【National Geographic News】地球温暖化が氷河期の到来を阻止?
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/419.html
投稿者 passenger 日時 2008 年 11 月 15 日 00:10:56: eZ/Nw96TErl1Y

【National Geographic News】地球温暖化が氷河期の到来を阻止?

  
  
 
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http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=29078080&expand

地球温暖化が氷河期の到来を阻止?

  Mason Inman
   for National Geographic News
  November 12, 2008


 人間が作り出した厄介な問題と考えられている地球温暖化が、実は本来、訪れているはずの氷河期を食い止めている可能性があるという。温暖化がなければ、この先数万年もの間、北半球の大部分は厚い氷に覆われていたはずだとする新たな研究が発表された。

 地球には今後、数百万年に1度という深刻な氷河期がやってくるという予測結果が判明した。しかし、自動車や発電所から出る二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスによって温暖化が促進されているため、この氷河期の到来は無期限に延期されていると想定されている。

「だが、地球温暖化で氷河期が食い止められているからといって、安心しているわけにもいかない。地球は歴史上、類を見ないほど異常な気候に突入しようとしている」と、この研究を率いたエディンバラ大学のトーマス・クローリー氏は語る。温暖化が生じていなければ、1万〜10万年のうちにカナダ、ヨーロッパ、アジアの大半がいま南極にあるような恒久的な氷床で覆われていた可能性があると同研究では指摘している。

 過去300万年の間、地球の気候は何十回となく訪れた氷河期に揺らいできた。極地から厚い氷床が張り出しては消えていくというサイクルが繰り返されてきたのだ。こうした氷河期は通常4万1000年程度の期間にわたって持続していたが、ここ50万年の間に起こった大きな氷河期はどれも約10万年の長きにわたって継続している。

 一方で、氷河期の期間中やその間における気温の上下幅は拡大し、最高記録や最低記録が更新されるようになった。「地球の岩盤に残された記録から推定する限りでは、気候の揺れがすぐに収まることはなさそうだ。直近の過去2回の氷河作用はこれまで確認されている中でもっとも大規模なものだからだ」とクローリー氏は説明する。

 過去の氷河期をコンピューター・モデルでシミュレーションしてきた同氏らによると、変動が激しくなるということはすなわち、気候がすぐに別の状態に遷移することを示しているという。

 シミュレーションでは、この先1万〜10万年の間に恒久的な氷床に覆われる時期が到来し、しかもここ数百万年でもっとも深刻な事態になるという結果がはじき出された。予測された状況には、20〜30万年前に起きた氷河期に類似する点があるという。この氷河期のころには北アメリカ大陸が厚い氷床で覆われていた。

 しかし、それだけではなくヨーロッパやアジアにも氷床が広がる可能性も指摘されている。イギリスからシベリアにかけて厚さ最大3.5キロもの氷床が覆い尽くすとコンピューター・モデルは予測した。これは過去の氷河期のシミュレーションでは示されなかったほどの深刻なレベルだという。

「これほどの氷河期が訪れることも普通ではないが、人間が大量の温室効果ガスで作り出している気候もまた尋常ではない。温暖化が進みつつある一方で極地には氷が残るという状況の中で、これからの展開を予測するのは困難だ。地質学的な記録を参照しても同じような様相は見当たらないのではないか」とクローリー氏は述べている。

 カリフォルニア大学で先史時代の気候を専門に研究するロレイン・リシエッキ氏は、この研究について次のようにコメントしている。「この研究結果が正しいかどうかは今後の検証を待たなくてはならない。ただ、温室効果ガスの濃度が上がっている現状は300万年前の状況に似て、氷河期の到来を数十万年は遅らせるだけの影響力がありそうだ」。

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英大手賭博業者、「神」発見のオッズを4対1に引き下げ(テクノバーン)
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/417.html
投稿者 ダイナモ 日時 2008 年 11 月 08 日 21:07:50: mY9T/8MdR98ug

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200811071420

【Technobahn 2008/11/7 14:20】英ブックメーカー(賭博)最大手のパディー・パワーが欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で2009年末までに「神の粒子」が見つかるオッズ(確率)を4対1に引き下げていたことが5日、同社の発表により明らかとなった。

 パディー・パワーはスポーツの試合結果から選挙結果まであらゆる事象を賭の対象にすることで事業展開を行っている賭博業者。オッズの比率次第では胴元が損失を被ることもあり、同社のオッズ比率は選挙選の結果をも正確に占うものとして世界中の関心を集めてきていた。

 パディー・パワーが設定した当初のオッズは20対1、9月にLHCでヘリウム流出事故が起きた際には33対1まで引き上げられたが、その後、改めて、オッズは下げられ、今回、ついに4対1まで引き下げられる結果となった。

 オッズが4対1の場合、「神の粒子」が見つかる方に1ポンド賭け、実際に「神の粒子」が発見された場合には約3ポンドの賞金が得られる計算だ。

 「神の粒子(God particle)」とはヒッグス粒子(Higgs boson)の別名。

 ヒッグス粒子は1964年に英エジンバラ大学のピーター・ヒッグス博士によって提唱された、素粒子の質量獲得に関する仮説理論のこと。素粒子の標準模型の中で唯一未発見の粒子ヒッグス粒子を存在を確認することは、量子力学の最大の課題の一つとされ、LHCもこのヒッグス粒子発見が最大目標の一つとされてきた。

 著名な世界的な理論物理学者のスチーブン・ホーキング博士は9月、英BBCラジオのインタビューに応じて「LHCではヒッグス粒子の発見はできない方に100ドル賭けたい」とする発言を行っていた。
 


 


人工地震の証拠HAARPチャートと株チャート!岩手・宮城地震発生前、岩手地盤の建設株にまたインサイダー!
http://www.asyura2.com/07/jisin15/msg/285.html
投稿者 いんきょ 日時 2008 年 6 月 16 日 13:42:36: uk80DLO2JxoUA

昨年の新潟中越沖地震の直前、長野県を地盤にする北野建設株に尋常でない動きが見られたことを見つけ、姉妹ブログ「株の裏」でも書いたけど、今回の岩手・宮城地震についても、そのあたりを地盤にしてる建設株をいくつかチェックしてみると・・・

やはりありました!
岩手県を地盤にする東日本ハウス株が、地震発生直前の金曜日に膨大な出来高(一日平均数千〜1万株前後だったのが一気に百万株ほどの大商い)を伴って、木曜日終わり値119円から金曜日には一時、高値169円を付ける5割高という値上がりです!(引け値は138円)

そして地震発生後最初の取引となる週明けの今日、例によって特別買い気配で値を切り上げて売り抜けてる模様です。

この株価チャートから見ると今回の場合は、一ヶ月ほど前からその準備に入ってるようで、
5月半ばまで百円前後の株価で一日出来高が平均わずか数千株だったので、大きく仕込むためには或る程度動かさないといけないのは仕手株の常套手段です。
5月半ばから地震発生前まで約1ヶ月かけて、それなりの株数を仕込んだということでしょう。
このチャートを見ればそれが一目でわかります。(ただし、それなりに仕手株チャートに詳しい人でないとわかりませんw)

6月12日にメインブログに書いていた記事、「HAARPチャートにこれまで見たことのない異常出現!」http://310inkyo.jugem.jp/?eid=735と併せ考えると、今回の地震もどうやら故意に引き起こした人工地震にほぼ間違いなさそうです!

http://310inkyo.jugem.jp/?eid=737

 


「私は四川大地震を予知していた」 ブラジルの予知能力者が激白
http://www.asyura2.com/07/jisin15/msg/272.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2008 年 5 月 31 日 18:18:45: KqrEdYmDwf7cM

「私は四川大地震を予知していた」 ブラジルの予知能力者が激白
5月15日12時36分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080515-00000929-san-bus_all


ブラジルの予知能力者ジュセリーノ氏=5月14日、東京都内

 米9・11テロやスマトラ沖地震についての予知を的中させたとされるブラジルの予知能力者、ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース氏(48)が来日し、14日、東京都内でイザ!編集部のインタビューに応じた。同氏は12日発生の中国・四川大地震について「発生日や規模を正確に予知し、昨年、中国政府へ手紙で知らせていた」と明かし、「とても悲しい気持ちで仕方がない」と哀悼の意を表した。(イザ!編集部)

・ 【フォト特集】中国・四川省大地震

 ジュセリーノ氏は1960年、ブラジル・パラナ州出身。9歳の時に予知夢を見たのがきっかけで、英語教師のかたわら予知能力者として活動している。5月12日発行の新著『ジュセリーノの予言』(ソフトバンク クリエイティブ刊)などの販促のため来日し、6月上旬までの滞日中、講演会で全国を回っている。

 同氏は昨年末の著書『ジュセリーノ未来予知ノート』(同社、07年12月25日刊)と今回の新著で「2008年9月13日、中国トンキン湾か海南島でマグニチュード(M)9・1の地震が発生し、死者は100万人以上に上る。この地震は日本の東海地方で起きる可能性もある」との予知を明らかにしていた。

 今回の四川大地震がこの予知に該当するのかどうか質問したところ、同氏は「著書で紹介した9月の巨大地震の他に、5月12日に中国でM7・8の地震が発生するという内容の予知をし、昨年、中国政府に手紙で伝えていた」と話した。

 一方、同氏は著書の中で日本に関する予知も多数、公表。「08年夏、日本でデング熱が大流行する」「10年、東京・横浜で大地震が発生する」などとしている。地震関係の予知では「08年4月または5月14日に千葉でM6・7の地震が起きる」と公表していたが、その6日前の5月8日、茨城県沖を震源とする最大震度5弱の地震が発生。この地震は千葉県銚子市でも震度4を観測し、マグニチュードは6・7だった。

 同氏は5月5日に来日し、この地震に日本で遭遇。同氏のアジア代理人で日系2世の山川栄一氏(48)によると、地震直後、同氏は「近いうちにもっと大きな地震がくる前兆だ」とつぶやいたという。

【関連記事】
・ 「次は9月13日、M9・1だ」 四川大地震「予知」のジュセリーノ氏・一問一答
・ ジュセリーノ氏、日本も予知「巨大地震くる」「富士山8年内に噴火」「消費税35%」
・ 直接被災者1000万人“タイムリミット”の72時間迫る 四川大地震
・ 中国「地震前にヒキガエルが大移動」無視、貧弱予知の実態
・ 世界の直下型地震の3分の1は中国で 地震への意識に警鐘


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/145113/

米9・11テロやスマトラ沖地震についての予知を的中させたとされるブラジルの予知能力者、ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース氏(48)は、日本についてもさまざまな予知をしている。著書『ジュセリーノ未来予知ノート』『ジュセリーノの予言』(いずれもソフトバンク クリエイティブ刊)から、その一部を紹介する。(イザ!編集部)

−−日本でも巨大地震は起きるか
「2008年8月6日、東京でマグニチュード(M)6・5の地震が起きる。08年9月13日には東海地方の知県岡崎市でM8・6の地震が発生し、3万人が被災し600人以上の死者が出る。この地震は日本でなく中国で起きる可能性もある。09年1月25日には大阪・神戸でM8・9、死者数十万人。10年9月15日には東京と横浜でM8・4の地震が発生し、死者は7万人以上となる」

−−富士山は噴火するか
「8年以内に噴火する」

−−日本はテロ攻撃を受けるか
「2022年に東京はテロ攻撃を受け、多くの人命が奪われる」

−−日本か日本の航空会社で大きな航空事故は発生するか
「日本人の記憶に刻み込まれるような悲劇的な航空事故が2009年と16年に起きる」

−−日本で大きな鉄道事故は発生するか
「2029年4月15日、ブラジル時間午前3時(日本時間午後3時)、新幹線の事故が発生し500人以上の死者が出る」

−−北朝鮮による拉致被害者は生きているか
「何人かは生きている。帰国できるのは2016年ごろだろう」

−−北方領土は返還されるか
「2015年までに返還に向けた動きが出てくる可能性が30%ある」

−−竹島問題は近い将来に解決するか
「いえ、すぐには解決しない」

−−民主党は政権を取れるか
「はい、近いうちに政権を取る可能性は大きいと思う」

−−女性天皇は誕生するか
「予知夢では答えが得られていない」

−−薄毛の特効薬は完成するか
「32年後には解決される」

−−肥満の特効薬は完成するか
「それはすでに適切な方法で解決が可能だ」

−−2010年、日本の消費税は何%になるか
「日本では35%まで達する可能性がある」

【関連記事】
「私は四川大地震を予知していた」 ブラジルの予知能力者が激白
「次は9月13日、M9・1だ」 四川大地震「予知」のジュセリーノ氏・一問一答


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/145112/


 今回の中国・四川大地震を予知していたというブラジルの予知能力者、ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース氏(48)と14日に東京都内で行われたインタビューの一問一答は次の通り。(イザ!編集部)

−−今回の四川大地震と、これまでに公表していた予知との関係は
「著書で紹介した9月の巨大地震の他に、5月12日に中国でマグニチュード(M)7・8の地震が発生するという内容の予知をし、中国政府に手紙で伝えていた。同じ手紙に5月12日の地震と9月の地震のことを書いた。著書で紹介したのは9月の地震だけだった。5月の地震はたぶんスペースが足りなくて載せなかったのだろう。編集上の問題だ」

−−どんな内容の手紙を出したのか
「中国の大統領(胡錦濤国家主席のことか)あての英文で、2つの地震以外にも今後の予知がたくさん書いてある。手紙は昨年出したが、時期は全然覚えていない。というのも、私は毎日のようにさまざまなところへ情報提供の手紙を書いている。『08年5月12日、M7・8の地震が中国で発生する。何か対策を考えてほしい』という内容だった」

−−中国のどこで起きると書いたのか
「町の名前は思い出せない。私はあまりにもたくさんの手紙を書いているので、一つひとつは詳細に覚えていない」

−−手紙の写しはあるか
「あるが、今はブラジルにある。6月9日か10日に帰国するから、それ以降に郵送する」

−−今回の地震の予知は中国政府には伝えたが、公表はしなかったということか
「中国国内では知らせているはずだ。というのも、5月12日以降、中国から今後の情報を求めるメールがすでに6000〜7000通、届いている。だから、中国国内では政府以外にも私の予知は行き渡っていたのではないか」

−−予知が当たってしまったということについて、今の気持ちは
「ニュースなどを見て、とても悲しい気持ちで仕方がない。こんなことになるなんて。ただ、今は生きている人の心の支えになるようなメッセージを伝えたい。今後に起きる地震のための心の準備、次に備えてみんなに目覚めてもらいたいためにメッセージを送り続けている」

−−「次」とは9月13日か
「そうだ。きてほしくないけれど(憂鬱そうに手を振る)。次は100万人以上だ。すごく心配している。起こらなければいいと思っている」

−−予知が外れてほしいのか
「私の予知の10%は外れている。本当にその10%の中に入ってほしい」

−−日本に関しても著書の中で予知しているが、これはいずれも現在でも有効なのか
「はい。本に書いたことはすべて私が予知したことだ」

★一応メモだけしておきます。  


インテリよ、サバイバーたれC長期居住用テントと自立革命
http://www.asyura2.com/07/jisin15/msg/261.html
投稿者 日 日時 2008 年 5 月 25 日 00:35:05: IR1H95zbmUf8k

(回答先: インテリよ、サバイバーたれA 投稿者 日 日時 2008 年 5 月 20 日 00:54:33)

ミャンマー、中国の惨状で何とか命が助かった人々が求める、いの一番の物資はテントだという。しかし、そのテントも実は体裁でしかない。床布一枚で地面の湿気は防げない。寝具は湿り、大雨でグシャグシャ、炎天下ではサウナになり、寒くても火は熾せない。そして全く狭い。そんな物でもいの一番に必要としている。そんな地獄の中の気休めですら、彼らには得ることが出来ない。そして、弱者を国家の下に隷属する。

残念でならない。長期居住の全てを解決する自作可能なテントがここにあるというのに。
小生の手作りである。テントは四方に無限連結拡大も出来、3DK機能も作れる。一張りの資材費約8万円。キット製作(加工)日数は約一週間。だが、メーカーが型を作り、改良してそのキットを大量生産したならば、もっと安く、製作日数も0になる(キットであるから。設営組み立て時間では無い。)。

阪神大震災後、このテントを防災用、ホームレス用に準備普及すべく取り組んだが、プライベートの生活に追われ挫折した。しかし、今も信じている。

このテントから自給自足の自立革命は始めようとすれば始められる。
一家族が十年でもこのテントで快適に暮らせるように設計した。
故に、これと少しの道具があれば、国政に頼る社会も変わるのである。
税金を徴収する根源の理由が失われるので。

 

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多世界から生まれた計算機 = 日経サイエンス
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/562.html
投稿者 ダイナモ 日時 2008 年 2 月 24 日 09:05:15: mY9T/8MdR98ug

http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0804/200804_096.html


Re: Re:地球や火星だけではなく太陽系全体で温暖化しているようです。
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/550.html
投稿者 フォックス・モルダー捜査官 日時 2008 年 2 月 19 日 14:12:01: 06Hg1VZuo.ysA

(回答先: Re:火星も温暖化しているらしい。 投稿者 鬼畜ユダヤ 日時 2008 年 2 月 19 日 10:18:32)

原因は二酸化炭素を減らせばどうこう言う問題では無い。
太陽系全体で異変が起きているようだ。
http://cocorofeel.exblog.jp/6011763/

太陽系で起きている異変  

冥王星(最近は惑星から外されたけど)
太陽の光が届かないのに温暖化現象がある。
太陽系から遠ざかりつつある。
これまでの14年間で冥王星の大気圧が3倍に上昇。

海王星
明るさが増していて磁場が大きな変化。
衛星トライトンの温度が5パーセント上昇。

天王星
明るさが増している。

土星
明るさと温度が高くなっている。
土星の衛星タイタンは大気の層が1980年より10〜15パーセント厚くなっている。

木星
磁場強度が1960年に比べて2倍に増加している。
これまでになかった氷冠が見られる。
磁場から発生したプラズマは衛星であるイオとの間でつながり始めている。
地球に接近している。
赤斑が小さくなりつつあると同時に新しい赤斑ができた。

火星
大気が増え続けていて1992年と比べて濃度は2倍に。
極の氷冠が溶けはじめ50%が消滅。
硫化ガス現象が見られる。
磁場が強くなり大気が戻りつつある。

金星
磁場が変化している。
明るさと温度が高くなっている。


1988年以降今までに観測されなかったナトリウムとカリウムのイオンガス発生がある。

太陽
太陽磁場は20世紀中に2.3倍増加。
東西の磁場が消滅。
太陽黒点はおよそ11年の周期で極大期と極小期を繰り返しているが、
近年は黒点活動が一向に衰えずさらに活発化し天文学者を驚かせている。
ドイツとオランダの天文学者は2008年までに太陽が爆発すると警告をだすほど。

地球
磁場が弱くなっている。
2000年前には40ガウスあった磁場が現在は約0.4ガウスまでに減少し
その磁気減少はいまも年々続いている。
地球の自転速度が速くなっている。
北半球の地磁気極が過去150年でカナダからシベリア方向に1100Kmも動いている。
ヴァンアレン帯でこれまでなかったガスのベルト帯が発見された。

1975年以来、火山活動は約5倍に増加。
1975年から1998年かけて地震が4倍に増加。
1963年から1993年にかけて自然災害が4.3倍も増加。

アメリカの地質研究調査によるデータ
地球全体の地震エネルギーの総量

1970年-1974年  748407000000
1975年-1979年  1368250000000
1980年-1984年  622022000000
1985年-1989年  882135000000
1990年-1994年  1077680000000
1995年-2001年  2017820000000

追記
インドの科学者たちが2012年頃に地球の磁場逆転が起きると予想している。

ロシアの天体観測研究所のアブサマトフ研究員が、
「今後太陽の活動停滞が起こり世界中の気温が次第に低下をはじめ、
今後地球はミニ氷河期に突入する可能性が高い」
とロシア通信社記者のインタビューに答えた。


バグダッドで100年ぶり降雪(時事通信社)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/519.html
投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 1 月 12 日 00:33:47: sypgvaaYz82Hc

バグダッドで100年ぶり降雪=「希望のしるし」とイラク市民(時事通信社)
2008/01/11-20:03

 【カイロ11日時事】イラクの首都バグダッドで11日朝、厳しい冷え込みの中、数時間にわたって雪が降った。政府気象局は「約100年ぶり」としており、治安の悪さに悩む市民の中には「希望のしるし」と喜ぶ人もいた。

 ロイター通信によると、警察官のファディルさんは「これは希望のしるしだ。イラク人たちが心を清め、政治家たちも国民の繁栄のために働くようになれば」と話した。雪は地面に落ちると同時に解けた。

 バグダッドでは、イスラム教シーア派とスンニ派の宗派間抗争などで治安が極度に悪化、多くの犠牲者が出た。治安は改善傾向だが、市民の苦境は続いており、人々は雪の純粋な美しさに、平和到来への希望を重ね合わせているようだ。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008011100919


都市鉱山:日本は世界一 金・銀・鉛・インジウムの存在量(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/517.html
投稿者 茶々 日時 2008 年 1 月 11 日 23:34:43: 6YmOfrLmcqc3Q

http://mainichi.jp/select/today/news/20080112k0000m040127000c.html
より引用はじめ
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都市鉱山:日本は世界一 金・銀・鉛・インジウムの存在量

 資源に乏しいと言われる日本に、大量の「金属資源」が存在することが分かった。物質・材料研究機構が、製品や廃棄物に含まれる20種類の金属について国内の存在量をまとめ、11日に公表。透明電極としてディスプレーに使われるインジウム、電子部品に多用される金や銀、ハンダに使う鉛の4種類の推定量は、世界一となった。

 自動車や電子機器などに使われて市中に出回ったり廃棄された製品に含まれるこれら金属の総量と、外国の鉱山の埋蔵量を比較した結果で、再資源化の重要性を示す成果として注目される。

 同機構は、輸出入量が分かる貿易統計や、財やサービスの流れをまとめた産業連関表をもとに推計した。

 それによると、インジウムが天然鉱山の現有埋蔵量の61%に当たる1700トン、銀が22%の6万トン、金が16%の6800トン、鉛が10%の560万トンだった。一方、鉄は2%の12億トン、アルミニウムが0.2%の6000万トン、銅が8%の3800万トンとなっている。

 こうした金属の多くが都市に存在するため、「都市鉱山」と呼ばれる。希少金属(レアメタル)の価格高騰で、都市鉱山への産業界の関心が高まっているが、具体的な量は不明だった。

 同機構の原田幸明(こうめい)・材料ラボ長(材料環境学)は「都市鉱山を活用すれば、日本も世界有数の資源国として、新たな経済効果をもたらす」と話す。【田中泰義】

毎日新聞 2008年1月11日 22時06分
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引用終わり


太陽のなぞ解明へ、成果続々=観測衛星「ひので」、科学誌が特集−国立天文台(時事通信)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/493.html
投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 12 月 09 日 23:59:00: Lif1sDmyA6Ww.

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2007120700065

2007/12/07-05:11 太陽のなぞ解明へ、成果続々=観測衛星「ひので」、科学誌が特集−国立天文台

 昨年9月に鹿児島・内之浦から打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」に搭載された最新鋭望遠鏡を使った観測成果により、太陽風の起源や、高温の大気「コロナ」が加熱される仕組みなど、太陽に関する長年の謎の解明が進もうとしている。7日付の米科学誌サイエンスは特集号を組み、ひのでの観測に基づく論文10編が掲載された。国立天文台の常田佐久教授(ひので科学プロジェクト長)は「今までは度の合わない眼鏡で見ていたようなものだったが、ひのでの観測精度は段違いで、とたんに成果が出てきた」と話す。
 宇宙航空研究開発機構の坂尾太郎准教授らは、ひのでによる観測で、太陽風の吹き出している場所を詳しく特定した。太陽風は、太陽表面から高速で吹き出す電離した粒子(プラズマ)で、太陽系全体を満たしている。地球の磁場を乱し、通信が途絶する磁気嵐などの影響ももたらすが、発生や加速の詳しい仕組みは分かっていない。
 坂尾准教授らは、ひのでのX線望遠鏡を使い、コロナの活動が激しい領域と、温度の低い「コロナホール」と呼ばれる領域の境界を観察。活動領域の縁から太陽の外部に向けて伸びる筋状の磁力線に沿って、約100万度のプラズマが大量に流れ出している様子を初めてとらえた。
 一方、京都大の岡本丈典研究員らは、表面温度が6000度の太陽で、コロナが100万度に熱せられる仕組みの解明につながる発見をした。
 岡本研究員らは、ひのでの可視光望遠鏡の高解像度を生かし、コロナ内の密度の濃いガス「プロミネンス」の微細な構造を観測。筋状のプロミネンスの一部が、磁力線の振動に伴い、一定の振幅で振動するのを見つけた。


チンパンジーの「直観像記憶」能力は人間を超える:松沢哲郎氏にメールインタビュー(WIRED VISION)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/487.html
投稿者 シジミ 日時 2007 年 12 月 04 日 22:43:07: eWn45SEFYZ1R.

             Photo credit: 京都大学霊長類研究所


http://wiredvision.jp/news/200712/2007120423.html

2007年12月 4日

また1週間が始まった、という憂鬱に追い討ちをかけるようなニュースだ――数学にかけては、チンパンジーの方が人間よりも優れているらしい。

もっとも、数学なら何でもいいというわけではなく、基本的な数字の記憶に関してだ。

Bonzo[映画『Bedtime for Bonzo』で、人間のしつけをされるチンパンジー]が二次方程式を解けるとか、米Texas Instruments社のグラフ・数式処理電卓『TI-89』をチンパンジーに取り替え可能ということではない。それでも、京都大学霊長類研究所の所長で思考言語分野教授の松沢哲郎氏は、ヒトに対する概念を改めるべきだと考えている。

4日(米国時間)付けの『Current Biology』誌に発表した[Eureka Alertプレスリリースの日付は3日]研究の中で松沢氏は、アラビア数字の順序を認識するよう訓練された6頭のチンパンジーと、9人の大学生を対象に、1から9までの数字をコンピューターの画面上にばらばらに表示して見せるテストを行なった。

チンパンジーへの訓練では、画面の数字の1つに触れると、他の数字が消えて白いマス目に置き換わるようにし、消えた数字のマス目を数字の小さいほうから順にタッチさせるテストが行なわれた。

次に行なわれた、複数の数字を0.65秒間だけ画面に表示して消すテストでは、大学生たちの成績はチンパンジーの中で最も能力が高いアユムと同等で、どちらも正解率は80%だった。しかし、数字の表示が0.43秒以下になると、アユムの正解率は変わらなかったが、他の被験体の正解率は40%に落ち込んだ。6ヵ月の訓練を受けた後でさえ、3人の学生はアユムに勝てなかった。

「このチンパンジーの能力は驚きだ」と、チンパンジー研究者のElizabeth Lonsdorf氏はAP通信に述べている。「ビデオを見たばかりだが、私にはあのようなことはできない、と今すぐにでも断言できる。信じられない。私は最初の2つ(のマス目)さえ当てることはできない」

松沢氏はプレスリリースの中でこう述べている。「今でも、多数の生物学者をはじめとする大勢の人々が、あらゆる認識能力においてヒトの方がチンパンジーよりも優れていると考えている」と。「チンパンジーが、それも5歳の若いチンパンジーが、記憶作業においてヒトよりも優れているとは誰も想像できないだろう。」

「われわれは今回初めて、若いチンパンジーには数字を思い出すための並外れた作業記憶能力があることを示した。この能力は、同じ装置を使って同じ手順でテストすれば、ヒトの大人を超える」。松沢氏はこの現象を、人間における(写真的な)直観像記憶に似たものだとしている。

オーストラリアでHiaslという名前のチンパンジーをヒトであるとみなし、保護者をたてようとする法的な試みが裁判所によって却下された[Hiaslがいた動物シェルターが倒産したことで、Hiaslの今後の行方を保護しようとする試みだった]ことで巻き起こった論争を思い出した私は、今回の発見によってチンパンジーの「人間性」に関する考え方が変わるかどうか、松沢氏に電子メールで尋ねてみた。

ヒトの子供に匹敵する認識能力がチンパンジーにあるのなら、基本的人権を与える必要があるのだろうか?

「その必要はない」と松沢氏は返信で応えた。ただし同氏は、ヒトとチンパンジーの既存の区別を強調するのではない、ラディカルな意見を示唆した。文面を引用する。


事実だけを申し上げます。
若いチンパンジーは、記憶作業においてヒトの大人よりも優れています。
この事実は、ヒトと動物に二分することの誤りを明らかに示しています。
ヒトは動物界の一員です。
さらに言えば、ヒトと自然に二分することが誤りであるのかもしれません。
ヒトは自然の一部です。
われわれは、他のすべての生物とつながっています。

このサイト
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/koudou-shinkei/shikou/chimphome/video/video_library/project/project.html
をみなさんに教えてあげてください。153MBのビデオクリップをご覧ください。これは真実です。


プレスリリース「若いチンパンジー、数字の記憶でヒトの大人を上回る」
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-12/cp-yct112807.phpを参考にした。

[日本語版:ガリレオ-平井眞弓/高橋朋子]

WIRED NEWS 原文(English)
http://blog.wired.com/wiredscience/2007/12/are-you-smarter.html


二酸化炭素削減の新たな方程式 = nikkeiBPnet
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/437.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 10 月 16 日 22:25:26: mY9T/8MdR98ug

http://premium.nikkeibp.co.jp/em/ngs/11/index.shtml

地球温暖化は人類史上かつてない試練

 産業革命以前、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は280ppmほどだった。CO2分子は熱を吸収する構造になっていて、地表付近の熱を宇宙へ逃がさず、大気中にとどめる作用がある。この280ppmというCO2濃度が温度の調節機能を発揮し、これまで地球の平均気温を約14℃に保ってきた。そのおかげで、人類は文明を発展させ、都市を築き、食料となる作物を育て、生活に欠かせない水を確保することができた。高緯度地域で季節の移りかわりを楽しめるのも、CO2のおかげだ。

 しかし、人類が電力を得るために石炭やガス、石油を燃やすようになると、CO2濃度は上がりはじめた。測定が始まった1950年代後半には、すでに315ppm前後に達していた。現在は380ppmで、さらに、年に約2ppmの割合で増えつづけている。2ppmというと微々たる量に思えるが、地表1m²当たりのCO2が吸収する熱量が数ワット増え、地球全体では温暖化はかなり加速する。

 これまでに人類は地球の平均気温を0.5℃以上も上げてきた。大気中のCO2がさらに増えると何が起こるのか。正確な予測は不可能だが、すでに温暖化の影響で、地球上の氷や雪の大半が解けはじめ、季節と降水パターンが変化し、海水面は上昇しつづけている。

 今、私たちが何をしようとも、今後しばらくは、温暖化は進行する。熱が大気を暖め、気温として計測可能になるまでには、時間のずれがあるからだ。つまり、当面の地球温暖化は止めようがないのだ。人類が取り組むべきなのはもっと地味な課題――被害を最小限に抑え、事態が制御不能に陥るのを防ぐことだ。実際には、それすら容易ではない。つい最近まで、温暖化がどこまで進むと破局的な事態になるかを示す明確なデータがなかったためだ。


人類を破局から救う“15のくさび”

 現在では、以前より具体的なイメージがつかめるようになってきた。ここ数年に発表された一連の報告書によれば、CO2濃度が450ppmに達すると危険らしい。450ppmを超えると、グリーンランドと南極大陸の西側の氷床が解けだし、海水面が一気に上昇すると科学者は考えている。この数値は、最も確からしいとはいえ、あくまで推定にすぎないし、メタンや一酸化二窒素など、CO2より影響の少ない温室効果ガスは含まれていない。しかし、目安にはなるはずだ。この臨界値と現状の差は急速に縮まっている。このままCO2濃度が年に2ppmずつ増えつづけると、わずか35年で限界に達してしまう。

 このように、数学的な視点から見ると、温暖化問題は決して複雑なものではない。しかし、だからといって問題が深刻でないというわけではない。現在のところ、CO2排出量の削減に取り組みはじめたのは、日本とEU(欧州連合)だけ。しかも、両者とも控えめな削減目標を達成できるかどうかさえ危ぶまれている。

 一方、世界全体の4分の1を占める米国のCO2排出量は、着実に増えつづけている。中国とインドの排出量も、ここにきて一気に増えはじめた。両国の巨大な人口と急激な経済成長を考えると、世界全体で排出量を削減するのはますます難しいように思える。最近中国では、ほぼ週に1基のペースで石炭を燃料とする火力発電所が建設されている。CO2の排出量は間違いなく増えるだろう。

 温暖化がもたらす破局を回避するための、基本的な枠組みは明らかだ。先進国は迅速かつ持続的に、CO2の排出量を大幅に削減する。それと同時に、中国やインド、その他の開発途上国に大規模な技術供与を行い、石炭を使わずに経済成長を実現できるようにする。だが、こうした急激な排出量削減は果たして可能なのか、誰もが疑問に思っている。

 温暖化の問題は、燃料電池やエタノールの利用といった新技術があれば解決できるというものではない。問題の規模を考えれば、対策は多ければ多いほどよい。様々な対策の可能性を探った好例が、米国プリンストン大学のスティーブン・パカラとロバート・ソコロウが2004年に米国の科学誌『サイエンス』に発表した、地球温暖化を安定させるための15の“くさび”だ。

対策の総動員以外に方策はない

 彼らの言う“くさび”とは、すでに実用化されているか、実用化のめどが立っている技術を使って、温暖化問題に抜本的な変化をもたらす対策のことだ。低燃費自動車、エコ住宅、風力発電、エタノールなどのバイオ燃料などはおなじみのもの。目新しいところでは、排ガスから炭素を分離して地下に貯留するシステムを備えた、新型の石炭火力発電所などがある。

 これらの温暖化対策に共通するのは、燃やすだけでエネルギーが得られる化石燃料とは異なり、次世代の燃料源は簡単には利用できず、もっと高価になるだろうということだ。世界全体で化石燃料から新しい燃料へエネルギーを転換するには巨額の費用がかかるが、無数の新しい雇用が生まれるのも確かだ。エネルギー転換が完了するころには、今よりはるかに洗練されたシステムができているかもしれない。

 また、生活の中でエネルギーを無駄づかいしている現状を改め、比較的容易な課題から取り組むべきかもしれない。例えば、今後10年間に耐用年数が過ぎる白熱電球を小型の蛍光灯に世界中で置き換えれば、15の対策の一つについては幸先のよいスタートを切ることができる。だが同時に、大型の風力発電用タービン(風車)を40万基も建設しなければならない。もちろん不可能な数字ではないが、実現するには相応のやる気が必要だ。

 ほかにも、日本やドイツの例にならって太陽光発電用パネルの設置に補助金を支給する制度を本格化したり、耕地の作付け面積を減らして、土壌から大気中に放出されたCO2を再び地中に戻すといった課題もある。これらを同時に実行しなければならないのだ。
 


太陽光レーザーが拓くマグネシウム社会 = 日経サイエンス
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/424.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 9 月 27 日 23:53:34: mY9T/8MdR98ug

http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0711/200711_030.html

現在のエネルギー通貨は電気だ。電力網を介して流通し,熱や動力,照明などさまざまな用途に使える。一方,将来,通貨になる可能性があると考えられ,官民で研究開発が進んでいるのが水素。水素は究極のクリーンカー,燃料電池車の燃料としての利用が想定されている。だが,まったく別の物質も次世代のエネルギー通貨になる可能性を秘めている。それは本物の通貨と同じ金属。アルミニウムよりも軽く,銀白色の輝きを放つ金属,マグネシウムだ。
 
マグネシウムは軽くて強い構造材料として自動車部材やノート型パソコンのボディーなどに使われ始めた。だが,もう1つ,マグネシウムにはあまり知られていない特徴がある。反応性が非常に高いことだ。火を付けると激しく燃える。燃えやすさという点で言えば水素と比較したほうが,その利用のあり方に対する理解がしやすい。多くの場合,水素は700気圧のボンベに詰めて用いる。燃焼に用いたとき700気圧の水素1立方mが発生する熱量は4.3ギガジュール。一方,同体積のマグネシウムが発生する熱は43ギガジュールと水素の10倍だ。
 
マグネシウムは水と反応させると水素が大量に発生する。普通車の燃料電池車が500km走るには水素6kgが必要とされるが,それには約70kgのマグネシウムがあればよい。体積にして40リットルだ。実用化の暁には,マグネシウムの燃料パックをカセットのように燃料電池の発電機構に装填する方式になると考えられる。
 
しかし,マグネシウムをエネルギー通貨として利用するには乗り越えるべき非常に高い壁があった。精錬に膨大な量の石炭と触媒が必要なのだ。ところが最近,石炭も触媒も使わない製錬技術が開発された。まず太陽光を集め,それを強力なレーザー光線に変換する。この光を原料物質である酸化マグネシウムに照射すれば,2万℃という超高温により酸素とマグネシウムの結合が解け,純粋なマグネシウムが生み出される。北海道千歳で実験プラントが動き始めた。


著者
矢部孝(やべ・たかし)
東京工業大学統合研究院ソリューション研究機構教授。専門はレーザーと物質との相互作用の理論および実験的研究。太陽光励起レーザーによるマグネシウム社会実現を目指すベンチャー「エレクトラ」を設立,代表取締役を務める。もう1つの専門は数値流体力学。物体の衝突や,液体と気体の境界面での波動などシミュレーションが難しい現象をリアルに再現できる「CIP法」を開発,日本機械学会の賞などを受けている。


ミネアポリスの橋崩壊、米軍のULF兵器によるテロの可能性
http://www.asyura2.com/07/jisin15/msg/159.html
投稿者 不動明王 日時 2007 年 8 月 03 日 22:27:21: Wge0l2yvbkAIg

http://gabrico-ovalnext.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_23b4.html

2007年8月 3日 (金)
ミネアポリスの橋崩壊、米軍のULF兵器によるテロの可能性
まず、ミネアポリスの橋崩落の映像(セキュリティー・カメラが捕らえていた)

これは老朽化による自然崩落か? まあ考えにくいね。
Massive ULF ‘Blast’ Detected In US Bridge Collapse Catastrophe
http://www.whatdoesitmean.com/index1026.htm
(引用)
Reports from Russia’s Institute of Solar-Terrestrial Physics located in Irkutsk are reporting today that their Siberian Solar Radio Telescope (SSRT) detected a ‘massive’ ultra low frequency (ULF) ‘blast’ emanating from Latitude: 45° 00' North Longitude: 93° 15' West at the ‘exact’ moment, and location, of a catastrophic collapse of a nearly 2,000 foot long bridge in Minneapolis, Minnesota.
(引用終わり)

シベリアのイルクーツクにあるロシアの太陽地球物理研究所は、Siberian Solar Radio Telescope (SSRT=写真)が2日、米国のミネアポリスの橋が崩落した場所(北緯45 ° 00'、西経93° 15')、そしてまさにその時間に大量の極極超長波(ULF)の爆発発散を観測したことを明らかにした。


 そして、ロシアの軍事報告によると、このような証拠を残さない「音響」兵器を米軍が保持し、かつその音響兵器の研究は、橋から1マイルも離れていないAugsburg College で行われているという。
そして、この橋が選ばれたもうひとつの理由は、全米でイスラム教徒が多く住む地域のひとつであること。とくに米国が支援するエチオピアの侵略でおわれてきたソマリア人が30,000人住んでいるという。

まあ、80年代から使用された文献もあるし、ULF兵器の危険性を警告する学者の声もあるので、信憑性はかなり高そうだ。もちろん、ロシアのプロパガンダの線も完全には拭えないが。

ただ、
<橋崩落>5月から各地で相次ぐ橋の崩落事故!―中国2
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070803-00000004-rcdc-cn

こういうニュースを見ると、やはり意図的なものを感じる。
また、こんなことやって、洪水で大量の中国人を殺しているしな。
http://310inkyo.jugem.jp/?day=20070729


CO2だけを見るように視野狭窄にさせられている?
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/318.html
投稿者 オリハル 日時 2007 年 7 月 02 日 15:26:01: 3eVpHzO3Pti46

(回答先: アグリ燃料(バイオ燃料)にまつわる5つの幻想 = ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版2007年6月号 投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 6 月 30 日 17:05:36)

 確かに、CO2は温暖化ガスです。しかし、一酸化炭素や窒素酸化物も温暖化ガスで効果が大きいようです。窒素酸化物(NOx)1 に対して一酸化炭素(CO)20 の比率を守りながら両ガスを削減する事が大切だそうです(http://oriharu.net/jenv.htm#CO2NOx)。

 それに、火山噴火の大量の噴煙が一時的に地球の気温を下げた事がありました(http://oriharu.net/V/20070609_EarthCallOn.rm)。熱は、まず間違いなく、エネルギーの大きな紫外線から発していると思います。この紫外線の大きなエネルギーが酸素(O2)をオゾン(O3)にします。だからこそ、オゾン層が紫外線のエネルギーを遮ってくれていたのでしょう。要は、CO2を分解したり植物を成長させたりするなどしてO2を大量発生させ、航空機燃料から塩素(Cl)を取り除くようにしてやれば(http://homepage.mac.com/nanto/iblog/C1843741637/E20060616001059/index.html)オゾン層は安定的に紫外線を遮ってくれるように回復すると思われます(http://oriharu.net/jenv.htm#GenerateO3)。


インターネットで火星を「偵察」できる?火星探査機マーズ・リコナサンス・オービターの観測機器、公式ページがリニューアル
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/288.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 6 月 09 日 17:02:20: mY9T/8MdR98ug

http://www.astroarts.co.jp/news/2007/06/06mro/index-j.shtml

 火星探査機マーズ・リコナサンス・オービター(MRO)に搭載された高解像度カメラHiRISEは、地球周回軌道を飛び出た最高性能の望遠鏡だ。そんなHiRISEの公式ページがリニューアルされ、火星の精細な地形を心ゆくまで眺められるようになった。

HiRISEが映し出す超高解像度画像の数々は、これまでも公式ページで見ることができた。ただ、これまでは文字をクリックしてはじめて高解像度画像が表示されるしくみだったのに対し、リニューアル後はサムネイル(縮小画像)をクリックすればよいので、より快適に閲覧できる。

HiRISE公式ページ(英語)

すでに掲載されている画像は1000枚を超えているので、ときには地球に似ていて、ときにはまったく異質な火星の地形を観察してみよう。トップページの右下にある「IMAGE CATALOG」をクリックすることで画像一覧にアクセスできるほか、火星の世界地図から直感的に画像を探せるページも存在する。

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 画面は火星表面の砂丘と思われます。

 HiRISE公式ページの左下にあるCatalogをクリックし、任意のサムネイル画像(1151枚)を選択して右側の
 JPEG2000 FOR IAS VIEWERの下の
 Full image
 をクリックするとJAVAアプリケーションのIAS Viewerが立ち上がり、サムネイル画像の範囲内で好きな地点の詳細な画像を表示することができます。最大解像度は約30cmとか。

 JAVA実行環境がインストールされている必要があります。


米国の地球温暖化めぐる「新たな枠組み」、専門家らは懐疑的 = AFP
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/278.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 6 月 03 日 12:43:03: mY9T/8MdR98ug

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2233529/1646566

【6月2日 AFP】国際社会からの圧力が強まるなかジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は5月31日、「米国と他の国々は2008年中に長期的な温室効果ガス削減目標を設定する」との提案を発表した。しかし米政府の排出削減量や実行開始時期は示さなかった。

 環境問題の専門家は地球温暖化対策が主な議題となる主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット、G8 Summit)直前にブッシュ大統領が提案した温室効果ガス削減の「新たな枠組み」を歓迎しつつ、懐疑的な見方を替えていない。

 サミットに出席する予定の欧州のある外交官は「ブッシュ大統領が気候変動の緊急性と温室効果ガス削減という行動基準を認識したことは前向きな成果」と評価するが、米国が国連気候変動枠組み条約(United Nations Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)の京都議定書(Kyoto Protocol)を批准していないことから「心配なのは、ブッシュ米大統領が交渉のための既存の枠組みを完全に無視していることだ」と続ける。

 またブッシュ米大統領の提案に法的強制力が欠如していることを指摘する専門家もいる。

 開発と環境問題を専門とする独立系のシンクタンク、ストックホルム環境研究所(Stockholm Environment Institute)オックスフォード(Oxford)支部長のトーマス・ダウニング(Thomas Downing)氏は「制裁や、法的拘束力のある目標が定められていない米国の提案は、気候政策における大躍進とは言えない」と語る。

 国連(UN)の地球温暖化をめぐる報告書の主な執筆者でもあるダウニング氏は米国の提案は「既存の気候政策プロセスと真っ向から対立するもので、国際的な交渉の場で対立を深め、混乱をまねくかもしれない」として、米国の提案がむしろ悪い影響をもたらす可能性を指摘した。

 サミット議長国ドイツ(Germany)のアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は、ブッシュ大統領の発表を歓迎しながらも、米欧間には温暖化対策をめぐり依然として大きな隔たりがあると語る。
 
 ドイツはサミットに先立ち「今世紀中の世界的な気温上昇を摂氏2度以内に抑え、2050年までに温暖化ガスの排出量を1990年比で50%削減する」との内容を含む共同宣言案を作成したが、米国は同案の受け入れを拒否した。メルケル首相は「具体的な文言に関して言えば、我々はもっと大きな進展を実現しなければならない」と述べた。(c)AFP


アンダーグラウンドの世界への入り口、火星で見つかった謎の黒い丸(Technobahn)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/273.html
投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 5 月 29 日 18:54:50: OszuLYfIhReeI

【テクノバーン 2007/5/28 20:17】写真は今月7日、NASAの火星探査衛星Mars Reconnaissance Orbiterが撮影した火星の Arsia Monsの北東部の衛星写真となる。中央付近に見える黒い円はなんなのだろうか?

上は拡大画像

本文はこちらhttp://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200705282017&page=2から


銀河団の衝突で生じたダークマターの「波紋」 = AstroArts
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/248.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 5 月 18 日 19:28:47: mY9T/8MdR98ug

http://www.astroarts.co.jp/news/2007/05/18darkmatter/index-j.shtml

【2007年5月18日 Hubble Newscenter】

どんなに澄み切った水面でも、石を投じれば波紋が見える。これと似たことが超巨大なスケールで起きている現場をNASAのハッブル宇宙望遠鏡HSTが観測し、直接見ることが不可能なダークマター(暗黒物質)がそこに存在する証拠を得た。

ダークマターの「波紋」。HSTが撮影した銀河団Cl 0024+17の画像に、重力レンズ効果から計算されたダークマターの分布(青)を重ねたもの。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, M.J. Jee and H. Ford (Johns Hopkins University))

Cl 0024+17の衝突の概念図。左が横から見たようすで、右が同じ状況を後ろ(あるいは正面)から見たようす。一番上は衝突5000万年前、下が衝突2億年後(現在)。白が「見える物質」、青がダークマターを表している。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, M.J. Jee (Johns Hopkins University), and A. Feild (STScI))

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結論を下すまで、米国ジョンズ・ホプキンス大学の天文学者M. James Jee氏は1年以上にわたってHSTが撮影した画像と格闘していた。

「その『リング』を見たときは嫌な気分でしたよ。私たちの解析方法が間違っていたことを意味するかもしれないのですから。最初は信じられなくてどうにか取り除こうとしたのですが、そうすればするほど『リング』の存在がはっきりしてきました」

Jee氏らは、うお座の方向50億年の距離にある銀河団「Cl 0024+17」を撮影し、そこに存在する「ダークマター」の分布を調べていた。画像で青く示したように、ダークマターはCl 0024+17の外側にリング状に広がっていたのだ。

ダークマターは暗黒物質とも呼ばれ、いかなる電磁波でも観測することができず、正体も不明な物質である。宇宙には「見える物質」の何倍ものダークマターが潜むとされているが、その存在がわかるのは、重力を通じて「見える物質」に影響を与えるからだ。Jee氏らがダークマター探しに利用したのは「重力レンズ効果」である。

重力は光を曲げる。われわれの身の回りの重力は弱いため実感できないが、膨大な量の物質が集まり強い重力を生み出していると、付近を通る光はそこにレンズがあるかのように屈曲する。これが重力レンズ効果だ。水は透明でも、プールや池にさざ波が立つと底面が揺らいで見える。同じように、奥に位置する銀河のゆがみ方から、手前に潜むダークマターの分布を推測できる。

ふつう、ダークマターは「見える物質」を包んでいる。銀河団のダークマターを調べると、輝く銀河たちや間に広がるガス(X線などで観測できる)と重なって見えるのが一般的だ。なぜCl 0024+17では外側にダークマターが広がっていたのだろう?これも水に例えることができる。池に石を投げたときのように、衝突が「波紋」を作ったのだ。

Jee氏らが行き着いたのは、Cl 0024+17が10〜20億年前に別の銀河団と衝突したとする過去の研究だった。地球にいるわれわれは、衝突を真後ろから見ている格好になる。「見える」銀河団を包んでいたダークマターが衝突によって動くようすは、池に小石を落とすのを真上から眺めたときのようすと同じ、というわけだ。

Jee氏はCl 0024+17における発見の意義をこう説明した。

「ほかの銀河団でもダークマターは検出されていますが、銀河団を構成する(観測可能な)銀河や高温ガスからこれほど分離している例はほかにありません。銀河や高温ガスと重ならないダークマターの構造を調べることで、ふつうの物質との違いがわかるのです」


暗黒物質:巨大リングを銀河団内で発見 NASA発表 (毎日新聞)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/246.html
投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 5 月 17 日 17:00:11: OszuLYfIhReeI

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた直径200万光年を超える暗黒物質のリング=NASA提供

 【ワシントン和田浩明】宇宙に膨大に存在するなぞの物質「ダークマター(暗黒物質)」が形成する直径約260万光年のリング状構造を、地球から約50億光年離れた銀河団内で米欧などの研究チームが発見した。米航空宇宙局(NASA)が15日発表した。約10億〜20億年前に二つの巨大な銀河団が衝突してできたと推定されている。

 暗黒物質のリングが見つかったのは銀河団「CI0024+17」。内部の暗黒物質の分布を調べるため、04年11月にハッブル宇宙望遠鏡で観測したデータを米ジョンズ・ホプキンス大の研究者らが解析したところ偶然発見されたという。

 研究チームは「銀河団内のガスや銀河などから独立して、暗黒物質が独自の構造を形成しているのを発見したのは今回が初めて」と説明している。

 暗黒物質の質量は宇宙全体の2割を超え、通常の物質の6倍近い。目に見えないが、その重力で背後からの光がゆがんで見える「重力レンズ効果」で間接的に存在が確認できる。

毎日新聞 2007年5月16日 11時08分 (最終更新時間 5月16日 13時28分)

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20070516k0000e040030000c.html


わが子に与えるは生化学物質・母親の神経伝達物質が胎児に移って発達を助けている = 日経サイエンス
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/239.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 5 月 14 日 20:25:35: mY9T/8MdR98ug

http://www.nikkei-bookdirect.com/science/topics/bn0706_3.html#1

母親はわが子にすべてを与える──やや月並みな格言だが,生物学者たちは最近,これを分子・細胞レベルで実証した。母親の胎内環境は胎児に栄養を供給し,喫煙や飲酒の代謝物が存在すれば胎児の成長が遅れるのはよく知られている。胎児の遺伝子のオン・オフに影響することさえある。さらに最近,フランスの研究グループが新事実を発見した。母親由来の生化学物質が胎児の発達に直接かかわっている場合があるのだ。
この“母親効果”は母親と胎児の生理学的な境界線を曖昧にするだけでなく,いくつかの病気の原因解明に役立つ可能性がある。

母が子に注ぐセロトニン

パリにあるフランス国立科学研究センター(CNRS)のマレ(Jacques Mallet)らは,哺乳動物の胎児が自分で神経伝達物質のセロトニンを作り出せるようになる前に,母親からセロトニンの供給を受けていることを初めて明らかにした。セロトニンはホルモンとしても働き,消化器系や気分,睡眠覚醒周期,心血管系,痛みの認知,食欲などを制御している。
米国科学アカデミー紀要1月2日号に掲載された報告によると,マレらはメスのマウスの遺伝子を操作し,血中を循環するタイプのセロトニンを作るトリプトファン・ヒドロキシラーゼ1という酵素ができないようにした。これらメスマウスの胎児43匹のうち37匹は通常よりも小さく,脳などの器官に異常が現れた(異常のない胎児もいたのは,母マウスの別の遺伝子が作り出したセロトニンが残っていたおかげだとすれば説明がつくだろう)。
これに対し,母マウスにセロトニンを作る能力がある場合は,約130匹の子マウスのうち胎児段階で同様の異常が現れたのは10%に満たなかった。マウス胎児が自分でセロトニンを作り始めるのは妊娠後期(第3期)になってからであり,「この実験結果は母親の遺伝子が胎児の遺伝子に代わって働いている証拠だ」とマレはいう。さらに「ヒトで同じことが起きていても不思議はない。すぐに調べなければ」と付け加える。

発達をコントロール

この研究は胎児にとってセロトニンが重要であることを示す以前の発見の上に立って進められた。
1988年には,ノースカロライナ大学チャペルヒル校のローダー(Jean Lauder)がマウスの胚培養液中でセロトニンが初期胚の発達に重要な役割を果たすシグナル伝達分子として働いていることを示し,このセロトニンが母親由来であるという仮説も提唱していた。
また2005年には,ボストンにあるフォーサイス再生発生生物学センターの所長レビン(Michael Levin)が,カエルとニワトリの胚でセロトニンが体の左右軸の発達(心臓は左半身にできるなど)に関するシグナルとして働いていることを突き止めていた。今回のマレの研究は,母親からのセロトニンも胎児の発達シグナルとして機能している可能性を示すものだ。
これを受けて,セロトニンが関係する病気(自閉症やフェニルケトン尿症,過敏性腸症候群など)の原因を解明するために母親のセロトニン値の変化に注目する研究が始まるかもしれない。また,妊娠女性はセロトニンを調節する抗うつ薬の服用を控えるべきだとされてきたが,その重要性が強調される。
さらに,超未熟児に見られる発達障害をセロトニン欠如によって説明できるかもしれないし,代理母候補の女性についてはセロトニン濃度を事前に検査する必要もあるだろう。

母の細胞が子で活躍

“母親効果”への関心はなおも高まりつつある。マレの報告から数週間後,フレッド・ハッチンソンがん研究センター(シアトル)のネルソン(J. Lee Nelson)らは,母親の細胞が胎児に入り込み,膵島ベータ細胞となって胎児の体内でインスリンを作り出すことを明らかにしたと米国科学アカデミー紀要に発表した。
ある個体から少数の細胞が別の個体に移って定着する現象は「マイクロキメリズム」として知られているが,ネルソンの研究はこの現象の有益な効果を示している。これまでのマイクロキメリズム研究は,母から胎児への移動であれ胎児から母への移動であれ,自己免疫や免疫寛容に注目したものがほとんどだった。
マレのグループは1980年代半ばにトリプトファン・ヒドロキシラーゼ1の遺伝子複製に初めて成功した実績を持っており,今後も母親由来セロトニンの研究を続ける。レビンが指摘するように,母親のセロトニンがどのように胎児に達して,そこで何をするのかを明らかにする研究が必要であり,マレは現在それを追求している。
また,セロトニン以外の神経伝達物質やホルモンが母親から胎児に供給されて発達に寄与している可能性もあるので,そうした例を探す計画。「母親の務めは尽きない」という格言にも新たな意味が加わるに違いない。


【緊急報告】深刻化するオーストラリアの大渇水 ―大干ばつは大陸を干上がらせる!?―
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/223.html
投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 5 月 04 日 13:59:11: OszuLYfIhReeI

【緊急報告】
深刻化するオーストラリアの大渇水
―大干ばつは大陸を干上がらせる!?―
※オーストラリアの大渇水について、PHOTO REPORT C(12 ページ)と関連した緊急報告を行う。

高崎哲郎

ダム湖の貯水量、減り続ける

 ニューサウスウエルズ州・州都シドニーのホテルに到着した日の昼過ぎのことである。おそい昼食をとるためにホテルを出ようとしたところ、空が急に暗くなり雷鳴がとどろいた。その途端、大粒の雨がこの人口400 万人を超える大都会をたたき出した。道路が人声
で騒がしいので入口まで戻ってみると、多くの市民が豪雨に頭から打たれて小躍りしているのだ。「雨が降った!祈りが神様に通じた!」と叫んでいる。聞けば、降雨があったのは数週間ぶり、とのことであった。市民が狂喜するのもわかろうというものだが、この天からの恵みも無残なことに通り雨でしかなく、約 30 分後には夏の日差しが再び照り付け出した。私は到着した日に偶然目撃したこの光景から、この国の干ばつの被害が国民の精神にまで深く及んでいることを知った。
翌日、車をチャーターしてシドニー市のダムとダム湖(Dam and Reservoir)に出向いた。シドニーの西方に広がる乾燥した丘陵地を越えて、同市最大の水がめワラガンバ・ダム(重力式、写真-1)

とバララゴラング湖(ダム湖)を視察した。同ダムは水道水用ダムである。(少雨地帯の多いオーストラリアには洪水調節用ダムはないという)。水位が低下しているのは湖岸から一目見て明らかだった。インフォメーション・センターで州政府機関 Sydney Water(上下水道局)の女性広報担当者の説明を受けた。
 「2002 年から続く干ばつで貯水量は目標値を超えたことはなく、目下半分以下の状況が続いている。夏が始まったばかりだが、今年は例年にない水飢饉が心配される」(図-1)
と彼女は表情を曇らせて語った後、市民に配布しているパンフレット「家庭でできる節水 10 項目」と同「庭園でできる節水 10 項目」を提供してくれた(写真-2)。

水道水の垂れ流しを中止し、一度使った家庭水も再利用するよう求めている。雨水の積極利用もうたわれている。ダム湖の水はここから太い水道管で約 25km 先の貯水ダム、プロスペクト・ダム(アースダム)に送り込まれる。そしてポンプアップされたうえで、網の目状の配水管でシドニー市内に送水される。プロスペクト・ダムのダム湖も水位は低下する一方である。水質保持と治安上の理由から立ち入り禁止であった。シドニー周辺には羊や牛の広大な牧場が広がっているが、どこを見ても牧草は枯れていて緑を見つけるのに一苦労する。


干上がった湖と山火事


写真-3 干上がったジョージ湖

首都特別区(ACT)のキャンベラを訪ねた。人口 32 万人の首都が、シドニーとメルボルンの首都争いの「妥協の産物」として計画された「人工の首府」であることはよく知られたことだ。人工湖バーリー・グリフィン湖のジェット噴水は、勢いよくとがった水を 140m
の天空に噴き上げていた。通りがかった政府役人に「大渇水なのに、噴水はもったいないですね。止める考えはないのですか」と声をかけてみた。役人氏は「この噴水が見られなくなったら、わが国は終わりだ」とそっけなく答えた。
 「オーストラリアが、高い生活水準を維持するとの前提で国家建設を進めた場合、将来における総人口の上限は 2,500 万人前後とも言われている。技術革新が進み、低いコストで豊富な水を供給できない限り、この上限を突破することは不可能に近い」(竹田いさみ
『物語オーストラリア』(中公新書))。驚いたのは、干上がった湖が出現したことであった(写真-3)。キャンベラ郊外の東北方面の台地に広がっていたジョ−ジ湖が完全に干上がって、湖底には雑草まで生えだしている。あたかも一大干拓事業後の耕地のようである。南北に約 20km、東北に約 8km の自然湖(東京 23 区の 4 分の1 ほどの面積)が打ち続く干ばつで水を失って死んだのである。「私の若い頃は泳ぎもできたし、釣りも楽しん
だ市民の憩いの場でした」。車のドライバーは信じられないといった表情で語った。
 渇水対策として、雨水貯水タンクが活用されており、貯水タンクを装置した家庭には行政から助成金が出ていると聞いて、工業地帯にある貯水タンク卸売り販売店を訪れてみた。冬場の降雨を貯蓄できる家庭用の手ごろなタンクで 1,000 ∼ 1,300 オーストラリアドル(日本円にして 10 万円∼ 13 万円)である。大きなドラム缶状のタイプから地下埋設タイプや複数を組み立てるタイプなどさまざまだが、売れ行きは好調だと言う。

 同市の水がめ・グーゴン・ダム(貯水池)(写真-4)、スクリベナー・ダム、コッター・ダムを視察した。いずれも小ぶりな重力式ダムだが、ダム湖の湖岸では水位が低下して茶褐色の大地がむき出しになっていた。異常乾燥によって発生した山火事(Bushfire)の被災地にも足を運んだ。山火事に襲われた町もようやく復興が始まった。干ばつは不幸にして山火事との戦いを生むのである。


スノーウィ・マウンテンズ、水力発電ダムにも影響が

 オーストラリア東部を走る大分水嶺山脈の南部、同国最高峰マウント・コジウスコ(2,228m)を中心として広がるのがスノーウィ・マウンテンズである。国立公園に指定されているこの山岳地は、同国随一の高級スキーリゾート地として知られるが、それ以上にスノーウィ・ハイドロ(電源開発公社)が開発した水力発電のダム群とダム湖が数多く存在することで知られている。(この国は豊富な石炭を使った火力発電と水力発電しかなく、原子力発電は行われていない)。インフォメーション・センターはダム群の巨大な工事を伝える写真や資料を提供している。分水嶺を越えたダム湖から長距離の巨大水道管で貯水を反対側のダムに流し込むダイナミックなシステムも紹介されている。「クリーン・エネルギー」がキャッチフレーズだ。ジンバダイン・ダム、カンコーバン・ダム、タンタンガロ・ダム(いずれも重力式)など代表的なダムを、山岳道路に車を走らせて訪ねてみた。案の定、どのダムも水位を大幅に下げたままであった。もうひとつ私が驚いたのは、相次ぐ山火事の何とも無残な惨状である。曲がりくねった山岳道路を車で走ると、燃えて役に立たない原生林の不気味な「死滅した森」が国立公園内にえんえん続く。山岳道路沿いにはその日の山火事の発生危険度を示す標識が立っている。
 帰路、枯れ草に覆われた牧場に大きな看板が道路に向いて立っていた。「Don't treat us farmers like a dirt !」(われわれ農民を汚泥のように扱うな!)と大書されている。干ばつに対する政府の対応に抗議したのだろうか? 前途を悲観して農業をやめたり、謝金を(原文ママ)苦に自殺した農民も出ていると聞いた。


巨大ダムも大渇水


 私は、マレー・ダーリング川流域をすべて踏破することは無理であることを知って、上流域にあたるマレー川を視察するためキャンベラからオルバリーに国内便で向かった。国内便はプロペラ機だった。機内の窓から見下ろす地上は赤茶けた大地が広がり、牧場は枯
れ草に覆われている。農業用溜池も干上がっているものが多いようだ。
 マレー川はオーストラリア・アルプスの山腹に源を発し、海抜 1,800m の大陸のすべての水を集めて蛇行を繰返しながら流れ下る。途中、シドニー湾の 6 倍はあるとされる巨大な人工ダム湖・ヒューム湖を経て、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州の州境を流れる。同川は 19 世紀半ばから 20 世紀初頭まで舟運で栄えた。羊毛を満載したパドル・スティーマー(外輪蒸気船)が行き来した。「羊の背中に乗った大国」オーストラリアの往時である。ヒューム湖に車ででかけてみたが、案の定湖水は平年の半分以下だ。湖岸が後退して、褐色の岸辺がえんえん続き、埋没林がところどころで姿を見せていた。巨大なダム湖はやや大きな沼に縮小していた。街中の家庭用品店では、プラスチック製の現代版水がめ(英語で Water saver)が売られていた(写真-5)。店員によると、これからに備えて購入する人が増えているという。


ダム建設か、水再利用か、海水淡水化か


 オルバリーから空路でメルボルンに入った。同市は人口 337 万人を超す同国第 2 の大都会だが、この都会でも渇水は深刻な状態で、公園の池は干上がり、噴水は水を噴き上げない。ビルの屋上を貯水プールに活用しているところもあった(写真-6)。

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200705010003&page=2

【テクノバーン 2007/5/1 00:03】写真はNASAのQuikScat衛星の観測によって明らかとなった2004年12月と2005年12月の北極の氷床の分布図。白い部分は夏になっても融けない永久氷床。対して、ピンクの部分は夏になると融ける季節氷床を表している。

この分布図で判る通りに北極の氷床は2004年12月から2005年12月までのたったの1年間 で永久氷床部分が14%も減少していることが判る。

このまま、地球温暖化が進行していった場合、これら北極の氷床はどうなってしまうのか?

米国立大気研究センター(NCAR)では2040年までに永久氷床はすべてなくなり、夏には氷床はなくなる状態になるだろうと分析している。

実は、北極の氷床は地球に降り注ぐ熱を反射させるという重要は役割を持っている。この氷床が失われてしまった場合にはこの地域に降り注ぐ太陽光は海洋面温度の上昇という形で地球に吸収され、地球温暖化を更に促進させてしまうだろう考えられているのだ。

恐らく、地球温暖化のペースは2040年以降から急速に拡大していくことになるだろう。


ヨーロッパ人の皮膚の色が白くなったのは、わずか6千年から1万2千年前らしい(アメリカ自然人類学会での最新報告)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/216.html
投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 4 月 29 日 19:05:04: edtzBi/ieTlqA

4月20日付、「Science Magazine」より。

「アメリカ自然人類学会」が3月26日から31日までペンシルベニア州フィラデルフィアで開催され、ヨーロッパ人の皮膚の色が現在のように白くなったのは、比較的最近で、およそ6千年から1万2千年前だろうとの最新の研究結果が報告された。

http://www.sciencemag.org/cgi/content/summary/316/5823/364a
Science 20 April 2007:
Vol. 316. no. 5823, p. 364

News Focus
AMERICAN ASSOCIATION OF PHYSICAL ANTHROPOLOGISTS MEETING:
European Skin Turned Pale Only Recently, Gene Suggests
Ann Gibbons
PHILADELPHIA, PENNSYLVANIA--At the American Association of Physical Anthropologists meeting, held here from 28 to 31 March, a new report on the evolution of a gene for skin color suggested that Europeans acquired pale skin quite recently, perhaps only 6000 to 12,000 years ago. (Read more.)

あとは購読者以外には読めないようになっているが、下記に上記の記事内容が一部、書かれている。
http://foreigndispatches.typepad.com/dispatches/2007/04/when_europeans_.html
April 20, 2007
When Europeans Became White
Some interesting news for y'all, hot from the pages of Science magazine:

Researchers have disagreed for decades about an issue that is only skin-deep: How quickly did the first modern humans who swept into Europe acquire pale skin? Now a new report on the evolution of a gene for skin color suggests that Europeans lightened up quite recently, perhaps only 6000 to 12,000 years ago. This contradicts a long-standing hypothesis that modern humans in Europe grew paler about 40,000 years ago, as soon as they migrated into northern latitudes. Under darker skies, pale skin absorbs more sunlight than dark skin, allowing ultraviolet rays to produce more vitamin D for bone growth and calcium absorption. "The [evolution of] light skin occurred long after the arrival of modern humans in Europe," molecular anthropologist Heather Norton of the University of Arizona, Tucson, said in her talk.

The genetic origin of the spectrum of human skin colors has been one of the big puzzles of biology. Researchers made a major breakthrough in 2005 by discovering a gene, SLC24A5, that apparently causes pale skin in many Europeans, but not in Asians. A team led by geneticist Keith Cheng of Pennsylvania State University (PSU) College of Medicine in Hershey found two variants of the gene that differed by just one amino acid. Nearly all Africans and East Asians had one allele, whereas 98% of the 120 Europeans they studied had the other (Science, 28 October 2005, p. 601).
Norton, who worked on the Cheng study as a graduate student, decided to find out when that mutation swept through Europeans. Working as a postdoc with geneticist Michael Hammer at the University of Arizona, she sequenced 9300 base pairs of DNA in the SLC24A5 gene in 41 Europeans, Africans, Asians, and American Indians.

Using variations in the gene that did not cause paling, she calculated the background mutation rate of SLC24A5 and thereby determined that 18,000 years had passed since the light-skin allele was fixed in Europeans. But the error margins were large, so she also analyzed variation in the DNA flanking the gene. She found that Europeans with the allele had a "striking lack of diversity" in this flanking DNA--a sign of very recent genetic change, because not enough time has passed for new mutations to arise. The data suggest that the selective sweep occurred 5300 to 6000 years ago, but given the imprecision of method, the real date could be as far back as 12,000 years ago, Norton said. She added that other, unknown, genes probably also cause paling in Europeans.

As there are several other genes which are involved in skin color, it's a bit of an exaggeration to say that Europeans "suddenly" turned white a few thousand years ago, at least until we're sure that the rest of the mutations responsible are of similarly recent vintage. Still, SLC24A5 accounts for enough of the color variation for us to be able to confidently say that until relatively recently Europeans didn't look distinguishable from the people of northern India or southern Arabia.
Either way, the implication is that our European ancestors were brown-skinned for tens of thousands of years--a suggestion made 30 years ago by Stanford University geneticist L. Luca Cavalli-Sforza. He argued that the early immigrants to Europe, who were hunter-gatherers, herders, and fishers, survived on ready-made sources of vitamin D in their diet. But when farming spread in the past 6000 years, he argued, Europeans had fewer sources of vitamin D in their food and needed to absorb more sunlight to produce the vitamin in their skin.
The poor diet of the farmer is to blame! Whether this old hypothesis is correct or not is too early to determine, but this report certainly gives it new life. I imagine that the increased paleness of East Asians is also of relatively new vintage (as are all the other derived, prototypically "Asian" features), perhaps dating back no further than about 5,000 years, when one people* started farming rice somewhere in China and underwent a radical population explosion; similarly, I don't think you'll find any people who look like today's West Africans before ~10,000 years ago. All the external "racial" features people invest so much importance in are of surprisingly recent vintage.

*There's no reason to suppose said people were speakers of proto-Chinese, by the way, as the genetic evidence suggesting that all north-east Asians share very recent common roots also suggests - based on the distribution of languages in the region - that the shared ancestor of the Korean and Japanese languages has its roots in northeast China. The speakers of proto-Chinese likely came from the Himalayan region after rice-growing had become established, and made the original inhabitants of their new homeland drop their old languages in favor of the invaders'.

PS: Any subscribers to Molecular Biology and Evolution out there? From the abstract, we have the following:

Polymorphisms in 2 genes, ASIP and OCA2, may play a shared role in shaping light and dark pigmentation across the globe, whereas SLC24A5, MATP, and TYR have a predominant role in the evolution of light skin in Europeans but not in East Asians. These findings support a case for the recent convergent evolution of a lighter pigmentation phenotype in Europeans and East Asians.


謎の化石、正体は巨大なキノコだった(ロイター/アメーバニュース) ― こっちの記事のほうが詳しい
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/215.html
投稿者 シジミ 日時 2007 年 4 月 28 日 19:29:57: eWn45SEFYZ1R.

(回答先: 高さ8メートル!のキノコだった(時事通信) ― 4億年前の化石 投稿者 シジミ 日時 2007 年 4 月 28 日 19:17:00)

http://news.ameba.jp/2007/04/4403.php

【シカゴ 24日 ロイター】
 100年以上も分類が困難であった巨大な先史時代の化石が実はキノコであったことが、科学者達により発見されたことをアメリカの調査団体が23日、発表した。

 木の幹に似た胴部分を持つ高さ6mの生物体を化学分析した結果、それは3億5000万年前に絶滅したキノコであったことが判明した。この研究は業界ジャーナル「地質学」5月号に掲載されている。

 プロトタキシテスというこの巨大なキノコはもともと針葉樹、または地衣類、または藻類の種類なのではと考えられていた。菌類を指摘する声もわずかながらあった。

 国立自然史博物館のフランシス・ヒューバーは化石の内部構造の分析を元にキノコである可能性を最初に指摘したが、決定的な証拠を得られなかったという。

 シカゴ大学の地球物理学ボイス助教授とその同僚達は、巨大な化石の中に発見された炭素の種類を約4億年前当時に生きていた植物と比較し、謎を解明した。もしプロトタキシテスが植物であったとしたら、同様の植物に似た炭素構造を持つはずである。しかしボイス助教授は、プロトタキシテスが植物よりもはるかに変化に富んだ炭素含有量を持つことを発見した。

 酵母菌、かびやキノコを含む菌類は、植物でも動物でもない菌界に属する。かつては植物として分類されたが、現在は動物に近いいとこのような存在であると考えられている。キノコは栄養を「食べる」というよりは「吸収」する。

 4億2000万〜3億5000万年前に存在した巨大なキノコの例は世界各地で発見されている。当時、地上に初めて現れた生物としてムカデや虫、そしてミミズがいる。背骨を持つ動物はまだ海中にだけ生息していた。

 草食性の恐竜がまだ進化していなかったため、プロトタキシテスは恐竜に踏みつぶされることもなかった。ボイス助教授は「このようなものが今の世の中で生存するとは考えられません」としている。

※この記事はロイター通信社との契約のもと、Amebaニュース編集部が日本語に翻訳しています。


「地球温暖化と個人が出来ること(の限界)」 [ World Report 3月1日号 ]
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/213.html
投稿者 DOMOTO 日時 2007 年 4 月 28 日 19:01:06: VRQtq/0DZtRLQ


「World Report」3月1日号
http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_070301_3.html

<記事前半省略>


では、一体どうすればよいのでしょうか?
我々の日々の生活への影響を最小限にしながら地球温暖化を防ぐ方法はあるでしょうか?
はっきり言えることは、個人個人が温暖化ガスを減らすことなど微々たるものだと言えることです。
例えば、車一台が放出するCO2などは、一般家庭が放出するCO2に比べれば正確な数字はありませんが、微々たる量だということが感覚的にも分かります。
また、一般家庭が節電するより、日本国中にある巨大ネオンサインを全て消すほうが遥かに有効なことであることは言を待ちません。
また、一般家庭が節電するより、工場・ビルの節電を徹底させる方が遥かにCO2削減効果はあるのは明らかです。

今、日本のマスコミ等をみますと、個人がCO2を減らせという方向に向かっていますが、これは間違いなのです。減らすべきは企業・工場・一般車なのです。
例えば、日本国中のネオンサインを一日おきに消灯した場合のエネルギー削減効果は膨大になります。都会で運転されている車のうち、例えば、奇数番号・偶数番号で区別し、一日おきに奇数・偶数番号の車の運転を禁止するということにすれば、理屈上は排ガスを撒き散らす車は半減し、これら車から排出されますCO2は半減することになります。
事務所ビルであれば、エレベーターを半分停止し、ビル・玄関・廊下の照明を半減し、残業も一切禁止する日を週に3日でも設ければ、電力消費は大幅に減ります。
放送局も夜11時以降の放送を全面停止すれば、テレビを見る人も少しは減るでしょうし、放送局が消費しています膨大な電気も減ります。
これらを実行するだけで、火力発電所の2つや3つは必要なくなるかも知れません。

勿論これらのことを実行すれば、国民生活・企業活動はかなり制限を受けますが、温暖化ガスの削減は半端なものではないはずです。
国民一人ひとりの削減も必要ですが、国・企業がまず率先して温暖化ガス削減に取り組むべき時に来ています。
世界は物凄い勢いで温暖化防止に向けて走り出していますが、今、日本は温暖化ガス削減で最も遅れている国になりつつあり、以下の【速報】でお知らせしました通り、温暖化ガスを増やし続けている愚かな国は<日本>なのです。

*******************************
【経済速報】2月21日(月)10:20
<温暖化問題:EUは30%削減へ>

EUは、温暖化問題で、CO2等温暖化ガスを1990年比で、全体で20%削減、先進国に至っては30%もの削減をすることを正式合意しています。物凄い勢いで、CO2削減へ舵をきっています。
では、日本は?
京都議定書で決められた日本の削減目標は<6%減>ですが、今のところ日本は<+8%>と増やし続けているのです。世界は真剣に温暖化を議論し懸念している中、日本だけが、口では環境先進国として京都議定書を主導したと胸を張っている政治家・官僚はいますが、実態はこの有様なのです。このような中、昨日も配信しましたが、世界は物凄い勢いで温暖化ガス削減に突進していっており、このままいけば日本は世界から無視され、蔑まれることになるのは必至です。
まず、国会では世界中で評判になっている『不都合な真実』という映画を上映して全ての国会議員がもっと温暖化問題につき勉強するべき時期に来ていると言えます。
国会で不毛のお金の議論をしている間に、地球が狂ってしまい、国会が水没してしまうということになっても良いのでしょうか?米国ではCO2排出を減らすには、航空便を減らすべきではないかとの議論も進んできているのです。
*******************************

日本が京都議定書に胡坐をかいて排出権取引を使うことでCO2削減目標は達成できると、たかを括っていますが、世界はこの排出権取引自体を無効にしようと動き出しています。このような“架空”のCO2削減など認めないということなのです。
実効ある温暖化ガス削減だけを世界は認めるということに世界は動きだしており、もしそうなれば、日本は世界で最も卑怯な取引をした国として世界中から笑われることになるのです。今こそ、架空の数字合わせではない、本当の意味での温暖化ガス削減に国家挙げて取り組むべき時にきています。


ヨーロッパの天文学者チーム、太陽系の外に初めて生物が生存可能かもしれない星を発見
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/209.html
投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 4 月 25 日 17:34:19: edtzBi/ieTlqA

4月24日付、APにより。

ヨーロッパの天文学者のチームは、チリのLa SillaにあるEuropean Southern Observatory's telescopeが初めて、太陽系の外に位置する新しい星を発見。地球と同じような気温で、水があるかも知れず、生物にとって生存することが可能な環境にある星かもしれないとの発表を行った。

この星は、地球の約5倍の重さ。発見された星の表面が岩のようになっているのか、それとも凍った球体の表面上に液体の水があるのかどうかは定かではないが、もしそれが岩で覆われているのなら、地球より約1.5倍大きく、氷の球体なら、多分それより大きい星だろうと彼らはいっている。

この新しい星の名前は「581 c」と名づけられた。

これについての論文は、今度発行される「The journal Astronomy and Astrophysic」に掲載される。


http://apnews.myway.com/article/20070424/D8ON8OSG0.html
Potentially Habitable Planet Found
Apr 24, 7:00 PM (ET)

By SETH BORENSTEIN

WASHINGTON (AP) - For the first time astronomers have discovered a planet outside our solar system that is potentially habitable, with Earth-like temperatures, a find researchers described Tuesday as a big step in the search for "life in the universe."

The planet is just the right size, might have water in liquid form, and in galactic terms is relatively nearby at 120 trillion miles away. But the star it closely orbits, known as a "red dwarf," is much smaller, dimmer and cooler than our sun.

There's still a lot that is unknown about the new planet, which could be deemed inhospitable to life once more is known about it. And it's worth noting that scientists' requirements for habitability count Mars in that category: a size relatively similar to Earth's with temperatures that would permit liquid water. However, this is the first outside our solar system that meets those standards.

"It's a significant step on the way to finding possible life in the universe," said University of Geneva astronomer Michel Mayor, one of 11 European scientists on the team that found the planet. "It's a nice discovery. We still have a lot of questions."

The results of the discovery have not been published but have been submitted to the journal Astronomy and Astrophysics.

Alan Boss, who works at the Carnegie Institution of Washington where a U.S. team of astronomers competed in the hunt for an Earth-like planet, called it "a major milestone in this business."

The planet was discovered by the European Southern Observatory's telescope in La Silla, Chile, which has a special instrument that splits light to find wobbles in different wave lengths. Those wobbles can reveal the existence of other worlds.

What they revealed is a planet circling the red dwarf star, Gliese 581. Red dwarfs are low-energy, tiny stars that give off dim red light and last longer than stars like our sun. Until a few years ago, astronomers didn't consider these stars as possible hosts of planets that might sustain life.

The discovery of the new planet, named 581 c, is sure to fuel studies of planets circling similar dim stars. About 80 percent of the stars near Earth are red dwarfs.

The new planet is about five times heavier than Earth. Its discoverers aren't certain if it is rocky like Earth or if its a frozen ice ball with liquid water on the surface. If it is rocky like Earth, which is what the prevailing theory proposes, it has a diameter about 1 1/2 times bigger than our planet. If it is an iceball, as Mayor suggests, it would be even bigger.

Based on theory, 581 c should have an atmosphere, but what's in that atmosphere is still a mystery and if it's too thick that could make the planet's surface temperature too hot, Mayor said.

However, the research team believes the average temperature to be somewhere between 32 and 104 degrees and that set off celebrations among astronomers.

Until now, all 220 planets astronomers have found outside our solar system have had the "Goldilocks problem." They've been too hot, too cold or just plain too big and gaseous, like uninhabitable Jupiter.

The new planet seems just right - or at least that's what scientists think.

"This could be very important," said NASA astrobiology expert Chris McKay, who was not part of the discovery team. "It doesn't mean there is life, but it means it's an Earth-like planet in terms of potential habitability."

Eventually astronomers will rack up discoveries of dozens, maybe even hundreds of planets considered habitable, the astronomers said. But this one - simply called "c" by its discoverers when they talk among themselves - will go down in cosmic history as No. 1.

Besides having the right temperature, the new planet is probably full of liquid water, hypothesizes Stephane Udry, the discovery team's lead author and another Geneva astronomer. But that is based on theory about how planets form, not on any evidence, he said.

"Liquid water is critical to life as we know it," co-author Xavier Delfosse of Grenoble University in France, said in a statement. "Because of its temperature and relative proximity, this planet will most probably be a very important target of the future space missions dedicated to the search for extraterrestrial life. On the treasure map of the Universe, one would be tempted to mark this planet with an X."

Other astronomers cautioned it's too early to tell whether there is water.

"You need more work to say it's got water or it doesn't have water," said retired NASA astronomer Steve Maran, press officer for the American Astronomical Society. "You wouldn't send a crew there assuming that when you get there, they'll have enough water to get back."

The new planet's star system is a mere 20.5 light years away, making Gliese 581 one of the 100 closest stars to Earth. It's so dim, you can't see it without a telescope, but it's somewhere in the constellation Libra, which is low in the southeastern sky during the midevening in the Northern Hemisphere.

Before you book your extrastellar flight to 581 c, a few caveats about how alien that world probably is: Anyone sitting on the planet would get heavier quickly, and birthdays would add up fast since it orbits its star every 13 days.

Gravity is 1.6 times as strong as Earth's so a 150-pound person would feel like 240 pounds.

But oh, the view. The planet is 14 times closer to the star it orbits. Udry figures the red dwarf star would hang in the sky at a size 20 times larger than our moon. And it's likely, but still not known, that the planet doesn't rotate, so one side would always be sunlit and the other dark.

Distance is another problem. "We don't know how to get to those places in a human lifetime," Maran said.

Two teams of astronomers, one in Europe and one in the United States, have been racing to be the first to find a planet like 581 c outside the solar system.

The European team looked at 100 different stars using a tool called HARPS (High Accuracy Radial Velocity for Planetary Searcher) to find this one planet, said Xavier Bonfils of the Lisbon Observatory, one of the co-discoverers.

Much of the effort to find Earth-like planets has focused on stars like our sun with the challenge being to find a planet the right distance from the star it orbits. About 90 percent of the time, the European telescope focused its search more on sun-like stars, Udry said.

A few weeks before the European discovery earlier this month, a scientific paper in the journal Astrobiology theorized a few days that red dwarf stars were good candidates.

"Now we have the possibility to find many more," Bonfils said.

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ニューヨーク市が温室ガス30%削減/市長提言で2030年までに/独自策で車の「通行税」も(しんぶん赤旗)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/205.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 4 月 24 日 20:08:24: KbIx4LOvH6Ccw

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-04-24/2007042407_03_0.html から転載。

2007年4月24日(火)「しんぶん赤旗」


市長提言で2030年までに
独自策で車の「通行税」も

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 【ワシントン=鎌塚由美】アースデーの22日、ニューヨーク市のブルームバーグ市長(共和党)は市内で講演し、温室効果ガスの排出量を2030年までに30%削減することなどを盛り込んだ独自の環境対策を発表しました。アースデーは地球環境を守る国際的連帯行動の日とされています。


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 ブルームバーグ市長は、住環境、エネルギー、温暖化対策など百二十七項目の取り組みを打ち出しました。同市の人口(現在八百二十万人)が百万人増加すると見込まれる二〇三〇年をめどに、同市を「より持続可能な」都市にすることを目指すとしています。同市長は、地球温暖化は「科学的に存在する」と指摘。「議論するのをやめ、それに対処するときだ」と強調しました。

 計画には、市内の大気汚染緩和策の一つとして「通行税」の導入も盛り込まれました。中心街のあるマンハッタン島で、週日の昼間を対象に、自家用車に八ドル(約九百五十円)、トラックに二十一ドル(約二千五百円)を課し、収益を公共交通システムの改善に当てるとしています。「通行税」計画については、州議会の承認が必要ですが、すでに反対の声を上げる議員もいます。

 同市長は、市内商業施設を全面禁煙にしたり、市内レストランでのトランス油脂の使用を禁止(〇八年七月から)するなどの施策を打ち出してきたことから、環境対策でもイニシアチブを発揮したい意向。この日の演説では、同じく温暖化対策に力を入れるカリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事や英国のブレア首相から激励のメッセージが寄せられました。

 米国の環境団体「環境防衛」のフレッド・クルップ会長は同日、ブルームバーグ市長の環境対策を歓迎。「計画はすべてのニューヨーク市民に利益をもたらすだろう」と述べ、「市長は、地球温暖化対策で、政争を超えて、今すぐ行動するという地球規模の指導力を発揮している。子どもやその次の世代のために、連邦政府が市長の例に続くことを希望する」と語りました。

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■関連キーワード

環境問題


【予言】2007年5月 南米コロンビアで火山が大噴火。大地震により数千人が死亡する。
http://www.asyura2.com/0601/jisin14/msg/245.html
投稿者 上浦 日時 2007 年 4 月 20 日 16:23:40: sWIwBAVNwuMS2

5月に大噴火が始まるだろう。

【関連情報】
www.cnn.co.jp/science/CNN200704190006.html
コロンビアでウイラ火山が噴火、3500人が避難
2007.04.19
Web posted at: 12:56 JST
- AP

コロンビア―17日夜、コロンビアの首都ボゴタ南西にあるネバド・デル・ウイラ火山(5634メートル)が噴火、土石流と洪水によって家屋や橋が流され数千人が避難した。およそ半世紀前にスペインがコロンビアを植民地として以来、噴火の記録はなかった。

政府当局の災害担当者はAP通信に対し「ウイラ火山周辺にはおよそ1万人が住んでおり、うち3500人を避難させた」と語った。死者やけが人は報告されていない。

最初の噴火が起きたのは17日午後10時37分。翌18日午前2時57分には2度目の噴火が起きた。「地震活動は弱まってきたが、続いている。より大きな噴火が近く起きる可能性を否定できない」と専門家は警告している。

噴火後間もなく周辺の二つの川は融けた雪で増水しはんらん、岩や土砂が流れ込んで土石流となった。現地の警察署長は「橋は流され、地域住民が使うハイウェーは何キロにもわたって破壊された。被災者に医薬品や救援物資を運ぶルートを確保できない」と話している。

ウイラ山は冠雪をいただき、コロンビアで3番目に高い山。3月から火山性微動が観測されていた。コロンビアでは1985年にはネバド・デル・ルイス火山の噴火によって起きた泥流でふもとの村アルメロが流され2万1千人の死者をだしている。


進む温暖化…2050年の水不足被害、10億人以上増 (読売新聞)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/193.html
投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 4 月 08 日 17:00:53: OszuLYfIhReeI

 【ブリュッセル=林路郎】国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第2作業部会は6日、地球温暖化が長期に及んだ場合の人類や生態系への影響をまとめた第4次評価報告書をブリュッセルで公表する。

 2050年代には温暖化による水不足の被害人口が全世界で新たに10億人以上も増え、全生物種の20〜30%が絶滅する危険が高まるとの内容が盛り込まれる見通し。京都議定書の約束期間(08〜12年)以降の削減体制をめぐる国際交渉の行方に影響を与えそうだ。

 作業部会では、温室効果ガスの排出が多い米国や中国が、原案の表現に多数の修正を求め、議論が紛糾。予定されていた5日中に会議は終わらず、6日未明まで議論が続き、報告書の採択はずれこんでいる。

 最終草案は、対策を講じなければ、50年代には、温暖化の影響で飢餓に陥る人口が、最大で1000万人増加すると指摘。また、世界で安全な水を利用できないのは現在11億人だが、飲料水やかんがい用水の不足に困る人たちは年々増えている。報告書は、この被害人口が50年代にさらに10億人単位で増えるとした。

 気温が1990年と比べて2〜3度上昇すると、すべての地域で温暖化によるコストが増えるとした。さらに、人口が集中するバングラデシュなどアジアの大デルタ地帯や、太平洋の島国などで海面が上昇すると、高潮や洪水で大きな被害が出るほか、北極では温暖化で自然環境が特に大きく変化しかねないと分析している。

 温暖化の人間社会全体への影響は「すでに出ている」と指摘。具体的には、氷河や雪の融解による洪水リスクの高まり、永久凍土地帯での地盤不安定化、山岳地帯での雪崩の危険上昇――などを挙げた。また、こうした危険を回避するための手段はあると指摘した。

 生態系の危機にも言及。50年時点での気温上昇が1度にとどまった場合でも、森林火災の危険が高まり、一部の両生類の絶滅が懸念されるほか、2度上昇した場合には、地球上のサンゴ礁のほとんどが白化するとしている。

 作業部会は2日から5日まで、100か国以上の政府代表が、科学者が中心となってまとめた草案の確定に向けてぎりぎりの調整を続けた。関係者によると、部会では一部の国の代表が、評価報告書の結論の科学的根拠に疑問を投げかける発言を行ったという。

(2007年4月6日14時39分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070406it06.htm
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ブリュッセル・・・・・
三極委員会(トライラテラル・コミッション)と無関係では無い気がするが・・・

三極委員会(TC)が、ベルギーのブリュッセルで極秘裡に開催された模様。
http://www.asyura2.com/07/bd48/msg/222.html
投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 3 月 29 日 06:01:47: OszuLYfIhReeI


火星でも太陽の活動の変化により、1970年代に比べると1990年代には気温が華氏1度ほど上昇(NASA-CNN)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/192.html
投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 4 月 07 日 14:27:16: edtzBi/ieTlqA


科学者によれば、火星は1970年代から1990年代にかけて華氏1度ほど上昇した
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4月4日付、「CNN」より。

NASAの科学者によると、地球の近隣に位置する火星でも、太陽の活動が活発になったことによる放射線の影響により、南極の氷が解け始め、1970年代に比べると1990年代には華氏1度ほど気温が上昇していることが分かった。

http://us.cnn.com/2007/TECH/space/04/04/mars.climate.reut/index.html

Study: Red planet heating up
POSTED: 3:46 p.m. EDT, April 4, 2007

CHICAGO, Illinois (Reuters) -- Earth's dusty neighbor Mars is grappling with its own form of climate change as fluctuating solar radiation is kicking up dust and winds that may be melting the planet's southern polar ice cap, scientists said Wednesday.

Researchers have been watching the changing face of Mars for years, studying slight differences in the brightness and darkness of its surface.

These changes in brightness have been generally attributed to the presence of dust, but until now their effect on wind circulation and climate has not been clear.

NASA scientist Lori Fenton and colleagues, reporting this week in the journal Nature, now believe variations in radiation from the surface of Mars are fueling strong winds that stir up giant dust storms, trapping heat and raising the planet's temperature.

By studying changes in light reflected from the surface of Mars -- a measure known as an object's albedo -- they predict the red planet has warmed by around 1 degree Fahrenheit from the 1970s to the 1990s, which may in part have caused the recent retreat of the southern polar ice cap.

On Earth, carbon dioxide traps infrared radiation which can affect global climate. This a phenomenon is known as the greenhouse effect. Fossil fuel emissions add to the problem.

On Mars, it's the red-tinged dust.

Fenton's team compared thermal maps gathered from NASA's Viking mission in the 1970s with maps gathered more than two decades later by the Global Surveyor.

They saw that large swaths of the surface have darkened or brightened over the past three decades.

These albedo changes strengthened winds, picking up and circulating dust, creating a vicious cycle that is warming the planet.

"Our results suggests that documented albedo changes affect recent climate change and large-scale weather patterns on Mars," Fenton's team wrote.

They believe changes in albedo should be an important part of future studies on atmosphere and climate change.


科学知識に乏しい普通の人を欺くのは簡単でしょう・これからは空耳版へ投稿したらどうですか
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/176.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 4 月 02 日 21:46:46: mY9T/8MdR98ug

(回答先: 地球温暖化よりも、地球磁場の急激な変化にも要注意だ! 投稿者 不動明王 日時 2007 年 4 月 01 日 10:35:12)

 不動明王さん。突然失礼します。

 あなたの言っていることは、いるようだ、かも知れない、のオンパレードですね。
 一見「科学的」なことを言っているようですが、最後に「天からの神仏のご加護とも言えるものだ。」で締めくくっています。このような意見は空耳版に投稿されてはいかがでしょうか。
 なぜ地磁気が存在するのかについてはいくつかの説がありますが現在では地球ダイナモ説が最も有力とされています。海洋研究開発機構の地球シミュレータセンターでは地球ダイナモ説に基づいてコンピュータシュミレーションを行い、地磁気の発生とその反転現象を再現することに成功しています。
 あなたが引用されている上浦さんの投稿では地磁気反転で一時的にバン・アレン帯が消失すると主張していますが、これは全く根拠のない話です。これまで1億5000年の間に数百回、地磁気反転が起きていることが分かっており、最も最近は78万年前です。もしバン・アレン帯が消失したのなら、太陽風粒子や宇宙放射線が直接地表に到達し、さらに秒速500kmもの太陽風によって大気がはぎ取られてしまい、陸上生物は死に絶えたはずです。
 地磁気反転の際に地磁気は消失するのではなく、現在の南北2個の磁極が3個、4個に分裂し地磁気が入れ替わり反転した2個に収斂していくことがシュミレーションによって明らかになっています。
 これは現在の最新の学説がもとになっています。詳しくは以下のリンクから論文が購入できます。
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0507/dynamo.html

 科学でないのに科学的言辞をもてあそぶまねはいかがかと思います。


NASA:謎の巨大六角形画像公開 「カッシーニ」撮影 (毎日新聞)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/171.html
投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 3 月 30 日 05:40:06: OszuLYfIhReeI

米欧共同無人探査機「カッシーニ」が06年10月に赤外線で撮影した、土星の北極上空にある六角形の渦状構造=NASA提供


 【ワシントン和田浩明】米航空宇宙局(NASA)は27日、米欧共同無人探査機「カッシーニ」が撮影した、土星の北極上空を覆う六角形の渦状構造の画像を公開した。80年に米探査機「ボイジャー」が発見したもので地球4個分の大きさだが、26年後の現在も残っている。NASAは地球の極地方で形成される低気圧の一種に似たものと推測しているが、六つの辺が安定的に維持されている理由は分かっていない。

 NASAによると、渦は昨年10月30日にカッシーニに搭載された赤外線分光計で約130万キロの距離から撮影された。幅約2万5000キロ。垂直方向は100キロほど大気内に伸び、反時計回りに回転している。土星の北極地方は15年続く夜のさなかだが、約2年後に可視光での観測が可能になるとみられている。

毎日新聞 2007年3月29日 11時05分 (最終更新時間 3月29日 12時59分)

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070329k0000e040029000c.html?in=rssw

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<米国>ブッシュ政権が気象学者に圧力 民間団体が調査公表(毎日)
http://www.asyura2.com/0601/jisin14/msg/198.html
投稿者 あっくん 日時 2007 年 2 月 01 日 22:23:06: hhGgKkD30Q.3.

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070131-00000045-mai-int<米国>ブッシュ政権が

気象学者に圧力 民間団体が調査公表
1月31日11時54分配信 毎日新聞


 【ワシントン和田浩明】ブッシュ米政権下で連邦政府機関に勤務する気象学者のうち150人が、過去5年間で延べ435回にわたって「気候変動」という言葉を報告書から削除したり研究結果を政権の方針に合わせるよう求められるなどの「政治的介入」を経験していた。米民間団体「憂慮する科学者同盟(UCS)」などが30日公表した調査で明らかになった。
 ブッシュ政権は温暖化防止対策を定めた京都議定書から離脱し、最近まで地球温暖化と経済活動の因果関係を疑問視する姿勢を維持していた。昨年11月の中間選挙での与党共和党の大敗を受け、大統領は23日の一般教書演説で温暖化は「深刻な問題」との認識を示したものの、連邦レベルでの温室効果ガス規制には依然難色を示している。UCSは今回の調査で「政権ぐるみの気候科学への介入が明らかになった」と同政権を厳しく非難した。
 調査結果は下院政府改革委員会の公聴会でも報告された。それによると、約300人の政府関係機関の気象学者のうち、46%が「気候変動」「地球温暖化」という言葉を削除するよう圧力を受けたことがあると回答。43%が、研究結果の科学的意味づけが変わってしまうような内容の変更を強いられていた。25%が、介入の結果、科学者が辞任したり研究への参加を辞退した例を知ったり経験したりしていた。
 公聴会では05年まで米政府機関の気候変動研究に携わったリック・ピルツ氏も証言。米石油業界関係者でホワイトハウス環境評議会の幹部が、研究報告書に手を入れて地球温暖化の影響の印象を弱めようとした、などと主張した。
 政府改革委のワックスマン委員長(民主党)は、ブッシュ政権が気象関連研究の結果を操作しているとの批判が、長年あったと指摘。同委が調査目的で関連書類を求めてもホワイトハウスなど連邦機関が拒否している、と強い不快感を示した。

最終更新:1月31日13時14分


クマ殺処分1900頭超 絶滅の懸念も 本年度・東北(河北新報 − Yahoo!ニュース)
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/105.html
投稿者 シジミ 日時 2007 年 1 月 29 日 23:32:42: eWn45SEFYZ1R.

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070129-00000007-khk-soci

1月29日7時1分配信 河北新報


 東北6県で人里に出没するなどして、殺処分されたクマの頭数が本年度、1900頭を超えた。全国で処分されたクマの約4割にあたり、地方別では最も多い。県別では山形県が全国トップで、上位10位以内に青森を除く5県が入っている。西日本では個体数の維持に取り組む自治体もあるが、東北では少なく、個体数の減少を不安視する声も上がっている。

 昨年12月末までの東北各県の捕獲数、処分数は表の通り。いずれも既に前年度1年間の頭数の5倍を超えている。処分数は北海道や長野、新潟両県も多いが、東北の各県は福島4位、秋田7位、岩手9位、宮城10位で、全体では中部地方を約230頭も上回る。

 絶滅が危惧(きぐ)される西日本では種の保護の観点から捕獲後、地域住民の了解を得た上で、子グマやおとなしいクマを山に返す放獣に積極的に取り組んでいる。中部地方は捕獲数では東北を上回るが、17.4%にあたる約360頭を放獣。福井や京都、兵庫では50%を超えている。

 東北では生息数が比較的多く、クマの保護施設がないことなどから捕獲後、大半が処分されている。放獣率は岩手の9.1%が最高で、山形はゼロ。6県とも全国平均の9.7%を下回る。

 保護管理計画を作り「クマとの共生」を掲げる県もあるが、「被害を受ける住民の理解が得られない」「獣医師の協力など放獣する体制が不十分」などの理由で放獣数が伸び悩んでいる。

 NPO法人「みやぎ野生動物保護センター」の武田修代表=多賀城市=は「このまま捕り続けたら絶滅の可能性もある」と指摘。若いクマが人里に出没し、捕獲されるケースが多いことから「突然一帯のクマが激減することも考えられ、人間の都合だけで処分せず、生態系全体の保護が必要だ」と話している。

最終更新:1月29日7時1分


両生類絶滅させるカエル・ツボカビ症、国内で初確認(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/0510/nature01/msg/693.html
投稿者 シジミ 日時 2007 年 1 月 13 日 22:54:51: eWn45SEFYZ1R.

http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/3528.jpg

2007年01月12日

世界各地でカエルなどの両生類に壊滅的な打撃を与えてきたカエル・ツボカビ症が、日本でも見つかった。アジアでは初の確認だ。人間などには感染しないが、野外に広がると根絶できず、生態系に深刻な影響を及ぼす恐れがある。日本野生動物医学会、日本爬虫(はちゅう)両棲(りょうせい)類学会、世界自然保護基金(WWF)ジャパンなどは12日に、検疫の強化や販売・流通の監視などを訴える緊急事態宣言を共同で出した。

 ツボカビ症が見つかったのは、東京都内で個人がペットとして飼っていた中南米産のカエル。昨年11〜12月に、11種35匹中14匹が次々と死んだ。麻布大学での検査で、12月25日にツボカビ症と確認された。10月末に購入したカエルから感染した可能性が高い。今年に入り、関東地方のペット小売店でも中南米産のカエルが陽性と分かった。

 ツボカビ症は、90年代に豪州でカエルの激減を招いた病気として、98年に初めて報告された。以後、米国や中南米、アフリカ、欧州などで相次いで流行が確認された。食物連鎖を通じて、確実に生態系に打撃を与えていると考えられている。

 中米パナマでは両生類48種が感染し、個体数が9割減った。95年に侵入し年平均28キロの速さで西から東に広がったことが後の調査で分かった。2カ月で野生のカエルが絶滅した地域もあり、二十数種のカエルを動物園などで保護する「両生類箱船計画」が始まった。

 ツボカビは水の中で数週間生き続け、野外へ広がってしまうと根絶は不可能だ。渓流が多い日本では繁殖しやすいとも指摘される。また、ペット飼育で感染が広がる可能性も高く、関係者は危機感を強めている。

 関係学会など16団体の緊急事態宣言は「死んだカエルを飼育していた水を、野外に排水することは禁物」と訴え、輸入・販売業者にも「カエルが感染していないことを確認してほしい」と呼び掛ける。

 宇根有美・麻布大助教授(獣医学)は「飼っているカエルに少しでも異状を感じたら、獣医師に相談してほしい。消毒法や治療法があり、人にはうつらない。飼育を放棄して、屋外に放すことだけはしないで」と言う。


温暖化議論かく乱に資金=米エクソンが提供−科学者団体 [1月4日 時事通信 ]
http://www.asyura2.com/0510/nature01/msg/688.html
投稿者 DOMOTO 日時 2007 年 1 月 08 日 17:35:36: VRQtq/0DZtRLQ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070104-00000044-jij-int

1月4日11時0分配信 時事通信

【ワシントン3日時事】環境問題などで活動する米国の「意識ある科学者連盟」は3日、米石油大手エクソンモービルが、地球温暖化の議論をかく乱するため、1600万ドル(約19億円)の資金を拠出していたとの調査結果を発表した。
 同連盟によると、エクソンモービルは、規制を逃れようとして喫煙の被害を非科学的と断じたたばこ産業の戦術を採用。地球温暖化の原因をあいまいにするため、科学的根拠に疑問を投げ掛けるだけでなく、「温暖化は深刻でない」という団体の育成に資金を提供した。同連盟の調査では、1998年から2005年までに43団体に計1600万ドルをつぎ込んだという。 


土星の衛星「タイタン」に湖、NASAが地表の解析画像を公表 (Technobahn)
http://www.asyura2.com/0510/nature01/msg/686.html
投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 1 月 05 日 18:47:42: OszuLYfIhReeI

NASAは3日、土星の衛星「タイタン」の地表に液体メタンでできた湖が存在する証拠画像を公表した。

画像は土星探査衛星「カッシーニ」が昨年7月に行ったレーダー観測のデータをCG化したものとなる。

茶色の部分が乾燥した地表部分で、青色の部分が液体メタンでできた湖となる(画像では地表に対するレーダーの反射率に応じて色分けされている。便宜的に着色されているが、実際にこの通りの色ではない)。

タイタンの地表には液体メタンの湖か海が存在するのではないか、という仮説は既に20年前から唱えられていたが、タイタンは非常に濃い大気を持った衛星のため実際に、液体メタンの湖の存在が証拠画像と共に明らかになったのは今回が初めてのこととなる。

今回、公表されたタイタンの湖に関する論文記事は最新号の雑誌ネイチャー(Volume 445 Number 7123)に掲載されている。

(Image credit: NASA/JPL/USGS)

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200701041445&ts=524c06dd49dc6043c5252f0e55cc31c950439819


アメリカが日本に捕鯨をさせない本当の理由
http://www.asyura2.com/0510/nature01/msg/685.html
投稿者 生成発展プログラム 日時 2007 年 1 月 05 日 11:20:22: iwGg3ccPrH5TQ

(回答先: 反捕鯨活動家に付ける薬を開発中!/「恥知らずな茶番」と言われて反撃!(OhmyNews) 投稿者 gataro 日時 2006 年 12 月 29 日 16:58:24)

阿修羅には何回も出ていますが、

「アメリカが日本に捕鯨をさせない本当の理由 」

http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r12-199.htm

(転写貼り付け始め)

アメリカが日本に捕鯨をさせない本当の理由  04年03月19日

レルネット主幹 三宅善信

▼食糧安保という考え方

  近作の『BSE・鳥インフルエンザ・鯉ヘルペスの奇妙な関係』や『風邪見鶏:インフルエンザと鳥の深い関係』でBSEや鳥インフルエンザの問題を取り上げ、食糧の国際的な流通について解説し、また「日本の食糧自給率を上げなければならない」理由を論拠付けたが、世界の食糧貿易の問題は、実は過去半世紀にわたってアメリカが採ってきた「食糧安全保障」という政策と大きくリンクしているのである。そこで、今回は、「食糧安保」という観点から「捕鯨禁止」問題の背後にあるものを考えてみたいと思う。

  米ソの冷戦がアメリカ側の勝利によって終結したのは、相互の核抑止力による軍事的安全保障のアンバランスによってではなく、アメリカの食糧安保政策に、ソ連がまんまと絡めとられたからであるとも言える。社会主義時代のソ連は、確かに商品流通経済は振るわなかったが、それでも、世界一広大な国土からは原油も豊富に産出したし、金も大量に採れたので、それらを輸出して外貨を稼げば、それなりに「食っていく」(註:北朝鮮のような食糧危機や中南米諸国のような経済的破綻国家にならないという意味)ことはできていた。つまり、アメリカがソ連を倒すのには、「自滅」を待っていたのではいつまで経っても埒が開かず、さりとて、イラクのフセイン政権に対して試みたように軍事力を行使するのでは、アメリカ側の犠牲が大きすぎるので、別の方法を考えなければならなかったのである。それが、今回採り上げる「食糧安保」という概念である。

  1960年代、ソ連との激しい核開発・宇宙開発競争に疲れたアメリカは、1970年代に入ってからは、その仮想敵国であるソ連に対し、食糧援助をすることによって、豊かな西側市民生活の象徴である大量の牛食肉の習慣を植えつけるという意外な戦略を採ったのである。近代的な畜産業は、かつて西部劇のカウ・ボーイが活動したような広大な牧草地で牛を自然のままに放牧し、そこらを歩き回った牛たちが草を噛んで勝手に成牛になるという牧歌的なものではなく、一日も早く牛を商品化するために「牛舎の中で、飼料(穀物)を与えて育てる」という方法が採られているのである。そして、その牛を育てるための飼料(トウモロコシ、大豆、ふすま、コーリャン等の穀類)を米国は大量に輸出しているのである。

  いったん、贅沢な暮らしを知った人間は、容易に元の質素な生活に戻すことは難しい(註:社会主義革命はマルクスが予言したように、成熟した資本主義社会の貧富の差が極大化した際に、その矛盾を補正する形で登場するのではなく、実際の歴史では、豊かな近代資本主義市民社会にすらなることができなかったロシアや中国といった前近代的な専制国家において出現したことが、これを証明している)という性格を利用して、「ロシア人が豊かな食生活を維持していくためには、アメリカから穀物飼料を輸入し続けなければならない」という、いわば19世紀に中頃に大英帝国が清国に対してとった「阿片浸け政策」と同じような方法を展開し、事実、そのことがソ連邦崩壊の一要因となったのである。


▼ソ連の次のターゲットは中国

  このまま行けば、21世紀の中頃には、世界最大の経済大国になるであろうと言われている中国を今のうちに叩くために、同様の政策をアメリカは中国に対して現在展開中である。この十数年間の日本の経済不況とは対照的に、独裁国家(註:イラクや北朝鮮のような強烈な個性を持った独裁者がいないだけで、「人民に政治的な自由選択権がが与えられていない国家」という意味)の中国は「社会主義市場経済」なる鵺(ぬえ)知恵的な政策を採ることによって、見かけ上の経済は大発展を遂げているからである。

  ところが、その経済的大発展によって、中国人の生活が豊かにになり、国民一人当たりの牛肉の消費量が、その軍事費の伸び率以上に、年々飛躍的に拡大しているのである。信じられない読者もおられるかもしれないが、日本の10倍の人口を有する中華人民共和国の耕地面積は、日本の耕地面積のわずか2倍しかない。人口1人当たりに換算すると5分の1しかないのである。国土の面積は日本の24倍と広くとも、砂漠であったり、山岳地帯や寒冷地であったりして、元もとそれほど多くの農作物がこの国は穫れないのである。したがって、「四脚のあるものは、テーブル以外はなんでも食べる」といったおよそ他の国の食文化では考えられないような習慣(註:サル、ハクビシン、ヘビ等ゲテモノ料理には事欠かないのが中国料理)がかの国では定着したのである。

  その中国が、急激な経済発展を遂げることにより、人々に豊かな欧米風の牛肉食の習慣を巧妙に刷り込んでいったのがアメリカである。今や、中国の大都市では、欧米や日本と同じように「麦当労(McDonald’sの中文表記)」をはじめとする外食産業の看板で溢れている。巧みなテレビコマーシャルなどを用い、このような店で核家族で食事をすることを「中産階級のお洒落なライフスタイルだ」と中国人に錯覚させているのである。しかし、急激に消費の伸びた中国国内で飼われている肉牛の飼料は、当然のことながら、中国産の穀類では十分賄うことができず、結果的には、アメリカから大量に穀物を輸入することになるのである。そして、気が付いた時には、中国人は、アメリカからの穀物輸入抜きでは豊かな生活維持ができなくなっているという構図なのである。アメリカは、ソ連で成功した方法の再現を中国でも狙っているのである。


▼学校給食はアメリカの陰謀

  日本でも60年前に同じことが行なわれた。しかし、60年前の日本と現在の中国では国際的な情勢も異なるし、また社会全体の豊かさが異なるので少々方法は違っていたけれども…。太平洋戦争の敗戦後、食糧危機に陥った日本に対して、占領国であるアメリカは、「学校給食」という制度(註:明治以来、貧しくとも就学率の高さは、世界トップレベルだった日本人を洗脳するのにはうってつけの方法)を積極的に導入し、パンとミルク(脱脂粉乳)を中心としたアメリカ風の食生活を日本の少年少女に与えたのである。当時、ろくな食べ物しかなかった日本人は、進駐軍が与えてくれた「本家」のアメリカにもないこの「学校給食」という制度を大いに喜んだが、このことを、アメリカ人の敵味方を区別しない単なるヒューマニズムから来て、哀れな日本人に対する食糧援助と見るのはナイーブ過ぎる見方である。「人は12歳までに食べたもの(がおふくろの味になって)を一生食べ続ける」と日本マクドナルドのカリスマ創業者であった藤田田氏は曰った(註:だからマクドには、子供向けのおまけがたくさん付いている)が、小学生の6年間に、それまでの日本文化の伝統的な食材であったお箸を使って食べるご飯・味噌・しょうゆ・魚・煮野菜といったものをできるだけ食べさせずに、あの安物のアルミ製のスプーンとお皿で、パンやミルクそして西洋風にどぎつく味付けされた給食を日本の餓えた子供たちに与えたのである。


▼牛肉の自由化で困るのはアメリカのほう

  果たして、アメリカの狙いはまんまと的中し、大人になっても「毎朝(電気炊飯器という便利な道具があるにもかかわらず、ご飯を炊くのを面倒くさがって)パンで済ます」という戯(たわ)けたの日本人が大量に発生したのである。しかも、その人たちの多くは「パン食のほうが格好良い」と思っているから始末に負えない。生活習慣とは恐ろしいものである。確かに、戦中戦後の一時期、日本は深刻な食糧不足に見舞われたが、もともと、国民一人当たりの耕地面積が中国の5倍もある温暖で雨の多い日本のこと、戦後十年も経てば、日本の稲作は当然のことながら、供給過剰になっていくのである。日本の国は、神代の昔から「豊葦原の瑞穂の国」と言われたように、特に米作については、台風等の風水害の起こらない限り、日本人の食生活を充分賄えるだけの量は収穫できたのである。それが、近代に入って、化学肥料や農薬の出現によって、さらに単位面積あたりの収穫量が飛躍的に増大したのであるから、米が余って当然である。ただし、日本人一人当たりの米の消費量は、この30年間にわたって年々減少の一途を辿り、慢性的なコメ余りという現象が生じたのであるが、実は、これは「アメリカからの農産物の輸入なしに日本人は生活できなくなる」という食糧安保の支配下に日本人を置くためのアメリカの遠大な策略だったのである。

  第二次大戦後、奇跡的な高度経済成長を果たして2度にわたる石油ショックも乗り越え、先進工業国として充分な外貨を蓄え、世界中のどこからでも自由に食糧が買えるようになった日本に対して、アメリカは強引にアメリカ産の牛肉を買うように圧力をかけてきた。もちろん、金に糸目を付けない高級な霜降り肉用には、日本国内産の黒毛和牛の肉を消費するのであるが、同時に庶民が日常の生活で口にする牛肉は、安ければ安いほど良いのであるから、生産コストがより低いオーストラリア産やアルゼンチン産の牛肉のほうがアメリカ産よりも価格が安いので、本当に日本が牛肉の輸入を完全自由化すれば、誰も価格の中途半端なUSビーフなんか買わずに、アルゼンチンやオーストラリアの牛肉を買うに決まっている。そこでアメリカは、「牛肉の輸入自由化」を日本に迫るようなふりをして、また、日本政府も間が抜けているので、本当に牛肉の輸出入が完全に自由化されれば、国内の畜産農家が困ると思って、アメリカとの政府間の取り決めによって「管理された形での食肉の輸入割り当て枠の随時拡大」ということを受け入れたのである。つまり、日本の消費者は、アメリカ産よりも割安なアルゼンチン産やオーストラリア産の牛肉を自由に買えずに、割高なアメリカ産牛肉を買わされ続けているのである。


▼捕鯨禁止の本当の理由

  さらに、アメリカの「食糧安保」の巧妙な罠は「捕鯨」に対しても向けられた。過去二十数年間、IWC(国際捕鯨委員会)を通じて行なわれてきた日本対アメリカの捕鯨禁止に関する論争は、『BSE・鳥インフルエンザ・鯉ヘルペスの奇妙な関係』でも述べたように、これは科学的根拠に基づく話でもなんでもない(註:アメリカは、BSEに関する食肉用の牛の全頭検査を要求する日本の態度には「科学的根拠がない」と拒否しながら、いかなる形の捕鯨再開についての「科学的根拠に基づく要求」に対しては、捕鯨禁止には「科学的根拠は必要ない」と、とんでもない二重標準を示しているのである)。実は、これも、アメリカの食糧安保に関わった問題なのである。もし、日本人が世界中の公海から自由に鯨を獲ってこれを食せば、日本の食肉の自給率は飛躍的に向上する。事実、戦後の食糧難の時代には、日本の遠洋捕鯨船団は、世界の「七つの海」を股にかけて鯨を獲りまくり、貴重な動物性蛋白質を日本人に供給していたのである。これを、なんのかんのと言いがかりをつけ、禁止することによって、日本人の食肉に関して、アメリカ産の牛肉に依存しなければならいないように無理やりに持って行くための外堀を埋める作業が、「捕鯨禁止」政策なのである。

  しかも、世界中の海を自由に泳ぎ廻っている鯨たちは、一年間に人間が漁業によって世界中の海から獲っている総漁獲量の約6倍の魚資源を補食しているというデータさえある。したがって、いかなる形の捕鯨をも禁止して、鯨の数を増やすということは、すなわち日本の漁民が獲る魚の総数も減らすということで一挙両得なのである。もし、日本人が鯨をどんどん獲れば(註:「資源が枯渇するほど獲り尽くせ」という意味でないことはいうまでもない。鯨資源の維持に差し障りのない数量を科学的根拠に基づいて算出し、その許容範囲内で自由に獲れという意味) 、その分、世界の海にいる魚類(主としてアジ・サバ・イワシ)の総漁獲量もどんどん増えて、日本の食糧自給率がますます高まるのである。そのことをなんとしても避けたかったアメリカは、「200カイリ」政策にしろ、「捕鯨禁止」政策にしろ、すべてアメリカの「食糧安保」という大局的な考え方から導かれてきたグローバルな政策なのである。学校給食のパン食同様、日本は見事にそれに絡め取られているのであるが、このことに気が付いている日本の指導者やマスコミ関係者は何人いるだろうか?

  おそらく、これから先20年くらいの間は、中国はかつての日本の高度経済成長期と同じように、急激に経済発展するだろうが、そのことはすなわち、アメリカの食糧安保政策に絡み取られていくということであり、先は見えている。なぜなら、日本の10倍、そしてアメリカの5倍という大きな人口を持つ中国が、アメリカや日本と同じような経済レベルの豊かさになれる道理がないからである。世界中に200カ国近い独立国家のある中で、GDP第1位のアメリカと、第2位の日本の2カ国だけで、全世界の資源エネルギーの約50%を使ってしまっているのである。アメリカと日本の合計人口の3倍の人口を有する中国が、もしアメリカや日本と同じレベルで物質的に豊かになるということは、現在、実用化されている全世界の資源エネルギーの150%分のエネルギー供給がなければ成り立ち得ないことであり、そのことは論理的に不可能だからである。

  その点、私は、おそらく中国よりのインドのほうに将来性があると思う。中国の大躍進が一段落した後、インドの経済的な大躍進はさらに進み、21世紀中頃にはある意味、インドが世界最大の経済大国になっている可能性すらある。なぜなら、宗教上の理由で、もともと牛肉を食べないインド人は、ある意味、アメリカの食糧安保政策に絡め取られるという可能性が少ないからである。このように、ものごとは視点をちょっと変えるだけで、全く違った観点から見ることができるようになるのである。
 
(転写貼り付け終わり)

ついでに、
↓捕鯨反対国と・・・
http://www.asyura2.com/0601/gm12/msg/141.html


人が地球を破壊しているが 持続可能な社会はあるのか  【SENKI】
http://www.asyura2.com/0510/nature01/msg/654.html
投稿者 愚民党 日時 2006 年 11 月 19 日 18:58:52: ogcGl0q1DMbpk

人が地球を破壊しているが

持続可能な社会はあるのか

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人は150人程度のまとまりしか認知できない!?

田中健一

進化の遅れが環境問題

 『ヒトは環境を壊す動物である』(ちくま新書、小田亮著)という本がある。

 大学で環境教育を担当する小田氏は、「環境問題については人並みには理解があります。例えば肉食はエネルギー的に無駄の多い贅沢だということは知っています。しかしおいしいので菜食主義者になるつもりはありません。……」(同書p8)と、「わかっちゃいるけどやめられない」自分の現実を吐露している。これは小田氏のみに言えることではなく、誰もが同様の矛盾を感じながら生きているだろう。自分達の日常生活を吟味してみても、かなり曖昧にしていることはたくさんある。同書ではこれを、人間の意思の弱さからのみ考えるのではなく、認知能力をはじめとする進化の問題として捉らえることを提唱している。

 「わたしたちの認知能力も、うまく捕食者から逃れる、あるいはなるべくいい配偶者を得るといった、具体的で個別な問題を解決するようなつくりになっていると考えられます。生態系といった大きなスケールのなかで自らの存在を考えるなどといったことよりも、今日をいかにして生き延びるか、ということの方が、わたしたちの先祖には大事なことだった」(同書p30)。

 人間も自然淘汰によって環境に適応し、生態系のなかに組み込まれている生物種である。つまり他の種や周囲の非生物的環境との相互作用なしには存在しえない生物である。それゆえ生態系を保護する必要を人は大きな枠としては誰もが認める。

 そして実際には相互作用は、空間的にも時間的にも非常に大きなスケールで起こる。「今日をいかにして生き延びるか」という利害は、ずっとスケールの小さなものである。人間の進化のプロセスを考えると、私達は基本的にこのような日常的なスケールでしか物事を捉えられないようにできているのかもしれない、というのだ。このズレこそが環境問題である。

150人の集団に適応

 同書では進化心理学者のロビン・ダンバーの次のような説をあげる。

 人間は捕食者対策のために集団を形成してきた。霊長類には集団サイズと大脳新皮質のあいだの一般的に回帰直線という関係がある。公的管理機構が必要とされるビジネス組織の下限が200人程度であること、近代軍の中隊の規模が100人から200人程度であることなどからいって、現代社会でも人間がある程度お互いを認識してまとまりを保てるのは、せいぜい150人前後なのである。この関係で考えると、「現代人、すなわちホモ・サピエンスがもっている大脳新皮質の割合に見合った集団サイズは、約150人であることが分かりました。つまり、わたしたちの脳は150人の集団のなかでうまくふるまうためにできていることになります」(同書p96)。

 人間の大脳の進化から考えると、人間の認知能力は大きな集団には向いていないということなのだ。人間は150人位の集団のなかでふるまい、相互関係をつくって、捕食者から身を守り生きながらえてきたのである。家族、知人、学校、会社、地域への配慮は優先されはするが、国や地球レベルでの問題に対しては軽んじたり無関心でいられるのも、人間がロビン・ダンバーの言う150人位の集団に適応し進化してきたからこそ、そのような傾向を持つのであるということになる。

身の丈サイズへの変換

 ローマクラブの『成長の限界』(ダイヤモンド社、p5)の序論に、「人間の視野」という、時間を横軸に、空間を縦軸にしたグラフがある。ほとんど多くの人達は家族や友人に対する短期的なことに関心が集中している。しかし一方で、時間的にもっと先まで見通し、町とか国といったさらに広い範囲のことがらに関心を持っている人や、少数だが遠い未来に広がる全世界的な関心を抱いている人の存在も確認されている。

 先の小田亮説のように、人間は「身の丈サイズでしか考えられない」と言い切れない人達の存在があったからこそ、私たちの今があるのだ。

 人間と環境のズレの存在に気付き、そのズレを小さくしようという行動や変革があったからこそ、今日の環境問題は俎上にのせられてきたのである。今も世界各国で多くのNGO等のグループや個人が、環境や戦争、人権問題等の社会的な矛盾を解決しようと日々努力をしている。これを忘れてはいけない。

 私たちは超時空的に存在しているのではない。過去の人間の営為によって今存在している。人間が進化の産物として、身の丈サイズでしか物事を捉えられない傾向にあるとしても、そのこと自身と不断に葛藤しているのも人間なのである。身の丈サイズだけで考えているだけでは、いずれ自分達の生命維持さえも困難になることを自覚するから人は行動するのである。それが自分や家族、子孫の命という身の丈サイズへのフィードバックの中味だろう。

(地方公務員)


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HPIという指標がある

地球上で最も幸せな国はバヌアツだ

中村正明

 地球上で最も幸せな国は、人口20万人で経済活動も小規模な南太平洋の島国バヌアツ共和国。イギリスの独立系シンクタンクnef(The New Economics Foundation)が今年7月12日公表した「地球幸福度指標」(nefはHPI―The Happy Planet Indexと名づけている)で、このような結果が出た。先進国は軒並み順位が下で、日本は対象178ヶ国中95位、ドイツ81位、イギリス108位、米国150位などとなっている。時事通信がこのような記事を配信したので、インターネットから公表された資料を入手して読んでみた。

 各国のひとりあたりGDPが、必ずしもその国に住む人たちの「豊かさ」を表すものではないことは、本紙の読者なら先刻承知のことと思う。GDPに代わる様々な指標も各種機関や研究者が提案し、本紙上でも紹介されてきている。今回のHPIにはHAPPY(幸福)とPLANET(惑星)という言葉が使われている。どのような点が今までの指標と違っているのだろうか。

 HPIは次のように算出される。HPI=(生活満足度)×(平均寿命)÷(エコロジカル・フットプリント)。

 平均寿命は誰でも知っているだろう。エコロジカル・フットプリントも最近知られるようになってきている。一人あたりの生活を維持するために必要な土地の広さのことだ。平均寿命もエコロジカル・フットプリントも客観的に算出される指標である。問題は生活満足度(Life Satisfaction)だ。

 これは「あなたはこれまでの生活にどれだけ満足していますか」と問い、ゼロから10までの数値で回答したものを集計したものだ。主観的な数値なのである。

 「生活満足度」は主観的なものでしかないが、このような指標をあえて使ったところがHPIの特徴ではないだろうか。HPIの算出式から分かるように、この指標は地球への負担をかけずに、どれだけ幸福な人生を得ているかということを意味する。HAPPYとPLANETはそういう意味なのである。

 算出式中の各指標にどれくらいの重要度をおいているかという点にも、この指標の工夫が見られる。では結果を見てみよう。冒頭に書いたように第1位はバヌアツである。平均寿命は68・6歳、生活満足度は7・4、エコロジカル・フットプリントは1・1ヘクタールである。ちなみに日本は平均寿命82・0歳、生活満足度6・2、エコロジカル・フットプリント4・3ヘクタールで95位である。

 先進国で順位の高いところを見ると、オーストリアが平均寿命79・0歳、生活満足度7・8、エコロジカル・フットプリント4・6ヘクタールである。平均寿命や生活満足度は高いが、環境負荷も高い。そのため総合順位は61位ということになっている。

 全体的に見た特徴のひとつが島国が比較的順位が高いということである。島国では環境と人間活動の関係が見えやすいためだという。また注目すべきは中米の国々の順位が高いことである。コロンビア第2位、コスタリカ第3位、ドミニカ第4位、パナマ第5位、キューバ第6位、ホンジュラス第7位、グアテマラ第8位、エルサルバドル第9位と続く。

 これは私には意外であった。中米というと内戦や独裁政権に悩まされてきたという印象が強い。コロンビアは麻薬問題に苦労しているのではなかったか。西欧のメディアはそういう悪い点ばかりに注目してきたが、nefは現実は違うと指摘している。コロンビアは社会資本が充実しているし、食べ物もうまいし、スポーツ、音楽、ダンスを楽しむ生活を送っている人々が多いそうだ。教育水準も高いし、医療も充実している。その結果、生活満足度は7・2、平均寿命は72・4歳、それでいてエコロジカル・フットプリントは1・3ヘクタールだ。これは私事だが、2年前ロンドンに3ヶ月ばかり語学留学していた際、友だちになったコロンビア人の私と同年代の男性は陽気で親切なナイスガイだった。中米諸国はキューバ以外も要注目ではないかと思う。

 一方最下位グループは悲惨だ。今回の対象国のうち最下位、178位はジンバブエだ。なんと平均寿命36・9歳、生活満足度3・3。最大の問題はエイズだ。平均寿命は1992年の57歳から2003年の37歳に急落した。人口の80パーセントは1日あたり2米ドル以下の生活だという。177位スワジランド、176位ブルンジと南部アフリカは崩壊の危機にある。これらの国々に対する先進国の支援は急務なのだ。

 ロシア172位、エストニア173位、ウクライナ174位と旧ソ連諸国も最下位グループだ。生活満足度は4前後と低いが、エコロジカル・フットプリントはロシアで4・4と日本並に高い。環境負荷が高いにもかかわらず、幸福な社会も築けていないのだ。

 GDPを追求する社会では駄目だと考えたとき、ではどうするのがいいのかは簡単には分からない。エコロジカル・フットプリントなどの指標を見ると、アメリカン・ウェイ・オブ・ライフでは環境負荷が大きすぎることは分かる。では、これまたどうすればいいのかはなかなか見えてこない。

 がともあれHPIの順位表を見ていると、理想的とはいわないまでもそれなりにいい線いっている国々があることが見えてくる。それは具体的に生活をどう変えていけばいいのかの参考になる。

(システムエンジニア)

nefのウェブサイト http://www.neweconomics.org


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地球に田んぼの価値は限りない

飯野佳奈

 「アボン・小さい家」という映画がある。舞台は2000年のフィリピン・ルソン島北部の山岳地帯。イゴロット(古代タガログ語で山の民の意)と呼ばれる少数民族の人たちは、スペインの支配に対して抵抗しつづけてきた結果、他の低地フィリピン人よりは西洋文明の影響を受けるのがはるかに遅くなった。そのため独自の伝統的な生産様式や宗教、文化的伝統を現在に至るまで保持し続けている。

 だが、自然と共生してきた山岳民族の固有の文化は、今、急速に失われつつある。映画では都会での「豊かな」生活を夢見て町で家族と暮らす主人公が、借金を抱え失意のうちに古里の山に帰り、何もない山での「豊かな」生活を再発見する。乱暴に言えばそんなストーリーになっている。

 映画の舞台となったコルディレラ地方は、山裾から海抜千数百メートル〜二千メートル余りの高地まで続くライステラス(棚田)が有名だ。1995年には世界文化遺産として登録された。その規模の大きさと美しさに感動する。アジア文化の象徴的な存在ともいえる稲作―水田は、環境問題の視点からも再評価されるべきものだ。

水田は環境優等生である

 畑作では連作を続けることにより、長期的にみると収量が減り砂漠化が進む。アメリカにみられるような大規模な畑作地帯では単作や連作がふえた結果、作物のない期間がふえて、土壌侵食が激しくなっている。作物のない期間に肥沃な表土が風や雨水などによって削られ、運び去られてしまうのだ。そのため作物の収量は低下してしまう。灌漑農業によっておきる土壌の塩類集積による塩害も、砂漠化の主な原因となっている。

 その点で水田は優れているのである。水田の水は土壌を洗い流すので塩類の集積を防ぎ、新しい土を流しいれることもできる。稲を作っている間は地表面に水があるので風食は起きない。水を張るため土壌中への酸素の供給がなくなり、畑作物にありがちな連作障害の原因となる土壌中の病原菌は生息できなくなる。

 水田のいいところは他にもたくさんある。水を一時的に貯留してコントロールし河川に徐々に出していく。水田がなかったら洪水による被害はさらに大きくなり、肥沃な表土の流出によって、今のような高い農業生産力を保つことはできなかっただろうといわれている。

 水田が長い時間をかけて涵養(地表の水が徐々に土にしみ込んで地下水になること)してきた地下水を、現在私たちは工業用水としてくみ上げたり井戸水として利用しているのだ。さらに土壌の流出を防ぐ効果も見逃せない。急な斜面に作られた棚田はダムの機能だけでなく、雨水をため込み、土壌が流出するのを防いでいる。その前提としては森の存在が必要だ。森があって始めて水は豊かになり水田を潤してくれる。そして森と一緒になった棚田はひとつの生態系をつくるのである。

 こうした水田特有のものに脱窒作用がある。水にとけている無機態の窒素―アンモニアや硝酸―は、水田の土層を通過するとき土壌中の微生物によって窒素ガスに変化して空気中に揮散する。畑でハクサイやお茶を作る時には、窒素肥料をたくさん与えることでおいしくなるといわれる。与えた肥料は作物に全部吸収されるわけではなく、そのままだと地下水中の濃度があがってしまう。しかし水田があればそういうことはない。

アフリカでも水田が

 これらの水田の効能の結果、今や食料不足を解消するためにアフリカでもコメ作りへの期待が高まっている。実はアフリカはアジアと並ぶ稲作の歴史を持つのだ。アジアとアフリカの違いは、品種よりもコメの作り方なのである。アフリカには田んぼはあまりない。もし田んぼが広がっていれば、森は残り砂漠化も今ほど進まなかった筈だ。水田は肥沃度持続型の農業である。陸稲だがコメ自体は栽培されていたのである。米食の習慣はあるし、他の作物を作りながらも、水田での稲作をすすめる試みが始まっているのだ。今まで未利用だった低湿地を使う稲作は、農地の保全にもつながる。

 現在アフリカの田んぼは200万ヘクタールほど。コメ作りに適する湿地はその10倍の2000万ヘクタールはあるといわれる。

 食料問題と環境問題のどちらにとっても、アフリカに水田を増やしていくことのメリットは大きいのである。

 棚田の写真を撮りつづけている写真家の青柳健二は、ある日地元の人に「写真にはいいでしょうけどねぇ。実際棚田を作っている人は大変なんですよ。きれいきれいだけではすみませんからねぇ」と言われたそうだ。

 確かに、食うために猫の額のような土地にも苗を植えて育ててきたのは生活のためだ。きれいだなんていってられるのは、厳しい農作業をしたことがない連中の戯言だろう。

 今、地球温暖化が問題とされるが、夏の水田では1日あたり6・5ミリ程度の水が蒸発散している。1ヘクタールあたりでは6・5トンにもなる。水田面積270万ヘクタールとして全国では1775万トンだ。これを冷房用の原油に換算すると1億キロリットルに相当する。食糧自給率が下がる一方の日本で、環境のためにも食料の確保のためにも、文化的景観のためにも水田が見直されるべき時がきていると思う。

(OL)


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(2006年11月15日発行 『SENKI』 1229号6面から)

http://www.bund.org/opinion/20061115-3.htm

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氷で覆われた火星(東亜日報)
http://www.asyura2.com/0510/nature01/msg/637.html
投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 11 月 07 日 20:20:57: Lif1sDmyA6Ww.

http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2006101882778

氷で覆われた火星

OCTOBER 18, 2006 03:02

米航空宇宙局(NASA)の火星無人探査船が撮影した火星極地帯の写真。16日午前0時、午前6時、午後12時、午後6時に撮影した写真4枚を合成した。白く見える部分は1年中凍った状態で、周辺の暗い部分は砂丘だ。

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そういう現実を改善して行こうと努力しないよりはすべきでしょう。
http://www.asyura2.com/0510/nature01/msg/389.html
投稿者 オリハル 日時 2006 年 3 月 26 日 01:19:17: 3eVpHzO3Pti46

(回答先: ピークオイル「思考停止の日本。近づく石油減耗時代をどう生きるのだろうか 石井吉徳」 投稿者 Y 日時 2006 年 3 月 22 日 22:59:41)

1) 電子レンジでもお馴染みの電磁波、マイクロ波をメタンガスに作用させて、高率で水素を回収できる事が Dana Corporation のテストで分かったそうです。95%を超える回収率を実現できるかもしれない、とのこと。

http://www.evworld.com/view.cfm?section=communique&newsid=11375

2) 太陽を作り出そうとして核融合論がピックアップされたわけですが、核融合論では現実の太陽を説明できません。その理由を、三五館の「太陽の暗号」(\1,500)のP67より述べます。

理由その一

 もし核融合によって活動しているのであれば、「現実の観測値」よりももっと大量のニュートリノが観測されるはず。

理由その二

 太陽の熱は太陽の中心部分から表面に噴出していると考えられている。ところが、その噴出点とは、「周囲よりも低温なる黒点」なのである。

理由その三

 太陽の表面温度は約6000℃である。太陽コロナの外部は200万℃である。太陽から離れるに従って熱くなっている。

理由その四

 太陽風の速度は、普通に考えれば、太陽から離れるに従って減速して行く筈である。ところが、太陽コロナの先端付近の太陽風は約100万km/hなのに、地球の近傍では約200万km/hなのである。


 これらの事実は明らかに、太陽エネルギーの源は物質太陽の余熱ではなく、太陽(系)の外部から供給されている事を意味していることは明らかだと思います。太陽の核融合論は、この事実を何も説明しません。
 電気的太陽論という理論があり、何もないようなイメージがある宇宙空間にはプラズマ(電流)が流れており、ビルケランド電流とも呼ばれます。銀河系の中心部からも螺旋状になってプラズマが銀河系周縁部にある太陽系にやって来る。電気的太陽論は、この「外部電流」が太陽のエネルギーの源だとする説で、ロスアラモス研究所のアンソニー・ペラット博士らによって研究されている(た)そうです。こういう自然エネルギーを使うようにしたらいいのです。

 ロスアラモス研究所を検索したら、何やら不祥事が相次いで活動停止状態だそうでした。(2004年7月16日の記事)

ロスアラモス研究所、相次ぐ不祥事で活動を全面的に停止
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20040720201.html

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田んぼルネサンス/「命のゆりかご」復活を(日本農業新聞論説)
http://www.asyura2.com/0510/nature01/msg/367.html
投稿者 heart 日時 2006 年 2 月 27 日 19:29:22: QS3iy8SiOaheU

[2006年02月25日付]

 人間優先だった施策のあり方を見直そうという動きが広がりつつある。景観も生き物も国民共有の財産であるとの認識に立ち、農水省も農業用水の修繕や農道の草刈りなどを支援する事業に乗りだす。20世紀には国民の胃袋を満たすためにだけ存在すると思われがちだった田んぼ水系が、実は多様な生物種のゆりかごであり、貯蔵庫であるという事実をアピールする絶好の機会でもある。積極的に行動し、税金の新たなばらまき施策であるとの批判を受けることのないようにしたい。
 
 1999年2月。環境庁(当時)はメダカが絶滅にひんしているというショッキングな発表をした。メダカの学名「オリジアス・ラティペス」は「田んぼにすむひれの広い魚」という意味で、まさに日本農業の代表魚。圃場(ほじょう)整備が進んで田んぼと農業用水路の間に高低差が生じ、行き来できなくなったための減少とみられた。
 
 カエルやドジョウも同じように減り続け、里山の生き物事情は様変わりした。そんな中で環境復元の運動が始まり、行政をも動かした。琵琶湖を抱える滋賀県は、魚が遡上(そじょう)して産卵できるように整備した田んぼに直接支払いをする事業に取り組む。かつての田んぼは、ふなずしの材料にするニゴロブナなどの繁殖場所だった。田んぼが輝きを取り戻せば、食文化もよみがえる。
 
 減農薬運動の先進地・福岡県でも、直接支払いの基準となる生き物の指標づくりを目指して生き物調べを続けている。参加した農家は田んぼの生き物の多さに驚き、田んぼが「命のゆりかご」と称される理由を実感する。JA全農も社会的責任(SR)活動の一環として、田畑の生き物調査を広げる方針だ。
 
 秋田県の田沢湖には昔、クニマスという魚がすんでいた。ところが、農地開拓・電源開発の名の下で強酸性水が注ぎ込まれ、世界唯一の生息地を奪われたクニマスは滅び去った。その前に別の湖に放されたという記録もあるため懸賞金をかけて捜索もしたが、一度失ったものを取り返すのは容易でない。
 
 自然の復元力がどれほどあるのか、よく分からない。だが、森林やオゾン層の破壊などにより、当たり前に存在していたものがどんどん消えている。1日に100種の生き物が地球上から姿を消し、その速度はこの100年間で4万倍にもなったとする学説もある。水の価値は認識されるようになったが、田んぼや里山の環境も、それと同じくらいに貴重なものだ。
 
 ひとたび価値がないとされたものに新たな価値を見いだすのは難しい。だが、田んぼは食料工場ではない。日本人の心のよりどころであり、多様な生き物のゆりかごでもある。まずは一歩を踏みだしたという点で「田んぼルネサンス」の発想を評価し、次のステップにつなげたい。

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/column/0602/25.html

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【代理投稿】温暖化研究発表に「NASA圧力」 米の第一人者が告発
http://www.asyura2.com/0510/nature01/msg/335.html
投稿者 すいか 日時 2006 年 1 月 30 日 16:24:20: LY5kOdCz7scms

NA 投稿NO:335
投稿者: gataro

2006年01月30日11時41分
http://www.asahi.com/international/update/0130/005.html

米国での地球温暖化研究の先駆けの一人である米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン博士(63)が、研究成果の発表に関して当局から圧力を受けている、と米紙ニューヨーク・タイムズが29日報じた。

博士は昨年12月6日の学会で、二酸化炭素など温室効果ガスの大規模排出削減は現在の技術でも実施可能だと訴え、米国が主導的な役割を果たさなければ地球は「別の惑星」になってしまうと警告。同15日には「05年は過去100年余りで、最も暖かい年だったとみられる」とする研究結果を発表した。

ニューヨーク・タイムズによると、それ以降、NASAの広報担当者から博士に本部の意向を伝える電話が何度もあり、外部での講演や報道機関からの取材を制限された。同様の発言を続ければ「恐ろしい結果」を招くことになる、とも圧力をかけられたという。

これに対してNASAは「科学的発見についての議論は自由だが、政策に関する発言は政策担当者に任せるべきだ」と反論。研究者に規制を課したのではなく「調整のようなもの」としている。

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 現在のスーパーコンピューターをもってしても何億年もかかる計算を一瞬のうちに解いてしまうとされる「量子コンピューター」。世界の先進的な大学や企業が研究にしのぎを削る注目分野だ。
 量子コンピューターは「ミクロ世界で生じる状態の重ね合わせを利用して計算するから速いのだ」と,一般には説明されている。しかし,基礎理論を構築した英国の物理学者ドイチュ(David Deutsch)にいわせると,量子コンピューターは「多数の並行宇宙を使って計算する計算機」だ。「その能力の源泉は,膨大な数の並行宇宙で計算を分担する点にある」。この言葉からもわかるように,エヴェレットの多世界解釈なしにはドイチュの発想もなかったといえる。
 現在のコンピューターのプロセッサーをいかに高速化してたくさんつなげても,量子コンピューターにはならない。「計算する」ということそのものを,現在のコンピューターとはまるで違う視点からとらえたユニークなマシンが量子コンピューターだ。計算は数学ではなく,物理的に表された情報を変化させる物理過程──という考え方が基本となった。
 エヴェレットに劣らず型破りな物理学者ドイチュと,同時代の科学者たち,その柔軟な頭脳から生まれた量子情報科学という新しい科学の流れを紹介する。


著者
古田 彩(ふるた・あや)
日本経済新聞科学技術部記者。現在は医療分野を担当。2004年3月から1年間,本誌の編集部員を務めた。2001年の夏休みに英国のドイチュのもとに“押しかけ取材”を敢行し,本人によると,それ以来「良好な状態」が時間発展している。量子情報科学分野のトピックにあまりに熱心なことから,同僚の間では「どこかの並行宇宙でドイチュに恋しているに違いない」と解釈されている。今回協力を得たドイチュ,ベネットら各氏のほか,ケネス・フォード,井元信之両氏の助力に感謝している。