日刊工業新聞の1998.12.17(木)の第15面に、中部電力がオーストラリアの石炭炭鉱跡地で試験的に植林事業を開始する記事があった。先進国の間では、CO2を排出している企業がCO2を吸収すれば、総排出量から差し引くという方向で調整が進められているのを受け、植林事業を手がけることにしたそうです。同社はオーストラリアの石炭を輸入しているので、サウスウェールズ州のバルガ炭鉱跡地に植林するそうで、このようにあえて植林には厳しい土地での試みを経ることでノウハウを蓄積してゆくそうです。1000万円/3年を投入する。

 日刊工業新聞1998.12.16(水)の第39面に載ってましたが、「ヒマラヤザクラ」という桜は、従来、街路樹の中では二酸化窒素(NO2)の吸収同化能力が一番高いとされていたソメイヨシノの4〜5倍あることが確認されたそうです(広島大学理学部、森川弘道教授の分析)。成木は原産地のネパールから1986年に熱海市に寄贈され、2本だけが残っていたが、それをバイオ技術によって大量生産できるようにしたのが、グリーンテック(広島県因島市重井町宮の上949、田国幸夫社長、08452-5-0236)である。この桜は、ヒガンザクラやカンザクラと同様、秋から冬にかけて開花する。環境保全の意味からも、街路樹としての需要が高まりそう。グリーンテックの農園では、現在、このヒマラヤザクラは満開だそうです。(199812170358)

 日刊工業新聞、1998.04.08(水)、第6面に載っていたのですが、NECが筑波研究所で非木材製紙原料として、また、森林保護や2酸化炭素(CO2)の固定化に役立つと思われるケナフを栽培しているそうです。6pほどの苗が約5ヶ月で、4〜5メートルに成長し、CO2の吸収率については、一般の植物の4、5倍だそうです。

 ケナフは西アフリカ原産といわれ、フヨウ属アオイ科の1年草。光合成能力がほかの植物に比べ高く、森林の2倍の速度で成長し、繊維質に富み、製紙原料として注目されているそうです。またCO2固定化能力も森林の2倍あるので、CO2の吸収源として利用できるらしいです。(199811260341)

 日刊工業新聞、11月24日(火)の第33面に載ってましたが、ナイトー産資(新潟県六日町大字六日町996-10、内藤高一社長、0257-73-6811)は、酸性雨におかされた土地の緑化や砂漠化防止に効果がある土「ワンダーピート」を開発したそうです。植物系のピートモスと鉱物系のベントナイト(モンモリナイト)を組み合わせて機械成形したもの。重さは土の1/10で、水をかけると4倍に膨張し、保水力がある。1枚\140だそうです。植物に必要なケイ酸を含み、化学物質を使ってないので土壌改良効果もある。砂漠そのものには無理だが、砂漠化が進行中の所に落下させておけば、そのうち雨が降れば土壌改良が出来るそうです。この中に植物の種を入れて成形することも出来るそうです。(199811250409)


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