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01077/01214 GDB00064 オリハル     真空エネルギー(NO.7)
(19) 98/03/11 19:04 01001へのコメント

以下はhttp://u2.lege.net/John_Keely/keelynet.com/energy/chernet1.txtのページにあるNO.7を訳したものです。細かい表現まで正確ではないかも知れません。具体的なデータが足りないアーティクルだったかも知れません。選択を間違えたかも。でも、一応翻訳してみました。

《 真空エネルギー 》


                          By Andrei Samokhin

 そのプラズマ発生装置は物理的真空エネルギーを電気エネルギーに変換するものでMoscow Georgi Plekhanov Institute of the National Economy の Prof. AlexanderCHERNETSKIによって作られた。そのような発生器は未来の適切なエネルギー産業のための基礎的環境を整えるだろう。

 現代物理学は、Chernetski回路の中に置かれたプラズマ発生器に何が起こっているのか説明できないだろう。それがスタートした時、電流計の値が3倍に増え、そしてエネルギー出力が、入力より何倍も大きい明確な理由が見つからないのである。

 マジックを意図しているのではない。特殊なプラズマ発生器においての追加エネルギー出力についてはLenin All-Union Institute of Electrical Engineeringの専門家による独自の理論が色々レポートされている。その効果は、違う方法によってチェックされている。

 この不思議なエネルギーは何なのか?

自己増殖放電

 Prof Chernetski は、最初に勉強したプラズマ診断装置(彼はこれについて40年間も従事している)の資料の著者であるのだが、彼は20の発明があり、彼がいかに特殊で不安定なプラズマ状態下での高電流の放出を導き、厳密に調べあげたかについて何も知られては以ない。

 70年代初期、彼と彼の研究仲間の Yuri Galkinは、扱いにくいエネルギー変換器なしで高い出力を出せる基本的に新しいタイプの高周波プラズマ発生器について研究していた。あるテストで彼らは入力−出力の間にエネルギーのギャップがあることを発見した。(原文そのまま)

 「私は、電子の雪崩がプラズマの中で始まるのを知った。そして放電時に現われる不安定な変動するプラズマの中の定まらない相互関係について推理を重ねた」

Chernetski は言った。

「ガス放電は電磁モードへの強力な引き金として作用し、全ては突然に起こり、エネルギー保存則を無視している。そのような奇妙なエネルギーのアンバランスが創られる。違う回路による実験の再現で、出力が、常に入力を上回る事を証明した」
 その不可思議な、追加エネルギーをもたらす放電は「自己増殖放電(self gener-ating discharge)(SGD)」と呼ばれた。計測値が示しているのは、放電パワーの一部が回路に戻っている事であり、それはまるで直列に接続された起電力(複数)が働いているかのようである。

 実験データを説明するように要求されて彼らは、実際に証明しようとしたが不可能であった。彼らの試練の一つは大変に「強力」だった。

 Moscow Aviation Institute(モスコー航空協会)の1メガワットの変電所で、Chernetski と Galkinは、強力なプラズマ装置でその実験を行なって見せたが、それは燃え上がってしまった。

 放電電流が危険なレベルに達すると、その超強力電流(superstrong current)は発生器の中で「燃え」、回路に戻るが、そこでショートについては計算されている、安全な装置を破壊する。

 のちほど、今世紀初頭のユーゴスラビアの卓越した電気技師ニコラ・テスラのアメリカのパワー・プラントにおいて、類似の環境によって火を得ていたのを本で読むことになった。

 Chernetski and Galkin were、テスラがそのような実験をしていたことを確信したが、その結果については出版されていなかった。彼らは真空エネルギーがこの不思議な効果によって説明できる事を確信した。

《 真空エネルギー電灯 》

 その研究者達は現代量子物理学の、物理空間における「ゼロ・ポイント振動」の考えに依拠した。そのような振動は、仮想上の粒子と反粒子による対消滅と対生成を意味し、その生存時間(単に8.10/-21秒:原文そのまま[だそうです])の小ささ故、通常の基本的粒子からは区別される。

 「無」から生じるゼロ・エネルギーレベルから現われ、「無」へと還って行くが、その仮想粒子は、エネルギー保存則に逆らって現われている。

 量子電気力学(Quantum electrodynamics)は、この逆説をハイゼンベルグの不確定性原理を使って説明している。それによると、全ての明確な粒子の特徴は同時に観測され得ないのであり、そして、それ故に、そのような仮想のペアの生存している極小時間内に「同時に」観測することは要求されないに違いない。

 その観測者は、実在粒子よりも仮想粒子のほうが多い時、何も観測できない。その[仮想粒子の]生存期間の間、10万電子ボルトの半分よりも大きなエネルギーをもたらす。真空管の中のポテンシャル・エネルギーは、John WheelerとRichard Feynmが計算したように、地球の海を煮えたぎらせるのに充分足りるのである。

 今日に至るまで、真空エネルギーのアイデアは、SFチックな大胆な仮説でしかなかった。Moscowの中央にあるChernetskiの地下実験室において真空エネルギーで灯されている電灯は、そのアイデアを真実のものとした。

 以下は、彼がどのようにそのの奇跡的実験を説明したか、というものである。

「その自己増殖放電は、放電電流が、危険な量と定義されるところまでに至ると現われ、その時に、それが作り出す磁場が確実にプラズマの電子を磁化し、そしてほとんどの場合、螺旋を描き始めた。」

 その電流の磁場との相互作用は、シリンダー形放電[経路]の[回転]軸から電子をそらせようとし、電場が現われる。それは物理的真空を「スイッチ・オン」にする事を証明した。この場の中においては、真空に極性が付与され、その結果、仮想[粒子の]ペアが、カオス的ではなく、決まった方向へ動き始める。その仮想陽電子はプラズマの電子を加速し、それら[仮想陽電子]のエネルギーの一部を電子に与えている。

 その回路中の電流の構築及び、追加エネルギー[の流入]は、その放電回路にスイッチ・オンされた抵抗により、行なわれる。明らかに、無尽蔵の真空エネルギーの一部が引き出された。

「我々は色々な回路を作ったのだが、それによって新たな応用を発見した。入力が700ワットの、負荷を与えた発電機による後の実験で引き出されたのは、3キロワットまたはその5倍近くであった。

 これは[真空エネルギーの]限界には遥かに及ばず、そして、計算上では、メガワット級の自由な電気を、もっと力のあるプラントとして最小のパワーソースから生成することが出来る。」

《 自己増殖放電プラズマトロンと宇宙旅行 》

Yuri Galkinは彼らの発見による未来を語る

「その応用範囲は広い。例えば、自己増殖放電のプラズマトロンに基づいたエンジンである。今までにエンジンとしてプラズマトロンを使おうとする試みは失敗しているが、その理由は、強烈な電子とイオンの衝突によって電極が急速に燃え上がってしまうからである。

 自己増殖放電は、そのままで完全である。そして、そのようなエンジンは飛翔体や電車や自動車に使用できる。それは環境を考慮した新しい電力産業を創り出すと考える事は理にかなっているだろう。

 携帯型の水力発電機、風力発電機、太陽電池は自己増殖放電によって増加させ、法外な量の電気の源とすることができる。それは、コストのかかり危険な、燃料を燃やす火力、そして水力発電設備を徐々に駆逐するであろう。

 既に現在、我々は、一つの町または工場に電気を供給するプラントを作ることができる。今日設計された巨大な設備を真空エネルギー設備と比較することが出来る。我々の発見は宇宙産業に革命をもたらすだろう。

 実験室レベルでの実験では、宇宙空間での物体の加速に自己増殖放電の運動効果を 使用する可能性が認められた。Galkinは自己増殖放電プラズマトロンのパラメーター を計算した。それは現代の扱いにくいロケットエンジンの代わりに、未来の推進エン ジンとして役に立つだろう。

 小さな10ボルト電源を入力として、大きな宇宙船を飛び立たせるのに充分な量の エネルギーを供給するだろう。周囲空間の真空に接続すると、それは半永久的に飛び 続けられる。

《 未知の波 》

 「我々は産業的な応用についてだけ考えていたのではなかった」Chernetskiは回想する。

「自己増殖放電は、今まで知られる事がなくても明確に常に存在していた波動放射が作り出される事を止めさせる。音波のように、その波動は電気的な縦波成分であり、金属を含む導体への高い浸透力がある。自己増殖放電は、その単調な波を追い出し、真空エネルギーを「目覚めさせ」、物質の構造を改める事が出来る。

 その実験はMoscowのBurdenko Institute of Neurosurgeryで数年前に実演され、自己増殖放電からの指向性を持つ放射が、核のベータ崩壊を5〜6%早める事を示した。これはほんの一例である。

 自己増殖放電(SGD)発電の放射のような電気的な縦波は、特に人のような生命体が発しているものである。

 人間の超常感覚と我々の[用意した]別の装置へ衝撃を与える事を証明する比較実験が実演された。両方のケースにおいて、影響が見られ、高い安定性のある水晶発振器は、様々の大きさでその周波数を変動させたのである。

 白熱電球のフィラメントの電気抵抗がかなり減少した。多分、我々はテレキネシスや生体エネルギーなどの超常感覚を説明する途上にあるのだと思う。

《 真空エーテル 》

 Chernetskiの実験的に証明された概念は、宇宙のエネルギー構造についての量子物理学の基本概念に理論的な新展開の可能性を主張する。物理学者の間で一般的に気づかれているのだが、全ての基本粒子の相互作用の結果、全ての現象があるが、それは仮想粒子の交換によって助けられているということである。それはどのようにして起こるのだろうか?

「仮想粒子ペアの完全な消滅は、SGDにおける一部エネルギー抽出の中では起こらない。なぜなら、「確かな」仮想の単極が現われる−−−共通した負のエネルギーを持つ2つの分離した電荷−−−に違いないからである。これが意味するのは、エネルギー抽出は真空の構造変化と、秩序付けの両方である。

 実際に、我々の概念は全く新しい段階のエーテル概念の復帰である。整然とした単極の真空またはエーテルは、全てを貫通するエネルギーの媒体であり、そこで起こるプロセスは仮想の単極と現代物理学では確かめられていない原理に服従する。」

 Chernetskiは問う:もし真空の構造変化が一定のプロセスであるなら、これは宇宙のエントロピーの法則−それが確固として減少しているという考え−に言及する一つの機会ではないだろうか。

 この仕事が重力の本質を明らかにするのを助けるとしたら、それはニュートンの時代と同じほど不明なのではないか? 彼の真空についての概念が示すのは、それは偉大な統一の理論を長い間待っているということではないのか?

「実験物理学者として、私は我々の理論が100%正しいとは言わない」と、Chernetskiは言明した。「現在、議論の余地のない実験的データは一つの、基本的に新しいエネルギー産業を創造する大きな機会があることを証明している」

 新しいエネルギーへの単なるスイッチは、環境危機から人類の文明を守れるのである。その研究プログラムは突然に立ち上がるに違いなく、世界の科学者が協力するのと同等の位置付けになろう。自然で、制限の無い真空のエネルギーは我々の目前に迫っている。


 テープ起こしをありがとう、Chris。あなたの友人のPrasadは、どこでこのデータを手に入れたのですか? そこには日付はありましたか?

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