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姜甑山の予言

1871年(明治4年)に朝鮮の金羅道で生まれ、1909年(明治42年)に数え年39歳で没するまでの間、無数の奇跡的な神業を成し遂げて、「天帝の化身」「天師」と崇められた希代の神人・姜甑山の予言である。
「天下蒼生が滅亡の境に到りつつある」

「まず乱法を作った後に直法を出す」

「今、万一西洋人の勢力を退けなければ、東洋は永遠に西洋人に踏みにじられるだろう。故に、西洋人の勢力を退け、東洋を助けるのが正しいので、今、日本人を天地間に大きな働き手として立てよう」 【オリハル註:某神霊の言葉もある】

「朝鮮を西洋に渡せば人種が異なる故、差別と虐待が甚だしく、生きる事が不可能であり、又、清国に与えればその民族が愚鈍な故、手におえないであろう。日本は壬辰乱の後に道術神明たちの間に怨恨が結ばれているので、彼らに(朝鮮を)与えてこそ、その怨恨が解かれるだろう。
故に彼らに一時、天下統一の気と日月大明の気を与えて役事を成就させようと思うが、一つだけ与えないものがある。即ち仁の字である。万一、仁の字までも与えれば天下すべて彼ら(日本人)のものになってしまうだろう。故に仁の字だけは君たちに与えるので、この意味をよく守るがいい」

「東洋と西洋を競争させて、傾いた局面を調整しようと思うが、余りにも両者に違いがあり、張り合わせが困難なので、兵(病)で両者を平等にしようと思う」

「将来日清戦争が二度あるだろう。初めは清国が敗れるだろう、二度目に起こる戦いは十年かかり、その結果、日本は追われて本国に帰るであろう。又、胡兵がやってくるだろうが、漢江以南き犯せないだろう」

「元来人間とは、したい事が出来ないと腹がたって大きな病を得るので、それ故、今、すべてのことを自在にし、各々の自由行動にまかせて、まず乱法を作った」

「将来世界・・・(の)国々は色とりどりに入り乱れて、起ちあがり、様々な生活物資を作り出そうと生産競争を呈するだろう」

「嘘はすべての罪の根本であり、真実は万福の根源である。今、神明をして人々を臨監させて、心に判断の基準を設定させ、邪正を鑑定し電光に付すようにするので、心が正しくなくて、邪を行う者に気運が廻る時は、肝が破れて骨筋が飛び出すであろう。運数(運命の巡り)が良かろうと、大峠は越え難いのである」

「後天には、天下が一家のごとくなって武威と刑罰を用いることなく、道化政府は衆生を治め化育するので、官僚は職務の範囲で奉仕を事とし、分限を越える弊害はなくなるだろう。又、庶民は・・・すべての煩悩に悩まされる事なく笑顔で和やかに融合し、日常生活が道徳のまま行われ、老衰病死を免れて不老長寿になり、貧富の差が撤廃されて、美食麗装が意のままになる世に変わるだろう。又、すべてのことは自由な欲求に応じて神明が随伴し、あるいは雲車(飛行機)に乗って空中を飛翔し、遠方でも剣山でも、何処であろうと天が低いので上下することが思うままになり、又、知識が発達して、過去、未来、現在に及ぶ十方世界のすべてのことに精通し、水火風の三災がなくなって、瑞祥が溶け込み、平穏清和な楽園となるであろう」

「日本はあまりに強烈な地気が集まっているので、その民族性が荒く、貪欲で、侵略性が強く、我が国が昔から彼らの侵冠を受け、平和な日が少なかった。それで、その地気を抜いてしまえば我が国も、将来、平和になり、彼の国も又、後日、安全を保てるだろうから、私が今、その地気を抜いてしまう為に、先日、神濠公事を行ったところ、神濠と語音が同じ神戸に火災が起きたのである。これは将来にその地気が大きく抜ける兆候である」


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