ドル崩壊後の通貨
http://www.asyura2.com/08/dispute28/msg/453.html
投稿者 オリハル 日時 2008 年 11 月 09 日 01:49:49: 3eVpHzO3Pti46

(回答先: Re: 大変有益な記事でした 投稿者 仁王像 日時 2008 年 11 月 08 日 21:06:09)

オルタナティブ通信(2007年03月15日:■金融パニック後の通貨)

 現在のドル紙幣(グリーンバック)を信用していると、いずれブルーバックが出てきて、まだ現在は家が買える金額であっても、(多分、2010年頃には)食材をちょっと買って終わりになるように価値を下げる予定だそうです。↓


2007年03月15日
金融パニック後の通貨
近い将来、株式、債券、通貨が大暴落する金融恐慌・
パニックが来る事を「当然」の事と想定し、その対策を
米国政府はクラッシュ・プログラムとして既に作成している。

元々一国の国内通貨であるドルを国際通貨として
使用する事自体にシステム的な無理がある。

通貨は一定の比率で物品経済、実体経済とリンクして
はじめて安定する。米国という一国の実体経済とリンクする
ドルが、世界通貨として世界全体の実体経済とリンクする事
自体、システム的矛盾である。

これは第二次大戦後、欧州が焼け野原になり、米国が
「世界の工場」として圧倒的な輸出シェアを持った
特異な時期にのみ可能なシステムであった。

それを戦後60年間、 無理矢理続けて来た事に政策上の
無策があり、近い将来、世界経済が崩壊する事は必然である。

[続きはここから]


ドルと実体経済の最後の「つながり」であったドルと金塊と
の交換制度が、72年ニクソン・ショック(ニクソン宣言)
により崩壊して以降、金融恐慌はいつ来ても当然になった。

それ以降、石油メジャーが原油取引の支払いをドルのみに
限定するという、ドル=原油制度によって、かろうじて
恐慌は回避されてきた。


しかしサダム・フセインが原油の支払いにユーロを
導入した事で、この制度も崩壊した。米国がサダムを
憎悪した真の理由はここにある。

現在、ロシアのプーチンがこの原油=ユーロ決済制度を
引き継ぎ、密かな米国敵視戦略、ナショナリズム政策を取り、
米ソ冷戦の再現の準備を整えつつある。


今後、一時的現象として各国通貨、株式が個別に上下する事
はあっても、世界の秩序を一新させる根本的な大変動は、
株式の暴落を相伴う「世界通貨ドル」の崩壊として起こる。

ドルが崩壊する時、同じドル圏のニュージーランド・ドルや
オーストラリア・ドル「だけ」が安全であったりする事は
無い。

また米国国債の3分の1を買い支える日本円が
安泰である事も有り得ない。

世界恐慌の引き金になる最も危険性の高い中国への
資金の流れは、高金利のニュージーランド、オーストラリア
への投資資金が中間材、設備に姿を変えて中国投資に
向かって行く。

ニュージーランド、オーストラリアに投資する事は、
最も危険な中国に投資する事を意味する。

「資産の安全地帯」としてニュージーランド、
オーストラリアに投資する事は、堀江社長逮捕直前の
ライブドアに投資する事と同じ「愚かな行為」である。

ライブドア株式も崩壊の数ヶ月前に最高値を付け、
最も将来有望な投資先に見えていたではないか?

また日本円は完全に米ドルとリンクしており政策誘導
ではない極端な円高は、ジャパンマネーによる米国資産の
買い叩きを引き起こし、また極端な円安は日本から米国への
資金の流れ=カンフル注射のストップを意味し、
それぞれ有り得ない。

それが有るとすれば歯止めの効かない世界恐慌の時であり、
この時は日米通貨が同時に崩壊する。

日本円だけが一方的に1ドル=500円〜600円になる
という予測は、世界経済の仕組みが見えていない所から
出て来る愚論である。


米国政府は膨大な借金を抱えている。恐慌の発生でドルが
暴落する事を米国政府は待望している。

ドル崩壊と同時に米国政府は今までのドルを「廃止」し、
新しい通貨を発行する。

現在のドルはグリーンのトーンで印刷されているため
グリーンバックと呼ばれる。

米国は国内でこのグリーンバックの使用を禁止、廃止する。
そして新たに青いトーンで印刷されたドルを発行し、
国内で「のみ」流通させる。

クラッシュ・プログラムでは、既に中央銀行FRBとの
連携の下、この「青いドル紙幣」は大量に印刷され
準備され「出動を待って」いる。

グリーンバックに代えて、名前は「ブルーノート」と
ネーミングも決まっている。

日本をはじめ世界各国が「外貨保有残高」として蓄積
してきたグリーンバックは紙クズになる。

ブルーノートとは別に新しい世界通貨(電子マネー?)が
導入され、グリーンバックと一定比率で交換される。

第二次大戦中、ドイツの発行したレンテンマルクと同じく、
かつては30万ドルで家が一軒買えたものが、今度は
30万ドルでチョコレート1枚しか買えない程の比率で
グリーンバックは「目減り」する。

世界通貨グリーンバックがこうした状態になる時、
それに従属してきた日本円、 ニュージーランド・ドル等は
30万ドル分で角砂糖1つ程の価値に「目減り」する。


これがクラッシュ・プログラムに「予定」された
米国の「債務返済計画」である。


 


Re: 量子力学の自然観は素朴実在論ではあり得ない。だが…客観的認識が不可能なのではない/町田茂
http://www.asyura2.com/08/dispute28/msg/199.html
投稿者 短足鰐 日時 2008 年 6 月 28 日 10:13:45: 1dEIvwQCPSw5M

(回答先: Re: シュレディンガーの猫の意味とは? 投稿者 短足鰐 日時 2008 年 6 月 27 日 20:39:49)

「量子力学の反乱」より引用つづく

第13章 量子力学の自然像
〈人間の認識はどこまで客観的か?〉
 量子力学の自然観は素朴実在論ではあり得ない。だがこのことをもって、客観的な認識が不可能になったというのは間違いである。認識における主体を縛る物質的条件が存在することだけでは認識内容が客観的な対象を表現することを妨げない。量子力学によって初めて、認識主体の作用を科学の内部において具体的に扱わねばならなくなったが、それは量子力学が、…認識主体の物質的条件まで問題にしなければならない段階まで自然の認識が深く進んだためなのである。

〈「本質の世界」では存在と非存在が共存する〉
 本質のレベルでは、現存在と現象のレベルで互いに他方を排除する事柄がいくらでも共存できる。ある粒子の存在と非存在というような対立する概念が他方を排除するのは、現存在と現象のレベルでのみ起こることなのである。あるいは論理が違うと見ることもできる。矛盾律が、本質の領域では成り立っていないように見えるからである。

〈自然を語る言葉はあるのか?〉
 量子力学が発見した「現存在と現象」とは違うレベルの「本質」の存在は人類史上はじめて明らかになったことで、それは…あらゆる自然観・世界観に深い影響を及ぼさずにはおかない。ベルの定理とベルの不等式を否定した実験は量子力学の正しさを示した。量子力学的自然観は、背後にある(変数)を想定して説明することが不可能であることを示した。このことによって、量子力学を文字通り一言一句まで正しいと思わなければならなくなったのである。
 量子力学が与える自然像は…「現存在と現象」の背後にはそれを統一している「本質」があるが、それは複素数を使わなければ表現できないようなものであり、…古典物理学的に「物質」とは「実在」を定義すれば、そういうものは存在しないことになる!
 


Re: シュレディンガーの猫の意味とは?
http://www.asyura2.com/08/dispute28/msg/195.html
投稿者 短足鰐 日時 2008 年 6 月 27 日 20:39:49: 1dEIvwQCPSw5M

(回答先: 量子力学と物象化プロセス  シュレーディンガーの線形劇場を通して 投稿者 松浦 日時 2008 年 6 月 27 日 16:55:00)

 小生には、本旨はまったく理解不可ですが、シュレディンガーの猫について一言させていただきます。
 シュレディンガーが猫のたとえ話を持ち出したのは、波動方程式を解釈すると、生きた猫と死んだ猫を重ね合わせた奇妙な状態になるということを指摘したかったのであって、量子力学の深遠性を喧伝するためではなかったといいます(ことの良し悪しは別にして)。
 こんな量子力学に嫌気がさして、以降この分野から退いたということを竹内薫氏が著作のなかで言っています(今ここに引用できないのは残念ですが)。

 代わりに町田氏の著作から下に引用しておきます。自然の本質は「複素数」でなければ表せない、と言い切っているのがショッキングです。また、量子力学のさらなる展開も示唆しています。

 思うに、宇宙の森羅万象をゴビの砂漠にたとえれば、人類が手にした科学的知見というのは、指先に掬い取った数粒の砂粒ぐらいの量でしかないのではないかと思います。(その意味では、これまで手にした科学的知見をもとに、予断のある(思い上がった)議論はできないということになります)。

「量子力学の反乱〜自然は実在するか?」町田茂/学研‘95年 第13章から
「量子力学が与える自然像は…「現存在と現象」の背後にはそれを統一している「本質」があるが、それは複素数を使わなければ表現できないようなものであり、…古典物理学的に「物質」とは「実在」を定義すれば、そういうものは存在しないことになる!
 われわれは、測定によって現存在と現象をとらえ、その内容は日常言語あるいは古典物理学の言語で表現される。ところが測定と測定の間は波動関数でなければ表されず、それを日常言語で表すと誤りに陥る」。

「物質がなければ運動はなく、また運動しない物質というのはないのだから、重要なのは「本質」の運動−すなわち波動関数の時間的変化−を生じさせているものは何か、そして物質の一般的性質はそこにどのように現れるのか、ということである。…古典物理学の言葉で言えば、「物質とは力を及ぼし、また力を生じるものである」ということである」。

「古典物理学の背後に量子力学が存在したように、量子力学の先にもそれを超える領域が果たしてあるのだろうか? その答えはわからない…が、筆者はおそらくあると考えている。…(現在)量子力学の成立を疑わせるような兆候が何も見つかっていないことから、100年を単位とする期間の後かと思われる」。

(自然)科学とはいちばん新しい仮説の集まりにすぎない/竹内薫
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/578.html
投稿者 短足鰐 日時 2008 年 3 月 07 日 20:43:08: 1dEIvwQCPSw5M

 

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一億総中流意識の時代もあった日本
http://www.asyura2.com/08/dispute28/msg/172.html
投稿者 仁王像 日時 2008 年 6 月 20 日 20:51:08: jdZgmZ21Prm8E

・一億総中流
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%84%84%E7%B7%8F%E4%B8%AD%E6%B5%81

・一億層中流社会の終焉
 http://www.veritacafe.com/worldmovement/060621/

・一億層中流の崩壊@三浦展『下流社会』を読む
 http://d.hatena.ne.jp/takashi1982/20060218/1140244432

・「一億総中流」から「格差」時代へ
 http://mr-ikuo.cocolog-nifty.com/yabunirami/2008/06/post_a651.html

 十数年前ぐらいまでそうだったと思う。この期間はおそらく30年ぐらい続いたのではないか。日本国家として、今から思えばもっともマチュア(熟した)な時代だったと言えるのかも知れない。
 そして不思議なことにこの期間に「70年安保」も含まれているはずだ。また、この時代に当時の国鉄が首都圏で8日間のストを打ち抜いたこともあった。当時の通勤客は、ストに文句を言うよりも理解を示していた印象が強い。こんな世論を反映してメディアも口汚くののしるようなこともなかった印象が残っている。
 学生運動もまた非常に激しい時代であった。国民一人ひとりが大きなパワーを発揮した時代に、国のピークを迎えていたらしいというのは何か意味深いものを感じる。

 下に引用し日下氏の著作は8年前のもので、まだ一億総中流の残照が残っていたのかもしれない。日下氏は、日本の持つ負(陰)の側面をバッサリ切り捨て、もっぱら正(陽)の側に焦点をあてている。日本の国家像を等身大で客観的にとらえることも必要である。
 とくに若い世代が、この国の持つ潜在能力や近未来の可能性に確信をもって、各分野で〈戦略家〉として精進されていくことがもっとも強く求められる。

『21世紀、世界は日本化する』日下公人/PHP 2000年から抜粋
・(欧米と日本の中間に立つ)中間派はいなくなったが、これは日本の国力が充実し、日本独自の文明・文化が大きな存在になってきたからだと思われる。
 むしろ欧米に日本の影響を発見しようというのが流行だが、…21世紀はそうなるだろう(東洋的議論の浸透)。
 西洋思想と東洋思想とが並立する21世紀において、日本は自尊心を取り戻すことができるだろう。日本のアイデンティティと価値が持っている世界的な普遍性を実感することができるようになるだろう。そのとき日本人は、逆に日本製のメガネで世界を見て発言するようになると思う…。欧米のメガネで日本を見て何かを言うと、欧米人の先入観に合致するから先方には受ける…。p2-3

・日本は知らず知らずのうちに世界に影響を与えている。
 そのキーワードの一つは「大衆社会」である。じつは大衆社会として世界最高のものを、日本は江戸時代からすでにつくっている。他の国がいくら真似しても、こういう大衆社会はすぐにはつくれない。10年か20年か、あるいは百年くらいの先進性が日本にある。
 他の多くの国は(先進国も途上国も)まだ階層社会である。貴族がいて下流がいて、普通の国民の数が少ない。ヨーロッパもアジアもアフリカもロシアも中国もそうである。p14-5
・タイのさる大学の調査では、“最も美しい女性”という質問に25%が日本人と答え、これが第一位だった(二位、英。三位、米)。p17

・スズキやダイハツや富士重工は、グローバル・スタンダードを提案しようと思って軽自動車をつくったのではなく、単に「日本市場で売れる車」をつくっただけだった。それが世界性を持っていたことは、日本社会がすでに21世紀の世界を先取りしていたことを示している。
“思想で負けて現場で勝つ日本”である。p27

・国家の力に点をつけていくと、今はアメリカが東の横綱で、日本が西の横綱である。そして長期的には道義力での得点の差が大きく効いてくる(日本は道義力と文化創造力が世界一、経済力は第二位、軍事力はドイツ、中国並)。p74
・文化の相互尊重が新しいグローバリズムだとわかっている人がこれからの国際人で、いわゆる「国際人」は単なる「欧米カブレ」と言われることになるだろう。p90
・21世紀で一番大きな事件は、有色人種である日本が百年かかって、人種平等を実現し、そして自分もナンバー2にまで上がったことである。白人はそう思っている。しかし悔しいから口に出さない。日本人がこの大事件に気がつかない…しかし中国人やインド人やアジア人など、世界の有色人種は知っている。
p92
・日本は三つの国全部と戦って勝っているのである。日清戦争では中国に勝ち、日露戦争ではロシアを破り、大東亜戦争ではイギリスと戦い、その結果、イギリスはアジアに持っていた植民地、シンガポール、マレー、ビルマ、インド、香港のすべてを失って二流国に転落した。p101-2  


落書きを眺めて思うこと
http://www.asyura2.com/07/dispute27/msg/227.html
投稿者 まとおせ 日時 2007 年 12 月 31 日 14:42:09: Me4k2P.uy0AaY

落書きを眺めて思うこと

この作文は、一般論として、まとめたものに過ぎません、誤解のなきよう願います。

1) 自己顕示欲が満たされない。

人間誰にも自己顕示欲があります。
似合いもしねえ、ネクタイを買い集める人もいます。

自己顕示欲が健全な形で発散されないと、あるいはそれを抑える方法を知らないと、ネットに書き込みをして、自分の名前を顕示し、「自分に陶酔する」という心理が働くのではないでしょうか。

暴走族が書く、「XX参上」のバリエーションと思えば良い。
自分のペンネームに続かせる記事なぞいくらでも拾えます。

街角のいたずら書き者は、自分の陸橋に書いたいたずら書きを、人知られず、一人眺めて「悦に入っている心理」がある、という文を読んだことがある。

2)自分が認められたいという欲求が満たされない

1)と関連しますが、例えば、ネット上で、聞く耳を持たず、場違いな書き込みを続ける場合、自分が認められたいという欲求が、満たされていないのではないかと思う。だから、自分のペンネームが、ネット上であれ、話題に上がればあがるほど、悦にいる。
自分のために、人が、困れば困るほど、自分が認められたと思い込む。
かまってもらいたいという心理が垣間見える。

いたずらをして、母親をわざとこまらせる子供を想像すれば良い。

3)自分の文章力へのいらだち

自分の思いを文章化したいのだけど、それを、的確に表現する能力にかけている。(それをどうこう言うわけでありません、単なる得手不得手の問題です、念のため。)

それゆえ、羊頭狗肉のような投稿を繰り返さざるを得ない、普通の投稿をしているものへの、軽い嫉妬心。

4)権威コンプレックス

自分の権威のなさを、他の権威あるもので補完しようとする心理。
意味不明の文中、「消化不良の」難しい単語やら、有名人の名前を持ち出す。

私は、「太宰文学に傾倒してます」と吹聴して、その権威で自分の「小ささ」を補おうとする心理、あるいは、「オレ、何々組の何とかさんと知り合いなんだ。。」それと、共通するものを見る。

5)小さな勇気の欠如

みなと、コミュニケートしたいのだけど、始めの、小さな勇気にかける。
たとえば阿修羅ですと、雑談版に行って、楽しんでくれば良い。

えらそうなことを書くようですが、私、あなた、それぞれそれなりに、経験したことだとおもいます。

この投稿で結ぶのは不本意ですけど、皆様いいお年をお迎えください。


人は、「犬が電信柱にするような投稿」を連発させて愉快なのだろうか?
http://www.asyura2.com/07/dispute27/msg/220.html
投稿者 まとおせ 日時 2007 年 12 月 29 日 18:48:55: Me4k2P.uy0AaY


この欄になじまぬ投稿であることをお断りしておきます。

独り言のような投稿もかまわないと思いますが、
読み手に伝わるものも皆無、書き手のメッセージらしきものも皆無。
「植木等の、およびでない」のとぼけたユーモアも感じぬ、辟易しているのは、私ばかりでないようだ。

「意味不明、あるいは絶叫型」、「犬の電信柱」タイプの投稿ばかり跋扈するようになると、投稿者の意思が萎え、閲覧者も離脱する。

「客足」が遠のけば、サイト運営に経済的な支障をきたす。
その際、主宰者は「減収」の憂き目を見ることになる。

広告料は、アクセス数(発行部数、購読部数に相当)とサイトの質で決まる、と思う。

サイトの質が落ちたり、アクセス数が減ると、主宰者は、自分のサイトのセールスがしにくくなり、値引きを受け入れるはめになると想像する。
欠陥車を出した自動車会社のセールスマンを想像すればわかりやすい。(要らぬお世話か?)

このサイトをつぶしたくなければ、投稿者、それぞれ、それなりの配慮が必要だということです。

数人の方々が、新しい板の創設を懇願しているようだが、私は、政策提言なぞ既存板で十分フォローできるとおもう。

文中、失礼な箇所あることをお詫びします。

自分を棚にあげての投稿であることはいうまでもない。
  拍手はせず、拍手一覧を見る

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連綿と続いているようです
http://www.asyura2.com/07/dispute27/msg/123.html
投稿者 オリハル 日時 2007 年 11 月 18 日 20:17:42: 3eVpHzO3Pti46

(回答先: サブプライム問題 欲の皮が突っ張った人たちがやられたのか? 投稿者 まとおせ 日時 2007 年 11 月 17 日 21:39:09)

欧州で米財務長官が資金洗浄容疑で逮捕された?ワンタ事件:闇の勢力にごっつあんされたか3000兆円
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/156.html
投稿者 夢の中でランデブー 日時 2007 年 1 月 02 日 22:23:55: g.74HMK5rhQXg

【鉄筋をドロドロに溶かした理由でしょうか↓】
WTCの地下倉庫から盗まれた金塊300億ドル事件とその背景(スコルニック氏の説)
http://www.asyura2.com/05ban/ban4/msg/173.html
投稿者 サラ 日時 2005 年 8 月 25 日 22:11:57: qRuhp5/W./QMw

【ペンタゴンに突入した理由でしょうか↓】
911の隠された秘密と金、消えたブレディ債1200億ドル!
http://www.asyura2.com/07/bd48/msg/681.html
投稿者 オリハル 日時 2007 年 5 月 03 日 02:42:45: 3eVpHzO3Pti46


思い出と感想。影の闇さん、久しぶりに貴方の投稿を見られて良かったと思います。
http://www.asyura2.com/07/dispute26/msg/564.html
投稿者 松浦 日時 2007 年 10 月 15 日 10:20:58: nX3mGLaD7LQUY

初めまして、影の闇さん。久しぶりに貴方の投稿を見られて良かったと思います。北朝鮮拉致問題の際に一人まともな内容であったのを見て以来、貴方の投稿を摘み読みしていましたから。


74年の石油ショック以降、非同盟運動の中核国が次々と表の華々しい経済発展の裏で累積債務国に転落し、債権国・世銀・IMF支配の元で国家主権を失ってゆき、78年に、それら国々の債務を原資にOECD全加盟国の経常収支が黒字に転化した頃には、シカゴ学派のマネタリズムが持て囃され、サダトとベギン、そして施しの聖女がノーベル平和賞を受賞し、米国がユネスコ批判を皮切りに国連改革を唱え、総会が骨抜きになり安保理事会の支配が確立し、レーガンとヨハネ・パウロ2世が握手していた。

それからは、ひたすら人の知性と正義が堕落の一途を辿っていく。石油カルテルによる価格革命の末、営業収益率がそれ以前の6分の1と固定された結果、資本・金融市場の投機化が進行し、まさにそれが、全ての市場差益の原資にして成長点となるに至って、今日まで世界経済は際限無き金融スキームの乱造に明け暮れて来たのだが、そのプロセスで、体制構造の変革を否定し、替わりに援助の論理が幅を利かせるにつれて、必然的に、世界規模の不均衡の拡大と、それを維持するための米国を中心とした軍事体制の肥大化を進行させてきた。かつて新国際経済秩序の希望に集った第三世界の独立精神は霞の如く消え失せ、一方で、錬金習俗に酔う一団が大多数の人類の辛酸を踏み台にして最期の宴に興じている。

第二次大戦後の植民地独立運動と並行して継続してきた西側の仕掛ける謀略戦の中でも、非同盟中立諸国の切り崩しを狙ったそれは、70年代後半からこの時期、熾烈を極め、今日に至るマスメディアを動員した大規模な情報操作の基礎を築く事になる。南北問題全てを実体の無い東西問題と反共の図式に摩り替えたが、経済を政治的イシューに形式化して見せる手法は、南アフリカのアパルトヘイト廃止の茶番劇に至るまで、大衆の最も好む嗜好品として活用され続け、未だ有効性を持ち続けている。

世界の失われた10年・・・後に80年代は、心ある人々にそう呼ばれることになるのだが、同時にそれは、政治的反動化のみならず、学問・知性と、人間精神の不可逆的転落の10年だった。70年代後半から10代、20代を通してその状況を備に見てきた私にとって、今日に至るまでの時は、苦痛以外の何物でもない。

まず、文明と世界体制の正統性を問う姿勢が無くなった。
「持続可能な発展」、後に単にサスティナビリティーと言われるようになるこの言葉は、根本を問わない体制馴化した実に愚劣な響きを持っている。概念的にも物理的にも明確な閾値を持たない時点で既に終わっているのだが、文明史の根本を問う知性に対して、既成事実の飼い犬にしかなれない者が、この教説を垂れ始める90年代以降、世界は、恰も痴呆の王国に紛れ込んだかの様相を呈している。
小才が世界の言説を埋め、大才が消えた。環境論一つとっても、有るのは、唯の体制順応論だけだ。期待形成学派から一見転向してみえる人的資源開発論は、情報格差が富の格差と言うが、資本所有の格差が、更なる資本所有の格差を産み出しているだけの、反吐の出る経済体制の単純さを隠蔽して認知症のロンドを舞っている。

ユーゴスラビア解体。これほど汚い戦争、情報戦があったろうか。その不正は、ハーグの戦犯謀殺に至るまで、「国際社会」衆目の劇場と化した。思考の形式こそが、権力から人民に下賜される最大の餌である事と、ありもしない民族紛争が外部から容易に生み出せる事の実践的証明が、未来に如何なる教訓を残したのだろうか。

と、嘆き節はこの辺で止めにして、感想なのですが、

既に多方面同時軍事展開が不可能なことが明らかになった米国に、世界の不安定性の上に君臨するだけの能力があるのでしょうか。長大な戦略を実践するだけの財政的基盤も、更に言えば自分自身の体制的安定性も無いというのが現実でしょう。半世紀に及ぶ対テロ戦を戦い抜くだけの国家体制の永続性の方が担保されていません。同盟国と数だけ水脹れしたNATO諸国を動員したところで、それら諸国の手は更に短く、寿命は今世紀前半迄で、目前です。
悪を倒すのに正義は要らない。悪は悪ゆえに滅びるというのが、私の持論なのですが、正にそれを地で行く所業に、内心ほくそ笑んでいるところです。
この体制の権力志向者らは、自画像の肥大化ゆえに世界戦略以前に自己自身の再生産条件の全体が把握出来ない。もっとも、そのために、いくつもの社会が破壊されるのは、およそ容認されるものではありませんが、既に復興しつつある先住民文化圏などの未来の中核勢力にとっては、持久戦が何よりも有効です。既に寿命の近づいた世界資本主義にとって、これからの最大の敵は時間です。未来は、先になる程、真理の手に移ってゆきます。

コロニカルな覇権思考が産み出した近代地政学は、発生した時点から、穴だらけの単線思考に過ぎません。なぜなら、圧倒的力を信じきって、階級制が本質的にねずみ講構造である事を知らず、成長の限界が自己再生産の終焉である基本にさえ気付けなかった、所詮は、煩悩幻想だからです。


ゼロ成長下における安定性の実現 ・金本位制 ・経済法的手法による経済活動に対する正当な評価
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/668.html
投稿者 乃依 日時 2007 年 6 月 04 日 09:14:40: YTmYN2QYOSlOI

主題は、「ゼロ成長下における安定性の実現」とします。
方策とその理由について要点に示します。
議論の材料となれば幸いです。


・現憲法に改訂の必要性は乏しい
 現日本国憲法は、今後の日本国存続にあたり有利な側面を持つ。

・金本位制(貨幣価値の安定化)
 貨幣価値に根拠を与えることで貨幣価値の安定化を見込む

・経済活動に対する正当な評価
 価値が公平に評価されるのであれば、人々は行動がより価値を持つよう心がけるようになる。これは、余剰生産の抑制などにつながり経済全体の安定化にもつながる。法的枠組みという点からは、労働法より経済法の方が目的達成に有利と考える。

・破壊と再生という循環からの脱却
 この循環を脱却することにより、環境への負荷低下と社会の安定性を実現できる。


現在日本国内においてこういった傾向の方針を示す政治団体を、私は個人としては把握しておりません。しかしながら、私の経験から考えつく方策はこれらのものとなります。


講演のご案内: 演題:「国という組織と個人」―本当の自分と向き合う瞬間―
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/648.html
投稿者 不動明王 日時 2007 年 5 月 25 日 00:23:17: Wge0l2yvbkAIg

平成19年度 第3回ライフウェア研究会開催のご案内

日  時:平成19年6月20日(水)午後7:00〜8:30

場  所:中央区日本橋富沢町6−4、NCC富沢町ビル6F
日本エポック内ライフウェア研究会セミナールーム

会  費:2,000円(2/21、4/25出席の方は無料)

演  題:「国という組織と個人」―本当の自分と向き合う瞬間―

 仙経顕聖氏は47年に某官庁に入り、ずっと建築を担当してきたが、通産省建築関係の課長補佐として通産省に引き抜かれた。同課では5ヵ年計画で、良質で安く、耐久性に富んだ住宅開発を目的とした「新住宅開発プロジェクト」をスタートさせたが、建築に明るい人物がいないため、仙経顕聖氏に白羽の矢が立てられた。
 仙経顕聖氏は、発足したばかりのプロジェクト・チームの中心となって活躍したが、高耐久部材の一つとして火山灰を利用した新建材の普及を協力に推した提言書をまとめたことから、上司との衝突が始まった。この提言書の中で火山灰利用建材のメリットとして住宅資材は海外依存率が高く、供給が先行き不安だが、火山灰なら国内で十分まかなえる。コンクリの耐火温度は千度程度だが、新素材は3千度まで耐える。コンクリに比べ軽く、防水性に優れ、厚さ5mmでも半永久的に浸水しない。セメントは焼成コストが原油価格の上昇でアップするが、新素材ではセメントの使用率が6,7割ですみコストアップを抑えられる、などをあげ、関係省庁間連絡協議会の設置を提案したが、上司が難色を示した為、この提案書を直接、総理大臣をはじめ全閣僚、各省庁の幹部に送ったが、反応はほとんどなく、プロジェクトを降ろされた。これらの経験を元に組織と個人(含霊的体験)について語って頂く予定です。

講  師:仙経顕聖先生 元通産省課長補佐

 1948年福井県生まれ。京都大学工学部建築科卒。某官庁から通産省住宅産業課、 現在、某官庁の国家公務員。著書に『新日本列島大改造の実践に向けて』碧天舎 H17.12月初版、『思い切って日本語を捨てる日』新風舎H18.4月初版、『聖心先 生の仏身顛化の歴史的大偉業(上下)』発行予定。

 お問い合わせ先:ライフウェア研究会事務局 〒103-0006東京都中央区日本橋富 沢町6-4日本エポック内 TEL 03-3664-2931 FAX 03-3664-2935

●『新日本列島大改造の実践に向けて−画期的な火山灰利用新素材に基づく国家プロジェクトへの提言』(430頁 1200円 碧天舎 二〇〇五年一二月発刊 絶版)

世界最大の未利用資源・火山灰を活用!
常温常圧で固化する内外装不要の省エネ高性能多機能新素材!

 世界最大の未利用資源の火山灰を活用し、高い強度、断熱、耐火、耐久、防水・防湿、殺菌・防カビ、耐酸・耐アルカリ、意匠性等を有し内外装不要の画期的な多機能新素材が登場した。

 新素材は、適切な補強材との組み合わせで、鉄鋼や樹脂、木材等にも代替可能だから、従来のコンクリート、レンガ、タイル等の建設材料を始め、船舶、車輌、タンク、管等の鉄鋼・機械や樹脂・木製品など広範な用途に及ぶものだ。

 火山灰は微細な結晶で吸水性に富み、脆く取り扱い困難で厄介な廃棄物だが、新素材は従来の砂利や礫などの骨材表面を独自の火山灰モルタルで被覆して堅固な被膜体を形成し、常温常圧の無焼成で安価に固化製造が可能だ。骨材には火山礫や殆どの産業廃棄物が適合し、放射性高レベル産業廃棄物の処理にも効果的だ。

 現下のコンクリートや鉄鋼、樹脂、木材等を巡る諸難題の有効解決から、内需拡大、国土開発、資源・エネルギー消費の大幅削減、各種産業廃棄物処理、河川・湖沼の浄化、砂漠の緑化等に多大な効果を招来し、国内外を起死回生する歴史的材料革命・産業革命になるだろう。これは、画期的な火山灰利用新素材技術を国家買収して、国益優先の新日本列島大改造の国家的プロジェクトの実践への提言である。

http://books.livedoor.com/item_detail&isbn=4778902335&search_index=1.html
http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98/daikaizo.html
http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98/kazanbainokosatu.html


Re: 我々人類は、なぜここにいるのでしょう?
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/621.html
投稿者 キルケゴール 日時 2007 年 5 月 13 日 22:47:36: 0n3pP73amoZzg

(回答先: 我々人類は、なぜここにいるのでしょう? 投稿者 haru 日時 2007 年 5 月 13 日 21:20:27)

人に約束されたもの。

それは必ず死ぬ事ですな。

この世には時間の限りがある。

もしも、もう明日死ぬ運命と定められ、尚且つそれを知ったならば、

今抱えている問題のどれもが「一瞬」にして、取るに足らぬモノだという事に気づくでしょう。

今の人間は、あまりにも無駄な心配ばかり抱え込んで、それに怯えて生きています。

頭で解かろうとし過ぎるのです。

まるで、今食べた食べ物を「今、食道を通過しました。今から胃へ入って何分後には消化活動が開始され

ます。今日はカルシウム分を多めに採り入れましたが、明日はビタミンBが必要でしょうか。」などと、

いちいち分析するが如くです。

今必要な事は、解放する事です。

全てを解放するタームに入りました。

吸収にばかり集中して、解放する事を忘れた現代。

なぜ我々人類はここにいるのか?

それは「解放」する為です。

「解放」の捉え方は、人それぞれ違うでしょうが、解放の先には「悟り」があり、「悟り」の先には

更なる「悟り」の連鎖が延々と続くのです。

今の世の中の問題を、同じ次元から関わっていては解決できません。

「解放」によるブレイクスルーが、新しい次元の扉をひらくのです。

そのためには、ただベクトルを魂の解放へ向けるだけなのです。

その「志」こそ、我々が産まれた意味なのです。


Re: 見通しの悪い議論―副島『日本の真実』を読む
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/612.html
投稿者 オリハル 日時 2007 年 5 月 06 日 03:36:11: 3eVpHzO3Pti46

(回答先: 見通しの悪い議論―副島『日本の真実』を読む 投稿者 仁王像 日時 2007 年 5 月 05 日 15:53:32)

 これは全く想像することしかできませんが、小泉氏は、複数の記事を読んだ今思うに、靖国参拝は米国に言われた通りに(中国と分断する為に、とまで聞かされたかどうか分りませんが)行っていた。なぜなら、フリーの現在、参拝などしてないし、興味ない様子のようですから(http://www.asyura2.com/07/senkyo33/msg/946.html)。

 グリーンスパン氏だったか突然訪日した時、それがニュースにならないようにと思ったのか何なのか、小泉氏は当日、突然、靖国に参拝した(http://www.asyura2.com/0601/senkyo20/msg/292.html)。そんなにグリーンスパンの訪日がニュースになっては「マズイ」と思ったのかな?

 植草氏の逮捕など、米国からの指示(命令?)によって行っていた可能性も捨てられないと思ったりします。そういう「強硬な検察」が検察の内部から強硬反対論が出てきた記事がありましたね(http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/313.html)。このような日本の内部力が出てきたからなのか、それとも、小泉総理(当時)自身の服従の事実(http://www.asyura2.com/07/senkyo33/msg/1041.html)を知られてしまったからなのか、安部総理になってからは、服従路線から離れたように見えます。それができたのは、アメリカ自身が「日本の事は日本で決めて下さい」とアーミテージ氏も述べていたからでしょう。だから、最近のアメリカ(の権力筋)はちょっと欲求不満なのかもね。安部氏をなんとかして「追い落としたい」のかも知れません。それで日本の行政の裏側からCIAで圧力を掛けて安部氏の追い落としを継続している可能性も捨てることも出来ないかと思います。

 では、前小泉総理の時はと言えば…
『小泉内閣の頃の靖国問題では騒いでいるのはもっぱら中国や韓国であり、アメリカは不思議なほど沈黙を守っていた。』⇒(http://www.asyura2.com/07/senkyo33/msg/1119.html

 本当にこれほど米国は「自分勝手で我儘な欲望で動いているのか」という問いに対しては、「どうやら、そうらしい」とも言えそうである根拠として、某神霊のハローメッセージ(http://oriharu.net/jmsgall.htm#White_House)を示します。なにぶん、空想することしかできませんから。


アメリカの「ポピュリズム」の意味は本筋だと思います
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/559.html
投稿者 オリハル 日時 2007 年 4 月 23 日 21:52:06: 3eVpHzO3Pti46

(回答先: 「ポピュリズム」の日本での定着した使い方は間違いなのか?  投稿者 仁王像 日時 2007 年 4 月 23 日 20:55:40)

 米国での「ポピュリズム」とは「政治を、権力者の背後に控える金持ち連中から市民の手に取り戻す民衆運動」という意味に読めました。(http://snsi-j.jp/boyakif/wd200704.html)これは意味としては「本筋」だと思います。政治に「裏(からあやつる謀略政治)」が生じたら、すかさず国民の手に取り戻そうとする運動が起こる。これは本筋だと思う。故に、アメリカでの意味合いを日本で受け入れたほうが良いと思います。なぜなら「ポピュリズム」という単語の意味自体、「民主主義の矯“正”」という強い意味があると思いましたから。


天性の奴隷
http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/1464.html
投稿者 heart 日時 2007 年 1 月 23 日 10:50:38: QS3iy8SiOaheU

「天性の奴隷」は、待遇改善を要求/模索することはあっても、奴隷でなく対等な人間にしてくれ、とは言わない。
そこまで望むのは「畏れ多い」ことであり、そんな要求をしたら今の奴隷待遇が悪化するだけだ、と考える。自己規制してしまうのだ。

そして、他の奴隷が「身分制度」の不当を訴え不当な「職務」を拒否すると、大慌てで止めに入る。

「そんなことをして奴隷支配の規律を乱すことは自分の『美意識』に照らしても、また『職務命令の絶対性』に照らしても、許されないことだ。
ここはやはり、職務命令には従おう。でなければ奴隷監督者様にも申し訳が立たない。
支配者・監督者様にご迷惑をおかけしないような形で待遇改善を訴える方法を考えればいいではないか。」

「『迷惑』をかけてはいけない」との強迫観念に囚われた彼らは、結局のところ、支配者・監督者の目の届かない所で、「愚痴」を言うだけだ。
それも、「奴隷制度はなくすべきだ」と愚痴るのではなく、「待遇を改善してもらいたいもんだ」と愚痴を言うのみ。

しかも、小さな声でだ。
「支配者様に聞かれでもしたら大ごとだ。監督者様が『管理責任』を問われることになって『ご迷惑』をおかけしてしまうし、自分の待遇だってこれ以上悪化したら困るもんな…」

かくして、支配者は未来永劫安泰であり、奴隷も未来永劫奴隷のままだ。

自己規制した奴隷はそれでも自業自得。
だが、奴隷の地位から抜け出そうとした者は、迷惑どころの話ではない。
この多数の「天性の奴隷」の存在ゆえに支配者に対抗するだけの力が持てず、支配者による不当な待遇も、また抵抗したことに対する不当な処分も、続くのだから。

また、その種の抵抗など許されないと考える奴隷が多ければ多いほど、抵抗を試みる者は苦しませられる。
抵抗者をなじる奴隷集団は「支配者」と同等の圧力をもって抵抗者らに迫るからだ。

「天性の奴隷」は、せめて、抵抗者らを温かく見守るということができないものか。
それともそれは奴隷の「美徳」に反することだからできないか。


思想、信条、良心に反することをしない/させられない自由。

この程度のことが、秩序とか「美意識」のせいで認められない国は全体主義国家だ。
認めようとしない国民は全体主義者だ。
人間を軽視している。
そして、「秩序」「権威」「職務命令」に盲従する「天性の奴隷」である。


(以上、昨日の夜中に思いついて作ったメモをそのまま掲載)

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駐日イスラエル大使衝撃発言 2月から、日本人とユダヤ人のDNA鑑定を行う!
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/231.html
投稿者 上浦 日時 2007 年 1 月 23 日 14:34:08: sWIwBAVNwuMS2

↑写真はキリストの顔(BBC作成)
日本に走る激震!

(引用開始)
 駐日イスラエル大使コーエン氏は大変な親日家である。彼は日本の文化、伝統、歴史についても洞察が深い。コーエン大使は松涛館空手の有段者でもあり、礼儀正しく、彼と会った日本人のほとんど全員が魅了されてしまうほどだ。

 昨年12月、コーエン駐日イスラエル大使がTV番組に登場して衝撃的な発言を行った「古代ユダヤ王国のユダヤ人12支族のうちの10支族19万人が日本にやって来ている。その調査のために、2月から、日本人とユダヤ人のDNA鑑定を行う」。
 
  「失われたユダヤ12支族」「日猶同祖論」等々といった文言に詳しい方ならピンと来るだろうが、一般には何がどうなっているのかさっぱり見当もつかないだろう。「日本人は混血民族なのだから、古代ユダヤ族が何万人紛れ込んでいようがいいじゃないか……」と思うのが普通かもしれない。だがここには巨大な問題が内包されている。
(引用終了)
続きはこちら インターネット行政調査新聞
http://www.gyouseinews.com/international/jan2007/002.html

日本人こそは“失われたイスラエル10支族だ”と主張するユダヤ人言語学者
ヨセフ・アイデルバーグ
歴史に謎を持つ民族──日本人とユダヤ人。そこには、不思議な共通点が数多く存在する。ユダヤ人言語学者ヨセフ・アイデルバーグは、そうした歴史の謎にとりつかれ、14年の間、日本の言語・宗教・歴史を調べた。

彼は断言する──日本人の先祖はヘブライ人だと。
http://inri.client.jp/hexagon/floorA3F_hb/a3fhb412.html

世界史のタブーである東洋系ユダヤ人と白人系ユダヤ人のルーツ
http://rerundata.hypermart.net/ura/hexagon/texts/textA2F3/a2f1000.html#02


不感症、非情な人間はいかにして作り出されるか
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/223.html
投稿者 heart 日時 2007 年 1 月 20 日 19:51:48: QS3iy8SiOaheU

拙稿「マスゴミ、無関心・非情な「愚民」、そして、悪法を通す政治屋。このトリオが悪政を作り出す」で、私は、
「他人の不幸に無関心か、関心を持っても娯楽的観点からしか関心を持たない、不感症かつ、非情きわまりない『愚民』」は悪徳政治家と共犯関係にある、と述べた。

ここでは、不感症で非情な人間はどのようにして作り出されるのかを、考えてみた。

●集団教育(権威主義的教育)が行われるなど、「集団の秩序」が必要以上に強調される社会においては、
秩序を乱す(=他人と違うことをする)ことが悪とされる。
結果、以下が起きる。

@最初は反発を感じ、反抗(抵抗)を試みることがあっても、そのうち、集団の「リーダー」の言うとおりにする、あるいは周りに合わせる方が楽であると「学習」する。
⇒自分を持たない人間に育つ。つまり、自分の価値観を持たない人間に育つ。

A「自分」というものを意識すると、自分を殺して行動しなければならないことに対し辛いという感情を持たなければならなくなる。
⇒無感動、無感覚になることを「学習」していく。
(例)権威主義的な形で軍隊的行進の練習をさせられた子供らの表情は死んでいる。

B「周り」や集団のリーダーの命じてくることに対し「抵抗」したときに、その抵抗が無駄に終わることが何度も続いた場合、楯突いたところで何も変わりはしない、というあきらめ、無力感に包まれ、悲観主義に陥る。
⇒批判する気力をなくす。

小泉構造改革の被害者の中に小泉を支持する者がいたのは、@とB、そして、小泉の「元気のよさ」に期待をしてしまったことによると思われる。

また、@〜Bの副産物として、下記も生じる。

a)周りと違うことをする人間や、強い者に従わない者を異端視するまでになり、排外主義に走る。
これは、自分に「自分がない」ことについてコンプレックスを持ち、強い者に従う自分を正当化しようとする気持ちの裏返しとしての行動である可能性もある。
(例)ネット右翼、反日ブログ監視所の「住人」ら

b)自分を「殺す」とストレスがたまるので、そのストレスを弱いものいじめをすることで「発散」するとか、「強者」のいない場で傍若無人な振る舞いをして「自己主張」する(これぞワガママ)といった行動に走る。


●不感症で非情な人間は、無機質な環境によっても作られている。
例えば、都市整備(町の墓場化)に伴い、自然と触れ合う場が減った。
科学の発達により、友達と外で遊ぶよりテレビゲーム、という子供が増えた。
また、親の多忙、子供の受験勉強といったことから、家族での団欒の時間が減った。
つまり、生身の人間、生き物と触れ合う機会が減ってしまった。
結果、感受性が欠落し、無感動になり、機械のように無機質な人間が出来上がった。これは、人間的な温かみよりも合理性や効率性を重視するという新自由主義に親和性を持つものでもある。


不感症で非情な人間とは、このように、「集団の秩序」の強調と、無機質な環境作りによって作られる。
本来行われるべき教育改革とは、このような人間を作る教育を改め、元の教育基本法の個人主義に基づく理念を現実教育に反映させることである。
自分をしっかり持ち、周りに安易に流されず、権力におもねらず、批判精神を持つ人間を育てられるような教育を行うことである。
しかしながら、安倍政権がやろうとしている教育改革は全く逆である。
そして財界も、その安倍の「改革」を強力に後押しすると同時に、新自由主義的かつ無機質な環境作りに資する企業活動を続けることによって、不感症で非情なイエスマン作りを着々と推し進めていっているのだ。

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≪関連≫

全体主義一色に向かう日本。
http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/990.html
投稿者 heart 日時 2007 年 1 月 14 日 12:41:38: QS3iy8SiOaheU

批判精神のない学生たち
http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/1323.html
投稿者 heart 日時 2007 年 1 月 17 日 22:25:11: QS3iy8SiOaheU

社会が先か?個人が先か?
http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/1272.html
投稿者 heart 日時 2007 年 1 月 15 日 21:49:32: QS3iy8SiOaheU

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職業高校の復権
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/222.html
投稿者 まとはずれのおせっかい 日時 2007 年 1 月 20 日 17:07:25: hB50P3GpBNyQs

いま、一般企業で、営業職や事務職で大卒のインテリジェンスを必要とする仕事があるのでしょうか? リサーチとか、よほどの専門職だろうとおもいます。

一方、芸術系しかり技術系の研究職では、普通、大卒の知識では未熟でしょう。

平均的な家庭の子弟は、よりよき職を求めるがゆえに、上の学校へ行くといっても過言でないとおもいます。それはたいていは学問の習得とは無縁なことであるのはいうまでもありません、それしか選択肢がないのだから、悪いといっているのではありません。

だから、高校が予備校化、大学が就職予備校化し、「普通科」を卒業した生徒が「世界史」を学んでいないという、悲喜劇が生まれています。

畢竟、学大、学生の質が落ち、大学なり高等教育機関の数とその国民の知性や文化と比例しない、最近の日本が証明しているとおもいます。今ほど、アカデミズムの権威が失墜している時代があっただろうか。大学のセンセ?タレント?

それだったら、学問に向いていない子供のために、
四年制でもいいから、商業高校や、工業高校を充実させて、ある程度即戦力として通用する、「職業人を育成する教育システム」をつくればいいと思う。
親、本人、学校、教師、企業にとっていずれにも好都合ではないのでしょうか?

週に二日は,工場で見習いをさせればいい、「良い職業人」との接触は「良い」緊張感を生むし、学校の遊園地化を防ぐことにもなるとおもいます。

つまり工業高校を工専、商業高校を商専に近いものにさせる。中学出たら、すぐ、職業人を意識させればいい。腕に職をつけ、そして生涯教育(専門知識でも、一般教養でもいい)で自分を一生磨けるような、教育システムにするといいと思うのです。

そして、生涯教育を促進するようなシステムは、世の中を活気づけるとおもうのです。
だらだら長時間労働、後は、「飲む打つ買う」では、国の未来はない。

蛇足ですけど、私は、もし「手に職、腕に技術の価値」が上がれば、国粋団体の会員数は減少すると思います。なぜかは書きません。

私は、今の学歴社会のシステムは、ねずみ講か、堀江氏の錬金術に類似している思っています。このシステムの「信仰」をあおり、半強制で参加させられる、あるいは、なかばだまされて株を買う、そうすれば、「ねずみ講の親」、「大株主」、「勝ち組」の価値がどんどん上がる。しかし、大多数のものは、空クジをつかまされるだけ。

この勝ち組たちは、今、上で、描写したような「職業人」の社会的地位の向上なぞ絶対に望まない、自らの価値低下をまねき、国(民)益に通じる教育改革なぞ絶対にさせないとおもいます。

なぜ団塊の世代が生まれたか、考えてほしい、貧しいけど、未来に託する希望があったからだ。


太陽活動と地球温暖化
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/191.html
投稿者 上浦 日時 2007 年 1 月 10 日 22:18:58: sWIwBAVNwuMS2

科学技術政策研究所 調査研究資料
http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/mat009j/pdf/mat009j.pdf


Re: おばあちゃんの知恵袋や西欧の節約術で、少しでも長く人が生き延びれる世界を
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/181.html
投稿者 こげぱん 日時 2007 年 1 月 08 日 01:33:23: okIfuH5uFf.Lk

(回答先: 人が生き延びれる世界を 投稿者 まとはずれのおせっかい 日時 2007 年 1 月 06 日 16:57:51)

横レス失礼します。

----------------------------------
一人一人の個人の努力で解決できる単純な問題ではないけど、まず、一人で何ができるのか考え実行したい、いますぐに。
まずは、電気のスイッチをこまめに消すこと、自動車を必要以上に利用しないこと、生活を簡素化すること。
----------------------------------

生活の知恵を集めたサイトを見つけました。ご参考にどうぞ。
NPO法人 おばあちゃんの知恵袋の会
http://www.chiebukuro-net.com/

日本ではこういう生活の知恵はすたれてしまいましたが、西欧ではまだまだ残っているようです。日本でもこのような本が出ています。

http://www.amazon.co.jp/%E6%B5%AA%E8%B2%BB%E3%81%8C%E6%AD%A2%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E7%AF%80%E7%B4%84%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AE%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%BF-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9-%E3%83%98%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%B3/dp/4334006868/asyuracom-22

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E7%AF%80%E7%B4%84%E7%94%9F%E6%B4%BB%E2%80%95%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%82%82%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8C%E3%82%8B-%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%B3-%E3%83%87%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3/dp/4334007295/asyuracom-22


当方もあまり大したことはしていませんが、麺類・パスタを茹でた時は、茹で汁で皿などを洗うと油汚れがよくとれ、洗剤がいらなくなります。あと生活の知恵ではありませんが、ソフトウェアは闇雲に商用製品を買うのではなく、(Linuxなどの)フリーウェアを使うようにすれば結構金がケチれ、M$などの大企業に唯唯諾々と収奪されずに済みます(欲を言えば、フリーウェアコミュニティに何らかの貢献ができれば、助け合いにもなるので一石二鳥なのですが…^^;;)。

フリーウェアの例(拙稿で失礼)
教育用PC リナックスで再生(NHK online)−Vistaなんぞに金使うくらいならLinuxにしよう!
http://www.asyura2.com/0601/it09/msg/400.html
<Israelびいき>OpenOffice.org 2.0.4日本語版が正式リリース<M$Officeいらず?>
http://www.asyura2.com/0601/it09/msg/347.html



欧州で米財務長官が資金洗浄容疑で逮捕された?ワンタ事件:闇の勢力にごっつあんされたか3000兆円
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/156.html
投稿者 夢の中でランデブー 日時 2007 年 1 月 02 日 22:23:55: g.74HMK5rhQXg


911事件、また2010年をめどに北米版EUを発足させ,アメリカの国家主権が消滅し,ドルに替わる新共通貨幣が導入される秘密裏の運びになっていること。この2つのテーマで書きためてきた。しかし、昨日、仰天すべき情報に接し,緊迫した内容をともなっているので、おせち料理もそっちのけで緊急にこれをテーマに書く。裏取りが出来ない状態では、これを投稿していいのか,迷いに迷ったが、前提としてワンダ事件という歴史的な超巨大金融スキャンダルがらみの様相なので、このスキャンダルの意味の重さに鑑み、投稿することにした。経済、国際関係にも深く関係があるので例外的に戦争版,破産版にもリンクすることを許されたい。

米国報道は一切触れていないが、日本の報道にも裏を取ってほしいと思う。

アメリカがどうもたいへんなことになっているようなのだ。

2006年7月10日に就任した、前職がゴールドマン・サックス会長、ヘンリー=ポールソン財務省長官(http://en.wikipedia.org/wiki/Henry_Paulson)が,ドイツの首長メルケルに12月21日会見したその足で、先日2006年12月23日か24日以降、ドイツの官憲に逮捕拘束され、その後、国際司法裁判所のドイツ管区で即刻、アドホック判決を受けたというのだ。

一体本当なのか!?この話。
第一、逮捕拘束され、国際司法裁判所一週間以内でのスピード裁判が可能なのか。アドホックな審理をする裁判だっというが。この情報が間違いであることを、どなたかに、証明していただいたほうがむしろ心が休まるのだが(ほんと、どなたか、これを否定する「情報」を持ってきてください)。話として阿修羅的にあまりに面白すぎる。ただ、ウソにしては手が込みすぎている。

米国のBBSではこの話題でもちきりなところがある。例えば、
http://www.godlikeproductions.com/bbs/message.php?page=1&messageid=323585&showdate=12/31/06&mpage=1

これは,12月30日にスレッドを立てた第1ページ目だが,現在、このあと第9ページまでに及んでいる。
第2ページ目も念のためリンクしておく。
http://www.godlikeproductions.com/bbs/message.php?page=2&messageid=323585&showdate=12/31/06&mpage=1

フィリピンのサイトでも情報が広がっている。
http://www.philippinepolitics.net/boards/showthread.php?p=9571

ロシアのインディーメディアではG8サミット開催時から,ワンタ事件を議論している。
http://ru.indymedia.org/feature/display/13283/index.php


この逮捕劇の前提にある、いわゆるワンタ事件は、金融史上、そして米国建国以来最大の,銀行による窃盗・着服事件だ(3000兆円相当額)。この問題の解決をあやまると、世界の金融システムに甚大な影響を与えるという。

元米国外交官で財務省や情報当局にも在籍したLeo Emil Wanta氏(http://en.wikipedia.org/wiki/Leo_Wanta)と米国政府の間で結ばれた2006年7月の解決合意書にある義務つまり$4.5Trillion(=約500兆円。1T=1兆)を財務長官が財務省に入れる義務があるのにそれを入金していていないことまた、あわせて資金洗浄、横領、資金転用などの理由で国際司法裁判所が米財務省長官とチェイニー副大統領に対して、国際召喚状を発布していた。この令状により、訪独中、ポールソン長官は逮捕拘束されたという。12月21日にドイツで元首のメルケル女史と会談直後のタイミングで、ハーグの国際司法裁判所からポールソン長官についての召喚状が発布され、それに基づき、23日か24日に逮捕されたという(このタイミングがすごい)。英国人で20余年以上の諜報分析・国際政治経済のアナリストのベテラン、クリストファー=ストーリーChristopher Story (Global Analysisという英国のサイト)の英国時間2006年12月30日(20時5分)付の記事でこの逮捕と判決について報告されているが、この逮捕については、ワシントンとロンドン(ハイクラス諜報関係者)などの7つの異なるハイレベルなインテリジェンスの裏が取れているという。米国のインテリジェンスの裏取りばこの事件がらみで国際司法裁判所で証言をするよう求められる召喚状が来たためドイツ入りして2週間経過した財務省高官筋だという。彼には本国から箝口令が出され、米国領事、ドイツ検事総長を前にした国際司法裁判所ではポールソンに不利な発言をするように命じられて派遣された人物だという。(ブッシュ政権はポールソン長官を切るトカゲの尻尾切りか)

http://www.worldreports.org/news/38_paulson_and_cheney_s
http://www.cloakanddagger.de/

27 December: Associates of the Ambassador, Mr Cottrell, and the Editor advise separately that Mr Henry Paulson was arrested in Germany and brought before an ‘Ad Hoc Tribunal’ under German jurisdiction. An earlier report stated that he was seized and placed in shackles, hauled before the Tribunal, and sentenced to the equivalent of ten years’ incarceration on a tariff of one year per count, but that he had lawyers ‘plea-bargain’ the counts down so that he was sentenced to one year’s house arrest, must resign his post (or be sacked) , and must pay the $4.5 trillion Settlement.


つまり、ポールソン長官は手錠・足鎖にかけられた上、国際司法裁判所の法廷に引きずり出され、懲役10年相当を言い渡されたが,彼の弁護士との司法取引により、1年間の軟禁、長官ポストの辞任、そして$4.5T(500兆円の支払い)に減却された判決が出たという。一体、本当なのか。

Christopher StoryはイギリスのEdward Harle Limitedという出版社のマネージングディレクターもしており、彼自身の著書を含む以下のような政治経済関係の本を出している。
http://www.worldreports.org/books

そして以下のように、彼の著書や報告書には,世界に熱烈なファン、支持者がいるようだ。実名で,数えきれない程の人々が,世界中から熱い賛辞を寄せている。国際政治経済の裏の実態について最も深い知識と洞察をもっている人物らしく,多くの読者の賛辞のうち一番古いものは1983年となっている。少なくとも23年以上もこの仕事をやってきているプロフェッショナルらしい。興味深い賛辞をいくつか取り上げる。http://www.worldreports.org/testimonials

"Dear Sir − I know that you have issued the very interesting paper about the Nazi Third Reich’s Plan for a Europabank with your excellent periodical International Currency Review which has been subscribed to by our University’s Institute for very many years". Kyuga Shimazaki, Faculty of Economics, Kanagawa University, Kanagawaku, Yokohama, Japan. October 1994.”

これは1994年、神奈川大学のKyuga Shimazakiという経済学部の教員からのもので、ここでは彼の刊行物International Currency Reviewを何年も定期購読しているとある。大学経済学部で定期購読されているというのは、陰謀論レベルのものではなく,高度に専門的な内容だろう。

"We as a group of people, several thousand strong on a family forum, are notifying all we know about sending letters to Congress, Supreme Court, Justice Department, the FBI, etc, about the Leo Wanta case. Not one single reply has been received to this point! What else can we do to bring this to the attention of people, since we have an uncooperative press? I even emailed the BBC, asking them to investigate and do an article. Thank you so much for your help... We all have a stake in seeing this thing come down" − Janet Scott, USA, August 2006."

数千人からなるフォーラムの人達が、Storyの報告で,ワンタ事件の存在を知り,その存在を知らせるために,議会、最高裁、法務省、FBIなどに手紙を書いているというアメリカ人からのもの(2006年8月)。数千人単位の民間フォーラムが動いているというのはすごい。

笑ったのは以下のように、CIAのスタッフからの匿名の賛辞。

"I want everything you publish: do you hear me? I don't care how much it costs: just send me everything you publish" − CIA official, June 2003.”
「小生は貴兄の出版物すべてが欲しい。本気に取ってくれますか?いくらカネを出してもかまわない。本当に,小生にあなたの出版するすべてを送ってほしい。」(CIAスタッフ、2003年6月)。


情報機関の職員が、非常に高い価値を認め、かつすべての出版物をいくらカネを払ってもいいから,送れというのは,値千金の深度ある情報と分析を満載しているのだろう。


ちなみに彼の12月30日付けの逮捕情報記事に対して,アメリカから多くの問い合わせが来ているとして1月1日付けの文章で,アップデートして書いているのが以下。
http://www.rumormillnews.com/cgi-bin/forum.cgi?read=97514

これが真実なら,なぜ,アメリカのメディアで報道されないのかとの問い合わせが一番多いという。これに対して彼は,アメリカのオールタナティブサイトは,情報当局の情報操作のためののもが少なくないが、それといっしょにしてくれるな、という。で、なぜアメリカでこれが報道されないかについては、それは自分の国の報道メディアに尋ねてほしいという。また英国の場合、ウソを書いた場合米国と比べ重罪となる法的環境で,リスクを冒してこれを書いているという。また,この逮捕劇を理解するためには,ワンタ事件そのものについて知ってほしいが,その報告は証拠書面含め480ページ使ってまとめてある、International Currency Review, Volume 31, Numbers 3 and 4 [December 2006], and also in International Currency Review, Volume 30, Numbers 2 and 3 [January 2005].という報告書を入手してほしい、という。で,これをポストした人がたまたま,この資料をもっているらしく、その人によると、この内175ページ分ぐらいが銀行の書類であり、多くがワンタ名義でサインと封印がなされているという(つまりこれが犯人たちに偽造された文書ということなのか),また,ウィスコンシン州での脱税でなぜかスイスで刑の執行がなされているが、彼がしっかり税金を払っている証拠となる書類も収容されているという。彼によれば、Christopher Storyは真実たろうとしている,正確たろうとしているという。

どうも、アップデートされている段階でも事情が変わっていないらしい,つまり,1月1日時点でなお、ポールソン財務長官のドイツ官憲による逮捕報道について、彼は変更していない。また,即時性のあるインターネット時代である、いや、ポールソン長官は逮捕されてなどいない、どこどこでバケーションしているよ、といった訂正情報が寄せられておかしくないが,それがこの報道後の3日間、全くないことをどう見るか。

今回の逮捕情報だが,英国人ストーリーのこれまでの20年を超える実績ある仕事ぶりからみると、信用度は決して低くないようなのだ。また,彼の情報が間違っていたら,彼の面目丸つぶれで,20年の信用が崩落し,食って行けなくなるはずで,間違った場合の社会的リスク、刑事・民事訴追されるリスクは致命的に高い。命がけだろう。だからこそだろうが、その彼が、7つのインテリイジェンスのソースから確認をとっているという。ただ,日本の側も報道関係者等による裏取りをぜひお願いしたい。やはり、わたしとしても、実際そんなことありうるのだろうか、という疑念から逃れられない。ポールソン長官が,現時点でどこにいるのか。米国か欧州か。一体何をしているのか。12月21日にドイツ元首と会談していることだけは事実で、このあとの足取りの確認となる。バケーションをしているのか。報道関係者は比較的容易に調べられるのではないか。彼が当面、公の場に、姿を現さないとしたら,あるいは彼の辞任が発表されたら、この逮捕情報は事実である可能性が高いと見てよいだろう。


フォード大統領の死と葬式(政治家はほとんど参列していない。ブッシュ大統領も自分の牧場からメッセージを送っただけで参列せず)。フセインの処刑。非常に,特に,後者は唐突かつタイムリーな感じがある。世界の注目をそちらに引きつけること,この逮捕劇に関心が行かないようにしたのか。

米国でこれまでワンタ事件を積極的に一貫して扱ってきたサイトは
http://www.arcticbeacon.com/ (Greg Syzmanski)

http://www.cloakanddagger.de/ (Lenny Bloom)

http://www.rumormillnews.com/cgi-bin/forum.cgi

だ。特に冒頭のシズマンスキ(Syzmanski)の食らいつきは脱帽もので、この問題についての記事の本数はずば抜けているし、ワンタを自分のラジオ番組で4時間分インタビューしている。

上のように3つが騒いでいる一方、ワンタ事件を完全に無視,沈黙し,指一本触れないのが,アレックス=ジョーンズだ。またジェフレンズもほぼ同じだ。ちなみに彼等は、911はユダヤ陰謀論をとっている連中で、WTCは解体業者の常套手段であるサーマイトで倒壊させられたと主張するモルモン教カルト大学(ブリガムヤング大学)のスティーブン=ジョーンズ教授を必死に後押ししている勢力だ。SyzmanskiやBloomは911はバチカンーイエズス会とその下に蝟集する秘密結社連合、つまりキリスト教系超巨大カルト勢力の仕事だという立場だ。ストーリー自身はどちらかというと、世界経済の背後にサタニックな連中が入るという立場のようだ。ストーリーはアメリカの情報サイトは情報当局の情報操作のためのものが多いというが,彼の情報を取り上げないサイトは,論理的にいうと、情報当局系のサイトだということになる。


今回の話は非常に複雑だが,簡略して説明する。仮にこの逮捕情報が,間違った情報であったとしても、この背景にある、Leo Wanta事件について阿修羅や日本国民も知っておいた方がいいだろうと思い,書く。

レオ=ワンタこそ米国財務省所属工作員としてレーガン大統領の命を受けソ連解体に向けて,ルーブル通貨を下落させた張本人である。このときの通貨オペレーションで、3000兆円相当額の天文学的なカネを得た。そして、このカネがレーガン後のブッシュ父―クリントンーブッシュの3代大統領ら権力エリートグループにごっそり泥棒されたという世界史上最大の、銀行による窃盗事件がワンタ事件の核心部分だ。また、この事件の解決のため、ポールソン財務省長官が500兆円相当額を国庫に返納するという解決合意に米国最高裁判事二人も署名し、またサミットG8の首脳が,この解決プロセスを認め,支持しているという点(2006年7月のセントペテルスブルグでのG8サミットでの裏のメインの討議がこのthe Wanta Settlementであったという)、このワンタ事件そのものは実態のあるものであり、国際金融界を揺るがす空前絶後の超スキャンダル事件なのだ(日本の銀行スキャンダルと規模が違う)。日本の新聞なぜ,沈黙しているのか。ただ知らないだけなのか。

ワンタその人は90年代前半、米政府の仕事でスイス来訪中,スイス当局に逮捕され,現地で米国での税金逃れを理由に22年の懲役刑を食らい、スイスの監獄に収監、最近、刑期10年を残し,軟禁執行に転じ、一軒家に幽閉されている状態という。ワンタによれば,米国政権による口封じとして、冤罪で逮捕拘束されていると主張。


このワンタ問題は上述のようにアメリカ人のバチカン問題に詳しいジャーナリスト,グレッグ=シジマンスキが追っかけているが、彼の以下の記事も参考にする。

http://www.arcticbeacon.citymaker.com/articles/article/1518131/66388.htm
2006年12月27日付け記事(ポールソン長官逮捕のストーリー情報に接していない段階で書かれている)

もともとレーガン大統領が冷戦末期に与えた彼の任務は,ソ連を解体に向かわせるために、ルーブル通貨を弱体化することだった。つまり彼は通貨を通じての戦争オペレーションを担当した。ルーブル崩落させることでソ連を解体し、米国として、$27.5T(Trillions、$1T=1兆ドル=100兆円強として、つまり約3000兆円)を得た。
http://www.arcticbeacon.com/22-July-2006.html
方法としては彼は逃げて行くルーブルを28セントで買い、ソ連から借金をしていう国々に88セントで売り抜けたという。あのときのルーブル崩壊の張本人が実はワンタだったのだ。
http://www.rumormillnews.com/cgi-bin/forum.cgi?read=97461

その際,レーガン大統領はオフショアで彼に信託を作らせその受託人に着任させ、このすべてを金額をキープする仕事についた。ワンタによれば、このカネを,米国民に戻し,道路、教育、ヘルスケアなど公共インフラなどに投入し国の経済を向上するために使おうというレーガン大統領の意図の一環だったという。

(彼の受託者としての法的地位は有効かについては2003年に、米連邦裁判事が,有効であり、このカネはアメリカ国民のものである,と裁定した。
http://www.rense.com/general70/leo.htm

“To back up Wanta's trustee status as protector of trillions, a federal judge in Alexandria, Virginia, in 2003, ruled in his favor, saying Wanta's trustee status is legally binding and the money is rightfully the property of the American people.”)

そもそもなぜ、このカネがもっと早く,財務省に戻っていなかったのか。それはそのカネが財務省に行けば,連銀その他の銀行にハイジャックされ,国民のものにならない,とワンタが懸念していたからという。


ところがレーガン大統領後の,ブッシュ父、クリントン、ブッシュの3代の政権により,このカネが,信託組織からすべて盗まれたという。またレーガン大統領による大統領執行命令12333号により、諜報当局が,諜報活動を目的として,偽装の基金団体を作ることが赦されるようになったことの結果、その後の3代の大統領は、偽の基金団体を作り、その関連で$100T以上のオフショア資金を維持しかつ極悪な目的のため(nefarious purpose),非合法的に使っているという。


クリントン大統領がどうからむのか。クリントン大統領から与えられた特別任務つまりつまりワンタがMarc Richという男を脱税容疑で逮捕するためにスイスに飛んだとき、一方クリントンのVince Fosterという補佐官がスイスに派遣されてワンタと面会。そこで、Fosterは彼にこう切り出したという。ヒラリー婦人がやっている慈善団体the Childrens' Defense Fundm子供防衛基金というのがあるが、これにあなたの信託から$250M(=約300億円)1M=100万)寄付してもらえないだろうかといってきたという。で,ワンタはクリントンサイドを信用して、それは有意義だろうから,カネを出すとしてその金額の書類にサインしたという。ところが後に,Marco Saba というスイスの,組織犯罪捜査官の調査で、これが秘密基金であったことが判明。

2006年3月23日と4月3日の、ワンタに対するラジオでの電話インタビューを行い、シジマンスキが4月4日記事で以下のようにまとめている。
http://www.arcticbeacon.com/4-Apr-2006.html

“Although Wanta had no idea what The Children's Fund was all about, later a financial investigator, Marco Saba of the Organized Crime Observatory (OBO) in Switzerland wrote this about turned out to be a secret fund:”

つまり、ワンタによれば、クリントン大統領らに,300億円相当額がだまし取られたという。

"One component of this information concerns the activities of the CIA operative known as Mrs Hillary Rodham Clinton. For some years prior to the elevation of her husband, Bill, a CIA operative like his ''CIA wife'', Hillary had been in control of an organization calling itself the Childrens' Defense Fund. Executive Order 12333 (1981) of President Reagan, the US intelligence services were authorized to operate what became known as Title 18, Section 6 USG corporations for intelligence purposes, and to deny any intelligence community connection (that is, to lie about their real purpose).”

つまり、81年レーガン大統領が大統領執行命令で諜報の目的のために情報機関が偽装の非営利団体を設置することが出来るようになったこと(12333号)が利用されているケースだという。そもそもクリントン夫妻は情報当局要員そのものだという。この子供防衛ファンドはヒラリーの財布がわりになっているという。


MarcRichはクリントン大統領の差し金で、間一髪、モサドによって救出され,スイス当局からの逮捕を逃れ、一方、ワンタがスイス当局に,理由不明のまま拘束され,地下牢に134日間入れられたという。で、補佐官だったVince Fosterがこのカネを受け取った数週間後、自殺(1993年7月20日)、しかしこれは殺されたものに疑いは無いとワンタはいう。で子供防衛基金と名乗る基金はヒラリーが運営する形だが,実は諜報勢力の設定した偽装基金であり要するに権利力エリートの闇世界に吸い込まれて行ったという。


クリントン大統領が,double-crossつまり、一方でワンタに偽の特別任務を与え,MarcRichを逮捕してこいとスイスに飛ばし、一方で、そこに自分の補佐官を飛ばして,ヒラリー基金に寄付をさせる契約を取った上で、スイス官憲にワンタを米国での脱税の理由で逮捕拘束させ(ミイラ取りがミイラになった)、$250MのカネがFosterからクリントン側に渡った直後、今度はFosterが口封じのため殺された、ということらしい。Fosterは何も知らず,善意だったようで、後日,政権のこの不正を知って,クリントン大統領に不利な発言をしようと準備していた矢先の「自殺」だったという。ワンタのビジネスパートナーKok Howe Kwong, Freddie Woodruff、Francois de Grosseurve, の3人も死んで発見されたが政権側に殺された、とワンタはいう。アメリカとスイスの締結する条約や国際法上、米国での脱税事件でどうして外国で司法処理されるか不明だが、ともかく、ワンタはスイスの法廷で22年の懲役刑の判決を受け収監。


上記クリストファー=ストーリーChristopher Storyはワンタ氏から依頼を受け、ドイツ元首、メルケル女史に対し、この問題についての自分の報告記事を同封するとしたためた手紙にこうある。


“These funds have been diverted and are held, tagged in the name of the Ambassador and his Virginia-based corporation, AmeriTrust Groupe, Inc., in a US Treasury account with Goldman Sachs and Company, which has been retaining and exploiting these funds illegally.”

「これらの信託資金はワンタ氏(元外交官でもあった)と、ヴァージニアにあるその信託会社の名前( AmeriTrust Groupe, Inc)がつけられたまま、財務省の持つゴールドマン=サックスにある口座に入れられてしまい、彼等はこのカネを保持しかつ搾取しています。」

つまり、ワンタ氏の信託しているカネが、いつのまにやら、財務省の口座に移転していたということらしい。


“Wanta literally blew the lid off the Illuminati's world wide banking scam, as well as providing detailed information about how Illiminati banksters with help from the Bush crime family and former President Clinton have already hijacked 752 billion dollars in what has been called by European investigators "the biggest bank heist in world history."

つまり、ワンタはイルミナティーの世界的な銀行詐欺のふたを吹っ飛ばした。彼は、欧州の捜査官Saba(スイスの組織犯罪専門官,後述)をして,世界史上最大の銀行による窃盗と言わしめたこの事件で、いかにしてイルミナティーの銀行家たちが,ブッシュ犯罪家族やクリントンらの助けを得て$752.5B(=$27.5Tの2.7%相当額。1Biilion=10億)をハイジャックしていたかを詳しく説明した、という。


で、Wanta went public with documentation that he and his financial group, Ameri-trust Inc., entered into a $4.5 trillion settlement ($1.5 trillion to immediately being placed in the Treasury for back taxes) with George W. Bush and Treasury Secretary, Henry M. Paulson.

つまり,この窃盗問題の解決のために、ワンタはポールソン財務省長官との間で,長官(やチェイニー副大統領)が$4.5T(約500兆円)解決金を支払う(そのうち、$1.5Tは税金として国庫に納入する)、との合意を米最高裁の二人の判事に加わってもらい、かつG8(サミット)の首脳たちにも公証してもらう形で、2006年7月、文書で取り交わしていた(the Wanta Settlement)ことを公表したのだという。なぜ盗まれた全額$27.5T ではなく$4.5Tとなったかといえば,全額を回収となると,巨大金額過ぎて,世界の金融システムが破綻するからという金融筋側の理由だったという。

この合意文書の内容は以下。http://www.arcticbeacon.com/22-July-2006.htmlにおいてStoryの以下の記事が引用されている。__________

1. Pay 35% tax direct to the Treasury, amounting to $1,575,000,000,000 prepaid.

2. Pay 6% state tax to the State of Virginia amounting to approximately $270,000,000,000 prepaid.

3. Generate windfall tax payments to the US Treasury worth at least $96 billion per banking day.

4. Generate secondary tax windfalls arising from related financial transactions by US counter-parties and others worth at least the same amount again, so that total daily tax windfalls accruing to the Treasury/Internal Revenue Service will aggregate an estimated $200 billion per banking day [3 + 4].

5. As a consequence, rehabilitate the US Federal Government's finances, reversing the decades of financial decadence, and providing resources for infrastructure and other projects, tax reductions (including a possible outright abolition of Inheritance Tax, and income and corporate tax cuts), plus additional resources for the vulnerable segments of society.

ーーーーーーーーーーーーーーーー訳省略

この合意がなされた段階では、$4.5Tのカネは連銀がこれを財務省に戻らせないよう妨害していたため、ヴァージニア州リッチモンドのバンクオブアメリカに保管されていたという。


ところが、12月に至もそのカネが財務省に入った形跡がまったくないという状態が続いており,国際金融の世界ではブッシュ政権が,この合意違反をしているというこの話がよく知られていた環境にあったという。

ワンタ側(彼と信託の会社AmeriTrust Groupe, Incの コッテル=Michael C. Cottrell,)によると、ポールソン財務長官とチェイニー大統領側が、盗んだカネを複数の米国とドイツの銀行を中心に入れ(つまり資金洗浄だろう)、彼等の一味の銀行のネットワークに入れてしまったという。以下の銀行に、カネは入ったという。
Christopher Storyの冒頭の記事から抜粋。
彼の定期刊行物、International Currency review, Volume 31, Numbers 3 & 4 [480 pages]. からの情報だという。ワンタの信託組織Ameri-trust名義で以下の銀行に分散され預金されているという。

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INTERNATIONAL BANKS HOLDING AMBASSADOR WANTA’S ASSETS

In case the massive proportions of the problem collectively facing banks that have been using Ambassador Leo Wanta’s base $27.5 trillion to stay afloat is not yet sufficiently well understood, we conclude with a repeat of the list of banks holding Wanta assets, taken from our posting dated 26th October 2006. This list is compiled from the list of banks and Wanta financial transactions to be found on pages 306-309 of International Currency review, Volume 31, Numbers 3 & 4 [480 pages]. The relevant banking etc documents are reproduced on pages 310 to 430.

AB Invest [Avenue Banque]
ABN-AMRO Bank N.V., Amsterdam,
Agape Holdings, Ltd, Barbados
Agricultural Bank of China
Algemene Spaar-en Lufrentenkas
Algemene Spaar-en Lufrentenkas/ASLK Bank
Altalanos Eriekforgalmi Bank Rt (AEB RT)
Amsouth Bank, N.A
Amur Commercial Bank, Moscow
Anglo Manx Bank Limited
Arab Jordan Investment Bank
Australia & New Zealand Banking Group Limited, Melbourne
Bacob Savings Bank, Borgerhout, Belgium
Banca di Roma, Rome
Banca Nazionale del Lavoro
Banco Ambrosiano Veneto
Banco Espanol de Credito, S.A., Madrid
Banco Espirito Santo e Comerciale de Lisboa, Lisbon
Banco Exterior de Espana, Madrid
Banco Hispano Americano
Bangko Sentral ng Pilipinas
Bank ‘UKRAINA’, Kiev, Ukraine
Bank Bruxelles Lambert
Bank Crozier Limited, Grenada [closed down, money stolen]
Bank Dumesnil, Geneva
Bank for Foreign Economic Affairs of the USSR, Moscow
Bank of America
Bank of America International, New York
Bank of America, Milan
Bank of America, Newport Beach, CA
Bank of America, Vienna, Austria
Bank of China
Bank of New York, New York
Bank of Tokyo-Mitsubishi, Ltd, Tokyo
Bank Union de Cre´dit
Bankers Trust GmbH, Frankfurt
Banque Nationale de Paris
Banque Paribas (Luxembourg) S.A
Banque SCS ALLIANCE Geneva
Banque Suisse de Cre´dit et de De´po^ts, Zu¨rich
Barclays Bank, Hanover Square, London
CBI-TDB Union Bancaire Prive´e, Geneva
Chase Manhattan Bank N.A., London,
Chase Manhattan Bank, Milan
Chase Manhattan Bank, New York
Chase Manhattan Bank, Vienna
Chemical Bank of New York
Citibank − Frankfurt
Citibank − Geneva
Citibank − Los Angeles
Citibank − Milan
Citibank − New York
Citibank − Singapore
Citibank − Tokyo
Citibank − Vienna, Austria
Citibank, N.A., Philippines
Citicorp/Citibank
Citicorp/Citibank, London, Painewebber, Inc
Clydesdale Bank Plc
Commercial Bank ‘Moldova-Agroindbank’, S.A., Kishinev
Coutts Bank (Switzerland) Ltd
Coutts Bank, London
Cre´dit Lynonnais Bank Nederland NV, Amsterdam
Cre´dit Suisse Bank
Cre´dit Suisse Bank, Geneva
Cre´dit Suisse Bank, Lausanne
Cre´dit Suisse First Boston, Zu¨rich
Credobank (Commercial Bank)
DBS Bank/Development Bank of Singapore: This bank was closed down by the Singapore authorities and $70 billion belonging to/controlled by Ambassador Wanta was stolen in the process.
Dean Witter Reynolds
Den Norske Bank AS, Oslo
Deutsche Bank, Du¨sseldorf
Dresdner Bank, Frankfurt
Faroe Investments
FIDENAS AG, Zu¨rich, Switzerland
Ge´ne´rale de Banque
Gosbank, USSR
Handels Bank AG, Zu¨rich
Handelsbank Natwest, Zu¨rich
Hansabank, Talinn, Estonia
Joint Stock Bank ‘Kazkommertsbank’, Almaty
Jugobanka D.D
Lloyds Bank Plc
Lloyds Bank Plc, Aylesbury, Buckinghamshire
[funds placed in the personal name of Jan Morton Heger]
Manufacturers Hanover Corporation/Mantrust
Marshall and Ilsley Bank
Merita Bank, Helsinki
Merrill Lynch Inc
Midland Bank Plc, London
Morgan Guaranty & Trust Bank, New York
Morgan Stanley and Co, New York
Morgan Stanley Asia Ltd, Hong Kong
Moscow Cooperative Bank 'Partner' Bank
Moscow Narodny Bank Ltd, Singapore
Mosstrolbank, AmeriTrust Corporation Inc.
National Bank for Foreign Economic Activity of the Republic of Uzbekistan, Tashkent,
National Westminster Bank
National Westminster Bank of New Jersey
National Westminster Bank Plc., Herne Bay, Kent
Nomura Singapore Limited
Nordbanken AB, Stockholm
Northern Trust International Banking Corporation
Norwest Bank, N.A
Ost-West Handelsbank, Frankfurt
Painewebber, Inc
Paribas (Suisse) S.A., Geneva
Philadelphia International Bank
Prudential Securities, New York
Raffeisen Zentralbank Osterreich, Vienna
Raffeisenbank Appenzell
Rafffeisen Zentralbank Osterreich AG [RBZ], Singapore
Relvnesheconombank, Minsk
Rigas Komerc Banka, Riga, Latvia
Royal Bank of Scotland Plc
Royal Trust Bank
Sanwa Bank Limited
Sanwa Bank Lt, Du¨sseldorf
Schweizerische Bankgesellshaft /Union Bank of Switzerland
Security Pacific Asia Bank, Ltd
Shearson Lehman Hutton Inc., Denver
Socie´te´ Ge´ne´rale, Paris
Socie´te´ Ge´ne´rale, Riga, Latvia
Southwest Securities, Inc
Standard Chartered Bank, Philippines
State Bank for Foreign Economic Affairs for Turkmenistan
Status-Credit Bank, Moscow
Swiss Banking Corporation
Swiss Volksbank, Zu¨rich
Texas Commerce Bank, Dallas
Toronto Dominion Bank
Unibank A.S., Copenhagen
Union Bank of Switzerland, Geneva
Union Bank of Switzerland, Zu¨rich
Vilniaus Bank AS, AB, Vilnius, Lithuania
Volksbank, Bonn, Germany
Volksbank, Offerdingen, Germany
Westdeutsche Landesbank, Du¨sseldorf, Germany
Zentralsparkasse und Kommerzialbank, Vienna.

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"Paulson and Bush have proved to be nothing more than thieves guilty of treason for purposely bringing down the American economy," said Cottrell in an extended conversation Monday from his East Coast home. "The dollar is tanking and it is directly related to the thievery of trillions of this off shore money.”
「ポールソンとブッシュはアメリカ経済を意図的に崩壊させるつもりの国家反逆罪的な泥棒を行っていることが証明された。」とこの月曜日(2006年12月25日)米東岸への電話取材でコッテルが答えたという。彼によれば,「ドルはよれよれ状態になっているが、それは、このオフショアマネーが盗まれたことと関係がある」というのだそうだ。

"The country is about to experience the worst financial nightmare since the 1920s. The economy is tanking because of the idiocy of Bush and Paulson. By Jan. 1 2007, you will see heavy mortgage defaults as prices skyrocket since the dollar has no value.”
アメリカは1920年代以降最悪の悪夢を経験しようとしている。経済がよれよれなのは、ブッシュとポールソンの白痴(この単語がワードのワープロからおそらく差別語としてだろうが除去されているが,この判断は間違っている)による。ドルの価値がゼロになり物価が天井知らずにあがることで、2007年1月1日までに重いモーゲージのデフォルトが起きるだろう。」といったという。

"These criminals in power are stealing the cash and without the war in Iraq they have no way to mask their thievery. All I can say is we are doing everything in our power to secure the $4.5 trillion for the betterment of the American people before it's too late. These traitorous acts by Bush, Paulson and others deserve strong and decisive action and this is exactly what we are trying to do."

「これらの権力犯罪は現金を盗み,イラク戦争なしには,この泥棒行為を隠すことはできなかった(戦争行為が隠れ蓑、陽動作戦がわりにもなったといいたいようだ)。私がいえることは、遅すぎる前に、われわれは持てる力のすべてを使って、$4.5Tを確保し、それをアメリカ国民の生活向上に振り向けたいと考えている。ブッシュやポールソンらによるこうした国家的裏切り行為は強く決定的な制裁に値するものであり、これこそがわれわれのしようとしていることなのだ。」このように電話インタビューで答えていた矢先に、ポールソン長官が逮捕される事件が起きた流れになる。

Storyの同記事によれば

“8. COLLECTIVELY, THESE DEVELOPMENTS REFLECT THE ANXIETY OF THE GROUP OF EIGHT [G-8] COUNTRIES TO STRAIGHTEN OUT THE CATASTROPHIC MESS THAT MR PAULSON ET AL HAVE CREATED, GIVEN THAT THEIR FINANCIAL OPERATIONS HAVE (AS WE PREDICTED) NOW BROUGHT THE INTERNATIONAL FINANCIAL SYSTEM TO THE BRINK OF MELTDOWN.”
つまり、サミットG8の首脳も固唾をのんで展開を見守っているが,理由は,ポールソン長官の作ったこの混乱が,国際金融システムをメルトダウンし、カタストロフィックな結果を生む可能性があるとみているからだという。この事態に備えて,以下のように欧州各国当局は危機管理体制に入ったという(ドル崩壊にユーロも共倒れするリスクのヘッジ)。独仏オランダ政府はそれぞれの旧各国紙幣を中央銀行、市中銀行に流通させ始めたという。

“EUROPEAN NATIONAL CURRENCY REVIVAL GATHERS SPEED

One crucial by-product of this crisis, too, is that, as was exclusively reported in our previous posting, both France and Germany have started distributing pre-stored national banknotes (denominated in French francs and deutschemarks) to their respective central banks and leading commercial banks.

The Dutch authorities are now in the process of reintroducing Dutch guilder banknotes. We are also hearing unconfirmed reports of other EU countries introducing national banknotes, as the EU Governments hedge their bets against their Collective Currency experiment, the days of which are clearly numbered.”

また彼によると、ポールソン、チェイニーは二つの選択肢しかない、としていた。
15年かまたはそれ以上の懲役刑、または、それがいやなら、$4.5Tの金額を合意どおり支払った上で,長官を首になるか,辞職すること,場合によってはさらに12ヶ月間の軟禁もありうるという記述だった(判決は上述)

“4. THIS IS THE BIGGEST OFFICIAL FINANCIAL SCANDAL IN AMERICAN AND WORLD HISTORY. THE SUBPOENAED OFFICIALS (HENRY M. PAULSON AND RICHARD CHENEY) NOW HAVE THE FOLLOWING STRAIGHTFORWARD CHOICE:

● GO TO JAIL FOR AS MUCH AS 15 YEARS, POSSIBLY LONGER.

● RESTORE THE STOLEN FUNDS/PAY THE WANTA $4.5 TRILLION OVER WHICH PAULSON EXERCISES PERSONAL SOLE CONTROL AS PREVIOUSLY REPORTED, AND BE DISMISSED OR STEP DOWN FROM OFFICE. THERE MAY FURTHER BE A PROVISION FOR PAULSON TO BE HELD FOR 12 MONTHS UNDER HOUSE ARREST.”

Greg Syzmanskiによると
“Wanta and Cottrell have been unable to penetrate a media and Congressional black out on the massive theft by three presidential administrations, indicating both entities remain firmly in the pocket of the Vatican-led New World Order.”
つまり、ワンタとコッテルはこの3代の大統領による巨額窃盗の問題をメディアや議会に知らせても知らないふりをしているため非常に困難があるとした上で、メディアや議会は,バチカンに率いられたNWO(新世界秩序)のポケットの中に強くあると示唆した、という。
ワンタ側は,バチカンネットワークにカネを全額持って行かれたとしている模様だ。

http://www.apfn.org/apfn/wanta.htm

ようするに、本来アメリカ国民の資産であり,そのカネがあれば、財政赤字を解消し,健全な経済運営にもって行けるだけの超巨額なカネが,米国政権を救うバチカンー銀行家の悪漢ネットワークに横取りされたという構図だ、というのだ。
ワンタの訴えは、Federal Reserve Bankつまり米国中央銀行についての法律を変えよ、という。さもなければアメリカ国民の資産が、このような勢力に横取りされている、という。

今回の逮捕劇は米国中央銀行の崩壊も導く可能性がある、とストーリーは指摘。
http://www.rumormillnews.com/cgi-bin/forum.cgi?noframes;read=97439

あわせて、最近ブッシュ(子)家がパラグアイの米軍基地のそばに20万エーカーという巨大な土地を買ったばかりだが,逃亡を考えている可能性があるという。しかもその土地は文鮮明の持つ土地と隣接しているという。以下を呼んでほしい。

“28 December: Additional amounts of dollar funds are stated by investigators to be in place ready to be paid out via Citibank to bank accounts in Paraguay, held in the names of current US holders of high office. This gives credence to detailed reports which have been circulating for many weeks, concerning the purchase by Bush family interests of a 100,000 acre property in Paraguay, which is conveniently located adjacent to a US military installation, the Mariscal Estigarribia Air Base to which US Special Forces have access, and where US military assets are based. It is also adjacent to a huge tract of land purchased by Sun Myung Moon which sits astride the Guarani aquifer, the largest in Latin America.

This 'inside financial information' suggests that the 'Paraguay option' is now being geared up for realisation, so that the Bush Family (real name of George Bush Sr.: Scherff) can escape. Before the emergence of this information, we were reluctant to incorporate this dimension into our blow-by-blow reports on this millennial crisis. But it now seems more than likely that, having ransacked all possible funds, these crooks have prepared for themselves a heavily defended bolt-hole. This seems extremely stupid, given that a US Government of a different persuasion would, in such circumstances, be perfectly entitled to invade Paraguay to seize the criminals and bring them to trial, as well as to procure access to their stolen assets."


この話のすごいところは、まず、米財務省という一国の財務担当省が諜報機関(FBI,CIAなど)と組み、ソ連のような大国の通貨を弱体させるオペレーション,通貨戦争を平気でやっていることだ(ワンタのオペレーション)。そして、そのオペレーションで天文学的なカネを儲け、それをレーガンや最高裁のように、国民の資産である、と平気で言ってのける点だ。まず,これをどう理解していいのか。ソ連を倒すためには手段は選ばないということ、倫理的な問題は考えないでいいのか。

で、輪をかけてすごいのが,これを丸ごと,権力エリートネットワーク(イルミナティー)がいわば白昼堂々かっぱらっていること,ごっつあんしている点だ。

そして、中央銀行を通じて、国民財産の泥棒がルーティーンとしてなされているらしいことだ。

また、最高裁判事二人の公証する解決合意書(the Wanta Settlement)
がGB首脳公認で存在しているというのも、不思議な感覚に陥る。

そして、今回、財務長官が国際司法裁判所の召喚状によりドイツで逮捕された。一定の正義が働いているのか、それとも国際司法裁判所を通じてそれを取り返そうとする別の勢力がいるのか不明だ。ハリウッド映画を超えた映画をている錯覚に陥る。

以前の投稿で、北朝鮮の核実験騒ぎは、実は、金正日に小遣いをつかませ、核実験のお芝居をさせ、世界がそちらに注目しているどさくさに、ワンタがらみの資金処理をしているというTomHeneganの報道記事を紹介した。北朝鮮が核を分裂させた科学的証拠が結局出てこないままなのであり、こんな裏取引と情報操作があったとしても、妙にリアルに思えてくる。金正日というのは、われわれに与えられたイメージとは異なり,相当落ち着いていた功利さで,ブッシュ父側に借りを作って,自分の立場を安泰にしているのではないか。やはり北核実験物語はワンタ事件がらみの陽動作戦か。

それにしても、仮にも、ひとつは3000兆円ごっつあんの陽動作戦としてイラク侵略をしていたとなると、もう,ああ、言葉が出ない。超巨大サタニックカルトの連中の感受性や世界観は理解が出来ない。言語を絶している。


今後、チェイニー副大統領がアメリカを出ると,同じ召喚状により逮捕されるのか。ブッシュ政権は今後どう出るのか。

ポールソン財務長官の逮捕が事実か、早急に裏取りを願いたい。
その真実は措くとしても,ワンタの信託会社の代表者によると、この解決合意書の500兆円相当額がただちに国庫に入らないと、アメリカ経済が破綻する切迫した事態にあるという。


阿修羅としては、ワンタ事件を研究しておくことで、国際政治経済のリアルな動き,裏の動きを理解する助けになると思うがいかがだろう。


ワンタ、クリストファー=ストーリー、マイケル=コッテル(信託会社)らのインタビュー録音を以下で聞くことが出来る。クリストファーのインタビュー記事を聞いて,本人の書くものよりクリアーだった,驚くべき話の内容だった、と掲載者。ワンタ本人の数時間分のインタビューで、驚くべき事件の真相と全貌が非常に詳しく説明されていると思われ、わたしが今疑問に思っている点もほとんど明らかにされているだろう。

http://www.rumormillnews.com/cgi-bin/forum.cgi?read=97419

ーーーーー引用開始ーーーーー
Leo Wanta interview - 2 hours in 2 parts:
http://mp3.rbnlive.com/Greg/0603/20060323_Thu_Greg1.mp3

http://mp3.rbnlive.com/Greg/0603/20060323_Thu_Greg2.mp3


Christopher Story interviews
I've just listened to part of the first one but it is very good. Somehow Story makes it clearer in person than he does in his writing. I am getting a much better understanding of this amazing affair from listening to these interviews.

http://mp3.rbnlive.com/Greg/0608/20060801_Tue_Greg.mp3

http://mp3.rbnlive.com/Greg/0608/20060814_Mon_Greg.mp3

http://mp3.rbnlive.com/Greg/0607/20060724_Mon_Greg.mp3


Michael C. Cottrell Interviews
http://mp3.rbnlive.com/Greg/0609/20060901_Fri_Greg.mp3

http://mp3.rbnlive.com/Greg/0607/20060727_Thu_Greg.mp3

Lenny Bloom talking about Wanta

http://mp3.rbnlive.com/Greg/0608/20060804_Fri_Greg.mp3
引用おしまいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

また彼等がいかなる方法論で,この泥棒をやってのけたのか、スイスの組織犯罪捜査官、Sabaの報告書が一部を詳しく説明している。ブッシュ父がこの錬金術の中心となり、オプスデイも利益に与っている,とある。これ以上時間の余裕が無いのでその部分の抜粋をしておわりたい。
http://www.arcticbeacon.com/4-Apr-2006.html

Here is a portion of Saba's article about what he calls the "biggest bank heist in world history."

THE STALINESQUE ANO CALIGULA-LIKE PURGE

In the meantime, the high-level crooks -- who are known to be most uneasy at the continuing leakage of information which threatens their exposure, and who, being indifferent to human life which they regard as expendable, have resorted to the ultimate sanction in innumerable cases -- have procured that dose on 500 operatives, lawyers and others have been ''taken down'' (liquidated, ''suicided'', placed under house arrest, jailed on trumped-up charges, or dismissed) in a Stalinesque purge of those considered a threat to the continued cover-up o! crimes referred to generically as the Iran-Contra scandal, which in fact covers a far widen spectrum of serial illegality than its name implies. It also covers ''legitimate'' intelligence Financial Warfare operations in which Leo Wanta was extensively involved, and its operational codename was the name of his primary Title 18, Section 6 corporation, New Republic/USA Financial Group, and its several affiliates.

One method that Leo Wanta says is being used to hide all trace of some of the original alleged embezzlements, is that stolen banking or 138 Treasury instruments are being used and re-used as collateral for bank loans. The effect of this ruse is to ensure that the original embezzled instrument is permanently in the custody of financial institutions, and thus beyond the scrutiny of the authorities -- not that this is likely, since, as Leo Wanta told your correspondent finally on 25th April, US Treasury officials are complicit in the vast cover-up operation which has continued ever since the main alleged embezzlements took place in the early 1990s.

2.7% OF $27.5 TRILLION, THANK YOU VERY MUCH

In the case of the unprecedented giga-funding operation on behalf of the Illuminati, which was presided over by President George W. Bush Sr., the crooks helped themselves and their friends -- including Opus Dei, via an entity calling itself the Francis X Driscoil Trust -- to 2.7% of the total intended giga-loan. namely $742.5 billion A new breakdown of how the allegedly embezzled funds were distributed was given on page 144 of the magazine, and is reproduced here on page 9.

When these alleged giga-embezzlements were taking place or had been spotted, the biggest crisis in the history of the international financial system developed. Specifically, given that the funds were to be paid out in US dollars, the transactions were all necessarily handled by the Federal Reserve, under the supervision and control of Dr Alan Greenspan. But although the giga-funding started in 1989, the transmission of funds from the Federal Reserve sudden ceased (we are not, in the available public domain documents, told to whom the funds were to have been transmitted, but the primary recipient was a nexus of accounts loosely referred to as the Global Security Fund, based in Belgium, which is traditionally the financial centre for the Illuminati, and Chicago, where some of the funds may subsequently have been intermingled in the vortex of the derivatives industry).


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「1:4:3:2の法則」・・(キャンベルの「概念化の水準」の4分類の分布)
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/133.html
投稿者 たけ(tk) 日時 2006 年 12 月 24 日 22:28:04: SjhUwzSd1dsNg

阿修羅の皆さんに頭に入れてもらったほうが良いと思うので紹介しておきます。

要するに、政治的課題に対する判断基準で人びとを分類してみると

1割のヒトは、抽象的概念を用いた評価を行っている。
4割のヒトは、自分の属する集団の利益で評価している。
3割のヒトは、付和雷同的にまわりの意見に流されて評価する。
2割のヒトは、判断できない。

ということのようです。実際の調査では端数がありますが、これを「1:4:3:2」というキリの良い数字にまとめて見ましたので、頭の隅にでも置いておいてください。

(水準A:11.5%→切り捨て→1割)
(水準B:42.x%→切り捨て→4割)
(水準C:24.x%→切り上げ→3割)
(水準D:22.5%→切り捨て→2割)

* 国や時代やテーマで異なってくると思うが、大まかな傾向としては似たようなものではないか? 

* 日本で同様の調査をしているかどうかなど、詳しい方がいらっしゃったら教えてください。

----

『政治行動の社会心理学』p.67-68 より

(政治的洗練度の分布に関する)もっとも代表的・古典的研究として頻繁に言及されるのは、キャンベルら(Campbel at al., 1960)による『The Amerikan Voter』のなかで展開された「概念化の水準(levels of conceptialization)」に関する議論です。

彼らは1956年の面接調査の対象者に政党(共和党、民主党)と大統領候補(スティーブンソン、アイゼンハワー)の好き嫌いをたずね、自由回答の内容によって対象者の概念化の水準を次の4水準に分類しています。まず、もっとも高位にあるのが

水準Aの「イデオロギー」。抽象的概念を用いた評価を行っている層です。(のちに「イデオローグ」ともよばれます)。次の

水準Bは「集団的利益」とよばれます。具体的で短期的な集団利益による評価を行っている層です。この下に位置する

水準Cは「時勢(nature of the times)」とよばれます。時勢の善し悪しや争点に関するシンプルな回答をよせる層です。最後に、もっとも下位におかれているのが

水準Dの「争点内容欠如」です。文字通り争点に関連する判断の認められない層です。

・・

調査結果によれば、各水準の割合はABCDの順に

(水準A):11.5%
(水準B):42%
(水準C):24%
(水準D):22.5%

でした。

----


多様な価値観の存在を認める法制度の存在・確立は人類にとって至上命題の一つと思いますが皆さんどう思われますか?
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/117.html
投稿者 heart 日時 2006 年 12 月 23 日 11:52:33: QS3iy8SiOaheU

下記は、「多様な価値観の存在を認める法制度と、特定のイデオロギーの持つ問題点を訴えていくことが必要」と題して私が如往さんにレスしたものからの抜粋です。
-------------------------------------
教育基本法改悪問題については、イデオロギーの問題なんだろうかと思って悩むことも時々あります。
「右」の人にとっては、改悪によって国心が国民に植え付けられることになること、また、「公」が個人の心の中にまで踏み込んでくることも、喜ばしいのかもしれない、と。
権力者だから国心や個人の心の中にまで踏み込んで統制を強めることを是としているというわけでなく、右の人にとってはそれが人の理想の姿なのだろうか、と。
最近一番ショックだったのは、佐伯啓思という「成長経済の終焉―資本主義の限界と「豊かさ」の再定義」を書いている人が、「拒否できない日本」の著者 関岡英之らとの対談で、教育基本法に国心を盛り込んで「改正」することに賛成、といったことを言っているのを目にしたことです。(国心以外の点についてどう言っていたかはチェックしていません)
いずれの人も小泉には批判的な人たちであり、好感を持ってきただけに、驚きました。

しかし、たとえ彼らのイデオロギーの存在を認めるとしても(というか恐らくどんなイデオロギーであっても存在自体を否定することは許されない)、それが戦争につながっていくだろうと思うと、やはりそのイデオロギーが日本全体(日本に限らずですが)に普及していくことは、止めなければならないと思いました。

また、教育基本法の改悪により、右でない立場の人たちは右の立場を合法的に押し付けられることになります
(正確には、憲法違反なのでまだ非合法。しかし、この法律が存在しているということは合憲なんだ、という論理、つまり、小泉が、自衛隊がいるから非戦闘地域なんだ、といった論理と似た論理がまかりとおっているのが、現状、もっと言えば戦後ずっと続いてきたことなのだろうと思います)。

自分の良心、内心に反する行動を強制される人は、もはや自由ではありません。
(内心の自由と行動を切り離して考えたら内心の自由は成立し得ないといったことを、根田祥一という人が「この国に思想・良心・信教の自由はあるのですか」という本の中で書いていました)
その時点で、憲法に保障された内心の自由は破られています。人によってはそれは、肉体的にも病気になるほどの苦痛でさえあるようです。

そんな状況は、どのイデオロギーの人にとっても、許せないはずだと思うのです、人間として。

そういう状況を起こらせないためには、やはり、多様な価値観を認めるような法・社会でなければダメだと思った、という次第です。


また、
個人的に、また自分の中で社会的に考えても認められないイデオロギーは存在する、
しかし、
イデオロギー対立による被・統治者の分断というのが、権力者の使ってきた手口でもある。

ここらへんに折り合いをつけるためには、多様な価値観の存在を認めるような法制度(今の憲法の基本的人権が改悪あるいは下位立法によって骨抜きにされないこと)の必要性について、右派、左派、中道すべての人に訴えかけていくこと、
そして、ある種のイデオロギーの持つ危険性をわかってもらうこと(左派のイデオロギーにも何らかの問題はあるのでしょうけど)、
この二つを実践することが必要だと思います。

そうすることによって、幅広い連帯が可能になるのではないかと夢想しています。


>“強制”に対するダイレクトな反対(抵抗)運動こそが名も無き民にとっては自らのレーゾン-デートルの煌きを放つための唯一の方途となるかも知れないのです。

抵抗することが存在意義、というのは少し違和感を感じたのですが、
今の私を考えるとそういう状態かもしれません(笑)

生とは何かという問題にも通じてくるのでしょうが、
抵抗を無事成功させてよりよい社会を作り、その社会の中で家族や友人とともに幸せに生きること、ただそこに存在することに意義が感じられるような社会状況になることが理想のように思います。

(略)

(以上、http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/679.htmlより)

========================================================================

≪関連投稿≫

基本的人権、自由ということについては、立場の違いを超えて連携できるはずだし、そうすべきである。
http://www.asyura2.com/0601/dispute24/msg/658.html
投稿者 heart 日時 2006 年 11 月 04 日 23:50:55: QS3iy8SiOaheU


思想的考察7 :フィリピンへの道
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/112.html
投稿者 影の闇 日時 2006 年 12 月 21 日 00:15:41: HiXvZf/FmwPNU

もし<近代>が何がしかの希望を人に与え得るものであったら、以上の事は起こら
ないか、起こっても何らかの修復作用が代わりに働いたかも知れません。
これらの事は、<近代>が、最早、人々に如何なる夢や可能性ももたらすことはない、
ということを示唆しているのでしょう。

80年代に始まったサッチャー・レーガンの所謂「新自由主義」なるものは、従って
、それらを予防的に覆い隠すと共に、<近代(化)>を再強化する<白色革命>の
意味であったことは明らかです。
 そしてそういった動きに対しての大衆の反応を示してるのが「フィリピン・パブ」
だと言ったら、驚かれるでしょうか?

 
民族的心性と言うのか?それとも今風に”DNAレベル”でと言えばいいのか?
書家の石川九楊氏によれば、我々日本人には、「北」と「南」の方位について、
ハッキリと異なる、それぞれ次の二つの志向性を持ってるようです。

北...捲土重来、或いはもう一度やり直す
南...始原に帰る

そういえば、70年代の”若者の挫折”の頃、旅先とか流行った歌は”北国..”とか
北海道を舞台にしたのが異常に多いことを気付きますし、「サッチャー・レーガン
革命」に始まる80年代の風俗現象は逆に「南へ」のモノが目立ちます。
80年代最大のスターだった松田聖子が歌って大ヒットしたのが「青いサンゴ礁」、
70年代最大のスターだった山口百恵が歌った「いい日旅立ち」が北をイメージした
にとは対照的でした。

つまり、こういうことは言えないでしょうか?
「新自由主義」による<近代化>の再強制への、大衆の反発乃至は違和の表明、
そういったものが本能的に選び取った、或いは志向したのが、今日の「沖縄ブーム」
まで続く、80年代以降の様々な「南の島へ」イメージの風俗現象だった、と。
都市のど真ん中にある渋谷に「南洋の土人」を想わす”ガングロ”のコギャルの
出現も然り、そうしてharuさん馴染みの???フィリピン・パブも...

80年代以降に繰り返した「教育改革」や「政治改革」が全て失敗した理由も
この大衆の奥深い処から沸き起こってる「全てをチャラにして、始原に帰りたい」
という欲求の表れ、と見ることは出来ないでしょうか?
もとよりそれは、「日本人らしさ」の喪失をも裏書きする、我々にとっては真の危機
を意味してることも間違いはないのですが。


思想的考察6 :我々は皆アメリカ人ー但し不能性として
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/111.html
投稿者 影の闇 日時 2006 年 12 月 21 日 00:12:35: HiXvZf/FmwPNU

書き込みの制限回数が有るようですね。
昨日に引き続いてのものですー


「アメリカ人」の問題とは何か? <近代人>の定義を見て下さい。
(伝統なり旧弊に囚われず)自分で考え、判断し、行動する、という極めてパーソナ
ルな<人間観>=<自由で自立した個人>
「建国の理念」の根幹にある<人間像>からいって、このような定義に最も当て嵌まる
のが「アメリカ人」でしょう。 言うならば<近代人>の栄光と悲惨は限り無くアメ
リカ人のそれと近付いてくるのです、その致命的な欠陥も!
ーもう一度<近代人>の定義を見て下さい。 あらゆる世代の内で、その定義に最も
フィットするのは、又その幻想に取り憑かれるのは<若者>でしょう。
アメリカが若者に断然人気が有り、また「若い国」と言われるのは、社会を動かす
原理が若者に最も適合的だからだと思うのです。
とすると、この「長所」は同時に「欠点」にも成り得ます。 <近代人>=若者と
なり、<近代化>が強まる程それ以外の層(像)が駆逐されて行くことになるから
です。 こうして、この問題はアメリカの覇権確立と殆ど同時に顕在化し(50年代
アメリカ)、その後全世界に波及していったのですが、こうした若者の自己主張、そ
れは「大人社会」への反抗という形を取り、同時に戦後文化の特徴となったのでした。(勿論その背景にあるものは、ヨーロッパの(文化的)権威の失墜であることは言う
までもありませんが)

「理由なき反抗」「大人は分ってくれない」「怒れる若者」etc..
50年代から60年代にかけて人口に膾炙したこれらの映画のタイトルやジャーナリ
スティックなテーマを観ただけでも、時代の主調低音は理解出来るでしょう。

それが頂点に達したのが60年代末、フランス「五月革命」を頂点とする「スチュー
デント・パワー」、全世界的な「若者の反乱」でした。 それは今述べた意味である
種の「文化革命」の様相を呈し、折から泥沼化していたベトナム戦争とリンケージ
することで、巨大な反体制運動に成っていったのです。 こうしてみると、70年代
半ばの「ニクソン大統領失脚」は、彼の国では、普通言われるよりも遥かに深い意味
を持っていたのかも知れません。 無意識レベルでの、「国王追放」と同じ効果を
与える、擬似革命のような。 そして日本の場合は更にススんで、明らかに地方
(農村)代表のように君臨していた田中角栄氏の追放は、体制側(都市側)から仕掛
けられたカウンター革命の要素があったように思います。  如何にも「直系家族」
の長のような、そう言えばこの人程”オヤジ”という言葉が似合った政治家も居なか
ったような...

そうして、70年代のこうした様々な「大人の権威の失墜」とともに、若者の反抗も
消失していき、権威を失った社会(タガの外れた社会)はそのままアノミー(無規範
社会)へ、ずるずるススんで行ったわけです。 


思想的考察5 : 状況へー果たして、歴史は繰り返すのか?
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/108.html
投稿者 影の闇 日時 2006 年 12 月 20 日 00:08:51: HiXvZf/FmwPNU


結論から言えば、それは無いと思います。 或いは、マルクスに倣って、(もし有る
としたら)2度目はファウルス(笑劇)と言って置きましょう。

何故なら、1度目を可能ならしめた諸条件は最早喪われており、従って出来ることは、
精々、その振り(ポーズ)を示す、即ち示威行為(デモンストレーション)に止まる
だろうから、また仮に本気モードに突入した場合、国家戦略の不在、主体(国家意志)
の不在、更には米戦略との齟齬等、「日米安保体制」の虚構そのものが一気に露呈し
て仕舞い、その事が反って日本国家の喜劇的な在り様(アメリカの単なるパシリ)を
白日の下に晒すことになるからです。

「日米安保体制」を成立させるに当たって<冷戦>は欠かすことは出来ないわけです
が、氷が融けて水になったとしてもその本質(H2O)は変わらないように、「冷戦体制」
が解けても続く「日米安保体制」ーその本質は「占領体制」だったということです。
 有り体に言えば、日本は「成功したイラク」だったのです。

では何故、これ程までに、イラクと彼我の違いが有るのか?
それこそが「対テロ戦争」の本質に関ることであり、アメリカについては別個に論じ
るので端折りますが、日本について言えば、そこにあるものこそこの「脱亜入欧路線」
、要するに欧米の仲間入りをすることだったのです。 そうしてこの「仲間入り」は
都市民化による文化的矜持(日本人としての誇り)を失っているが故に、容易に、
身も心も「脱亜入欧」ーその戦後版である対米一辺倒ー要するに「アメリカ人の仲間」
になることに繋がっていったのであり、また「日米安保体制」を裏側から支える元に
もなった、と思われます。
こうして、大量の擬似「アメリカ人」が生み出され、それと共にこの「アメリカ人」
の問題が日本に遍在することにもなったのです。


思想的考察4 :所謂「教育改革」についてー状況から
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/107.html
投稿者 影の闇 日時 2006 年 12 月 20 日 00:04:30: HiXvZf/FmwPNU

デュルケームは、<アノミー>を避ける方途として、学校の役割を極めて重要視しま
したが、「政治改革」と歩を合わせるように、「教育改革」が国家の最重要の課題と
して、繰り返し浮上してくる理由もまたここに在ります。
そうして、学校の<近代化>の機能の復活・再生を通して国家の権能の復活・再生を
企図するー安倍政権の意図を「憲法改悪」(=戦争が出来る国家にする)の為の布石
と見做す向きも在りますが、それは明らかに一面的であり、本来の狙いは明治以来の
「近代化路線」の延長線上に全てを再編=再生させるーというところにあるのだと
思います。


また他方、「近代化路線」が「脱亜入欧」を意味するところから、アジアを改めて
<他者>として位置付けし直すー<他者>とは言語ゲームを共有出来ない存在という、
柄谷行人の定義に拠るとー「拉致問題」をキッカケに、朝野挙げての、異常・異様な
北朝鮮バッシングが展開される本当の理由は、最も近いはずの隣人を、話し合うこと
も、理解することも出来ない存在=<他者>として設定する(他者の究極の在り様が
《敵》であることは言うまでも無い)という処に在り、理論及び理屈、更には歴史の
経緯からいっても、やがてはここに中国や韓国が含まれて来るのは確実です。 
そしてこれに靖国神社の復権を重ね合わせると、確かに左派・リベラル諸氏が危惧する
可能性も無しとはしない。  事実、そういったアングルから観れば、昨今の北東
アジアの情勢は、100年余り前の、日清・日露戦争前夜の状況に似てないこともない
のです。

即ち、当時の覇権国家大英帝国をバック(日英同盟)にアジア(朝鮮半島・中国)更
にはロシアに向かっていったように、この間の日本の姿勢を、日米同盟をバックに
再びアジア或いはその他にも対しようとしている、とも読み取れるからです。
 そしてその延長線上に、米軍事戦略に迎合し、そのお先棒を担ぐことによって「同
盟国」としての地歩を固めるということで、当然、その中には軍事的なモノも想定さ
れ得ます。  
また「靖国問題」を巡る中国や韓国の過敏とも思える反応も、そういった事での、
日本の軍事的プレゼンスの増大に繋がるような要素は出来るだけ削いで置く、という
狙いにも読めます。 つまり中韓は、過去に拘っているのではなく、未来を危惧して
るということです。


思想的考察3 :ちょっぴりイリッチ風に
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/106.html
投稿者 影の闇 日時 2006 年 12 月 20 日 00:02:01: HiXvZf/FmwPNU


ところで、こうした<近代化>の問題を論じるに当って、学校という存在(機能)は
欠かすことは出来ないのです。
何故10年近く「義務教育」が在るのか?(最近は、高校まで義務にせよ、という意
見もありますが)ー言い換えれば、国家が国民に教育を強制するのか?ーという問題
を考えてみればいい。
これは、無論、近代国家がヒューマニティ溢れるからという事では全然無く、学校こ
そが<近代人>を創り出す装置だからです(もう1つは軍隊)。
そうして「教育問題」の本質は、かかる意味で、<近代人>を創り出すことが出来な
くなっている、というところにあります。 


60年代の大学(学園紛争)、70年代の高校(三無主義、落ちこぼれ、校内暴力)
、80年代の中学校(いじめ、不登校)、90年代の小学校(学級崩壊)。
見られる通り、ほぼ10年毎に、大学→高校→中学→小学と、教育のピラミッドの
頂点から底辺まで機能不全が拡大、深刻化し、”アトピー性”の「問題」が常態化
するようになっています。 

大学生が大学生らしくないと言われて久しいのですが、今や教師が教師らしくなく、
生徒が生徒らしくない、勿論公務員が公務員らしくなくなってもいる、そうして更に
又、大人が大人らしくなく、子供も子供らしくない(ついでに言えば、男が男らしく
なく、女も女らしくない)。
 このように、学校に止まらず、社会全体がデュルケームの云う<アノミー>
(無規範状態)を想わせるような事態に立ち至っているのです。


思想的考察2 :文明と文化
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/105.html
投稿者 影の闇 日時 2006 年 12 月 19 日 23:59:44: HiXvZf/FmwPNU

>日本人という個性は色褪せつつある

日本人らしさ、日本人の特色・特徴というのは、慣習に始まって、独特の物腰や仕草、
(立ち)振る舞い等、それらを総称して<文化>ということからして、上記の問いは
日本固有の文化を失いつつある、と言い換えてもいいかと思います。
そうして、似たような使われ方をする<文明>が都市にまつわる概念であるとする
なら、<文化>=cultureは耕す、栽培するという意味を語源に含むことで解かるよう
に農業、もっと言えば自然との関わり方(型)を示すものと思うのです。

とすると、<近代化>が不断の脱自然化のプロセスを言うことからして、これらの
問題は、自然との関係を失ったというところに求められるはずです。
であれば、これを歴史的、文明・文化史的観点から言うなら、この千数百年、我々を
支配して来た農耕文明(弥生文化)がいよいよ消滅の段階に入ったということでしょ
うが、問題は、だから、それに替わる近代(都市)文明が果たして(持続)可能な
のか?ということでなければならない。

そしてそれは、畢竟、<近代的人間像(人間観)>という一点に収斂して行きます。
(伝統なり旧弊に囚われず)自分で考え、判断し、行動する、という極めてパーソナ
ルな<人間観>=〔<自由で自立した個人>〕ー近代諸学もそれを基本に、又それに
応じた体系になっているのですがー結局はかかる人間観(像)の普遍妥当性なり有効
性という問題になっていくのだと思うのです。 
つまりそうした<近代人>がそれまでの伝統や慣習を克服していく過程ーそれが<近
代化>とことでもあり、そうした社会との葛藤・対立、取り分け冒頭で述べた「直系
家族」の場合、そうした伝統や慣習の体現者であった父との対立が極めてシンボリッ
クな意味を持って来る、という訳です。 成人したら別所帯になる絶対核家族では
そうした問題は起こらない、但し親が子供に優れた<近代人>に成るよう強いた場合
は別ーそのことを示すのが次の「教育の問題」です。


大人不在の思想的考察ーE.トッド流に : 「雑談」21からの転載
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/104.html
投稿者 影の闇 日時 2006 年 12 月 19 日 23:54:47: HiXvZf/FmwPNU

これはharuさんの雑談21「揺るぎない真理を持った大人が殆どいない。」へのレスを兼ねております。
内容からいってこちらかな?と思いましたので

=============================================================

実は少しタネ明かしをすれば、家族制度について、小生の念頭にあったのはE.トッド
の論考でした。 即ち、家族形態がその社会の支配的イデオロギーやシステムまでも
重大な影響を及ぼすといった考え方ですが、戦前までは多数派であったドイツと良く
似た家族形態(直系家族)ーそれは農村を主な基盤としますーは都市化と工業化の
進展によって、大都市を中心に、英米アングロ型(核家族)に取って代わった。
 その境目に起きたのがあの「大学紛争」だったと考えると、あの紛争の隠れたもう
1つの意味も見えてくるようですがね。
 三島由紀夫は、「大正教養主義(つまりドイツ教養主義)からの知識人の自惚れを
打ち砕いた」点を全共闘学生の「功績」に挙げましたが、その学生達とは、戦後格段
に進んだ核家族化、更には地方(農村)の「直系家族」から飛び出て来た者達でした。 
 そして、彼らによって70年代の”ニューファミリー”(という名の絶対核家族化)
が進行していったわけです。 その結果ー.というわけです。

 ライフスタイルを急激に変えることによるモラルや規律の崩壊とか混乱等を「ベド
ウィン化」と言ったりしますが、家族についても同じことが言えるのではないか? 
つまり、イジメにせよ教育にせよ、我々が直面する諸問題は、直接間接、この核家族
化に起因するところ大なのではないか?ということです。


但し、こういった捉え方は、一面では、運命論的、宿命論的な陥穽に陥り易い訳で、
例えばトッドは共産主義が何故ロシアや中国だったのか?という問いを、両者が
同じく「共同体家族」であったことに求めていますが、それは<必要条件>では
あっても<十分条件>ではない。 むしろ、その点では、共産主義(というより
マルクス主義といった方がいいと思いますが)登場の真因は日露戦争で日本に
負けたこと、と僕は思っております。


同じように、今回の問題も又、<近代化>に孕む問題こそが先行しているのであって、<近代化>を自明の前提にしちゃうとそのその本質(構造)は見えて来ないと思います。 では<近代化>の一体何が問題なのか?
 様々な論点が有りますが、主に次の二つが重要だし、論じてみたいと思います。
1つは<近代化>が明治以来の「文明化」(文明=civilization=都市民化)という
ことで<都市化>に孕む問題、もう一つはその<近代人>自体の問題(人間観)です。


中心にいると分かる、こんなこと、あんなこと
http://www.asyura2.com/0601/dispute23/msg/443.html
投稿者 オリハル 日時 2006 年 6 月 24 日 22:18:24: 3eVpHzO3Pti46

(回答先: Re: 戦争板・破産板の成果を元に、具体的な防衛戦略を描いていくことにする。問題点の列挙・ワンワールド・テロ促進 投稿者 如往 日時 2006 年 6 月 22 日 21:52:07)

如往様、こんにちは。

 実は、私も最近、乃依さんについて「そういえば…」と過去の記憶を想起しているのです。乃依さんは、私の事にとても「拘りのある方」のようだと思っています。というのは、以前、私は阿修羅内で「霊性と物質(肉体)性」「人格的努力と散漫」「善と悪」などの周辺事項について自身の経験からの自然的理解の内容を発言した事がありました(http://www.asyura.com/2002/bd19/msg/490.html)=(2002 年 8 月 23 日 23:22:12)。その後、阿修羅かどこかで、この発言を含むLOGへのリンク(http://oriharu.net/jlogbbsASH4.htm#fear)を(2003.10.17の直前に)含んだ発言をしました。直後に、「誰かが私に関してとても怖れている感情」がヒシヒシと伝わって来ました。その原因が阿修羅発言にあるとはまだ確定できない段階でナチュラル・スピリットの掲示板にその事を述べました(http://oriharu.net/jlogbbsNATUSPI1.htm#fear)=(2003/10/17(金)21:14 )。すると、驚いたことに、その後、乃依さんが発言されました(http://www.asyura2.com/0311/lunchbreak1/msg/119.html)=(2003 年 10 月 18 日 00:36:11)。この中で「恐るべき、科学哲学」という言葉が出て来ました。

 この繋がりで今回、如往さん御指摘のhttp://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/922.htmlへのリンクがあったのではないかと思いました。こんなことを、なぜ乃依さんでもない私が「解答」したのかと言いますと、実は、これだけではなく「全体像」があるので、それをここに示してみようと思った訳です。というのは、最近の乃依さんはヒートアップ(^^;しているような気がするからです。全体像の一環として、先ず如往さんの乃依さんへの質問に触れる形を取って導入部とさせていただきました訳です。

 乃依さんに関して最近気になることの2点目は、私が芸能人女性に送っていますレター(^^;の内容を乃依さんが知っている点です。すなわち、私は最近、前の仕事を辞めたので、このままでは当然、収入がヤバイので、金融の勉強をしていまして、自宅にパソコンでデイトレの道を模索しております、と、そういう事を書いた訳です。この部分に乃依さんは、ヒートアップしているように私には見えるんですが(^^;。というのは、久しぶりに私が発言しました(395.html:神に誓って今、始めて395の数字に気付いた(^^; )が、その直後に乃依さんが発言されまして(http://asyura2.com/0601/war81/msg/414.html)「経済面しか見ない人」と暗に私を匂わせている気がしていたのですが、こちらの御発言(http://asyura2.com/0601/dispute23/msg/439.html)でも「あなた個人の収入と、国家破綻のどちらを優先するつもりだ?」と迫って来ましたように思えます。勿論、私個人の収入を先ず確立しなきゃどうしようもない。これは物理的な制約というヤツです。それに、国家が破綻するなら破綻するでそれが歴史なのです。私が何をしたから/しなかったから世界がどうなるという怖れは、某フォーラムの時とは違い、もう持つ必要がなくなりましたから(某神霊のメッセージの本流がほぼ解明された為)。某チャネラーを含めた某フォーラムの運営の少数の人々は某神霊の言葉に影響される私を「支配的な立場から楽しんで」いましたね。もしかして、乃依さんは「あの頃の夢よ、もう一度」ということで、私の頭の上に立っているのでしょうか?(^^;

 例えば、最近も私の頭の上に立って指令を発しましたよね(http://asyura2.com/0601/kanri10/msg/770.html)。いや、別に「頭の上に立つ」事自体、それはそれで別に乃依さんの御自由ではあります。大して気になりませんから。これを例示しましたのは、偏に「あの頃の夢よ、もう一度」の可能性の例示として、なのです。

 確かに、乃依さんは私を「忙しくさせたい」のか何なのか、何かさせたい様子なのです(http://asyura2.com/0601/idletalk17/msg/460.html)。

 他に、私が芸能人女性に送るレターの内容を阿修羅上に「明らかに示した」人がいます。デラシネさんです。彼のこの発言(http://asyura2.com/0601/asia4/msg/189.html)の写真は、私のそのレターの内容から出てきたものだと私には分かります。デラシネさんは密かに、私のレターを「知っているよ」と示したのだろうと思います。

 乃依さんは以前から、私には気を使っていました。私が太田龍という人を知り、彼の発言を真に受けていた初期の頃、このような発言(http://www.asyura2.com/0311/bd31/msg/322.html)で知らせてくれたりもしました。

 他に、私があっしらさんの御発言にコメントしても、何故かあっしらさんが私をシカトしているのを不審に思っていると、その理由まで説明してくれた事がありました。あっしらさん(や、エンセンさん)+乃依さん+デラシネさん+花将軍さん(http://asyura2.com/0601/kanri10/msg/634.html)などの横の繋がりが気になるところです。私の芸能人宛のレターは、何故か皆で「危ない、危ない」といまだに言いながら、政治家や警察に流れている可能性がほぼ100%である事を私は認識しています。ということは、警察官と結婚した某チャネラーの周辺の人の可能性も高いし、あるいは、あっしらさんなど、政治家周辺の人も密かに読んでいるのかも知れませんね。だから私との直接の対話を避けていたという可能性も考えられてしまうので、すかさず、乃依さんが私に「説明」を与えたという説も成り立ちそうです。でも、何故、乃依さんは、あっしらさんの発想に関して「説明する」などという、まるで身近な友人であり、横の繋がりを持っているかのような反応があったのでしょうかね?

 乃依さんが私の個人情報を知っている状況証拠は他にもあります。実は、今回、乃依さんが、私のデイトレ進路に対する発言が“ヒートアップ”(楽しいなぁ^^;)しているように見えますが、乃依さんのこの種の命令傾向(私の“プライバシー情報”に関連し、それを“禁止発言”をなさること)は前から(某フォーラム時代から?)あったのです。仕事を辞めてから私は「ゲーム屋でもやろうかな」と言っていました。ネット上の情報だけではそのような事は誰も知るはずがありませんでした。ところが乃依さんは、丁度その時期に次発言のように言ったのです(http://asyura2.com/0510/social2/msg/589.html)。いや、私は別に子供心を「汚染」しようだなどと思ってはおりませんでしたが。そんなに命令されるなら、仕方がない、のかどうか(^^;。

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私的所有の廃止の為に人口削減を!
http://www.asyura2.com/0601/dispute23/msg/378.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 6 月 10 日 22:31:38: YdRawkln5F9XQ

人口を減少させる事によって私的所有を廃止する事は可能です。
人口減少によって地球の生産力を回復し、住居・食料・衣類・車・医療などを無料で提供する事が可能になります。
人口が増加し続けているから物が取り合いになり、この取り合いを管理する方法として私的所有(私有財産)制度が維持されているダケなのです。
1人の人間に必要な食料を作るだけの農地が確保できていたなら誰も他者の食べ物を取ろうとしないでしょう。
暴力的に人を支配したいと思う人間以外は。
人口が減るに従って世の中は平和になるハズです。
世界規模で1人っ子政策を採る必要があります。
人口が増え続けている国に対して一人っ子政策を採るように要求を出しましょう。
日本の小子化はいい事です。
何等問題ではありません。

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相続税の課税最低減の引下げ - 格差拡大のたくらみだ!
http://www.asyura2.com/0601/dispute23/msg/356.html
投稿者 baka 日時 2006 年 5 月 27 日 17:22:52: RQJEnV9HbG4Tk

 下記のように、政府税制調査会は、相続税の課税最低減の引下げを格差対策のためにやると云っているが、これは大嘘だ!

まず、皆さんは、相続税の課税最低減の引下げによって格差が縮まると思うだろか? それとも拡大すると思うのか?

私は。本当の金持ち(権力を手にしている金持ち)とそうでない層の格差が拡大、ないし、後者の数が増すと考えている。その理由は次のとおり:

(1)「現在、相続に際して納税義務が発生するのは、全体の5%前後にあたる年間五万人程度」ということは、現在は、一部の大金持だけが相続税を負担しているということだが、大金持にとっては、相続税など大した負担ではない。

(2)相続税の課税最低減の引下げによって、庶民ないし庶民に毛のはえた小金持が相続税を負担することになる。この場合、小金持は、親と祖先が一生かかって積み上げたわずかばかりの資産を失い、大金持とそうでない層との資産格差は開くばかりである。

(3)そもそも、親は子のために働き、生活を向上させるのが庶民である。子は親の努力によって教育の機会を与えられ成長していくのである。先祖代々受けつがれた、わずかな資産を相続税として奪われれば、庶民の生活はいつまで経っても向上しない。今回の政府税制調査会の画策は、庶民同士の足の引っぱり合いを助長し、大金持の権力維持を恒久不変のものとするだけである。

*********************************************************************************************************
FujiSankei Business i. 2006/5/24

 首相の諮問機関である政府税制調査会(税調、会長・石弘光氏)は二十三日の会合で、相続税の課税最低限を引き下げる方向を確認した。

 石会長は会合後の会見で「相続税は総額一兆三千億円規模で、社会保障などの財源として規模はあまりに小さい。財源で考えるのではなく、格差対策に活用することが現実的だ」と語った。

 消費税率が引き上げられた場合に、低所得者の負担が相対的に重くなることに配慮する狙いもある。

 相続税は、定額五千万円に法定相続人一人当たり一千万円を加えた額が基礎控除として認められている。例えば配偶者と子供三人の家庭ならば、九千万円以下の遺産であれば、相続税は発生しない。

 一九九二年以前は定額四千万円、法定相続が同八百万円であったが、三度の相続税改正で徐々に控除額が引き上げられた。

 現在、相続に際して納税義務が発生するのは、全体の5%前後にあたる年間五万人程度。このため税調は基礎控除額を引き下げ、納税対象者を拡大したい意向だ。

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真の豊かさを測る指標、GPI(GDPに代わる概念として)
http://www.asyura2.com/0510/dispute22/msg/742.html
投稿者 heart 日時 2006 年 2 月 09 日 00:38:22: QS3iy8SiOaheU

七日(火)のNHKラジオ第一「ビジネス展望」(月〜金;朝6:43〜6:55)で、内橋克人さんが、GPI(Genuine Prosperity Indicator)(英語はたぶんこれで合っています)という概念を紹介しておられました。

GPIは、GDP(Gross Domestic Product=国内総生産)に代わる概念として
NHK放送文化研究所の小宮山康朗さんが提唱している概念だそうです。

ビジネス展望で内橋さんがおっしゃっていたことを概括的に説明しますと、こんな感じです(録音したわけではないのでメモに頼って書きます。表現等、内橋さんが使われた表現とは違っていたりすると思いますがご了承願います):

********************************************************************************
(前略)

GDPは、例えば、耐震偽装マンションを建てる際にも、壊す際にも、カウントされる。
耐震偽装マンションというものは、住民に不安を与えるものであるが、それにもかかわらず、GDPに計上されてしまうのだ。
このように、GDPは、幸福度、豊かさの指標とは言えない。

こうした問題点をもつGDPに代わる指標は、多く研究されている。
そのうちの一つに、GPIという小宮山さんが提示した指標がある。

NHK放送文化研究所が出している刊行物の一月号にGPIに関する小宮山さんの論文が載っているので是非読んでほしいと思うが、
小宮山さんはGPIを三つの視点から定義づけている。

一つは、人々の生活から幸せを奪う要素は排除(マイナスに計上)するということ。
例えば、犯罪的経済活動など。

二つ目は、豊かさを高めない消費は控除するということ。
例えば、治安の悪化による警備サービス消費の増加は、マイナスに計上する。

三つ目は、隠れた豊かさを計上するということ。
例えば、家族への貢献。
GDPでは、保育園による保育サービスは計上されるが、親による保育は計上されない。
GPIは、親による保育も計上する。

また、(驚くべきことに、)
1984年〜92年の一人あたりGDPが年平均(?)で4.1%拡大しているのに対し、
同じ年を一人あたりGPIで測ると、0.3%の縮小になる。

最近(?)では、
一人あたりGDPがプラス1.5%成長であるのに対し、
一人あたりGPIではマイナス0.1%の成長である。

(中略)

関心のある方は、是非、小宮山さんの論文を読んでみてほしい。
*******************************************************************************

ということです。
小宮山さんの論文のサマリーを下に載せておきます。

********************************************************************************
「GDP神話」を超えて
〜「豊かさ」を伝えるための新たなアプローチ〜
2006年1月「放送研究と調査」

 「GDP」(Gross Domestic Product=国内総生産)、その伸び率である「経済成長」は、家計の消費、企業の生産活動・設備投資、そこから波及する所得・雇用の拡大、景気拡大といった国民の「豊かさ」に関わる総合的な経済指標として毎回その発表が注目され、マス・メディアが大きな紙面や時間を割いて伝えるニュースとなる。「GDP・経済成長は『経済の豊かさ』を評価するための重要な指標」とする捉え方は、広く一般に浸透していると言えよう。
 だが「GDPの拡大・力強い経済成長」などをもって「良いこと」「期待されること」「豊かさが拡大すること」などという捉え方は一面的であり多くの問題を見過ごすことにもなりかねないとする指摘がある。特に「豊かさ」の分析・評価を専門とする経済研究者たちは、経済社会の豊かさに関して、GDPで捉えられていない諸要素が多く存在すること、成長をもたらす経済活動の結果が生活者にとっての豊かさを高めず、むしろ奪うものでもGDPでは「プラス」に評価されてしまう場合があることなどを明らかにしている。そして、GDPではなく「生活者」の視点で豊かさを評価し直し広く一般に示してゆこうとする新指標が経済研究者らによって試みられており、マス・メディアはこうした試みを参考に「豊かさ」について取材を深めることを通じて、GDP・経済成長・豊かさに関する報道に広がりや厚みを加えたものとし、視聴者・読者への貢献を高めることが可能である。―本稿はこれらについて明らかにするものである。
 尚、本稿の中では、アメリカにおいて開発されて、今、日本でも自治体や経済研究者に注目され、試算も始まった新たな「豊かさ指標」を紹介しつつ、そうした指標が示す考え方を取り込むことによって「豊かさ」に関する捉え方がいかに変わりうるかについても具体的示す。

主任研究員 小宮山康朗

http://www.nhk.or.jp/bunken/book/geppo_sum06010105.html

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ジャンさんへ   基準は、GDP比に対する政府部門の供給量
http://www.asyura2.com/0510/dispute22/msg/479.html
投稿者 hou 日時 2006 年 1 月 04 日 00:19:03: HWYlsG4gs5FRk

(回答先: Re: 投稿者 ジャン 日時 2006 年 1 月 03 日 23:48:26)

これを各国と比較した場合。

特別会計 と 一般会計の 資金負担 国民一人当たりでいうと

%では、スウェーデンより高い負担になる

これを大きな政府という。

これを、効率化すると小さな政府への転換となる。

では、なにを効率化するか。?

公務員とする規定の枠の削減である。

一般的な数字は、82兆円、地方を足すと166兆円、特別会計などを加えると412兆円 広義の公務員900万人【日経新聞】


http://www.asyura2.com/0510/hasan43/msg/310.html
投稿者 hou 日時 2005 年 11 月 05 日 23:47:01: HWYlsG4gs5FRk

※官の権限はどの程度大きいのか。

日本総合研究所主席研究員の藤井英彦氏は公的資金の流れから官に依存した経済規模を推定した。

政府の財政投融資残高と政府系金融機関の貸出残高を合計した数字は約四百七十兆円ある。

国内の製造業など企業部門の負債残高の二割に相当する。

 こうした公的資金は補助金や政策金融などを通じて民間企業を支えている。

「おおざっぱに言って日本経済の二割が官に頼る計算だ」という。


知らぬ間に膨らむ政府――予算、実は300兆円、GDP比6割近くに(官を開く)2005/10/31,

 政府は内閣改造後、政府系金融など改革論議を急ぐ。

官にとって不要な仕事を洗い出せるかが焦点だが、そもそも政府はどの程度大きいのか――。

実態ははっきりせず、公表統計には見えないところで知らず知らずに膨らみ、広くとらえた予算や公務員の規模はいまや統計の二倍との見方もある。

これをどうやって減らすかが課題となる。(1面参照)

 「政府の規模をはっきり定義してほしい」。

先月二十七日の政府の経済財政諮問会議。

小泉首相は

衆院選の与党大勝を受け、「政府規模の十年以内の半減」という目標を掲げた民間議員提案にすかさず注文を付けた。

特別会計で加算

 「小さな政府」を目指す小泉首相。

「政府の規模は欧米と比べて決して大きくない」との見方があるなか、減らすべきだと主張するには、それなりの根拠が必要だ。

 政府の規模を示すうえで最も一般的な数字は国の一般会計予算。防衛、社会保障などの政策経費と国債利払い費を足したもので、二〇〇五年度は当初予算ベースで八十二兆二千億円ある。

国内総生産(GDP)の一六%に相当する。

英国(二九%)や米国(二〇%)、フランス(一七%)よりも、小さい。

 国の一般会計に地方の予算である地方財政計画を足すと百六十六兆円になる。

経済協力開発機構(OECD)は、国、地方合計の支出に年金や医療の給付を加えた金額をGDP比で国際比較している。

〇四年は日本が三七%。米韓よりも大きいが、欧州各国より小さく、主要二十八カ国中下から六番目だ。

 だが、マクロ統計には入らない一部の特別会計などを加えると日本の官はにわかに膨らむ。

 特別会計は空港整備、土地改良など政策目標ごとに三十一ある。

歳出規模は単純合計で四百十二兆円と一般会計の五倍。

一般会計と特会で資金を出し入れする重複分を除いた国庫予算の歳出純計の合計は約二百四十兆円にのぼる。

郵便貯金を原資に政府系金融などに回す財政投融資や、国の補助金など重複分を引いた地方自治体の歳出などを足すと「官の支出は年三百兆円規模」(三菱総合研究所の白石浩介主任研究員)という。

これは国の一般会計と地方財政計画を足した数字の二倍弱。

GDP比で六割弱に相当する。

高福祉国家のスウェーデンに匹敵するとの見方もある。

「民」にも甘え

 政府の支出が膨らむ背景には、補助金や低利融資などで恩恵を受けている「民」の存在がある。

「政府系金融は絶対に必要だ」。

政府系金融を巡る諮問会議のヒアリングでも業界団体のトップなどが組織の統廃合に反対の意見を表明。

選挙民からの陳情を受ける自民党内でも擁護論がなお根強い。
官の膨張を政と民が支えている面もある。

 将来は少子高齢化で社会保障給付がさらにかさむ。

日本総合研究所の湯元健治調査部長は「行政サービスの効率化など官のスリム化は待ったなしだ」と指摘する。

借金、短期含め1000兆円

主要7ヵ国で最悪

 借金でみると、どの程度大きいのか。

国債の発行残高は今年度末に五百三十八兆円に達する見込み。

地方分と合わせた長期債務の残高は七百七十四兆円。

GDP比で一・五倍あり、米国は六六%、英国は四六%、フランスは七四%で、主要七カ国の中では最悪の水準だ。


ここまでは知られた数字だが、政府が抱える借金はほかにもある。

 一つが政府短期証券。
六月末で約九十七兆円の残高がある。

本来なら一年以内に返すべきだが、満期を迎えるたびに借り換えており、事実上の長期債務。国際協力銀行など市場調達する政府機関に対する債務保証も政府債務といえ、これが約五十九兆円ある。

政府が郵便貯金などを通して国民から預かっている二百五兆円も広い意味での政府債務だ。

これらをすべて足すとざっと千兆円となる。GDPの二倍だ。

 経済成長率が高い時代なら借金は「将来への投資」と前向きに受け止められるが、人口減少時代ではそうはいかない。

身の丈にあった借金でなければ日本は海外投資家などから評価されない。

広義の公務員900万人
特殊法人など周辺雇用多く

 政府の大きさを公務員の数でみると、国と地方を合わせて、ざっと四百万人いる。

国家公務員は、自衛隊や日本郵政公社職員などを含め、今年度末見込みで九十五万人。地方公務員は下水道など現業を含めて昨年四月時点で三百八万人いる。

 この数字を国民千人あたりに直すと日本は約三十五人。

総務省の調査によると、フランスは約九十六人、英国は約七十三人、米国は約八十一人。この数字でみると日本は小さな政府といえる。

 しかし、日本経団連の調査によると、中央政府と関係が深い公的部門で働く人はざっと百三十五万人いる。

内訳は各省が設置を認めた財団法人など公益法人に五十一万人、政府が出資する企業に四十五万人、政府系金融機関など特殊法人に十五万人、国立大学に十三万人などだ。

地方の第三セクター企業や公益法人など地方自治体と関係が深い部門を含めれば、さらに規模は大きくなるが、この具体的な統計はない。


 国税庁がまとめた二〇〇三年の源泉所得税の納税状況をみると、政府部門の就労者に区分される人は八百九十三万人いた。

これには公務員だけでなく、公社、公団、政府系金融機関の職員や役所で働くアルバイトらも含まれるが、この数字が公務員数で見た官の大きさを示す実態に近いとみられる。

四百万人とされる水準の二倍を超す。

 政府は郵政民営化など官のスリム化に取り組んできた。

経済財政諮問会議は国家公務員の定員を五年で五%以上純減することも打ち出した。

ただ市場化テストなどで官の仕事を大胆に減らす仕組みが根付かなければ大幅な人員削減は進まない。

法律、10年で1割増
作成数で官僚評価


 日本の法律の数は、実体がないものの残さざるを得ない法律を引いた実質ベースでみると、千八百二十二本ある。

これに政令や省令を合わせた法令数でみると実に七千本以上もある。

 この数字を他の主要国と比べると「それほど多いとはいえない」と内閣法制局参事官から衆院議員になった平岡秀夫氏は解説する。

「法制局が既存の法律との整合性を考え、法律の増加を抑えている」という。

 だが、法律は年を追うごとに増えている。五十年前の一九五五年には約千二百本だったが、八五年には千五百七本、九五年には千六百五十五本になった。

十年で一割、五十年で五割、増加している。

 「やはり法律をつくることが官僚にとって省内で評価される最も重要な基準であることは変わっていない」とある人事院の幹部は指摘する。

 では官の権限はどの程度大きいのか。

日本総合研究所主席研究員の藤井英彦氏は公的資金の流れから官に依存した経済規模を推定した。

政府の財政投融資残高と政府系金融機関の貸出残高を合計した数字は約四百七十兆円ある。

国内の製造業など企業部門の負債残高の二割に相当する。

 こうした公的資金は補助金や政策金融などを通じて民間企業を支えている。

「おおざっぱに言って日本経済の二割が官に頼る計算だ」という。

民の甘えが官の権限拡大につながっている。

私はこう見る
積水化学工業 大久保尚武社長

労働三権認め大なたを

 国が財政危機になれば、企業は主要な投資先を海外に移してしまい、産業が空洞化する恐れがある。

だから官のスリム化を断行し、歳出を大幅に減らす必要がある。

 国がやるべき仕事は安全保障や治安維持、外交、税制など大きな枠組みとしてのルール設定に限るべきだ。

他の仕事の多くは民間でもできる。

市場化テストなどを通じて民間に委ねたらよい。

 例えば教育。優れた私立学校が増え、義務教育を全国一律的に手掛けることには疑問がある。

 政府の仕事を本当に必要なものだけに絞るのが理想だが、公務員の雇用が問題になる。

公務員に労働三権を認めておらず、本人の意に反した解雇はしにくいとされる。これでは民間企業のようなリストラはできない。

 公務員も民間企業の社員と同じ労働条件にすべきだ。

労働三権を与えた上で民間企業がやってきたような厳しいリストラを可能にする環境を整える。転職・転身支援の仕組みをつくり、民への円滑な人材移動を進めるのも一案だ。

一時的に経費がかかるのはやむを得ない。官僚組織の活性化のためには年功序列にこだわらず優秀な若手を重要なポストに抜てきする人事を考えてはどうか。

 積水化学では、各事業の営業利益率が三%を下回ると撤退の検討対象となる。官の事業も何か明確な撤退基準をつくれないか。国民的な議論が必要だ。

国際基督教大 八代尚宏教授
規制削減へ事後点検型に

 日本の政府は独立行政法人や第三セクターなど「半官半民」組織を多く抱えている。

いずれも国からの補助金に依存する体質から抜けきれていない。非効率かつ無駄な業務が多く、小さな政府の実現に向けて排除する必要がある。

 威力を発揮するのが市場化テストだ。不透明だった官のコスト構造に入札を通じてメスが入る。実は数十億円規模の補助金が付いていたといったことも改めて分かる。

医療、教育、介護など社会保障関連を中心とする半官半民の業務すべてに市場化テストを適用し民間に事業を移すべきだ。そうすれば市場の発展も見込める。

民間からの税収増につながり、デフレを招かずに財政再建を進めることも期待できる。

 規制改革のさらなる推進も欠かせない。日本は海外に比べて規制が多すぎる。

民間が新規事業に参入したくても、様々な規制の壁が立ちはだかる。

米国は事後チェック型だ。

 日本もまずは民間に業務を試させ、その後、競争環境の整備に必要な規制を作るべきだ。

官による規制を最小限にして、民間活力を引き出すような仕掛けが重要だ。

 官は今後、国際関係にも重点を置くべきだ。日本の外交はあまりに弱い。

各省庁の公務員を無駄な業務から解き放し、米国やアジアとの協調体制を磨く。

そうすれば外の経済をもっと日本に呼び込める。

【図・写真】諮問会議に臨む民間議員(右側)ら=27日、首相官邸


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Mollerの原子状水素ジェネレータ (Daily 'Free Energy' News)
http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/394.html
投稿者 オリハル 日時 2005 年 6 月 27 日 17:35:23: 3eVpHzO3Pti46

(回答先: 水を燃やすことは可能だろうか 投稿者 フランクリン 日時 2005 年 6 月 24 日 12:07:34)

Daily 'Free Energy' News
http://freeenergynews.com/

 このページの左側のオレンジ色のペインの中に、「H from Water」というのがあります。

 ただ、別に、以下の機械翻訳文は「J.L. Naudin Claims to Extract Free Energy Using Moller's Atomic Hydrogen Generator (MAHG) 」(http://pesn.com/2005/06/26/9600116_Naudin_MAHG/)をサービスで訳したものです。出力=入力×5.26 だそうですから。

=======================================

Mollerの原子状水素ジェネレータを使用して、J.L.Naudin請求はフリーエネルギーを抽出します。(MAHG)
実験者は、水素原子の解離と協会からフリーエネルギーを清潔に安全に得ると主張します。 数個から掲示されるデータはテストされます。 結果のプラン、結線図、模写を奨励するためにオープンにすべて記載されている方法、および改良。 続き何10年間もに基づいた概念はノーベル・ローリャトで旅に出ます。

英貨D.アランと エードリアンAkau
純粋なエネルギー・システムニュース
著作権c2005

(拡大のためのイメージをクリックします)


JL NaudinによるMAHG v2.0


6月、2005の実験的なセットアップ


5月、2005の実験的なセットアップ


フランス-- フランス人の独自の研究を行っている人ジャン・ルイNaudinは、金曜日に彼が1時間526%の効率で自分の実験的な「Moller原子状水素ジェネレータ」(MAGH)バージョン2.0を走らせると報告しました。-- それは彼が入れたより5.26倍多くのエネルギーです。 前日、わずかに異なった設定を使用して、彼は、20分間682%の効率を達成していると報告しました。 6月2日に関して、彼は、2時間このジェネレータを動かしているために243%の効率で報告します。

知られていて、これは1番目です。発明者ニコラスMollerによるやり終えた仕事の模写と共同。(MollerはファラデーLabサンクトペテルブルグLtd.Alexandar Frolov、2003年1月のロシアによって独自にテストされました)。 (審判) Naudinは彼の実験で2つの完全に異なったタイプの測定設備を使用しました。


フリーエネルギー

Naudinのサイトに従って、このseveral-foldの余分なエネルギーは原子状水素に解離する分子水素、および次に、再仲間の途中にH2にどうにか引き出されています。 フリーエネルギーが引き出されて、水素は、失われないで、また獲得されません。 それは「燃料」に関するクローズドシステムです。

「Atomic Hydrogen Processは100%清潔であって、安全です。」と、彼のサイトのNaudinは言います。

いったん商品の中に実感されると、そのようなジェネレータはただでエネルギーを供給する装置を消費者に提供するでしょう。装置の費用自体、およびそれが必要とするかもしれないどんな維持を引いて-- 太陽か風のエネルギーなどの他のフリーエネルギー源と同様です。 開発はまだ1キロワット時あたりのセント見積りをせいにすることができるように思えないほど若いです。 望みは今日利用可能などんなエネルギー技術ほども高価にならないということでしょう。


(拡大のためのイメージをクリックします)


タングステン・フィラメントがあるMAHG反応チャンバ


MAHGシステム概要です。


メカニズム

安易な用語で、MAHGは大気が圧力をかける0.1で水素で満たされる閉じている奥の部屋の周りに水流のための入出力チャンネルを持っているシリンダから成ります。 装置の中心の0.25mmの直径タングステン・フィラメントは陰極として役立ちます。そこでは、Hydrogenが、単原子の、そして、二原子の州を切り換えるために反応します。 一方、単原子のHとH2の間を行き来することの途中に水素は消費されません。 極端な熱はH原子「再-コンバイン」としてH2に発せられます。 水は0.1気圧に水素を含む真空管を冷やします。

加熱された水はどこです。エネルギーが実用のために表す過剰。 我々は、 stirling-accousticエンジンが効率的に機械力へのその熱を変換するための理想的なメカニズムであるかもしれないと推測します。

キーは積極的な陽極と否定的陰極がH2の低エネルギー分離にHに作用するように律動的に送られる頻度の特性で見つけられます。 陽極/陰極電圧勾配は200と300Voltsの間で及びます。 駆動交流パルスは働いていません。 パルスは10メガヘルツの範囲のDCでなければなりません。 また、パルスの形は重要です。

Naudinが見て、来た効率における追い立てられるパワー供給電圧パルスから駆動バッテリーパルスに変化する最近の改良。 Naudinは電源を高いパワーMosFet Switcherを通して接続された高いパワーバッテリーに取り替えました。 Switcherは10MHzのパルス発生器によって運転されます。 明らかに、バッテリーの特性は、より良い入力貯水池を供給します。 バッテリーを使用することによって、Naudinはパルスの焦点を合わせて、より良い結果をよりよく獲得することができました。 これは野菜をさいのめに切るのに無味乾燥なものの代わりに鋭いナイフを使用しているようです。 パルスで時間の形と長さは実験の最も重要な部分であるかもしれません。


自己経営の能力? まだ

ジョーンズ・ビーン(Naudin結果の観察者)はだれかがこのような装置を自己経営にすることができるまで、主流の科学的共同体に使用するために終わっていた状態で残っているエネルギーでよそよそしいままで残って、unsinterestedされると論評しました。 歴史的に、これを現れさせることができるのでそのようなものに作用して、フリーエネルギーと関係ないあまりに多くの道があります。

Naudinは応じました。「私が高いパワーでカルノトサイクルの貧しい効率に大いに打ち勝つことができて、長い間、a高性能TEG(熱のElectric Generator)の使用で閉ループ装置を確立するのが可能に思える」ならば。 これははるばる下にそうです; 「多くの仕事が必要です。」

ビーンはMAHGの周りに彼自身の多数の考えを持っています。その操作の後ろの理論、および開いている出典を明示の政治上の分岐と同様にともにどうデザインを改良するかに関して。 彼は自己ランナーが全くすぐ、現れることができて、次に、風景が急速に変化すると予想します。


開いているソースプロジェクト

Naudinは彼のウェブサイトの追加実験結果を報告します。彼の装置の写真、彼のプロトコルの記述、彼のセットアップの結線図とダイヤグラム、および彼が彼の実験的な走行の間に得ているデータのコピーと共に。 彼は随筆と同様に技術が技術の基礎となる原則と理論について説明する歴史を提供します。 情報が装置を組み立てて、結果を模写しようとするか、またはそれらを改良するために探索に参加するのを願うだれにとっても適切であることが明確に意図されます。

「結果は、安定していて完全に再現可能です。」と、彼のサイトのNaudinは言いました。 彼は最も良い装置の1つとしての彼がこれまでテストしたMAHG、「すべての利益」のための清潔で独立しているエネルギーを発生させる非常に良い候補について説明します。

この技術は、およそ70歳であり、「特許-可能」である傾向がありません。 (特許はロシアでFrolovによって得られて、唯一のソースは匿名のままで残っているのが、それがたぶん有効でないと述べるというその要求です). それは世界中の関心がある科学者による開発の「オープンなソース」モデルの実行可能な候補であるように見えます。

ニコラスMoller(2人の個人のこの特定の異形(2.0)装置が命名されるひとり)が言った、「時間は設立されたエネルギー産業、およびそれが地球の一切衆生の環境の保存のためにそれを扱うために望んでいる科学の人の手を支える場所の手から未来のエネルギー政策と構造を定義する責任を取り除きながら、取りに来ました」。 (サイトがNaudinのところで見つけたのを引用してください。)

しかしながら、それは、技術とその様々なニュアンスを要求して、特許をとる議論好きな試みがないのを意味しません。 ビーンは日本、韓国、および台湾などのある他の国で「先取特権横領者」の問題を指摘します; 「先願主義」規則が「発行する1番目」に切り札を出すところ。 いくつかを見るのに他のものが自由に彼らの考えを共有している間、この技術にそれらの請求を賭けながら、多くで寛大な精神を要するでしょう。 米国を含むいくつかの国では、規則は「最初に、発行する」ことです。インターネットにおける公開が他のものによる考えの特許をとることを排除するほど開きます。技術がそれらの国の開いている領域にいるのを確実にします。 ビーンは、中国、パキスタン、およびアラブ世界の政府が国際的な特許を得ようとするかもしれないとさらに指摘します。何らかの小さい専門的な問題でさえ。より正しい理論や操作の小さい方の詳細のように; その結果、他のものによる商業実現を制限するか、または遅らせること。

「そして、Moller自身にはこの開いているアプローチのどんな問題もなくて、恐らく、他の誰もが気にかけないべきではありません。」 「結局、彼は最もあきらめている人です。」と、ビーンは言いました。

また、技術がどう利くかの後ろで明確な理論を引き出す突進も活気づけられそうです。

ビーン(この技術がどう利くかに関する「むき出しの陽子」ディラック仮説を持っている)は、ランドルMillsが、これがhydrino装置であると主張しようとするかもしれないと指摘します。低いエネルギー核反応(LENR)の支持者は、これが室温核融合と、より同系であると主張するだろうが。 「装置が組立てられたものであり探したら、ラングミュアの説明が作用しているとして大部分でありそうである、しかし、他のものがいるかもしれません。」と、ビーンは言います。

万物が考えられて、ビーンは、「はい、自由企業説で全部でユニークな状態で何かを作成しましょう。」と結論づけます。-- 裕福と同様に貧乏人のためになる完全に開いているプロジェクト-- 「しかし、また、他の力がそれが起こるのを妨げようとするために仕事していないと思うくらいにはナイーブにするのをやめましょう。」

WWWの発明者と著作権保有者、したがって、ティム・Berners-リーの例を考える価値があるかもしれません。 独自に開発したプログラムを紹介して、ウェブを自由で、かつ普遍的に保つ両方である試みで抵抗させる手段が定義を離れさせるとき、彼は自分の著作権を使用します。 したがって、この例の後に概念の"anteriority"を証明するのにこの公表と他のものを使用することができます、そして、そのような著作権はMAHGを普遍的で「自由に」保つために少なくともいくらかのてこの作用を供給するかもしれません。


ノーベル・受賞者アービング・ラングミュアの発見

Naudinは、Moller/FrolovのAtomic Hydrogen Generatorがアービング・ラングミュアによって発見に基礎づけられると述べます。 (1881-1957b。 ブルックリン、N.Y).

アービング・ラングミュアは1932年にChemistryのためのノーベル賞を勝ち取りました。 ガスの中のフィラメントへの彼の作業は真空管、ガス充填白色光球(タングステン・フィラメント電球の人生はArgonなどの不活性ガスで真空を満たすことによって、伸される)、原子状水素、および原子水素溶接の過程の発見に通じました。

1906年のドイツのゲッティンゲン大学のラングミュアの博士論文は「冷却の間の分離したガスの部分的なRecombination」と題せられました。 1926年に、彼は水素ガスがわずかなホールを通2つのタングステンロッドによって形成された電気アークによる終えた送られる原子状水素吹管を発明しました。3700段階のケルビン(K)の温度に達します。

過程による422のキロジュールを吸収して、水素(H2)は水素の2つの(「単原子」)の原子をもたらします。 そして、水素の原子はすぐに極端な熱を発するより安定した分子フォームに「再-結合」されます。 したがって、水素は、アークプラズマからエネルギーを抽出して、それを加工物の表面に移すために移送機構であると考えられます。

ラングミュアは1912年に電流によって加熱されるタングステン線に接触した低圧における水素が原子に分離されて、熱(1グラム分子あたりの100kcal)の大きい吸収によって伴われるのを示しました。 彼は300〜800ボルトの20のアンペアと電圧の電流を使用しました。


MAHG

MAHG(MollerのAtomic Hydrogen Generator)では、Naudinによって示されるように、使いきられないで、水素は二原子の、そして、単原子の州の間で変化します。 この過程で、水素は熱の過剰が二原子の水素分子の分割より単原子の間に放出されるさらに多くのエネルギーから二原子のサイクルの部分に結果として生じるので真空エネルギーポンプとしてmonotomic水素に機能するように見え ます。 Naudinさんの結果は、出力と入力の違いに10〜1より高い比率に達するかもしれないのを示します。

この余分なエネルギー生産のためのメカニズムは何です、そして、正確に何がプラズマの中で起こっていますか? 言い換えれば、このサイクルはなぜ真空エネルギーヒートポンプとして機能していますか? 我々は、MAHGが律動的に送られたDCエネルギーで最も効率的に働いているのを知っています; それには、西暦があるどんな積極的な結果もありません。 H2分子が離れていつより少ないエネルギーで個々の原子「再-コンバイン」を壊すのを引き起こす際に直流パルスは役割を演じなければなりません。 なぜですか? 債券を弱めることへのDCパルスの効果に効果がなければなりません。 その電圧、電流、および持続時間に関して1パルスを制御することができます。

他方では、H2分子の中への単一の水素原子の「再-組合せ」が自然な出来事である、どれ、ある程度、当然のことが条件として、同じ量を供給する下はエネルギーを出力したか。

しかしながら、すべてが、温度が効率に影響する別の要素であるので、それほど簡単であるというわけではありません。 Naudinさんは、水素の温度が増加するのに従ってエネルギーポンプの効率が大いに増加するのを示しました。 彼の図(電圧対電流)は、タングステン・フィラメントの抵抗が線でないことを示します。


拡大図には、クリックしてください。

1926年のアービング・ラングミュアの図は、8,000o Kにおいてタングステンの融点のかなり上では、解離される水素の量が電圧への二原子の水素分子が律動的に送るかけるのではなく、最大アービング・ラングミュアがそうであった99.9%. Rememberに達するのを示します。


拡大図には、クリックしてください。

タングステンの温度に関連されます上のカーブが、分子水素の割合がどう原子状水素に解離したかを示す。 これらのデータは1926年3月にアービング・ラングミュアによって発表されました。

暖かさによって高められる、バックグラウンド色を冷やすNaudinからの以下の実験カーブはテストの間の時間と関連してMAHGフィラメント(陰極)温度を示します。


拡大図には、クリックしてください。

あなたは、原子状水素(1%から7%)が25だけの間それぞれの原稿100Naudinさんのフィラメント(陰極)体温について作り出されているのに気付くことができます、そして、2005年5月に記録されたデータに基づく時間のグラフは水素解離の過程が始まる前に最小 2,000o Kに達しなければならないのを示します。 まさしく以下の 3,000o Kのピーク温度に、そのモノタイプ原子のフォームには二原子の水素分子の7%の解離があります。


拡大図には、クリックしてください。
上:Voltage、 赤いカーブがPOWER INPUTを見せるのをPOWER OUTPUTと 青いカーブに示すPower入出力V

電圧対パワーグラフは、パルスの電圧が増加するのに従って出力パワーと入力の間の比率が非線形な状態で増加しているのを示します。 したがって、また、電圧自体には、時間の単位単位で解離の数を増加させるか、または入力での出力で違いを増加させるという効果がなければなりません。 個別に取られる両方の入出力が下側の電圧(2ボルト未満)を除いて、ほとんど線に見えるのに注意してください。


拡大図には、クリックしてください。
上: Power INPUT、緑色が曲がらせるPower OUTPUT Vのカーブ は100%の効率のための赤字です。


2005年6月23日に関する新しいテストで、Naudinは装置への何らかの変化を作りました。 彼は電源をa大電力MosFet Switcherで接続された大電力バッテリーに取り替えました。 Switcherは10MHzのパルス発生器によって運転されます。 二乗されたパルスの義務は減少したが(最大5%)、システムの効率は最大243%から1153%まで行きました。 これ それぞれのDCパルスが水素分子に作用している時間の間隔に、言及します。 バッテリーと特別なMosFet Switcherを使用することによって、時間の長さはパルスによってNaudinさんが、より正確なパルスを使用することによって達成することができるだろう5%. In他の単語まで短くされたので、電源で発生する前のパルスよりはるかによく結果として生じます。 明らかに、新たなパルスの特徴は真空エネルギーポンプをより効率的に動作させました。


拡大図には、クリックしてください。

ジャン・ルイから、Naudinは論評します: これらのテストは、二乗されたパルスのデューティサイクルが減少するが(最大5%)、MAHGの効率が増加するのを(最大1153%)明確に示します。

我々は、利用可能であるときに、Naudinさんがこの新たなパルスのグラフを提示すると予想します。


何の次?

他のものは、一度、これらの結果、および完全に特徴付けられる効果は繰り返すことができて、説明して、最適化したことがあります; 大きい質問はこの技術が様式を叩くフリーエネルギーとしてどれくらい実用的になるかということでしょう。

太陽エネルギーはフリーエネルギーであるが、光子を電気に変換するのに必要であるハードウェアは決して無料ではありません。 このMAHG技術は明らかにフリーエネルギーを叩くが、世界のエネルギー問題を解決するのを同様に自動的に意味しません。 機械費と効率は市販のアプリケーションのための技術の実用性で第一の考慮になるでしょう。 予備の結果と推定はMAHGに有望に見えます。 一層の研究と開発は、より決定的にその質問に答えるでしょう。

この記事に載るイメージを使用する電子メール与える許可では、「私は私のこの魅惑的な装置に関する私の研究の穏やかな貢献が未来にすぐ、清潔なエネルギー源を我々に与えて、我々の惑星を救うのに貢献するのを望んでいます。」と、Naudinは言いました。

ビーンがそれを彼の意見に与える、「、先へ進むすべての多くのプロジェクト、これが 断然次の6カ月のタイムフレームの中の明白で(ショッキング)の成功であることへのたった今の代替エネルギーでは、最も近いものである、」 「成功で、私は物理学におけるoverunity(たぶんZPE)であるとしての主流と即座に市場向きで否定することができない即座の商業原型、または少なくとも何かに通じる自己出力形overunityを意図します。」

この最近の成功の一投では、Naudinのこの技術の査定はエネルギーの「聖杯」の状態に上がるということです。


追跡

あなたはこの概念を追求するのに関心があるならば、原子状水素ジェネレータ概念のJL NaudinのMAHGなどの様々な繰り返しにつきまとうプロジェクトリストが上にあります。 グループはこの魅惑的な概念のために理論を模写して、改良して、開発するのを願う人々のために、設計されます。 http://groups.yahoo.com/group/aH-gen

# # #

承認

入力を提供することへの彼の協力のためのジャン・ルイNaudinとこの話、および彼が研究開発でしているかなりの仕事のためのイメージ許容への感謝。
エードリアンAkauのおかげで特別番組とこの開発を我々の注意に持って来たテリー・ホームズ; そして、この話を構成することにおける彼の援助のためのエードリアンに。
メアリ-スーHaliburtonは編集の援助を提供しました。
ソース

JL Naudinがある電子メール通信。(JL Naudinは上の話の最終的な草稿に近いaを見直して、「MAHGの周りのあなたの非常によく記録された論文とこの魅惑的なプロジェクトへのあなたの貢献の感謝」と言いました)。
ジョーンズ・ビーンがいる電子メール通信。
http://jlnlabs.imars.com/mahg/index.htm - MAHG Project ホームページ
データレポート
http://jlnlabs.imars.com/mahg/tests/lrtests.htm -- 243%の効率がある2時間の試運転(2005年6月2日)
http://jlnlabs.imars.com/mahg/tests/pultests.htm - 高性能 1000%以上「これらのテストの目的はMAHG出力のときにカルノトサイクルの貧しい効率による損失を克服するためにMAHG効率を高めることであること」に向かって。 (2005年6月20日)
http://jlnlabs.imars.com/mahg/tests/mahg2a.htm - 新しいテストベンチで確認される高性能。 「RUN #74のときにすべてのdatasが20分間記録されて[攻撃します]、出力が測定した平均電力は13だけがある90.56ワットでした。入力における22ワット。」 デルタTは0.54L/分の冷却水循環量がある2.8℃でした。 「このテストの間、測定される平均した効率は 682%でした。」 (2005年6月23日)
http://jlnlabs.imars.com/mahg/tests/mahg2b.htm - MAHG v2.0: 1時間のテストは 526%で走ります。「1時間のこのテストは再びMAHGと共に行われる前のすべての測定を確認します」。 「RUN 75の間、出力が測定した平均電力は入力で66、12だけがある5Watt、5Wattでした。」 デルタTは0.24L/分の平均した冷却水循環量がある4、6℃でした。 「このテストの間、測定される平均した効率は526%でした。」 (2005年6月24日)
http://jlnlabs.imars.com/mahg/tests/index.htm - JL NaudinによるMAHGの完全なテスト(2005年5月23日)
http://jlnlabs.imars.com/mahg/logbook.htm - プロジェクトの起源フェーズ; 最初の予備の実験結果。(2004年3月1日)
指示
http://jlnlabs.imars.com/mahg/diagram.htm - MAHGの完全な 構成ダイヤグラム。
http://jlnlabs.imars.com/mahg/setup.htm - MAHG実験セットアップ。 (2004年3月1日)
歴史:
http://jlnlabs.imars.com/mahg/mahg1.htm - プロジェクトの起源フェーズのドキュメンテーション。(そこでは、サンクトペテルブルグ(ロシア)のAlexandar Frolovが、ラングミュアの原則を示すために発明者、ニコラスMoller、装置(1.0)を検査しました)。 (2004年3月1日)
http://jlnlabs.imars.com/mahg/photos.htm - 記述とラベルがあるMAHG 写真アルバム。 (2004年3月1日)
記事: http://jlnlabs.imars.com/mahg/article.htm - ニコラスMollerによるアービング・ラングミュアと原子状水素
フォーラム: http://groups.yahoo.com/group/jlnlabs/ - Naudinの議論リストはフリーエネルギー話題の広い勢ぞろいをカバーしています。 フォーラムは、それが許容することで加減されていて選択しています。
追加読書

原子状水素反応- トムBeardenはウィリアム・ラインの本の Occult Ether Physicsを導入します。 (2003年7月6日)
カルノトExcedence- 特許とケネスRauenによるMathematical Proofs、PES Network Inc.のための科学顧問は、超効率的である熱学的な交換が可能であることを示します。 (純粋なエネルギー・システム; 2004年6月28日)
接触

ジャン・ルイNaudin: jnaudin509@aol.com
ジョーンズ・ビーン: jonesb9@pacbell.net
ニコラスMoller: wavebalance@icqmail.com

--------------------------------------------------------------------------------

また、見てください。
水素技術( FreeEnergyNews.comでは、索引をつけます)
PESN(純粋なEnergy Systems News)--特集記事
フリーエネルギーの今週?- 毎週の5微小な宣伝文。

2005年6月25日に Sterling D.アランによって構成されたページ
最終更新日2005年6月27日


FreeEnergyNews
PureEnergySystems
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ウェブ







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印象、以来
2004年10月2日



状況報告: (3) どんな技術でも、(1) 独立しているテストが技術を徹底的に確証しなかった場合、あなたは重要な時間かお金を投資するために高い危険を冒します、そして、グループがかかわった(2)は技術に知的な権利を持っています、そして、グループには、努力を成功させる能力があります。




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経済は、論理の範疇にあるのだろうが、政治は、それだけの範疇にあるものではない
http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/455.html
投稿者 乃依 日時 2005 年 2 月 13 日 03:37:03: YTmYN2QYOSlOI

経済は、論理の範疇にあるのだろうが、政治は、それだけの範疇にあるものではない。
経済に関しては、科学の範疇にあるさえいえる。


現在政治は、経済を掌握するごく少数により、左右されている、掌握されていると表現しても、誤謬はない。

たいていの国家には、保守政党と自由主義政党とがあるが、
経済を掌握するごく少数は、その双方に精通し、
必ず内偵を作るか、同意者を送り込む。


庶民には、経済を掌握するごく少数が見えないがゆえに、
保守政党と自由主義政党との対立を
文字通りにうけ取るしかない。
庶民は、二大派閥の抗争をみるだけで、民主主義の
達成を確信し、感情的な満足を得てしまうのである。

経済政策だけで、庶民は満足を得ないことを支配者たちは経験的に理解している。

むしろ、二大派閥を演出し、その争いを間近に見、
「彼らが、私たちのためにたたかっている。」と思わせることで、
民衆の不安を軽減させる。
”パンとサーカス”を庶民に提供することで、
庶民は、思索を忘れ、
「支配者の存在しない世など、存在し得ない。」
というありきたりの事実を忘れるのである。

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精神病態が急激に悪化する大統領に再選があるかは微妙な状態に
http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/154.html
投稿者 helen 日時 2004 年 8 月 12 日 20:19:52:KSbb5Zdzpl.KQ


米国大統領の精神状態が相当やられているらしい。イェール大学かどこかで政治学博士号を取っている浜田和幸の報告(月刊新潮45の8月号)に耳を傾けよう.彼のホワイトハウス内の友人が彼にこう語ったという。

「数ヶ月前に開かれたスタッフ会議の席上、大統領が突然立ち上がり、意味不明な言語で話しはじめたんだ.英語でないことは間違いないし,スペイン語でも、フランス語でもない.皆が初めて耳にする外国語だった.まるで宇宙人の霊でも取りついたような感じといえばいいのかな。本当に驚いたよ。というより恐ろしくなったね。」

その即席スピーチは15分近く続いたと言う.さらにその友人。

「会議に出席していた連中は皆,どうしていいか分からず,目のやり場に困った.結局,ローブ上級顧問がうまくなだめて,大統領を別室に連れて行ったよ。思い出すと,実に不思議な光景だった.戻って来たローブ上級顧問からは,『大統領はパウロ法王を見習って100カ国語で挨拶をする練習をしていただけなんだ.これは内緒だから、口外しないように』と支持が出された」

アグレイブ刑務所という単語を正確に
法王パウロを表敬訪問したさい、アグレイブ基地での拷問について意見されたとき切り返す言葉に窮し大統領が発した言葉が上記の「宇宙人語」で84歳の耳の遠い法王を煙にまいたという。


イラク主権委譲後のテレビ演説で、アグレイブという単語を正確に発音できず,3回とも続けて間違った.事前に2度練習し、かつ本番ではプロンプターを読んでいるにすぎないのにという。

自宅牧場で自転車から転倒し,顔面傷だらけになったことがニュースにもなった.そういえば7月中頃も彼は自転車から転倒し,これで2度目。


浜田の別のアメリカのジャーナリストの友人:
「最近、ブッシュ大統領は舌が回らないことが多くなった。若い頃のアルコール依存症のせか、治療薬の副作用が今頃出て来たのではないのか.フランクリン=ルーズベルト、ウッドロー=ウイルソンなど歴代の大統領の中でも,在任中に精神がおかしくなった例がある.ウイルソン大統領の場合は、奥方が代役を務めたが,今のブッシュは大統領の場合は,女房役のチェイニー副大統領がすべてを取り仕切っている。」実際、副大統領が彼をコントロールしていることは間違いない。ただ、大統領の精神劣化は,アル中歴だけではなく、彼がこれまで会員となってきたいくつかのカルトの教義の洗脳の影響もあると見られる。


浜田によれば、ともかく事態は重いらしく、ホワイトハウスは現在大統領に週2回の精神治療を受けさせているというのだ。大統領はほっておくと、何を言い出すか分からないということで,ローブ上級顧問がつきそっている、と。精神科の医師の厄介になっているとすると当然各種の抗うつ剤を含めた薬物が投与されていることは間違いなく,実際そのことについて米国メディアで報告しているレポートが最近出ている。(ただ、この精神科の医師グループが,彼に幻想をみさせるなど薬物でコントロールすることが技術的に出来る位置にいることも注意を払っておきたい。)

従って通常の記者会見は不可能で,お気に入りの記者の,事前提出した質問書に答える形式だけ。大統領就任以来,全マスコミに開かれた記者会見はこれまでにわずか3回のみ.そこで,事前に提出された質問以外をした記者は二度と会見出席禁止となっているという。

戦争や経済問題はすべてスタッフに丸投げで自分は民主党のケリー上院議員を攻撃するテレビコマーシャルを何時間も眺めていることが多いという。

大統領に少しでも意見する者がいると直ちに首となっており、オニール財務長官、クラーク補佐官、テネット中央情報局長官、などその例だと言う.テネットの場合,イラク統治政策の変更を提言したとき、「神の名において,お前を即刻首にする」といったという。パウエルが「大統領は自らの行動の結果を予測する力が不足しているようだ」といったとたん,大統領の内輪の政策決定サークルから閉め出されたという。この内輪のサークルはもちろんネオ紺だろう。


「偉大な祖国を守り,悪魔の世界を滅ぼすため,地球の隅々に死と暴力を輸出するのが私に与えられた使命である。」と宣言したと,著名ジャーナリスト、ボブ=ウッドワードはその著書「ブッシュの戦争」で書いている。ただこの演説は,ホワイトハウスのスピーチ原稿担当者が書いているはずで,そうだとしたらこの人物はイスラエルロビー出身である。現在、スピーチライターは、すべてユダヤ系アメリカ人だからだ。

米国大統領は,基本的に背後の権力ネットワーク/グループに操られている、ないし条件づけられているにすぎない。しかし,さわいえど本人の精神があまりにまともでないと、操りにも支障が起きる.ラルーシュの組織の青年部(ユース)の連中の話によると、ケリーの選対事務長が、共和党系の2重工作員であり,ケリーを勝たせないよう操作をしているという.また,選挙延期策に出て、現政権を維持するのではないかとも見られている。しかしこのようにしてブッシュが11月再選後もその操られる地位を全うするだけの精神状態が維持できない可能性がはっきりした選挙の事前の段階で,ケリーを勝利させる操作が開始される可能性があるように思われる.彼の「病状」次第というファクターが強まっている。基本は彼の再選ないし選挙延期なのだが。

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「ビートたけしのこんなはずでは」を見て思ったこと
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/1092.html
投稿者 侠骨 日時 2004 年 4 月 12 日 10:57:59:1XZo5R8Wb422U

10日のテレビ番組「ビートたけしのこんなはずでは!!」で、ケネディ兄弟とマリリン・モンローの殺害の真相がとりあげられていました。マリリンはロバート・ケネディから聞いたCIAとマフィア、軍需産業によるカストロ暗殺の企てなどを、ふられた腹いせに公表しようとして、消されたというものです。もしそのようなことが公表されれば、CIAなどの存在自体が疑問視され、彼らにとって最悪の場合失業という事態になってしまいます。連中が全力をあげて消しにかかるのは当然でしょう。誰でも飯の種は大事なもの、これを温存していては遠からず体制が崩壊すると分かっていても、飯の種とあらば固執するのが人間というものかもしれません。問題はそのような謀略機関、軍事体制を国家のシステムの中に組み入れ、それに事実上支配されていることの恐ろしさで、彼らは自分たちの存在理由を強化するため、何をでっち上げ、誰を泳がせているのか、考え出したらすべてが疑わしくなってきます。日本が同盟関係(実質は従属関係)を結んでいる国は、こんな国だということを、我々は肝に銘じておくべきではないか、日米関係を最優先させることが国益だと金科玉条のように唱える人達は一体なにをかまされているのかなと、テレビを見ながら思ったわけです。

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揚げ足をとるつもりではないですが・・
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/898.html
投稿者 ヤクザは大嫌いですが 日時 2004 年 4 月 04 日 16:26:55:y15gxB3Tgvzp6

(回答先: レスありがとうございます。 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 04 日 13:57:33)

>ヤクザの幹部のなかにも、どうしようもないワルに「義理と人情」を教え、
>世間に迷惑をかけないワル(ヤクザ)に育てているという認識を持っている
>人は少なくないはずです。

たしかに私もそのひとりです。 ヤクザは嫌いです。
しかしヤクザに限定されたことでは決してないですね。 この「ヤクザ」を、警察や官僚や立派な社会人と置き換えて、「義理と人情」を、利権や利益に置き換えると すっぽり当てはまる。

話はチト変わりますが、暴対法成立の背景に、暴力団の情報や資金源を絶つ意図で、ある意味、均衡を保っている実態を知らない若い世代(純粋培養の輩)からの発想で施工となった。
結果、資金源は警察組織が暴力団に成り代わり外郭団体をつくって横取りし(やることがえげつない)、当然、暴力団は地下に潜り、さらに悪質化し実態を見えなくするように変貌し、警察には(重要な)情報提供をしなくなり、警察の検挙率の昨今の低くなる原因となる。
これは世界の史実が証明済みの事柄であり、安易に予想できたことです。 暴対法成立に異を唱える人も少なからずいたが、これは暴力団・ヤクザの定義と歴史・実態を理解せず、無視して施工したことによるなるべくしてなった失敗例。 木をみて林をみない・・と云うか、暴力団排除は正論であることは認めるが、「やり方」方法がとくに拙かった。  警察組織が暴力団追放キャンペーンを、警察御用組合のマスコミと一緒になり声を大にして訴えている背景には、予算と人員を確保し、組織をより肥大化する目的のもとに行われているもののひとつ。  その意図をもって喧伝されている為、一般の人たちには実態を知らない、また知らせ無い性格を持つ、独特の社会である暴力団・ヤクザ(ここでは一緒にしますが、勿論情報公開する筈も無い)を、大衆に刷り込む必要もある。
 例えですが、北海道人は羆に出遭ったひとは殆どいません。 何十年も住み続けても、見かけることすら稀有なのですが、旅行で北海道を訪れた人で、羆に出遭ったという人の確率は多い。
もちろん本気ではないのでしょうが、現代のヤクザもこの例に近く、また一般人に現代ヤクザ
が容易に見分けられるようではいけなくなっている側面もあります。 しかし、「威力」が彼達の武器であることに変わりは無いですが・・・。

 

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言葉と行動について
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/773.html
投稿者 いつき 日時 2004 年 3 月 31 日 00:01:56:mY8OgIYwEmFtA


この世界には、いろいろな考え方の人がいる。

それぞれ対立する考え方があり、議論し火花を散らす。
だが、平行線をたどり解決することはまったく無い。
ありえないことであり、議論するだけ無駄である。

ムスリムにキリストの考えを押し付けることは不可能だし、逆もまたしかりである。
ネコに犬と結婚しろと言ってるようなものである。

考えを押し付けられた時に、怒りの爆弾は爆発する。

私たちには考えることが必要だ。
自分の常識だと思い込んでいる勝手な意見を押し付けていないかどうかをだ。

むしろ、自分がどうなのかを見るべきである。
人の事は自分の事を棚に上げて、いくらでも言えるのだ。
それは、要するに子供なのである。

例にとるならば、

イラク派兵に賛成する評論家は、先んじてイラクに自費にて復興支援にむかうべきである。
原子力は安全で必要というのなら、隣に住んで安全を証明してやるべきである。
今の日本人はなっていないという人は、自分が率先して手本を示すべきである。
今の警察がダメだというのなら、自分が警察に入って良い手本を見せればいいではないか。
今の子供はすぐキレルというが、自分はそんなに懐が深いのか?


大体の人は、そんなことは考えない。
自分が関係ない、自分は正義だと思うからこそ、言いたい放題いえるのである。

そして、それは何も解決をもたらさないだろう。
自分がやれることは何なのか?
自分が相手の立場であったなら、どう思うのか?
どうサポートしてやれるのか?

その辺りを、もう少し考えてみることが私たちにとって、
とても大事なことだと思う。

誇れる自分になるのはとても難しいことだ。

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WHO多国籍製薬会社を向こうに、ワクチン問題で大立ち回り。孤軍奮闘、日本人を守った沖縄人ウイルス学の権威・根路銘邦昭
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/631.html
投稿者 加算ドラ 日時 2004 年 3 月 12 日 11:58:06:vaxGyR6/jOtSc

週刊ポスト最新号(3・19)で世界的ウイルス学者である根路銘国昭(生物資源利用研究所長)が山根真一と対談しているが非常に興味深い(「メタルカラーの時代」)。

彼のバックグラウンドに注目。沖縄生まれで北大獣医学部出身、1966年国立感染症研究所所属。そして留学経験ゼロ。それでいて、ウイルス学では最高水準をきわめた人物だ。出自からして日本にとっても世界にとってもパワーエリート側の人間ではない。93年にWHOの(アジア太平洋地域)インフルエンザ呼吸器ウイルス協力センター長に着任しており、WHOの内部に詳しい。

1 その年の秋から冬にかけてどんなインフルエンザが流行するかを年初にWHOの専門家が集まり会議で決定。それにもとづき、ワクチンメーカーが製造する、という。

2 87年変異B型インフルエンザが流行するから日本側はワクチンを作り、今あるアメリカのものに変えてそれを使うようにと彼が勧告しWHOにファックス。しかしワクチンメーカー側は拒否。結果、ワクチンが効かず多くの人がなくなったという。

3 それまで、アメリカ、イギリス、オーストラリアにはあったが93年にWHOアジア太平洋地域インフルエンザセンターができるまで、アジアにはなかった。

4彼が、日本はアジア各国の中心となって膨大なデータを集めWHOに提供しているのに、なぜ、このセンターが日本にないのだ、とWHOの担当官に手紙を書いた。返事は、「WHOも国連の安全保障理事国と同じで第二次大戦の戦勝国で構成している。よって日本は入れない。」彼は50年経過しているので日本を入れるべきだと反論したが、返事は同じだったという。そこで彼はWHOを非難しているということになり、彼と日本とに対してWHOが冷淡になったという。

5 この喧嘩に負けてなるものかと、対抗策として、1年間日本が持っているアジアの情報を彼が提供しなかった。世界のインフルエンザの大半はアジアからだ。先方が困って大騒ぎになった。つまりワクチン製造会社は大慌て、大打撃。それが元で翌年WHOの専門家会議に日本に招聘が来て、93年にWHOのアジアインフルエンザセンターが作られることになった。彼は、センター長に就任した。

6 93年フランスで専門家500人が集まるインフルエンザの国際会議があり、ここで米英仏露など12名が最終日に円卓会議。そこではなぜか「新開発されたインフルエンザ用低温純化型生ワクチン」を日本は使うべしというのが議題だったという。しかし日本では生ワクチンは効果の点で問題があり、使わなくなっていた。彼の理解では、日本を実験台にして、うまく行けば各国で使うという思惑だったろうという。日本からも大学教授が30名ほど参加しているのに誰もこれに反対しなかった。そこで彼は「日本は先進国であり君たちの指導を受けてワクチン政策を変える国じゃない。日本の政策をこの学会で論議すること自体がおかしい。学者は科学的な議論をすべきであって政策問題がを議論するのは科学者の精神に反する。」と気炎をあげたという。

7 その学会は一週間にわたりこのワクチンの効果について発表するものだった。彼はまとめ役の米ロの博士に今一度OHPでデータを映して欲しいと頼んだ。で、よく見ると、実は日本でのワクチンの方が効き目があることが判明し、学者たちがネロメが正しいと言い出し、結果として日本がまず外国製薬会社のこのワクチンを使うべしとするという話は流れた、という。つまり彼は日本人がモルモットとされることを防いだのだ。

8 こんなこともあった。ジュネーブ(ジェノバ=ジェノア)のWHO本部で来年はどのワクチンを使うべきという決定の際、11(アメリカのワクチン)対1(日本のワクチン)で立場が割れた。この1票がネロメのものだった。多数決でアメリカのワクチンに決定。ところが科学的見地からはこの決定はおかしいとして彼が、閉会間での30分のコーヒーブレークの際、2日間の討議で使ってきた110カ国からのデータと日本とアメリカのワクチンのデータを突き合わせてダダーっと電算機ではじき出した(緊迫の時間が過ぎる)。結果はアメリカ提案のワクチンでは日本の半分しか効果がないことが判明。そして討議再開となった。

9彼はこう発言
「今回は多数決でアメリカのワクチンに決定したが、皆さんに一つだけ質問がある。ナンシー、君は学者か政治家か?」答えは「もちろん学者です。」

「そうか、いいことを聞いた。君はどうだアラン?」

この調子で11人全員に聞き、全員が学者だと答えたという。

「じゃ学者として、さっきの結論とは別個にデータをもう一回検討しようじゃないか。まずフランスのデータを見て欲しい。この数字はアメリカの数字とまったく逆でぜんぜん効果がないでしょ。ノルウエーも同じ。日本の提案したウイルスの効果は1200、アメリカは600で効果は半分。君たちは学者としてはどう判断するか。」こう迫ったという。場内騒然となった。チェアマンがゆっくり歩いて彼の後ろへ回リ首を抱え込んで小さな声で言った。「クニアキ、ありがとう。われわれは過ちを犯すところだった。」

チェアマン、どんどんとテーブルを2回たたいていった。

「私の判断で採決を取り消します。ドクターネロメが提案した日本の意見に従います。」

判断がひっくり返ったという。

10 日本の学者の多くは、大学を出るとまずアメリカ留学。2-3年でアメリカのボスから知恵を預かりちょっと輝いて帰国。また輝きがなくなると元のボスの所へ舞い戻るという繰り返し。実際はアメリカ側は日本人の研究者をデータ出しの作業に使っているだけだという。(ちなみに山根は、米国NIH(国立衛星研究所)には常時日本人が200人いるという。)これはわたしの知る限り事実である。日本人は器用であるため、実験要員となりデータを集めさせられている。


さて、以上のことで非常に考えさせられた。

@WHOから見ると、最近まで、ウイルスやワクチンについて日本は発言権という点ではまったく蚊帳の外でありしかも、屁理屈として敗戦国側であるといわれていたこと(安全保障理事会ならともかく、健康・厚生問題に戦勝国もなにもないのに)。

AWHOでは、日本人が実験動物として扱われる位置におかれかねないこと。

BWHOが毎年ワクチンを決めているということ。その際、どうも米英の製薬会社の圧力・操作が強くきいており、科学的にではなく政治的に、ワクチン選定がなされていること。

C日本人の専門家は彼のような人物以外、はじめから欧米の製薬会社の軍門に降りており、科学的な知見に基づいた反論をしていないこと。

山根が「ワクチン決定会議というのはメーカーの思惑がはいる余地はないのか。」と尋ねると、彼は「そう言うことは私の口からはいえない。しかし私は闘ってきましたよ。」そういって上のような闘いを紹介している。これはやはり欧米の製薬会社側の圧力がすさまじいことを示唆している。そういうことは自分の口からはいえないとまで追い込まれた表現となっている。それを口にすれば、その先に、研究者としての未来などない、といわんばかりだ。

それにしても彼の孤軍奮闘ぶりを見て欲しい。こんな勇気のある男、科学者として真理に従うことに実直な男が、強硬なWHOと多国籍製薬会社を向こうにして、ひとりで大立ち回りをしているではないか。結果として日本人の命を守っているではないか。他の日本人(本土の連中だろう)腰抜け腑抜け、科学者として人間としての誠意がないとき、かれはひとりの人間として、誠実に闘ったじゃないか。日本の名誉、アジアアフリカの名誉をぎりぎり守ったではないか。
彼の中高時代沖縄はアメリカの市政下にあり、女性がアメリカ兵に手玉にされるのを目にしており、アメリカと平和時に闘うため、彼らと同じ目線で話をして付き合うため一流の学者になろうと決意したという。


今一度確認したい。WHO(国連)は欧米製薬会社に事実上乗っ取られている。ワクチン決定会議に集まる学者はほぼすべて彼らの手駒として働いている。指摘されたように白人が、有色人種をワクチンの実験対象として位置づけている。そしてアジアアフリカ諸国をワクチンビジネスの金城湯池としている。また有色人種側には、反論するための科学的判断力はないものとなめてかかっている(ところがどっこい日本には彼のような立派な学者がいたわけだが)。

日本が欧米の多国籍企業・パワーエリート)に手玉に取られないためには、また殺されないために気概を以って独立的精神を持つ必要があるということだ。そして感情論を排し冷静に理論・論理で対抗すべきだ。アングロサクソンには相手が反論できないまで論理で追い詰めることが得策であることをネロメの闘いは示している。ロジックをしっかり組み立てれば、彼らを押し返すことができるはずだ。

日本を危機に陥れるのは、米英パワーエリートに正面から異議を申し立てないこと、つまり唯々諾々と従うこと。そして、異議申し立てを感情レベルで行うこと。これが、日本のセキュリティーを最も脅かすことになるのだ。

小泉は米英パワーエリートの言いなりであり、反論は常に感情的でありロジックがない。つまり、このような人物こそが、日本の安全保障・国運を根底から脅かしている、その意味で日本にとって最大の脅威なのである。日本で反テロ法などはこのような人物を政権に着任させなければ まったく無用である。


また日本を守れるのは、日本のパワーエリートやメインストリームの出身者では決してない。虐げられてきた周縁部出身の人間こそがむしろ最適格者である。根路銘のような人物は日本の至宝であり守護神だといえる。

真理は少数者の側にあり。


(ちなみにわたしは沖縄出身ではない)
*彼は今「癌、成人病,ウイルス病」という三大疾病に効果ある物質を亜熱帯地域の生物資源から探し人類の救済に向けようとしているとのこと。

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米20ドル新札、ユーロ新札には既にチップが埋め込まれ、電波を発している。
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/593.html
投稿者 セラ 日時 2004 年 3 月 07 日 12:37:12:2SK0QiP5VPI0k

RFIDと呼ばれるマイクロチップが人々が全く知らぬ間に既にユーロ札と20ドル米札に組み込まれている。記事はこれだ。

http://www.prisonplanet.com/022904rfidtagsexplode.html

あるアメリカ人が、店を出るとき買い物もしていないのに、探知機のブザーにかかった。店員も出てきて調べようとしたが、反応したのは彼の財布だった。ひょっとして札にチップが入っているのではと思い、通りの反対にある店でアルミホイルを買って、札を包み同じ店を今一度出る実験をしたら、反応しなかった。つまり、やはり、チップが入っていたことが分かった。帰宅後、夫婦でいろいろ考えた。この追跡技術から逃れるにはどうしたらよいか。で、取りあえず、裸札を電子レンジにかけてみた。1000ドル分の20ドル紙幣を入れた。すると、なんとお札に描かれたアンドリュウ=ジャクソン大統領の一方の目の部分が統べて、爆発を起こし、その部分が燃えた。では、と、アルミホイルに包ん電子レンジにかけた。すると、札は燃えずに、チップだけを破壊することができた。これを境に、20ドル札をホイルに包んで電子レンジにかけることが日々の手続きとなっているという。

別の記事だが欧州でも2005年までにすべての札にチップを入れると欧州の銀行が発表していたが、実は既に新しい札にチップが入れられていることが判明したとある。

RFIDはそのチップに盛り込まれた情報が電波で、読み取り機に発信される仕組みとなっている。これは、商品タグであろうがお札であろうが、全て同一の読み取り機で情報が読め
るものである。

あなたがいくら現金を持っているなどということは一発でわかるのだ。どこで発行したどの札をあなたが所持している、といったことが、読み取り機を持つ側に一発で追跡される。しかも、読み取り機がどこに設置されているかもわからないのである。だれかが読み取り機をあなたの自宅に当てれば、あなたの家が幾らの現金をもっているか、ただちに判明する。あなた自身が身分証明書のマイクロチップ入りカードの携帯を法的に義務化されたら、これも機械で読まれるため、結局どこの誰、つまりあなたが幾ら現金を持っているいうことが、追跡されるのである。

米英パワーエリートによる、地球のすべての個人の監視体制機構が着々と進行しており、このままいけば、いっさい、われわれプライバシーが奪われ、家畜としての扱いを受ける。彼等は本気であることを銘記すべきである。

日本の新札にも、この技術が投入されることが決まっている。猛烈に反対すべきである。逃れられない場合は、上記の方法で毎日すべてのチップを不能にすべし。


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迫るビタミン・ミネラル剤が入手ができなくなる日。やがてワクチンは強制され、自然医療は排除される。
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/592.html
投稿者 般若 日時 2004 年 3 月 07 日 03:34:15:OVL0MY1xyXL1o

今世界でもうひとつ大変なことがおきつつある。

癌をはじめあらゆる病気が,ビタミンやミネラル(特に何十種もあるtrace mineral=微量ミネラル)などの不足から発生していることはすでに科学的にも明らかになっている。逆に言えばビタミンやミネラルを食事や、栄養補助剤から摂取すれば、健康の改善に目覚しい意義がある。しかし、農薬普及などで、地力が落ち、生育する野菜などが含むこうした栄養素の量が激減している。そこで、ビタミン剤、ミネラル剤などの栄養補助剤の社会的要請が高いわけだ。


さて、問題は、こうした栄養補助剤が、世界の製薬会社のカルテルの圧力によって、市場から消滅に向かわされていることなのである。国連とWHO合同の機関Codex(1963年発足)が製薬会社の圧力で、規則改定の手続きに入っている。つまり、消費者がビタミン・ミネラル剤を購入できる量を制限するという規則だ。問題なのは、この制限量の中でこうしたビタミンやミネラルを摂取しても細胞の機能を正常化するに至らないという点だ。つまり、一日の中でその量を摂取しても、一切効き目がない、という程度に、摂取が制限されるのである。

この改定されつつある規則は、国連に加盟するすべての政府の、国内法として施行されるべきものとされているようだ。で、実際、EUでそれを国内法として成立させつつあるという。これが成立すれば、欧州人は、事実上、ビタミンやミネラルを栄養補助剤から調達することができなくなる。米国内でも同じことが進行中である。

西洋薬はご存知のように、石油からできている化学合成物質である。製薬会社・化学会社のロビー活動で、Codexや各国内政策決定過程が、この法律を国内法化する圧力をかけることで、彼らの西洋薬が売れなくなることを避けようとしているのである。ビタミン・ミネラル何ぞで、健康になってもらってなるものか、の一念なのだ。何しろビタミン・ミネラルなど自然物は排他的権利である特許とは無縁であるため、製薬会社として製品化しても儲からないのだ。


これと平行して起きている現象が、たとえば、癌患者を扱う医師が、西洋医学の基本的な対処の仕方である手術・投薬・放射線の3つの方法以外の自然療法・心理療法などを提供することを禁じるそれをしたら医者の資格を剥奪する、というったことなのだ。米国では何十年もそうなのだが、これが、欧州でもじわじわ進行しつつある。癌患者を何千件と調査した医師が発見したのが、全員、何かの事件発生(近親者の死など)で精神的ショックを得てトラウマを抱えていたことが構造的に判明した。彼の見立てだと、このトラウマを取り去らない限り、転移などが起きる、という考えからその方向での指導をしていた。医学会が、癌を3大療法で対処しない,それが効き目がないという考え方は、医師として精神異常となっており、したがって、医師としての機能できない、したがって、医師資格を剥奪すると通告していたところ、この医師は自分の信念を曲げなかったところ、ドイツ警察当局に逮捕され18ヶ月収監されたのが何年か前に起きた事件だった。

また、米国では、子供に摂取する風邪ワクチンを強制しようとする法案化へ動きが強まっている。親がこれを拒否した場合、刑法的に有罪とするものである。90年代半ばから提供されているこのワクチンは水銀の一種が入っており、これが子供の脳を打撃し、言語障害などの症候をもつ自閉症が発生しているのではないかと専門家から指摘されている。カリフォルニア州では、過去三年ほどの間で自閉症児が600%増加している。政府は表向きこの関連性を否定してきたものの、実は政府部局内(CDC=疾病予防センター)の秘密文書ではこの関連性を認めていることが先日のテレビ報道ですっぱ抜かれた。米国で何年も前、ワクチンの水銀で自閉症となった子供が出る映画「Mercury(水銀) in the Rise」(タイトルに記憶違いあるかも)という劇場映画が公開されている。市民の中には宗教的理由で子供にワクチンを打たせない親と、こうした、水銀禍を恐れてワクチンを打たせない親たちの2派がある。ワクチンを子に打たせない親を刑事罰で処するという法案に反対している前者は憲法上の信仰の自由を盾にしている。製薬会社としては、ワクチンはぼろ儲けの商品なのだ。これが毎年強制できたらこれほどうれしいことはないのである。

このように、多国籍製薬会社などにCodexなどは乗っ取られ、米国・欧州・日本でな一般市民はビタミン・ミネラルなど食事補助剤・健康じ補助食品の利用が不可能な方向にもっていかれつつあり、自然療法を施す医師たちをパージし、副作用の多いワクチンの強制が刑法レベルでなされる方向に向かっている。世界の著名な製薬・化学会社の医薬品および癌であれば三大療法しか選べない方向、また、ワクチン強制に向かっている。一般市民が、健康を守るために、いろいろな選択肢から選ぶ自由が今根本的に危機に晒されている。

エイズ、SARS, 鳥インフルエンザなどビタミンCの摂取だけで容易にコントロールできる医学的データが得られているが(エイズウイルスなど、これで99.99%、増殖が止められるという)、その医学的データを知りつつ、多国籍製薬会社は特許防衛した高価なワクチン開発・製造・販売に血道をあげているわけである。ワケの分らない感染病が出てくればくるほど、製薬会社が儲かる仕組みになっている。


今世界の人々は文字通り雪隠詰めとなりつつあリ、毒を飲まされ(免疫学で最近有名な新潟大学医学部安保教授などによれば、薬は要するに毒だという)、カネを巻き上げられ、死んでいく工程に強制的に押し込まれようとしている。


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『私たちが目指すべき社会』:ビルトッテン新春の集い講演
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/444.html
投稿者 鳥の目と虫の目 日時 2004 年 1 月 30 日 09:24:53:C.KjJ27t0yxbg

これだけ絶望的なニュースばかりがあふれるなか、下記のビルトッテンさんの力強い未来展望の提示には、本当に励まされます。
ぜひご一読下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=622

題名:No.613 新春の集い  『持続可能な社会をつくるために』

From : ビル・トッテン
Subject : 新春の集い  『持続可能な社会をつくるために』
Number : OW613
Date : 2004年1月29日
アシスト 2004年 新春の集い講演資料

(ビル・トッテン)

新春の集い  『持続可能な社会をつくるために』

 本日は、私たちが目指すべき社会についてお話したい。私が目指すべき姿だと信じる「持続可能な社会」が、私が生きている間に実現することはないと思う。なぜならそれは今の社会において最も力のある、既得権益を持つ人々に真っ向から対立するからだ。ごく少数の既得権益者の抵抗に打ち勝つには、持続可能な社会が一般の人々にとってどれだけ良いものかを説得し、その実現を阻んでいるのが貪欲な少数の権力者だということを理解していただくしかない。また政治家や官僚は真に目指すべき姿ではなく、自分達が達成可能な範囲内で現代の問題に対処しようとしている。したがって、真に目指すべき姿を誰かが啓蒙する必要があると私は思う。

衰退する日本

 地球規模でみると日本は経済的にも社会的にもうまくいっている国である。国民1人当たりの所得は高く、優れた技術や高い生産性を誇り、他の国を侵略することも自国の価値観を他国に押し付けることもない。しかし、長い期間でみると平成になってから日本は大きく衰退した。経済は停滞し、産業は空洞化し、国家債務は最悪となり、失業、倒産、自殺、麻薬、犯罪などすべてが悪化している。若者は学校を卒業しても就職できず、将来得るはずの年金は破綻に向かい、我々大人は彼らに巨額の借金を残している。

 この状況に陥ったのも、千年以上もの間日本人の生活を豊かにしてきた価値観を捨て、世界で最も強く、しかし、最も有害で急速に衰退しつつあるアメリカに従い、模倣したためだった。日本は今、国民ではなくアメリカを喜ばせることを使命とする人々に統治されている。日本政府はそのために80年代に金融バブルを起こし、90年代には規制緩和と民営化を推進した。また、銀行にバブル崩壊と規制緩和で下落した資産を安値で米金融海賊に売り渡すよう圧力をかけた。そして今、イラク侵略の戦費、米軍事予算・財政赤字を支援している。日本政府が巨額にドルを買い込んでいる結果、円の対ドルレートが1円下がるたびに日本は7,480億ドルの損失を出している。
 
 ある人は、日本の支配者はアメリカに洗脳されている愚か者だという。または米政府と結託し利益を得ている数社の大企業に仕えつつ、日本で権力と地位を維持しようとする売国奴だという。愚か者か売国奴か、私は判断するだけの内部情報は持たないが、この目でみて彼らが過去20年くらいの間に行ったことのほとんどすべてが日本国民を犠牲にしてアメリカとアメリカから利益を得る少数の大企業を潤していることは確かである。

 しかし、たとえ政治家が愚か者か売国奴でも、日本の国民が自己満足に浸ることなくその義務を果たしていればそれも避けることはできた。ある人は、日本人は官を信頼しているから政府が何をしているか考えないのだという。政治家や官僚が、聖徳太子の時代から敗戦まで日本に綿々と続いてきた儒教、仏教、神道、武士道といった古来の価値観に基づく教育を受けていた時代は信頼に価していたのはわかる。しかし、それらの教育を受けていない今日の政治家や官僚に信頼を寄せることは間違いだ。平成の15年間はひどかったが、将来はさらに暗澹としている。デフレは悪化し、経済は生産よりも博打中毒になり、国家債務は増え続けるだろう。利子や地代、配当金で生活できる一握りの富裕者は、大多数の国民の労働や才能によってもたらされた国家所得からますます多くを手にし、一般国民との貧富の格差は拡大する。それを助長するように政府は富裕者層への減税を行い、一方で労働や才能をもって日本の繁栄に貢献している一般の働く人々は増税となり、福祉などの国家サービスは削減されていくであろう。

 これは日本社会が保守派によって支配されているためである。彼らは何を「保守」しているのか。国民の安寧や幸福か、それとも自分たちや権力を持つ少数派の持つ既得権益なのか。答えをいうまでもないだろう。強者がその力を弱者のためではなく自分のために使うようになったのも、日本が儒教、仏教、神道、武士道の価値観を教える教育を捨てたことによるからだ。これらの価値観とは道徳であり、私がいつもこれを強調するのは、日本が実際に道徳教育を行い、人格や徳を人間の、特に指導者の持つべき素養としてきたからだ。しかし、「私利私欲をなくして公のために奉仕すること」は「国のために死ぬ」という意味に先の戦争ですり替えられているため、もしこれに拒絶反応を示す人がいるなら西洋の古典哲学を学べば良い。賢者の教えは洋の東西を問わないことがわかるはずである。

デフレと生産要素

 日本の経済問題であるデフレについて考えてみる。デフレは商品やサービスの需要を供給が上回り、その社会で消費する以上に商品が生産される時に起きる。日本はこれからもデフレが続く。それは消費には限界があるが、供給はエネルギー革命によって過剰な供給が可能になったことが一因である。足りない消費を補うためヨーロッパでは多くの国が社会民主主義をとり政府支出を増やす一方で、アメリカでは軍事消費をすることによって過剰な供給を爆破している。
 
 1945年の敗戦以後、国土復興のために走り続けた日本が個人消費経済に移行し、供給が需要を上回るようになったのは80年代半ばだった。そして一度デフレが始まると急速に供給が消費(需要)を上回り、それが過去10年間続いている。

デフレを理解するために、数式で考えてみよう。
 
生産 = 所得 = 消費 + 貯蓄

生産者(所得を受け取る者)は住宅や教育、老後の資金として所得の一部を貯蓄する。しかし、もしある地域社会全体が一定期間、所得の一部を貯蓄すれば、その社会の消費はその分だけ生産を下回る。そのため誰かが常に過去に行った貯蓄で預金以上の消費をしない限りデフレになる。

生産 = 所得 = 労働賃金 + 地代 + 預金利子

経済学では生産要素を労働と土地と資本に分類している。生産物からの収益は、労働や才能を提供した人には賃金、土地を提供した人に地代、資本を提供した人に利子として支払われる。政府統計によると日本の国民所得の約75%は賃金、10%が地代、15%が利子として支払われている。
資本主義や競争、市場経済を提唱する人々は、生産者が生産活動を自由に行えるようにすれば、生産はもっとも効率的になると信じているか、信じているふりをしている。そう主張することで、政府に生産者への規制撤廃と減税を求め、生産に寄与しない者を甘やかすとして政府の保護(福祉や補助金)に反対する。

 では、いわゆる「生産要素」と呼ばれるものを精査しよう。サラリーマン、派遣社員、パート、アルバイト、または調理師、会計士、医師、技師など、さまざまな職業につく人はその才能を「労働」というかたちで生産に提供している。そのやる気をいかに発揮させるかが大切だということは誰もがわかるはずだ。

 生産物が生産される「土地」を供給しているのは誰か。それは土地の「所有者」だが、彼らが土地を作って供給しているわけではない。土地を供給している人はその所有権をどうやって手に入れたのかといえば、それを遡れば日本でも外国でも、最初に土地を「所有」した人は、土地を盗んだか盗んだ人からそれを受け取った人である。日本の場合、力によって土地を手にしたのは、戦国時代か初期の徳川時代、または明治時代初期に遡る。つまり今、土地を「所有」しているとして、それを提供している人は武力か権力で奪った土地を受け継いだ人々なのだ。(私が土地の所有者と呼ぶ時、その土地で農業をしたり、土地に家を建てて住んだり、またはその土地で事業を行っている人をさすのではなく、その土地を貸して、支払われる地代を受け取るだけの人をさす。)さらに土地の所有者は、国民所得の10%を手にするために何をしているのだろうか。何もしていないのである。

土地への課税

 例えば、銀座5丁目は1坪4,200万円だが、同じ繁華街でも鳥取市栄町は1坪130万円である。銀座の土地所有者は鳥取の32倍の地価にするために何をしたかというと、何もしてはいない。ただ単に東京が日本の経済、政治の中心であり、交通の便が良く、人を引きつけるさまざまな店舗やデパートが軒をならべているというメリットを享受しているだけである。

 同じことはすべての土地所有者にいえる。地代を得るための付加価値を自ら生み出すことなく国民所得の10%を手にしている。土地所有者は、その地域社会の発展の度合いにあわせて利益を享受しているのである。もともとは盗まれた土地からの、労せずして得る「地代」を社会は「地主」から取り返すべきだと思う。そしてそれは労働や才能によって商品やサービスを提供している人々に分配されるべきなのだ。

 これを実現する方法はいくつかあるが、1つの簡単な方法はマルグリット・ケネディ(*1)が提案している方法で、すべての土地に、年間地価の3%〜4%を課税することだ。なぜ3%〜4%かというと、それが地代の最低の率だからである。インフレから見込まれる利益やリスクをのぞくと基礎利子率(貨幣を保有しているだけで稼げる元本保証の利子率)は、ローマ帝国の時代から3%〜4%である。土地の所有者は利子収入よりも地代収入が少なければ土地を売って預金しようとし、また地代収入が利子収入より多ければお金を持っている人は土地を買うため、基礎利子率と地代の最低率は同じになると考えられる。そのためケネディは労せずして得ている「地代」を取り返すための課税率を基礎利子率と同じ3%〜4%とした。

 地価に年3%を課税するというと、そんな急な増税、と反発があるだろうが1989年に政府は消費税として急に3%の徴税を始めたし、1997年には5%に増税した。また数年以内に消費税を17%に上げようとしていることを考えれば不可能ではない。さらにケネディの提案は地主に税金を払わない選択肢も与えている。税金を払えばその限りにおいて土地を所有し続けられるが、税金を払わないという選択をした地主は、33年間で土地を譲り渡す契約を結べば、支払わなくてもよい(33年 × 3%=100%)。しかし33年以降、税金を払えば優先的にその土地を使い続けることができるようにする。(4%であれば25年間。)

 土地の私有を廃止した社会主義国が崩壊した今、資本主義国で土地所有の廃止などというかもしれないが、これによって土地への投機がなくなり、使われない土地は市場に売りに出されて地価が下がり、必要な人が買って生産的に使えるようになるということが、今の日本にどのような影響をもたらすか、2001年のデータでみてみよう。日本の土地資産額総額は約1,500兆円であり、その3%は45兆円である。一方、国家税収は約50兆円である。したがって土地に3%課税することで、ほとんどの税金を廃止することができるのである。

 あなた自身について考えてみてほしい。所有する土地に3%の税金を払うのと、所得税と消費税を払うのとどちらを選ぶか。企業であれば法人税をなくすのとどちらが良いだろうか。長期的に地価が下がれば3%の土地税では税収が足りなくなるので、政府はいずれ所得税や消費税、法人税を復活させなければならなくなるだろう。しかし、住宅は安くなり、地代として土地所有者へ回っていたお金が生産に貢献した人に賃金として回るようになる。労働に対して支払われていた国民所得の75%が85%に増えることで、労働に対してより正当な代価が支払われるようになるのである。

 また個人が土地を所有することは、社会の他の構成員に対して独占的な利点をもたらす。生産者は商品が陳腐化、または本当に腐る前に売らなければならないし、生活のために大部分の国民は働かなければならない。商品同様、労働も売らなければ陳腐化する。しかし土地は違う。地主は急いで売る必要はない。道路や駅ができれば地価が上がり利益を得られることを知っている。商品を売りたい企業、労働力を売りたい労働者を、こうして土地所有者は利用する。しかし、税金を課すことでこの不公正で独占的な土地の利点を取り上げることができるのだ。

貨幣の目的

 もう一つの生産要素である資本は貨幣(お金)だが、これも劣化しないという独占的な力を持っている。貨幣は銀行に預けると利子を生む。商品とは逆に時間がたつと価値が上がるのだ。だからこそ企業は商品を売りたがり、労働者は労働力を提供したがるが、資本家はその供給を拒む(資金を提供しない)という強い立場に立つことができる。土地への課税で土地の所有者と労働者が同じ立場になるのと同様に、お金も価値が劣化すればお金の供給者はため込むことなく早く手放すようになる。この解決方法で最も良いと思われるのがマイナス金利の導入である。
これを理解するために、貨幣の理論的根拠を認識する必要がある。つまりお金の目的だ。もともとお金は物々交換の手間を省くために生み出されたものであり、その道具だったものが金利によって価値を生み出す性質に変わった。物々交換の時代から現代の経済システムへの移行が可能になったのは、労働が分配されたこと、つまり分業による。基本的に自給自足でわずかの取引だけならお金は必要ないが、分業になるとほとんどのものがお金を介して交換される。お金がなければ商品は手に入らないために、お金に対する需要が生まれ、この経済的な必要性が無条件にすべての都市生活者にのしかかり、お金が労働の分業の前提条件となったのである。

 道路や通信網の流れが妨げられてはならないように、お金の流れを止めることは許されない。もし私が労働で得たお金で他の人の商品や労働を買うことを拒めば、それはお金の流れを止めることである。それによって他の人の商品は売れ残り、失業か、倒産かデフレをもたらすからだ。しかし、お金が劣化しなければ、所有者は価値を生み出すために買うのを先延ばしたり、賃金をねぎったり、値下げの圧力をかけたりすることができる。近代社会が分業によってもたらされ、お金を社会的な商品とみなすなら、そのお金の循環を滞らせてはならない。そのためにマイナス金利を導入すべきなのだ。

 これは19世紀にシルビオ・ゲゼル(*2)が提案した。ゲゼルの考え方は、商品や労働のようにお金の価値を劣化させることで、お金を手にしたらすぐにそれを使うように奨励するというものである。今日、お金はコンピュータの数字で管理されているため、その社会が選んだ割合でお金の価値が劣化するようプログラムによって設定することは可能であろう。または支払いに採用されている「スマートカード」のような媒体でも利用できるだろう。

 マイナス金利、つまり保管料という考え方は、倉庫に物を保管すると保管料をとられるのと同じく、銀行にお金を預けると利子の代わりに手数料をとるようにすることである。これによって、お金の所有者だけが持つ独占的な力、つまり「お金を使わない力」を排除できるのである。

博打経済を阻止

 マイナス金利になればお金は株式市場に向かうという人がいるかもしれないが、私はそうは思わない。株の売買は1975年には GDPの2%だったのが、2002年にはGDPの106% にも増加した。つまり、GDPの106%相当ものお金が商品や賃金にまわっていない。それらが消費や賃金にまわればデフレも解決するだろうし、倒産も失業の問題もなくなるだろう。ところが株取引の99%は純粋な博打であり、企業が資金として利用する新規公開株のために売られた株は、株式取引額のわずか1%にすぎない。
商品やサービスを生産するよりも多くのお金を株に使っている社会は、あとどれくらい持続可能なのだろうか。日本の政治家や経営者は1929年の大暴落を忘れてしまったのだろうか。大暴落を思い出すとともに、それに続いた世界大恐慌と、世界大戦という歴史をもう一度学ぶ必要がある。

 預金者は自分のお金をそのような危機にさらしたくないだろう。しかし、銀行、保険会社、年金基金などは預金者や加入者のお金で、株という賭け事に興じている。しかし、それは純粋な賭け事ではない。なぜなら賭けの勝ち分は自分が取り続け、また政府は税金を投入して株価を支え、それでも負けが出ると「不良債権」と呼び税金を投入するからである。株式市場で行われているこの博打は政府が援助を止めればすぐに終わるだろう。いや、博打と呼ぶのも親切すぎるかもしれない。結局は、政府は国民のお金を盗んでこれを行っているに等しいからである。

 株と同じく、通貨売買も博打である。2001年には世界で1日に150兆円の通貨が売買された。これは1日の世界貿易取引額の68倍であり、その年の1日の世界の総生産額の14倍である。2001年の通貨取引は1973年の75倍にものぼった。73年には外貨を買う理由は海外旅行や貿易だけだった。通貨取引が商品やサービスの取引の68倍もあるということは、これもまったくの博打である。しかし、これも政府に補助金を出してもらって行う博打なのだ。

 日本政府は昨年、国税収の半分にあたる21兆円もドルを買った。ドル買いは、円安にすることで輸出業者を助けるためらしい。らしい、というのは、政府はそれを口実に、しかし別の目的で介入していると私は考えるからだ。日本政府のドル買いにもかかわらず、2003年、ドルは119円から107円に下落した。通貨トレーダーが円安になる方へ投機する時、彼らは政府がそれを後押しするよう介入してくれることを知っている。政府がスポンサーの博打なのだ。いや、政府は国民の税金を盗んでいるに等しいのだから、これも博打というにはあまりにも親切であろう。しかし、この通貨売買も、政府が補助、つまり税金でドル買いをして円安にしようとするむなしい試みに時間とお金を浪費させるのを止めればよい。政府がもはや賭けに保険をかけてくれないと知れば、日本の金融機関は賭けるのをやめるであろう。

 お金が商品や労働のように劣化するものとなり、日本政府が国民のお金で博打の援助をするのをやめれば、日本はどうなるだろうか。この質問に答えるには、プラス金利が短期的な展望を、マイナス金利が長期的な展望、つまり持続可能な社会に向かうために必要なものを提供するということを認識する必要がある。

持続可能な社会を作る

 お金の所有者は常にお金の使い方を比較して儲かる方へお金を動かしている。投資判断に活用されている将来のキャッシュフローを予測する手法を見ると、正味現在価値法でも割引キャッシュフロー法でも、プラス金利では将来のキャッシュフローは金利と反比例するため、金利が高くなればなるほど、生産的なものへの投資は減る。逆にマイナス金利では、預金しておくだけで劣化するために、お金の使い方を比較し、マイナス金利が高くなればなるほど、人々は何か他のものへ投資する道を探すだろう。したがってプラス金利だとローンの支払いを遅らせ、マイナス金利ではローンの支払いを急ぎ、お金の価値が減る前に持っているお金で返済しようとする。またプラス金利だと、銀行に預金するだけで利子がつくなら、後から大きな見返りをもたらすものへの投資を控える。
 
 逆にマイナス金利だと預金しておけば劣化するだけなので、後からの見返りを期待して投資に向けるだろう。具体的には、プラス金利だと木を切って売り、儲けを預金して利子を得る方を選ぶが、マイナス金利なら、預金をせずに木を植える方へ投資をするということだ。
しかし、お金を劣化させて預金への意欲をくじかせれば、それによって企業が借りる資金が足りなくなり、将来の発展やより生産的な投資がなされないのではと懸念する人もいるだろう。私はそうはならないと思う。自分のことを考えてみても、所得の一部を預金するのは将来に備えてであり、私は保管料を払っても預金をするだろう。預金をするのは利子だけが目当てではないからである。

 土地への課税、そして、商品や労働と同じようにお金を劣化する性質に変えることによって、土地とお金が、もう一つの生産要素である労働に対して持つ権力をなくすことができる。そして日本の国民所得の25%を占めている地代と利子分が、商品やサービスを提供するために才能と労働を提供している人々へ分配されるようになる。こうして、労働者はその才能や努力にあわせてより正当な報酬を手にすることができる、真の自由競争社会が実現するだろう。

 労働によって所得を得ている人々はその多くを消費に使っている。しかし、利子や地代で生活している一部の富裕者層は、過去に蓄積された富を使って土地や資本を提供し、その所得の一部しか消費に回していない。土地への課税、または地代をなくすことはお金を富裕者層から一般の人々またはより貧しい人々へ移転することにもなる。そしてこれによって生産(供給)に対する消費(需要)が増え、デフレが改善されるであろう。

私の話を皆さんが既成の秩序に対する脅威と解釈しないことを願う。私は世界を変えられるとは思っていない。私の考えは理想論であり、多くの国民がそれを求めない限り実現されることはないからだ。娯楽に興じ国家や社会のあり方、人類社会の抱える弊害を除去することに興味のない人は聞き流すだろうし、現在の社会から大きな既得権益を得ている人々は自分たちの持てる特権を何がなんでも「保守」しようとするであろう。そして自分たちの持つあらゆる手段を利用して、既存の秩序がかき乱されることがないようにするだろう。

 私は基本的に自由競争や市場経済を理想だと考えている。それは皮肉にも今の保守派と同じである。しかし、彼らはその「言葉」だけを掲げ、実際に行っていることは自分たちに特権を与える独占や、政府の介入を求めている。土地やお金の独占的な力を排除すれば、本来主役となるべき人間が持てる才能や努力でのみ行われる真の自由競争が実現し、博打のない真の市場経済になるはずである。また私は反動主義者でもあると思う。現代の社会を保守するよりも、我々が捨て去った過去に、多くのすばらしいものがあると思うからだ。それらを取り戻したいと私は強く願っている。


(*1) マルグリット・ケネディ
建築家、都市計画家、エコロジストで「金利ともインフレとも無縁な貨幣」(Interest and Inflation Free Money:1995 New Society Publishers)の著者。建築家として、環境を損ねない建築が常にコストの問題にぶちあたることから、ケネディは貨幣の利子を前提とした力が経済的な過剰成長や、貨幣資産の集中や不平等な配分の主要原因となっていると指摘。第三世界の借金、失業や環境問題、ひいては兵器の生産までもが利子といかに密接に結びついているかを問題提起し、経済システムの変革の必要性を訴えている。

(*2) シルビオ・ゲゼル
ドイツの経済学者(1862〜1930)。著書「自然的経済秩序」で不労所得(金利収入のほか地代も含まれる)の問題点を指摘、お金の特権を廃止することを主張。具体的には他の商品と同じく時間とともに価値が劣化するお金を提案した。これは大恐慌で苦しむ1932年〜33年にオーストリアのヴェルグルでスタンプ貨幣という劣化する貨幣として実際に行われた。これは月の定められた日に、スタンプを買って貼らないと通用しないという紙幣で、人々は貯め込んでも仕方ないので物を買い、貨幣の流通速度を上げて地域の経済を振興しようとする試みだった。しかし中央政府によって翌年発券が禁止された。

参考:
ゲゼルの理論を簡潔に表したロビンソン物語の漫画 http://www.grsj.org/manga/robinsonnagashiyomi.html
ゲゼル研究会http://www.grsj.org/home/about.html

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殴る!蹴る!レイプする!暴力を暴力装置で隠す日本社会
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/229.html
投稿者 スパルタコス 日時 2004 年 1 月 09 日 17:26:15:mom5b2vMCpk96

日教組への研修目的でのいじめなど、この社会の中にすでに暴力的な要素が入っている。しかも、それは「(自己)犠牲」という形で限りなくプロジェクトXなどで美化され、殺戮が本質的に容認されているのだ。石原発言を見よ!
それが女子中高生5人による一人の女子高生への暴行・売春強要などにもつながっているのだ。
犠牲を強いる者は安全な所から、犠牲になった者にお涙頂戴の自己犠牲神話を紡ぎ出し、国民に意思を継ぐよう語るのだ。奴自体は何ら損せずに!
ユーゴが何故ああなったのかはよく考える必要がある。すでにこの社会は意味もなく、繁盛したラーメン屋の店主が女性に刃物を突きつけて暴行を加え、レイプするような荒んだ社会になっているのだから。生後間もない自分の娘が家族の中心になるのが許せないから、肋骨を5箇所も折るような怪我を負わせたなど、この社会はすでに狂っている。だが、苦しければ苦しいほど、タリバンやマフィアと結託したアルカン、シェシェリ、ミロシェビッチのような残忍なエゴイストのサタンが強い父親・救世主に見えてすがりたくなるのだ。だから、偽の救世主には気を付けろという警告が何百年も前からあるのだ。世の中が悪い事ばかりで、破滅に向かう時には、ヒトラーのようなやけな事をする者が強い男・救世主として歓迎されるのだ。

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猥褻とは
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/178.html
投稿者 オリハル 日時 2004 年 1 月 08 日 00:18:51:3eVpHzO3Pti46

 人体の「顔」は社会性に対応し、「性」は個人性・プライバシーに対応します。

 一方、人には「善」「悪」観念があります。

 人がその心の中で「社会性(顔)=善・聖」と決定したときに、自動的に「性」=「悪」という対応が生じてしまいます。善悪観念が自動的にオーバーラップします。このような精神状態下において、「聖なる社会性を守る為に」性の露出を悪として扱う事になってしまいます。

参考:jwaisetu.htm

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言論とは
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/127.html
投稿者 オリハル 日時 2004 年 1 月 06 日 23:09:38:3eVpHzO3Pti46

 時々、「命を張って物を言っているのか?」とかいう言論が出たりしますが、私はそういうのは「質」が行き過ぎだと感じます。たった一人の人に重過ぎる荷を負わせる発想です。もっと言論する人数、「量」が増えるべきであろうと考えます。つまり、誰かが命まで狙われたのならば、他のAさんが同じ言論を引き継げば良いのである。Aさんが危なくなったらBさんが引き継げば良いのである。

 同様に、ある言論が誰の発案であるかは、あまり意味がないと思います。意味があるのは、その情報が意味を持つ情報かどうかだと思います。著作権というのは、権利ばかりの主張であり、情報を所有することは不健全な側面が出てきます。大切な情報は知った時点で他者に広めてゆく義務が生じるのだから、著作権法というのは、片手間の法律かも。

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ももちろい米映画を観た。『ニューヨーク最後の日々』(アル・パチーノ主演)
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/1201.html
投稿者 ブッシュ小泉 日時 2003 年 12 月 31 日 21:55:50:8ppcs.CpXc8iA

このDVDはTUTAYAで借りたのだが、
いわゆゆ低予算のインデペンデント映画で本来なら日の目を見ない
弱小プロダクションのものなのにサンダンス映画祭で賞をとって
日の目を見たという。
アル・パチーノもギャラ的には、ほとんど奉仕活動のつもりだったと思われる。
しかし、中味は物凄く面白かった。
これがわたしにとって面白かったのは
実際にわたしの住む町に同じようなことが起こっているからだ。
まず映画の方の粗筋を話しておこう。

アルパチーノ扮するテレビ局のトラブル対応専門職(企業でいえば総務課長)は
有名俳優から麻薬所持で逮捕された女の保釈を頼まれる。
保釈された女は「総務課長」を連れて秘密のパーティクラブへ戻り、
アルパチーノはそこで街の実力者たちが麻薬を吸い、女優を抱き、
すき放題の乱交パーティにふけっているところを目撃する。
女はその後、この光景をカメラに収めていたことを知られて
殺される。
アル・パチーノはこのカメラを持っていたために様々な圧力を受け
体調を崩して医師のもとにかけつける。
さらにはパーティに出席していた大富豪の呼び出しを受け
富豪の待つ事務所に駆けつけると、なんとそこには
街の人権活動家や革新的市民主義者、しかも彼の医師までそこにいて
「なにか隠してないか」と迫られる。
さらには刑事からも「騒がない方が安全だ」と脅迫を受ける。
結局かれは殺されるのだが、なんとも怖ろしいニューヨークの裏面を
リアルに描いていた。

じつはこれとそっくりな町がこの日本にもある。
大阪は西成・釜ケ崎である。
ここには人権活動家、博好きのキリスト教団、左翼活動家、市民運動家などが
ハイエナのように、あつまってきているが、まさしくこの映画のまんま。
「日本のイエスキリスト」と呼ばれているH神父はおのれの活動に批判的な
人物は手下を使って平気でリンチにかける。
しかも、リンチを受けた人が警察に訴えても無駄なのだ。
裏でつながっている。訴えても警察は訴状を受け取るだけ。一切、捜査をしない。
それでいてこの神父、テレビに出ては、スラムの民の人権を云々などとしらっと
発言し、日本中のキリスト教徒からの寄付を受けて
せっせとローマ法王に貢いでいる。
集まった寄付のうち地元のホームレスに落ちるのは一割か二割である。
左翼活動家にいたってはもっとひどい。
大阪市役所や府庁へホームレスを使って毎年のようにデモに押しかけていたが
いまやその大阪市から毎年数億の支援をうけるNPOとなっている。
そしてこのようにお上の十手持ちに豹変した左翼活動に
批判的な日雇いはNPO事業から悪辣な手段で排除している。
この町では
警察、左翼活動家、神父、老人ホーム経営者、山口組が
裏でびっしりと繋がっていて、
表面的にはきれいごとを語り、知らない人たち(例えばボランテアの女子大生
など)を巧みに呼び寄せ、騙している。
この町にボランテアに来た女子大生や主婦は、「活動家」たちの餌食になり
ひどい目にあった人たちはかず知れずである。
犯されたり、金を要求されたりとわたしの知る限り数知れずである。

だれに言っても信用してもらえないだろうが、事実だ。


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あっしらさんと阿修羅掲示板の関係について
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/895.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 12 月 20 日 19:46:44:hZ420pveaLqT2

 あっしらさんの功績は、まず第一に陰謀論を「帝国主義論」とか「金融資本論」の観点から
述べ始めることを、阿修羅において確立したことにある。マルクス経済学の「労働価値説」は
、科学理論としてはどうしようもない、むしろ錬金術書の神秘的記述に似たものである。錬金
術書はいくら理路整然と書かれていても、肝心要の理論の中心部分は意味があいまいで根拠と
か証明のない神秘的概念によって説明されているそうである。

 しかし、マルクス・エンゲルスが準備し、ヒルファディング・レーニンが一応完成させ、ス
ターリンの天才が認識と政治的実践において大いに活用した、「金融資本論」や「国家独占資
本主義論」を含んだ意味での「帝国主義論」は、まさに最強の科学的社会学理論と言ってよい

 マルクスの「共産党宣言」も認識と実践において応用のきくすばらしい強力な理論であるが
、私に言わせれば、それは事実とか真理を述べているというよりも、世界に対する偏った一面
的把握にすぎないものである。同じことが、彼の史的唯物論・唯物弁証法にも言える。

 陰謀論を論じる時に、ユダヤ・イルミナティが…とか、爬虫類宇宙人が…とか、フィレンツ
ェのカナーン人起源の貴族集団が…とか、ルシファー的勢力が…とか言っても、それが事実で
あろうとなかろうと、現実的根拠の不足した論考になりがちなのである。それはそれで大切な
ことなのだが、陰謀論の論理にも一応の現実的足がかりがあったほうが、多数の市民が共通の
土台に基づいて議論し論考を進めて行く上で便利なのである。

 それがあったほうが、単にかっこうがつくという面もある。陰謀論掲示板も、あまりに一見
しての見栄えが世間の常識人から見て異様にばかり見えてしまうと、一般市民から見放されて
しまうのである。本当の現実は異様そのものであるにしても。

 ちなみに、ヒトラーはあの「労働価値説」を正しいと信じ、彼の経済政策に適用したそうで
ある。(『国民経済とヒトラー』http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/282.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 7 月 10 日)戦後日本のマルクス経済学の大物、宇野弘蔵氏も
労働価値説を信じ込み続けたらしい。

○私の社会主義、唯物論に対する論考

『参考までに』
http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/869.html
投稿者 書記長 日時 2002 年 9 月 28 日

『「共産主義」の現代的意義』
http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/889.html
投稿者 書記長 日時 2002 年 9 月 29 日

『共産主義の定義』
http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/909.html
投稿者 書記長 日時 2002 年 9 月 30 日

『 。すまりあでのふ思うかは分自』
http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/786.html
投稿者 書記長 日時 2002 年 9 月 25 日

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過去ログを読み返してみて、あっしら氏がいかに重要な存在であったのかということを再認識しました。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/879.html
投稿者 乃依 日時 2003 年 12 月 20 日 04:04:56:YTmYN2QYOSlOI

過去ログを読み返してみて、あっしら氏がいかに重要な存在であったのかということを再認識しました。

氏の提唱された概念を箇条書きにしてみます。(間違いがあるようでしたら、ご指摘ください。)
・知性よりも思い
・脱「近代」
・知的執事どもは無視し、国際金融資本家たちと、対等に渡り合うための体制を整えよ。

阿修羅は、あっしら氏の登場とご活躍と共にかなり変化したようでした。
まさに、今の阿修羅はあっしら氏が構築したと言っても、過言ではないでしょう。
今回の成り行きを改めて残念に思います。

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Re: ビルダーバーグさんへ
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/816.html
投稿者 愚民党 日時 2003 年 12 月 17 日 19:35:42:ogcGl0q1DMbpk

(回答先: あっしら氏再批判 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2003 年 12 月 15 日 12:32:09)


「すみちゃん」は「あっしらさん」?
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/1247.html
投稿者 ビルダーバーグさん 日時 2003 年 4 月 24 日 21:06:33:

ビルダーバーグさん、こんばんわ。
繰り返しくりかえし、「すみちゃん=あっしらさん=エンセンさん」と主張する根拠はなんでしょうか・・・・

自分は昨年の11月から阿修羅サイトに参加させていただきました。
最初、あっしらさんに、マスード将軍暗殺の背景を質問させていただき、ていねいに答えていただきました。
マスード将軍の写真をアフガニスタンで撮ってきた長倉洋海さんと89年頃であっていたものですから、マースド将軍に
つきましては関心が強くあったわけです。
あっしらさんからレスをいただきまして、自分なりに911の発動はマスード将軍暗殺にあったと推測していきました。

エンセンさんが、力なき市民さんというハンドルネームで登場したときも、質問から出発したと思います。
そのときも、あっしらさんはていねいに答えておりました。
力なき市民さんが雑談版においてアルファンドさんとの対話で、アルファンドさんから、「あんたは力なき市民では
ない」と激励され、それに応答する波動として、「これからは、エンセンと名のります」と、力なき市民さんはエンセン
さんへと変遷していったわけです。
アルファンドさんとエンセンさんの対話には感動いたしました。


俺も幸せだ
http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/377.html
投稿者 アルファンドさん 日時 2003 年 7 月 19 日 19:21:04:

あんたは凄い人だ。尊敬します。
http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/378.html
投稿者 力なき市民さん 日時 2003 年 7 月 19 日 20:44:49:


追記
http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/382.html
投稿者 力なき市民さん 日時 2003 年 7 月 20 日 02:39:08:

尊敬するのはまだ早いね
http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/410.html
投稿者 アルファンドさん 日時 2003 年 7 月 21 日 16:47:07:


Re: 尊敬するのはまだ早いね
http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/412.html
投稿者 エンセンさん 日時 2003 年 7 月 21 日 18:32:55:

ついつい返事を書いちまうな
http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/445.html
投稿者 アルファンドさん 日時 2003 年 7 月 23 日 00:12:21:


ビルダーバーグさんの主張はその時間をなきものにしていくわけです。
自分も92年11月からパソコン送信受信による、掲示板投稿生活をはじめましてから10年になりますが、
固有の投稿者と固有の投稿者を「同一者による自作自演」であると判断し、なおかつインターネット掲示板という社会に
投企する行為は、はじめて4月24日にビルダーバーグさんの投稿でみせてもらいました。

ビルダーバーグさんの戦術は、読者に猜疑心と疑心暗鬼の渦をわきおこしていく心理作戦だと思います。
自分は愚劣であると思います。


ビルダーバーグさんにとっては、「おふざけの軽い遊び」かもしれませんが
やはり言葉が身体性をもった重力があるのは、パソコン通信時代にあらわになっていました。
ネットワーカーがそこで学習したのは、パソコン通信といえでも、規範は社会にあるという発見であったと思います。

村上龍が芥川賞を受賞したときも、上の世代の文学者は、新世代への憎悪を発動させ、「あれは何人かで書いた作品だ」と
悪罵を投げつけましたが、いまやその批判は笑われるだけです。
つまり嫉妬の感情で書きました文章など、時間によって淘汰されてしまうわけです。

あっしらさんやエンセンさんが投稿が多いのはエネルギーがあるからであると思います。
そして阿修羅サイトそこにおけるコミュティ社会での対話に価値を発見しているからであると思います。

エンセンさんが力なき市民さんとして、登場したとき、「私は2年間、読者だった」と書かれておりました。
そこから発信した言葉、そこには時間の重力と身体の記憶があり、言葉は表現として社会に登場いたします。


ビルダーバーグさんの批判はなんら批判として立ちあがっていないだけでなく
表現者を歪曲し、表現行為の価値を踏みにじる行為であると思います。
それが「軽い遊び」で流されるほど、人の価値判断はまだ崩壊していないと思います。

パソコンの向こう側には人がいる、そしてハンドルネームとは、パソコンをあつかう人の名前であり、
言葉を社会にさらす表現者の名前である。仮想ではないわけです。
それを、10年前から人々は学んでいったと思います。
自分も投稿生活では数々の失敗をしてまいりました。

インターネット掲示板によるコミュニティとは、一体なんでしょうか・・・

猜疑心と疑心暗鬼の言葉は黒い渦として人を巻きこんでいきます。人を不幸へと誘惑します。
開かれた能動性を収縮させていきます。

言っている本人にとってはストレス発散になり、おのれの論理展開に酔っているのかもしれませんが
聞かされる人間はたまらないわけです。「いいかげんに、かんべんしてくれよ」となります。

インターネットとは感覚の世界です。
すみちゃんとあっしらさんが全く別人であることは、対話文章と思考の蓄積と発見、そして時間をみれば
感覚として判断できると自分は思います。
インターネットは瞬時な動物的感覚の世界でもあると思います。また投稿者とは表現者ですから
言葉に身体性と磁場があります。身体記憶と思考の重力が投稿文章の言葉にはあると思います。
言葉を身体の手と指でうつからです。タイピングしていくわけです。マウスへも指からエネルギーが伝導していきます。
言葉は思考と発見の労働です。

日本語をユーザーがパソコンで打ち込めるになるまでには、漢字変換ソフトをつくった技術者も
孔版印刷から活版印刷そしてオフセット印刷、ガリ版から金属活字をひろう植字、そして電算植字という
歴史を研究してきたわけです。インターネット掲示板に日本語が表示できるのは、そこに活字技術歴史と労働蓄積の
総量が具現化されています。仮想ではありません。インターネットでの言葉表示には技術記憶の重力が内在していると思います。


地球という磁界のなかで生活している人間それ自体に磁気はながれ、電気も電子も流れております。
その固有の人間の思考と発見がパソコンという電気電子器具から回線をえて、サバーという電子記憶容量に接続して
瞬時にサイトに言葉が書きこまれ、アクセスした読者に発信され、そのデジタル・電子によって表示された言葉を
電子と電気が身体に展開している人間が読む、ゆえに言葉は仮想ではなく磁場の重力があり、
遠心力と求心力が阿修羅サイト掲示板の言葉には有していると思います。
言葉と思考と発見は空間性があると思います。空間とは応答関係にあります。そして人とは対話の動物です。

ビルダーバーグさんの目的が阿修羅サイトでアクティブに対話している投稿表現者の意欲を、そぎ落とすことに
ありますなら、「感覚をもった人間の登場に嫉妬する」ことになってしまい、猜疑心と疑心暗鬼の渦へ
落としこめる、日本インターネット文化の不幸であると思うのですが・・・


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浜田和幸情報:「フセインDNA鑑定はイラク側が実施」/拘束後のフセイン「私はアメリカの協力者」  「日刊ゲンダイ12・20」
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/861.html
投稿者 小魚骨 日時 2003 年 12 月 19 日 14:57:57:5fM4yUMte5cr2


面白い情報が書かれています。
戦争版が荒れているのでこっちに引用転載し、リンクを戦争版に張ります。


「日刊ゲンダイ12・20」(9面:「大新聞・TVが伝えない「泥沼イラク」の惨状」<5>:国際政治学者浜田和幸氏より抜粋引用)


「フセイン偽者説が広がっている。たとえば、ドイツの公共テレビZDFが行った詳細な分析は説得力がある。浮浪者のような姿で搭乗したアメリカ軍発表のビデオとこれまでの映像を比べたもので、耳、手、肩の大きさや経常はよく似ているものの、どうも目の長さに違いがあるというのだ。ZDFはどんなに巧妙に整形手術をしても、目の長さを変えるのは容易ではないと解説している。」

「アメリカ軍のスポークスマンも「拘束した時に自らサダム・フセインと名乗った」ことだけが本人断定の根拠で、「より詳しい確認作業は進行中だ」と言っていた。ところが、一転して翌日には“DNA鑑定で判明”という発表になった。たしかに、イラクにいるアメリカ軍が自前のラボにあらかじめフセインのDNAサンプルを用意していて、拘束後に採取したDNAと照合したのなら、24時間以内で鑑定は可能なのかもしれない。ところが、イラクと打ち評議会のアル・ハキム議長が、DNA鑑定をやったのはアメリカ軍ではなく、自分たちイラク人だと口を滑らせてしまったのだ。そうあんると話はまったく違ってくる。イラク国内には、DNA鑑定を短時間でできるようなまともな施設はない。アメリカ軍が鑑定の公表できないのは、こうした事情があるからだろう。」

「 そのフセインはぼさぼさに伸びた髪やヒゲを切ってもらう間、一人でブツブツしゃべり続けたという。
 「長年、アメリカのために最も協力してきたのは自分だ。カーター、レーガン、ブッシュからも頼まれ、アメリカのために働いてきた。親友のベーカー元国務長官が助けにきてくれることになったので、地下から出ることにした。ブッシュはすべてを承知している」 拘束された男が本物なら、裁判でこの真相を暴露するだろうし、偽者だったらとんだお笑い。アメリカはフセインが本物でも偽者でも困ったことになった。」


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米フセイン合作説批判
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/857.html
投稿者 ビルダーバーグ 日時 2003 年 12 月 19 日 12:34:27:IlZ.tw68jQSZQ

 「我々の勝ちだ」とか、何やら、この「阿修羅」というバーチャル空間で、ネオコンまがいの”戦争”でもしている積もりになっている一統がいますので、ご要望にこたえて「米フセイン合作説」を批判してあげましょう。(ついでに「阿修羅あっしらプロジェクト」というHNで陰謀妄想みたいなことを書いている投稿者は小生とは、何の関係もありまん。もちろん、「アラシ」も。小生は複数のHNを駆使しておりませんので、誤解なきよう)。
 本論に入る前に、恐らくは本人も自覚していないあっしら某の思考パターンを分析します。好奇心旺盛なあっしら某は、「阿修羅」サイトに文章化して投稿する、しないは別にして、様々な事象について、自分なりの予断というか、予測というか、憶測を抱いているようです。
 予断が外れると、普通は「自分の推論が間違っていた」とと思って推論を撤回ないし、変更・修正するわけですが、あっしら某はどういうわけか、「自分の予断は正しい。その後の事態の展開が、自分の予断と違っていたのは、自分の知らない密約、陰謀があったからだ」という発想をするようです。
 それが、以前にも書いたように「米フセイン密約説」誕生の”秘密”です。
 また、最近のダブヤのバグダッド電撃訪問についても、事前に予測していなかっただけに(予測できないから「電撃」となるのですが)、「なぜ、こんなことをするのだろう」と強い疑念を抱き、しばらくしてフセイン(といわれる人物)の捕捉という事態が惹起したことで、「そうか。あれはフセインをエアフォースワンでひそかに米国へ運ぶためだったんだ」という形で納得するわけです。自尊心が異常に強いことがもたらす思考パターンと思われます。
 「米フセイン合作説」は、バグダッド周辺で激しい市街戦、イラク側の死にもの狂いの抵抗が起きなかった、という歴史的事実を説明するには役立つひとつの仮説ではあります。しかし、それは。、現象面だけの話で、モチベーションというか、何故、米フセイン合作が必要だったのか、という疑問には、ほとんど答えられません。
 米フセイン合作説が成立するとすれば、当然、「開戦前の合作」が双方にとって最大ノメリットがあるわけです。フセインは退陣・亡命して「安楽な暮らし」が保障され、一方、米国は労せずして「親米政権」を樹立できるわけです。
 開戦後に合作が成立したとして、いったいどういう外交チャンネルでネゴが行われたのかも見当もつはません。ダブヤとフセインの間にホットラインでもあったのでしょうか。ロシアのプリマコフあたりが仲介したのでしょうか。もちろん、あっしら某はこの辺についても、何の見解も示していません。それとも、開戦前に「南部戦線あたりでは、多少、派手な戦闘をするが、その後は、ほとんど交戦しないで、米軍がバグダッドに入る」というシナリオで双方が合意していた、というのでしょうか。こんなややこしいプロットを双方が遵守しなければならないどんな理由があるのでしょうか。全く理解ではません。「国際金融資本(家)が、中東全域をぐちゃぐちゃにして、その後に近代資本主義国家が誕生するようにする」という、あっしら某のもうひとつの「なにをいっているのかさっぱり分からない、恐らく本人もなにを言おうとしているのか、明確には分かっていない”超アバウト・超マクロ・超ロングスパン仮説”に「合作説」を流し込めば、辻褄が合う、と思っているのかも知れませんが、これで納得できる人は「天才級の頭の人」だけでしょう。
 つまり、どうみても「合作説」は、バグダッドシュア右辺で、激しい戦闘が持続しなかった、と言う現象を説明するためだけの仮説です。それなら、一般に流布している「米英軍が、イラクを(拠点だけにせよ)占領したあと、延び切った防衛線を叩いて反攻し、ゲリラ戦に引きずり込むために、イラク側が兵力を温存したので、市街戦がなかった」という仮説に比べても、「合作説」に特段の優位性はありません。(しかし、小生は、この「兵力温存仮説」が正しいかどうか、は今ひとつ分かりませんが)。
 つまり、合作説は、あっしら某が、自分自身を納得させるために、自分向けに考えたスペキュレーションで、「この説のどこがおかしいというのだ。答えよ」などと、大上段に段ビラをふりかざして他人に迫るアジェンダでもなんでもないわけです。
 次に「エアフォースワン問題」について。こちらも”フセイン”搬送説の根拠は、「このむ大統領専用機が米国に(まあ、アンドリュース空軍基地あたりでしょうが)帰還した際に、ダブヤが晴れがましく飛行機から降りるシーンなどがテレビ放映されなかった」ということだけのようです。まあ、フセインを米国に搬送(したかどうかも知りません。最近のマスメディア報道では、バグダッド国際空港内に”監禁”している、とされているようですが)、するにしても、米軍機を使えば秘密裡にできるわけです。それに、いくら文蔵解除してあっても、フセインとダブヤが同一機内にいて、なんらかの「予期せぬ出来事」が起きて、墜落する破目にでもなったら、ダブヤ側近どもは目も当てられませんので、そんなリスクをおかすことはあり得ないでしょう。古い話ですが、ロッキード事件の最中に、小佐野賢治(故人)は、マスコミの追及をかわすために、朝鮮戦争以来の丙軍とのコネを使って、滞在先のハワイから、米軍機で韓国の金甫空港に行き、そこからやはり米軍機で立川基地に飛んで、、隠密裏に日本に帰国した、ということがありました。
 まあ、合作説もエアフォースワン搬送説も、ジョーク、ブラックユーモアに近い話です。そういうトーンの投稿にしておけば、誰もなにも言わないのに、まじめな性格が災いしてか、「俺の説が一番、真実に近い。批判できるものならしてみろ」といったいつもの調子で投稿するから、ウンザリするわけです。まあ、「インテリ性幼児」というところでしょうか。
 ついでに、小生があっしら某とその一統を批判したきっかけは、「あちこちに投稿しているから」ではありません。自分と波長のあわない長壁さんとか、WWさんとかにかみついて、一統の中には「キチガイ、俺のオモチャ」などと、信じられないような悪罵を浴びせるレスが目に付いたからです。これこそ「投稿の自由」への脅迫行為。そこまで思い上がって、自己仏神化をしていることには、注意を喚起すべきだ、と考えたわけです。まあ、「阿修羅サイト」特に戦争板の当面の最大目標は、世界を破壊しかねないネオコンどもをやっつけることだ、と小生は考えていますので(木村二さんにはエールを送ります)、とりあおず、この程度で止めますが。それにしても、エンセン某などというのは何なのでしょう。「タイマンで決着をつけよう」なんて、渋谷あたりのチーマーかなんかの出自なのでしょうか。開いた口がふさがらない、という感じです。

 

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アメリカ「連合国」の“バグダッド裁判”は日本やドイツの正当な再生をかけた闘いに転化すべきだ
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/783.html
投稿者 切実なる提案 日時 2003 年 12 月 16 日 18:29:45:yq4nJHwxUvTLU

手短な問題提起をおゆるし下さい。

米国軍産複合体とシオニストおよびネオコン勢力が仕組んだイラク侵略戦争で
今回、本物であれ偽物であれ、とにかく「サダム・フセイン」が米軍に捕獲された以上、
その「戦争犯罪」を砂漠、イラク版のニュリンベルク裁判、ないし東京裁判に
該当する「バグダッド裁判」が行なわれることになります。

ニュルンベルク裁判も、東京裁判も、裁判とは名ばかりの「人民裁判」以下の
茶番芝居であり、デッチ上げの証拠や証言、その恣意的な使用、弁護人の制限など、
要するに戦勝者が敗者に罪を被せて戦争(さらに言えば侵略戦争と世界秩序の
新たな支配)を正当化するための、エセ法律ショーだったわけです。

しかし、そうした三文芝居によってドイツや日本ばかりが「マヌケで無分別で残虐な
悪魔」に仕立てられ、その後の両国の統治支配や文化政策、国民意識に、癒すことが
できない傷を残すことになったのです。

それと同じ事が、シオニストおよび米国とその走狗によって、バグダッドでデッチ上げ
られることになります。

私自身は、ドイツおよび「帝国」時代の日本の軍事的行動や侵略主義に、当然、責めを
負うべき点があると考えていますが、しかし日本やドイツだけを「悪者」に仕立てて
問題が解決するわけではありません。そうした対応は、歴史的にも世界的にも、詭弁や
歴史の(言葉の真の意味での)改竄や二重基準やご都合主義をはびこらせ、それが
結果的に米ソの覇権主義やイスラエルの侵略主義、そして、これらや他の国々の、この
半世紀に起きた無数の虐殺事件を正当化したり容認する結果にもなったわけです。

こうした20世紀の歴史の過ちをただすには、「バグダッド裁判」をニュルンベルク裁判や
東京裁判のような、戦争勝者による恣意的な政治ショーにするわけには行きません。
サダム・フセイン政権の犯罪を裁くと言うことは、それを利用し、幇助してきた
米国その他の勢力と、シオニストの戦後の犯罪の総体を裁くなかで、サダム・フセイン政権の
犯罪の必然性を評価する、ということでなければ無意味です。

日本とドイツの、自国をし、自国の侮辱を悲しみ、真の民主主義の確立を望む人々は、
ニュルンベルク裁判や東京裁判のペテンをあらためて究明暴露するともに、その醜悪な
二の舞がバグダッドで繰り返されないよう、国際協力によって、「サダムを裁く者たちを
裁く」陣形を作って行くべきです。


東京裁判に批判し、アメリカ押しつけの憲法の「改正」を叫ぶ勢力は
当然、アメリカが企てている「バグダッド」での茶番を粉砕し、
裁判仕立ての三文芝居を企てているブッシュ政権とシオニストの犯罪を
暴いて行くべきです!

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グローバリズムを迎える意識
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/726.html
投稿者 スパルタクス 日時 2003 年 12 月 12 日 17:13:46:ioei49vLcmluU

今や新しい概念が必要になった。それはアングロ・ジャパン・チャイナ=グローバリスト帝国という概念である。もはや日米中はお互い分かれては暮らせない。相互依存は極限まで達した。
日本はアメリカの鏡であり、中国は日本の鏡である。もちろん、完全に一体化して仲良くもできないのだが、この水と油の反りが合わない三つ巴の三つ首の帝国がどうなるか我々は見守っていく事になる。

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イラク人への巨大な暗殺作戦の展開を決めた米国政府とそれを軍事指導するイスラエル。イラク人の憎悪に火がつき自衛隊は、より激しい攻撃対象になるだろう。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/725.html
投稿者 泥亀くん 日時 2003 年 12 月 12 日 16:45:59:dbWXmbZ9d9JfE

英国の新聞ガーディアン等が先行して伝えているが、この記事がそれらをまとめており、便利だ。

ベトナム戦争1968年から4年間で、中央情報局による暗殺作戦、「フェニックス作戦」が展開され4万1千人のベトナム人が殺された。このたびこれに類似の暗殺作戦を追行することを米国政府は決定し米国内の特殊作戦基地にて訓練を開始しているという。理由は、現在イラク国内で、民衆の抵抗が大きくなっておりその鎮圧のため、また来年11月選挙までに、米軍人の死者をあまりださないためだという。問題なのは、今回は、イスラエル政府が自国のの市街戦(暗殺)の専門家をその基地に派遣して指導を与えているという。パレスチナ人を暗殺しているその手法の指導しているという。つまり、米イ合同作戦といえる。そして、両国政府はその共同作戦については、詳しく説明せず、沈黙することを決めているという。

専門家はこの作戦を取れば、油に火を注ぐようなもので、イラクの民衆の憎悪・抵抗がいっそう高まってしまうと非難している。

さて考えてみよう。これは大変なことになる。世界権力の意図はこれではっきりした。彼らは、イラクを泥沼の極致にもって行くことにあること。イラクから撤退する意図はないこと。長期駐留の覚悟を決めたということ。これはイスラエル側がアメリカをあごて使っているということ。つまり、イスラエルの思惑も事態の凄惨さをエスカレートすることで、ありきわめて挑発的であること。彼らとしてもイラク・中近東エリアを徹底してあえて不安定にする意図を持っていること。これらが思慮される。また、この作戦を取れば、やはりイラクや回教徒諸国は憎悪を燃え立たせさらに敵対視していくであろうこと。

問題となるのは自衛隊だ。この作戦が展開されれば、やはり、今日想像されるより、凄惨な結果の招来が予想されるのだ。自衛隊は憎悪を増加させたイラク民衆により、アメリカ同盟国として、激しくていこうするじこと、つまり、彼らの自衛隊に対する攻撃性はさらに増すことが懸念される。つまり、自衛隊は交戦が強いられるだけでなく、激しく長く続く交戦が予想されるのだ。駐留は、10年単位となる可能性が出てきた。つまり向こう少なくとも10年以上外国で、戦争をすることになる可能性が非常に高い。自衛隊が海外に常在してアメリカ軍とともに、戦闘状態に恒常的に入るのだ。今回の暗殺方市街戦は、イラク人の怒りを買い、憎悪はいや増す。日本国内まで彼らの反撃ののろしが上がる可能性が出てきた。

イスラエルは徹底してアメリカを活用し、中東支配の意欲を強めている。

この作戦でエスカレートし、彼らとしては第三次世界大戦の端緒を開きたいのではないか。この挑発的なアクションを見よ。

http://www.wsws.org/articles/2003/dec2003/iraq-d10.shtml

US, Israel prepare mass killings in Iraq
By Bill Vann
10 December 2003
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The Bush administration is about to launch a campaign of wholesale killings in Iraq with the assistance of the Israeli military, according to both US and Israeli sources quoted in several recent news reports.

Frustrated over the growing popular resistance to the US military occupation and determined to reduce US casualties in Iraq before next November’s election, the administration has authorized a policy that could well resemble the infamous “Operation Phoenix” assassination program run by the CIA during the Vietnam War. That operation claimed the lives of as many as 41,000 Vietnamese over a four-year period beginning in 1968.

In preparation for the new counterinsurgency campaign, the US military has brought urban warfare specialists from the Israeli Defenses Force (IDF) to Fort Bragg, North Carolina, the headquarters of the US Special Forces. They are training assassination teams in methods that the IDF has used to suppress Palestinian resistance to the Israel occupation in the West Bank and Gaza Strip.

“This is basically an assassination program.... This is a hunter-killer team,” a former senior intelligence official told the British Guardian newspaper. He warned that Washington’s reliance on Israeli assistance in launching the operation would only intensify anger over the US occupation throughout the Middle East.

“It is bonkers, insane,” the former official said. “Here we are—we’re already being compared to Sharon in the Arab world, and we’ve just confirmed it by bringing in the Israelis and setting up assassination teams.”

The Guardian also cited intelligence sources in Washington as reporting that Israeli military “consultants” have been sent to Iraq to advise US forces there on counterinsurgency operations.

According to the British newspaper, the new operation also includes the deployment of killer squads inside Syria to hunt down suspected resistance fighters from other Arab countries before they cross the border into Iraq.

Meanwhile, an article by Seymour Hersh, the veteran US investigative reporter, appeared in this week’s New Yorker magazine also warning of a “major escalation of the Special Forces covert war in Iraq” and providing additional confirmation of Israel’s role in training those who will carry out the assassination program.

According to Hersh, a new Special Forces group—Task Force 121—has been formed, drawing upon Army Delta Force troops, Navy SEALs and CIA paramilitaries. “Its highest priority is the neutralization of the Baathist insurgents, by capture or assassination,” he reports.

Hersh continues: “According to American and Israeli military and intelligence officials, Israeli commandos and intelligence units have been working closely with their American counterparts at the Special Forces training base at Fort Bragg, North Carolina, and in Israel to help them prepare for operations in Iraq. Israeli commandos are expected to serve as ad-hoc advisers—again, in secret—when full-field operations begin.”

US and Israeli officials have refused to comment on the record about this collaboration on the Iraqi counterinsurgency campaign. “No one wants to talk about this; it’s incendiary,” an Israeli official told Hersh. “Both governments have decided at the highest level that it is in their interest to keep a low profile on US-Israeli cooperation” on the assassination program.

The new revelations concerning the Israeli role in preparing US troops to drown the Iraqi resistance in blood follow reports from Iraq indicating that the US military has already introduced tactics pioneered by the IDF in the occupied Palestinian territories.

In recent weeks there have been repeated incidents in which US forces have demolished homes believed to belong to members of the Iraqi resistance. In addition, relatives of suspected resistance leaders have been taken hostage, and, in at least one instance, an entire village has been surrounded by razor wire, with its residents forced to enter and leave through a checkpoint manned by US soldiers.

All of these are tactics that have been employed by the Israeli occupation forces during their crackdowns in the West Bank and Gaza.

A substantiation of the Israeli role in supplying tactics for the US counterinsurgency campaign in Iraq came last July in a letter to Army magazine from a senior Pentagon planning officer.

Brig. Gen. Michael Vane, US Army Deputy Chief of Staff for Doctrine, Concepts and Strategies, confirmed that US military officers had been sent to Israel to consult on urban combat and intelligence methods with the IDF.

The general wrote: “Although there is much work to be done, it is inaccurate to characterize our thinking and doctrine on urban warfare as anachronistic. Experience continues to teach us many lessons, and we continue to evaluate and incorporate them appropriately into our concepts, doctrine and training.”

Vane continued: “For example, we recently traveled to Israel to glean lessons learned from their counterterrorist operations in urban areas.”

The US-Israeli cooperation on Iraq is not new. Before the invasion last March, US forces were sent to Israel to train for urban warfare at an IDF mockup of a Palestinian town in the Negev desert. US officers also reportedly reviewed Israeli tactics in the brutal assault on the Palestinian refugee camp in Jenin the previous year.

There is an unmistakable irony in Washington’s turn to the Israeli “experts” on repression. Within the last month, four former heads of Shin Bet, Israel’s internal security agency that directs so-called anti-terrorist operations, as well as the current chief of staff of the Israeli military have all warned that the iron-fisted repression employed in the occupied territories by the right-wing Zionist regime of Prime Minister Ariel Sharon is preparing a social and military catastrophe.

So-called “targeted assassinations” that almost invariably claim the lives of large numbers of bystanders and collective punishment—including the mass destruction of homes and the use of roadblocks and curfews—have only increased the Palestinians’ hatred of the occupation and led to mass support for acts of resistance.

There is no reason to believe that the deployment of Israeli-trained US military death squads in Iraq combined with the other illegal means of repression already in use by the occupation authorities will not generate a similar increase in support for the resistance among broad layers of the Iraqi population. Far from extricating American troops from the quagmire created by Bush’s policy, the resort to these murderous tactics will only deepen the conflict in Iraq.

Many of the leading figures in the Bush administration, who planned the Iraq war and continue to direct the occupation, have the closest political connections to the right-wing Likud government in Israel and are politically blind to the bankruptcy of Sharon’s strategy of repression.

Meanwhile, playing the central role in organizing the new counterinsurgency campaign is Lt. Gen. William “Jerry” Boykin. The general, a Special Forces veteran, became embroiled in controversy earlier this year for publicly portraying the war in Iraq as a struggle between Christianity and Islam. He also proclaimed that he answered only to God for his actions as a commander of a “Christian army.” In remarks to Christian evangelical audiences, Boykin expressed the view that God had placed Bush in the White House, despite the fact that “the majority of the American people did not vote for him.”

Defense Secretary Donald Rumsfeld brushed aside the widespread demands for Boykin’s dismissal when reports of the inflammatory remarks were published in October. It is now clear that Rumsfeld insisted that the general remain at his post because of his key involvement in planning the escalation of repression in Iraq.

Hersh points out an additional motive behind the turn to greater reliance on Special Forces troops in Iraq. Under the Pentagon’s rules of engagement, the operations of Special Forces units remain secret, including their deployment overseas. Therefore, the addition of such troops to the US occupation force in Iraq will not be publicly disclosed. Under conditions in which, for political reasons, the administration has vowed to reduce the number of US troops deployed in Iraq, it can covertly add substantial forces, while hiding the buildup from the American people.

The Special Forces have undergone an immense expansion under the Bush administration. Hersh notes that the Pentagon’s budget provides $6.5 billion for their operations and that the total number of such troops, both active and reserve, has risen to 47,000.

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自衛隊イラク派兵が与える言論弾圧の口実と「地獄への茶番劇」の可能性
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/703.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 12 月 10 日 18:31:51:hZ420pveaLqT2

 自衛隊がイラクで「テロリスト」と交戦状態に入れば、「自衛隊員がイラクでテロリストた
ちと命をかけて戦っており、死者まで出しているというのに、日本国内でテロリストを擁護・
応援し、自衛隊員の戦いを非難・罵倒するようなことが、バランスからいっても許されるのだ
ろうか」とういう言論弾圧のための大義名分ができます。

 また、「日本とともに、人類の敵であるテロリストと戦っているアメリカの国際活動を非難
・罵倒することは、自衛隊員の命がけの崇高な戦いを否定することにつながり、内外でのテロ
を助長する危険で悪質な行為であり、さらにアメリカにも迷惑をかけ、重要な日米同盟関係に
とって有害な影響がある」という大義名分もできます。

 こうして、まずNHK関係の政府系放送では、アメリカ・自衛隊のイラクでの活動などにと
って不都合な報道や話は基本的に禁止になります。つづいて民放系列のTV・ラジオなどでも
、「公共の福祉」とか「テロとの戦いの道義」とか「信頼ある日米同盟」とかを理由にして、
同様の統制がなされることになります。

 もともと、ほとんどの新聞雑誌はアメリカのスパイのようなものとスパイそのものですから
、その系列である民放TV・ラジオがアメリカ一辺倒になるのは簡単です。日本の新聞雑誌は
、すでにほとんどアメリカの道具になっていますが、イラク派兵後にはその体制は完成に向か
うでしょう。テレビ・ラジオは、新聞雑誌より直接的に国民に接しているため、今までなかな
か完全にアメリカの売国奴日本人の道具になりきらなかったのですが、イラク派兵はその状況
を打破する絶好の機会なのです。

 こうして、アメリカ・自衛隊海外軍事活動への批判がメディアから消えていく一方で、アラ
ブ・イスラムの英米侵略反対闘争に従事するものたちは、「極悪非道・超危険な絶滅すべき犯
罪者」として報道され、話されるようになっていくでしょう。少しでも彼らを理解・擁護する
発言をするものは、テロを助長するテロリストの仲間として弾圧されるようになるかもしれま
せん。

 次の段階では、アメリカ・売国奴たちのいろいろな事に関する広範囲な「言動」を非難する
発言が許されなくなっていきます。日本人のことですから、自分の社会的立場とか将来のため
に、自発的にそうした発言はしなくなっていって、社会全体の雰囲気とかもそうなっていくか
もしれません。タブーとか権力に怯える社会です。

 この頃から、「発言」が取り締まられるというより、そうした発言をする人間が取り締まら
れ始めます。その時には、インターネットでも言論の自由は次第になくなっていくことでしょ
う。

 さらに次の段階。アメリカ・売国奴「そのもの」に都合の悪い発言と、そうした発言をする
人々が取り締まられるようになります。その理由は適当にでっち上げられます。些細な罪とか
無実の罪で逮捕され有罪判決をくらうというような、現在すでに行われているやり方ではなく
て、「コイツは言動がテロリスト的だ」とかいう程度かもしれません。

 もうひとつ次の段階。アメリカ・売国奴に都合の悪い人々が取り締まられるようになります
。その取り締まりの手段と、捕まった後の処遇は何でもありになっています。

 この後の段階も続きそうです。

 茶番劇の法則から言えば、イラクでは、「テロリスト軍に包囲され、絶滅の危機に陥った自
衛隊の一団を、友情と責任感厚い米軍がすさまじい危険を冒して、実際死者を何人も出してま
で急遽駆けつけて救助する」シナリオがあるかもしれません。

 もしこのシナリオが実現すれば、小泉・売国奴人たちは、上述してきた言論弾圧と日本管理
のための活動をとてもやりやすくなります。「アメリカは、死人まで出して、自衛隊員を救っ
たのだ。それでもアメリカを裏切るような、迷惑をかけるようなことをするのか。テロとの戦
いは真剣なもので、お前らの根拠のないおしゃべりのネタではないんだ!!」とか始まります。

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今後の世界と日本   [里心さんに応えて]
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/686.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 09 日 21:38:06:Mo7ApAlflbQ6s


里心さん、こんにちわ。


新世界政府の場所など具体的なことはともかく、大きな流れとしての認識を共有し、イヤーな感じになっています。

■ “新世界秩序”は米国の一極支配をめざすものではない

 戦後世界こそが米国の一極支配構造であり、“脱戦後世界”は、それとは違った新しい支配構造がプランされているはずです。
 この間の世界の動きを米国の一極主義云々と評するのは、ソ連や中国といった共産主義国家が米国の向こうを張れるものだったという錯誤=冷戦思考の残滓に基づくものです。

 現在進められている「対イスラム戦争」は、米国が一極支配構造をフルに活用して行う最後のご奉公だと思っています。
 端的には、経済的理由から米国が一極支配を継続できなくなる前に、米国の力を思いっきり利用というものです。
 米国のユニラテラリズムという言説も、米国の覇権が今後も続くと思わせるものですから、日本の親米派に見られるように「ここで米国を支援しなければ取り残されバツを食らうことにある」という煽りにつながり、資金や兵力の拠出を促進する効果を発揮します。
 「対イスラム戦争」は米国の“自爆攻撃”であり、勝っても負けても、米国は大国の地位を保つとしても覇権は失うことになります。

 米国一極支配という戦後世界構造が終わっても、すぐに国連という政治的再編には進まないと考えています。
 なぜなら、ある意味局地戦である「対イスラム戦争」よりも、先進諸国を襲う同時的デフレ不況という経済問題のほうが世界的な関心事になると予測するからです。
(「対イスラム戦争」はダラダラと続く治安活動戦争の様相を呈するはずです。ベトナム戦争のように、抵抗勢力に先端兵器を供給する国家もありません。近代最後の戦争と思われる「対イスラム戦争」はまさに肉弾戦として戦われるものです)

 また、「対イスラム戦争」を始めたのも、世界構造の再編が必要と判断されたのも、今後現出すると読み切っている現在問題を“彼ら”的に解決するためです。
 米国の経済的崩壊はイコール戦後世界構造の崩壊です。
 政治はあくまでも経済社会の統合手段です。新世界秩序として最初に着手されるテーマは、金融と産業の制度的改変だろうと予測しています。
 (詳細は抜きにして、新国際通貨と産業の国有化がテーマになるはずです)

 政治的再編は、“新国連”という世界政府的権力機構の前に、地域の政治的再編が行われると見ています。
 国民国家から一気に世界政府というシナリオは無理があります。その中間形態として、地域の緩やかな政治的統合体がテーマになるのではと予測しています。

 経済的再編及び政治的再編には、ユーロとEUというリアルなサンプルがあります。
 主権国家を残しながら、近代国家の生命線とも言える通貨発行&管理権をBOE(欧州中央銀行)に譲り渡す“愚”がひとまず実現できています。
 EUは、さらに主権国家である加盟国から政策の独立性を奪うために、EU憲法の制定にまで進もうとしています。
 EUとユーロは、プランされている新世界秩序を推察する上で貴重な実態だと思っています。
 もちろん、EUとユーロは、あくまでも“実験”ですから、そのまま本番に直結するわけではないと考えています。


■ パワーエリートのえぐさはハンパじゃない

 里心さんの「パワーエリートの考えていることはハンパじゃないよ、いっとくけど。常に両建て作戦。彼らは米ソ対立の偽の構図を作り出したが、米英独善主義VS国連中心主義の偽対立がつきつけられているわけ」という見方は極めて重要です。

 この視点がないと、パワーゲーム(国際政治や国内政治)はわけがわからないものに見え、結果だけを受け入れることになると思っています。

 米英独善主義VS国連中心主義(米英が殺戮と破壊を行いアナンやフランスが諌めるという演劇)、米国国防総省 Vs. 米国国務省(国防総省が一極主義で国務省が国際協調派というお芝居)、イスラム支配層 Vs. 米英支配層(合意はあるのに時には非難し合う茶番劇)、北朝鮮 Vs. 米国(対立関係はお終いにしたのに吠え合うコンサート)に撹乱されて、演劇がそのまま現実であるかのように見えてしまいます。
(アホのブッシュジュニアを大統領に据えたのも深慮遠謀です。ちょっとでもまともな思考力がある人なら、あまりにも馬鹿げた原稿で演説するときにはその思いが顔に出てしまいます)

 イラク攻撃前の米英 Vs. 仏独の対立も、茶番劇の一つだと思っています。
 米英が軍事支配することが肝要で、国連主導でイラクに侵攻するわけにはいかなったのです。
 国連主導であれば、占領支配の在り方にも政権移譲の形態や内実にも“調整色”が付きまとい、「もうフセイン政権は倒れ新政権が誕生したんだからあらゆる国の軍隊は撤退すべき」という国連的正論を覆すことは困難です。

 日本国内についての小沢氏の役割に同意します。
 自民党も、ある意味で、米国と同じように“自爆攻撃”に突っ走っているのかもしれません。(米国支配層と違って自民党は無自覚でしょうが...)
 小沢氏はその後にお出ましということでしょう。

 ただ、「自衛隊は国防軍に昇格」というかたちで日本を“普通の国”にするつもりがあるのかについては疑問を抱いています。
 日本をアジアという地域の指導国にするつもりならそうなるでしょうが、中国に白羽の矢を当てているのなら、地域に複数の軍事大国があることは“危険”・“面倒”・“不要”ですから、日本は弱小軍事国のままで留め置かれることになると予測しています。
 そうであれば、日本が国連の常任理事国になることもないはずです。

 どうも、今回のイラク戦争に参戦した(する)国は、米英を除き、使い捨ての憂き目に遭うように思えます。(米英もある意味では使い捨てですが)

 これくらいエグイのがパワーエリートだと思って国策を考えていかなければ、大変動のなかでまともに生き残ることはできないと考えています。


 “彼ら”は、力なき者や知性なき者をとことん愚弄して喜ぶ体質を持っていることを忘れてはならないと強く思っています。


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ウエッブで「表現の自由を訴える」言論を行うと、国家政権転覆罪で懲役2年となる中国ーー中国政府どうしようもないね。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/677.html
投稿者 5087 日時 2003 年 12 月 09 日 10:20:20:fNwbMnjcyctdg

回教徒圏、中国、イスラエルなど言論の自由はまったくないな。キリスト教圏も「ユ」に乗っ取られているから国者法などでだんだん監視体制にはいってるよね。自由はどんどん狭まっている。

ともかく、中国サイテー。


http://www.asahi.com/international/update/1208/013.html
 
ネットで「言論の自由」訴えた元教師に懲役刑 中国
--------------------------------------------------------------------------------


 ウェブサイト上で、言論や結社の自由を認めるよう中国当局に呼びかける論文を発表、「国家政権転覆罪」で逮捕、起訴されていた中国・西安の元中学教師顔均氏に対し、西安市中級人民法院(裁判所)は8日、懲役2年の有罪判決を言い渡した。顔氏は控訴する意向という。香港の人権団体、中国人権民主運動情報センターが同日、明らかにした。

 顔氏は89年6月の天安門事件の再評価、失脚した趙紫陽元首相の軟禁解除、自主独立労組結成の解禁などを求める5本の論文をネット上で発表し、今年4月に逮捕された。同センターによれば10月に裁判が始まった際に、鼻の骨が折れた状態で出廷、担当弁護士が「刑務所職員から暴行を受けた」と申し立てたという。 (12/08 19:28)


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「亡国」とは...
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/668.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 08 日 23:58:56:Mo7ApAlflbQ6s


マルハナバチさん、遅くなりました。
他の事案でバタバタしていたこともありましたが、問い掛けにどう応えるのかで踏ん切りがつかなかったことも延び延びになった原因です。
(いつでもいいよ、というやさしい言葉にも甘えて...)


あっしら:
「大きな声では言いたくないのですが、残念ながら、日本は亡国すると思っています。
膨大な犠牲と大きな破壊を被った大東亜戦争は“敗戦してそれでよかった”というものになっていますが、そのようなものでは済まないとんでもない状況になると予感しています。」

マルハナバチさん:
「オイルショックよりもえぐい程度の艱難は経るかもしれないと覚悟していたんですが「亡国」と表現されるほど厳しいご認識とは想いもしませんでした。亡国とはいったいどういう事態を意味するのでしょうか。
あっしらさんご自身も経験はされていない状況かと想うのですが、具体的にどのような状況と想起すれば当たっているでしょうか。」

--------------------------------------------------------------------------------------------------

まず、「大きな声では言いたくない」理由から説明させてもらいます。

第一に、まだ間に合うからです。
あと2、3年のうちに舵を切り替えれば「亡国」から逃れることができると思っています。
そして、どういうように舵を取ればいいかをこの間書き続けているつもりです。それなのに、「亡国」についてあれこれ書くのはどうも気が進みません。


第二に、悪夢を現実に考える必要はないと思うからです。
手が打てる段階なのに、打つ手がなくなった先にある悪夢をあれこれ現実として思い悩むことはたいして意味がないと考えています。
太田龍氏など陰謀論者による家畜化論や奴隷論は、まったく意味がないとは言いませんが、“敵”を強大なものと妄想させると同時に“自分”を無力な存在だと思わせる危険性があります。


第三に、「亡国」状況を考えるのは自分自身がイヤだからです。
「亡国」について書こうとすれば、貧弱な思考力を駆使してあれこれイメージを膨らませなければなりません。
その過程で思い描く内容は心地いいものではありません。


と、いったことを前提に、「亡国」について簡単に説明します。

「亡国」であっても、日本という名称が付いた国家は存続します。

「亡国」とは、国家社会が統合や一体性を失ってしまうことだと考えています。

近代は、(経済的)社会と(政治的)国家が分裂していることが特質で、個人主義的で自由主義的に利益の獲得を競いながら活動する社会を国家機構が強制力や社会政策でなんとか統合性を維持するという構造になっています。

(共産主義国家では、強制力や社会政策による統合性の維持が先行し、諸個人は国家を維持する活動力として割り当てられる存在として扱われます。『世界経済支配層(国際金融家)が「社会主義(産業国有化)政策」に向かうわけ』( http://www.asyura2.com/0311/senkyo1/msg/769.html )で書いたように、これも近代の一形態です)

「亡国」に近い経験は先の戦争での敗戦でしょう。

しかし、敗戦は、上述の意味での「亡国」ではなかったと考えています。
だからこそ、様々な価値観に立脚する政治勢力のほとんどが「あれでよかったのだ」という総括で済ますことができたはずです。

大東亜戦争には様々な評価がありますが、国民国家としての日本が、戦争を遂行するため、強い統合性と一体性を維持していたことは確かだと思っています。
戦後の経済的困窮のなかで家族や自分が生き延びるために他者を省みないところまで追い詰められる状況もありましたが、経済の復興とともに統合性と一体性が回復し、それが高度経済成長にもつながっていきました。
敗戦によって国民国家日本の統合や一体性が失われることはなかったという見方です。

(高度経済成長の終焉でもあったオイルショックも、不足が懸念される物への殺到(過剰確保)があったくらいで、艱難と言えるほどではなかったと思っています)


戦前・戦中・戦後混乱期・高度成長期・オイルショックのいつでも、経済社会は、国家機構とつながった優位者と身一つをよすがに糊口をしのぐ劣位者で構成され、それを虚構の説明で“共同体”(=国家)であると思わせてきたのですが、そう思わせることができる現実があったことも確かです。
国家は一蓮托生の共同体であるという観念が、冗談ホイホイと馬鹿にされるのではなく、一定の共感をもって多くの人に受け入れられる現実でもあったと思っています。

占領国ないし支配国米国は日本の国家機構のその上に君臨するものですから、そのような存在があっても、日本という国家の統合や一体性に影響を与えるわけではありません。
戦後日本が失ったのは支配層や国家機構の独立主権性であって、国民の統合や一体性ではありません。
それどころか、敗戦後からバブル崩壊まで、米国の対日政策が国家的統合を支えてきたとも言えます。
米国に支えられた戦後復興がなければ、経済社会の分裂がそのまま噴出して統合を失っていたか、強権的な国家(共産主義や国家主義)として統合を維持することになったはずです。


バブル崩壊の日本を「第2の敗戦」と呼ぶ人もいますが、「亡国」という観点から言えば、先の戦争の敗戦より現在のほうが深刻な状況だと思っています。

敗戦は精神的にも物質的にも一気の瓦解をもたらし、1年ほどの悪化期間を経た後は、将来に希望が持てるようになりました。敗戦混乱期はほぼ5年で解消され、その後は頑張れば隣近所や同僚が揃って生活が豊かになっていきました。

90年以降の日本は13年間も希望が見えない状況が続き、ここ数年は、改革の名のもとに希望どころか不安をひしひしと感じざるを得ない現実に投げ込まれています。
多くの人が、なんとか隣近所や同僚から脱落しないようにと頑張っている状況です。

日本は、バブル崩壊後だらだらと長い“敗戦”の真っ只中にあるとも言えます。
このだらだらと長い“敗戦”では、人々の価値観を変え国家の存在意義を変容させる過程が同時進行し、自由主義と市場原理主義を基礎にした金融利得尊重の価値観がじわじわと浸透しています。
(戦後混乱期のように家族と自分がなんとか生き延びるために切羽詰って不法行為をやるというものではなく、個人的利益を増やすために他者から吸い上げる行為が合法のお墨付きのもとでできる、そして、それができる人こそが優秀という考えが、日本の復活のために必要という理屈に保護されて浸透しています)

経済的事由で自殺している人が2万人近くいたり、ホームレスが13万人いるという現実は政治的にほぼ無視されているのが現在の日本です。
(言葉にはしないものの、経済的困った人は死んでもらったほうがいいとか、社会的落伍者は目に付かないところで邪魔にならないようひっそりに生きて勝手に死んでいって欲しいという本音が見え隠れしています)
若年者の失業率が15%から20%という問題も、それが社会秩序にどれほどの影響を与え、今後の日本にどれほど深刻な影響を与えるかということもまともに論議されていません。


“敗戦”が激発のかたちになっていないのは、今なお維持されている貿易収支の黒字が支えになっているからです。

貿易収支が赤字に転換し失業率が10%を超え若年者の失業率が30%といった社会状況と新自由主義的価値観及び「構造改革」が結びついた日本がどのような姿を晒すことになるのかを考えると、それは「亡国」だなと思わざるを得ません。

新自由主義的価値観の現実化を是とする国家機構は、落伍者を邪魔者とみなし、引退した年金受給者を疎ましい存在だと考え、国策に異議を唱える人たちを破壊分子として強権的に押さえ込もうとするはずです。

さらに、「亡国」に関わる問題として、米英の「対イスラム戦争」に本格参戦する可能性を指摘することができます。

先の戦争では、将兵も日本の大義を信じて戦い、国民も彼らの戦いを支えるために必死に踏ん張りました。
しかし、「対イスラム戦争」に大義を信じて参戦できる自衛隊員はほとんどいないはずです。そして、国民の8割は戦争に反対し自衛隊の派兵にも反対しています。

不謹慎でおかしな言い方ですが、イラクなどで死んでしまった人はそれまでですが、イラクで戦闘を経験し、“敵”を殺したり自分の手足を失った人は日本に帰ってきます。
そう、ベトナム戦争後のアメリカ社会の分裂が日本でも起きる可能性が高いと思っています。(ベトナム戦争には共産主義を押さえ込むというそれなりの大義がありました)
米国の傭兵とした参戦した韓国のベトナム戦争後に近いものかもしれません。(韓国の場合も、経済的問題や南北問題で参戦は仕方がない考えが大勢でしたから、それ以上の軋轢を生むはずです)

「対イスラム戦争」は10年というオーダーで続くはずです。そして、いったん参戦したら、もうやめますとは言えない日米関係があります。

経済のさらなる悪化と戦争帰還兵の増加が同時進行する日本になる可能性さえあるのです。

それがどういう日本を現出させることになるかは、想像力豊かなマルハナバチさんにお任せします(笑)

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パワーエリート:米英政府にイラクや中近東で徹底して悪事をはたらかせ世界民衆へ反発心を募らせることで権威を一気に国連=世界政府樹立へ移行させる魂胆ではないのか。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/652.html
投稿者 里心 日時 2003 年 12 月 08 日 04:54:21:mSPIY5JkrQuRE

あっしらさん、どうもイヤーな感じなんです。

世界の権力エリート側は、米英をイラクや中近東で大暴れさせ、徹底して悪役にしてそのことで世界中の反発心を喚起させ、もって、国連に決定させ、国連の命令で世界が動くような方向への親近感を掻き立てている印象があるのですよ。ほらほら、みんな、米英って悪いじゃない、単独行動って悪いよね、やっぱ国連中心主義がいいよね、そう思わない?だから、みんなで国連を新しくして、もっと規範的・指導的力を集中しようよ。ネッ!彼らはこんなこと言っている気がするんですよ。国連に正義を担わせ、国連を新しい組織に改組する。で、クリントンあたりを親国連事務総長にして、彼を人形として扱う。WTOは国連の下部組織ですが、改組の際に、WTOを上部組織に据えなおす。国連の最上部機関に据える(名前も変える)。
で、旧国連本部をニューヨークから別のところに移す。たとえばエルサレムへ。つまり、パレスチナに対してイスラエルに徹底して暴虐をさせた挙句、これは、国連がドラスティックに介入するほかない、一番いいのは国連本拠ををエルサレムに置くことだ、とかなんとかいっちゃって。

で、新国連は、世界政府として機能する。つまり、今欧州各国が主権をなくしていますね、欧州憲法を制定するということで。各民族政府から主権を簒奪する方向がはっきり見えています。南北両アメリカ大陸でも同じことがおきているわけ。ナフタ中心に。つまり、各国がより大きな上位の規範構造に吸収される動きになっているわけ。派遣されれば自衛隊がイラクでで交戦せざる得ない状況に陥ることは目に見えている。つまり日本の主権内にある憲法を超脱させて、アメリカ政府の規範構造に吸収させようとしていいるわけね。つまり、日本の国家主権が、より上位の権力機構によってじわじわ衰弱させられようとしているわけだ。
つまり、ネーションステイト(民族国家)の存立を弱体させて、より大きな規範体系へ、吸収させようとする動きがダイナミックに推進されているように観察されるんだな。各国から立法権限を奪うということ。行政権を縮小するということ。この流れの行きつく先、最終的な権力規範が、WTO中心に改組された新国連ではないか。時期国連事務総長をクリントンにする票集めを米政府が行っていることの情報は阿修羅であったね。クリントンは実際は背後のパワーエリートに育てられてきた人間だもの、(セシル)ローズ留学資金でイギリス、オックスブリッジに留学してね。ローズがどんな背景を持っている人間だかあっしらさんならご存知でしょ。本来、パワーエリートの中枢。

今ね、米英のイラクでの悪事で、また、外務省職員殺害事件で、日本でも国連中心主義へシフトすべしという国民感情がでているよね。奥さんすらも、国連主導を説いていたね。つまり、これ、パワーエリート側の巧みな誘導に乗せられているんじゃないか?米英イスラエルに徹底して悪事を働かせ、ほら、やっぱ国連しかないだろ?だから国連に権力委譲して、新しい国連つくろうよ、で、国連本部も象徴的に移動させようよ。パレスチナ問題に終止符を打って、恒久平和のシンボルとして、エルサレムにその新国連の本部を置こうよ、みんな。


で、この新国連が、世界政府と位置づけられる。そのとき各国は主権が簒奪されている、といわけ。国連つまりWTOの規範=グローバル憲法に従わなければならなくなるわけ。もちろん新自由主義経済政策(市場原理主義・競争原理・規制緩和・民営化)を恒久的な原理とするのね。回教徒諸国も国連主導なら仕方ない、と思わせ、新国連下に組み込ませるわけだ。もちろん新上位憲法である新自由主義原理に従って金融システム導入し、市場開放せざるえなくするわけだ。世界で戦争が続くのと、それが収まって恒平和の状態に入るのと君たちどちがいいの?米英イに痛めるつけられるのヤでしょ?パレスチナ問題ヤでしょ?だったら、きみたち、新国連に服しなよ。こういうわけだね。


これは進む地獄、戻るも地獄だね。


パワーエリートの考えていることはハンパじゃないよ、いっとくけど。常に両建て作戦。彼らは米ソ対立の偽の構図を作り出したが、米英独善主義VS国連中心主義の偽対立がつきつけられているわけ。

こうなると日本としても邪悪米英ではなく、国連中心主義へとは無邪気にいえなくなるね。ちがうかな?民主小沢は、国連中心主義だよね。つまり、民主党に政権とらせて、小沢党首=総理にする。そして小沢の「普通の国論」を実行させ、国会で憲法改正に必要な三分の2の議席を取らせる。国民には国連中心主義という理念と抱き合わせるかたちで憲法9条廃棄に賛成させ、国民の2分の1の賛成を勝ち取り、めでたく憲法改正して「平和主義日本」の新生。自衛隊は国防軍に昇格(国防総省を作る)。著しい国連中心主義に傾斜。で、改組された新国連へ、日本は常任理事国として格上げされて入る。で、国連の中心となったWTOの中枢部の役人ないし常任理事に、トヨタ会長あたりの、日本の多国籍企業の重鎮を据え付ける。

各国の国家主権つまり、立法・行政・司法の三権が剥奪され、すべて国連=WTOに委譲される。世界政府が,これら三権集中してもつ。

上記のような展開の仕方がパワーエリートの世界政府樹立=地球監獄への道筋ではないのか。今次イラク戦争というのは、米英悪役ぶりを見せ、国連への憧憬を募らせる、格好の舞台と仕掛という側面を強く持っているのではないか。今後偽テロと本物テロをともに引き起こし、世界を荒れに荒れさせることで、新国連への期待を飛躍化させる算段ではないのか。

エルサレム新国連本部の支配勢力はもちろんクリスチャンではないでしょう。
満願達成。


あっしらさんだけでなく、対外問題について積極的に発言されている、書記長さん、戦争屋は嫌いださん、シジミさん、ビルバグさん、乃依さん、小泉さんその他の方々どう思われますか?

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常識的には、「外務省職員はアメリカ軍によって殺された。」と考える他はないことの証明。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/644.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 12 月 06 日 20:23:13:hZ420pveaLqT2

>米軍が当初伝えた、事件当時2人が車から降りて売店に寄り、飲食物を購入しようとした時
>に襲撃されたという説明は、地元住民の誤った証言に基づくもので、事実と異なることが確
>認されたという。

 襲撃された車が道路から何十メートルも離れたところにあって、殺された三人は中で血だる
まになっていた。車を事件現場から撤収してしまったのは米軍であるし、二人の遺体とまだ息
があった奥さんを病院に運ばせ管理していたのも米軍である。

 米軍は、車が走行中に銃撃されたことはすぐに分かったはずである。「地元住民の誤った証
言」を信じて、間違った発表をしてしまったなど、ウソに決まっている。そもそも、目的地の
ティクリートまであと20キロ足らずの地点で、高速で危険地帯を飛ばしている車が水と食料
を買うために売店にたちよるわけがない。はじめから、そんなことはありえないと米軍は分か
っていたはずだ。少なくとも一時的に情報を撹乱するために、意図的にウソ情報を流したこと
はあきらかだ。

 5時間も事件発生時刻をずらして発表したのも、情報撹乱のための意図的なウソ発表と考え
るのが自然である。事件発生時刻は絶対に間違いようのないことだし、仮にはっきりわからな
かったのなら、わざわざ間違った発表を世間にしなかったはずなのである。これは前述の事件
の状況説明についても言える。

 分かりきったことだが、どうして現場から車を撤収してしまったのか?これではまともな現
場検証ができなくなって、「日本人外交官を狙ったテロかどうか」が大問題となる今回のよう
な場合には、事件を処理する上でもっとも重要な「事件内容調査」・「犯人の推定」に差し障
りがあることくらい、米軍には分かっていたはずだ。それが、日本側にとって失礼であること
も。

 こんなことは、米軍が事件の犯人であり、それをうかがわせるような痕跡を車からもみ消す
ためだったとしか普通は考えられない。

>同署(事件を処理したティグリス警察署)によると、右車線を走っていた大使館の車に、左
>側から犯人の乗った車が追走。その後並走しながら、機関銃を約25発発砲したとみられる
>。大使館の車は道路脇の畑に転落して停止した。犯人の車はそのまま逃走したらしい。
>目撃情報によると、犯人の車はセダン車か四輪駆動車だったという。

>30日、現地を取材した本紙のソブヒ・ハッダード通信員は、事件直前に旧型のトヨタ「ク
>ラウン」が、四輪駆動車を追走しているのを見た、という住民の証言を得た。

 はじめは、「3台の車で取り囲み身動きをとれなくした」だの「前方をふさいで速度を落と
させた」だのという証言はなかった。そんな光景を見たのだったら、そういう話がはじめから
出ていたほうが自然であろう。「犯人の車はセダン車か四輪駆動車だったという」などの証言
があるのなら、1台で襲撃したのではないか?事件発生後だいぶたってから現れた「3台の車
」というのは、「警戒走行中の防弾車にカーチェイスもなく間近まで接近して、短時間で三人
に致命傷を負わせた」ことの不自然さを誤魔化すためのウソである可能性もある。

>道路脇の食料品スタンド店主、ハッサン・フセインさん(42)が発砲音を聞いたのは二十
>九日午後零時半(日本時間同六時半)すぎ。「バグダッド方向から走ってきた車がスタンド
>の手前で右に大きくカーブを切り、路肩を外れて畑に鼻先を突っ込むようにして止まった。
>すぐ後ろから米軍の車列が通り過ぎていった」とフセインさん。

 現場は、「視界を遮るものはほとんどなく、三百六十度地平線が見渡せるほど見通しがよい
」のである。警戒走行中の米軍から見て、すぐ前で起きた襲撃事件は見えていたと考えるのが
自然である。米軍の車列から近づいてくる車に対して「何の用か」と思っていた奥さんたちが
、米軍に間近で射殺されたと考えるのが自然である。

 現地人のスパイ網によって、奥さんたちの動向はテロリストによって知られていたというが
、それでも「日本人外交官を乗せた車が、ある時刻に、ある場所に、やって来る」ことを銃撃
犯たちが知るのは不可能である。百歩譲ってそれが出来たとしても、どうして「その車種の車
」の中に、日本人外交官が乗っていると分かるのか?車種程度の情報で攻撃をするようなピン
ポイント攻撃なのだとしたら、ずいぶん成功率が低いだろうし、走行中の無関係なイラク人の
死者が多発していることだろう。外国人狙いの攻撃にしてはおかしなやりかたである。

 出発した時から、車でずっと高速尾行して、銃撃のチャンスを狙っていたというのなら、そ
れもおかしな話である。近くにくっついていれば怪しまれるし、遠くからでは見失いやすいだ
ろう。他にも車はたくさん走っているのだから、紛らわしい車も走っているはずだし、一度視
界から外れればかなり混乱するはずである。

 それにしても、日本人外務省職員がイラク人に行動スケジュールや移動車種をわざわざ教え
ている状況なんて考えづらいものだ。二人が出発したところを目撃した外務省の建物にいるイ
ラク人スパイが、仲間に通報したというのだろうか?そういうことができる立場にイラク人が
雇われているというのも、不可解なことではないだろうか。

 日本人へのピンポイント攻撃というのは、むしろ警護役の米軍がもっともやりやすいのであ
る。

 アルカイダが現時点で日本人を攻撃するというのはありうるが、イラク現地の抵抗勢力がそ
れをやるのはおかしな感じもする。まだ自衛隊派遣前なのだから、日本人を殺害して日本人の
イラクの抵抗勢力への敵愾心を煽ることには慎重になるのではないか?日本がアメリカのイラ
ク占領にどのように付き合うかは、組織的な抵抗勢力の未来計画にとっては結構重要な問題な
はずである。そして、あのようなスパイ活動が本当にあるのだったら、それはアルカイダなど
の外国のテロ勢力にできることではなく、イラク現地の組織的抵抗勢力だけができるのである。

 あれだけアメリカ人の死体や捕虜の撮影を非難したアメリカ当局が、自分たちが管理する二
人の日本人外交官の遺体をじっくり撮影させ、ネット上で長時間さらし続けたのはなぜなのか
?その理由の一つは、日本人のイラク抵抗勢力への敵愾心を煽るためとかの心理・情報操作と
してなされたと考えるのが普通であろう。アメリカは最初から倫理や日本人の人権など最初か
ら無視して、日本人をイラク占領・抵抗弾圧に参加させようとしていることは明らかなのであ
る。このことからも、はじめからアメリカ犯行説を最初から排除している日本政府は間違って
いるのである。

(参考)

『外務省職員銃撃事件に対するアメリカによる対日心理操作の観点からの考察』
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/594.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 12 月 03 日

『新世紀日本の本質』
http://www.asyura2.com/0311/idletalk6/msg/315.html
投稿者 パリサイサタン 日時 2003 年 11 月 18 日

『今回のイラク自衛隊派遣は対米従属の証を内外で立てる「イレズミ入れ」の儀式』
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/508.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 11 月 28 日

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「原罪」という言葉・概念は聖書には存在していません。これはキリストの教えではなく、教会が収奪のために後世でっち上げた概念だと思います。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/617.html
投稿者 ワオ! 日時 2003 年 12 月 05 日 11:59:38:xUzDM1eTN.0YM

あっしらさん発言ーーーーーーーーーー
>キリスト教は、多くの人々を精神的に奴隷化する宗教です。
>(幸せを感じるのなら奴隷も悪いとは言えませんから、
>キリスト教信仰を否定するつもりはありません)

これに対する三四郎さん発言ーーーーー

私も、イエスの有名な
「右の頬を打たれたら左の頬も差し出せ。」
「すべての財産を貧しい人に差出し、無一文となれ。」
等の文句に「奴隷根性」を感じていました。

私はキリスト教徒ではありませんが、友人に信者がおり、
これらの「奴隷根性」について聞いてみた事があります。

結論を話すと、キリスト教徒はこういったくだりをそのまま受け取らず、
「たとえ」として理解しているようです。
ですから彼らは「奴隷根性」という受け止め方はしておらず、
キリストは精神的に相当な救いになっているようです。

私は、人間が生まれながらにして罪深い存在であるとは少しも思いませんので
今後もキリスト教徒になることはないと思います…。

引用終わりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


人間が生まれながらにして罪深い人間という考え方はいわゆる「原罪」説です。

原罪は英語ではoriginal sinという表記をします。

で、この言葉が聖書に存在するのかしらべました。どのような単語・概念が聖書のどこのページにある、というメチャクチャ大部で重い辞典があるのです。

で、意外なことに、この言葉、概念は聖書には載っていないのです。

これは、教会が民衆を重苦しい気持ちにさせ、教会のみが人々を原罪から救い上げることができる、だから、寄進せよ、服従せよ、という洗脳のためにでっち上げた概念だと思われます。

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Matrix論の周縁
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/613.html
投稿者 如往 日時 2003 年 12 月 05 日 08:38:00:yYpAQC0AqSUqI

 
 愚民党さん、マルハナバチさん、おはようございます。


 これまで、阿修羅サイトでは勝手にそして唐突に、「降服」、「呈上」、「Matrix」なる言葉を理論展開の結節点に散りばめるように提示してきました。それには、本格的な展開を企図すると際限なく続いてしまうと考えられること、また辞書的な解説では私自身もおそらく阿修羅に集う諸氏も満足しないのではと考えたこと、しかし何よりも特に「Matrix」それ自体を語るための論理技術的な熟練度に自分が達しているのかといった内省が少なからず関与してもいます。それゆえ、愚民党さんやマルハナバチさん等の感応をたよりにしていたところが大いにあります。

 私事ですが、高校の時、何事もたった一人から始まるとの矜持(高橋和己の影響か)を得てガリ版刷りのアジビラを携えて街頭に立ちました。もう一つの動機を挙げればサルトル流実存主義に傾倒していましたので、自分なりのアンガージュマン(社会参加)の表出でもあったのでしょう。大学時代は押し寄せた潮流の飛沫を受けてそこそこの新左翼活動家であったのですが、中心部にいた訳ではありません。入学後にオルグされた者がすぐに実績を作り組織内の出世(?)を果たすことなどは稀で、実際には幹部の多くが60年安保闘争の残党か彼等から指導を受けた人達で構成されていたと記憶しています。
 こうした経緯と専攻(哲学)も関係して、卒業後も私は実存主義をラボ(擬似体験)化できないかといったテーマを抱えることになるのですが、同時に文献研究を拠り処に実存主義を探究することの無意味性と、さらに世に問うための思想として構築するのには不十分な自らの非才を覚ってもいました。
 しかし、卒業後はまったくの実業の世界に入ることになり、この学生時代のテーマからは次第に遠ざかってゆき、すでに15年近くの年月が経っていました

 やがて、80年代後半から90年代を並走するようにいつの間にか私もニューエイジ思潮の中にいました。スタニスラフ・グロフ、ケン・ウイルバー等の所謂トランス・パーソナル心理学系の著作を主体に、量子力学、タオ自然学、チベット密教に関する書物を読み漁っていたものです。
 マルハナバチさんのご指摘の通り、自身のMatrixの体験を敷衍するものとしてJ.C.Pearce “MAGICAL CHILD”から多くの示唆を受けたのは確かです。その本に出遭ったのは今から10ほど年前だったと思います。それより4,5年前に縁あって教師の職に就いていたのですが、教授法について色々と模索している最中のことでした。
 国分康孝氏(心理学−教育分析−)は著書の中で、人間の「教育」には二つの相があると述べていたと思います。すなわち、事物にたいする構えや道具使いを習得させる「調教」と、たとえば種子が萌芽し花開きやがて実を結ぶように養分を与える「滋養」です。Matrixは正に後者と附合するものでありました。
 「調教」はよりア・ポステリオーリな事象であり、「滋養」はよりア・プリオーリにMatrixとの関係性に起因し、さらにこの「教育」の相が創出する人間の成長過程は、原初的なMatrixの磁場に基づいたMatrixの磁界のホログラフィックな展開を表象していると捉えています。
 しかしながら、今現在もMatrixを構造的に解析することの困難性を強く意識していますし、でき得るのは精々機能的な面から入ってその本質ににじり寄ることでしかないと考えています。

 「Matrix」に関しては色々と書きたいことがあるのですが、年の瀬に向いつつあることからさては身辺が忙しくなり、何処から始めるべきか迷うことしきりです。さらにまた、イラク問題は喫緊のテーマとの認識を私も共有していますことから、本来の脈絡を外すことを承知で今回は想いつくままの一言で括りたいと思います。
 誰であったか失念しましたが、セム語系に代表される宗教を荒野(砂漠)の宗教、たとえば日本におけるような八百万の神を拝する宗教を森の宗教と語っていたような記憶があります。私はこれをMatrixと切断された記憶をもつ民と、Matrixとの繋がりを未だに意識下に収蔵している民の関係として捉えています。しかし、この関係性の発生状況は偶然としか言いようがなく、殊更に宿命的なものであるとする選民思想に絡めとられることを潔しとはしていません。ただし、おそらく前者を済うことができるのは後者をおいては他にないとも、それが結果として(地球という)Matrixを済うことになると夢想してもいます。

 また、会いましょう。

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外務省職員銃撃事件に対するアメリカによる対日心理操作の観点からの考察
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/594.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 12 月 03 日 20:33:21:hZ420pveaLqT2

 普通に考えれば、あの二人の外務省職員はアメリカ軍によって殺されたのである。米
軍は外務省職員二人が銃撃された現場を走り去って、そのことを隠しているし説明して
いない。また、米軍はこの事件の具体的な過程と殺害現場の様子についてウソの発表を
している。このことだけで、普通に考えれば下手人はアメリカ軍である。

 それが真相である可能性が「高くない」と言う人は、道理と常識と事実を無視して、
不自然で無理のあることを何の根拠もなく現実と信じ込む、本当の意味での偏執的妄想
者である。当然、日本側の捜査とマスコミ報道は米軍犯行説の線でも行われなければな
らない。テロリスト犯行説を捜査し報道するなら、なおさらより可能性の高いこちらの
疑惑を捜査当局もマスコミもとり扱うべきなのである。

 二人が殺された状況に関するアメリカ軍の報告と、他の現地人たちの報告があまりに
も食い違いすぎている。そして、アメリカ軍側の報告は明らかに無理があり、現地人側
の方は明らかに理にかなっていて自然なのである。

 当初、銃撃されたのは二人が車から降りて水や食料を店に買いに歩いている、もしく
は車を止めて中にいる間だったということになっていた。しかし、現地人目撃者たちの
報告では、二人は走行中の車内で、横を並走する他の車からの銃撃で、現地人運転手と
一緒に殺されたのである。二人の乗った車が道を外れて畑に突っ込んでいった直後に、
米軍の車列が後ろから走り過ぎていったという。実際に、道路から数十メートル離れた
畑の中にその車がぶつかって止まった跡があり、その近くには死体を降ろした時のもの
か血が残っていると言う。

 では、当初の米軍の報告は何だったのか?米軍の意図的なデッチアゲであろう。な
ぜ、デッチアゲたのか?普通に考えれば米軍による犯行だからである。では、なぜアメ
リカ側は走行中に射殺されたとするのを嫌がって、止まっているか降りているときに射
殺されたことにしたがったのだろうか?そこを考えてみよう。

 そもそも、金品を持っていそうな者を襲った「強盗」ではなく、日本人外交官を狙っ
た「テロ」だというのなら、テロリストは「その時間にその車がそこへ日本人の外交官
を乗せてやって来る」ことを知っていなければならない。そんなことはあり得るのだろ
うか?アメリカの発表のように、車が止まっている時または車から降りたときに銃撃さ
れたというなら、テロリストはさらに「その場所でその車が止まって買い物をするこ
と」を知っていなければならない。

 「テロリスト側スパイの内通」という少々無理のある条件を設定しても、日本人外交
官をあのようなピンポイントで攻撃できたのは不思議である。何台も走っている車の中
から、どうやってあの車だけを選び出して追跡し、接近し、銃撃したというのだろうの
か?

 テロリストは最初からその車を識別していて、その車にずっと気づかれないように見
失うこともなく車で尾行していたとでも言うのだろうか。あの高速車のドライバーは周
囲を警戒しながら走っていたであろうし、偶然止まらなかったらあそこではあのように
簡単には射殺できないのではないか?なぜ、尾行中にそのような偶然が生じたのか不自
然であるし、目撃談では走行中に銃撃されたのである。

 軽防弾だが速度が速いので、あの車が使用されたということになっている。あの状況
では、外務省職員たちも現地人ドライバーも常に攻撃を警戒しているし、時速150キ
ロとかの高速で逃走できるようになっている。道路の周りには人がいるし、道路上も他
の車が走っている。道路から抜け出して逃げるという選択肢も状況によってはありうる
だろう。

 こう考えると、怪しい車が追いかけてきたり横を並走してきたとき、二人が乗った車
は最大限の警戒をしたはずである。極めて不審な車に接近されたら、速度を上げるなり
蛇行するなり速度を落とすなりして工夫をするだろうし、そうした異変は外の人々から
は分かるだろう。窓以外の部分の方が車体は比較的装甲が厚いのだから、危険を感
じたら二人は側面などに身を伏せることもしたろう。推測されているように、カラシニコフ
で軽防弾のその車を射撃したのなら、それでも結構有効な防御法になったかもしれな
い。

 しかし、どうも事件の目撃談や死体や車の状況からは、かなり乗員が油断か安心して
いるときに、カーチェイスらしき動きもなく、近距離から防弾能力の弱い部分を通し
て、短時間であっけなく三人の乗員は致命傷を負ったようだ。

 これはどういうことなのか?目撃談では、事件の直後に米軍の車列が通り過ぎたとい
う。そうすると、こう考えられないだろうか?外見で米軍と分かる車列が外務省職員の
車に接近してくる。米軍側から何か合図を送ったかもしれない。それで、安心した三人
は何だろうと思って、米軍車列から近づいてくる一台の(普通車両にも見える)車を並
走させた。近づいてきても、何か伝えたいことでもあるのかと思って警戒はしていな
い。中にはやはり米軍人が乗っていて、何か合図を送っていたのかもしれない。そして
一番よいタイミングで銃撃され、三人はあっけなく極めて短時間で致命傷を負ってしま
った。

 こう考えれば、なぜ米軍は、走行中ではなく止まっている時に銃撃されたとしたがっ
たか説明がつく。走行中では、「テロリスト」が二人の乗った「高速」車を「日本人官
僚の車」として識別して接近し、警戒されたり逃げ出されることもなく短時間であっけ
なく殺害できたのがひどく不自然であることが、米軍には分っていたからである。「高
速」車が止まっていたり、そこから二人が一時降りたりしていれば、そこにいたか通り
かかった「テロリスト」が二人を日本人官僚として識別して接近し、あっけなく運転手
ごと殺したことに、なんとか説明らしきものがつく。それでもやはり変だが。

 このように考えれば、なぜ米軍はウソをついたのか、なぜ事件直後に米軍車列が止ま
ることなく通り過ぎていったかの説明がつくだろう。そして、銃撃に使われたのはカラ
シニコフより高性能の機関銃かもしれず、もしかしたら米軍の機関銃かもしれない。そ
のほうがより確実な殺しを軽防弾車に乗った人間に対して短時間で出来るだろうから。

 むしろ、この事件は「えひめ丸事件」との類推で考察されるべき内容のものであっ
て、イスラム原理主義テロリストの狙いが云々という話ではないのではないか?

 あの事件は、例の中国大使館「誤爆」事件のすぐ後に米軍の原潜によって真珠湾で引
き起こされたものである。普通に考えれば、あのような衝突は確率論的にはありえない
ものであろう。普通の潜水艦による接触事故というのは、港の近くなどで船と潜水艦が
すれ違うときなどに起こるものである。しかし、あの事故の場合は、急浮上した原潜の
頭上に「偶然」日本の実習船がいたという状況である。しかも、溺れている日本人を米
兵は黙って見ているだけで救助しなかったし、事件後に発表された衝突直前の原潜側の
通信は隠蔽ノイズのようなものが入っていた。

 しかし、ここで本当に問題なのは、その時の日本政府の対応と、日本のマスコミの反
応、日本人の心理的反応なのである。あのとき、この事件に対して日本社会のとった異
様な反応を私はよく覚えている。日米関係の険悪化は問題にもならなかったし、米軍に
よる故意の犯罪の疑惑を表明し追求する動きは、大きなものとしては存在しなかった。

 かわりに、森総理大臣が「非難」と「真相追求」の「矢面」に立たされた。日本の総
理大臣は、日本人が巻き込まれる外国での事故を直接管掌しているわけではない。その
処理の指揮をとることは、総理大臣の仕事ではない。しかも、森総理がそのとき「偶
然」ゴルフ場にいたことで彼を非難できるものではないし、事故発生の報告を受けた後
も、ゴルフを続行したかしなかったかの「真相」ははっきり分かるわけもないし、どう
でもよいことである。

 しかし、日本人はあの事件の「怒り」を彼にぶつけ、彼の「重大な責任」を追求し、
「強く非難」したのである。それは、森総理が総理の座からすぐに降ろされた大きな原
因の一つとなったが、当事者のワドル艦長の方は、ゆっくりと時間を掛け手続きを踏ん
で責任を追及され処分を受けた。私は彼の処分が最終的にどうなったのか聞いた覚えが
ない。事件の時に特別に乗艦していたアメリカ民間人たちの名簿はいまだに公表されて
いないそうである。

 ここで、疑わしくなってくるのは、こうしたことには日本人へのマインドコントロー
ルの要素があるのではないかということである。まず、バレバレの形で米軍が意識的に
日本人を狙って殺戮する。普通の感覚なら、一般の日本人からは明らかにそう見える
か、そう感じられるやり方で殺すのである。もちろん、米側は口先では「これは不幸な
ことだ。申し訳ないことだ。」と言ってみせるのである。しかし、暗黙のメッセージは
「俺たちアメリカ人がお前ら日本人をブチ殺したんだよ。」である。その時、じっと日
本人の眼を見つめて手を握ったりするとより効果的かもしれない。

 そして、日本人の自然な深層意識とか肉体感覚においても、明らかに「アメリカ人に
よる故意の日本人殺し」は認識され記憶され体験されている。理由は、そう受けとめる
のが物理的にも論理的にも当たり前の状況だからである。客観的に見れば、わざと日本
人狙いでアメリカ人によって殺された状況だからである。

 しかし、日米当局の発表およびマスコミは「不幸な事故であった。」と言い、故意の
殺戮の可能性すら口にしない。日米関係の険悪化は可能性すら口にされない。そして、
日本人の大衆心理においても、「アメリカ人による故意の日本人殺し」という概念は、
思考内容とか発言内容としては、最初から可能性としても否定されているか、すぐに
「あってはならない・ありえない」ものとして無条件に表層意識からは締め出される。
この深層意識と表層意識、肉体感覚と発話体系の間の大きな乖離は現代日本人に特徴的
である。こういう根本的なところで、すでに国民意識レベルでの精神分裂が引き起こさ
れているのである。

 意識や言葉の上では、「友好・尊敬」が日本人とアメリカ人の間にあって、雰囲気も
そのようになっているときに、日本人の自然な深層意識とか肉体感覚では、存在・人格
そのものを否定される恐怖、暴力と殺傷の恐怖を強く感じている場合は、日本人はまっ
たく他者からコントロールされやすい状態にあるのである。その日本人はその自分の中
の「恐怖」を正面から認めないために、それを統御・対処・解消することもできない
し、自分の言動を判断したり決定したりする際の基準となる自覚的な要素としても、そ
うした「恐怖」は意識的に扱われていない。


 その「アメリカ人への恐怖」を自分で意識的に認識・コントロールできないので、そ
の「恐怖」は量的にも表現形態的にも無統制の猛威を振るい、しかもそうした状態がよ
く見えているアメリカ人からは、それは日本人コントロールの手段として利用可能なの
である。アメリカ人との友好・信頼関係とか、なごやかでうちとけた雰囲気の関係と言
語表現され意識されているが、実質的には強い恐怖によってその性質が規定されている
アメリカ人との関係が日本人の間で多いのだとしたら、ずいぶんそういう日本人は頭の
いいアメリカ人にとっておいしく操縦できる存在であろう。信頼とか友好のためという
意識と言葉によって、根本的には人格の否定と肉体への暴力の恐怖に基づいている脅迫
的言動を、社会的な非難や罪悪感や自尊心の痛みや恥の感覚なしに、歯止めなしに行っ
ていくからである。

 そして、もう一つ日本人の表層意識・発話体系から分裂させられている可能性のあ
る、重要な要素がある。それは、自分たちの存在・人格そのものを否定し、自分たちを
殺戮し、自分たち自然な意識状態・感覚を分裂させ、自分たちの心をもてあそび利用し
ている「アメリカ人」への「憎悪」である。この「アメリカ人への憎悪」は、決してそ
のまま意識や発話体系に入って来ることがないのならば、日本人の中で様々な「病的
な」表現形態とか噴出形態をとりうるだろう。例えば、森総理へのいわれのない憎悪と
か、アラブ人兵士への憎悪とか、中国人への憎悪とか。

 えひめ丸事件のときは、その事件の持つ人格・肉体破壊の内容のために、日本社会は
それを感情面でも理性面でも、客観的に、自然に受けとめ反応することを拒否して、自
己欺瞞とか自己催眠によって自分たちの自我(意識)を分裂させたのである。「日本政
府は間違っていて遅れている。アメリカこそ正しくて進んでいる。」という考えを、本
質的には無根拠に、条件反射的に強く持っている意識体制に精神的アクセントを移動さ
せたのである。こうやって、対米関係をまともに直視しまともに扱う精神体制からは逃
避することによって、アメリカに怒りを向け非難しないで、代わりに日本政府を強く憎
み攻撃し、この事件の「疑惑・怒り・責任追及」の解決を図るようになるのである。こ
うした精神体制においては、人々は「日本政府」やら「古い体質の勢力」という「悪
者」を打ち倒すことによって、社会的不安を解消し社会的行き詰まりを打開し、アメリ
カからも誉められ認められるようになろうとするのである。


 アメリカによる正面からの人格否定と暴力の衝撃的暗示メッセージによって、日本人
がそれをまともに心理的に処理できずに、前述したような意識体制に精神的アクセント
が移動した(ある意味で切り替わった)後は、むしろアメリカの言いなりになりやす
く、アメリカの意見や価値観を受け入れやすくなるのである。えひめ丸事件の後は、教
条主義的アメリカニズムである「構造改革」を掲げる小泉が国民の圧倒的支持で総理に
なり、その後は対米従属一辺倒政策が官民挙げて推し進められることになった。もちろ
ん、衝撃的な事件一つの力で日本社会全体がマインドコントロールされるというような
ことを言いたいのではない。戦後のアメリカ当局とか各種左翼勢力などの大衆心理操作
に影響された、数十年スパンの歴史的な日本社会の心理的変遷過程の巨大な流れの中で
引き起こされた、ある時点においてある方向への大きな流れを作るキッカケとしての役
割があの類の諸事件にはあると言いたいのである。

 つまり、マインドコントロールの技術としては、日本人を操縦するために「アメリカ
人による故意の日本人殺し」のメッセージを日本政府とマスコミ、国民に与えることは
十分ありうるのである。

 しかし、何事も一面的にとらえる必要はないとすれば、こうしたことには単なる脅し
とか、調教の側面も大きいのかもしれない。あの大東亜戦争の終結後に日本社会で起こ
ったことを見ればよい。日本人の人格とか尊厳を真正面から否定する形で、日本人に暴
力をふるい殺戮し、そして堂々と姿を表し君臨することにより、日本人から得られる権
威と信頼は絶大なものだった。多くの日本人は、そのアメリカに抱く権威と信頼によっ
て、平気で自分たちの伝統や権威を投げ捨て、自分たちの歴史と大義を裏切り、自分た
ちのために戦い死んだ兵士たちを惨めな犯罪者や被害者にしたのである。そして、今は
押し付けられた憲法と平和主義も、道義も国際的信頼もアメリカの命令でかなぐり捨て
て、人命と自分たちの未来まで捧げてアメリカに忠誠を誓おうとしている。

 英米人にとって日本人とは何か。それは、殺して殺して殺しまくり、飢餓と痛みと悲
しみと恐怖を与えることによって「良く」なった集団である。そうすることによって、
自分たちに手向かわなくなり、自分たちの権益を奪わなくなり、安全無害になり、大金
を出すようになり、笑顔を向けて握手するようになり、自分たちの教えを信じるように
なり、自分たちの善悪を受け入れるようになり、自分たちのために死の危険を冒して兵
を出し人殺しをするようになった人間―それが日本人なのである。つまり、彼らにとっ
て日本人を殺して脅すことは基本的な前提であり、正しいことであり、現代世界はその
恩恵の上に成り立っているのである。なぜ、今のような大切な時期に日本人を殺して脅
さないようなことがあるのだろうか。日本人に対する正しい教育方法は殺傷と恐怖であ
る。犬の調教に似たものだ。

 どんなに酷い目にあわされてもいつもうやむやになることが繰りかえされれば、その
集団の精神は改造されていく。だから、わざとらしいくらいに不自然でアメリカによる
犯行であるがことがはっきりしているが、手も足もでないし社会的追求もなされないと
いう形は日本人への教育効果が高いのである。日本人を時間をかけてじっくり教育した
成果が抜群であったことは、21世紀の現状が証明している。

 そして、戦後の日米関係を歴史的にとらえるならば、今回の外務省職員射殺事件はア
メリカによる日本政府・日本人への「踏絵」の要素があるとも考えられるのである。あ
の日航機墜落事件がよい例であるが、日本政府はアメリカ軍の引き起こした日本人に対
する故殺事件を、いつも不問に付すかもみ消すかしてきた。あの事故で助かった人の証
言や墜落前の機内写真では、圧力隔壁が吹き飛んでできた大きな穴によって機内の気圧
に大きな変化が生じたり、強風が起こった様子はない。海に落ちていた尾翼には黒い何
かの塗料のようなものがついているし、墜落前後の米軍には不審な言動がいくつもある
と言う。そして最新のボイスレコーダー解析では、やはり空気圧の異変はなく圧力隔壁
が吹き飛んだのではない可能性が高いという。それ以前に圧力隔壁が外れて、それとぶ
つかって尾翼が吹き飛ぶことには物理的に無理があるという指摘もある。運輸省の役人
は「もう所定の期間が過ぎたので事件の資料は処分しました」と信じられないことをニ
ヤニヤして発表していた。こうしたことから、私は日航機は米軍の新兵器の実験台と日
本政府への屈従の証の踏絵にされた可能性が高いと思っているのである。

 こうした踏み絵における日本人へのメッセージはこうである。「俺たちアメリカ当局
がお前ら日本人の人格や尊厳を踏みにじって、日本人を殺したんだよ。お前たちにもそ
うだと分かるし、そうだと感じられるようにな。それでお前たちは俺たちがやったとい
うのか?俺たちが悪いと俺たちに向かって言うのか?」。そして、日本政府に対しては
こうである。「さあ、どう考えても俺たちアメリカ当局がやったのだし、俺たちが怪し
いのだ。それでお前ら日本政府は、俺たちや日本人に向かって、アメリカ当局が怪し
い、犯人の可能性がある、だから調査すると言うのか?実際に調査するなり非難するな
りするのか?」。アメリカ側はこのような踏絵を日本政府・日本人に迫るのである。そ
して、戦後の日本人・日本政府がこの踏絵を踏まなかったことは一度もない。それを踏
むたびに日本国民の人間性は破壊されていき、日本国民のアメリカへの隷属を深めてい
ったのである。

 だから、重要な次の日米関係へのステップである現在の状況においても、また踏絵を
日本人・日本政府に迫っているのかもしれない。

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日米両政府はグルになって何かを隠している/ 自衛隊「完全武装」を要求(日刊ゲンダイより)
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/593.html
投稿者 まりん 日時 2003 年 12 月 03 日 19:52:21:Lb1EUIe9/.l6E

人身御供を投入することが両国政府で密約されていたのか?
外交官殺害について日本政府は、ダンマリを決め込むだろう。危険だからの屁理屈つけつけて文民調査団を派遣はしないことで、この事件を封印する気だろう。自衛隊に重火器をもたせ、つまり、人道支援という形から、軍事出動という形、すなわち、自衛隊を軍隊へ昇格させたうえ、国内自衛目的という憲法上の制約を事実上超越する既成事実を重ねることで、9条変更不可避の土壌を準備した後、憲法改正手続きへつなげる寸法ではないか。完全武装した自衛隊が、アメリカに雇われた偽装テロリスト集団から蜂の巣にされ、自衛隊に応戦させるつもりだろう。そして、自衛隊が軍隊として、外国で「交戦」したという既成事実を作るシナリオだろう。一方、北朝鮮からも日本に何かやらせて、こちらからもやはり自衛隊は軍隊に格上げすべし、という世論を誘導していくのではないか。目指すはイラクと北朝鮮の状況を使っての軍隊への格上げ、つまり、アメリカ軍への事実上の編入である。阿修羅では、憲法9条廃棄、自衛隊の軍隊格上げ、核兵器所持の方向を支持している有力な論者が見えるが、結果としては彼らの希望と一致する方向で、シナリオが書かれているとみていいだろう。残念だがミイラ取りがミイラとなる図だ(核弾頭を持つことは米側が許さないとしても、いわゆる小型核は許容するか可能性がある)。


とにかく今回のこの事件は、非常に非常に大きな罠の一環だ。

日米政府で綿密にシナリオが組まれていると思われる。福田君、君もカマトトこいて役者やのう。それにしても、このプロジェクトにおける民主忍者小沢の役どころは何だ?


以下日刊ゲンダイ12・4日号から抜粋。

─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ 真相の徹底解明が絶対必要
■ 米軍なのか、テロなのか、小泉内閣はなぜ調査をしないのか
■ 殺害が米軍によるものだったらどう対応するのか
──────────────────────────────────────

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この事件の真相はアメリカ軍の説明と、現地目撃情報、現地警察の捜査
が極端に相違している現状では全く不明。小泉内閣は臨時国会も開かず
追及から逃げているが、重大な責任をどうするのか
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 イラクで起きた日本人外交官の殺害事件は、4日たった今も真相が見えてこない。
小泉内閣に積極的に事件解明に取り組む姿勢がないからだ。
 川口外相は「情報収集に全力を挙げる」を繰り返し、事実上の外務大臣といわれ、
全情報を握っているはずの福田官房長官は「分かりません」「外務省に聞いてよ」の
連発だ。米軍発表と現地警察の情報では、2人が襲撃された『状況』も『時間』も大
きく食い違っている。なのに小泉内閣は、その疑問に触れることを避けようとしてい
る。
 あらためて米軍発表を検証すると、現地の状況と合致しないことが分かる。奥参事
官と井ノ上書記官は「水や食料を買うために道路脇の売店に立ち寄ったところを小火
器で撃たれた」といい、事件の発生は11月29日の午後5時頃と発表した。
 ところが、現地警察の情報では「2人の乗ったランドクルーザーを追ってきた旧型
クラウンが、並走して30発を乱射。コントロールを失った車は、畑に突っ込み道路
から数十メートルも離れたところで止まった」としている。また、チグリス警察が現
場に駆けつけたのは午後1時頃。2人が搬送されたティクリットの病院も「午後2時
前に運び込まれた」と証言している。米軍発表とはまったく食い違っている。
「内外のマスコミが伝えている情報からは、米軍が事実をネジ曲げて発表しているこ
とがうかがえる。襲われた道路周辺には売店らしいものは見当たらず、車が突っ込ん
だ畑にはタイヤと血の跡が残っている。3人は車内にいて1人は息があったという住
民の話は、病院関係者の証言と符合する。また、襲われたランドクルーザーは、米軍
の車列の前か後ろにいて、銃撃事件後、米軍車両は走り去ったとの情報もある。事件
の発生時間も、2人がバグダッドの大使館を出た時間から午後1時過ぎと考える方が
自然で、米軍には状況・時間を隠さなければならない事情があったとしか思えません」
(情報関係者)
 現地からは断片情報しか入らないが、いずれも米軍発表を覆すものばかりである。

◆ 日米両政府はグルになって何かを隠している ◆

 米軍が2人の乗ったランドクルーザーや遺留品などの“証拠”を持ち去ったことも
疑惑を浮かび上がらせる。反米感情の強いティクリットに移動中の米軍が、先を走る
ランドクルーザーをテロリストの標的に利用したという「米軍の盾」説。時速150
キロ近いスピードの車の接近を自爆テロと勘違いして撃った「誤射」説――政府関係
者の奥歯に物のはさまったような言い方も引っ掛かる。
 また、米国政府の気の使い方も異様だ。事件発生後、国務省は「弔意」を表明し、
これを受けてブッシュ大統領は「2人を失ってさびしい」という内容の書簡を小泉首
相に送った。1日にはバウチャー国務省報道官が、2人の名前をフルネームで呼んで
「イラク復興に多大な貢献をした。米国にとっても大きな痛手だ」とコメントしてい
る。

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──────────────────────────────────────
■ 自衛隊「完全武装」を要求 《イラク派遣》危険なエスカレート
──────────────────────────────────────

▼ 復興支援というより完全に戦争モード ▼

 イラクに派遣される自衛隊が“完全武装”を要求していることが分かった。政府が
来週にも閣議決定する基本計画に、「戦闘可能な武器の携行」が盛り込まれる可能性
が出てきた。
 関係者によると、自衛隊が使用許可を求めているのは、12.7ミリ機関銃、84
ミリ無反動砲、96式装輪装甲車、UH60対戦車ヘリなど。「これらは100%、
戦闘を想定した火器と装備です」と、軍事ジャーナリストの鍛冶俊樹氏がこう言う。
「例えば84ミリ無反動砲は、大型トラックやトレーラーを横転させる威力がある。
大型車で駐屯基地に自爆攻撃を仕掛けられた場合の防衛を考えるなら、必要な重火器
です。また、96式は悪路での走破に適した陸自の8輪車両です。毎分900発連射
できる12.7ミリ機銃を搭載し、車内に完全武装の兵士が8人乗れる。自衛隊は部
隊が移動中にゲリラ攻撃された場合を想定しているのでしょう」
 派兵第1陣となる自衛隊北部方面隊(北海道旭川市)は、復興支援にあたる候補者
約700人の選考を終えた。この中に戦闘部隊が入っている可能性もある。

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外務省解雇された天木氏、小泉外交の実態暴露
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/585.html
投稿者 まさちゃん 日時 2003 年 12 月 03 日 17:23:59:Sn9PPGX/.xYlo

(回答先: 戦後イラクに派遣された外交官は“邪魔者”や“どうでもいい人” 投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 02 日 23:51:15)


天木氏は今朝のワイドショーでもコメントしていた記憶があります。
ネットで見つけた記事としては以下のZAKZAKのものがあります。

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外務省解雇された天木氏、小泉外交の実態暴露

 イラク戦争に反対する意見具申をしたことで外務省を事実上解雇された天木直人前駐レバノン大使(56)が3日午後、東京・永田町で講演し、日本人外交官2人が殺害された事件について、首相の重い責任について指摘。許し難い小泉外交の実態を暴露した。

 「先日、私の元同僚2人が名誉の殉職をした。これまで、メディアのコメント要請を断ってきたが、今日は最初に話させてほしい」

 天木氏はこう言って講演を始めた。

 犠牲となった2人とは直接面識はないというが、「これからの日本のあり方を問うべき事件。私を含め、日本国民全員の責任だ。そして、最も責任を感ずべきは小泉首相。事件が伝わった30日、首相はデジタル放送スタートのクス玉を割っていたが、この上ない腹立たしさを感じた。もっと深刻に受け止めるべきだ」と批判。

 事件の影響で先送りされている自衛隊の派遣問題については、「急いで派遣する必要はない。日本側の『今後も自衛隊を海外派遣したい』という理由はあるだろうが、これだけ政情不安なときに(人道・復興支援に行く)余地はない」と断言する。

 首相や自民党幹部は「国際協調」を派遣理由に持ち出すが、天木氏はレバノン大使時代の経験も踏まえて、「アラブ諸国も欧州各国も『自衛隊に来てほしい』という国は1つもない。逆に『やめてくれ』という声が圧倒的に多い。外務省では(永田町や)霞ヶ関の意向に反する現地情報は排除される。一体、国際協調とは何なのか?」と疑問を投げかけた。

ZAKZAK 2003/12/03

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ユダヤ人に乗っ取られているアメリカの各種メディア(スタンフォード大学関連サイトより)
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/501.html
投稿者 トムトム 日時 2003 年 11 月 27 日 14:18:59:eZ6jQreCkUDLE

米国のメディア、つまりテレビネットワーク、ケーブルテレビ、新聞、雑誌、ハリウッド映画、レコード会社などの大半はユダヤ人経営か、所有なのだそうだ。

スタンフォード大学関連サイト

http://www.stanford.edu/group/wais/History/history_KennedyAssassination(092803).html

この文書から情報を取り出してみよう。
Gerald Levin, CEO and Director of AOL Time Warner(AOL タイムワーナー)
Michael Eisner, Chairman and CEO of the Walt Disney Company(ウォルト・ディズニー)
Edgar Bronfman, Sr., Chairman of Seagram Company Ltd
Edgar Bronfman, Jr, President and CEO of Seagram Company Ltd and head of Universal Studios
Sumner Redstone, Chairman and CEO of Viacom, Inc (ヴァイアコム)
Dennis Dammerman, Vice Chairman of General Electric (ジェネラル・エレクトリック)
Peter Chernin, President and Co-COO of News Corporation Limited

Those seven Jewish men collectively control ABC, NBC, CBS, the Turner Broadcasting System, CNN, MTV, Universal Studios, MCA Records, Geffen Records, DGC Records, GRP Records, Rising Tide Records, Curb/Universal Records, and Interscope Records.

つまり太字で書かれた上の7人のユダヤ人たちが以下のメディア会社の経営トップであり、彼らにコントロールされているのだという。

ABC、NBC, CBS、ターナー、CNN, MTV(音楽専門局),ユニヴァーサル・スタジオ、MCA レコード、ジェフィンレコード、GRPレコード、リングタイドレコード、カーブ・ユニヴァーサルレコード、インタースコープレコード。

Most of the larger independent newspapers are owned by Jewish interests as well. An example is media mogul is Samuel I. "Si" Newhouse, who owns two dozen daily newspapers from Staten Island to Oregon, plus the Sunday supplement Parade; the Conde Nast collection of magazines, including Vogue, The New Yorker, Vanity Fair, Allure, GQ, and Self; the publishing firms of Random House, Knopf, Crown, and Ballantine, among other imprints; and cable franchises with over one million subscribers."

ほとんどの独立系新聞はユダヤ人によって所有されている。一例をあげれば、サミュエル一世だ。彼は全米で20数紙の日刊新聞を所有しているうえ、新聞日曜版の挿入紙として有名なパレード紙、また、米国を代表する第一級の雑誌、たとえば、ヴォーグ、ニューヨーカー、ヴァニティーフェア,アリュア、GQ, セルフ紙など。さらに、名門出版社ランダムハウス、クラウン、バランティンなど。また100万世帯の契約数を持つケーブルテレビ会社。こうしたものを、この人物が所有しているのだという。

I could add that Michael Eisner could depart Disney tomorrow but the company will remain in the hands of Shamrock Holdings, whose principal office is now located in Israel".

ディズニー社のトップが会社を離れたとしても、依然としてディズニー社は持ち株会社のシャムロック・ホールディングズ内部にとどまる。そして、その会社の本部はなんとイスラエル国内にあるという。

このように、アメリカのメディアはユダヤ人に乗っ取られている。パレスチナ問題でも、イスラエル寄りであり、パレスチナに有利な情報、真実の情報を流すことは非常に少ない。経営トップ・所有者がユダヤ人である場合、その会社の編集長、ディレクター、記者、監督など、ユダヤ人批判・イスラエル批判、あるいはアラブ側に味方するような記事、製作内容にタッチしたら、すぐクビが飛ぶことは自覚しているはずである。つまり、大手メディアでイスラエル・ユダヤ批判は絶対御法度。タブーなのである。アメリカ市民が生活レベルでイスラエルを非難したとしても、メディアがそれを取り上げることはないのである。アメリカのメディアは封印されたも等しいのである。パレスチナ問題、イラク問題など、アメリカのメディアからは有意義な情報・真実の情報は出てこないので、そのほかの国のメディアから情報を売ることが望ましい。アメリカのメディアはいわば、党派性にまみれており、不偏不党などということはありえない。その意味でアメリカメディアは、逆説的だが、非常に水準が低いといえる。

一つ思い出したが、クラッシック音楽の興行もユダヤ人にコントロールされており、ユダヤ人の音楽屋の歓心を買わない限り、世界的な活躍はできないのだそうである。日本人音楽家はきわめて優秀で層があついにもかかわらず、世界に進出できない最大の問題はこの政治学を知らないためだという。つまり戦略的に彼らの歓心を買う方法に疎いという話である。最近の韓国の音楽教育関係者はこの政治学を心得た上で、早くから子弟をユダヤ系興行屋と接触させると聞いている。

それにしてもアメリカはユダヤ人に乗っ取られているといって過言ではなかろう。ある種の感嘆を覚えざるをえないのである。

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Re: イラクの一般市民への攻撃・弾圧が始まった現時点で、日本のアメリカ後方支援は終わりにできるはず。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/502.html
投稿者 荷電粒子 日時 2003 年 11 月 27 日 19:17:32:hlbym6ZH.OUDI

(回答先: イラクの一般市民への攻撃・弾圧が始まった現時点で、日本のアメリカ後方支援は終わりにできるはず。 投稿者 書記長 日時 2003 年 11 月 26 日 21:27:32)

書記長さん、いつも明快な論理を展開して頂き、ありがとうございます。

>アメリカは、一方的に「戦闘終結宣言」を出して、イラク戦争が終わったような「
見かけ」を作りました。そうして、侵略に対する抵抗を、「戦闘行為」ではない「テ
ロ」、それを行う者たちを「テロリスト犯罪者」と勝手にレッテル貼りしたのです。

>国際法上、侵略行為に対する抵抗運動に当然認められるはずの諸権利を違法に奪っ
ておきながら、自分たちでは平気で「戦闘終結宣言」をホゴにしてイラク国民に対す
る戦争行為を再開しているのです。

> 今回のイラク戦争のケースでは、アメリカ側が発表してきた戦争理由・大義から言
っても、アメリカ軍側が一般市民を巻き込む形で抵抗運動を抑えることは出来ないは
ずなのです。

このご投稿の全体が、極めて正論と思います。

そして、上記の引用部分を、「アメリカの手口」の違法性についての国際法上の論拠として強く支持します。

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イラクの一般市民への攻撃・弾圧が始まった現時点で、日本のアメリカ後方支援は終わりにできるはず。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/498.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 11 月 26 日 21:27:32:hZ420pveaLqT2

 イラクのアメリカ兵なんて殺されて当たり前です。

 自衛隊はあんな連中の後方支援なんてしてはいけません。犯罪者になってしまいま
す。自衛隊には本来こんな仕事は予定されていないはずだから、隊員はイラク行きを
拒否できるはずです。そもそも、今回の派兵自体が違憲で非合法です。

 フセイン政権の武力による排除など、国連もイラク国民も望まなかったのに、強引
に軍事侵攻をして、人命や市民の生活、社会基盤を破壊しました。

 アメリカは、一方的に「戦闘終結宣言」を出して、イラク戦争が終わったような「
見かけ」を作りました。そうして、侵略に対する抵抗を、「戦闘行為」ではない「テ
ロ」、それを行う者たちを「テロリスト犯罪者」と勝手にレッテル貼りしたのです。

 国際法上、侵略行為に対する抵抗運動に当然認められるはずの諸権利を違法に奪っ
ておきながら、自分たちでは平気で「戦闘終結宣言」をホゴにしてイラク国民に対す
る戦争行為を再開しているのです。

 国際に見ても、イラク国民から見ても、抵抗勢力とアメリカ軍のどちらが犯罪的で
あるかは明らかではありませんか。侵略された側が、いかなる手を用いても敵の占領
状態を破壊しようとするのは当然です。

 今回のイラク戦争のケースでは、アメリカ側が発表してきた戦争理由・大義から言
っても、アメリカ軍側が一般市民を巻き込む形で抵抗運動を抑えることは出来ないは
ずなのです。今回はご法度のはずだった、「無差別爆撃」と同じことになってしまい
ます。アメリカの大義によれば、この戦争は「イラク国民のため」でもあり、「一般
市民には責任はない」か「少なくとも攻撃はしない」はずだったのですから。

 しかし、そろそろ「イラクの一般市民」への攻撃が始まってきたようです。こんな
ことになったのに、まだアメリカのイラク侵攻・占領を賛成して支援しようとするな
んておかしなことです。日本政府の「イラク国民への攻撃ではない」という今までの
説明とずいぶん矛盾してきているし、今後の日本の国際社会及びアラブ諸国での信用
に関わる問題でもあります。

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ああ、ウクライナの友よ!ウクライナの悲劇よ!およそ10年間で2000万人のウクライナ人がスターリン・ヒトラーによって殺されていた。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/496.html
投稿者 wr1ももtre1 日時 2003 年 11 月 26 日 15:36:10:YgciqR71nfjCs

ウクライナ共和国出身の親しい友人がいながら、迂闊(うかつ)だった。ソ連邦下でウクライナが悲劇の国であることの認識が非常にかけていた。彼らは現代史を根本から揺るがすような3つの悲劇を経験しているのだ。

1。1932から33年のわずか数年にかけてスターリンによって700万人から1000万人のウクライナ人(ウクライナ中部と東部)が大虐殺されたこと。スターリンは飢餓を人工的に引き起こすという方法論で、ウクライナ人を標的に,組織的に殺害したものである。
2.第二次大戦でソ連政府と、ヒトラー(ドイツ占領
政府)によって、約800万人(750万から1300万の間と推定されている)ほどが殺されたこと。
3.チェルノブイリ核事故を経験したこと。

1についてだが、まずAPの先日11月22日が配信した記事を見てほしい。

Ukraine Marks Famine That Killed Millions

http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20031122/ap_on_re_eu/ukraine_famine

この記事にリンクされている学術論文をあわせて読み、少しまとめておこう。

ソ連当局は一貫して否定してきたが、このスターリン政府が人工的に作り出した飢餓による大殺戮の存在を国連が認めることが嚆矢となって、他約30各国がこれを公認するにいたり、これらが、それを認める公式文書に11月8日に署名をした。大殺戮から数えて70周年を記念する政府主催の行事が11月21日、首都キエフのミカエル聖堂にて生き残り老人たちを含め2000人が集まる中でもたれたことを伝えているのがこのAP電だ。70周年というだけでなく、この大虐殺を国際社会が初めて認めたという意味で、きわめて大きな意味をもつ。この記事の確認のため、ウクライナ人である友人(若い女性で、ロースクールに在籍)をランチに誘い確認したが、ウクライナ人は誰しもこの事件について知っているものの、外国においてはまったく認知されないままであることを認めた上、今回の国際社会の承認とその特別行事の記事を私から見せられ、感動に至っていた。

1933年だけで、一分毎に17人、毎日2万5千人の人、特に女性や老人や子供たちたが食べ物がなく死んだという。ある村は全員死んだところもあったという。そして、きわめて見逃せないことだが、この飢餓の最中、人肉喰いが横行したという。当時子供で事件を目撃し、生き残って今日ある人々に記者がインタビューをしている。夫が妻を殺して、スープにして食べたのを見たと証言する者。互いに殺しあって食い合っていた様相を目の当たりにしたとの証言が紹介されている。

【スターリンはどのように飢餓を引き起こしたのか】
@実はウクライナでは農産物の収穫はこのとき十分だったのだ。スターリンは、軍と秘密警察を用い、ウクライナの農民から農産物を差し押さえ、接収したのである。そしてその倉庫に軍を張り付かせ、人々が奪い返せないようにした。
A周辺諸国からの緊急支援食料をすべて国境沿いで接収した。
B飢餓から逃げるべくソ連領土内の周辺諸国へと脱出を図った人々の国内パスポートを奪い、脱出を阻止した。
【スターリンのこの虐殺の意図は何か】
@農民から農地の所有権を放棄させ、彼らを集団農業形態へ帰属させるため。
Aウクライナでおきつつあったウクライナ文化ルネッサンスを挫折させるため。
Bウクライナ人のスターリン政府への反抗を阻止するため。

国家が人工的に飢餓を引き起こすという手法で、自国民を2年内外で1000万人近く殺したという例は近代社会のみならず、人類史の上でも空前絶後の事件ではあるまいか。このような極限状態では現代であってもカニバリズムが発生するということの意味は十分検討に値するのではないか(タイトルを思い出せないが俳優加藤建一が中佐に扮し目撃した人肉食いについての1人芝居を行っていた記憶があるが、実はこの事件を題材としていたのだろうか)。スラブ系の歴史では、指導者が余りに残酷であることが知られているが(スラブ=slave=奴隷。指導者は民衆を徹底して奴隷化するパターンだった。)、スターリンの残忍さは中でも頂点的に極まっている。

2についてだが、ウクライナはヒトラーに侵略され3年ほど占領された。スターリンと、ヒトラーの双方から徹底して殺害され、死者は控えめに見て800万におよんだ。以下の表をご覧いただきたい(単位は1000人)。

http://www.infoukes.com/history/ww2/page-29.html

第二次大戦でなくなった人々の国別一覧表だ。ポーランドと並んでウクライナは国の人口の約20パーセントの人命が失われている(前者の死者数は500万人)。絶対数にして、ウクライナの死亡者がダントツの一位で、約800万人(軍人と民間人合計)。少ないもつもりで750万人、多い見積もりで1300万にである。半分はソ連政府の強制収容所に連行されて死に、半分はヒトラーによって殺されたようだ。ちなみに日本はこの表によると、235万人 で総 人口の3.4%。


ウクライナ人が、どれほど、スターリンのソ連政府とヒトラーによって殺されてきたことか、想像を絶する数字である。この2つの事件だけで、ウクライナ人はおよそ2000万人近くが人命を奪われていることになる。わずか10年内外で2000万人がこの2人の独裁者に殺されたのである。ヒトラーは気づかなかったが、彼の戦費は西側国際金融から支援されていたことも分かっている。スターリン、ヒトラーという残虐さの頂点を極めた連中と、彼らを利用した国際銀行資本(ソ連の軍事インフラとその技術などは彼らの資金手当てによる)。この3すくみにより、20世紀の悲劇は作られたといってもよい。


ウクライナの悲劇はここで終わらない。ご存知1986年チェルノブイリ核事故が追い討ちをかけている。この事件については、ここでは書かない。

きょう、日本食レストランで私が注文したランチセットのざるぞばやカツ丼を初めて見る食べ物だといって興味津々に試みに口にしたこの若く美しいウクライナ女性が、自分たちはウクライナを10年前に出てきた、なぜなら、国が混乱しているからだ、そう以前語っていたが実は詳しくはこれまでその意味を尋ねてこなかった。今回、この記事をきっかけにこのスターリンの飢餓大虐殺のことを彼女に確認することで、彼女のどこかもの悲しげな顔が実はいくつもの層で掘り込まれている事を初めて知るに及んだ。彼女を含め8人の仲間で自宅パーティーを開き、そしてそのあと、ダンスパフォーマンスを観に行ったのはわずか先週22日夜である。その日、実はウクライナの首都キエフでは飢餓虐殺70周年特別行事がなされていたのである。ダンスの伴奏はアバンギャルドな奏法による古代琴(現代琴と違うものだ)、そして尺八だった(この若き日本人女性琴奏者は11月7日と8日、わが敬してやまない現代音楽の巨匠、高橋悠二65歳の誕生記念で演奏をしておりそれも私は聞いている)、そのときのソロの日本人の創作ダンスと、初めて見聞きする日本の楽器の音色に文化的衝撃を受けて、喜びを満面に湛えていたウクライナ女性は、きょうランチの際、この虐殺について何でも聞いて欲しいと正面から目を見据えたが彼女は午後2時からの大学院の授業にもどらなければならず、くわしい議論は次回へと持ち越された。次回はロシア料理店に私を招き話を続けたいという。彼女は移民法の弁護士を目指している。

ソ連が1917年に発足して、91年に崩壊するまでの74年間に失われたソ連人の総数は6200万人である。人類史最悪の、比類なき、絶無類の事件としてのソ連という存在。その犠牲者の3分の1がウクライナ人であり、たたった10年ほどの間に2000万人という数のウクライナの人間がスターリンとヒトラーに殺されたのである。スターリンとヒトラー(レーニンもだが)を今なお信奉する人々はしんそこ地獄に落ちるべきだろう。しかし、彼らを操った連中は今も健在であり、ブッシュ人形・小泉人形などを使いグローバル化と美称されたプログラムによって民衆虐殺を確実に推し進めようとしている。これに気づかない人々はさらにもう一度地獄に落ちてもなお足りないだろう。いや将来、無垢の涙を流すのだろう。

*この人口飢餓によるスターリンの虐殺事件につき、日本でこの事件につき書かれている本がありましたら、書名などについてご教示ください。

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戦後日本人の非常識と小泉・福田の「人類嘲笑話法」
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/456.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 11 月 14 日 20:49:00:hZ420pveaLqT2

 大東亜東亜戦争を、当時の世界の国際的・歴史的条件から切り離して、敗戦後に他
国に押し付けられた価値観やら判断基準によって、日本人自身が頭から否定するとい
うことは、結局どういうことなのでしょう。それは要するに、「日本人が独自の考え
や計画を持って、独自の理想と国益を主張し、独自の力とその行使によって自分たち
の現在と未来を作り出すことを否定すること」なのです。

 そして、ポツダム宣言に代表されるような、連合軍の攻撃と占領のおかげで日本人
は軍国主義者を社会を指導する立場から追い出し、幸せに・善良に・自由に生きてい
くことができるようになったというような考えを受け入れることは、結局どういうこ
となのでしょう。それは要するに、「日本人は外国人の暴力と指導によってようやく
幸せに、人間並みに、他国民にも迷惑をかけずに生きていける存在だということ」を
認めることなのです。

 さらに、多くの人々が死んだり苦しんだりしたから、それゆえに無条件にあの戦争
は間違っていたという考えを受け入れるならば、結局どういうことになるのでしょう
。それは要するに、「いかなる場合でも、自分が攻撃されて不利益をこうむることを
避けることこそが道義的善であり自分のためにもなるということ」を認めることなの
です。

 ですから、戦後体制・戦後思潮を受け入れた人々は、結局のところアメリカが恫喝
や暴力をもって、日本社会に財産や権益や主権を差し出しように求めてきた場合、お
となしくそれを差し出すのが、適切な政治的選択であり、自分たちの利益にもなり、
道義的に正しい「大人の」判断であるということになります。

 しかし、政治的選択を云々する以前に、「日本人は外国人の暴力と指導によってよ
うやく幸せに、人間並みに、他国民にも迷惑をかけずに生きていける存在だというこ
と」を認めた人々は、世界と自分に対して「私は飼い犬である」と宣言しているので
す。だから、彼らは最初から強い飼い主券調教師であるアメリカに向かって、何かの
異議を申し立てることのできる道理も可能性もないのです。

 小泉や福田の、あの国民をバカにしたような、道義をバカにしたような、言葉をバ
カにしたような、理想をバカにしたような、自尊心や人間の尊厳をバカにしたような
、日本人の固有の主権や利益をバカにしたような、そのくせ恥ずかしそうでなく態度
のデカイ話し方は、どこから来るのでしょう。人気取りを重んじる政治家は、国民受
けしないしゃべり方はしないものです。

 つまり、今や日本国民の大多数は、「独立主権国家の人権を有する人間」として振
舞い、それを目指すような政策を行うことは、愚かで無益で異常なことであると信じ
込んでいるフシがあります。だから、小泉や福田のあのしゃべり方を、「政治的に正
しい、知性的な大人の姿勢」を示すものとして、多くの国民は理解し安心しているの
ではないでしょうか。小泉や福田はそう思っているからこそ、恥ずかしげもなく公で
あんなしゃべり方をしているのだろうし、しかも実際に人気を得ているのでしょう。

 日本を捨て、人間もほとんど止めたような態度の人物たちが日本政府代表にふさわ
しいと思っている人々は、国際的には絶対に非常識な存在であるし、もはや子供を人
として教育できる人間でもない。しかし、「常識ある」「大人の」日本人はフランス
やらトルコやらの、アメリカの言うことを素直に聞かない国々を、「トチ狂ったマヌ
ケで愚かな」国とでも判断しているのかもしれない。

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Re: 現在の日本人の不様な生き方は死生観からくるのではないでしょうか。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/447.html
投稿者 そろそろはらをくくろう 日時 2003 年 11 月 12 日 21:12:44:yJkSDodKgE0Gc

(回答先: 戦後日本の「原罪」と止まらない売国奴たちの勝利 投稿者 書記長 日時 2003 年 11 月 11 日 22:31:23)


死は終わりで、あとは無で、生きているうちが花である、死は暗く、敗北である、とこの様な極めて否定的、独断的な価値観が何時頃からか刷り込まれ、なんとしてもこの世と、この世のものに執着して、その為に今や一部では人様の内臓まで当てにしている状態で、信じられないことである。

本来の日本人にはこの様な死生観はないはずで、戦後あたりから極端に強くなったのではなかろうか。
日本人の死生観はよく花見に例えられるように、満開のサクラの下で宴を繰り広げて、満開のサクラは散る予感を湛えさせ、爛漫と咲き誇るサクラと、散りいくサクラを、この世の人々の生死に重ね合わせ、酒を楽しみ、ウタを歌うと、むしろ死を楽しむ程の余裕であった。

古代の日本人は徹頭徹尾、自然の観察者であり、すべての生きる規範をそこから得た、世界的に見ても稀な高貴な文明を営んでいたのである。
そこには生と死の差別もなく、ただひと時も留まることの無い、変化である、季節が変わるがごとく、人も生まれ、営み、やがて土に帰る、実に淡々とした営みが永く永く行われてきた。
そこには会者定離の別れの悲哀はあるけど、蘇り(再生)を信じむしろ死を生き生きとしたものと捉えていた。
生も死もイノチの躍動の両側面であること認識してたのではないでしょうか。

この世と、この世のモノに病的なほど執着する欲深い生き方は本来の日本人の生き方では在りません。       死を無と錯覚しその幻影に怯え不様に生にしがみ付いている内は、日本人の真の覚醒はないのものでしょう。   死を恐れるな、不様な生き方を恐れよ!!イノチは不浄不滅。   
               
            散るさくら 残るさくらも 散るさくら

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阿修羅版プロジェクトX 『私はこうして日本人をマインドコントロールし征服した。』
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/399.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 11 月 05 日 20:17:13:hZ420pveaLqT2

 アメリカは国家規模の日本人へのマインドコントロールとして、国民意識の精神分裂を
意図的に引き起こしている疑いがあります。

 統合を失った個人の意識は、その個々の断片を自分の統制下におけなくなると同時に、
その断片を他人にコントロールされやすくなります。結果として分裂状態にある個人全体
としても、他人にコントロールされやすくなるのです。これを日本国民の集団意識のレベ
ルで行うわけです。
 
 今回の中国での反日暴動のキッカケとなった日本人学生のパフォーマンスですが、どう
やらわれわれの常識では暴動が始まるほどのものとは言えないもののようです。しかし、
現場の雰囲気が読みきれずにああいうことになったのだとしたら、日本人が他国人の「国
民感情」というものにまったく無理解になっているという側面もあるとも考えられます。

 以前イタリアで米軍機がロープウェイのワイアーを引っ掛けて大惨事になったとき、米
伊関係は危機に陥りました。同じことが起きても、絶対に日本では日米関係の険悪化など
話題にもなりません。要するに、日本は終戦直後以来、自然の・普通な「国民感情」を持
つことは全く許されていないばかりか、そうした感情は最初からないことにされています
。それが「ある」ようなそぶりを見せると、異常な言動をとったように判断されます。

 つまり、国民意識のレベルでは「自尊心の可能性」すら全く否定されてきており、結果
として国民意識は希薄で歪んだものになり、「日本国民としての立場」は「他人事」もし
くは「苦痛」となっていきます。これ自体、アメリカニストと日教組の操作とも言えます
が、日本の場合はもう一歩進んでいるのです。

 日本は20世紀の戦争で「日本人ねらい」の殺戮作戦を体験しました。要するに日本市
民を巻き添えにするのではなくて、日本市民をなるべく多く殺そうとする作戦です。そし
て、それを実行した国であるアメリカに占領された後、その仲間になったということにな
りました。ここに、現代日本人の精神面の特殊な事情が生まれました。

 それは、普段は優しく子供に対応しているけれども、たびたび子供にひどい虐待を引き
起こすことによる生じる精神分裂ケースと似たような構造を示しているのです。自分の生
活と精神の前提となっている自分より大きく強い存在が、自分に対して存在そのものを拒
絶し人格そのものを否定するような虐待を与えるとき、自我(個人としてのこころ)がそ
れに耐え切れずに、個々の記憶や感情や感覚をどんどん自分から分離していくのです。そ
して結局のところ、自我・自分がバラバラになってしまうのです。そして、その幼児が「
こんなことをする自分の親は自分を否定しているし何とも思っていない」という事実まで
否認すれば、根本的に現実を否定して虚偽を信じる必要があるわけですから、ますます親
の言葉への被暗示性・信頼度が高まるわけです。しかも、ますます自我は現実否定によっ
て分裂していきます。

 戦後長期間にわたって日本で起きているアメリカが見え隠れする諸事件と、戦後の日米
関係のあり方の性質を眺めると、ある一貫性ある特質が見えてきます。それはむしろここ
30年くらいのほうが顕著かもしれません。それは、一方で友好意識とか尊敬意識を強く
表明しながら、他方ではわざとらしい事故などの形で暴力をふるい、しかも暗示的にしか
しあからさまに日本人としての人格を否定するメッセージを発することを繰り返すパター
ンです。これは意識的に行われている可能性があります。

 無差別爆撃の無言のメッセージには「オマエタチ日本人キライ、日本人ダカラ駄目ダシ
悪イ、ダカラブチコロス」があります。そして占領下での、建前上は「日本の一般市民に
は罪がない。悪いのは軍国主義者。日本の皆さん仲良くしましょう。」の音声メッセージ
が来ます。しかしその後の日本社会では、長期間において米軍がわざと引き起こしわざと
あからさまに米軍が真犯人であることを暗示しているような不審事件・事故が起きていま
す。その無言のメッセージは例の「オマエタチ日本人キライ、日本人ダカラ駄目ダシ悪イ
、ダカラブチコロス」の繰り返しなのです。

 こうして、日本人の国民意識を精神分裂に追い込めば、アメリカの心理・情報操作の効
果は格段に高まり、もはや命令に従わせるマインドコントロールの段階に入るわけです。
統一性がなく個々の断片に分裂した日本人の国民意識は、全体としても暗示と命令に従い
やすいのです。しかし、個々の断片に関して言えば、切り離された小部分ゆえにそれらに
は自尊心も思慮もほとんどないし、他の部分からは他人事になっていることもあって、断
片の国民意識はロボットのように命令に従うのです。

 CIAの心理操作には、そうやって幼女の段階から性的虐待や悪魔儀式などによって精
神分裂に追い込みマインドコントロールし、命令によって暗殺などをする成人を育てる技
術があるようです。そして、CIAや米政府の指導層には、そうして時間をかけて養成さ
れた奴隷人間にかなり強圧的な態度でのぞみ、ペニスをしゃぶらせたりレイプしたりする
者が多いそうです。

 アフガン・イラクへ兵隊がアメリカの後方支援に出かけて、今後は人殺しにも活躍しそ
うなどこぞの国の将来はどんなものかこの辺からも推測できないでしょうか。

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自民投票は破滅的
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/388.html
投稿者 596 日時 2003 年 11 月 05 日 07:21:02:UUgSeZME990UU

  自民投票は破滅的

多少の利権はあっても自民党に入れてはなりません。
いつも政権にいる自民党は、財布の紐もいつも自民党が握っていて、
財布の中に入っているカネは利権者同士の奪い合いです。
そのため、財布の中はいつも空っぽになり、なおも大借金までして奪い合います。
それでも足らずに補正予算まで組んでカネを奪い合います。もう、破滅的です。
大借金はいつしか子孫たちに重くのしかかるでしょう。
圧力団体、天下り官僚、談合ゼネコン、族議員、そいつらがよってたかって子孫たちを苦しめます。

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シャロンと2人の息子は収賄容疑で取り調べ
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/336.html
投稿者 権力失墜の瞬間 日時 2003 年 11 月 02 日 15:15:18:Su11NAlTYI.E.

(回答先: シャロンでも使い捨てだ 投稿者 世界の支配者はだれ 日時 2003 年 11 月 02 日 08:56:36)

これで、シャロンは終わりです。地獄へとまっしぐらです。
国内ではシャロンが最高権力者ですから、通常は息子の逮捕はありえません。しかし、その上部組織が期待はずれに終わったシャロンを処分するようです。悪魔への代理人は大変です。

このようなめにあわないために、主人以上の悪魔になってイスラム攻撃をしてきた。
歴史的には、ヒツトラーよりも、汚名を着せられることになるでしょう。
自爆テロしか反抗手段を持たない、丸腰のパレスティナ人をミサイル攻撃した宰相として国際的犯罪人の烙印を押されることは確実です。

すべての国が、国際金融資本の傀儡政権に支配されていて、戦争と動乱が大きくなればなるほど、荒稼ぎして肥大するのか国際金融資本である。その執事達をネオコンという。

http://www.asahi.com/international/update/1031/004.html

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暗黒界ではありませんが、表に出ない支配者は存在します
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/136.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 16 日 18:37:33:Mo7ApAlflbQ6s

(回答先: Re: 暗黒界の支配者の存在について 投稿者 リンクフリー 日時 2003 年 10 月 15 日 23:44:33)


リンクフリーさん、こんばんわ。

ご紹介いただいた“彼ら”は、議論をしてみたい相手だと思っています。
思想や哲学における素養は高いと見受けますし、現実世界を冷静に眺め、教条的ではない柔軟な思考が素直にできています。

ただ、経済論理の把握がやや浅いように思われます。

「国家は、国内の産業資本と結んでいた手を切り、国際的な金融資本と手を結んで国家としての存続を図ろうとしています。ために、近代産業資本と国家の結合の中で培ってきた国民のためのさまざまな施策が、効率化、自由化の名のものとに切り捨てられようとしています。極端な言い方ですが、より巧妙な奴隷化が、始まろうとしています」という理解はさすがですが、そのような動きが、世界経済支配層のどのような経済論理の理解に基づいて進められているかを説き起こさなければ、“言葉による抵抗”も理念的・思想的なものに限定されてしまうと思っています。

(「近代経済システム」の象徴的存在である産業資本も、元々、金融資本の資本増殖=貨幣的富蓄積を加速増大するための“手段”ないし“道具”でしかなく、思うように用を果たさなくなれば産業資本はうち捨てられてしまうものという理解が必要です。「国民のためのさまざまな施策」も、産業資本の増殖を主要な道具とする限り求められ実行されるものです)

こういう方々が、「近代経済システム」を明確に理解し、思想(志)と論理が強固に結合したかたちで“大いなる抵抗”に打って出て欲しいと願っています。


“彼ら”は、「知性」絶対的な状況に異を唱えていますが、それには強く共感します。

(“彼ら”と同じように、利権で動く自民党よりも、理念で動く民主党のほうが危険だと思っています。利権で動くのならお金が回ることを第一義的に考えますが、理念で動く人々は、宗教戦争(「大東亜戦争」もそのきらいがある)などで見られたように、困窮や犠牲を省みることなく突っ走る可能性があります。自民党は、経済論理の変動のなかで現状に対応した利権拡大手法(=私の微温的政策)をつかみきれていないため混迷を極めています。ちなみに、自民党を支持しているわけではありません)


私は、知性主義を“悪魔崇拝主義”と呼んでいた時期もあります。
(これについては、末尾の参照書き込みリストをご参照ください)

知性(知識と思考力)そのものは極めて有効なものだと思っていますが、知性そのものに至上の価値があるとか知性的言辞にひれふす状況は、貨幣を絶対視する価値観と同じ倒錯だと考えています。

知性優越主義は、活動力の交換手段であり有用な物やサービスを手に入れるための手段でしかない貨幣に無上の価値を覚え、貨幣をより多い獲得するために血道を上げている「近代」の倒錯的精神の反映です。(それを支えているのが学校制度です)

手段は目的に優るものではなく、人々の活動目的は、有用な物やサービスを手に入れることでもなく、快楽を得ることにあります。(できるだけ楽に生存を維持し、心地よさや満足を高める活動余白を得るために、他者との協働関係に身を置いています)

知性はトイレットペーパーと同じように手段でしかないものです。


>彼等がいうところの「知性」とはつまりはコスト&ベネフィットを追求してゆく知識
>ということになると思いますが、この知性を追求してゆく主体といいますか、支配者
>に近い存在はいったいこの世界に存在するのでしょうか。あえていえば、金持ちクラ
>ブやエスタブリシュメントの面々、あっしらさんのいうところの『守銭奴と倒錯者』
>達ということになるのでしょうが、こういった人々が世界を動かしているという主張
>についてはなにか陰謀論的な胡散臭さが残ってしまい、素直に受け入れられない気持
>ちもあります。かといってそういう話は全て作り話であり、陰謀論である、と片付け
>てしまうのも何か彼等の思う壺という気がしないわけでもない。

誰かは知りませんが、存在すると思っています。

最上位の世界支配層は、『守銭奴と倒錯者』ではなく、悪魔崇拝者的価値観をもった人たちだと思っています。(たんなる成金や守銭奴では世界をコントロールすることはできません)

彼らは、己たちの知性をもって神の全知全能に対抗し、この世界を支配=制御したいと考えているはずです。

彼らは知性崇拝者(神に対抗できる手段は知性だけという理解)ですから、知性に劣った人は自分たちの“道具”になることは当然であり、それがその人たちのためでもあると思っています。

経済制度は天与のものではなく、ある意図を持って特定の人によって造られたものです。

そして、いったんその制度を造り上げ、それに空虚ながらもっともらしい価値性を付与することに成功すれば、こまごましたことは国家権力や“知的執事”(テクノクラートやシンクタンク研究者)に任せ、大局的な枠組みだけ指図すればよくなります。

この構造はピラミッド型なので、ほとんどの“知的執事”は、世界支配層の理念や目的は知らず、“正しい”理論に従って物事を判断していると思っています。


※ 確認をしていないので恐縮ですが、このあたりの説明は次の書き込みに書いていると思います。

『“陰謀”立案者&イスラムと「自由民主主義」の関係』
http://www.asyura.com/2002/dispute3/msg/274.html


>ただの流行だけで、国家が、国内の産業資本と結んでいた手を切り、国際的な金融資
>本と手を結んで国家としての存続を図ろうとしたり、近代産業資本と国家の結合の中
>で培ってきた国民のためのさまざまな施策を、効率化、自由化の名のものとに切り捨
>たりするのだろうか?という疑問です。最近のあっしらさんのお考えということで、
>この辺の"存在"について、どのように考えられていますか。


「この辺の"存在"」は、世界支配層のことだと思いますが、グローバリズムないし新自由主義の跋扈については、産業資本主義の終焉間近を世界支配層が認識していることに由来していると考えています。

もっとも成功した産業資本主義国家の現状が、産業資本主義の終焉間近の象徴です。

産業資本主義が終焉間近であることが広く共通認識になっていないのは、珍妙な経済学がはびこり、利潤の源泉が何かさえ理解しないまま政策や経済活動が行われているからです。
(利潤の源泉は、国際取引を通じての貨幣余剰すなわち経常収支黒字(とりわけ貿易収支黒字)です)
そして、生産性の上昇は、現実の制約条件のなかで取り引きされる財の量をますます少数の勤労者で生産できるようにします。
世界経済の成長鈍化のなかで生産性上昇と現実の制約条件(個人主義的利得の容認)が結びつくことで「デフレ不況」に陥ります。

経済がグローバルになればなるほどこの問題は世界レベルで顕在化してきます。

生産性の上昇は基本的に生産設備の拡充によって実現されるものです。
それが「デフレ不況」をもたらす世界経済構造になっていれば、産業資本は、膨大な借り入れをして購入した資産の償却さえままならないようになります。
そして、自己の存続を維持するために、勤労者の首切りにいそしみます。
これは、生産性の上昇で財の物理量が増加しているのに、その需要者を減少させることを意味しますから、デフレ・スパイラルを深化させます。

これが、産業資本主義が終焉するおおまかな論理です。
(うまく使えば、楽して現代風の生活条件を手に入れられるということです)

米欧と拠点とする世界経済支配層は、既に産業資本主義の行き詰まりを察知しており、世界から日常的に広く浅く金融利得を得る仕組みに切り換えようとしています。
(後進国に対しては、国民の生存維持基盤となっている公営企業まで民営化するよう迫っています。産業のなかでも、必需的な財やサービスを提供するものは確実に利益を得ることができるからです)

※ 参照書き込み

『「寄生性」&「知的謀略」が国際金融家や国際商人の“危険因子” − トヨタなど日本の国際商人(輸出優良企業)も“危険因子”を持ちつつある −』
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/737.html


==================================================================================================

★ 参照書き込みリスト

『“異様な”「悪魔崇拝」という言葉を使うわけ』
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/156.html

『Re:こう妄想しています』
http://www.asyura.com/sora/dispute1/msg/118.html

『“悪魔崇拝”とは「自己の知性を過信すること」だと思う』
http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/334.html

『Re:悪魔さん、レスをもらってうれしく思います』
http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/344.html

『世界経済支配層が貨幣的富にこだわるのはそれが世界を支配する力だと“信仰”しているから』
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/178.html

『経済支配層や知的エリートも彼らの価値観や論理の奴隷』
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/205.html

「オカルト」と「金権力」執着について
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/206.html

『経済支配層にとっての「世界そして自由・平等・民主」』
http://www.asyura.com/2003/hasan19/msg/670.html

『「近代経済システム」や「近代価値観」が悪魔崇拝者(知的強欲追求者)のものであることが浮かび上がる』
http://www.asyura.com/2003/war24/msg/1034.html

『自分の「世界」に信を置いて物事の理非を判断することです』
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/542.html

『【補足】自分の「世界」にも縛られないことです』
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/543.html

『「価値観や論理への隷属」から抜け出す簡単な方法 − 「ド腐れ人間」という言葉の廃棄宣言 −』
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/222.html


『「感じにくい隷属」から抜け出す第一歩は「隷属の認識」  [ぷち熟女さんへのレスも兼ねて]』
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/1013.html

『現実世界が在ることの客観(外在)性とその在り様の主体性』
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/408.html

『法則は外的には存在しません。在るのは連関的運動です。』
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/410.html

『民主制・自由主義・個人主義の脆弱さを知っている彼らは専制統御と絶対忠誠を基礎としている』
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/231.html

『いわゆる「陰謀論」について』
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/172.html


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外務省の解体と日本の夜明け 【さらば外務省!より】
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/119.html
投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 14 日 14:13:04:ieVyGVASbNhvI

 

外務省の解体と日本の夜明け

私はこれまでに外務省の現状はどうしようもなく劣化、空洞化していると指摘してきた。そしてその主たる原因が、異常なまでの対米追随の姿勢と、その方針に異を唱える者を排除しようとする歪んだ人事政策にあること、さらには一握りの外務省幹部が、外務省全体の自由な雰囲気を奪ってしまっていることにあると指摘してきた。しかも外務省の誰もが、この矛盾を感じながらも、行動を起こそうとはしない。これではいくら小手先の改革を試みても外務省は何も変わらない。外務省は一度全面的に解体され、あらたな組織に生まれ変わらねばならない。

その外務省の解体は、官僚システム全体の解体につながるものである。けだし外務省の劣化と空洞化の問題は、日本の官僚組織全体に共通した病理だからである。さらに言えば、官僚組織の解体を梃子に、政権を独占し続けてきた自民党も解体しなければならない。政権交代のない政治は、官僚組織と癒着するようになる。そうした状況が連綿と続いてきたために、国民の利益を優先するシステムが日本には育たなかった。外務省が国民の利益とかけ離れたところで、質の低い外交に安住していられたのも、まさにこの歪んだ日本のシステムのおかげであったのだ。

半世紀に及ぶ自民党と官僚とのなれあいの中で、有権者は怠惰、無気力となり、それがまた、自民党と官僚の支配を許し続けるという、悪循環をくり返してきたのだ。そんな現状で、日本のシステムの解体が本当に起こりうるのか。それはひとえに国民の自覚と行動力にかかっている。「起こりうるかどうか」などと他人事のように言っていては何も始まらない。今、旧来のシステムを解体しなければ、日本という国家が崩壊していくのだという危機意識を、国民の一人ひとりが持たなくてはならない。

一口に国民といっても、もちろんすべての国民が同じ立場にあるわけではない。現状の政官癒着構造から甘い汁を吸ってきた国民も少なからず存在する。現状のシステムから恩恵を受けている集団は、システムの解体を阻止しようとするだろう。従来のシステムを解体することとは、これまで密かに甘い汁を啜ってきた集団と、その埒外に置かれてきた多くの一般国民との戦いであると認識すべきである。

無党派層が多くを占める一般の国民は、果たしてこの戦いに立ちあがるだろうか。私は国民の意識の目覚めは必ず起きてくると思う。ただ、そのためには国民一人ひとりが次の諸点に問題意識を持ち、自分なりの意見を持つようにならなくてはならないと考える。

(1)日米安保条約の歴史と変遷を学び、自らの意見を持つ
(2)第二時世界大戦以降の日本の現代史を知る
(3)憲法改正問題を避けずに直視する
(4)アジア諸国への謝罪と天皇の戦争責任について考える
(5)日本経済の混迷の真の原因を知り責任者を追及する
(6)政治家、官僚にこれ以上特権を持たせない決意を固める
(7)石にかじりついても政権交代を実現する
(8)情報公開法をさらに改善し積極的に活用する
(9)地方分権化を徹底して推進する

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特殊法人・公益法人改革の本質的意義
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/116.html
投稿者 リンクフリー 日時 2003 年 10 月 13 日 23:17:02:6kBVSxaW8mEMQ

 最近、道路公団や石油公団を始めとする特殊法人改革を巡る攻防が話題となっていますが、マスコミにおける議論では、なぜ特殊法人・公益法人がいけないのか?といったもっとも肝心な議論がすっぽりと抜けてしまっている感が否めません。そこで、今回は特殊法人と公益法人改革の本質的な意義を考えてみたいと思います。

 最近の論調を単純化してみると、特殊法人や公益法人は本来民間企業がやるべき業務を独占し、民業を圧迫しており、この改革こそが構造改革であるという論調だと言えます。特殊法人という組織形態は、国策として遂行すべき業務であって、リスクの観点などから民間には実施できない、あるいは民間に委ねていては進まない業務を実施する機関と言えるでしょう。例えば、基盤的な技術開発や莫大な費用がかかる公的事業や石油採掘など大変リスクが高いものの国策として遂行している業務などが挙げられるわけです。

 さて、こうした特殊法人について現在何が問題とされているのでしょうか。特殊法人が実施すべきこうした業務は、採算が取れるものであれば民間企業に委ねられているわけですから、短期的に採算が取れないことはある意味当然であると言えます。ですから、採算性が悪いことがすぐに特殊法人がいけないということにはつながらないはずです。
 では、特殊法人という形態がよくないのでしょうか。最近、特殊法人や公益法人のやっている業務については、国が自ら実施するか、又は独立行政法人にやらせるべきだという議論がなされています。この独立行政法人という組織形態は、先般の省庁再編に合わせて新たに導入されたものですが、これはイギリスのエージェンシー制度にならって、国の業務のうち政策を実施する部分については国自らやるのではなく、独立行政法人にアウトソーシングすることにより、民間の経営センスを導入しようとする意図でできたものです。しかし、ここで考えなければならないのは、なぜ特殊法人や公益法人という形態はだめで独立行政法人であればよいのでしょうか。特殊法人や公益法人の職員は公務員としての身分を有しておらず、その意味では一部公務員資格を有している独立行政法人と比較すると、より国からの独立性が高いわけです。
 さらに、数年前の臨調の議論において、国の業務のスリム化を図るために、業務を極力公益法人等にアウトソーシングするべきであるとされていたにもかかわらず、最近はその業務を国自身が実施すべきであるという全く正反対の議論がなされているわけです。
 特殊法人や公益法人にやらせるのはだめだけど独立行政法人にやらせるのはよい、という議論は明らかに矛盾しています。おそらく、数年後には、独立行政法人という組織形態はけしからんとして、「独立行政法人改革」旋風が巻き起こっているであろうことは想像に難くありません。

 自分は、特殊法人や公益法人が現行のやり方のままでよいとは全く考えていません。ここで主張しておきたいのは「特殊法人・公益法人は一律駄目」という議論は全く理屈や思想がないということです。個々の特殊法人、公益法人毎に何が問題かという議論をまじめにしていかないと、結局数年後に何も変わっていないという状況になりかねません。

 例えば、道路公団を例に取って考えてみたいと思います。高速道路整備というのは、当初から民間に委ねていては整備が進むことは期待できず、正に国自らがやるか、あるいは特殊法人が実施すべき業務であるはずです。では、一体何が問題なのでしょうか。御存知のとおり、高速道路はそれぞれの道路毎に元が取れれば無料になるはずであったのが、その後道路全体として収支を考える方式に変わり、いつまで経っても無料になるめどが経たなくなっているわけです。これは、採算の取れない道路を次々と作ってしまった点に問題があることは言うまでもありません。さらにその根本的な原因は、あらゆる政治家が地元に高速道路を建設することを主張したことであるわけです。けっして、道路公団が特殊法人という組織形態であるために生じてしまった問題ではありません。その意味では、自分は道路公団の民営化の意義というのは、整備する道路の決定に対する政治の干渉をなくすということは言えると思います。かつての国鉄が赤字路線を大量に作っていたのが、JRになって以降採算の取れない路線の建設をしなくても済んでいるのは、政治からの干渉がなくなったことによるものです。
 しかしながら、こうした事情はあくまで道路公団に特有な事情です。すべての特殊法人が民営化をすべきということでは決してないことに留意すべきです。

 また、石油公団について言えば、石油の発掘というのは莫大なリスクを伴いますし、石油の海外依存が圧倒的に高い我が国においては国家備蓄は必須です。これまでの石油公団に係る議論は、莫大な債務を抱えている面のみがクローズアップされていますが、こうした業務は民間がやっても採算が取れないものだからこそ国がやっているわけで、採算性が悪いのは至極当然の帰結でしょう。仮に、日の丸原油はもう必要なく、国家あるいは特殊法人が自ら石油を備蓄することは必要ないという判断があるのであれば、石油公団を廃止するというのは1つの判断ではあると思いますが、マスコミにおける論調を見るとどうもそうした冷静な議論があったとは思えません。

 要するに自分が主張したいことは、特殊法人や公益法人の議論は、個々の特殊法人や公益法人の業務を個々にきちんと見直していくべきであり、総論として一律悪いという議論をすべきではない、ということです。個々に見れば見直しが必要なものもあることは事実であり、そうした議論は常に時代の変化を見据えつつ行われるべきことです。

 ここで忘れてはならないのは、天下りの問題でしょう。これはあらゆる特殊法人や公益法人について言えることですが、能力や適正にかかわらずお決まりのコースとして役人の天下りポストとなって、高額の給料が支払われていることも事実です。しかし、こうした天下りの問題は、何も特殊法人や公益法人という組織形態に問題があるわけではありません。あくまで人事形態や給与形態の問題なわけです。所管省庁の大臣が他に有能な人財を見つけてこれば、その人物を特殊法人や公益法人のトップに据えることは可能なわけです。

 近年、特に我が国においては、物事を単純化して総論で議論する傾向があります。公益法人の議論が大きく盛り上がるきっかけとなったKSDの事件についても、公益法人という組織形態が悪いという以前に、政治家がKSDにたかったことが問題であることは少し考えれば分かることです。それが、結局、公益法人の組織の在り方の問題として議論がすり替えられているわけです。
 独立行政法人についても、そうした組織形態が我が国になじむか、国の業務をアウトソーシングするのにふさわしい組織形態であるか、という議論が全くなされず、イギリスで前例があることのみをもって導入されたとした思えません。

 特に、特殊法人改革こそが最大の構造改革であるとして、我が国経済の回復がこれにかかっているかのような議論がありますが、仮に特殊法人の業務が縮小されても経済が回復せず、結局国民に大きな失望をもたらすだけの結果に終わりかねません。行政改革と経済の回復が基本的には関係ない次元の問題であることは、少し考えれば分かりそうなものであるのに、マスコミ等ではさぞかし特殊法人改革が我が国の経済回復のキーファクターであるかのように報じられていることについては、いかに物事の本質をわきまえていないのかがよく分かります。

 特殊法人や公益法人の議論は、元をたどれば一連の不祥事に起因する役人に対する不信から来ていることは否めません。そういう意味においては役人は大いに反省すべきであります。かといって、こうした感情的な議論のみがなされて、本質を全く議論しないことは、我が国の将来を考えれば憂慮すべきことであります。
 この問題に限らず、我が国のマスコミや国民は常に「問題の本質は何か?」を見極めた上で議論することが必要なのではないでしょうか。
                                           (了)

★とどのつまり利権争いが特殊法人や公益法人の民営化に繋がっているということですね。今まで道路を作ることや石油を掘ることで利権を得ていた政治家や関係者から、公益法人を民間へ叩き売ることで儲ける政治家や関係者に利権が移るというだけ。あほらしい話ですがそうやってわざわざ需要を作くらなければ、やっていけないんでしょうね。しかし、そうまでして経済成長を続けなければ本当に我々は生活していけないんでしょうか。次のコラムも興味深いですね。


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 我が国は、現在でもバブル崩壊による後遺症から立ち直ることができず、社会全体がある種の閉塞感から抜けきれずにいます。この間、経済の安定成長を回復すべく、財政面、金融面、規制面などから様々な施策が講じられてきましたが、どれも経済成長の安定的回復にはつながっていません。

 この間の我が国の施策は実に迷走しています。最近では、特にデフレ退治が至上命題として主張されているわけですが、つい最近までは、消費者重視の立場からむしろ日本の物価をいかに下げるかが価格破壊として新古典派経済学の主張するところであったわけです。そして、驚異的な低価格を達成した牛丼屋やハンバーガー屋、衣料品店がこうした価格破壊のフロントランナーとして一時期マスコミなどで大いにもてはやされた時期があったわけです。しかし、これによって私たちの生活は豊かになったのでしょうか。確かに、消費者の立場としては、250円の牛丼というのは390円の牛丼に比べて有り難いことは間違いないのですが、このことが我が国の経済の回復に必ずしもつながらないことは明らかになったわけです。逆に、こうして切りつめられた生産コストによって失業している人だっているかもしれないわけで、「無駄をなくすこと=生活が豊かになること」といった単純な構図で経済を理解することはできないということなわけです。

 また、つい最近大いに議論になった不良債権処理の問題については、その主眼が金融機能を回復させることにあることは理解できるのですが、銀行に無理矢理にでも公的資金を注入して企業に融資させよとする行為と、銀行の資産査定を厳格にするという逆の方向性を持った施策を同時に実施しようとしているわけです。銀行の融資審査機能がうまくワークしていない実態というのはもちろんないとは思いませんが、融資がスムーズに行われない最大の要因は、人々の欲望が収縮している結果として融資先となるべき高い収益の事業が少なくなっているという点にあるわけです。金融機能というのは、余っていて貯金されている資金を、事業をやるために資金が必要な人に回すことにより、資金が滞らずに円滑に回るようにすることにあるわけで、事業が少なくなっている現状において、金融機能だけ回復させてようとしても、お金はうまく回らないことは明白です。どうしても、経済成長を回復させようとするのであれば、高い収益を挙げられる事業を増やすこと、すなわち、人々の欲望を喚起して消費を増やすことが必要不可欠なわけです。

 そうすると、安定した経済成長を回復するためには、人々の欲望を喚起する消費をいかに増やすべきか、ということが課題となるわけですが、ここで考えなくてはならないのが、そうした消費の対象となるべき物があるのか、あるいは、これからそうした物が出てくる余地があるのか、ということを考えなくてはなりません。しかし、現代の我々日本人の生活は物で溢れています。多くの国民が欲望をかき立てられ、どうしても手に入れたいと思えるような物は格段に少なくなっているのが現状でしょう。そうした中で消費を増やし続けることは相当な困難であることは明らかです。

 さらに、もう1つ挙げなければならない事実は、土地と株の価格が一貫して上昇を続ける時代ではもはやないということです。戦後の我が国の土地と株が値上がりを続けてきたのは、ひとえに人々の期待によるものです。特に株というのは、投資家の感情で極めて乱高下するものです。我が国の高度経済成長はこうして値上がりを続けてきた土地と株に支えられてきたわけですが、土地と株の価格は人々の期待が崩れた結果、暴落してしたわけです。

 ここで我々がよく認識しなくてはならないのは、我が国の今日の経済は、土地や株などを通じ人々の感情によって全面的に支えられているという事実です。このことは多くの人々が潜在的に気が付いている事実であり、経済学の示唆が結局は人々の心理に帰着しなければならないのは、正にその表れと言えます。これは、要するに、今日の経済自体が常にバブルとしてはじける可能性を秘めており、結果として人々の期待が収縮すれば、バブルが崩壊した、ということになるわけです。

 そうした我が国の経済の成長を回復しようとすれば、人々の心理をいかに高揚させるかが課題であるということになるわけですが、人々の心理ほどコントロールの効かないものはありません。それを政策的に高揚させなくてはならないのですから、これはとてつもなく大きな難題です。
 近年、誰もが口を揃えて唱えている「構造改革」という標語は、正に人々の心理を高揚させることを意図して出てきたと言えます。すでに指摘しているように、構造改革の意味する内容は十人十色であり、それを唱える人によって意図する内容は全く異なっています。しかも、構造改革によってなぜ経済の成長につながるのかを論理的に示した経済理論は全く見当たりません。
 要するに、「構造改革」とは、今後日本社会が大きく変わることによって明るい未来が開けることを示し、人々の心を明るくしようという試み、ということに尽きるわけです。

 ところが、この「構造改革」論によって人々の心理は高揚しているのでしょうか。これはどう見てもそういう状況にはなっていません。冒頭にも述べたように、バブル崩壊以降、我が国はアメリカを始めとする欧米社会で行われているありとあらゆる施策を講じてきましたが、結果的に経済成長の安定的回復にはつながらなかったわけです。これについて、マスコミや経済学者は構造改革の進展が遅いからだ、という説明を行っています。そして、構造改革の進展を遅らせているのは、旧態依然たる官僚機構と抵抗勢力と呼ばれる政治家のせいである、というわけです。

 構造改革を唱える人々は主に新古典派経済学に依拠している場合が多いのですが、そうした構造改革主義者の主張に基づき、90年代以降、我が国の社会制度は様々な面で変更がなされ、様々な分野の規制緩和、特殊法人改革などが行われてきました。しかしながら、構造改革を唱える人々は、それでもまだ足りないというわけです。では、どこまでやれば経済の活性化につながるのでしょうか。この点はけっして経済学によって明らかにはなりません。新古典派経済学から発せられるメッセージは、単に政府の機能を縮小して競争を促進すれば人々の効用が上がる、ということですが、では競争を促すことがなぜ経済の成長につながるのか、という点については、新古典派経済学は何ら解答を与えてくれません。
 例えば、競争による価格破壊は新古典派理論によれば人々の効用が上がるわけで好ましいということになるのですが、それが経済成長につながるわけではない、ということです。これは現実の状況が実証済みです。
 また、ある人は、道路公団民営化を成し遂げることが構造改革の象徴という捉え方をしています。しかし、道路公団の民営化がなぜ経済成長につながるのかについての論証は全くみかけたことがありません。道路公団の問題点は、本当に必要な道路が整備されない一方で使われもしない道路が政治力によってできてしまうという現実や、道路公団関連企業が独占的に道路公団からの発注を受けている、といった不公平な状態の解消にあるわけで、これを経済成長につながる取組であるという誤った捉え方がなされてしまっている、ということが言えるわけです。
 なお、新古典派経済学に基づく構造改革論がこれほどまでに我が国の社会に浸透したのは、佐伯啓思氏も論じておられるように、戦後の左翼的進歩主義と新古典派経済学の奇妙な結合があったためだと思われます。すなわち、左翼的進歩主義者による反国家主義が官僚不祥事などによって大きく盛り上がったところに、新古典派経済学による小さな政府の議論が結合した、と捉えるのが適当なのではないか、という気がします。一時期の規制緩和論や行政改革論は正にこの流れで国民の間で大きく盛り上がった、ということが言えるわけです。

 さらに、構造改革の主張の最大の問題点は、その意味するところの曖昧さゆえ、全ての人々が構造改革が達成されたという実感が持てるという状態が起こり得ない、ということです。何が達成されれば構造改革が達成されたことになるのかがはっきりしなければ、構造改革はいつまでたっても達成されないことを意味します。もし構造改革が我が国社会の根本を欧米型社会にすっぽり変えてしまうことを意味するのであれば、それは不可能でしょう。
 ということは、我々は構造改革のトンネルからいつまで経っても抜けきれず、結果として、いつまでたっても閉塞感から逃れられない、ということになるわけです。我々は自ら進んで出口のないトンネルを設定してしまい、その中を突き進んでいる、ということが言えるわけです。

 結局、構造改革論というのは、経済成長につながることが何ら論証されていないばかりか、人々の心理を明るくすることにもつながらない、というのが実態であるということになるわけです。

 では、今後日本社会全体が覆われている閉塞感から抜け出すためには、どうするべきなのでしょうか。どうしたら日本人が幸せを実感できるようになるのでしょうか。

 これは、一言で言えば「発想の転換」ということに尽きるのだと思います。

 我が国の最大の政策目標を経済成長の安定的回復に置く限りは、我々は今後永続的なけっして幸せを実感できることはないでしょう。今日の我が国の社会は物質的な豊かさをすでに獲得しているのであり、仮に経済成長が回復したとしても、少々の達成感は感じることはあっても、何か我々のこれまで満たされなかった欲求が満たされるほどの社会の変化をもたらすものではありません。
 また、今日の経済というのは人々の感情という極めて不安定なものに支えられている限り、人々の期待が永続的に持続するという保証はどこにもありません。いずれ人々の期待がしぼむことになれば、結局成長した経済はバブルとして崩壊してしまうわけです。すなわち、我々は、この先永久に不安定な経済に振り回され、株価の乱高下などに一喜一憂しなくてはならない宿命となるわけです。

 ここで考えなくてはならないのは、資本主義とは何か、という点です。岩井克人氏は資本主義を「資本の無限の増殖を目的とし、利潤を永続的に追求していく経済活動の総称である」としています。この意味における資本主義は古代から世界の一部の地域においては存在していたわけですが、産業革命以来、産業資本主義という形を取るようになって以降、市場経済が世界を覆いつくすようになったわけです。
 では、この資本主義においては、経済成長というのは絶対的な至上命題なのでしょうか。すなわち、経済が成長し続けない限り、資本主義社会は支えることができないのでしょうか。この問いに対する答えは正に資本主義をどのように捉えるかによって変わってくるのだと思います。

 従来の資本主義の定義のように、資本主義は資本の増殖が目的であるということであれば、資本主義にとって経済成長は必要であるということになるのでしょう。しかしながら、資本の無限の増殖を目的としない社会(これを資本主義と呼ぶのかどうか疑問ですが)というのはあり得るのではないでしょうか。言い換えれば、日本社会が物質的な豊かさをある程度獲得している今日、日本社会は資本主義の限界点に到達しつつあるのではないでしょうか。
 資本主義というのは、これまで、人々の旺盛な物質的欲求に支えられてきたと言えます。我が国の戦後の高度経済成長というのは、欧米の物質的豊かさに追いつこうという旺盛な欲求が支えてきたのです。しかし、今日の日本の人々は当時に比べると明らかに物質的欲求が満たされた状態にあるわけです。そういう中で、今後我々は依然として従来の資本主義を追求していく必要があるのでしょうか。従来の資本主義とは違った価値観で社会を構築していくことが必要なのではないでしょうか。

 このことは、市場の捉え方にも影響を与えます。市場機構というのは、そのプレーヤーの欲求を大いに満たすメカニズムであり、今日の資本主義を支える柱となっています。また、このメカニズムは、それぞれのプレーヤーが一見平等な立場で参加でき、そのような意味においては、民主主義社会にマッチした制度でもあるわけで、かつ、市場においては各プレーヤーの自由な活動が許容されるという意味では自由主義の象徴でもあります。
 こうした市場というメカニズムがなくてはならないものであることは、社会主義という壮大な国家管理の体系がうまく機能しなかった事実からしても否定できません。しかしながら、この市場をどのような分野で適用するか、どのような制度設計とするか、という点については大いに議論の余地があるはずです。昨今の政策議論では、いかなる分野でも原則として市場メカニズムを適用し、それも国家の介入が少なければ少ないほどよい、といった捉え方がなされています。しかし、市場のあり方というのは、このような新古典派経済学の主張のように単純なものではなく、むしろ、我々がどのような社会を目指すのか、といったもっと大きな視野から考えなくてはならない問題であるはずです。
 市場における制約が少なくなればなるほど、プレーヤー間の競争は激化し、成功者と失敗者がくっきりと現れる社会につながるわけで、これはそういう社会を我々が選択するべきなのか、という視点で論じられなければならない問題です。それだけ市場のあり方というのは、我々社会の根本につながる議論なのです。
 アメリカのような建国以来民主主義が絶対的な大義であるような国家社会においては、こうした市場のメカニズムは正に自由であればあるほど好ましいという方向に傾く傾向があるのでしょうが、日本のような協調性を重視してきた社会にあっては、むしろ市場をどのように制約していくか、というのが大きな社会的テーマであるはずなのです。このことは市場を否定するものではありません。市場における勝者と敗者が明確に現れるのをいかに抑制するのか、といってもよいかもしれません。
 アメリカという国の大義は、人々には平等な機会が与えられ、その中では誰しもが成功してアメリカンドリームを手にすることができる、という機会平等主義です。これはアメリカの建国以来の大義に基づくものであり、様々なバックボーンを背負った人々が混在するアメリカ社会を維持する根幹の考え方であるといっても過言ではありません。 しかし、日本社会がそのような社会を選択すべきかどうか、というのは大きな社会的テーマであるはずで、けっして経済学の観点からのみ論じられるべき問題ではありません。むしろ、勝者と敗者を社会的に明らかにしないというある種の結果平等的な社会システムを設計するという選択もあってしかるべきだと思うのです。

 そうすると、従来の資本主義とは違った価値観とは何に求めるべきなのでしょうか。我々が幸せと感じるのは何もお金を得ることだけではないはずです。むしろ、我々は特に戦後の高度経済成長期において、お金以外の価値観を見失ってしまったのではないでしょうか。そして、バブル崩壊以降においては、経済成長を成し遂げるという至上命題の前に、それを妨げるいかなる制度、仕組み、慣行をも捨てるべき、という論調に走りすぎたのではないでしょうか。お金以外の価値観についてはあえて挙げるまでもありません。地域に根ざしたNPO的活動のように、けっしてお金の追求だけを目的としていない活動によって人々が幸せと感じられるような場合がいくらでもあるわけで、職業選択にしても、収入面が絶対的な尺度ではなく、収入は少なくてもやりがいのある職業を選択するという価値観も重要です。こうしたお金以外の多様な価値観を重視することはけっして停滞を意味するものではないはずであり、むしろ、ポスト資本主義的な社会のあり方として1つの選択肢なのではないでしょうか。

 日本社会もそろそろ経済成長という過去の幻想にとらわれない発想に転換すべきではないでしょうか。そして、誰がバブルをつぶしたのか、といった犯人探し、責任追及的な試みをやめるべき時なのではないでしょうか。こうした試みを続けることによっても、我々はけっして幸せにはなれないと思われます。社会を根本から変えないと日本社会は立ち直れない、という考え方には明らかに根拠がありません。むしろ、これまでの日本社会の良さを見つめなおし、その中に価値観を見出す作業というのが我々には求められているのではないでしょうか。
(了)

社会のレンズ
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岡倉天心と『東洋の覚醒』(1890年代)
http://www.asyura2.us/2us0310/dispute14/msg/102.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 06 日 19:04:09:Mo7ApAlflbQ6s


 一般的にいって第一次大戦以降における人種意識の問題は、外交・政治・経済的要因をぬきにしていうならば、まさに文明の原理としての人種という姿をとりはじめた、ということができよう。

 幕末以来のながい西洋文明へのコンプレックスを脱却し、アジア人であること、日本人であることを、むしろひとつの誇らしい原理としてとらえなおそうとする次元へと、問題が移されたわけだ。

 その場合、日本の知識人がある好ましい典型として思いおこしたものの一人が、岡倉天心であったことは、偶然ではない。この物語の中では、天心のことを取りあげたことが一度もなかったので、ここでこの人物の場合を考えておきたいと思う。
 天心といえば、その最初の本『東洋の理想』(明治三十六年、ロンドンで刊行)の冒頭にかかげられた「アジアは一つ」という言葉があまりにも有名である。いわばそれは日本の青年たちばかりでなく、インドや中国の青年たちをも鼓舞する、霊感に満ちたスローガンというべきものであった。それは福沢諭吉の「脱亜入欧」とふしぎな逆説で結ばれたかのように、時代の転換期のそのつどに想起された言葉であった。もちろん、この言葉はアジアの芸術と哲学の同一性の直観を表現したものであり、かならずしも政治の言葉として語られたものではなく、いわんや白色人種に対する黄色人種の一体性を主張したものでもない。とくに天心の場合、多くのいわゆるアジア主義者とは異なり、本来の意味でのオリエントの広大な地域が、その視野に含まれていたことから見ても、また彼が明治時代にも稀有のコスモポリタンであったという事実から見ても、天心を何らかの意味で人種主義者と見ることは当らないはずである。しかし、たとえば次のような文章は、ほとんどこれを普通の意味での人種主義の表現と見てもおかしくない。

「アジアの兄弟姉妹よ!

 われわれの父祖の地は、大いなる苦難のもとにある。今や、東洋は衰退の同義語になり、その民は奴隷を意味している。たたえられているわれわれの温順さは、礼儀をよそおった異国人の卑怯なあざげりにほかならない。われわれは、商業の名のもとに好戦の徒を歓迎し、文明の名のもとに帝国主義者を抱擁し、キリスト教の名のもとに残酷のまえにひれふしてきた。国際法の光は、白い羊皮紙の上に輝いているが、完全な不正は有色の皮膚に黒い影をおとしている。

 王たちの座は、まだくつがえされていないにしても、ゆらぎつつあり、われわれにやすらぎをあたえていたあの乎和は、もはや地上にはない。やせおとろえた飢餓が炉ばたにすわり、天は昔のような恩恵の雨を降らさない。男たちは、無言の恥辱のうちにあってたがいに見かわすだけで、その恥辱をみとめる勇気もない。女たちは、今では、英雄をうむために結婚するのではない。」

「アジアの兄弟姉妹よ!

 われわれは、さまざまな理想のあいだを長いあいださまよってきた。さあ、ふたたび現実に目覚めようではないか。われわれは、無感覚という河をただよい流れてきた。さあ、もう一度現実という苛酷な岸に上陸しようではないか。われわれは、結晶のような生活を誇りとして、たがいに孤立してきた。さあ、共通の苦難という大洋のなかで溶け合おうではないか。『黄禍』の幽霊は、往々にして、西洋の罪悪感がつくりあげたものであった。東洋の静かな凝視を『白禍』にむけようではないか。私は、諸君に暴力をよびかけているのではない。私は諸君の勇気に訴えているのであり、侵略をよびかけているのではなく、その自覚をもとめているのである。

 ヨーロッバの栄光は、アジアの屈辱である!歴史の過程は、西洋とわれわれのさけがたい敵対関係をもたらした歩みの記録である。

狩猟と戦争、海賊と略奪の子である地中海およびパルト海諸民族の、落ちつきのない海洋的本能は、最初から、農業的アジアの大陸的安定とはいちじるしい対照をなしていた。自由という、全人類にとって神聖なその言葉は、彼らにとっては個人的享楽の投影であって、たがいに関連しあった生活の調和ではなかった。彼らの社会の力は、つねに、共通の餌食を撃つためにむすびつくカにあった。彼らの偉大さとは、弱者を彼らの快楽に奉仕させることであった。彼らの誇りは、ぜいたく品をつんだ彼らの車を曳く無力な者たちにたいする軽蔑からなりたっていた。自由を謳歌したギリシア人でさえも、奴隷にたいしては暴君であったし、ローマの逸楽は、エチオピアの汗とゴール(ケルト族の居住地。おもに現在のフランス、ペルギー)の血のなかを泳いでいた。西洋は平等を自慢するが、彼らの特権階級は今なお大衆の背にまたがり、富者は貧者をふみにじることをやめず、永遠のユダヤ人は以前にまさる追害をうけている。」

「破滅の運命は進み、貪欲の党徒はいそぐ。極東は今や、生体解剖のまないたの上にのせられた。われわれは、中国において、一八四○年の阿片戦争に『白禍』を感じとった。このもっともいまわしい戦争で、大砲の脅追のもとに毒物がわれわれに強制され、香港がうばいとられてイギリスの作戦根拠地となった。一八五七年のアロー号事件では、ふたたび何の口実もなしに英仏連合草が北京に侵入して、夏宮の略奪をおこない、その財宝は、今日にいたるまで彼らの芸術品収集の誇りとなっている。二年後には、三色旗はついにサイゴンにひるがえって、アンナンおよびトンキンをその保護領とし、シャム(タイ国の旧称)を脅追してメコン河の南に後退させた。保護領!−−いったいだれから保護するというのか!つぎの年には、合衆国を先頭とする全世界の武装使節は、日本に開港を命ずるためにその扉をたたいたのである。

 だがなぜ、このようなわれわれの没落の物語がつづくのか?朝鮮とカスピ海、太平洋諸島とペルシア湾のおそろしい喜劇と苦痛な道化芝居を語らねばならないのか?西洋の友好的介入が実際にはロシアに満州を保障した、日清戦争後の三国連合のことを諸君は聞かなかったか?われわれのもっとも神聖な聖所をののしった二人の宣教師が怒った暴徒に殺されたことを理由に、ドイツが中国中部の要衝をおさえた膠州湾併合を、諸君は見なかったか?全ヨーロッパが強姦と強奪のために結集して、彼らが海賊の血をひくものであることをふたたび証明した最近の連合占領の悲劇を、諸君は目撃しなかったか?ピルマは、ついきのうまでは存在していたのに、今はどこへいってしまったのか?ティボー(ピルマの鉱山、ルピーの産地)の紅玉には、マンダレー(ビルマの古都)の罪なき血の叫びがこもっている。コイヌールの金剛石(イギリス王室所蔵のインド産ダイヤモソド、一○九カラット)は、ゴルコンダ(インドの昔の城市)の涙のしずくである。彼らの邸宅や博物館で略奪した富、寺院からうばった宝物、泣き叫ぶ女性からとりあげた宝石を誇らぬものがあろうか?

 イギリスの金本位制はベンガル(ガンジス河上流域の地方)とカルナチック(南インド東海岸の地方)の略奪に基礎をおいており、彼らじしんの計算によれば、プラッシーの戦いとワーテルローの戦いのあいだに十億ポンドが彼らの金庫に流れこんだ。まことに、西洋の栄光は東洋の屈辱である!

 私は、われとわが身に慚じざるをえない。」

「私は今、彼らの言語を借りて諸君に訴えているが、この彼らの言語そのものが、東洋の一体化を示している。それは、共通の復活の叫びをつたえながら、千島列島からコモリン岬まで、カンボジアの出入りの多い海岸からさざ波立つ緑のクレタ島まで達している。そしてじっさい、全アジアの武装をよびかけるのに、西洋の傲慢のおそろしいイメージ以上にいったい何が必要であろうか?

 アジア人ひとりひとりの心臓は、彼らの圧追によるいいようのない苦しみに血を流していないであろうか?ひとりひとりの皮膚は、彼らの侮蔑的な眼の鞭の下でうずいていないであろうか?

ヨーロッパの脅迫そのものが、アジアを鞭うって、自覚的統一へみちびいている。アジアはつねに、その巨体をうごかすのに緩慢であった。しかし眠れる巨像は、あすにも目覚めて、おそるべき巨歩をふみだすかもしれない。そして、八億三千万の人間が正当な怒りを発して進むならば、そのひと足ごとに地球は震動し、アルプスはその根底まで揺れ、ラインとテームズは恐怖にさかまくであろう。」(日本の名著39『岡倉天心』昭和四十五年)

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孫文の大アジア主義(1925.12.28) ― 日本は、 西洋覇道の鷹犬となるのか東洋王道の干城となるのか ―
http://www.asyura2.us/2us0310/dispute14/msg/101.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 06 日 19:02:31:Mo7ApAlflbQ6s


★ 「今後日本が世界文化の前途に対し、西洋覇道の鷹犬となるか、或は東洋王道の干城となるか、それは日本国民の詳密な考慮と慎重な採択にかかるものであります」を含むこの講演は有名です。

東西文明論や人種論を基礎にした考え方はともかく、日本すなわち日本人が今なお突き付けられているテーマだと思っています。


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「本日は皆様よりアジア主義と言うことについて、私に講演しろと言うお話でありました。
「わがアジアはとりもなおさず最も古い文化の発祥地であります。……アジアは一度は衰微しましたが、三十年前に再び復興し来ったのであります。然らば此の復興の起点は一体何処に在りましたかと言うに、それは即ち、日本が三十年前に外国と締結しました一切の不平等柔約を撤廃したことです。日本の不平等条約撤廃の其の日こそ、我がアジア全民族復興の日であったのであります。

「三十年前日本は不平等条約を廃除して独立国となった時に、日本に非常に接近して居る民族・国家は大なる影響を受けたことは受けましたが、アジア諸民族をして全体的にそれ程大なる感動を受けさせることが出来なかったのであります。

然し乍ら、それより十年を過ぎて日露戦争が起り、其の結果日本が露国に勝ち、日本人が露西亜人に勝ちました。これは最近数百年問に於けるアジア民族の欧州人に対する最初の勝利であったのであります。此の日本の勝利は全アジアで影響を及ぽし、アジア全体の諸民族は皆有頂天になり、そして極めて大きな希望を抱くに至ったのであります。此の事に付いて私が親しく見ました事をお話し申上げましょう。

日露戦争の開始されました年、私は丁度欧州に居りましたが、或る日東郷大将が露国の海軍を敗った、露西亜が新に欧州より浦塩に派遣した艦隊は、日本海に於て全滅されたと言うことを聞きました。此の報道が欧州に伝わるや全欧州の人民は恰も父母を失った如くに悲み憂えたのであります。

英国は日本と同盟国でありましたが、此の消息を知った英国の大多数は何れも肩を顰め、日本が斯くの如き大勝利を博したことは決して白人種の幸福を意味するものではないと思ったのであります。これは正に英語でBlood is thicker than water〈血は水より濃い〉と言う観念であります。

暫くして私は船でアジアに帰ることになり、スエズ運河を通ります時に、沢山の土人が、共の土人はアラビヤ人であったようですが、私が黄色人種でありますのを見て、非常に喜び勇んだ様子で私に〈お前は日本人か〉と問いかけました。私は〈そうではない。私は中国人だ。何かあったのか、どうしてそんなに喜んで居るのか〉と問いましたところ、彼等の答えは〈俺達は今度非常に喜ばしいニュースを得た。何でも日本はロシアが新に欧州より派遣した海軍を全滅させたと言うことを聞いた。この話は本当か。俺達はこの運河の両側に居て、ロシアの負傷兵が船毎に欧州に送還されて行くのを見た。これは必定ロシアが大敗した一風景だと思う。以前我々東洋の有色民族は何れも西洋民族の圧追を受けて苦痛を嘗めて居て、全く浮かぶ瀬がないと諦めて居たが、今度日本がロシアに打ち勝った。俺達はそれを東洋民族が西洋民族を打敗ったと見做すのだ。日本人が勝った。俺達はその勝利を俺達自身の勝利と同様に見るのだ。これこそこおどりして喜ぶべきことだ。だから俺達はこんなに喜んで居る、こんなに喜んで居るのだ>と言うことでありました。

「今私が大アジア主義を講演しますに当って述べました以上の話は、どんな問題であるかと申しますに、簡単に言いますと、それは文化の問題であります。東方の文化と西方の文化との比較と衝突の問題であります。東方の文化は王道であり、西方の文化は覇道であります。王道は仁義道徳を主張するものであり、覇道は功利強権を主張するものであります。仁義道徳は正義合理によって人を感化するものであり、功利強権は洋銃大砲を以て人を圧追するものであります。感化を受けた国は、仮令宗主国が衰微しても、数百年の後に至る迄、なお其の徳を忘れるものではないと言うことは、ネパールが今日に於てもなお且つ中国の感化を切望し、中国を宗主国として崇拝しようとして居る事実に依って明らかであります。これに反して圧迫を受ければ、仮令圧追した国が非常に強盛であろうとも、常に共の国家より離脱せんとするものであることは、英国に対するエジプトおよびインドの関係がこれを示して居ります。即ち英国はエジプトを征服しインドを滅し、現在非常に強盛となって居りますが、エジプトおよびインドは常に英国より難脱しようとして居ります。これが為彼等は盛に独立運動を起して居ります。……我々は今こう言う世界に立って居るのでありますから、我が大アジア主義を実現するには、我々は何を以て基礎としなければならないかと言いますと、それは我が固有の文化を基礎にした道徳を講じ、仁義を説かねばなりません。仁義道徳こそは我が大アジア主義の好個の基礎であります。斯くの如き好個の基礎を持って居る我々が、なお欧州の科学を学ぽうとする所以は工業を発達させ、武器を改良しようと欲するが為に外なりません。欧州を学ぶのは決して他国を滅したり、他の民族を圧追したりすることを学ぶのではないのであります。唯だ我々はそれを学んで自衛を講じようとするのであります。

「我々が大アジア主義を説き、アジア民族の地位を恢復しようとするには、唯だ仁義道徳を基礎として各地の民族を連合すれば、アジア全体の民族が非常な勢力を有する様になることは自明の理であります。
「さて最後に、それならば我々は結局どんな問題を解決しようとして居るのかと言いますと、圧迫を受けて居る我がアジアの民族が、どうすれば欧州の強盛民族に対抗し得るかと言うことでありまして、簡単に言えば、被圧迫民族の為に共の不平等を撤廃しようとして居ることであります。……

 我々の主張する不平等廃除の文化は、覇道に背叛する文化であり、又民衆の平等と解放とを求める文化であると言い得るのであります。貴方がた、日本民族は既に一面欧米の覇道の文化を取入れると共に、他面アジアの王道文化の本質をも持って居るのであります。今後日本が世界文化の前途に対し、西洋覇道の鷹犬となるか、或は東洋王道の干城となるか、それは日本国民の詳密な考慮と慎重な採択にかかるものであります。
(「大アジア主義」1924年12月28日神戸高等女学校において神戸商業会議所外5団体におこなった講演――「孫文選集」1966)

http://www.yorozubp.com/asiaism/asiasunwen.htm


★ 長文ですが、「請孫文再来  [寶田 時雄]− 旭日、出ずる国より  その志、東方に嗣ぐものあらんことを −」は興味深く読めますので、参照していただければ幸いです。


http://www.thinkjapan.gr.jp/~sunwen/


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この国に道を開く価値観を求めないと
http://www.asyura.com/0310/dispute13/msg/106.html
投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 9 月 27 日 01:28:39:WjxaaVdW72Wrk

(回答先: 民営化と社会主義的仕組みと 投稿者 健奘 日時 2003 年 9 月 26 日 16:34:11)

健奘さん、今晩は。

寂れている議論板ですが、関連スレを立てて頂いたようですので、非力ながら何とか応えておかねば… (笑)

>小泉政権が、民営化を言うなら、もっと、”価値観について、議論をおこすべきだと思う”、ということです。

大きな問題はもう小泉さん、亀井さん、菅さんだというよりも、国民の価値観だと判断しております。

>”価値観について、議論をおこすべきだと思う”

仰るとおりで賛成なんです。しかし、民営化か国営かといった形式は価値観がはっきりした上で、その実現に最適な形式を国民が
認める体制の中で選択すればよいのではないでしょうか。価値観が明確でない中で、今までの官僚の権益構造を保存したまま官
僚のコントロールの中に落とし込んでしまえば、形式の上っ面の合致をいい事に、同じ意図の別構造を確保するのが官僚ですね。
(これまで茶番ごっこを散々やらされ、誰がこの状況の中で現実に太ったか…)
現実に起こる事を外国から見ていると、官僚のコントロール体制を保存するのが価値ですと言っているのに等しいでしょう。


最高裁裁判官とドンキホーテ社長について…。裁判官は裁判官、起業者は起業者でそれぞれの次元で国民生活に貢献していま
すね。そういう中で直接に裁判官と起業者を比較するのには無理がありそうに想います。能力を発揮する次元が異なりますから。

しかし、困るのは有能な裁判官である方が、起業においても有能だと思い込むと災厄が起きる可能性があるという事であり、また
有能な起業者である方が、裁判において有能であると思い込むと、これもまた災厄が起きる可能性がある事だと思っています。
これを官僚に当てはめて考えれば良いのではないでしょうか。

価値は生めずとも、価値を生む人間や組織への公僕側からの奉仕の仕事には恐ろしく有能な(はずの)人間は現実に官庁におら
れます。
そういう人間が、こんな島国のなかで本気で「価値を生める」と錯覚し、お手盛りで予算を垂れ流せる立場になったら災厄です。
結果的に価値を生まなくても、予算さえ慣習化して垂れ流せれば権益構造のなかの「グル(笑)」の同志、先輩も潤い続けますか
ら止められないのではないでしょうか。
確か通産官僚でCCC(レンタルビデオ等の会社)に転出した方がいるんですがそういう方は、官僚が次元の異なる分野では無能
であり、世間知らずであり、下手に権力を握っている分だけ始末が悪い事をよく理解されていると想います。

まず…官僚支配は悪弊の側面を抜きがたく持ち、災厄の源で“ありうる”という判断、そして、これを明瞭に確認し改革する事が、
国全体にとって喫緊の要件なのだという価値観を確立する必要があるのかもしれません。

本当にこの国全体のために国民の視点から見ても有能であれば、報酬総額が高額であろうと文句を言う人は居ないのではない
でしょうか。
(少なくとも私は言いません、本当に助ける力のある有能な人間がいる有難さは知っておりますので)

日本には目立った物的資源はありません。
そして工業による輸出産業立国を成し遂げただけの人的地盤(インフラ)はあります。
その上で、エネルギーも物質も浪費不可能な新しい時代に地球全体で突入したのですから、そういうものの浪費の生じないような
新しい次元の価値を確認し、共有し、開発しなければならないでしょう。

物質は有限、知恵は無限と言います。
知恵において無限にエネルギー投入し、そこから《希求されるもの=価値》が創出されつつ、環境ホルモン、害毒、廃棄物などが
生まれないようなものはあるか…。
知恵と命を“全体的に”連動させて、生きてゆく事が楽しくなる事《 これが価値ではないか? 》やその仕掛け仕組み、そして環境を、知的財産がらみで開発しゆくべきではないのか。脳の創造力《それは本来身体性と環境性を孕んで働くものだ》をふりしぼって、
そこから脳を使う愉楽と共に生まれてくるものに、この国の将来を賭けるべきなのではないのかと想います。

他にもあります、知恵と命を“全体的に”連動させて、生きてゆく事が楽しくなる事…これは、高度医療の対極でありながら、近代
医療に切要な補完医療の働きもしますね。これは、化学プラントの不要な製薬工場です。何歳の人であろうと楽しく生きられるならそれが最良の薬として命に働くのですから。


この方向での考え方に某かの真実があるのなら、問いたいのです。
そういう姿勢と体制のある国になっていますか…一人一人はどうでしょうか…。

偏った考え方は嫌なので他の方のご意見も教えて頂きたいです。(ROMでもお許しを…)

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  • 溜息 マルハナバチ 2003/9/27 02:06:29 (0)

ペットのカンガルー、意識不明の飼い主救う
http://www.asyura.com/0310/bd29/msg/196.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2003 年 9 月 25 日 07:07:44:KqrEdYmDwf7cM

ペットのカンガルー、意識不明の飼い主救う
http://cnn.co.jp/fringe/CNN200309220014.html
2003.09.22
Web posted at: 12:29 JST

- AP

オーストラリア・メルボルン(AP) オーストラリア南東部ギップスランドで21
日、目が悪いからと農場で飼われていたカンガルーが、意識不明になった飼い主を救
った。


現場に駆けつけた救急救命士が地元ラジオ局に語ったところによると、激しい嵐の後
に農場の被害を点検していた男性が、折れた枝に頭をぶつけて意識不明になった。


ペットのカンガルーが母屋へ急ぎ、玄関のドアを何度もたたいたため、家族は異変に
気づき、男性をすぐに発見することができた。


救命士によると、「カンガルーは家族に急を知らせて、どこに倒れているかも知らせ
て、倒れた飼い主のそばにじっとしゃがみこんでいた。発見が遅れていたら、命に関
わったかもしれない」という。


このカンガルーは約10年前からペットとしてこの家族に飼われている。片目に視力
がないため、野生動物保護局に保護され、家族に預けられたという。

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「戦後」を完成させないことが急務でしょう。
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/592.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 8 月 29 日 18:23:31:hZ420pveaLqT2

(回答先: Re: テロリストという言葉を安易に使う売国白痴人たち 投稿者 如往 日時 2003 年 8 月 27 日 03:16:21)

 こんにちは、如往さん。  

 >後顧の憂い眼前の敵を打ち払うためにはどうしたらよいのでしょうか。

 なかなか難しい問題ですよね。私は今の日本の困難の背景には、「近代化の不徹底
」という状況ではなく、むしろ「戦後体制の継続と確立」があると思っているのです
。もちろん、ここで戦後体制と言っているのは政治・経済面だけでなく、精神・文化
面をも含めたものです。
 私が目標として掲げる「戦前への回帰」(ルネッサンス)と言っているものが、単
純に戦前戦中の文明体制を復活させることではなく、自律した文明社会の建設のため
のただひとつの「現実的な」あり方であること理解していただくことは難しいかもし
れません。
 なぜそう言えるのかを、私はこの掲示板で説明してきたつもりなのですが、真意が
少数人にでも伝わっているのかどうかよく分かりません。

 私は、こうした自分の観点から「少数派による日本の改革」というものを打ち出し
ているのです。具体的には、国民多数の人気もマスコミの後押しもない「亀井静香」
を、自民党内の力学と国民少数派の支持によって長期間の総理総裁にすることを主張
します。
 あとは、できるだけ多くの自覚ある国民がアメリカの心理情報工作と戦い、打ち勝
つことです。日本の新聞・雑誌のほとんどは英米独占資本体のスパイと言ってもいい
でしょう。(というよりスパイそのものが多いでしょう。)

とりあえず心理・情報戦争
http://www.asyura.com/0306/dispute11/msg/679.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 6 月 29 日

日本の自律路線による英米の孤立化が鍵
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/134.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 7 月 19 日

一見危険で空想的だが最も現実的
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/164.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 7 月 20 日

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テロリストという言葉を安易に使う売国白痴人たち
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/586.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 8 月 26 日 21:37:12:hZ420pveaLqT2

 イラク人の英米軍に対する攻撃を「テロ行為」と表現することは大変危険なことである。
 きちんとした根拠に基づかない国際法違反の一方的な英米のイラク侵攻・占領は、明らかに
侵略行為である。そうした英米軍への反撃をテロ行為と規定するならば、今後も起きると予想
される英米の不当な攻撃に歯向かうものは、誰でも「撲滅されるべき不法なテロリスト」であ
るということになる。
 そう規定されてしまえば、もはや人権などの法益を保証されるべき一般市民とは見なされな
いだけでなく、軍人ともみなされない。そうなれば、一般市民や軍人に国際法的・道義的に認
められている権利は一切彼ら反抗者たちには認められず、英米軍側は何の制限もなくその「テ
ロリスト」たちをすりつぶし、虐待し、略奪・尋問することができる。
 一方的に戦争を始めて、イラクの政権をつぶし、一方的に「戦闘終結宣言」を出せば英米軍
の侵略に対する反抗は正当な「戦闘行為」とは客観的に見なされず、不法で非道徳的な「テロ
行為」であるということになるのだろうか。このような論理こそ、不法で非道徳的なものでは
ないのか。
 アメリカはイラク戦争の「戦闘終結宣言」は出したが、「戦争終了宣言」は出していない。
だから、フセイン政権のイラク実効支配はなくなったしたとしても、法的にはアメリカは戦争
を継続中とみなすべきであり、このことからもイラク人反抗者をテロリストとみなすのは不当
であるということになる。

 どうして、日本のメディアは彼ら反抗者たちに対して犯罪者の呼称である「テロリスト」と
いう表現を安易に使うのだろうか。英米当局がその表現を使うのはそれなりの勝手な都合から
くるものだが、日本人の報道関係者や政治家が英米当局と同じ言葉づかいをするのは、頭が悪
いだけでなくみっともなくて危険である。
 今後、日本でアメリカ・イギリスに対して歯向かったり都合が悪かったりする人間は、英米
当局からはもちろん日本当局からもテロリストと規定され、犯罪者としての取り締まりを受け
ることになってしまう。
 そして英米がデッチアゲや問答無用の拘束・暴力などの不法な犯罪的手段によってその「日
本のテロリストたち」を攻撃してきても、日本政府はそれを妨げないだけでなく一緒に攻撃し
なくてはならないことになる。そして、彼らはメディアや世間からも「犯罪者テロリスト」と
して扱われることになる。

 アメリカによる大量虐殺と占領を受けたあとの日本とフィリピンには、白人崇拝・対米マゾ
ヒズムの傾向を強くもつ「不良性東洋人」が大変多い。彼らは、英米当局とは違う価値観を持
ちその不当な行為に反抗するものを「犯罪者」として糾弾・攻撃する傾向がある。われわれは
彼らからも自分たちと人類文明を守らねばならないのだ。

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国際金融資本とどう向き合うか 〜まずは、現実的な意味において、国際金融資本を批評し、観察する
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/593.html
投稿者 乃依 日時 2003 年 8 月 29 日 19:48:05:YTmYN2QYOSlOI

国際金融資本とどう向き合うか 〜まずは、現実的な意味において、国際金融資本を批評し、観察する

DDog氏の投稿(このページの末尾にリンクを表記)ですが、なかなか面白い記事だと思います。以下、氏の文に対し批評を加える形で、国際金融資本とどう向き合うかと言う点について、概論にしか過ぎないかたちとしてですが、以下に、述べさせていただきます。


反国際金融資本よりも現実を、というのは実情を鑑みれば、仕方がないのかもしれない。しかしながら、反国際金融資本の行動に関し一抹の不安を感じるのも事実である。
しかしながら、反国際金融資本という姿勢には、思想に由来するものと、より現実的なものに由来するものとがあるということを、DDog氏は理解できていない。当面は、「現実的」「国際金融資本」「観察」と言う立場を取り、データを蓄えることを優先すべきだと思う。対処の仕方としては、政治的、経済的な手法を用いるのがベストであるが、現在の研究機関の実力では、不可能である。まず、公的あるいは私的な意味での政治、経済研究機関の底上げをはかることが急務である。
(国際金融資本を、シオニスト、ユダヤと置き換え可能。)

「第二次世界大戦という人類史的に特筆される大戦争の勃発した責任および原因の一端を連合国側にあるのでなく、すべての責任を日本の軍国主義者に負わせようという、政治SHOWが東京裁判である。英米ソ中の陰謀により日本を太平洋戦争に引き込んだことを隠蔽する政治SHOWでもあった。」は全くもってその通りと思う。

「世界は、陰謀や特定の人間のグループの意思により動くほど単純にはできていない。」は、
http://www.asyura.com/0306/bd28/msg/340.html でつけたコメント
(太田龍氏の原点「ユダヤ陰謀論」ではあるが、「グローバルエリート陰謀論」として
の拡大・発展させるべき時期に入っているように思う。)と符合しなくもない。
しかしながら、すべてを覆い尽くしかねない、「陰謀」がそこにはあるのかもしれないのである。しかし、その「陰謀」も客観的な証明及び評価がなされてしまえば、現実の中の一要素に過ぎないものと見なされるようになるであろう。その為にも、研究機関の質的向上は、一刻を争い実現されるべきものである。また、「現実」として、歴史に組み込まれた事象に関しても、再評価の余地があるということを忘れてはならない。

〜〜参照

平成十五年八月十五日、靖国神社に参拝し、大東亜戦争の継続と最終的勝利のために戦うことを誓った。[週刊日本新聞]【失敗を繰り返すことはやめましょう、太田さん】
http://www.asyura.com/0306/bd28/msg/464.html
投稿者 乃依 日時 2003 年 8 月 16 日 19:34:29
・・・太田龍としては、思想、世界観の次元で決着をつけたいそうだが、現実的ではないように思う。

「二〇〇一年九月十一日」はきわめて高度軍事作戦であった、とのコールマン博士の説。そしてそこから何が導き出されるか。 [週刊日本新聞]
http://www.asyura.com/0306/bd28/msg/512.html
投稿者 乃依 日時 2003 年 8 月 20 日

この世界を支配し、統制管理する者たちの究極の動機を問う − V・ソーン [週刊日本新聞]
http://www.asyura.com/0306/bd27/msg/704.html
投稿者 乃依 日時 2003 年 7 月 12 日 00:02:22:

〜〜

Re: Ddogさんへ:あなたは「東京裁判は正当性あり」、の立場ですよね?
http://www.asyura.com/0306/dispute11/msg/1136.html
DP11 1136 2003/8/18 02:16:34
投稿者: Ddog
・・・「投稿する暇が無くなったが、これだけは、反論しておこう。」

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中中氏へ
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/495.html
投稿者 たこ 日時 2003 年 8 月 06 日 10:57:25:KZLCEeqX13raw

本来なら中央線に書くべきでしょうが、少し沈静化したようなので、あえてここに書かせていただきます。

まず、事実関係を明確にいたします。

私は、8月1日の夕刻(18時頃)以降、8月4日の朝(10時前)までは、ネットワークにアクセスしておりません。よって、その間に事態に関しては、ほとんど承知しておりません。(「あらし? 気に入らない反論相手は..」は8/1に見ましたが、反論の時間のないまま土日を経過しています。それ以前に目にした「中傷」らしいスレは、saturn氏の「雰囲気を悪くする..」のみです。)余談ですが、私の書き込みは、少数の例外を除いて、平日の昼間ないし、夜の早い時刻に限られます(本年4月頃に阿修羅にアクセスして以来、記憶では日曜出勤は2回程度です)。さらに余談ですが、saturn氏が書かれたような過去の事実については、新参の私はまったく承知しておりません。

8月4日の朝に、管理人さんが削除された後の状況から憶測すると、中中氏は中傷の犯人を私と判定されておられるようです。(中中氏の書き込みは、タイトルからの憶測です。一方、「中傷」の書き込み内容は、削除後なので本文に実質的な内容があれば、私にはわかりません。)また、管理人さんの意図をいろいろ忖度されておられるようです。前者は、前段で申し上げたように、少なくとも削除された書き込みに関しては、私と関係ありません。後者については、管理人さんの意図を憶測するほかありませんが、管理人さんのために申し上げておきますと、私は、管理人さんを含む阿修羅の投稿者について、誰も知りません。

私は論理で解決できない口論には興味がありません。議論の「口調」に気分を害することはあっても、反論を超える攻撃を行うなど、まったく夢想もしないことです。諸般の事情を考慮し、私は阿修羅を退去させていただくことといたします。なお、本日午後から不在です。本件にレスいただいても、当分の間、見ることはありません。

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ネット掲示板の権力性について
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/492.html
投稿者 一茶 日時 2003 年 8 月 06 日 09:17:54:3W6kzE4QkJKYc

中中氏に対する「中中はバカ」から始まる異常にしつこい誹謗スレッドと
それを放置していた管理運営人の中中氏に対する処置を見ていて、つくづく
人間てやつは権力や抑圧、ごまかしには鋭い批判をするけれ
ども、己には甘いものだとため息をついた。

今回、管理人は中中氏を投稿停止処分にしたが、これはこういうことである。


  投稿者が誹謗中傷を受けても放置しておいてなんの痛みも感じないが
  おのれ(管理運営人)への文句、非難は迅速に対処し削除し、投稿停止にする。

ということだ。
これってなんだろう?
ふだんから、ここの投稿者が口角泡を飛ばして批判している
権力の恣意性そのものではないか?
削除権という一種の権力を、ただただおのれのために行使してはばからない。
中中氏が突然、口汚い誹謗中傷を受けたのは8月1日のことだが、かれは
我慢して反論もせず、管理運営人に削除の願いを申し出ている。
これはその投稿によってあきらかに精神的な傷を受けたからだ。
また、議論の延長線上の誹謗や非難でもなく「中中はバカ」等は明らかな
中傷誹謗行為である。
管理人はそれを放置しておき、「誹謗中傷であってもすぐには削除しない」とのたまう。
一方、中中氏が頭にきて管理運営人を非難し、誹謗中傷するとそれには即座に対応して
投稿禁止処分である。自分の場合はなんともあるらしい。投稿者は誹謗されてもなんともないと思っているのだろう。
このように掲示板上の削除権を持つものが、それを意のままに乱用している。
そして、その権限を投稿者を守るためでなく、おのれを守るためにのみ使っている。

権力がどうの抑圧がどうのと批判する前に、諸君は、まずおのれがどのような土壌で発言しているか。おのれの地盤を確認してからものをいわれるがよかろう。
あまりにも空々しいよ論者諸君?


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船橋洋一のメディア・レイプ文体
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/264.html
投稿者 愚民党 日時 2003 年 7 月 25 日 03:32:57:

(回答先: Re: 朝日新聞は英米支配グループの手駒、政策推進装置・支配装置であり、左翼系でもなんでもありません。一般国民の利益を代表するメディアではまったくありません。【全くその通りです。水さんの情報提供期待します】 投稿者 海 日時 2003 年 7 月 24 日 20:57:42)

水さん、海さん、こんばんわ。
水さん、朝日新聞と船橋洋一の報告ありがとうございました。
以前から船橋の文章は論点がよくわかりませんでした。
24日朝、コンビニで買ってきた朝日新聞に掲載されている
船橋の「竹馬に乗った危なさ」を再度、読んでみました。

水さんから教えられました船橋の位置を基点に読みますと
「刷りこみ」としてのメディア・レイプ文体だと実感しました。
それで船橋の刷りこみ文体を解体してみたいと欲望がわいてきました。

--------------------------------------------------------------------------------
竹馬に乗った危うさ    船橋洋一

http://www.asahi.com/column/funabashi/ja/TKY200307240154.html
 


 日英首脳会談が行われた箱根はあいにく雨模様で、「晴れればこの部屋からは富士山がよく見えるのですがね」と小泉純一郎首相は残念がった。

(● 船橋が権力機構のそばにいることの刷りこみ。)

 くつろいだいでたちでということだったが、ブレア首相はネクタイ姿だった。イラクの大量破壊兵器(WMD)がいまだに見つかっていない上、英米はその脅威を誇大宣伝して戦争を仕組んだのではないか、と批判されている。英国では政府の情報操作を暴露した報道の情報源になったとの疑いをかけられた科学者が自殺、ブレア首相は窮地に立たされている。

(● 船橋が朝日幹部ジャーナリストであることの刷りこみ)

 ブレア首相は、米国と共に戦うことで米国に対する影響力も確保する英国の伝統的な対米外交を追求してきた。だが、イラクではそれが裏目に出た形だ。

 ただ、先週の訪米の折、ブレア首相は米議会で演説した。チャーチル、アトリー、サッチャーに次いで、その栄誉に浴した4人目の英首相である。議会は超党派で熱烈歓迎した。首相は、ビル・フリスト上院院内総務(共和党)に、ここの米議会図書館が1812年の米英戦争で英軍によって焼かれたといま告げられたところだと言った後、「ちょっと手遅れかも知れませんが、すみませんでした」と軽口を叩(たた)いて院内を沸かせた。

 英米同盟には英語に加えてユーモアという共通の絆(きずな)があるのが強い。

 ただ、英語圏同盟もさまざまである。

(● 英米世界権力の偉大さを刷りこみ)

 ハワード首相のオーストラリアは英国以上に米国べったりだ。首相は「イスラム原理主義者が欧米的な生活様式にとって長期的な脅威」であるとし、米豪は「価値観を共有した同盟」である点を強調している。「テロ攻撃には先制攻撃も辞さない」と言ったために、イスラム人口の多い東南アジア諸国から反発を買った。米国の「副保安官」気取りのハイパー(はしゃぎ)外交は、アジアの不信感を深めている。米豪同盟はハイパー同士のハイパー同盟だ、などと国内からも揶揄(やゆ)される。

 オーストラリアのこうした対米一辺倒は日本にとっては反面教師かもしれない。日米同盟はアジアでの多角的枠組みづくりを促す形で活用するべきだ。

(● 日米同盟推進の刷りこみ)

 カナダはどうか。

 カナダは今回、イラクに軍隊を派遣しなかった。戦争に対して、国連や他の国際機関の正当なお墨付きがなかったためだ。米国は「強い失望」の念を隠さない。ライス米大統領補佐官は、「関係修復には時間がかかるだろう」と突き放している。カナダの対米非協力に米国が激怒したキューバ危機以来40年ぶりの外交危機、との見方も出ている。

 このほど来日したグレアム外相は「米国だけでなく、国内のネオコン(新保守派)からも散々やられている」とこぼしながらも、「最悪の場合、米国はカナダにどんな報復をするというのだ。カナダは米国の第1の貿易相手国。報復すれば米国も傷つく」と私に言った。

 「ノーといえるカナダ」はなかなか魅力的に映る。ただ、近隣地域に脅威のないカナダと違い、日本は北朝鮮の核・ミサイル脅威にさらされている。アジア太平洋の海洋の安全と安定に対する切実さも日本の方がはるかに大きい。同盟による抑止力、防衛力は依然必要だ。

(● アメリカ産軍複合体から武器を買えという「死の商人」刷りこみ)

 日英首脳会談の中で、ブレア首相は、米国は9・11後、再び国際主義に向かいつつあるとした上で、米国を単独行動に向かわせないため、国連と国連安保理の改革の必要性を説いた。その際、「もう一つの世界の安定勢力」であり「アジアにおける英米の自然のパートナー」である日本の役割への期待を表明した。イラクへの自衛隊派遣の先に英米同盟型の日米同盟像を投影して見せたのだろうか。

(● 300人委員会の刷りこみ)

 そんな高望みはしないことだ。どこも日本にとって出来合いのモデルにはならない。日本は自らの国益と戦略に基づいて同盟のあり方を追求するしかない。

(● 朝日新聞の役割を刷りこみ)

 だいいち、米国の行方についてブレア首相の見方は楽観的に過ぎるかも知れない。ネオコンや宗教右翼の台頭で米国の同盟政策は「アラカルト同盟」に向かいつつあるとジョセフ・ナイ米ハーバード大学教授は指摘している。実際、米国の同盟国は、同盟の果実は米国に「つまみ食い」され、米国に「尽くして当たり前」と見られ、米国が引き起こす戦争に「巻き込まれ」る危険を感じ始めている。

(● ネオコンを批判しているかのようなハーバード大学教授援用の刷りこみ
   ここに朝日新聞誕生からの動物本能がある。
   いかなる体制でも寄生しながら生き延びるというウィルス)

 世界の最強国家、米国との同盟は特権クラブに加盟するようなものだ。敷居は高いが受益は大きい。米国との同盟は、竹馬に乗ったような高揚感を伴った特別な足場を同盟国に与える。しかし、それが高ければその危険もまた大きくなるのである。 (2003/07/24)

(● 結論 特権クラブ英米世界権力に屈服せよと読者に恫喝する刷りこみ)

--------------------------------------------
 水さん、ありがとうございました。
自分は高卒で動物的方向感覚のみで生き延びてまいりました。


 今後も教えていただきますようお願いいたします。

 感謝申し上げます。

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Re: 日本は米英支配層の設定する支配秩序に着実に組み込まれていっている。
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/233.html
投稿者 水 日時 2003 年 7 月 24 日 01:44:41:

(回答先: 翼賛動物的本能と代理人・小沢のパターン 投稿者 愚民党 日時 2003 年 7 月 23 日 21:10:34)


「民主党と小沢自由党の合併吸収は、辻元逮捕と流れが同じであると思います。
イラク派兵に向けた翼賛機構の構築。」

小沢は10年前から、「日本は普通の国になれ」の提唱者でしたね。それは、非核三原則の見直し、9条改正し、自衛隊を軍隊へ、2大政党へ、経済政策は市場原理主義。規制緩和など新自由主義、そんな主張だったと思います。実は今起きていることがすべて、彼の主張方向なんですね。つまり、米英支配層の政策方向と完全に重なるものだと思います。つまり、彼は米英支配層の作業員、オペレーターと思います。自民党を割って出てくるところから芝居じみていましたが、その前後から話がついていたのではないでしょうか。彼は自民党の別働隊と見られていましたが,やはりそう思わざるをえませんね。この一連の流れは社会党を与党化することで解体に向かわしめることも織り込んでいたのではないかと思われます。小沢たちは民主党の内部にはいり、「普通の国」路線を高めることつまり、民主党内の旧社会党系の横路たちを数の上で牽制することができ、つまり、民主党の過半数を確実に旧自民党側の力に塗り替える事が狙いでしょう。横路たちは、社民党と同じように経済政策は、新自由主義=ネオリベラルに抵抗しており、また、軍事的には自衛隊の膨張に反対し、隷米に反対していますからね。小沢は、民主党内で横路たちの力を完全に殺ぎ、米英支配層のプログラムを完成するための作業を強力に推進していると見られます。したがって,辻元逮捕事件と、小沢たちの民主党入りは、米英支配層の敷いている流れに沿った動きと申せましょう。これで彼の提唱する、「普通の国」路線が完成に向かい、彼自身は自分の政策一貫性を誇るでしょう。
   社民党解体、横路牽制により、議会は総与党化することは確実です。一番重要なことは、経済政策が完全に新自由主義側に路線がかくてすることです。この段階のあとに用意されているのは、WTOの推進している貿易自由化の次のステップ、つまり『「サービス」の自由化』(教育・医療・ゴミ・水道など含む全領域)です。現在の経済経済特区をつくり学校や病院の規制緩和に先鞭をつける動きを全日本レベルに拡大することが次の波なのです。全日本がサービス関連で巨大な規制緩和の波に現れていくのです(大学法人化もその流れです)。米英多国籍企業が実際この分野での日本上陸準備をすすめています(米国大学も日本開学のための準備室をすでに設立しています。私は個人的にも実例を知っています。また教育・医療だけでなくすべての領域で日本上陸が用意されています。)。日本は米英資本に完全に隷属化され、経済関連での日本としての自主決定権、経済主権を確実に失うのです。すべてはWTOの「コード」(規則、規範)と「審決」(裁判機構を持つのです)に従わなければならなくなるからです。これは、EUシステム内で、各国政府が経済政策を自立的に組めなくなって、その意味で経済主権を失っていることと平行しています。フランス大統領が経済主権を発揮できないことの不満を吐いています。EUの初代大統領に、ブレアがすでに立候補していることをご存知ですか?つまり、米英支配層のコントロール(WTO,世界銀行、IMF,FRB,北米字湯貿易協定)に、欧州大陸全般を組み込むこと、日本を組み込むこと、これが大西洋側と太平洋側で起きていることなのです。

辻元逮捕、社民党崩壊、小沢の民主党入りをもって客観的にこの路線はより円滑・確実になります。

「日本の政治・社会分析は日本よりもイギリス王立戦略研究所の方が解析能力があると思います。」「イギリス大使館からの命令でしょうか・・・・」

イギリス王立戦略研究所のほうが解析能力がある、という問題ではなく、彼らは、こうした全体計画を立案・推進しているシステムの一部なのです。彼らが発表している分析は、実は自分たちの計画が着実に進行していることを世に向かって発表しているにすぎません。また、ブレアの背後に、英国王室がいます。彼らは上のような新しい世界秩序の指導勢力に中心の一つの軸であることはまちがいありません。


米国の2大政党は実際には現在はほとんど同じ政策体系です。一体となり、富裕層の利益を代表しています。英国も同様です。労働党のブレアの振る舞いは、一般の人々の利益を代表していないのです。2大政党がいかにも、政党システムとして優良だとの小沢の宣伝に乗るのはおっちょこちょいだけです。


米英支配層に対して、軍事的・経済的に、完全に主権を失いつつあるのが今の日本の進んでいる道です。注意したいのは、これは日本だけでなく、全世界でのプログラムなのです。すべての国が、主権、特に経済主権を失う過程にはいってるのです。WTOが超越的な機能を持っていきます。グローバル化の行き着く先は、経済コードを書き、審決できるWTO独裁です(各国の司法は経済問題についての司法権を失うことになっています。「貿易障壁」問題で多国籍企業がその国の政府から上陸を阻まれたとして提訴するのは、WTOであり、WTOの審決に各国政府は従わなければならない、という規範がWTOの条約内容に盛り込まれており、それが、数年以内に締結される見通しです。日本政府は超極秘裏にこの条約にサインをすることを進めています。小泉はこれを推進している中心人物です)。(ちなみに、EUの大統領選挙には欧州各国の国民は議決権を持ちません。現在EU代表は各国代表の持ち回り制度となっています。欧州国民はリーダーを自分たちで選べる仕組みにはなっていかないのです)。

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サブシステムとしての周波数フェンス:資料【遺伝子変異】
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/289.html
投稿者 HAARP 日時 2003 年 7 月 26 日 09:15:50:oQGUNb5q8hjD.

(回答先: HAARPはそろそろフル稼働すると言われています 投稿者 HAARP 日時 2003 年 7 月 26 日 08:28:59)

この資料はあからさまなニューエイジのタームが多いので訳してみたものの判断保留にしていましたが、今月から幾つかの置いてあったサイトから削除されて読めなくなったものです。
これにはなんらかの意図が働いていると見ますので掲載しておきます。

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【遺伝子変異】

2004年の春までに、「周波数フェンス」と呼ばれる革新的なマインド・コントロール技術がグローバル社会に対して実施される。
この「周波数フェンス」とは、生物神経学的なマインド・コントロール用の電磁波技術形態で、これは人々の高次元に対する感受性を妨害するものだ。
文字通りの「感覚の呪縛」もしくは「心理的な牢獄」があなたがたの周りに構築されるが、あなたがたはそれが起こっていることすら関知できない。ここで最も恐るべきことはあなたの五感は何かがおかしいということに気が付かないということだ。

全ての発電所およびその送電施設は、この電磁的な変調を運ぶために使われる。
人間の体というものはこのような侵入に対しては自然の免疫機能を持っているが、この技術の扇動者たちはある種の有機的な基本物質を世界の水の供給システムに対して導入することによってこの免疫機能を抑圧しようとしている。そして、その上で特定の光のスペクトラムを直接人類の光学機構(視神経もしくはより広範囲な神経系統のことか)に照射しようとしている。(こうすることで、より免疫機構はダメージを受けるということらしい)
テレビ放送やインターネットのような技術を介してこの特定の光の周波放射が行われる。
そして、それ以上の侵略的プログラミングはサブリミナル的に全てのラジオ放送および世界中のデジタル携帯電話の中継塔のネットワークから行われる。
これによって、より大規模な生物神経学的な侵略が行われることになる。

6年を経過することによって、この「周波数フェンス」は人類の集合的な遺伝子プールのなかで明白な変異を起こすことになるが、これは生殖を通して固定され、人類に対する永続的な脅威となるだろう。
この侵略に対しては今のところ既に知られた防御技術および安全な場所というものは無い。この技術はあなたがたの高次を関知する能力を妨害し、人類の潜在的可能性を制限する。直感や「虫の知らせ」などは人間に本来備わる能力の一部であるが、これらは阻害される。また、「ハイヤーセルフ」や「神」と交感する能力も技術的にそぎ落とされる。
このシステムは極秘のものであり、この一部を制作した組織のエリートでさえその全体像がわからないように欺かれている。

別の側面のこの生物神経学的な侵略としては、2006年まで行われる「ホログラム映像の挿入」がある。(wtcの火災現場の煙の中の顔などもこのタイプだと思われる)これは非常に進歩した技術で、人工的に創られた3次元なリアリティをあなたの眼前に挿入することが出来、このときあなたがたはどこまでが本物の現実で、どこからが人工的なものなのかを判別することは出来ない。
この技術は人気テレビ・シリーズ「スタートレック・ネクスト・ジェネレーション」の「ホロ・デッキ」を連想させるものだが、これに限ってはSFではないのだ。

話は戻り、この来るべき生物神経学的操作の扇動者たちはあなたがたに対して彼らの存在すら信じないように仕向けている。彼らはあなた方が五感で見たり聞いたりしたもの以外はその存在を信じないように仕向け、存在しないものは影響が無いと思いこむような心理傾向を作り出す。もし、あなたがたが敵の存在を知らなけば、敵から身を守る方策を考えることはできない。現実の状況は全くその反対なのだ。
これらの妨害勢力は現在の地球の科学を凌ぐ技術を持っているのだ。

彼らの生物神経学的な侵略は明らかにあなた方に影響を及ぼし、あなた方が理解している以上に人類の種としての進化をを妨害するとともに人類の健康に対する究極の脅威となっているのだ。
これらの隠れた敵対勢力は「遺伝子工学のマスター」達であり、彼らの一部は人間であり、また一部は非人間及び地球外知性体(ET)である。
彼らの内のいくらかは外見は完全に人間だが、遺伝子的な事実としてはETとの混血である。もし、あなたの信念体系が他の世界からの生命の可能性を受け入れがたいのならば、単純にETを悪魔という言葉に置き換えてみたらどうだろう。

なぜなら、これも真実だからなのだ。これらの存在の行動傾向は言葉の真の意味で悪魔的なのだ。
「人類のエリート」を通してこれらのET侵略者達は人類社会を悪魔化し、コントロールするが、これらの組織はイルミナティ、外交問題評議会(CFR)、国連(UN)その他の名前で呼ばれている。
これらの機構はおおむね現在の人類に対する隠れた操作に責任がある。これらは現在の加速しつつある「警察国家」状況にも荷担しており、これは人類の反乱要素を処理するために用意されている。また、ほとんどの政府および、20世紀に作られた準政府組織もこの機構に含まれる。

もしあなたがたがこの国(アメリカ)や世界中の社会がこのままの状況で行くならばどうなってしまうのだろうと思っていたのなら、あなたがたのやるべきことは、これらのET侵略者達が数え切れない世代にもわたって人類を弄んできた事実を見据えることだ。人類を分離状態に置くことによって、誰が本当の操作の主体なのかを見極める暇も傾向も無いように仕向けられてきたのだ。我々が経済の奴隷状態のなかで忙しくしている限り、大部分の人類は何が本質的に重要なのかに気が付くことはない。

今、本当に重要なこととは、出来うる限りの大きな構造を理解することだ。
この方法においてあなたがたは2004年までに実施される来るべき欺瞞から身を守るころができるようになっていくだろう。あなたがたにはまだ、自分たちの為にこの事態に干渉し、文字通り来るべき「周波数フェンス」と「ホログラフ挿入」に対して自身が免疫となるための時間がある。

今のところ外部の技術的な防御手段はないが、ひとつの手段として、あなた方は現在の遺伝子コードの自然な変化プロセスを加速することができる。そうすれば、生物神経学的な操作が始まっても影響を受けないようになるのだ。我々は全ての人類の心と体と魂の組織のなかに最も強力な防御機構を持っているのだ。
(このことは人類を設計した全ての宇宙民族が最も基本的に意図したことと訳者は聞いている)
我々は単純にこの防御機構の正当な使い方を学ぶ必要があるだけなのだ。

人類のDNAは12撚(より)の潜在的可能性を持っている。ほとんどの人は1、2と3番の撚が活性され、4番目の撚が部分的に組み込まれてはいるがまだ活性化されていない状態に過ぎない。
来るべき生物神経学的侵略に対してあなたがた自身を「透明化」するためには、少なくとも4番目の撚が活性化され、5番撚が半分は組み込まれなくてはならない。
このためには、あなた方自身が関わるあるレベルの人間関係の発展と加速が要求される。
あなた方のDNA撚の成長を加速するためにはいくつかの段階がある。
もし、あなた方がいままでそうしてこなかったとしても、今後はまあなた方の「神」や「上位存在」との関係を強化するように心がけよう。

犠牲者意識や個人の無力感を訴えるような考えを受け入れることを拒否して欲しい。
あなた方の潜在的可能性と高次の能力を発展させるように心がけよう。あなた方の現実に関する個人的信念を考察する時間を作ろう。そして、思考とは文字通り現実のモノであることに気が付いて欲しい。否定的な思考は否定的な現実の発生を助ける。硬直し、独善的で恐怖に満ち、心を閉ざした信念は実際に電磁的な障壁を作り上げてしまう。

あなた方の力を疑うこともなく権威に譲り渡すよりもあなた方自身について考えることを学ぼう。
心を強く持ち、あなたの心理的な筋肉を強化しよう。心と感情の発展を即すような「マインド・テクノロジー」を使い始めよう。瞑想、アファメーション(祝詞を唱えるようなこと)、映像を視覚化すること、自己催眠、バイオ・フィードバック、夢の再プログラミングなどのテクニックは有効だろう。
これらの応用はあなた方の心を強くし、高次の潜在能力を実際に使用できるようになるために役に立つだろう。

あなたの体を運動やヨガなどによって強化しよう。また、化学的添加物、赤身の肉、カフェイン、ドラッグ、アルコール、塩、砂糖及び人工甘味料などに気を付けた食事を摂ることは免疫を強化する。そして電磁波や放射線に曝されたものや過度に加工された食品も避けよう。
また、同時に意識的にコントロールされた呼吸とそれに伴う運動によっても体は強化される。
あなたの過去を癒すことを学ぼう。他者に対する怒りや恨みを持ち続けることは、あなたの高次への発展に制限を設けることにしかならない。

あなたの感情を癒すことを学ぼう。日常的に感情を浄化することは物理的身体のエネルギー・センター(チャクラのこと)の障害を解放し、このことはDNA撚の急速な発展を促すことになる。
ETの訪問に関する記事や政府に対してUFO現象の公開を求めている人々に関するあなたの考えを真剣に再検討してみよう。国家安全保障上の理由によるということでこれらの問題が公衆の手の届かないところに隠されたという事実に関する多くの情報がある。これらの知識は今では非公式のネットワークの中で自由に出回っているものだ。もし、あなたが探そうと思えばこの既に起こっているETの訪問に関する膨大な情報を発見することができるだろう。
「先端的」な知識を通してあなたを強化しよう。これらのことは来るべき「抗争」においてあなた自身の重要な資産となるだろう。これらを賢く使うとともに他の人とも分かち合うことによってかなりの人々が2004年までに遺伝子の発展を達成するだろう。もし、地球上の人口の少なくとも8%が4.5撚もしくはそれ以上のものをそのDNAコードのなかで活性化できるならば、「周波数フェンス」及び「ホログラフ挿入」技術は全地球的に機能しなくなり、侵略的ETの生物神経学的操作は失敗することになる。

この8%のゴールを達成するために、呼び声の聞こえる人は誰でも前述のテクニックや個人的にDNA撚の発展に役立つと思われるテクニックを統合して日々の努力を急速に重ねなくてはいけない。地球外の侵略者達は人類は集合的に2004年までにはこの状況に立ちあがって8%を達成できないと確信している。
ET侵略者達は確かに進歩したテクノロジーを持っているかもしれないが、その実は人類の偉大な精神エネルギーに足がすくんでいるというところだ。

これこそが彼らが我々の「神」との交流を断ち切ろうとしている理由なのだ。なぜなら、この「場所」こそが我々の本来の力の源泉だからだ。
あなた方の多くが既に、「贖い癒す」ということを通して、神の与えた権利の代わりにいわゆる「政府の利益」というものを受け入れることを拒否することによってあなた自身の主権を回復するという段階にいることだろう。
あなた方の覚醒における次の必要な段階というものは、あなた方の魂の主権というものがもう二度と奪われることはないと確信することなのだ。

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754年前の預言書
http://www.asyura.com/0306/dispute11/msg/776.html
投稿者 世直し 日時 2003 年 7 月 03 日 16:22:31:

立 正 安 国 論          
旅客来たりて嘆いて曰く、近年より近日に至るまで、天変・地夭・飢饉・疫癘遍く天
下に満ち、広く地上に迸(はびこ)る。牛馬巷に斃(たお)れ、骸骨路に充てり。死
を招くの輩既に大半に超え、之を悲しまざるの族敢へて一人も無し。然る間、或は利
剣即是の文を専らにして西土教主の名を唱へ、或は衆病悉除の願を恃(たの)みて東
方如来の経を誦し、或は病即消滅不老不死の詞を仰いで法華真実の妙文を崇め、或は
七難即滅七福即生の句を信じて百座百講の儀を調へ、有るは秘密真言の教に因って五
瓶の水を灑(そそ)ぎ、有るは坐禅入定の儀を全うして空観の月を澄まし、若しくは
七鬼神の号(な)を書して千門に押し、若しくは五大力の形を図して万戸に懸け、若
しくは天神地祇を拝して四角四堺の祭祀を企て、若しくは万民百姓を哀れみて国主国
宰の徳政を行なふ。然りと雖も唯肝胆を摧くのみにして弥飢疫に逼(せま)り、乞客
目に溢れ死人眼に満てり。臥せる屍を観(ものみ)と為し、並べる尸(かばね)を橋
と作す。観(おもんみ)れば夫二離璧を合はせ、五緯珠を連ぬ。三宝世に在(いま)
し、百王未だ窮まらざるに、此の世早く衰へ、其の法何ぞ廃れたるや。是何なる禍に
依り、是何なる誤りに由るや。
主人の曰く、独り此の事を愁ひて胸臆(くおく)に憤■(ふんぴ)す。客来たりて
共に嘆く、屡(しばしば)談話を致さん。夫出家して道に入る者は法に依って仏を期
するなり。而るに今神術も協(かな)はず、仏威も験無し。具(つぶさ)に当世の体
を覿(み)るに、愚かにして後生の疑ひを発こす。然れば則ち円覆を仰いで恨みを呑
み、方載に俯して慮りを深くす。倩(つらつら)微管を傾け聊(いささ)か経文を披
きたるに、世皆正に背き人悉く悪に帰す。故に善神国を捨てヽ相去り、聖人所を辞し
て還らず。是を以て魔来たり鬼来たり、災起こり難起こる。言わずんばあるべからず。
恐れずんばあるべからず。
客の曰く、天下の災・国中の難、余独り嘆くのみに非ず、衆皆悲しめり。今蘭室に
入りて初めて芳詞を承るに、神聖去り辞し、災難並び起こるとは何れの経に出でたる
や。其の証拠を聞かん。
主人の曰く、其の文繁多にして其の証弘博なり。
金光明経に云はく「其の国土に於て此の経有りと雖も未だ嘗て流布せず。捨離の心を
生じて聴聞せんことを楽(ねが)はず、亦供養し尊重し讃歎せず。四部の衆、持経の
人を見るも、亦復尊重し乃至供養すること能はず。遂に我等及び余の眷属、無量の諸
天をして此の甚深の妙法を聞くことを得ず、甘露の味はひに背き正法の流れを失ひて、
威光及以(および)勢力有ること無からしむ。悪趣を増長し、人天を損減して、生死
の河に堕ちて涅槃の路に乖(そむ)かん。世尊、我等四王並びに諸の眷属及び薬叉(や
しゃ)等、斯くの如き事を見て、其の国土を捨てゝ擁護の心無けん。但我等のみ是の
王を捨棄するに非ず、必ず無量の国土を守護する諸大善神有らんも皆悉く捨去せん。
既に捨離し已はりなば其の国当に種々の災禍有りて国位を喪失すべし。一切の人衆皆
善心無く、但繋縛(けばく)・殺害・瞋諍のみ有って、互ひに相讒諂して枉(ま)げ
て辜(つみ)無きに及ばん。疫病流行し、彗星数(しばしば)出で、両の日並び現じ、
薄蝕恒(つね)無く、黒白の二虹不祥の相を表はし、星流れ地動き、井の内に声を発
し、暴雨悪風時節に依らず、常に飢饉に遭ひて苗実(みょうじつ)成(みの)らず、
多く他方の怨賊有りて国内を浸掠せば、人民諸の苦悩を受けて、土地として所楽の処
有ること無けん」已上。大集経に云はく「仏法実に隠没せば鬚髪爪(しゅほっそう)
皆長く、諸法も亦忘失せん。時に当たって虚空の中に大いなる声ありて地を震ひ、一
切皆遍く動ぜんこと猶水上輪の如くならん。城壁破れ落ち下り屋宇悉く■拆(ひしゃ
く)し、樹林の根・枝・葉・華葉・菓・薬尽きん。唯浄居天を除きて欲界一切処の七
味・三精気(しょうけ)損減して、余り有ること無けん。解脱の諸の善論時に当たっ
て一切尽きん。生ずる所の華菓の味はひ希少にして亦美からず。諸有の井泉池一切尽
く枯涸し、土地悉く鹹鹵(かんろ)し、剔裂(てきれつ)して丘澗(くけん)と成ら
ん。諸山皆焦燃して天竜も雨を降さず。苗稼(みょうけ)皆枯れ死し、生ずる者皆死
(か)れ尽くして余草更に生ぜず。土を雨らし皆昏闇にして日月も明を現ぜず。四方
皆亢旱し、数諸の悪端を現じ、十不善業道・貪瞋癡倍増して、衆生の父母に於ける、
之を観ること■鹿(しょうろく)の如くならん。衆生及び寿命色力威楽減じ、人天の
楽を遠離し、皆悉く悪道に堕せん。
是くの如き不善業の悪王・悪比丘、我が正法を毀壊し、天人の道を損減し、諸天善神
王の衆生を悲愍する者、此の濁悪の国を棄てゝ皆悉く余方に向かはん」已上。仁王経
に云はく「国土乱れん時は先づ鬼神乱る。鬼神乱るゝが故に万民乱る。賊来たりて国
を劫(おびや)かし、百姓亡喪し、臣・君・太子・王子・百官共に是非を生ぜん。天
地怪異し二十八宿・星道・日月時を失ひ度を失ひ、多く賊の起こること有らん」と。
亦云はく「我今五眼をもって明らかに三世を見るに、一切の国王は皆過去の世に五百
の仏に侍へしに由って帝王の主と為ることを得たり。是を為て一切の聖人羅漢而も為
に彼の国王の中に来生して大利益を作さん。若し王の福尽きん時は一切の聖人皆捨去
為ん。若し一切の聖人去らん時は七難必ず起こらん」已上。薬師経に云はく「若し刹
帝利・潅頂王等の災難起こらん時、所謂人衆疾疫の難・他国侵逼の難・自界叛逆の難・
星宿変化の難・日月薄蝕の難・非時風雨の難・過時不雨の難あらん」已上。
仁王経に云はく「大王、吾が今化する所の百億の須弥、百億の日月、一々の須弥に四
天下有り、其の南閻浮提に十六の大国・五百の中国・十千の小国有り。其の国土の中
に七つの畏るべき難有り、一切の国王是を難と為すが故に。云何なるを難と為す。日
月度を失ひ時節返逆し、或は赤日出で、黒日出で、二三四五の日出で、或は日蝕して
光無く、或は日輪一重二三四五重輪現ずるを一の難と為すなり。二十八宿度を失ひ、
金星・彗星・輪星・鬼星・火星・水星・風星・刀星(ちょうせい)・南斗・北斗・五
鎮の大星・一切の国主星・三公星・百官星、是くの如き諸星各々変現するを二の難と
為すなり。大火国を焼き万姓焼尽せん、或は鬼火・竜火・天火・山神火・人火・樹木
火・賊火あらん。是くの如く変怪するを三の難と為すなり。大水百姓を漂没し、時節
反逆して冬雨ふり、夏雪ふり、冬時に雷電霹靂し、六月に氷霜雹を雨らし、赤水・黒
水・青水を雨らし、土山・石山を雨らし、沙・礫・石を雨らす。江河逆しまに流れ、
山を浮べ石を流す。是くの如く変ずる時を四の難と為すなり。大風万姓を吹き殺し、
国土山河樹木一時に滅没し、非時の大風・黒風・赤風・青風・天風・地風・火風・水
風あらん、是くの如く変ずるを五の難と為すなり。天地国土亢陽し、炎火洞燃
として百草亢旱し、五穀登らず、土地赫燃して万姓滅尽せん。是くの如く変ずる時を
六の難と為すなり。四方の賊来たりて国を侵し、内外の賊起こり、火賊・水賊・風賊・
鬼賊ありて百姓荒乱し、刀兵劫起せん。是くの如く怪する時を七
の難と為すなり」と。
大集経に云はく「若し国王有りて、無量世に於て施戒慧を修すとも、我が法の滅せん
を見て捨てゝ擁護せずんば、是くの如く種うる所の無量の善根悉く皆滅失して、其の
国当に三つの不祥の事有るべし。一には穀貴、二には兵革、三には疫病なり。一切の
善神悉く之を捨離せば、其の王教令すとも人随従せず、常に隣国の為に侵■(しんじ
ょう)せられん。暴火横に起こり、悪風雨多く、暴水増長して、人民を吹漂せば、内
外の親戚其れ共に謀叛せん。其の王久しからずして当に重病に遇ひ、寿終の後大地獄
の中に生ずべし。乃至王の如く夫人・太子・大臣・城主・柱師・郡守・宰官も亦
復是くの如くならん」已上。
夫四経の文朗らかなり、万人誰か疑はん。而るに盲瞽(もうこ)の輩、迷惑の人、妄
りに邪説を信じて正教を弁へず。
故に天下世上諸仏衆経に於て、捨離の心を生じて擁護の志無し。仍って善神聖人国を
捨て所を去る。是を以て悪鬼外道災を成し難を致すなり。
客色を作して曰く、後漢の明帝は金人の夢を悟りて白馬の教を得、上宮太子は守屋の
逆を誅して寺塔の構へを成す。
爾しより来(このかた)、上一人より下万民に至るまで仏像を崇め経巻を専らにす。
然れば則ち叡山・南都・園城・東寺・四海・一州・五畿・七道に、仏経は星のごとく
羅(つら)なり、堂宇雲のごとく布けり。■子(しゅうし)の族は則ち鷲頭の月を観
じ、鶴勒の流(たぐい)は亦鶏足の風を伝ふ。誰か一代の教を褊(さみ)し三宝の跡
を廃すと謂はんや。若し其の証有らば委しく其の故を聞かん。
主人喩して曰く、仏閣甍を連ね経蔵軒を並べ、僧は竹葦の如く侶は稻麻に似たり。崇
重年旧(ふ)り尊貴日に新たなり。但し法師は諂曲にして人倫を迷惑し、王臣は不覚
にして邪正を弁ふること無し。
仁王経に云はく「諸の悪比丘多く名利を求め、国王・太子・王子の前に於て自ら破仏
法の因縁・破国の因縁を説かん。其の王別へずして此の語を信聴し、横に法制を作り
て仏戒に依らず。是を破仏・破国の因縁と為す」已上。
涅槃経に云はく「菩薩、悪象等に於ては心に恐怖すること無かれ。悪知識に於ては怖
畏の心を生ぜよ。悪象の為に殺されては三趣に至らず、悪友の為に殺されては必ず三
趣に至る」已上。法華経に云はく「悪世の中の比丘は邪智にして心諂曲に、未だ得ざ
るを為れ得たりと謂ひ、我慢の心充満せん。或は阿練若に納衣にして空閑に在り、自
ら真の道を行ずと謂ひて人間を軽賤する者有らん。利養に貪著するが故に白衣の与(た
め)に法を説いて、世に恭敬せらるゝこと六通の羅漢の如くならん。乃至常に大衆の
中に在りて我等を毀らんと欲するが故に、国王・大臣・婆羅門・居士及び余の比丘衆
に向かって誹謗して我が悪を説いて、是邪見の人外道の論議を説くと謂はん。濁劫悪
世の中には多く諸の恐怖有らん。悪鬼其の身に入って我を罵詈し毀辱せん。濁世の悪
比丘は仏の方便随宜所説の法を知らず、悪口して顰蹙し数々擯出せられん」已上。
涅槃経に云はく「我涅槃の後無量百歳に四道の聖人悉く復涅槃せん。正法滅して後像
法の中に於て当に比丘有るべし。持律に似像して少しく経を読誦し、飲食を貪嗜して
其の身を長養し、袈裟を著すと雖も、猶猟師の細視除行するが如く猫の鼠を伺ふが如
し。常に是の言を唱へん、我羅漢を得たりと。外には賢善を現じ内には貪嫉を懐く。
唖法を受けたる婆羅門等の如し。実には沙門に非ずして沙門の像を現じ、邪見熾盛に
して正法を誹謗せん」已上。文に就いて世を見るに誠に以て然なり。悪侶を誡めずん
ば豈善事を成さんや。
客猶憤りて曰く、明王は天地に因って化を成し、聖人は理非を察(つまび)らかにし
て世を治む。世上の僧侶は天下の帰する所なり。悪侶に於ては明王信ずべからず、聖
人に非ずんば賢哲仰ぐべからず。今賢聖の尊重せるを以て則ち竜象の軽からざること
を知んぬ。何ぞ妄言を吐きて強ちに誹謗を成し、誰人を以て悪比丘と謂ふや、委細聞
かんと欲す。
主人の曰く、御鳥羽院の御宇に法然といふもの有り、選択集を作る。則ち一代の聖教
を破し遍く十方の衆生を迷はす。其の選択に云はく「道綽禅師聖道・浄土の二門を立
て、聖道を捨てゝ正しく浄土に帰するの文、初めに聖道門とは之に就いて二有り、乃
至之に準じて之を思ふに、応に密大及以実大を存すべし。然れば則ち今の真言・仏心・
天台・華厳・三論・法相・地論・摂論、此等の八家の意正しく此に在るなり。曇鸞法
師の往生論の註に云はく、謹んで竜樹菩薩の十住毘婆沙を案ずるに云はく、菩薩阿毘
跋致を求むるに二種の道有り、一には難行道、二には易行道なりと、此の中の難行道
とは即ち是聖道門なり。易行道とは即ち是浄土門なり。浄土宗の学者先づ須く此の旨
を知るべし。設ひ先より聖道門を学ぶ人なりと雖も、若し浄土門に於て其の志有らん
者は須く聖道を棄てゝ浄土に帰すべし」と。又云はく「善導和尚は正・雑の二行を立
て、雑行を捨てゝ正行に帰するの文。第一に読誦雑行とは、上の観経等の往生浄土の
経を除いて已外、大小乗・顕密の諸経に於て受持読誦するを悉く読誦雑行と名づく。
第三に礼拝雑行とは、上の弥陀を礼拝するを除いて已外、一切の諸仏菩薩等及び諸の
世天等に於て礼拝し恭敬するを悉く礼拝雑行と名づく、私に云はく、此の文を見るに
須く雑を捨てゝ専を修すべし。豈百即百生の専修正行を捨てゝ、堅く千中無一の雑修
雑行を執せんや。行者能く之を思量せよ」と。又云はく「貞元入蔵録の中に、始め大
般若経六百巻より法常住経に終はるまで、顕密の大乗経総じて六百三十七部・二千八
百八十三巻なり、皆須く読誦大乗の一句に摂すべし」「当に知るべし、随他の前には
暫く定散の門を開くと雖も随自の後には還って定散の門を閉づ。一たび開いて以後永
く閉ぢざるは唯是念仏の一門なり」と。又云はく「念仏の行者必ず三心を具足すべき
の文、観無量寿経に云はく、同経の疏に云はく、問ふて曰く、若し解行の不同邪雑の
人等有りて外邪異見の難を防がん。或は行くこと一分二分にして群賊等喚び廻すとは、
即ち別解・別行・悪見の人等に喩ふ。私に云はく、又此の中に一切の別解・別行・異
学・異見等と言ふは是聖道門を指すなり」已上。又最後結句の文に云はく「夫速やか
に生死を離れんと欲せば、二種の勝法の中に且く聖道門を閣きて選んで浄土門に入れ。
浄土門に入らんと欲せば、正・雑二行の中に且く諸の雑行を抛ちて選んで応に正行に
帰すべし」已上。之に就いて之を見るに、曇鸞・道綽・善導の謬釈(みょうしゃく)
を引いて聖道浄土・難行易行の旨を建て、法華・真言総じて一代の大乗六百三十七部
二千八百八十三巻、一切の諸仏菩薩及び諸の世天等を以て、皆聖道・難行・雑行等に
摂して、或は捨て、或は閉じ、或は閣き、或は抛つ。此の四字を以て多く一切を迷は
し、剰へ三国の聖僧・十方の仏弟を以て皆群賊と号し、併せて罵詈せしむ。近くは所
依の浄土の三部経の「唯五逆と誹謗正法を除く」の誓文に背き、遠くは一代五時の肝
心たる法華経の第二の「若し人信ぜずして此の経を毀謗せば、乃至其の人命終して阿
鼻獄に入らん」の誡文に迷ふ者なり。是に代末代に及び、人聖人に非ず。各冥衢(み
ょうく)に容りて並びに直道を忘る。悲しいかな瞳矇を■(う)たず。痛ましいかな
徒に邪信を催す。故に上国王より下土民に至るまで、皆経は浄土三部の外に経無く、
仏は弥陀三尊の外に仏無しと謂へり。
仍って伝教・義真・慈覚・智証等、或は万里の波涛を渉りて渡せし所の聖教、或は一
朝の山川を廻りて崇むる所の仏像、若しくは高山の嶺に華界を建てゝ以て安置し、若
しくは深谷の底に蓮宮を起てゝ以て崇重す。釈迦・薬師の光を並ぶるや、威を現当に
施し、虚空・地蔵の化を成すや、益を生後に被らしむ。故に国主は郡郷を寄せて以て
灯燭を明らかにし、地頭は田園を充てゝ以て供養に備ふ。
而るを法然の選択に依って、則ち教主を忘れて西土の仏駄を貴び、付嘱を抛ちて東方
の如来を閣き、唯四巻三部の経典を専らにして空しく一代五時の妙典を抛つ。是を以
て弥陀の堂に非ざれば皆供仏の志を止め、念仏の者に非ざれば早く施僧の懐(おも)
ひを忘る。故に仏堂は零落して瓦松の煙老い、僧房は荒廃して庭草の露深し。然りと
雖も各護惜の心を捨てゝ、並びに建立の思ひを廃す。是を以て住持の聖僧行きて帰ら
ず、守護の善神去りて来たること無し。是偏に法然の選択に依るなり。悲しいかな数
十年の間、百千万の人魔縁に蕩(とろ)かされて多く仏教に迷へり。謗を好んで正を
忘る、善神怒りを成さゞらんや。円を捨てゝ偏を好む、悪鬼便りを得ざらんや。如か
ず彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには。
客殊に色を作して曰く、我が本師釈迦文、浄土の三部経を説きたまひてより以来、曇
鸞法師は四論の講説を捨てゝ一向に浄土に帰し、道綽禅師は涅槃の広業を閣きて偏に
西方の行を弘め、善導和尚は雑行を抛ちて専修を立て、慧心僧都は諸経の要文を集め
て念仏の一行を宗とす。弥陀を貴重すること誠に以て然なり。又往生の人其れ幾ばく
ぞや。就中法然聖人は幼少にして天台山に昇り、十七にして六十巻に渉り、並びに八
宗を究め具に大意を得たり。其の外一切の経論七遍反覆し、章疏伝記究め看ざること
なく、智は日月に斉しく徳は先師に越えたり。然りと雖も猶出離の趣に迷ひ涅槃の旨
を弁へず。故に遍く覿、悉く鑑み、深く思ひ、遠く慮り、遂に諸経を抛ちて専ら念仏
を修す。其の上一夢の霊応を蒙り四裔の親疎に弘む。故に或は勢至の化身と号し、或
は善導の再誕と仰ぐ。然れば則ち十方の貴賤頭を低れ、一朝の男女歩みを運ぶ。爾し
より来春秋推し移り、星霜相積れり。而るに忝くも釈尊の教へを疎かにして、恣に弥
陀の文を譏(そし)る。何ぞ近年の災を以て聖代の時に課(おお)せ、強ちに先師を
毀り、更に聖人を罵るや。毛を吹いて疵を求め、皮を剪りて血を出だす。昔より今に
至るまで此くの如き悪言未だ見ず、惶(おそ)るべく慎むべし。罪業至って重
し、科条争でか遁れん。対座猶以て恐れ有り、杖を携へて則ち帰らんと欲す。
主人咲(え)み止めて曰く、辛きを蓼葉(りょうよう)に習ひ臭きを溷厠(こんし)
に忘る。善言を聞いて悪言と思ひ、謗者を指して聖人と謂ひ、正師を疑って悪侶に擬
す。其の迷ひ誠に深く、其の罪浅からず。事の起こりを聞け、委しく其の趣を談ぜん。
釈尊説法の内、一代五時の間先後を立てゝ権実を弁ず。而るに曇鸞・道綽・善導既に
権に就いて実を忘れ、先に依って後を捨つ。未だ仏教の淵底を探らざる者なり。就中
法然其の流れを酌むと雖も其の源を知らず。
所以は何。大乗経六百三十七部・二千八百八十三巻、並びに一切の諸仏菩薩及び諸の
世天等を以て、捨閉閣抛の字を置いて一切衆生の心を薄(おか)す。是偏に私曲の詞
を展べて全く仏経の説を見ず。妄語の至り、悪口の科、言ひても比(たぐい)無く、
責めても余り有り。人皆其の妄語を信じ、悉く彼の選択を貴ぶ。故に浄土の三経を崇
めて衆経を抛うち、極楽の一仏を仰いで諸仏を忘る。誠に是諸仏諸経の怨敵、聖僧衆
人の讎敵(しゅうてき)なり。此の邪教広く八荒に弘まり周く十方に遍す。仰(そも
そも)近年の災を以て往代を難ずるの由強ちに之を恐る。聊先例を引いて汝の迷ひ
を悟すべし。止観の第二に史記を引いて云はく「周の末に被髪袒身にして礼度に依ら
ざる者有り」と。弘決の第二に此の文を釈するに、左伝を引いて曰く「初め平王の東
遷するや、伊川に被髪の者の野に於て祭るを見る。識者の曰く、百年に及ばざらん。
其の礼先ず亡びぬ」と。爰に知んぬ、徴(しるし)前に顕はれ災ひ後に致ることを。
「又阮籍逸才にして蓬頭散帯す。後に公卿の子孫皆之に教(なら)ひて、奴苟(どく)
して相辱しむる者を方に自然に達すといひ、樽節兢持する者を呼んで田舎と為す。司
馬氏の滅ぶる相と為す」已上。
又慈覚大師の入唐巡礼記を案ずるに云はく「唐の武宗皇帝の会昌元年、勅して章敬寺
の鏡霜法師をして諸寺に於て弥陀念仏の教を伝へしむ。寺毎に三日巡輪すること絶え
ず。同二年回鶻国の軍兵等唐の堺を侵す。同三年河北の節度使忽ち乱を起こす。其の
後大蕃国更(ま)た命を拒み、回鶻国重ねて地を奪ふ。凡そ兵乱は秦項の代に同じく、
災火邑里(ゆうり)の際に起こる。何に況んや武宗大いに仏法を破し多く寺塔を滅す。
乱を撥(おさ)むること能はずして遂に以て事有り」已上趣意。
此を以て之を惟ふに、法然は後鳥羽院の御宇、建仁年中の者なり。彼の院の御事既に
眼前に在り。然れば則ち大唐に例を残し吾が朝に証を顕はす。汝疑ふこと莫れ汝怪し
むこと莫れ。唯須く凶を捨てゝ善に帰し源を塞ぎ根を截るべし。
客聊和らぎて曰く、未だ淵底を究めざれども数其の趣を知る。但し華洛より柳営に至
るまで釈門に枢■(すうけん)在り、仏家に棟梁在り。然れども未だ勘状を進らぜず、
上奏に及ばず。汝賤しき身を以て輙(たやす)く莠言(ゆうげん)を吐く。其の義余
り有り、其の理謂れ無し。
主人の曰く、予少量たりと雖も忝くも大乗を学す。蒼蠅驥尾に附して万里を渡り、碧
蘿松頭に懸かりて千尋を延ぶ。
弟子、一仏の子と生まれて諸経の王に事ふ。何ぞ仏法の衰微を見て心情の哀惜を起こ
さざらんや。その上涅槃経に云はく「若し善比丘ありて法を壊る者を見て置いて呵責
し駈遺し挙処せずんば、当に知るべし、是の人は仏法の中の怨なり。若し能く駈遺し
呵責し挙処せば是我が弟子、真の声聞なり」と。余、善比丘の身たらずと雖も「仏法
中怨」の責を遁れんが為に唯大綱を撮って粗一端を示す。其の上去ぬる元仁年中に、
延暦・興福の両寺より度々奏聞を経、勅宣御教書を申し下して、法然の選択の印板を
大講堂に取り上げ、三世の仏恩を報ぜんが為に之を焼失せしめ、法然の墓所に於ては
感神院の犬神人(いぬじにん)に仰せ付けて破却せしむ。其の門弟隆寛・聖光・成覚・
薩生等は遠国に配流せられ、其の後未だ御勘気を許されず。豈未だ勘状を進らぜずと
云はんや。
客則ち和らぎて曰く、経を下し僧を謗ずること一人には論じ難し。然れども大乗経六
百三十七部・二千八百八十三巻、並びに一切の諸仏菩薩及び諸の世天等を以て、捨閉
閣抛の四字に載す。其の詞勿論なり、其の文顕然なり。此の瑕瑾(かきん)を守りて
其の誹謗を成せども、迷ふて言ふか、覚りて語るか。賢愚弁(わかた)たず、是非定
め難し。但し災難の起こりは選択に因るの由、盛んに其の詞を増し、弥其の旨を談ず。
所詮天下泰平国土安穏は君臣の楽ふ所、土民の思ふ所なり。夫国は法に依って昌え、
法は人に因って貴し。国亡び人滅せば仏を誰か崇むべき、法を誰か信ずべきや。先ず
国家を祈りて須く仏法を立つべし。若し災を消し難を止むるの術有らば聞かんと欲す。
主人の曰く、余は是頑愚にして敢へて賢を存せず。唯経文に就いて聊所存を述べん。
抑治術の旨、内外の間、其の文幾多ぞや。具に挙ぐべきこと難し。但し仏道に入りて
数愚案を廻らすに、謗法の人を禁めて正道の侶を重んぜば、国中安穏にして天下泰平
ならん。
即ち涅槃経に云はく「仏の言はく、唯一人を除きて余の一切に施さば皆讃歎すべし。
純陀問ふて言はく、云何なるをか名づけて唯除一人と為す。仏の言はく、此の経の中
に説く所の如きは破戒なり。純陀復た言はく、我今未だ解せず、唯願はくは之を説き
たまへ。仏純陀に語りて言はく、破戒とは謂はく一闡提なり。其の余の在所一切に布
施するは皆讃歎すべし、大果報を獲ん。純陀復問ひたてまつる。一闡提とは其の義如
何。仏の言はく、純陀、若し比丘及び比丘尼・優婆塞・優婆夷有りて麁悪の言を発し、
正法を誹謗せん。是の重業を造りて永く改悔せず、心に懺悔無からん。是くの如き等
の人を名づけて一闡提の道に趣向すと為す。若し四重を犯し五逆罪を作り、自ら定め
て是くの如き重事を犯すと
知れども、而も心に初めより怖畏・懺悔無く、肯へて発露せず。彼の正法に於て永く
護惜建立の心無く、毀呰軽賤して言に禍咎(かぐ)多からん。是くの如き等の人を亦
一闡提の道に趣向すと名づく。唯此くの如き一闡提の輩を除きて其の余に施さば一切
讃歎すべし」と。
又云はく「我往昔を念ふに、閻浮提に於て大国の王と作れり。名を仙予と曰ひき。大
乗経典を念し敬重し、其の心純善にして麁悪嫉悋(そあくしつりん)有ること無し。
善男子、我爾の時に於て心に大乗を重んず。婆羅門の方等を誹謗するを聞き、聞き已
はって即時に其の命根を絶つ。善男子、是の因縁を以て是より已来地獄に堕せず」と。
又云はく「如来昔国王と為りて菩薩道を行ぜし時、爾所(そこばく)の婆羅門の命を
断絶す」と。又云はく「殺に三つ有り、謂はく下中上なり。下とは蟻子乃至一切の畜
生なり。唯菩薩の示現生の者を除く。下殺の因縁を以て地獄・畜生・餓鬼に堕して具
に下の苦を受く。何を以ての故に。是の諸の畜生に微かの善根有り、是の故に殺す者
は具に罪報を受く。中殺とは凡夫の人より阿那含に至るまで是を名づけて中と為す。
是の業因を以て地獄・畜生・餓鬼に堕して具に中の苦を受く。上殺とは父母乃至阿羅
漢・辟支仏・畢定の菩薩なり。阿鼻大地獄の中に堕す。善男子、若し能く一闡提を殺
すこと有らん者は則ち此の三種の殺の中に堕せず。善男子、彼の諸の婆羅門等は一切
皆是一闡提なり」已上。
仁王経に云はく「仏波斯匿王に告げたまはく、是の故に諸の国王に付嘱して比丘・比
丘尼に付嘱せず。何を以ての故に。王のごとき威力無ければなり」已上。
涅槃経に云はく「今無上の正法を以て諸王・大臣・宰相及び四部の衆に付嘱す。正法
を毀る者をば大臣四部の衆、当に苦治すべし」と。又云はく「仏の言はく、迦葉能く
正法を護持する因縁を以ての故に是の金剛身を成就することを得たり。善男子、正法
を護持せん者は五戒を受けず、威儀を修せずして、応に刀剣・弓箭・無槊(むさく)
を持すべし」と。又云はく「若し五戒を受持せんの者有らば名づけて大乗の人と為す
ことを得ざるなり。五戒を受けざれども正法を護るを為て、乃ち大乗と名づく。正法
を護る者は、当に刀剣器仗を執持すべし。刀杖を持つと雖も、我是等を説きて、
名づけて持戒と曰はん」と。又云はく「善男子、過去の世に此の拘尸那城に於て仏の
世に出でたまふこと有りき。歓喜増益如来と号したてまつる。仏涅槃の後、正法世に
住すること無量億歳なり。余の四十年仏法の未、爾の時に一(ひとり)の持戒の比丘
有り、名を覚徳と曰ふ。爾の時に多く破戒の比丘有り。是の説を作すを聞き皆悪心を
生じ、刀杖を執持して是の法師を逼む。是の時の国王名を有徳と曰ふ。是の事を聞き
已はって、護法の為の故に、即便(すなわち)説法者の所に往至して、是の破戒の諸
の悪比丘と極めて共に戦闘す。爾の時に説法者厄害を免るゝことを得たり。王爾の
時に於て身に刀剣箭槊(せんさく)の瘡を被り、体に完き処は芥子の如き許りも無し。
爾の時に覚徳、尋いで王を讃めて言はく、善きかな善きかな、王今真に是正法を護る
者なり。当来の世に此の身当に無量の法器と為るべし。王是の時に於て法を聞くこと
を得已はって心大いに歓喜し、尋いで即ち命終して阿■仏(あしゅくぶつ)の国に生
ず。而も彼の仏の為に第一の弟子と作る。其の王の将従・人民・眷属の戦闘すること
有りし者、歓喜すること有りし者、一切菩提の心を退せず、命終して悉く阿■仏の国
に生ず。覚徳比丘却って後寿終はりて亦阿■仏の国に往生することを得て、而も
彼の仏の為に声聞衆の中の第二の弟子と作る。若し正法尽きんと欲すること有らん時、
当に是くの如く受持し擁護すべし。迦葉、爾の時の王とは則ち我が身是なり。説法の
比丘は迦葉仏是なり。迦葉、正法を護る者は是くの如き等の無量の果報を得ん。是の
因縁を以て、我今日に於て種々の相を得て以て自ら荘厳し、法身不可壊の身を成ず。
仏、迦葉菩薩に告げたまはく、是の故に護法の優婆塞等は、応に刀杖を執持して擁護
すること是くの如くなるべし。善男子、我涅槃の後、濁悪の世に国土荒乱し、互ひに
相抄掠し、人民飢餓せん。爾の時に多く飢餓の為の故に発心出家するもの有らん。是
くの如きの人を名づけて禿人と為す。是の禿人の輩、正法を護持するを見て、駈逐し
て出ださしめ、若しくは殺し若しくは害せん。是の故に我今持戒の人諸の白衣の刀杖
を持つ者に依って、以て伴侶と為すことを聴(ゆる)す。刀杖を持つと雖も我是等を
説きて名づけて持戒と曰はん。刀杖を持つと雖も、命を断ずべからず」と。法華経に
云はく「若し人信ぜずして此の経を毀謗せば即ち一切世間の仏種を断ぜん。乃至其の
人命終して阿鼻獄に入らん」已上。夫経文顕然なり。私の詞何ぞ加へん。凡そ法華経
の如くんば、大乗経典を謗ずる者は無量の五逆に勝れたり。故に阿鼻大城に堕して永
く出づる期無けん。涅槃経の如くんば、設ひ五逆の供を許すとも謗法の施を許さず。
蟻子を殺す者は必ず三悪道に落つ。謗法を禁むる者は定めて不退の位に登る。所謂覚
徳とは是迦葉仏なり。有徳とは則ち釈迦文なり。
法華・涅槃の経教は一代五時の肝心なり。其の禁め実に重し、誰か帰仰せざらんや。
而るに謗法の族、正道の人を忘れ、剰へ法然の選択に依って弥愚癡の盲瞽(もうこ)
を増す。是を以て或は彼の遺体を忍びて木画の像に露はし、或は其の妄説を信じて莠
言を模(かたぎ)に彫り、之を海内に弘め之を廓外(かくがい)に翫ぶ。仰ぐ所は則
ち其の家風、施す所は則ち其の門弟なり。然る間、或は釈迦の手の指を切りて弥陀の
印相に結び、或は東方如来の鴈宇(がんう)を改めて西土教主の鵞王を居(す)へ、
或は四百余回の如法経を止めて西方浄土の三部経と成し、或は天台大師の講を停めて
善導の講と為す。此くの如きの群類其れ誠に尽くし難し。是破仏に非ずや、是破法に
非ずや、是破僧に非ずや。此の邪義は則ち選択に依るなり。嗟呼悲しいかな如来誠諦
の禁言に背くこと。哀れなるかな愚侶迷惑の麁語に随ふこと。早く天下の静謐を思はゞ
須く国中の謗法を断つべし。
客の曰く、若し謗法の輩を断じ、若し仏禁の違を絶たんには、彼の経文の如く斬罪に
行なふべきか。若し然らば殺害
相加へ罪業何が為んや。則ち大集経に云はく「頭を剃り袈裟を著せば持戒及び毀戒を
も、天人彼を供養すべし。則ち為れ我を供養するなり。
是我が子なり。若し彼を■打(かだ)すること有れば則ち為れ我が子を打つなり。若
し彼を罵辱せば則ち為れ我を毀辱するなり」と。料(はか)り知んぬ、善悪を論ぜず
是非を択ぶこと無く、僧侶為らんに於ては供養を展ぶべし。何ぞ其の子を打辱して忝
くも其の父を悲哀せしめん。彼の竹杖の目連尊者を害せしや永く無間の底に沈み、提
婆達多の蓮華比丘尼を殺せしや久しく阿鼻の焔に咽ぶ。先証斯れ明らかなり、後昆最
も恐れあり。謗法を誡むるに似て既に禁言を破る。此の事信じ難し、如何が意得んや。
主人の曰く、客明らかに経文を見て猶斯の言を成す。心の及ばざるか、理の通ぜざる
か。全く仏子を禁むるに非ず、唯偏に謗法を悪(にく)むなり。夫釈迦の以前の仏教
は其の罪を斬ると雖も、能仁の以後の経説は則ち其の施を止む。
然れば則ち四海万邦一切の四衆、其の悪に施さずして皆此の善に帰せば、何なる難並
び起こり何なる災か競ひ来たらん。
客則ち席を避け襟を刷(つくろ)ひて曰く、仏教斯れ区にして旨趣窮め難く、不審多
端にして理非明らかならず。但し法然上人の選択現在なり。諸仏・諸経・諸菩薩・諸
天等を以て捨閉閣抛と載す。其の文顕然なり。茲に因って聖人国を去り善神所を捨て、
天下飢渇し、世上疫病すと。今主人広く経文を引いて明らかに理非を示す。故に妄執
既に飜り、耳目数朗らかなり。所詮国土泰平天下安穏は、一人より万民に至るまで好
む所なり楽ふ所なり。早く一闡提の施を止め、永く衆僧尼の供を致し、仏海の白浪を
収め、法山の緑林を截らば、世は義農の世と成り国は唐虞の国と為らん。然して後法
水の浅深を斟酌し、仏家の棟梁を崇重せん。
主人悦んで曰く、鳩化して鷹と為り、雀変じて蛤と為る。悦ばしいかな、汝欄室の友
に交はりて麻畝の性と成る。誠に其の難を顧みて専ら此の言を信ぜば、風和らぎ浪静
かにして不日に豊年ならんのみ。但し人の心は時に随って移り、物の性は境に依って
改まる。譬へば猶水中の月の波に動き、陣前の軍の剣に靡(なび)くがごとし。汝当
座に信ずと雖も後定めて永く忘れん。若し先づ国土を安んじて現当を祈らんと欲せば、
速やかに情慮を廻らし怱(いそ)いで対治を加へよ。所以は何。薬師経の七難の内、
五難忽ちに起こり二難猶残れり。所以他国侵逼の難・自界叛逆の難なり。大集経の三
災の内、二災早く顕はれ一災未だ起こらず。所以兵革の災なり。金光明経の内、種々
の災過一々に起こると雖も、他方の怨賊国内を侵掠する、此の災未だ露はれず、此の
難未だ来たらず。仁王経の七難の内、六難今盛んにして一難未だ現ぜず。所以四方の
賊来りて国を侵すの難なり。加之(しかのみならず)国土乱れん時は先づ鬼神乱る、
鬼神乱るゝが故に万民乱ると。今此の文に就いて具に事の情(こころ)を案ずるに、
百鬼早く乱れ万民多く亡ぶ。先難是明らかなり、後災何ぞ疑はん。若し残る所の難悪
法の科に依って並び起こり競ひ来たらば其の時何が為んや。帝王は国家を基として天
下を治め、人臣は田園を領して世上を保つ。而るに他方の賊来たりて其の国を侵逼し、
自界叛逆して其の地を掠領せば、豈驚かざらんや豈騒がざらんや。国を失ひ家を滅せ
ば何れの所にか世を遁れん。汝須く一身の安堵を思はゞ先ず四表の静謐を祈るべきも
のか。就中人の世に在るや各後生を恐る。是を以て或は邪教を信じ、或は謗法を貴ぶ。
各是非に迷ふことを悪むと雖も而も猶仏法に帰することを哀しむ。何ぞ同じく信心の
力を以て妄りに邪義の詞を崇めんや。
若し執心飜らず、亦曲意猶存せば、早く有為の郷を辞して必ず無間の獄(ひとや)に
堕ちなん。所以は何、大集経に云はく「若し国王有って無量世に於て施戒慧を修すと
も、我が法の滅せんを見て捨てゝ擁護せずんば、是くの如く種うる所の無量の善根悉
く皆滅失し、乃至其の王久しからずして当に重病に遇ひ、寿終の後大地獄に生ずべし
王の如く夫人・太子・大臣・城主・柱師・郡主・宰官も亦復是くの如くならんと。
仁王経に云く「人仏教を壊らば復孝子無く、六親不和にして天神も祐(たす)けず、
疾疫悪鬼日に来たりて侵害し、災怪首尾し、連禍縦横し、死して地獄・餓鬼・畜生に
入らん。若し出でて人と為らば兵奴の果報ならん。響きの如く影の如く、人の夜書(も
のか)くに火は滅すれども字は存するが如く、三界の果報も亦復是くの如し」と。 
法華経第二に云はく「若し人信ぜずして此の経を毀謗せば、乃至其の人命終して阿鼻
獄に入らん」と。又同第七巻不軽品に云はく「千劫阿鼻地獄に於て大苦悩を受く」と。
涅槃経に云はく「善友を遠離し正法を聞かず悪法に住せば、是の因縁の故に沈没して
阿鼻地獄に在って受くる所の身形縦横八万四千由延ならん」と。 広く衆経を披きた
るに専ら謗法を重んず。悲しいかな、皆正法の門を出でて深く邪法の獄に入る。愚か
なるかな各悪教の綱に懸かりて鎮(とこしなえ)に謗教の綱に纏(まつ)はる。此の
朦霧の迷ひ彼の盛焔の底に沈む。豈愁へざらんや、豈苦しまざらんや。汝早く信仰の
寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ
衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば
身は是安全にして、心は是禅定ならん。此の詞此の言信ずべく崇むべし。
客の曰く、今生後生誰か慎まざらん誰か和(したが)はざらん。此の経文を被きて具
に仏語を承るに、誹謗の科至って重く毀謗の罪誠に深し。我一仏を信じて諸仏を抛ち、
三部経を仰ぎて諸経を閣きしは是私曲の思ひに非ず、則ち先達の詞に随ひしなり。十
方の諸人も亦復是くの如くなるべし。今世には性心を労し来生には阿鼻に堕せんこと
文明らかに理詳らかなり疑ふべからず。弥貴公の慈誨を仰ぎ、益愚客の癡心を開き、
速やかに対治を廻らして早く泰平を致し、先づ生前を安んじ更に没後を扶けん。唯我
が信ずるのみに非ず、又他の誤りをも誡めんのみ。

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東海大地震が起きれば、原発は??”日本撃沈どころかアジアいや北半球が、危ない
http://www.asyura.com/0304/dispute10/msg/560.html
投稿者 キララ 日時 2003 年 5 月 23 日 09:52:47:

 東海大地震が起きそうな感じ、起きたらどうなる??
チュェノブイリなんてもんじゃ、なきやーせー。

安い、安全なんて嘘八百。原発で発生した高レベル放射性廃棄物は
1996年で、ガラス固化体にして約1万2000本。ばかすかばかすか
増えとる・・”それらのごみの管理(冷やさんと核爆発”)いくらこれから
金があってもたらせんで。安全もうそばっか、最近のニュースで、安全は国民を
だましてきた、うそば〜〜っか。点検もうそ、亀裂が入っててもなかったことに・・”その上、もう老朽化が進んどる、原発。

もう遅いかも試練、そーそ、試練。

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シリアを大横断する、モスル(北イラク)ーハイファ(現イスラエル)間に眠れる石油パイプラインがあった!シリア侵略戦争で勝利しこれを復活させる序章が、イラク侵略戦争の位置づけだった!
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/942.html
投稿者 こふきいも神社神主(こふきいもをサービスしています) 日時 2003 年 4 月 15 日 13:05:00:

シリアが次の標的だというのは、一種の陽動作戦で実はイランだ、第一シリアには(石油に代表される)資源がないではないか、というのがあっしらさんの説だ。

しかし、どうも、やはりシリアが先にくる可能性が高いのだ。(むしろイランは、中近東で最強の軍事インフラを持っており、最終の敵という位置づけではないか。)

以下のインド有力紙の14日付記事にはひどく目が開かされた。
http://www.hindustantimes.com/news/181_233872,001300180033.htm

イスラエルの有力紙の報告を引用した解説だ。なんと実はイラクの北部都市モスルから、シリアを大横断して、現イスラエルの都市ハイファに、石油パイプラインが敷設されているという。イスラエルによって占領され建国される1948年まで、このパイプラインは生きて機能していたが、この年を境に機能を停止し、その後眠れるままになっていた、というのだ!で、イスラエルはもちろん、イラクからの石油供給は受けられず、ソ連ーロシアから今日まで石油調達を受けている、という。

で、48年から今日にいたるまで、なんども、イスラエル、米国側は、このパイプラインの復活プロジェクトを試みたが、パレスチナ問題の緊張から、すべて失敗に終わったという。で、ここがポイントだが、この復活のプロジェクトの主役の一人が80年代、レーガン政権の大統領補佐官(またはアドバイザー?)ラムズフェルド、つまり現在戦争を率いるペンタゴン長官だったというのだ!

イラク侵略戦争終了後、早速、イスラエルのインフラ担当大臣が、このハイファ側に伝わっている眠れるパイプラインのアセスメントの命令を出したという。すぐにでも使えるようにできるからだそうだ。これが復活すれば、今後ロシアから石油を買う巨額なカネを大節約でき、米国としても、石油供給元の多様化につなばるというのだ。

この新聞はいう。イラク侵略戦争は、シリアを取るための序章と位置づけられているのではないか、本命は、シリアを走るパイプラインの奪取ではないのか、つまり、イスラエルの石油確保がより高次の狙いではないか。そう示唆しているのだ。

これは非常に説得力がある。はっきりいえることは、ラムズフェルドは、このパイプラインの存在を誰よりよく知り尽くしているということだ。戦争遂行中もこのパイプラインのことをしっかり意識しながら、イラクの油田、特に北部モスル周辺の油田の確実安全な奪取を何より優先していたと思われる。


あっしらさんは、米英のイラク侵略戦争にはイスラエルは積極的ではない、と一貫して主張されてきている。石油を喉から手が出るほどほしいイスラエルが、この戦争に消極的だったということは、このような事実がある限り、考えにくい。また、シリアは石油輸出国でもある。つまり、米英はイランより、シリアを先に欲しいと考えても決して不自然ではない。イラク侵略戦争が始まった当初から米英はシリアがイラクへ武器を提供しているのではないか、などと言いがかりをすでにしきりにつけはじめていたことが思い出される。

ロシアがなぜ、執拗にイラク側に立っていたのか。各種の利権があるせいなのだろうが、このパイプラインの復活でイスラエルとの石油売買が一切なくなる、という利害関係にあることはこのようにして明らかになったといえるだろう。(イスラエルがなぜ米英石油メジャーから石油をしていないのか、理由が分からないが。ロシアのほうが単に値段が安かったという理由が最大だろうが)。


やはり、このイラク侵略戦争の動機の一つにイラクの石油があり、それがイスラエルの石油戦略にとっても決定的なものがある、ということで米英(石油メジャー)イスラエルは利益共同体として見ることができるだろう。死活性をかけたという点では、イスラエルがネオコンを誘導し、米英に戦争をけしかけさせたという側面があるのではないか。もちろん、イラク、そしてシリアを取るというのは石油確保を含めたイスラエルの総合的安全保障戦略として決定的に有用なのだ。


イスラエルは以前から、ヨルダンにパレスチナ人をすべて追放させ、現パレスチナをすべてユダヤ人だけの領土にするという意向を仄めかしてきた。シリアを取り、そしてヨルダンという順か。


イスラエルと米英の利益は完全に一致しており、米英の中近東制作をいわばイスラエルが乗っ取って誘導している面は否めないだろう。米議会は、イスラエルロビーの圧倒的な影響下にあることだけは、否定できない事実なのである。


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ヒトラー番組を作りインタビューでブッシュ政権のヒトラー政権への類似性をかたったCBSプロデューサー、4月6日にクビにされていた!
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/880.html
投稿者 蘇る怨霊 日時 2003 年 4 月 12 日 14:47:04:


私は以下の投稿をした。

CBSドキュメンタリー製作者:ブッシュ政権はヒトラーのような全体主義独裁に変質する可能性がある。警戒を怠るな!
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/745.html
投稿者 蘇る怨霊 日時 2003 年 4 月 07 日 14:40:44:

http://www.newsmax.com/showinsidecover.shtml?a=2003/4/3/111255

ところが、このプロデューサー、このインタビューが原因で、4月6日付けでクビになっていた。ブッシュ政権の、ヒトラー政権への類似性を指摘すると、つまり、ブッシュ政権を批判するとテレビ界から追放されることは、明らかな状況だ。米テレビ世界に、もはや言論の自由、政権批判の自由はまったくない。


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アメリカのナチ化:ヒトラー政権とブッシュ政権のあまりに酷似した展開パターンに愕然。すでに労働キャンプまで設営中の模様。
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/856.html
投稿者 ブッシュ=ヒトラー(なべ・つね=広報官) 日時 2003 年 4 月 11 日 14:50:04:

http://www.hermes-press.com./nazification_step3.htm

ブッシュ政権はヒトラー政権の再来そのものだという錯覚に陥る。両者の歩みを対照表にしてある。愕然とくると同時、戦慄が走る。911事件はヒトラーの自作自演の国会炎上事件と平行している。


また、ヒトラーも集中労働キャンプを作りユダヤ人たちを収容したが、ブッシュ政権・超権力も着々とそれを準備中の模様だ。以下、ヘンリー・ゴンザレス下院議員のインタビュー(97年)でこんなことをいっている。このくだりをこのサイトから引こう。

Amid widespread rumors, Congressman Henry Gonzales clarified the question of the existence of civilian detention camps. In an interview, Gonzalez stated, "The truth is yes--you do have these stand by provisions, and the plans are here . . . whereby you could, in the name of stopping terrorism . . . evoke the military and arrest Americans and put them in detention camps."

『そのうわさはあったが、ゴンザレス下院議員は民間の抑留キャンプの存在についての質問に明らかにしている。「真実をいえば、それはYesです。それを規定している条項が準備され、かつそのプランがあります。それを通じ、テロリズムを止めるという名目で軍隊を使い、アメリカ市民を逮捕し、抑留キャンプに収容するわけです。』


つまり、反テロのもとに、アメリカ市民をおまえはテロリストだ、といいがかりをつけ、集中労働キャンプにぶち込んでしまうわけだ。で、911直後念願の国者法を作り、すぐに、そのパート2が用意されている。近々、集中キャンプの条項が紛れこまされることになるだろう。


外では中近東の力での制圧。内では全体主義で国民を徹底弾圧する考えだ。

これがニューワールドオーダー構想だ。

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Re: 超権力はインターネットを廃止する。一般の人は使用を禁止され、政府関係者のみが使える「インターネット2」を構想している。
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/747.html
投稿者 熊倉 日時 2003 年 4 月 07 日 16:08:59:

(回答先: 米政権の戦後処理方針:国連排除で傀儡政権。復興費用はイラク国民の自腹。 投稿者 山田 日時 2003 年 4 月 07 日 15:25:16)

http://www.warfolly.com/kissyourinternetgoodbye.htm

Kiss Your Internet
Good-bye
イラク侵略戦争の報道メディアをコントロールすることに成功している権力側は、インターネットで流される別の情報、政権批判には我慢がならないようだ。この記事の筆者によると、全体主義の完成のため、当局はインターネットを廃止する段取りをとっているという。手順は以下。

1サイバーテロを政府側が仕掛け、多くの人が死ぬようにして、米国はテロ攻撃に曝された!と大騒ぎをする。


2 反テロ法、国者法の大義のもと、インターネットシステムを廃棄処分にする。しかしインターネットに非常に依存している政府機関も麻痺してしまう。そこで、

3 インターネット2という制度を作り入れ替える。これは一般国民は使えない。政府関係者、政府に認定された組織のメンバーのみが、認証コードの導入などでこれを使えるようにする。もし、一般人がこのシステムにアクセスした場合、国者法の理念にそってテロ犯として処遇する。


こんな流れになるという。で、実は現在、全米200の大学と産業界、政府が共同してフォーラムを作っており、未来のインターネットはどうあるべきかを協議しているという。しかしそこですでにモデルとなっているのが、上記のような、連邦政府が管理するインターネット制度であるのだそうだ。このインターネット2というのを、自作自演サイバーテロをきっかけとして導入する運びだろうと筆者は論じている。


全体主義独裁は急速に進む。自作自演テロが今後頻々と起こる。

記事は以下。
By Servando González

In a short, but forceful article, Peter Sparacino pointed out that constitutional tools are no longer valid in our losing battle against a government out of control, rapidly becoming a totalitarian dictatorship. According to Sparacino, neither the ballot box, nor the jury box can be used to stop its advances -- not even the cartridge box. The only thing left to fight back, he states, is freedom of the press.

But, as media critic A.J. Liebling rightly expressed, freedom of the press is guaranteed only to those who own one. Though in theory the opportunity to own his own printing press was open to every American citizen, in practice just a few, and lately only the very rich and powerful, were able to own one.

Granted, the media monopoly was never total, and many small presses proliferated, but the big ones, later joined by the network TV channels, just played the game, giving the false image of independent thinking. But suddenly, less than ten years ago, a technological breakthrough changed the rules of the game in a radical way, bringing about what media guru Marshal McLuhan envisioned more than thirty years ago: the global village. This revolutionary new medium is the Internet.

The Internet is a totally new type of communication medium that has changed our lives. It allows for easy, fast, and cheap exchange of ideas in an optimum way. Thanks to the Internet, owning your own press is as cheap as $20 a month. Almost anybody can afford it.

As soon as the people realized the power of the tool they had in their hands, many began using the Internet not only to gather the information they wanted, but also to become themselves providers of information. Sites offering the most surprising, contradictory, interesting, and useful information mushroomed, soon to be followed by many offering not-so-useful, in-your-face, sometimes disgusting or plainly gross content. But, even with its nasty aspects, the Internet radically changed the way most of us get the daily news.

Initially, the powerful media giants, both in printed and TV form, ignored the Internet as a curiosity or a passing fad. But sites like the Drudge Report, NewsMax, or WorldNetDaily, just to mention a few of the most successful, soon began attracting more and more readers, while newspapers like the New York Times, the Washington Post or the Los Angeles Times began losing theirs. Soon after, the big TV networks experimented their own dramatic loss of viewers.

Faced with the strong, unexpected competition, the media giants joined the Internet bandwagon, but they were in for a big surprise. Contrary to the traditional printed media and TV, where money plays a cardinal role -- only the very rich can afford to hire the qualified personnel and promote and market the product -- the Internet seems to be a pure product of the human intellect. As the extraordinary success of the Drudge Report indicates, most people don't visit a site because it has a fancy design or is professionally made, but because it is a place where they can find provoking, non-mainstream ideas that make them think; exactly the type of thinking they were not able to find in the orchestrated, self-censored mainstream media. Consequently, a site made by a housewife right from her kitchen in Hot Springs, Arkansas, or by an almost unknown journalist from his home office in Oregon or Florida, can compete on equal footing with the New York Times. This is exactly how extraordinarily successful sites like the Drudge Report and WorldNetDaily were born. Like the Colt .44 in the Old West, the Internet became the great equalizer.

But the people who control the media monopoly were not going to see their power challenged without a fight. After their initial skepticism and scorn, and their failed attempts to extend their media monopoly to the Internet, they began a subtle process of infiltration. For example, I was surprised when, in June, 2001, the notorious Alexander Haig Jr. joined NewsMax's advisory board. It is probably only a coincidence, but lately NewsMax has become a sort of mouthpiece for the Republican Party and an uncritical provider of the Bush administration's propaganda. Its most recent no-brainer is a "boycott France" campaign. I stopped visiting the site several weeks ago. On the other hand, if only half of what I found in this article is true, perhaps NewsMax's problems have deeper roots than I thought.

There is a saying in Latin America: "A los periodistas se les paga o se les pega." ("Journalists: you buy them or you hit them.") I don't think it is much different here. I expect that after some unsuccessful attempts to derail some of the most succesful sites, just to bring an example, the media powers will try to buy them. But, even though I don't think it would be easy for them to do it, and they may resort to strong arm tactics, the bottom line is that, because of its inherent characteristics -- the Internet is an off-shoot of the Arpanet, a military communications decentralized nodular network designed to survive a full scale nuclear attack on the U.S. -- the Internet is uncontrollable. It is a Hydra of innumerable heads.

They can keep buying and coercing people and eventually may get control over the most successful Internet sites, but other people will come forward, and their sites will rapidly become extremely successful. The attempts of the media monopolists to control the Internet the way they managed to get control of the printed press, the TV channels, and, most recently, am radio, will never be successful. Currently, they are extremely concerned about such a powerful tool in the hands of the American people. The Internet has become a growing obstacle to their plans.

Therefore, what will they do? Very simple: They will destroy it. The only solution to solve the Internet's growing challenge to the media monopoly is to shut it down and throw the key away.

How it will happen? One of these days, out of the blue, the Internet will be used for launching a devastating terrorist attack on the United States. Somehow, this cyberattack will cost the lives of scores of American citizens. In order to avoid more damage, the government, putting to good use the recently approved anti-terrorist laws, will shut the Internet down and ban the use of the Internet as we know it.

But most government agencies rely heavily on the Internet. How can they function without it? No problem. The replacement already exists; it is called Internet 2, reportedly a consortium being led by more than 200 universities working in partnership with industry and government to develop and deploy advanced network applications and technologies, accelerating the creation of tomorrow's Internet. But, contrary to the deceptive techno-babbling rhetoric, Internet 2 is nothing more than a controlled Internet, similar to the one currently in place in totalitarian countries like China and Cuba.

Internet 2 will be fully controlled by the state. In order to access it, or to have e-mail access, you must be a member of, or be affiliated to, any of the government-authorized organizations and have a sort of security clearance. Internet 2 will be out of the reach of the general public, and every person trying to have unauthorized access to Internet 2 will be charged with terrorist activities, and severely penalized

The unavoidable fact is that the Internet is incompatible with a totalitarian system of government. Therefore, either we are a bunch of delusionary paranoids, and what we see happening in this country is only a figment of our feverished imagination, and, consequently, the Internet will not be banned, or we are right, and it will disappear. Actually, the disappearance of the current free Internet will serve as a litmus test that will accurately mark our final loss of freedom.

The banning of the Internet, the cancellation of the Second Amendment rights, and the closing of our borders -- not to stop illegals from entering the country, but to stop Americans from fleeing it -- in exactly that order, will be important steps in the implementation of this evil plan.

In the meantime, hope for the best, and enjoy the Internet while you can.


Servando González is a Cuban-born American writer. Among his most recent books are The Secret Fidel Castro: Deconstructing the Symbol and The Nuclear Deception: Nikita Khrushchev and the Cuban Missile Crisis. Currently he is working on Fidel Castro Supermole, the second volume of a trilogy he is writing on Castro.

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クリントン政権時CIA長官いわく:今度の戦争は第4時世界大戦であり、数十年続く。
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/696.html
投稿者 狂った果実 日時 2003 年 4 月 05 日 17:55:05:

http://www.cnn.com/2003/US/04/03/sprj.irq.woolsey.world.war/index.html

ウールジー元長官はLAで学生向けに講演。40年続いた米ソ冷戦は第3次世界大戦で、今度イラク戦争は第4次世界大戦だ、と定義。今回の戦争で3つの敵があるといい、それはイランの宗教指導者、イラクとシリアのファシストたち、そしてアルカイダのような過激派である、という。

今回の戦争は何年も続く、何十年も続く。それは第3次世界大戦の40年よりは短くあってほしいという。

すなわち、30年以上、つまりムスリム諸国をすべて戦争の対象としていく考え方とみてよいだろう。


われわれの今後の人生は、日本の環境は、戦時型となる、ということだ。4年しか続かなかった太平洋戦争がうらやましくみえてくるほどだ。今後死ぬまで気が休まる日はこない、と断念すべし。

小泉は第4次世界大戦を開いた人間の一人であり、今われわれはこの世界大戦の推進者の側に回ってしまったのである。


【追記:関連記事LOG

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http://www.asyura.com/2003/dispute6/msg/285.html
Re: サイバースペース独立宣言新訳です の原文URL
投稿者 たろう 日時 2003 年 1 月 10 日 10:25:00:

(回答先: サイバースペース独立宣言新訳です 投稿者 たろう 日時 2003 年 1 月 10 日 10:22:51)

http://www.eff.org/Publications/John_Perry_Barlow/barlow_0296.declaration

 これが原文です

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http://www.asyura.com/2003/dispute6/msg/284.html
サイバースペース独立宣言新訳です
投稿者 たろう 日時 2003 年 1 月 10 日 10:22:51:


電脳空間独立宣言
原文:ジョン・ペリィ・バアロウ 訳:常盤蒹成 参考:斉藤秀三郎英和中辞典

 汚物にまみれた産業界と癒着した世界中の政府に告げる。醜く肥え太り正常な判断力を失った貴様等忌むべき独活の大木どもよ、私は魂の新世界、電脳空間からの使者だ。やがて訪れる未来の為に言う、我々に干渉しないでくれたまえ。貴様等は我々にとって歓迎すべからざる存在だ。この電脳世界に集う我々に対して貴様等は統治する術など持ってはおるまい。

 そもそも我々には政府に相当するものはないし、選挙などない。選挙で政府を造り出そうとも思わない。従って、私の貴様等に対する言葉は、我々が通常一般社会において自由に話している言葉より以上の特別な権威があるわけではない。そこで私は宣言する。我々が築きつつある包括的な社会空間は、貴様等が我々に押付けようとしている暴虐なる圧政からもとより完全に独立していることを。貴様等は我々を縛ろうとする道徳倫理に裏付けられた規則も、我々が心底畏れるような強制的な手段も、たとえどんな方法であれ知らないだろうし持てはしない。

 諸政府の持つ権力とは、その政府に従う人々の合意があってこそ生ずるものだ。貴様等は我々の合意を求めなかったし、我々の合意を取り付けてもいない。貴様等は電脳空間に参画していない。貴様等は我々を知るまい。貴様等は我々の世界を知るまい。電脳空間は貴様等の枠の内にはないのだ。公共工事の如く電脳空間を構築することができるなどと思わないでくれ。貴様等には不可能なのだ。電脳世界は自然なる営みであり、我々個々人の行為が寄り集まって電脳世界自らが成長しているのだ。

 貴様等は我々の壮大なる集いの対話に参加したことがないし、我々が利用する市場を貴様等が創造したわけでもない。貴様等は我々の文化を知るまい。貴様等は我々の行動倫理を知るまい。我々には既に貴様等の社会で行われている理不尽な規制より遥かに整えられた不文律があることを知るまい。

 貴様等は我々の電脳世界に、傲慢にも貴様等が解決すべき諸々の問題があるなどと口走っている。貴様等はこの主張を足掛かりに使って我々の世界への浸透を謀ろうとしている。ところが残念ながら貴様等の主張する諸々の問題などないのだ。実際に何らかの衝突があれば、不都合があれば、我々はその問題を認識して我々の手段でその問題を解決する。我々は我々自身の社会契約を形成しつつあるのだ。この支配者のいない安定状態は、貴様等のやり方ではなく我々の世界の諸条件に因ってのみ調和が生まれる。我々の電脳空間は貴様等の世界とは違うのだ。電脳空間は蜘蛛の巣に似て、商取引・様々な関係・思想などが定常波のように際限なく広がっており、その中で我々が相互に連絡しあうことで成立している。我々の世界は何処にでもあるが同時に何処にもない。そしてそこは血の通った肉体とは無縁の場所だ。

 我々が作り上げつつある電脳世界は総ての者が人種や誕生地による偏見なしに、もしくは経済力や軍事力による特権などなしに入ることができる。

 我々が作り上げつつある電脳世界は、例えどんな特異な考えであろうが沈黙や服従を強制されることなく、誰であろうが如何なる場所でも自らの信ずるところを表現することができる。

 貴様等の言う財産・表現・自我・移動・情況などの法的概念は我々には適用できないのだ。貴様等のそれは物質を元にしているが、電脳世界には物質は存在しない。

 我々の自我は肉体を持たない。従って貴様等とは違い我々は物理的圧力による強制的な秩序の獲得は不可能なのだ。我々はこの電脳世界が倫理や自己啓発された利己心及び公益などから安定した秩序が生ずると信じている。我々の自我は貴様等の管轄を跨いで集散するだろう。電脳世界を構成する様々な文化を紡ぐ我々の総てが一致して認める唯一の法は、黄金律「何事も人にせられんと思う事は人にもその如くせよ」である。我々はこれを元に我々自身で問題を個別に解決する道を選ぶ。つまり貴様等の押付けようとする解決策など到底受け入れることなど出来ないのだ。

 米国では本日通信連絡改革法案なるものを世に送りだした。これは合衆国憲法を否定し、ジェファアスン、ワシントン、ミル、マディスン、トクヴィル、ブランデイスらの描いた夢を冒涜するものだ。しかし彼等の抱いた夢は我々の電脳世界で生まれ変わり花開くだろう。

 貴様等は自らの子供達に怯えている。貴様等が電脳世界への移民であるのに比べて子供達は電脳世界と共に育つからだ。貴様等は恐れ、怯えるあまり貴様等自身が向き合うべき親としての責任を愚劣な官僚どもに委ねてしまった。電脳空間は、人間性に関わるありとあらゆる感情や表現は下劣なものから崇高なものまですべて、二進法による地球規模の会話で成り立つ継ぎ目のないひとつの巨塊なのだ。我々には人を窒息させる空気と翼を支える空気とを区別するようなことは出来ないのだ。

 中国で、独逸で、仏蘭西で、露西亜で、新嘉坡で、伊太利で、そして亜米利加においても貴様等は電脳世界の最前線に見張塔を建て、自由の風が吹き込むことを食い止めようとしている。わずかの間はそれで防げるだろう。しかしいずれ二進法による通信形態が世界中を覆う時、風車に立ち向かう貴様等は敗北するだろう。

 貴様等の廃れゆく情報産業は、亜米利加及び他の国々において自らの主張を押し通すべく至る所で情報産業界を永続させる為の法律を作らんと目論むだろう。そしてその法律は発明などを銑鉄と変わりないある種の工業製品だなどと抜かして利権を発生させるだろう。電脳世界では、人間の精神が生み出すものならば如何なるものであろうと限りなく無償で再生分配することができる。思想思考の地球規模の伝達が意味するところはただひとつ、最早貴様等の旧式極まる工場など必要ないということだ。

 貴様等の陰険で植民地主義的な措置により、かつて遠くから権力を振るう支配に抵抗して自由と自己決定をした人々と同じ立場に我々は置かれている。我々は宣言しなくてはならない。たとえ貴様等が我々の肉体を支配しようとも我々の電脳世界における自我までは支配することが出来ないことを。我々の思考・思想は地球全体に集散し、貴様等は電脳世界における我々の一切の自我を封じ込めることなど出来はしないと。

 我々は電脳世界に魂の文明を造り上げる。それはきっと貴様等が造り上げた世界よりはるかに人間的で素晴らしい世界となるだろう。

 スイス公国 ダヴォスにて 一九九六年 二月 八日

 ジョン・ペリィ・バァロウ

 サイバー反体制派 電子フロンティア財団共同設立者

 http://www.eff.org/~barlow

「過ちだけが政府の支えを必要とする。真理は自らの足で立つ」
 トマス・ジェファアスン  「ヴァアジニア覚書」


原文 Kaoru Yamasaki訳 鈴木啓介訳 某翻訳サイト利用


月の実相 投稿者 狂的電磁波 日時 2002 年 9 月 27 日 16:21:32:

↑数少ない「のぞみ」が撮影した公開写真。明らかに月の輝く
大気を捉えている。縁が明るく見えるのは大気による太陽光の
拡散で明るく見えるリム・ブライトニング・エフェクトだと言
われている。

 私は以前に月には大気があり、水や植物・土が豊富に存在し
、エイリアンが地下資源の掘削や大規模工事を行っており、月
には彼らの建設した巨大な建物・工場らしきものがたくさんあ
ると主張しました。
 このことについて、さらに詳細な説明を加えてみようと思い
ます。
 まず、次のサイトページの5番目の壁紙の月の表面写真をご
らん下さい。
http://sapporo.cool.ne.jp/systemweb/wall/index.html
 私はこうした一見何のへんてつもない月の正面写真にすら、
普段見過ごされてきた重要な問題が現れていると思うのです。
大きいほうの画像を選んでよく眺めると、月面にはうっすらと
したまだらがあります。これはコケの類の植物ではないかと疑
えます。
 同じサイトページの6番目の月面作業中のアポロ飛行士の壁
紙をごらん下さい。水分を豊富に含んだコケの沢山生えた地表
が写っています。転がっている石は水による浸食作用を受けて
いるように見えます。ある公的機関のサイトに同じような映像
でもっとコケの緑色がはっきりしているものもあったのですが
、私の書き込みに恐れをなしたのかそのサイトからなくなって
います。
 ちなみに私はこうしたコケの生えた「月面作業中のアメリカ
人」の写真は本物の月面に似せて作ったスタジオセットによる
インチキ写真だと思っています。
 実際に「月面の緑」は比較的至近距離からもいくらか映像で
確認できます。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9021/apm2.jpg
http://www2.justnet.ne.jp/~kiti/Wakusei/tsiolkovsky/a15d.jpg
http://www2.justnet.ne.jp/~kiti/Wakusei/tsiolkovsky/a15j.jpg
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9021/moonlak.jpg
 『NASAの画像疑惑 緑の月面』
http://www4.synapse.ne.jp/t-xxxjc/tuki/iro.htm
 この「月面の緑」は、個人の高性能望遠鏡による個人撮影だ
と遠距離からもかなりはっきりしてきます。
http://home.intercity.or.jp/users/numata/moon/arisutari.JPG
http://home.intercity.or.jp/users/numata/moon/arukimed.JPG
http://home.intercity.or.jp/users/numata/moon/kiki.jpg
 はっきりいってコケとかの植物でしょう。だから、直射日光
が強くなると何らかの変化が生じて(枯れる?)緑色が減少す
るのではないでしょうか。それとも地表の太陽光反射が強くな
ると緑色がかき消されるのでしょうか。とにかく明暗の境目で
はくっきりと大量の緑が確認できるのです。
 ちなみに、次の写真の中心部の巨大クレーターは形(内部の
小クレーターの配置)自体がひどく人工的ですし、「顔」の右
目のクレーター内部に何か入っているようにも見えます。
http://home.intercity.or.jp/users/numata/moon/kurabius.JPG
 次の写真の中心あたりのクレーターには巨大なアーチ状のパ
イプか何かが渡されているようにどうしても見えてしまいます。
http://home.intercity.or.jp/users/numata/moon/kureome.JPG
 しかし、極めつけは次の2枚の写真です。
http://home.intercity.or.jp/users/numata/moon/purubaha.JPG
http://home.intercity.or.jp/users/numata/moon/putore.JPG
 どうもこの辺の巨大クレーターは淵を人工的に削り取られた
ように見えますが、それ以上にどうも色々はっきり写っている
ようです。
 まず、一枚目の写真の右側に不自然な巨大な直線の傷(掘削
痕?)があり、その先端には巨大な湾曲したバナナのような形
状のものが立っています。同じ写真の最下部のクレーター内部
には明らかに人工的な巨大建造物がくっきりと影を落として立
っています。さらに、2枚目の先のクレーターの下には三角形
の影を落としている巨大建造物があります。
 月では工場みたいなものやパイプライン、工事跡、UFOら
しきものはいくらでも見られるようです。
http://dateiwao.fc2web.com/555xxxlinemoon.jpg
http://dateiwao.fc2web.com/111zzzufoparking.jpg
http://dateiwao.fc2web.com/111ufoparking2.jpg
http://dateiwao.fc2web.com/dome1.jpg
http://dateiwao.fc2web.com/dome2.jpg
http://dateiwao.fc2web.com/zzzshikakucrater1.jpg
 『惑星の真実』
http://www4.synapse.ne.jp/t-xxxjc/
http://www4.synapse.ne.jp/t-xxxjc/tuki/tukimenu.htm

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