聖者カレンダー(7/13)(中央出版社、\7,500)より

ハインリヒ皇帝

ハインリヒはドイツのレーゲンスブルク市で、972年に生まれ、幼い時から同市の司教、聖ウォルフガングから王侯の義務、権限、謙遜、神への畏敬などを学んだ。
1002年、いとこのドイツ皇帝オットー3世のあとを継いで皇帝となり、教会の改革に力を尽くした。
教会法を守らせるために、司教会議を召集したり、ドイツ全土のあちらこちらに聖堂や修道院を建て、多数の聖堂に多大の寄付をした。また、大さな仕事の1つは、ストラスブール、ヒルデスハイム、マグデブルグ、メールスブルクなどに司教区を再興したことであった。
ミアスブルグの司教区はスラブの侵入者たちにひどく荒らされたが、ハインリヒは彼らに聖なる戦いをいどみ、各兵士に戦争に行く前に聖体拝領をするように勧めた。その戦いは勝利を得て、教区は元通りになつた。
後に、バンベルクの新教区に立派なカテドラルを建てて、1024年にドイツのゲッティンゲンの近くで帰天した。

                                                                 目次に戻る
.pl?jcal7m13d
free counters