電流と電圧の位相差θとした時のcosθの値を力率というそうですが、この値が1に近い程、損失が少ないのだそうですね。ということは常に力率1を保つ交流出力が得られればいいということになりますね。そういえば、以前、井出治氏がEMAモーターの研究の過程で、電流と電圧が90度の位相差を持てば、損失0になるという「理論的に当たり前だけど、現象として不思議な事が予想される」ことに気づいたとおっしゃってました。フリエネはこの90度を超えて180度にどれだけ近づけるかという側面を持つものもあるのではないでしょうか?

 それから、パワー社の「永久発電機を考える」のP36に、「常に出力電気負荷を一定(定格の70%)以上発生させれば」自励すると書かれてありますが、ちょっと変だなと気づいてしまいました。ここで、棒状強磁性体コアに導線を巻いたコイルに永久磁石を近づける例で考えてみますと、

・コイルの回路が開いている時(負荷なし)は、永久磁石が近づいて来ても、誘導電流が流れないので、磁石の運動は妨げられません。
・コイルの回路が閉じている時(負荷あり)は、永久磁石が近づいて来ると、誘導電流が流れるので、磁石の運動が妨げられます。

 これが基本ですので、この著者の発電機の出力電力を定格の70%以上を消費する状態にした時は、ローターはそれだけ抵抗を受けるんじゃなかろうか? あ、でも、力率1を保っているんだっけ。よく分からない(^^;。こういう問題はきっと考え尽くしているのでしょうけど。(200209112344)

 パワー社の「永久発電機を考える」(竹川敏夫・著、2002.07.31発行、\2,000)という本がUFO・精神世界を語る掲示板で紹介されてて、今日(2002.09.10)、入手しました。まるで特許明細書を読んでいるような気がする本です。この発電機は計算通り、常識の範疇であり、全部説明できるもので、耳新しいものは実は何もない原理だけだそうです。「100年以上も前に「永久発電機」は開発されていたかもしれません」だそうです。発電機の専門家のようで、理論的にキッチリしていると期待しています。ただ、実物の製作は未だのようです。

 ステーターが円筒形磁性体(内側に磁極形成用の突起)で、ローターがその円筒の中で回転するタイプの発電機は、機械的入力エネルギーの0.6〜0.9倍の出力電力エネルギーが得られるそうです。数学的には、ローターを回転させる方向に回る「プラス磁界」と、それを阻止しようとする方向に逆回転する「マイナス磁界」が打ち消しあった結果としての0.6〜0.9倍の出力電力なのだそうです。具体的には、その「マイナス磁界」というのは、ステーター磁性体の円周方向に、ローターの回転よりワンテンポ遅れて周回する回転磁界が発生するために、それがブレーキ作用となるそうです。ローターの回転によってステーター内側の磁極を横切る時に、ローターの磁力維持用に入力している電気エネルギーの5〜28倍の出力起電力(ローターの回転数に比例するそうです)が生じているのが普通だそうです。これは、至極当然のように、在来の発電機はどれもそうなのだそうです(ただ、在来の発電機は「マイナス磁力のみ」発生する方式が大多数なのだそうです)。それで、「マイナス磁力」を打ち消すように工夫することで「永久発電機」が誕生するというようなものらしいです。

 トランスの場合は入力と出力電力はほぼ等しいものですが、発電機の場合は、回転数に応じて拡大した電力が得られる特性があるそうです。

 では、「逆起電力」を少なくするためにどうしたらいいのか(実際には17もの必須条件があります。全条件をクリアーするタイプの考案に成功したのは1999.09.17だったそうです)という著者の方の発見が述べられています。ローターは棒磁石のようなものであり、棒の中心に穴を開けて回転させているようなもの。ステーターには磁極の移動によって誘導を受けるための巻線された磁気コアが相対しております。

1.ローター周囲のステーターには、巻線されたC型(U型と同じ)コアを円周上に7個配置(2つの磁極がローターに対向する)し、個々のコアは「磁気的に絶縁」することで、回転磁界の発生を防ぐ。
2.ステーター・コアの巻線には交流が誘導されるが、全波整流回路のダイオードによって直流にしてしまうことで、交流に特有の「誘導」という現象が発生しなくなり、逆起電力とかナントカいうことを考えなくてよくなります。こうすることによってローターの主磁界に対して発生する電流が90度の位相を常に維持するそうで、このために、「マイナス磁力」は限りなく0を維持するそうです。

 この発電機(A型機構[他にB,C,D,E,F,JA,JB型がある])は、常に電気的な負荷をかけることでますます発電するという特性があるそうです。常に電気を消費してあげる事が、永久発電の条件なんて、面白いですね。詳しい事はよく分かりませんので、この本をお読みになることをお勧めします。(200209102310)


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