今日、2000.01.04(火)のテレビ朝日の「ニュース・ステーション」で久米宏氏が3ヶ月振りに復帰されてましたが、今日の特集は「食べる」ということで、特集の最後に、「飽食の時代だけど、実は必要な栄養素が摂取できておらず、このままでは日本が危ない」という結論で、なんか私も責任を感じてしまいます。「日本が危ない」だもんね(^_^;)。まあ、確かに、若い人の栄養バランスが悪くてイライラし易くなってるというのはもっともだと思います。それで、vitaminshoppeを御紹介します。ここなら、どんなサプリメントでも入手できるでしょう。(200001050346)

肥満について

 現代の食生活にはクロムが不足しているそうです。以前は、玄米、納豆、ヒジキなどクロムの含まれる食品をよく食べていたのですが、現代食では不足しがちだそうです。それで、日本が危ない(^_^;)そうですから、肥満について知ってるだけを述べてみます。(「日経ヘルス」日経BP出版センター、\490より)

クロム(Chromium)
 最近、お米を食べる人が少なくなった理由の一つに、「太るから」というのがあります。お米のでんぷん質が口の中で、唾液に含まれるアミラーゼという酵素によって切断されてブドウ糖が沢山出来ます。通常は、そのブドウ糖は血液に入って、細胞のエネルギーとなります。ところが、ブドウ糖が細胞の中に入る為には、ドアを開けて細胞の中に入らなければなりません。(ちなみに、ドアの鍵穴=インシュリン・レセプター、ドアを開ける鍵=インシュリン) クロムは、インシュリンが鍵(インシュリン・レセプター)を開ける時に不可欠な「耐糖因子」というものの原料なのだそうです。クロムが不足すると、せっかくのブドウ糖は細胞に吸収されることなく、エネルギーとして脂肪に変換され貯えられることになり、これが肥満の一因だそうです。従って、ブドウ糖を効率よく細胞に取り込まれるようにすれば、脂肪は増えないわけです。だからクロムが必要です。(但し、糖尿病になってて、既にインシュリン製剤を使用している人がクロムを大量に摂取するとインシュリンが効きすぎて、低血糖を起こす恐れがあるそうです) クロムが不足したままでいると、ブドウ糖がなかなか入って来ないので細胞の活力は低下し、そのため、「もっとブドウ糖を」と叫びます。それでインシュリン分泌過剰になって行き、血液中はブドウ糖だらけとなり、糖尿となるのですね。

 「中鎖中性脂肪(MCT)」(「中性脂肪」ではない)を摂取すると、この油は体内で燃え易く、ついでに周囲の余分な脂肪も一緒に燃やしてくれるそうです。
 「L-CARNITINE(Lカルニチン)」というアミノ酸は体内に貯まっている脂肪を追い出し、エネルギーとして燃焼させてくれます。効果は顕著です。このアミノ酸は20才頃までは人の体の中で作られているのですが、20才を過ぎると作られなくなって来るので、20才頃に体質がチェンジするようです(成長期の停止)。これを摂取してしまおうという訳ですね。
 また、「必須脂肪酸(EPA、DHA、OMEGA3-6-9、GLA=ガンマ・リノレン酸、CIS=リノール酸、etc.)」というものがあり、血液中のブドウ糖が脂肪へと変換するスピードを遅くしてくれます。そのため、いつまでも血液中をブドウ糖がかけ巡る事になり、(細胞にふんだんにクロムが使われていれば)細胞はそれ以上の要求を出さないままでいます。つまり、満腹感が持続する訳です。もちろん、満腹感があってもさらに食べてしまうとどうなるかというと、太るのですが、しかし、「もう気持ち悪くて食べれない」という拒絶感が相当強くなるので、結構食べてても太りません(なんでそんなに知ってるのかな)。以前は、この「必須脂肪酸」が不足していたので、ブドウ糖がすぐ脂肪に変ってしまい、血中のブドウ糖濃度が減るため、細胞は空腹感の指令を発する事になり、その結果、食べても食べても空腹だし、太ってしまうのです。

 あと、「複合ビタミン+ミルラル剤」も摂取すると、体内の働きの摩擦係数を減少させ、ますますエネルギーを効率的に使えるような、元気な活力を維持できると思います。ミネラル・バランスとしてカルニ・マグイッチ(カルシウム2:マグネシウム1)というのがCMで言ってましたけど、そういうのも考慮してミネラル配分してます。他に、亜鉛はカゼを引きにくくするとか、ビタミンB12は毛細血管を拡張するとかの面も考慮されてるようです(含まれているから)。ミネラルは体内を通過してすぐ出てゆくから、毎日の摂取が必要ですね。
 ですから、唐ガラシやタバスコ、あるいは、どこぞの秘伝の妙薬で痩せようとしなくても、上記紹介のサプリメントを摂取すればいいのです。お米を沢山食べても変化しなくなります。(200001080504)

 昨日2/22(火)にテレビ東京で肥満についての特別番組がやってました。そういえば以前にもテレビ朝日の「万物創世紀」でやってましたが、脂肪細胞には2種類あるそうです。一つがエネルギー(脂肪)を蓄積して置くための「白色脂肪細胞」で、二つ目がエネルギーを熱として放出するための、脂肪を消費するための「褐色脂肪細胞」というのがあるそうです。どちらの脂肪細胞もアドレナリンによって活性化されるそうで、アドレナリンが作用すると、褐色脂肪細胞はその中にあるミトコンドリアが普段より高い熱を放出し、白色脂肪細胞の場合は脂肪を放出してどんどん小さくなるそうです(痩せる)。ところが、アドレナリンが正常に脂肪細胞に作用するためには、脂肪細胞表面にあるアドレナリン受容体(β1、β2、β3の3種類があるそうです)が正常でないといけないそうです。日本人の場合、β3受容体が遺伝的に正常でない人が3人に1人いるそうです。番組で紹介してたインディアン種族は世界で一番太り易い遺伝子を持ってて、日本人は世界で2番目に太り易い遺伝子なのだそうです。この受容体は遺伝的に「だけ」決定されてしまうのかどうかについては言ってませんでした。もしかしたらインシュリン受容体と同様、クロム摂取で正常化するとか?

 他に、レプチンというホルモンを脂肪細胞が分泌することもやってました。レプチンが血管を通って視床下部に至ることで、食欲の制御をしてるそうです(分泌多い時満腹感、分泌少ない時飢餓感)。何やら他にも色々な要素が肥満には関係しているそうでした。(200002230329)

リンク:唐辛子エキスのカプサイシン(200007110429)

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