ここで参考までに聖マチルダ皇后について抜粋します。
日本キリスト教団出版局(〒160 新宿区西早稲田2−3−18−41)から1986年2月15日刊の「キリスト教 人名辞典」(2000年前までの約16000名の人名を網羅)¥43000(10年をかけ、260名の執筆者が参加)に、聖マチルダ皇后は次のように載ってます。
『マティルデ Mathilde(独・仏)Mathildis(ラ)Matilda (英) 890頃-968.3.14 ドイツ王妃、聖人。ザクセン伯ディートリヒの娘で、ザクセン朝初代のドイツ王ハインリヒ1世*と結婚し(909)、6子をもうけた。すなわち、のちの神聖ローマ帝国の初代皇帝オットー1世*(大帝)、ロートリンゲンのギゼルベルト、フランスのルイ4世と結婚したゲルベルガ、ユーグ・カペーの母ヘドヴィヒ、バイエルンのハインリヒ、ケルンのブルーノ*である。夫の死後は息子たちの争いに苦慮した。彼女はハインリヒに王位を継承させようとしたが、ギゼルベルトが反対し、オットー1世もギゼルベルトを支援して、失敗に終わった。しかし、オットー1世を動かして948年ハインリヒにバイエルンを与えた。クヴェドリンブルク女子修道院、ノルトハウゼン修道院などを建設した。オットーとハインリヒとは、母が貧しい人々と交わり、教会のことに熱心なのを嫌ったが、彼女は人々への援助の手を休めることなく、その善良さによって皆に親しまれた。(OY)』

*のマークは、この人名辞典に別掲で載っていることを示します。


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