ローター磁石と外部磁性体が最も接近した瞬間に、外部磁性体に巻いたトーラスコイル(ローター磁石をコイル電流によって引き付けたり反発したりしないから)にパルス電流を与えてみましょう。すると、最も引き付けあう力が強い瞬間だけ外部磁性体(この場合、トーラス・コア)はローター磁石を引き付けなく(力が弱く)なります。また、コイルにパルス電流を流すと、うまい具合に、その電力は逆起電力として回収できるのです。つまり、パルス電流を与えることでローター磁石の回転を継続すると同時に、使った電力のほとんどを回収できるわけです。多分、次の動画は透磁率のコントロールについて誰かが発想したものでしょう。トロイダルコイルをローターの外部の周辺部にセットしたモーターの実験をしています。「トーラスコイルを使って再接近時にパルスを与える事によって回転を継続する」という説明をしている動画がYouTUBEにあったのですが、今はいくら探しても見つからないので、次の単純に回転しているだけの動画を載せます。 YouTUBE or
トロイダルコイルは外部の磁場と理論的に干渉しません。トロイダルコイルにパルスを与える目的はただ一つです。つまり、ローター磁石が最も近づいた瞬間にパルスを与えてトーラス・コアの透磁率を変化させ、磁石が遠ざかる=回転が継続するのを助けるためです。Bedini MotorやEMAモーターは電気回路に目を奪われがちですが、ここらへんに真実があるように思います。