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「転輪聖王獅子吼経
チャッカヴァッティ・シーハナーダ・スッタンタ」


「比丘達よ、人間の寿命が十歳の時、七日間『兵器が重大な影響を与える期間』があるのだ。そこで、人々はお互いに『獣』として認識しあうのである。
人々は鋭利な武器を手に現れ、その鋭利な武器によって
『これが獣だ。これが獣だ。』と、
お互いの生命を奪い合い、大部分はここで死に至るのである。

 しかし、比丘達よ、これらの衆生のある者に、次のような念が生じたのである。
『我々は誰も害することは出来ないし、また誰もが我々を害することは出来ないのだ。それでは。我々は叢林や樹木の間の穴に寄りかかり、河の洞穴や岩窟に隠れね木の根や果実を食して身を保つことにしよう。』

そこで彼らは叢林や樹木の間の穴や、河の洞穴や岩窟に隠れ、木の根や果実を食して身を保ったのである。そして、その七日が経過した後、、彼らは叢林や樹木の間の穴や、河の洞穴や岩窟から出てきて、お互いに抱き合い相集まって、喜び祝ってこう言った。

『喜ばしいことだ。あなたも生きているのか。あなたも生きているのか。』
 そのとき、比丘達よ、彼ら衆生には次のような念が生じたのである。
『我々は不全法を行じたことより、長いこと近親を滅ぼすことをしてきたのだ。それならば、我々は善法を行じようではないか。では、どのような善を行じたら良いのだろうか。そう、我々は殺生を禁じよう。我々はこの善法を受持することにしよう。』

 そこで、彼らは殺生を禁じて、この善法を受持した。そして、彼らは善法を受持する事によって、寿命は延び、顔色は美しさを増していき、人間の寿命が十歳の時、その子の寿命は二十歳となったのである。」


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