聖者カレンダー(12/16)(中央出版社、\7,500)より

アデライデ未亡人

10世紀のはじめに、フランスのブルゴーニュ王女であったアデライデは、一生涯種々の苦しみを忍んだが、常に神に対する深い信頼と人に対する慈を保ちつづけた。
最初に結婚した夫は毒殺され、その上毒殺者の息干と結婚を強いられて、それを拒絶した時、披女は城の中に閉じこめられた。
しかし、後にドイツのオットー大帝が彼女を解放して自分の王妃とした。大帝の死後、長子が後をついでオットー2世となったが、その妻がアデライデを追放した。しばらくして王はアデライデに詫びて再び連れ戻したが、彼の死後、彼女は再び追い出され、年とってから帰ることを許された。
999年12月16日、彼女は自分が創立したアルサスの修道院で神の許に召された。



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