ドイツ語の旅行ガイドの訳文


                                         (旅行ガイドはドイツ観光局より)

ノルトハウゼン

チューリンゲン州 海抜 247m 人口 4万8千

場所と意味

ノルトハウゼンは、かつての帝国の直轄地であり、ハンザ同盟都市でもあった。"黄金の草原"といわれた恵まれた土地の北西にあり、交通の要であった。大事な産業の場所で、穀物から出来た酒(焼酎のような酒)と噛みタバコの産地。

歴史

911年〜
1220年〜帝国の直轄都市となる。
1440年〜ハンザ同盟都市となる。
1715年頃、貿易での代官の権利を買って最も栄える。
1802年.自由をなくす。
1807年.一時、フランスの王国、ウエストファーリアに属し、その後、プロシアの支配下に置かれる。第二次大戦末には市の75%が破壊され、その後復興し、産業都市として発展する。

名所

・市の壁
一部は1180年から建築され、14〜15世紀に改修されたが、大部分は保存されている。
・聖十字架大聖堂(カトリック)
962年、マチルダによって修道院として建てられた。14世紀の天井、16世紀の網型円天井(後期ゴシック建築)、八角形の柱、高祭壇(1726年、バロック)、聖体顕示台(1455年)など、建築的に興味深い。
・聖堂区の聖堂
15世紀
・古い市役所
1360年建築。1610年に改築し、1945年に元の形に修復される。
・ローランドの像
裁判権を持つ都市の象徴の像。1717年に作られたもの。
・古い家
各所に1550年頃からの古い家がある。
・博物館
紀元前の陶器、お金、家具など、民俗学の資料などを展示している。
・ナチスの強制収容所跡。
・温泉

近郊

17Km南のゾンダスハウゼン(2万4千人)に城があり、現在は博物館となっている。ここは音楽の都市として有名で、リストも数回訪れている。
トリニタティス教会(1608年〜1620年)、バロック建築の教会。
森の中には中世の王族の狩り用の城がある。

クウェドリンブルク


ザクセン・アーンハルト州
    海抜  123m
    人口  2万9千人
ハルツ山脈の北に位置し、気組み建築で有名。多くの古い家が残っている。ドイツ初の女医となった人や何人かの有名な学者が生まれている。
922年、ここに宮代が出来たことで初めて歴史に登場し、994年に修道院の院長か ら、市場と造幣と税関の権利を与えられ発展する。
1426年、ハンザ同盟に参加。
1477年、クーザクセンの軍隊に同盟を脱退させられる。農業中心の地帯で、19〜 20世紀には花と種で栄える。戦後になっていくつかの産業が起こる。

名所

・城山(SCHLOß=シュロース)

クウェドリンブルクの象徴であり、その城の修道院が博物館となっている。
・聖堂(12世紀)
地下納骨堂にハインリッヒ一世とその妻マチルダの墓がある。元、聖具室であったところに、この聖堂の有名な宝物が展示してある。
・フィンケンヘアット
城山の北にあり、ハインリッヒが王冠を授かった場所と言われている。
・クロップシュトック家
16世紀の貴族の家。フリードリッヒ・ゴットリープ・クロップシュトック(1724〜1803年)の生家メシアスを書いたことで有名。
・ライオネル・ファイニンゲル画廊
ライオネル・ファイニンゲル(1871〜1956年)表現主義(?)バウハウス派の一人。彼の水彩画とグラフィックが多数展示されている。
・ザンクト・ヴィペルティ修道院教会
城山の南西にあり、以前は宮廷であり、その後、別の修道院となり、現在は教会。9世紀からの数々の建築物が残されている。
・ミュンセンベルク
コインの山という意味の山。
・市役所
1616年〜1619年に建てられた。
ローランド像(1426年)がある。
・ザンクト・ブラジー聖堂区の聖堂
1713年〜1715年建設。全体が八角形をしている。
・ザンクト・ベネディクティ市場教会
14〜15世紀に建てられた。梁天井が特徴とされる。
・ザンクト・ニコライ聖堂区の聖堂。
14世紀。 過去6世紀に渡る木組建築の家が数多く残っている。中でも最も古い家は14世紀のもので現在博物館となっている。そのほか、歴史と深い関わりを持つ家がいろいろある。


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