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ユダヤ神秘主義 カバラの予言

「トーラー」の中に凝縮されたこの世の全ての計画

『トーラー』とは『旧約聖書』に含まれている『創世記』『出エジプト記』『レビ記』『民数記』『申命記』の5種を指す。ユダヤ教ではイエス・キリストを救世主と認めていないので、イエスがヤハウェと交わしたという。「新しい約束『新約』」そのものを認めない。つまり、『新約聖書』はあり得ないという立場なので、この『新約聖書』に対する『旧約聖書』という言い方も存在しない。

カバラとは、「生命の木」と「トーラー」に秘められた創造の秘密を読み解き、ユダヤ人を救済へと導く隠秘作業にほかならない。カバリストの理解では、ユダヤ人の救済は、そのまま人類の救済であり、また神の創造の業を、究極的な完成に導くための手助けでもある。そこで彼らは「生命の木」と「トーラー」をあらゆる角度から研究し、複雑極まりない神秘学説を発展させてきたのである。

※『生命の木(セフィロティック・ツリー)』と呼ばれるこの図形は、神的叡智を図像化したとされる。それは「セフィラ」と呼ばれる10の神の属性と、各属性を結ぶ22の「小径(パス)」から成り、最終的な人類救済までを含めた神の創造の秘密の一切が表現されていると言われている。

「いつの日にか人間は、この物質的な身体を脱ぎ捨て、変容し、アダムが罪を犯す以前に着ていた神秘的身体を再び得ることになろう。そのとき、「トーラー」の隠れた諸相が明らかになるに及び人間は「トーラー」の奥儀を理解するであろう」


※最近出版された本で『聖書の暗号』というのがあった。これは、旧約聖書に隠されている多くの謎をコンピューターを使って、文字の配列とその文字を規則的に何文字おきかに抜き出すことで、出来上がった文書に多くの預言が隠されていた。もしこれが「トーラー」の隠された諸相をしることならば、それは正に現代ということになる。


「『裁き』のシュミッター(宇宙周期)が、我々の生きている宇宙にあたる。これに先立つ過去のシュミッターは『恩寵』の法則、つまりいかなる制約も否定も知らずおのれを惜しみなく与え続ける神の愛の本流の法則に規定されていた・・・。(その時代には)悪しき欲望も蛇も存在しなかった・・・」

「現在の我々の世界の被造物は、神の『厳格さ』、『制約』と『裁き』のしるしのもとにあって、まさしくその本性をなす悪しき欲望と誘惑を知っている・・・」

「『トーラー』を学ぶ者は、世界を動かし、いかなる部署にもそれぞれの機能を発揮させることがてきる。というのも、人間の身体には、すべてにわたり世界にその対応物を持たないような肢体はないからだ。つまり、人間の身体はさまざまな等級の肢体と関節からなり、それらのすべてが作用し作用されあいつつひとつの有機体を形づくっているが、世界もまたこれに等しいのである」

「いずれ第六千年期を終えるとともに(つまり、真のメシアの救済が成就し新しい周期[アイオーン]が始まる時期に(→阿修羅発言 (200612260249)))人間がより一層高度な精神的存在に変容するであろうとき、人間は『トーラー』の奥儀のより深い層をその隠れた本性において認識するであろう。・・・人間がその物質的な着物(つまり、いまの身体の状態)から一層霊妙で精神的な着物へと上昇してゆくであろうときには、『トーラー』もまた物質的現象に変化をきたし、階段をのぼりつめるにつれてその精神的本性が会得できるようになるであろう。隠れた『トーラー』のさまざまな顔が光を発し、義なる者たちはその研究にいそしむことになろう」
(アブラハム・アズライ「Chessed le"Abraham」16世紀)

イスラエル民族の救済はあらゆる事物の救済を含んでいる
(ショ『神秘主義』)


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