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モーゼスの霊訓

W・S・モーゼスは学識・経験豊かで、多くの人々の尊敬を集める高名な英国教会の牧師であった。
しかし1873年のある日、突然、インペレーターと名乗る古代の霊がモーゼスに降霊する。以後、霊との交信は10年にわたって続いた。「モーゼスの霊訓」は、モーゼスが自らの名声と評判を失う危険をも顧みず、未知の古代霊との交信記録をまとめて発表したものである。
今まさに、新しい真理の普及のための特別の努力が払われつつあるところです。神の使徒による働きかけです。それが敵対者の大群によるかつてない抵抗に遭遇しております。世界の歴史はつねに善と悪との闘争の物語でした。一方に神と善、もう一方に無知と悪徳と邪悪・・・霊的邪悪、精神的邪悪、そして物的邪悪です。
(第一節 神と啓示)

そなたが耳にしたことは、これより後も続く、永くかつ厳しい闘いのささやきていどに過ぎません。善と悪の闘いは、時を隔てて繰り返し起きるものです。霊眼をもって世界の歴史を読めば、善と悪、正と邪の闘いが常に繰り返されてきたことがわかります。
(第二節 現世と来世)

悲しいかな、悪は多い。そして、善に敵対する者が一掃され、勝利が成就されるまでは、悪の途絶えることはないでしょう。ゆえにわれわれは、決してわれわれとそなたとを取り巻く危険性は否定しないし軽視もしません。が、それはそなたが想像するような性質のものではありません。
・・・中略・・・
むしろ、そなたらの気づかないところに真の悪の要素が潜むものです。
(第十五節 スピリチュアリズムの宗教的教訓)

つまり人間は、奇跡を演じてみせようとすると感心する。そして自分の個人的興味がそそられ好奇心が満たされる限りは、ついてくる。が、その段階から引き上げ、自己中心的要素から脱して、永遠の価値を有する本格的真理へ近づけんとすると、背を向けます。高すぎるものは受け入れられないのです。そこで神の計画が挫かれ、神より託された人間の恩恵が、にべもなく打ち捨てられます。
(第二十二節 天上界と地上界)

休息の喜びは働かずしては味わえないように、食事の美味しさは空腹の者にしか味わえないように、そして、我が家を目の前にした時の胸の高まりは、久しく家を離れていた者にして初めて味わえるように、善の報酬は、生活に刻苦し、人生の埃にまみれ、真理に飢え、愛に渇いた者にして、初めてその真の味が賞味できるのです。
(第十九節 スピリチュアリズムの神髄)

ゆえに、ひたすらに祈られるがよい。ただし、心のこもらない紋切り型の嘆願にならぬよう心されたい。魂と魂の触れ合いの中でのわれわれとの交わりを求めるのです。ひたすら魂に関わる問題にのみ心を向けるのです。
(第十三節 神と祈り)

真の幸福とは、向上進化の中、すなわち一歩一歩と神に近づく過程の中にこそ見出されるのです。神的愛が行動を鼓舞し、互いの祝福の中に魂の喜びを味わいます。ものぐさな怠惰を貪る者など一人もいません。より深く、より高く、より高い真理への探求心を失うものもいません。人間的情欲・物欲・願望のすべてを肉体とともに捨て去り、純粋さと進歩と愛の生活に勤しみます。これぞ真実の天国なのです。
(第十節 絶対にして不変の摂理の存在)


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