちであり南。アリオンはかつて、あっちの世界もこっ ちの世界も識り、どちらにも与さない生き方ができるようになると自己 確立と呼べる状態になると言っていた。  あっちの世界へ行き、こっちの世界に戻ってくる。その意味が神社の 参拝という形で日々の生活の中に具現化されている。時間が過ぎるとは、 あっちへ行ったり来たりの日常の積み重ね。先のメッセージの末尾に、 「そして、時の砂は時の砂は銀河を駆け巡る。」とあった。日常の一こ まは、小さな時の砂粒に映し出される。                       はな 04614/04623 PAG03134 はな 見あげると夜空にひときわ輝く天狼星… (14) 96/12/06 23:46  昨日の沈黙を破って登場したハローは「見あげると夜空にひときわ 輝く天狼星…」だ。天狼星とは大犬座アルファ星であるシリウスの意。 ちょうどこの時期、物寂しい秋の星座からにぎやかな冬の星座がたち が夜空を賑わしている。秋の星座には「みなみのうお座」に唯一フォ ーマルハウトという1等星があるだけだが、冬の星座にはオリオン座 だけでも2つの1等星を有している。  シリウスとは全天一明るい恒星である。といっても、全天一明るい 星じゃない。星には惑星も含まれる。宵の明星、明けの明星で有名な 金星は最っとも光度が明るいときでマイナス4.3等級あるから、シ リウスのマイナス1.6等星に比べて、ずっと明るい。  シリウスは「焼き焦がす者」という意味を持っている。そしてまた、 古代エジプト神話にでてくるイシスにもなぞらえられてきた。この星 が現れると、ナイル川が氾濫するとされた。  とすると、このハローは洪水をあらわすのだろうか。もっとも、私 としては、「イシスの再臨」を著すハローととりたい。  アリオンの預言が収められている光の黙示録には、イシスの再臨を 祝う預言が含まれている。    「我は イシスの神の再臨を斎(いわ)う為に     此処に参れり」  我をアリオンとすると、アリオンはイシスの再臨を斎う為にここ (=日本)に来ていると読める。そして、今回のハローはイシスの再 臨を告げるかのようなハローである。   *  *  私が天文に興味を持ったのは、小学校2年生くらいのころ。よく図 書館へ行っては、スバルやアンドロメダ大星雲、オリオン大星雲を写 真でみていた。こんな星々が夜空に輝いているんだ、そう想像するだ けでワクワクした。  星が好きだった私は、図書館中の星の本を読みふけった。ちょっと ばかり星の知識なんかも身につけたりして、にわか博士の気分になっ て得意げになっていた。  ある日、星の好きな先生から、「全天で一番明るい星はなぁーんだ」 と聞かれて、「シリウス!」と答えると、先生は「ぶー」っとクイズ で間違えたとき鳴らすブザーのまねをした。私は問いに間違って悔し いものだから、「あ、今のは間違い、金星だよ、先生。だって、金星 って、マイナス4.3等級もあるんだ。」と私は得意げに言うと、先 生はまたもや「ぶーっ」っと、「ひっかかった」とばかりにもう一度 笑った。  答えがどうしても分からない。私は「お茶を沸かした」といって、 先生に答えをせがんだ。わたしの住む地元では、降参の意を小児語で 「お茶を沸かした」という。  先生は一言、「太陽だよ。」と答えた。灯台もと暗し、太陽はもっ と明るし。太陽が一番明るいとはまるで気づかなかった。  自分で知ったつもりになっていて、あっさり根本からひっくり返さ れることがしばしばある。鼻高々になって吹聴していると、自分の立 っているじゅうたんがひっぺ返されてコケてしまう。似たようなこと をまだまだしている自分に、後になって気づいて恥ずかしくなる。                       はな 04615/04623 PAG03134 はな RE^18:「炎で書いた物語」最終章8の2 (14) 96/12/07 00:22 04590へのコメント コメント数:1 SOUND さん  いつもどうもです。(^^) >>空路でも知らない内に空港で麻薬かなんかを荷物に入れられて >>運び屋の手伝いをさせられて >>一生刑務所の中で暮らすことになったり、 >>わけのわからない事件にかかわってえらい目に遭っている人もいると聞きます。  私はSOUND さんほどの経験はないのですが、それでも飛行機に搭乗する 際のボディーチェックでひっかかったことがあります。  私はかつてマレーシアに知人を訪ねに行ったことがあります。マレーシアに行 くときに、お守りとばかりに近所の神社の「お砂」を持っていきました。昔は 「お砂取り」とは神社の砂をこっそり(^^;持ち帰ったものです。最近では神社も 商売上手になり、一袋100円くらいで販売しているのですね。  さて、私の場合はボディーチェックで「ブーブーブー」となり、ポケットに入 っているもの洗いざらい取り出しました。所持品の一つに、くだんの白い袋に入 った粉(^^;があったわけです。  麻薬と間違えられましてね。検査官の顔つきが「くぅ」っと変わって、「これ はなんだ!?」とつっこまれました。私はうろたえることもないのですが、やっ ぱり心中動揺しながら、平然さを装い「砂です」とさらりと交わして、砂の入っ た白い袋を開封されることなく通過した覚えがあります。でも、いい気持ちはし なかったですね。(^^;                       はな 04622/04623 HQK00566 SOUND RE^19:「炎で書いた物語」最終章8の2 (14) 96/12/07 16:42 04615へのコメント #4615はなさん、こんにちは(^^)。 >>麻薬と間違えられましてね。検査官の顔つきが「くぅ」っと変わって、「これ >>はなんだ!?」とつっこまれました。私はうろたえることもないのですが、やっ >>ぱり心中動揺しながら、平然さを装い「砂です」とさらりと交わして、砂の入っ >>た白い袋を開封されることなく通過した覚えがあります。でも、いい気持ちはし >>なかったですね。(^^;    それで済んで良かったですね。 厳しい国で目を付けられると悲惨ですからね。 別室で肛門まで調べられますから(*。*)シ  コケイン中毒者は鼻中隔が融けて鼻の粘膜からでは効かなくなるので 座薬のように自分の直腸に直接つける者が多いので、そんな所まで調べます。 きっと、いい気持ちはしないでしょうね(+_+) 調べる方も、調べられる方も…。 あまり、美しいレスにならなくて( ^.^)ご( -.-)め( _ _)ん( -。-)ね( ^.^) 麻薬と座薬は字がよく似ているもので…。  それでは失礼(^。^)屮 SOUNDでした 04616/04623 GBG02043 維/YUI RE^17:「炎で書いた物語」最終章8の3 (14) 96/12/07 00:23 04608へのコメント コメント数:1 毎度、鮮やかな解読で、読んでいるとわくわくしてきます。 >>「青」で示していることは何か。 >>これは主が月に居られることを示している。 >>「青」は主が月に乗っている文字なのである。 私の旧姓が”青山”なのですが、幼い頃に父が青を主の下に円と書いていました。 旧字体だそうです。 円は、○でもあります。 また私には、鳥居の形にも思えます。 ○に主が乗っている、鳥居に主となるトリが止まっているとも思えて、なるほどと 勝手に納得している次第です。 漢和辞典を調べていましたら、青というのは、青い若芽と、井戸に水が貯まった様子を 表したもので、水の貯まった井戸のことを丼(まるにちょん)とも書いたようです。 又、澄み切った色をさすということも出ていましたので、井戸の中にわき出た清水を 表しているのかもしれません。 あと、 トヨウケヒメの話のところで思ったのですが、月の娘ってトヨちゃんのことって ことですか? トヨウケヒメは、一人前になり大地母神としての力を持ったと。 だんだんと、復活の日が近づいているって感じですね。 う〜ん、毎度ひらめき一発なので、つめが甘いでしょうか…。(^^;) 維/YUI 04623/04623 HQK00566 SOUND RE^18:「炎で書いた物語」最終章8の3 (14) 96/12/07 16:42 04616へのコメント #4616維/YUIさん、ふたたびこんにちは(^^)。 >>漢和辞典を調べていましたら、青というのは、青い若芽と、井戸に水が貯まった様子 を >>表したもので、水の貯まった井戸のことを丼(まるにちょん)とも書いたようです。  そうなんですね。円も丹も丼(まるにちょん)も元は同じなんですよね。 同じ象形文字から発していますね。  なぜ月に主が乗っていると明けるかというと 日神が月神と一緒になって「明」けるからなんですね。 それが月の宮で日神(天照太神)が待っていらっしゃるわけなんですね。 松(待つ)の木(気)をなくしたりされながらも、 そのことにぼくら自身の力でが気づくのを待っていらっしゃったのでしょう。 >>トヨウケヒメの話のところで思ったのですが、月の娘ってトヨちゃんのことって >>ことですか? トヨウケヒメは、一人前になり大地母神としての力を持ったと。  いつもながら、すごいひらめきだと思います。 ニギハヤヒが天(アマ)を司る日であって、トヨウケヒメが大地母神(テラ)で月の娘 であれば 明けますね。そしてそのふたつを結ぶスサノオがスでアマテラスですね。 この線はかなり近いと思っています。 来年はそれがはっきりした形で現実化してきそうですね。 どうもありがとうございました それでは(^_^)/~~バイバーイ! HAVE A NICE DAY! ** HQK00566/SOUND ** 04621/04623 HQK00566 SOUND RE^19:「炎で書いた物語」最終章8の2 (14) 96/12/07 16:42 04594へのコメント #4594維/YUIさん、こんにちは(^^)。 >>χ(カイ)の形 >> ↑ >> これをみて、卍と+の組み合わせを連想しました。 >>一度、交じり合い後に離れた形のような…。 >>卍と+を両方受け継ぐ者の形でもあるように思えます。  その通りですね。 英語ではクロスは卍であり、十であり、Xでもあるのですからね。 そのいずれのも組み合わせでもあると思います。 横断歩道にXingと書いてあるのですが、初め、なんと読むのか悩みました。 クロッシングで道を横断する意味だったんです。 χ(カイ)はそのどれもが回転しているから回なのでしょう…。 早々 ☆(^.^)ゝ~~~~ SOUNDでした 04617/04623 PAG03134 はな 陰陽道でいう反転 (14) 96/12/07 01:27  アリオンはMES#2014(94/04/26)で、陰陽道について触れている。 「反転は、タタラ・アタタラの時点で既に出てきている。  反転は、陰陽道で言えばどういうことを指すか?」                 MES#2014 (94/04/26)  反転を調べるために、錬金術の次に首をつっこんだのが陰陽道 である。アリオンが錬金術と同様に陰陽道についても触れている 以上、預言解読に用いる有効な智慧であるのは間違いない。  易の思想は陰と陽の対立という陰陽二元論である。陰陽二元論 は陰と陽がそれぞれ個別にあるのではない。さいころの目の裏と 表のように、表と裏はさいころという一つのなかに包含されてい る。さいころの目で「3」が出ても、それはさいころ全体からみ れば6分の1の世界をみているにすぎない。  陰陽道でいう反転とは「陰陽の転化」とも呼ばれる。陰陽の転 化とは陰が陽に、陽が陰に転化することである。易思想では陰は 常に陰であり続けるわけでなく、同様に陽もまた、陽であり続け るわけではないと説く。  易では、すべての変化は陰と陽の対立がもたらすという。陰と 陽がなければ、対立構造が生まれず、どちらか一つだけになって しまえば、残った片割れが陰であっても陽であっても、その働き は終息してしまう。  陰陽の対立構造がなければ、変化が生じないことに関するアリ オン預言がある。  「白は黒であって 黒も又 白である   白が白でしか無くなり 黒が黒でしか無くなったとき   私は全てを 無に帰する」              (光の黙示録 第13節より)  白と黒とは陽と陰の関係そのものである。全てを無に帰するの は白が白でしか無くなり、黒が黒でしか無くなったとき。すなわ ち、陰陽道でいう「反転」が無くなったときである。  白が黒に変化し、黒が白に変化するのは、人間の意識でも同じ ことが言える。今の自分の意識は、次の瞬間にはまったく別の見 方をしているかもしれない。白が黒に変わるのは、自分の視点を 一点に固定しない柔軟性ともいえる。ハローメッセージにあった、 「己の意図を無数にちりばめる事」とは、物事をいろんな方向か らみていくことによってもたらされると思う。  人間の意識がメディアなどにより一方向に固定され、メディア から有り難く受け取ったモノサシを基準に世の中の価値を測って しまうと、もはや人は自分のモノサシで測らなくなってしまう。 他人からの、それも非常に危険なことに意図的な情報操作により 皆が一方向に釘付けになってしまったとき、それはもはや白が白 であり、黒が黒になっている社会であり、変化を生まない社会に なっているだろう。                       はな 04618/04623 GBA01052 CHARAN RE^2:原発の耐震性 (14) 96/12/07 13:34 04592へのコメント コメント数:2 維/YUI さん、こんにちは。 >ARIONさんの新刊が出ましたが、その中にも出ていた六ヶ所村の >核再処理の施設への地震による被害の話、昨年現地を通ってきたことも >あり、なんであんなに豊かな大地が広がるところに、それを脅かすような >ものを造るハメになったのかと今更ながら、思います。 僕も数年前に行きましたけど、六ケ所村に入ると目につくのは沼ばかりで、 来るところを間違えたのかと思ったほど。 あれって湿地帯とか湖沼地帯とか言われるべき土地で、 施設は多少小高い所にあったような記憶がありますが、 それでも地下水位は1メートルくらいと聞いてます。 >あのあたりは、酪農ぐらいしか産業がないそうで、それも人が減ってきたり >していて、生活もあるし、村としては処理施設とかで得るいくらかの利益でも、 >村を潤すもとになれば…という考えもあるのでしょうか。たしかに、道路は >整備されたものが通り、さらにもっと便利になるように工事が進んでいましたが。 >現地の人ではないので、そこの人の事情を分かってもいないのですが、それでも >なんだか不気味な処理施設と、処理施設のPRセンターと道を隔てて反対側に >出来ていた、村の体育館のようなきれいな建物の情景が、村の人のよりよい未来 >につながるとは、どうしても思えません。 昭和50年2月の朝日新聞から・・・ 「土地成り金も今は夢」・・・「120万円の土地が10万円でも売れない。 もう土地ブームは終わった」−−−わきにわいたむつ小川原巨大開発計画の 中心地、六ヶ所村一帯は、低成長政策と不況の波をまともにかぶり、不動産 業者の倒産騒ぎや土地の投げ売りが続出している。値上がりを当て込んで投 資したものの、いざ換金しようにも買い手はまずいない。やっと売れても買 値の1割程度。投資家や不動産業者の数は、東京や茨城鹿島町を中心に数百 人から千人近いと言われる。 もともとが列島改造ブームで注目をあびた土地だったわけですが、結果はこれ。 その後、昭和59年になって突如核燃料サイクル施設建設が決まることになりますが、 このり土地開発の失敗に反発しているのは明らかでしょう。 核燃料サイクルを作るために選んだ土地でもなんでもないのは、 六ケ所村からわずか10キロ南に自衛隊と米軍の射爆場があることを、 (しかも戦後から当時まで、墜落や模擬弾誤投下、落下物などの事故が百数十回) 電事連が知らなかったという事実や、施設の付近を二本の活断層がある のをごまかしたりと、ほとんどギャグのような話がいくらでもあるようです。 まったくひどいもんです。 04619/04623 GBA01052 CHARAN RE^3:原発の耐震性 (14) 96/12/07 13:38 04618へのコメント 間違い訂正です。 >もともとが列島改造ブームで注目をあびた土地だったわけですが、結果はこれ。 >その後、昭和59年になって突如核燃料サイクル施設建設が決まることになりますが、 >このり土地開発の失敗に反発しているのは明らかでしょう。 「失敗に反発」じゃなくて、「失敗に端を発して」でした。 04620/04623 SDI00635 みれ RE^3:原発の耐震性 (14) 96/12/07 15:37 04618へのコメント #04618 CHARAN さん  六ヶ所村の話が出たのでちょっとお邪魔ぁ〜(^O^;)  このニュースは96年9月20日にクリップしたものです。  ニュースをそのまま転載できないので要約しました。 ----------------------------------------------------------------------  青森県八戸市で震度6の烈震を記録した一九九四年十二月の三陸はるか沖地 震で、同市から約五十キロ離れた同県六ケ所村のウラン濃縮工場の建物の一部 で内壁の表面にひびが入っていたことが分かった。事業者の日本原燃(青森市、 竹内哲夫社長)は「安全上、問題はなかった」として県や六ケ所村に報告せず、 青森県原子力環境対策室は「事実関係を確認した上で対応を検討する」として いる。 九四年十二月二十八日の地震発生後、同工場の事務本館から濃縮工場 本館に通じる渡り廊下、工場本館の制御室付近の内壁などに張られた石こう製 化粧板(厚さ約一・二センチ)の約六十カ所でひびが入っているのが確認され た。 ----------------------------------------------------------------------- 96/12/07(土) 14:22 みれ★SDI00635