聖マラキ「教皇の予言」
「教皇の予言」を執筆した聖マラキは、1094年、アイルランドのアーマーに生まれた。彼は予知予言能力に秀で、対面しただけで相手の過去や未来の状態を見通すことができた。彼の予言集「教皇の予言」は、165代教皇のケレスティヌス2世以降の112人の歴代ローマ教皇について予言したものである。この予言の特徴は、教皇を本名ではなくシンボルで書き残した点にある。
実際このシンボルは、歴代教皇の特徴や運命、その時代背景を如実に示している。聖マラキが予言した110人目の教皇が現ヨハネ・パウロ2世であり、112人まであと2人の教皇を残すのみとなっている。これは、教皇の存在そのものがあと二人だけだということを意味する。
111 オリーブの栄光
この言葉のヒントが「ヨハネの黙示録」の中にある。
「彼らは全地の主の御前に立っている2本のオリーブの木であり、2つの燭台である」
(第11章4節)
112 ローマ聖庁が最後の迫害を受ける間、ローマ人のペテロが教皇の座に就く。彼は多くの苦難の渦中で、子羊を司牧する。この苦難が終わると、七つの丘は崩壊し、恐るべき審判が人々に下されるのである。―――終わり
おまけ
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