中世に作られた作者未詳の和製漢詩。日本の未来記と信じられ、江戸時代までは読まれていなかったが、今日ではほとんど忘れ去られたものだ。 「百王の系譜はことごとく尽きて、猿と犬が英雄を称するに至る」 「星は流れて野外に飛び、鐘や鼓が国中にやかましく鳴り響く。青丘と赤土は茫々として、ついに空となる」