○11時
冷たい雨が降ってます・・・私の心にも雨が・・・冷たい雨が降ってます・・・猫がにゃあにゃあ鳴いてます・・・私の心も鳴いてます・・・にゃあにゃあ私が鳴いてます・・・云うべき言葉を失った・・・にゃあにゃあ私が泣いてます・・・私は猫になりました・・・人間の言葉が理解できない・・・猫になりました・・・
って、そんなわけない散文詩でした。元気・・・出さなくっちゃ・・・
○13時半
冷たい風が吹いてます・・・元請社長がベースを引き取っていきました・・・私の愛しいベースちゃん・・・みんなに可愛がってもらうんだよ・・・さようなら・・・もう二度と会えないんだね・・・初めて来たときは顔面凸凹だらけの、おまえだった・・・それを丹念に化粧して、肌はスベスベのピ〜カビカに仕上げたんだ・・・こんなに綺麗にしてくれて、ありがとうって・・・云ってるみたいで嬉しかったよ・・・嫁ぎ先は訊かない・・・ただ、冷たい風の吹く中を、運ばれていくおまえを、いつまでもいつまでも見守っていた私のことを・・・どうか忘れないで欲しい。
風よ、風・・・どうしてそんなに荒れ狂う・・・心の中まで冷たい風を吹き込んでくれるな・・・俺には今やさしい心、あったかい心だけが必要なんだ・・・それでないと、死んでしまいそうになるんだ・・・お願いだから風よ、風・・・今度は春を伴って、俺の凍える心を溶かしてほしい・・・
○15時半
午後あたりから太陽が顔を覗かせてきた。暗雲一転して快晴・・・今日の天気のように人の心も変われるものならどんなにいいだろう。陰鬱な苦悩も一瞬にして吹き払われ、何処までも青く澄んだ大空が展開する・・・そして太陽の光は虹色に分散して、キラキラ輝きながら頭上に降り注ぐんだ。その中を泳ぐようにして人の魂が昇華していく。ここでオーケストラ・・・荘厳にして魂に浸透していくような旋律、それに呼応共鳴する幾多の楽器の音色・・・人の心の多様性そのままに彩られ・・・集合と分散を繰り返し・・・流れていく・・・そして光の中へ・・・それは決して眼を傷めないやさしい光だ・・・いや、もはや人は光と融合し、、光そのものとなって発光する。全ての制約から解き放たれる無数の魂・・・その歓喜は一瞬にして個々の魂を貫き波動拡散していく・・・そんな世界のことを夢想している。
「終わらないメリーゴーランド」 作・風のウイン(windy・way)
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