02472/02559 KFQ02761 しまうま 【ARION語録】心の売買について(2) ( 6) 97/03/23 22:37 02454へのコメント  改めて探してみると、ARIONは過去ログの中で、折に触れ、繰り返し、 「精神世界ビジネス」や「心を売り買いする人」の在り方に、警鐘を鳴らして いたことに気付きます。  それらの言葉を僕なりに解釈しつつ、少しずつアップしていこうと思います。 ====================================================================== |>現在は前世の知識を遊び道具にしてしまうことによって情報価値を下落させようと |>しているかのようです。 | |そうだね、この傾向は精神世界と呼ばれる世界全般に渡って起きているね。 |本物も偽物もごちゃ混ぜにして、「全員が同じ権利を持つべきだ」という悪平等の |思想の下に、叩き売りにしてしまう。 |そして、お金さえ出せば何でも手に入るという幻想の中に生きている人々が、 |この叩き売り傾向に拍車を掛ける。 |精神世界と呼ばれるビジネスの世界に、既に本当の情報は少ない。 |使い古された情報を繰り返し、何度も何度も使おうとする。 |ビジネスとして成立するものは、既に全てを道具として扱うことで成立していると |いうことを、皆、忘れてはならない。               (91/08/30 「ARIONより松川 貴へ」) ---------------------------------------------------------------------- 《DL 1番 【資料室】★宇宙神霊ARION関連》 #5 NAA02416 ARIONM1D.LZH 書込み寺1(FMISTY) #301-400 より ======================================================================  聞いた話ですが、日本では概ね「全員に同じように○○をする権利がある」 ことを指して「平等」と言っていますが、主に欧州では「一人一人が能力に応 じた権利をもつ」ことを「平等」と呼ぶそうです。  つまり、能力のない人と能力のある人が同じ権利しか持ち得ない状態は、不 平等である、ということです。 |本物も偽物もごちゃ混ぜにして、「全員が同じ権利を持つべきだ」という悪平等の |思想の下に、叩き売りにしてしまう。  ここで話されているのは「前世の知識」についてです。よく(でもないか) 「あなたの前世を霊視します」とかいう占い師や、自称霊能力者なんかがいま すが、そういう人は、代金さえ支払ってもらえば、誰がどういう動機で教えて もらいに来ても、「んむーっ」とかいって水晶球をなで回したりして、重々し く「あなたの前世は……」とか、ご託宣をくださるわけです(とりあえずその 真贋はおいといて)。  そもそも前世なんてものは、知ったからってどうってことないし、知らなけ れば何が不自由だということもありません。僕はどっちかというと夢想癖のあ るほうですが、それでも「自分の前世」に想像の翼(笑)を羽ばたかせたことは 一度もないですね。  中には、前世の記憶をもって生まれる人もいるようですが、そういう人は、 そういう必要があって記憶を保持しているんだと思います。また、前世を知る 必要がある人は、人生の中の適切なタイミングで、必然的に思い出したり、あ るいは知らされたりすることになるのでしょう。  結局、前世の知識なんて、人智を超えた配慮なくしてもったりもたなかった りすることはできないし、それを自分の欲求に従って得ようとすることは、人 として、また“今生きている人生”に対して、不遜な行為であると思います。  「知る必要のない人まで前世を知ることができる」という現状を指して、 「悪平等」とARIONは言っているのでしょう。 「どうも人には前世たらいうものがあるらしいでよ」 「おお、聞いた聞いた。となりの山田さんの前世は、中世ヨーロッパのお城に  住む男爵じゃったげな」 「ええっ、あの山田さんが! あれが男爵なら、わしなんか皇帝かもしれんで」 「わしはお気楽でモテモテの吟遊詩人がええのう」 「聞いた話じゃ、角のたばこ屋のオババが前世を見れるんじゃげな。見てもら  うときは、最低1カートン買わんといかんらしいがの」 「よし、ほいなら金もっていってみようで」  まあ、これは故意に馬鹿馬鹿しく書いてますが、むやみやたらと前世にこだ わり、知りたがる人というのは、本質的にこんなものだと思います。  今時、金さえ払えば、猫でも杓子でも豚でも真珠でも“人智を超えた知識” である前世のことを知ることができます。しかし、“人智を超えた知識”を、 金銭でやりとりできると思うことは、来世を金で買えると信じるのと同じくら い、恥ずかしいことなんじゃないかなあ。  もっとも、僕も金払ってチャネリング・セッションとか行ったことあります けどね(^^;。誘導瞑想みたいなのがあって、途中でなぜだか涙がでたりして、 「おおっ、これは!」と思ったりしましたが、その半年後には「大学辞めたい」 と言い出してました。もちろん理由は「本当の自由を得るため」(笑)。  未だにちょっと辛いことがあると何か投げ出したくなるのは、僕のもともと の性質もあるんだろうけど、あのセッションの時の瞑想がトラウマになってん じゃないか?と疑ってしまうことがあります。それくらい、変な感触というか、 妙な陶酔感が、記憶に残ってます。 |ビジネスとして成立するものは、既に全てを道具として扱うことで成立していると |いうことを、皆、忘れてはならない。  なんとかセミナーとか、なんやらセラピーとか、そういうところに行くと、 心の悩みを持った人に対して、とても気を使ってくれて、優しく接してくれる そうですが、そういう「気」や「優しさ」、あるいは「思いやり」でも「厳し さ」でもいいですが、ビジネスである以上、そういう気持ちの部分まで「商品 化」されている、ということなのでしょう。きっと、マニュアルもあるんでし ょうしね。                     しまうま(KFQ02761) 02508/02559 KFQ02761 しまうま 【ARION語録】心の売買について(3) ( 6) 97/03/30 04:03 02454へのコメント コメント数:1  さて、今回はセミナーについてARIONが語っている文章を引用してみま しょう。  「セミナー」と一口にいっても、「公認会計士養成セミナー」のようなな無 味無臭(?)のやつから、「ニューエイジャーのための自己変革セミナー 〜 新しいあなたへのファーストステップ〜」みたな生臭ーいタイトルのモノまで、 色々ありますが、今回は、後者に類するセミナーについてのお話です。 ====================================================================== |>本当の『自分』を変化させるには、自由でなければならないということでしょう |か。 |>いつか機会があれば自由や強制について話して下さい。 | |本当の自分を変化させるには、本当の自分をまず見ないと何も分からない。 |セミナーの困った点は、普遍的な資料の普遍的なマーケッティングの結果で、 |全ての人を導こうとするところと、巧みな意識操作で自己抑圧をもたらし、 |そのピークで主催者側に意図する方向へと解放を試みる点だね。 |自由というのは、その人の存在する理由なのだ。 |それを理解してゆこうとする「心」を自由な「心」と言う。 |これは内側からの働きかけであり、決して外側に与えられた環境からもたらされる |ものではないよ。 |外側の環境は影響しこそすれ、決定的な変革をもたらすことは出来ないだろう。 |強制については、強いて制するという字義通りのことだ。 |コントロールを強いてすると抑圧が起きて、何も無い筈のところに執着するという |愚を冒しやすくなる。         (92/01/19 「ARIONより前会議室#364TORAへ」) ---------------------------------------------------------------------- 《DL 1番 【資料室】★宇宙神霊ARION関連》 #9 MGH00465 ARIONM2B.LZH 書込み寺2(FMISTY) #151-512 より ======================================================================  うーむ、ARIONのこの発言は、結構難解です。僕なりに咀嚼してみます。 |セミナーの困った点は、普遍的な資料の普遍的なマーケッティングの結果で、 |全ての人を導こうとするところと、巧みな意識操作で自己抑圧をもたらし、 |そのピークで主催者側に意図する方向へと解放を試みる点だね。  マーケティングというのは、まあ、かみ砕いて言えば「どうやったらより多 くの人にこの商品を受け入れてもらえんべなあ」というテーマに基づいて行わ れる調査・企画・計画・活動などのことです。「より多くの人」を対象として 考えますから、必然的に、人々の中のマス(モードと言ったほうがいいか)が ターゲットになります。「大衆の嗜好」の平均値を大ざっぱにつかむ、という やり方です。  そうやって「より多くの人に受け入れてもらえる自己変革の方法」を考えよ うとすれば、必然的に「より安易な、より即席の、より(すぐ見てわかる)効 果の上がる」方法が編み出されることになります。  自己変革というのは、本来的には、日常生活の中での地道な努力と忍耐から しか成し遂げられないものであり、だからこそ自分の意志に基づいて一歩一歩 進んで行くしかないものです。にもかかわらず、それを「一般ウケ」するもの に変えようとし、実際変えてしまったのが「自己変革セミナー」です。  いわゆる「自己変革セミナー」では、各ステップごとに必ずカタルシスを迎 えるようにできています。真っ暗な部屋の中で、多くの人に囲まれて、自分の 悪口を言いたい放題に言われ続ける。その後に、パッと電気がついて、今まで 悪口を言っていた人たちが、自分を優しく抱擁してくれる……そんな安易な演 出でも、実際にやられたら精神的なカタルシスを迎えて、感動の余り涙が止ま らなくなると言います(手元に資料がないので勝手にアレンジして書いてます が、セミナーでは実際こんなようなことが行われるそうです)。  そこへセミナーの講師が現れて、「さあ、あなたは新しいあなたとして、今、 世に生まれたのです」とか、劇的な台詞を吐き、そういわれた人は「そうか、 自分は今生まれ変わったんだ」と思い込み、目をキラキラさせて、実際問題と しては何一つ変わっていない「自分」を抱えて、何一つ変わっていない日常生 活に舞い戻るわけです。  このあたりのことを、ARIONは「巧みな意識操作で自己抑圧をもたらし、 そのピークで主催者側に意図する方向へと解放を試みる」と言っているのかも しれません。  このやり方が、危険でしかも無意味なものであることを、次回はお話しして みましょう。 しまうま(KFQ02761) 02528/02559 KFQ02761 しまうま 【ARION語録】心の売買について(4) ( 6) 97/04/05 05:53 02508へのコメント コメント数:1 【前回のあらまし】  よーするに、いわゆる「自己変革セミナー」と言われるような催しでは、参 加者に対して、主催者側の作為による全人格的な「抑圧」と「開放」が演出さ れ、「開放」の真っ最中で思いっきりカタルシスを味わっているところへ、暗 示的な言葉を聞かされて、それによって自分自身が変わったような気分になれ るのだ、とかいうような話し。  前回は「このやり方が、危険でしかも無意味なものであることを、次回はお 話ししてみましょう」で終わっていましたので、今回は、その続きです。  ……と、その前に、4月1日付の読売新聞(29面)に、うってつけの関連 記事が載ってましたので、簡単に要約・抜粋してみます。『自分探し 心探し』 という連載の、第1回です。   ある女性(26才のOL)が、様々な(そしてありがちな)挫折に傷つい て、受講料7万円の自己啓発セミナーに参加する。そこで「世界最強のプロ レスラーになってみて」と、トレーナーに促される(要は「自分が世界最強 のプロレスラーだと思い込んで、そのように振る舞え」ということ)。   30名ほどの参加者の視線、そして「頑張れ!」「もっと強くなるんだ!」 といった(無責任な善意による)声援。そういう中で演技を続けるうちに、 その女性の理性と自尊心は、徐々に揺さぶられていく(強度の抑圧で、理性 的な判断が効かなくなってくる)。   やがて女性は、「コノヤローッ」と大声で叫び、髪を振り乱しながら、身 体に痣が残るほどの勢いで会場を転げ回りはじめた。その間20分。   トレーナーからOKのサインが出ると、他の参加者が「よくやった」と抱 きついてきた。女性は、不思議な開放感を味わう(これがカタルシス)。   放心状態でいる女性のところにトレーナーが来て、「これからはもう、何 でもできる」と話しかける(主催者による暗示的な言葉)。女性は、自分で も、そうだと思う。  うーん、見事なまでに「自己変革セミナー」の定石を踏襲していますね。  記事には書かれていませんが、定石通りに行ってれば、その他の30名の参 加者も、同様の「抑圧と解放」を何らかの形で演出されているはずです。で、 そういう時は、この女性も「よくやったね」と抱きついていく側の役もやらさ れてるはず(そういう自分や他人の演技に“やらせ”を感じないのか?ちょっ と不思議)。  で、なぜ危険か? 例えば、記事中の女性は「これからはもう、何でもでき る」と暗示をかけられています。カタルシスの最中は、精神が開けっぴろげ、 鍵かけてないどころか、門も玄関も全面開放、という感じですから、どんな暗 示もスルッと心に受け入れてしまいます。そうすると、ささやかれた言葉が 「自分自身の信念」であり、あるいは「自分自身の欲求」である、という風に、 心の底から思い込んでしまうわけです。  ですから例えば、トレーナーに下心があれば、カタルシスに浸っている女性 を(ちょっとした暗示で)簡単にモノにすることができます。女性のほうは、 自分の意志でトレーナーを好きになったとしか思わないでしょうけれど(ちな みに、こういうセミナーで知り合って恋愛関係になったり結婚したりする人は、 結構いるそうです)。  つまり、カタルシスの瞬間というのは、心が完全に無防備な状態になってし まうのです。そこで何をささやかれるかによって、その後の自分の信念が規定 されてしまうとしたら、僕はちょっとごめんこうむりたいな、と思います。  まあ、大体において、暗示は「あなたに不可能はありません」「あなたは素 晴らしい人間なんですよ」「今までのあなたを脱ぎ捨てて、新しいあなたとし て幸せに生きるのです」とかいう、ポジティブな言辞が使われるようですので、 すぐさま何らかの弊害が起きる、ということはないかもしれません。また、セ ミナーを受講した直後は、世界観が一変したように感じることもあるでしょう。  しかし、実際問題として、知能的にも体力的にも従来とまったく変わらない 人が「自分には不可能はない」「オレは素晴らしい人間なんだ」「私は新しい 私として幸せに生きるんだ」と思って動いても、あちこちで矛盾というか不都 合というか、辻褄の合わないところが出てくるんじゃないかと思います。  それでも、暗示にかかった人は、その矛盾や不都合の原因を「実は自分にも 不可能があるんだ」とか「自分はそれほど素晴らしくないんだ」とは“思えな い”“思うことができない”場合が多いようなのです。つまり、信念として 「自分に不可能はない」「自分は素晴らしい」という考えを植え付けられてい るので、それに対する反証がどれだけ上がっても、「それは周囲が間違ってい るからだ」とか「今回はたまたまタイミングが(or 相手が)悪かっただけだ」 などと解釈して、自分を省みる心的作用がうまく働かなかったりするわけです。  これもまた、セミナーの危険性の一つです。  では、こういうセミナーが「無意味」だというのはどういう意味か? それ は次回に譲ります。 しまうま(KFQ02761) 02556/02559 KFQ02761 しまうま 【ARION語録】心の売買について(5) ( 6) 97/04/10 23:27 02528へのコメント 【前回のあらまし】  いわゆる自己変革セミナーでは、カタルシスの瞬間に、ポジティブな暗示を 主催者の手によって刷り込まれる。受講者は、その暗示された内容を、まるで 自分の信念のように思い込んでしまう。それが、自己変革セミナーを受講した “成果”であり、同時に弊害の源でもある、というようなお話。  今回は、予告通り「自己変革セミナーがなぜ無意味なのか」というお話をし てみます。前回も引用した読売新聞の連載、『自分探し 心探し』の4月1日 の記事に、関連する内容が載っていますので、再度、要約・抜粋してみます。   東京にすむ30代前半の女性(※前回ご紹介した女性とは別人です)。   子供の頃から内向的な性格に悩み、大学に入ってからセラピー(療法)の ハシゴを始めた。時には、あやしげで危なっかしいモノにも手を出した。   以下、彼女の述懐。「精神世界は麻薬のよう。効果が薄れると、またマイ ンド(精神)ビジネスに手を出す。自分の弱さと向き合うのが怖くて、そう した麻薬に頼ってきたのかもしれません」   この女性は、カウンセリングによって、ようやくこうした世界と縁を切る ことができた。  そう、こういったニューエイジ系のセミナーやセラピーには、いわば“習慣 性”があるのです。もっと言えば“中毒性”。  中毒とは、元々、(軽度の)毒物を服用することで、生理的な機能に異常や 障害を生ずることを指しますが、アルコールやニコチンのように、徐々に耐性 がつき、さらには依存症を招くパターンも少なくありません。そして、ニュー エイジ系のセミナーもまた同様に、前回味わったカタルシスでは物足りなくな り(耐性がつき)、更に大きなカタルシスなしでは生活に張りがないと感じる ようになる(依存症に近くなる)、という特徴があるのです。  もちろん、リピーターを増やすために主催者側から熱心な勧誘があるのも確 かなのですが、それよりもまず、構造的に「セミナーを再訪せざるを得ない」 ようにできています。  前回 #02528 でご紹介したような、「あなたはもう何でもできる」といった 肯定的な暗示をかけられて社会に戻った受講者たちは、徐々に植え付けられた 観念(何でもできる、幸せになれる、あなたはあなたのままでいい、など)と、 現実とのギャップの間で、徐々に暗示作用が薄れてくるのを感じます。暗示が 薄れると、そこに見えてくるのは、セミナーを受講する前と何ら変わりのない、 不安と不満に押しつぶされそうな自分自身の姿です。  そこで、自分自身の姿を直視できればいいのですが、カタルシスとその後の 心地よい暗示作用を一度でも味わった人の考えは、安易に「もう一度あの快感 を」という方向に流れてしまいがちなのです。同じセミナーを受けても、すで にネタはバレていますから、必然的に、別のセミナーを受けてみたり、同じ主 催者によるさらに高度(で高額)なレベルのセミナーに申し込んだりすること になります(ちなみに、記事で取り上げられていた「30代の女性」が受講し たセミナーは、三泊四日で22万円だったそうです)。  要するに「自己変革セミナー」というのは名ばかりで、「自己」を何ら変え ることなく、気分や思い込みだけで「自分が変わったような感覚を味わえる」 というのが、ニューエイジ系のセミナーに対する正確な認識なのです。本当に 自分を変えたい人が受講するモノではありません。  それを知ったうえでなお、お金と時間を注ぎ込む人にとやかく言うつもりは ありませんが、知らずにそういうセミナーを受講しようと思っている人には、 それが「危険で無意味な行為」だということを認識されることをお勧めします。  なお、こういった精神世界ビジネスに関するディープな話題は、12番会議 室『精神世界裏表』で扱われています。過去ログで言えば、 |00462/00463 GFB00026 一輝 ニューエイジビジネスとは何を指すのか  以降のコメントチェーンなどで、詳しく説明されています(このログは、LIB ( 3) の #19『N_AGE01A.LZH 精神世界裏表01-A #0457-0750』に収録されていま すので、興味のある方は、ダウンロードしてご覧下さい)。   しまうま(KFQ02761) 02516/02559 KFQ02761 しまうま ハローメッセージ97年3月分(再掲) ( 6) 97/04/01 15:25  も、申し訳ございませんm(__;)m。  #02514 にてアップした「ハローメッセージ97年3月分」を、操作ミスで 発言者削除してしまいました(バカバカバカー!)。  すでに #02514 をご覧になっている方には、二度同じメッセージをダウンし ていただくことになってしまい、本当に申し訳ないのですが、改めて「ハロー メッセージ97年3月分」を登録させていただきます(__)。しまうま(KFQ02761) ----------------------------------------------------------------------  1997年3月分  97/03/01 「調べてみました…時代的には今から200年程度ですが」と別天使  97/03/02 「最近の傾向は欲を制御する傾向が失われて来ている事で」別天使  97/03/03 「自分の欲望を我慢をすることを善しとしない傾向も」別天使  97/03/04 「更に最近は欲望のまま生きることを自分らしいと勘違い」別天使  97/03/05 「欲望のまま生きる事を支持してくれる人を優しいと言い」別天使  97/03/06 「権利を欲望を正当化する言葉だと勘違いしている傾向が」別天使  97/03/07 「特にこの10年、日本では顕著になって来ています」と別天使  97/03/08 「別天使氏と似た報告ですが…」と右横の天使が立ち上がった。  97/03/09 その時、庭から歌声が聞こえてきた…一斉に天使達は顔を上げた  97/03/10 気持ち良さげに歌を歌っていたのは留守番役の焚き火民だった  97/03/11 歌声と共に、薪を割る音が聞こえる…今夜の焚き火の用意だろう  97/03/12 天使長はこれを見て「人間も捨てたものじゃない」と呟いた…  97/03/13 天使の家では報告が続き、庭では薪割り人が歌を歌う…  97/03/14 さて、NAMEさん、あなたは此処で何をしますか?  97/03/15 天使は呟き、天使長の言葉「捨てたものじゃない」を思い出した  97/03/16 「天使長は人間に期待を繋いでいるんだな…」と天使は思った…  97/03/17 「天使長は人間に期待を繋いでいるんだな…」と天使は思った…  97/03/18 庭の焚き火民は額の汗を拭って、太陽の輝く空を見上げた。  97/03/19 「さぁ今夜の焚き火の為に薪を沢山作ろう」と彼は自分に言った  97/03/20 天使の家では報告が半ば終わりかけていた…太陽は中天に近い  97/03/21 天使長は一通りの報告を聞いた後、小さな溜め息をついた。  97/03/22 「海には海の理があり、空には空のそれがある…そして人は?」  97/03/23 「人には人の理があった…しかし失われようとしている」と天使長  97/03/24 「最も悲しいのは、それが失われても平気な人がいる事だ」  97/03/25 「自分と呼ぶ個体を優遇出来れば、その他はどうでもいいと…」  97/03/26 「そう思える心が悲しい…」と天使長は伏し目がちに言った  97/03/27 「だが私の目には、人の理を取り戻そうとする人達が見える」  97/03/28 「その人達は人数は少ないが確実に心に灯りを点けて生きている」  97/03/29 「私は、この人達の今後の動きを少し観察したいと思う」と天使長  97/03/30 その時、天使の家の居間の天井近くの空間が黄金色に輝き始めた  97/03/31 それを見た天使達は天使長も含めて一斉に跪(ヒザマズ)いた… 00172/00208 KHE02065 メルク メルクの精神世界1 (14) 97/03/27 16:57 コメント数:1  過去に別の会議室等で発言した内容と重なる部分もあるかと思いますが、 自分自身に対して整理してみたいということもあり、私の精神世界史のよ うなものを書いてみたいと思います。 1)コドモの頃  小さい頃は、不思議な事とかとは全く縁がなかったですね。私の母は「 あなたの知らない世界」が好きで、昼食時によく私も見させられてたのだ けど、怖いから好きじゃなかったですね。霊とかいうものを、最初に現実 的に意識したというか、考えたのは、母の死ですかね。  知識という意味で、最初に触れたのは、「うしろの百太郎」ですね。友 人宅で読んだのだけど、結構はまりましたね。 2)マイヤー・コンタクト  鮮明なUFO写真で有名なマイヤー・コンタクトですが、これとの出会 いが運命の分かれ道でしたね(笑)。私の祖父が、コンタクト記録の日本 語訳の本を持ってまして、私に勧めたんですね。祖父は精神世界関係の本 とか沢山持ってて、私がたまたま祖父の本棚にあった「ノストラダムスの 大予言IV」を読んでいたのを見つけて、きっとこの手の話題が通じるだ ろうと思って喜んだのでしょう。読み終わったばかりで興奮さめやらぬ調 子で、コンタクト記録の第1巻を私に勧めたのでした。  その時、小学6年生だったんですけどね、難しかったですよ、すごく。 小学生であんなもの読んだの、あたしくらいじゃないかしら。ちなみに、 そのコンタクト記録を発行したのは、当時翻訳を進める会として発足した 組織(?)で、後にFIGU日本支部(注:マイヤーの組織ね)を経て、 FUJI日本として独立し現在に至っています。 3)バシャール、ARION、ラジニーシ  私が高校生の頃、兄が精神世界に結構はまってて、本とかをいろいろ仕 入れてきたので、私もつまみ食いをしました。ARIONのことも、そう して知りました。私もだんだんはまってきて、自分でも本を買いあさった りしましたね。ラジニーシなんかは今でも読むんだけど、彼の醸し出す雰 囲気というのが、すごく落ち着くんだね。素の自分に帰れるというか。あ と、予言、超古代、西洋魔術等々、なんでも読んだ。宇宙に対する興味か ら、ホーキングとかも読んだっけ。  この時期は、アニメや漫画にもはまってたし、本も精神世界に限らずい ろいろ読んだ。マイヤー・コンタクトにはまってた時期は、それ一本だっ たけど、この時期は本当にいろんな情報を仕入れたよ。全部が実になった 好きな 場であって、どっちが本物とか、どっちが重要とかいうわけではない。 5)昴会  就職して、寮に入ってからは主に物質的な理由でどちらとも離れてたん だけど(FUJI日本の機関誌は読んでたけど)、最近、数ヶ月前からま た復活した。FUJI日本では、昴会という全国的な組織を作って、全国 各地に同じような場を作ろうという動きが始まり、私もそれにちょっと顔 を出したり。もちろん知っての通り、FARIONにもまたアクセスする ようになった。  最近面白いと感じるものが少なくなった。書店をぶらぶらしても、自分 を啓蒙してくれそうな本には出会えない。そんな中で、FUJI日本(昴 会)は一番面白い。FARIONは、今はその次かな。あ、エヴァとかそ ういうのは別の話ね(^o^;)。  つづく。                          メ ル ク 追伸  会議室の趣旨と違ってたらごめんなさい。  第2段はぶっ飛び話になります、たぶん。 - FARION MES( 6):|ψARION 関連 |メッセージから学ぶ 97/04/11 - 02546/02559 JCF02051 めのう 光よりの光.... ( 6) 97/04/09 00:18 コメント数:1  どうも、超ごぶさたしてましたm(_ _)m    さっきアクセスしたらHMが切り替わっててちょっとビックリしたもので。 》大きな天使は言った「光よりの光、最上の帯としての光より…」  をを〜、本のタイトル!(後半違うけど(^^;)  昔マンガなんかでセリフ中にタイトルが出てくると最終回も近かったりした  よなぁ〜、なんてことを思い出しました。                 だから何なんだ(^^; ◆◆ めのう ◆◆ 02551/02559 KFQ02761 しまうま RE:光よりの光.... ( 6) 97/04/09 06:21 02546へのコメント コメント数:1 #02546 めのうさん  こんにちは〜。  久々のご登場で、また、会議室で久々にHMのネタを提供していただいて、 二重にありがたいです(^^)。 |97/04/08 大きな天使は言った「光よりの光、最上の帯としての光より…」  うーん、ついにお出まし……なんでしょうね、ARIONの。  なぜだかわからないんだけど、どんでん返しというか、意外な展開がある度 に、何か尻を叩かれてるような気がするのは、僕の強迫観念のせいでしょうか(^^;。  今回はARION(らしき大天使)の登場でしょう? なんか、もう「後が ない」というような感じさえしてしまいます。「何の後がないの?」と訊かれ ると、よくわからないのですが(__;)。  んー、とりあえず、私生活のだらしなさはなんとかせねば! |97/04/01 天井近くに輝いている黄金色の光はゆっくりと回転し始めた |97/04/02 黄金色の光は回転速度を早めたかと思うと中心に凝縮し始めた |97/04/03 凝縮した光は12人の天使の形になり、空中から居間に降り立った |97/04/04 12人の天使は七色のオーラを纏い、毅然と居間に立った… |97/04/05 12人の天使は内側に5人、外側に7人ずつの輪を描いて並んだ。 |97/04/06 輪の外側の天使が外側に向けて跪いた…内側の天使は中腰に |97/04/07 内側の天使が中腰になった時、輪の中心が虹色の蕾の形に輝いた  この一連の描写、すごく美しいなあ、と思います。ビジュアルで見てみたい ものです。もうこうなったら、ウルヴィーさんに頼んで、凍え人の物語をフル アニメーションで作ってもらうしかないでしょう(何が「こうなったら」なの かは置いといて(^^;)。  僕のイメージでは、「輪の中心が虹色の蕾の形に……」の部分は薔薇の蕾っ てことになってたんですが、めのうさんはどうでしたか?(他の方でも「こん なイメージ」というのがあったら教えてくださいm(__)m。) |昔マンガなんかでセリフ中にタイトルが出てくると最終回も近かったりした |よなぁ〜、なんてことを思い出しました。  あるあるある(笑)。実はそれがすっごい重要な単語で、その台詞で初めて意 味が明かされたりするんだよね。  ということは、HMでも……いやいや、予想してもどうせはずれるからやめ とこう(^^;。  ではでは〜(^^)/。 しまうま(KFQ02761) 02558/02559 JCF02051 めのう RE^2:光よりの光.... ( 6) 97/04/11 00:35 02551へのコメント  #2551 しまうまさん    私のしょーもない発言に丁寧なコメントありがとうございます(^^;   》大きな天使は言った「光よりの光、最上の帯としての光より…」 》「来りて伝える。我等はARION12、我が名はARION」  私はてっきり「焚き火の民と話した天使=天使長=ARION」と思いこん  でいたので、この展開には「やられた〜〜」という感じです。(何をだ?)  じゃああの天使長は中間管理職だったのね(^^;オイオイ    私は特に「後がない」みたいな気はしませんねー。  やることやってりゃなるようになるというか、HMっぽく言うなら「私は  私の薪を用意するべぇ」ってなところでしょーか。(いみふめ)   》 僕のイメージでは、「輪の中心が虹色の蕾の形に……」の部分は薔薇の蕾っ 》てことになってたんですが、めのうさんはどうでしたか?  実は最初「虹色の雷」と読んでしまいました(爆)  「どんなカミナリだぁ?」と思った私....(^^;  花はよく知らないんですが、やっぱし薔薇じゃないですか。  ARIONのコード・シンボルでしょ>薔薇と鷹を含む六茫星  私はこの部分、花ではなく、どういうわけだか「昔の洗濯機で脱水した後の  からみあってぐるぐるまきになった洗濯物」の姿が思い浮かびました。  (ごめん、しまうまさんの美しいイメージが台無しね(^"^;)  その次にイメージしたのは、昔ドラえもんで読んだ宇宙の創造「細かい塵が  たくさん集まってぐるぐる回りやがて一つの星ができる」みたいな図です。    ああ、私の想像ってヘンかもしれないっ(^"^;                            ◆◆ めのう ◆◆