映し絵の闇の世照らす この
愛もて
人の心をも照らせよ
まことの
愛とは 気の巡りよ
気の巡りを行なうとき 生じるものを
他の者に移す時 留意することあり
そは 血で血を計ること
血の合わぬ者に 合わぬ気を巡らせてはならぬ
そは 己が血で計ること
まことの
愛に 山も川も無し
まことの
愛は 神の息吹で生き返る
まことの
愛は 神の裡 神の
腕でに抱かれること
まことの
愛は 肉との
別離 神との出会い
己が血を汚すな 汚すな 汚すな
血の性は魔であり聖である
その巡りで 魔にも聖にも
変化する
1986-3-3
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