1cm長のガラス細管で1億eV。
日刊工業新聞、2004.06.07(月)第21面

 量子もつれあいを実験的に実証。
日刊工業新聞、2004.09.09(木)第29面

 温度無依存の量子ドット半導体レーザー。
日刊工業新聞、2004.09.10(金)第26面

 超電導磁束量子ビットの電流の向きを光子1個で反転。
日刊工業新聞、2004.09.10(金)第26面

 3者間の量子状態情報のテレポーテーション実現。
日刊工業新聞、2004.09.24(金)第22面

 単一光子を連続発生。
日刊工業新聞、2004.10.28(木)第29面

 フォトニック結晶による発熱無縁の光スイッチ。
日刊工業新聞、2004.10.29(金)第35面

 従来比30倍以上の効率で陽電子閉じ込め成功。
日刊工業新聞、2004.11.04(木)第22面

 磁石に付く液体発見。
日刊工業新聞、2004.11.10(水)第29面

 従来比数百倍効率で反陽子の補足・蓄積に成功。
日刊工業新聞、2005.01.17(月)第29面

 従来比効率10倍の赤外波長変換素子開発。
日刊工業新聞、2005.01.17(月)第29面

 異常ホール効果を特殊なLEDからの円偏向として検出した。
日刊工業新聞、2005.02.02(水)第29面

 近赤外偏向発光する単層CNT。
日刊工業新聞、2005.02.23(水)第33面

 NMR感度向上の為に「円偏向光」を使って試料の核スピンを配向・整列できるそうです。
日刊工業新聞、2005.03.08(火)第25面

 高温超電導体からテラヘルツ波を連続発生する条件をコンピューターでシミュレートして割り出した。
日刊工業新聞、2005.03.31(木)第31面
(200504092045)

 K中間子を原子核内に入れると、超高密度状態になったそうです。
日刊工業新聞、2004.08.25(水)第25面

 高温超電導体の電子分布の模様を走査型トンネル電子分光(STS)で捉えた。
日刊工業新聞、2004.08.26(木)第25面
(200408302312)

 セイコーエプソンが社内で培ってきたマイクロメカトロニクス技術を使って世界最小の飛行ロボ作成したそうです()。(→動画一覧へ)(200408182243)

 反物質の基本『反水素原子』を大量生成
日刊工業新聞、2002.09.19(木)第04面
 『金属水素』製造に挑戦
日刊工業新聞、2003.07.01(火)第05面
 920MHzのNMRを使って、タンパク質の三次元構造を迅速に決定(生命現象の解明や、新薬開発へ貢献)
日刊工業新聞、2003.07.21(月)第04面
 極短パルス電子線とフェムト秒レーザーの衝突によるX線の「安定的」発生の目途がついた
日刊工業新聞、2003.07.29(火)第05面
 こういう、飛ぶものには目がないというか
日刊工業新聞、2003.08.01(金)第05面
 磁気単極素粒子、量子力学レベルでは存在が確認された
日刊工業新聞、2003.10.03(金)第22面
 準粒子誕生の瞬間をフェムト秒観察した
日刊工業新聞、2003.11.06(木)第25面
 光の雫、エバネッセント光が微粒子を回転させる動力になる
日刊工業新聞、2004.02.02(月)第25面
 フェムト秒レーザー装置、販売中
日刊工業新聞、2004.02.18(水)第03面
 光の雫、エバネッセント光がマイクロメートル・サイズで威力を発揮
日刊工業新聞、2004.02.20(金)第25面
 フェムト秒レーザーで細胞を操作
日刊工業新聞、2004.02.27(金)第01面
 室温動作する強磁性半導体を発見(電界で電子スピンを制御するそうな)
日刊工業新聞、2004.03.22(月)第25面
 超小型のX線管ができました
日刊工業新聞、2004.03.24(水)第01面
 新イオン性液体を開発
日刊工業新聞、2004.03.25(木)第22面
 高出力、広帯域の新光源開発
日刊工業新聞、2004.05.11(火)第21面
 切断用途にはコイルレーザー
日刊工業新聞、2004.06.09(水)第25面
 CO2レーザーでコンクリート切断
日刊工業新聞、2004.07.07(水)第29面
(200408132117)

蛍光管の3倍の明るさの蛍光ガラス


 日刊工業新聞、2002年12月24日(火)号の第1面にありましたが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ナノガラス技術プロジェクト」(平尾一之京都大学教授がリーダー)が、蛍光管のガラス自体の中に、単結晶の半導体ナノ粒子(テルル化カドミウム[CdTe])を安定、均一に分散させて、蛍光管の蛍光体に比べてこの時は、約3倍明るい蛍光ガラスを試作したそうです。ナノ粒子の粒径3〜6[nm]を選択することで、緑から赤までの色を発色させる事も出来る。ナノ粒子密度を高くすれば、もっと明るくなるわけで、理論的には従来の20倍の明るさにまでなるそうです。試作品は数ヶ月経ても劣化していないそうです。ナノ粒子はガラスによってコーティングされているために、劣化し難い。(200310292255)(→本日の他の更新へ


 

ナノシリコンのカラー三原色発光に成功


 私が卒業した東海大学から時々、「青鷗(せいおう)」という冊子が送られてきます。その2003年秋号(2003.09.30発行)のP11とP12のカラーページに、東海大学電子情報学部の和泉富雄研究室で、ナノ・メートル(1nm=10億分の1)のシリコン微粒子を三原色発光させることに成功した記事が載っていました。同研究グループは、特殊な方法でシリコンと石英ガラスを真空チャンバー内で加工した後、熱処理を施すことで、特定の大きさに揃えたナノシリコン微粒子を得たそうです。10V以下の電圧を直径1.9nmのシリコン微粒子にかけると青、2.3nm微粒子では緑、3.0nmで赤色に発光するそうで、いずれも発光寿命が長いそうです。シリコン発光現象は最初、イギリスの研究者によって観測され、それ以来、世界中で発光のメカニズムが研究されており、その中で和泉教授らは、ナノシリコンの形成過程を高性能透過電子顕微鏡などで分析し、ついに発光メカニズムの詳細な解明に成功したそうです。これは携帯電話やテレビ画面などへの商品化の道があります。将来的には「かなり安価」に出来るのではないでしょうか。

 日刊工業新聞2009年04月15日(水)号第20面にも広島大学自然科学研究支援センターの齋藤健一教授らが行った実験が紹介されました。特に、シリコンナノ結晶を生成する特に急冷すると、発光強度が100倍増加するようになったそうです。(201005071556)

 シリコンという材料の長所は自然界に無尽蔵に存在し、資源として安価である点が挙げられます。先日の「ニュース・ステーション」での電気二重層キャパシタ(動画一覧へ)も、「炭素という最もありふれた材料」だけを誘電体として使っている点が優れていましたね。というのは、従来の燃料電池では、白金(プラチナ)という希少金属元素を使わなければならず、国際金融資本の価格操作によって「コントロールされる可能性」という弱点があったのである。その種の金融的な弱点が、存在しないのが、ナノシリコン・ディスプレイにしても、電気二重層キャパシタにしても強いところですね。(200310230005)

 

紫外線レーザー(加工機)


 日刊工業新聞、2002年09月02日(月)号の第10面にありましたが、三菱重工業は波長266nmの微細加工機用の紫外線レーザーを開発したそうです。赤外線レーザーを発振し、これを非線形光学素子に通すことで266nmの紫外線レーザーに変換し、また、パルス幅を短くすることで、500KW(従来の10倍)という高いピークパワーを実現したそうです。それまで困難とされたセラミックやガラスなどの無機材の微細加工が出来るようになったそうです。

世界最高応答速度の形状記憶合金


 日刊工業新聞、2002年09月11日(水)号の第5面にありましたが、筑波大学物質工学系の宮崎修一教授らは、長さ0.1mmで100回/秒の世界最高の応答速度を持つ形状記憶合金を使ったマイクロアクチュエーターを開発したそうです。(200209142134)

 

遠赤外線レーザー


 日刊工業新聞、2002年05月10日(金)号の第11面にありましたが、川崎重工業は、東京理科大学と共同で「遠赤外自由電子レーザー(FIR-FEL)」を開発し、赤外自由電子レーザー研究センターに納入したそうです。発生するレーザー光の波長を遠赤外領域(300〜1000マイクロメートル)において自由に可変する機能を世界で初めて実現したそうです。
 原理は、高周波直線加速器というものを用いて電子ビームを発生させ、磁極のN極とS極を周期的に配置した磁場(?)を通過した時に出す光を共振器に閉じ込め、ここに別の光エネルギーを重ねてエネルギーを増幅させてレーザーとする。
 私がとても期待するのは、過去の私の(円盤の推進原理の)文献研究などにより、遠赤外線領域の周波数の、()く極く狭い周波数において、「重力」との干渉が期待されると思うからです。重力周波数の(遠赤外)レーザーを単に物体に照射するだけで、その物体は重量を失うというものでした。周波数は、電波と遠赤外線の丁度、境界領域ではなかろうか?(可変波長レーザー装置:日刊工業新聞、2003.08.26(火)第10面(200407230030) 日刊工業新聞、2004.05.20(木)第35面(200408131923))

 かつて、「UFOと宇宙」という(初期のみ隔月間)月間誌がありましたが、その中に、善良なグレイ種族(ゼータ・レティクル)の円盤に一時的に誘拐されて身体検査を受けた男性(ウイリアム・ハーマン:「UFOと宇宙」誌、No.49=1979年08月号、P58〜59)が彼らから教わった知識の一部に、「地球のレーダー施設からの電磁波と干渉(→関連の動画)して、円盤が墜落してしまう事故があり、その対策法として我々は“三角航法(地表に近くて、離着陸する時は、アイアイ傘のように三角形を描きながら離着陸する)”を開発した」という情報がありましたね(記憶です)。
 また、「UFOと宇宙」誌によれば、ラルフ・チャーコンという男性がゼータ系で最も進歩しているとチャネリング情報から言われている「ドットマン(身体が光の点で出来ており、物質的宇宙で学ぶべき事は彼らには、もうほとんど無いらしい)」の円盤に乗って、エジプトのギザのピラミッド建設現場という過去へ行き、彼が見たものの中には「彼らが指にはめた指輪からはレーザー光線が出て、それが当たった巨石は重量を喪失し、軽々と持ち上げる事が出来た」という情報もありましたね(記憶です)。これは、宜母子さんがクフ王のピラミッドへ入り、テレビ収録中で霊視した内容と等しいものです。宜母さんは「何か、石を浮かせて運んでいるわぁ」と言ってましたよね(記憶です→確認は動画一覧へ)。(200205170059)

 日刊工業新聞、2002年05月27日(月)号の第7面にありましたが、埼玉大学大学院理工学研究科の池野順一助教授、牛坂慶太大学院生らが、近赤外レーザー(波長1064n(ナノ)m)光を使い、ガラス基板上にある透明ガラス棒(直径5μ(マイクロ)m×20μm)の一端に当てると、その端部が瞬時に持ち上がって立ち上がるそうです。また、ガラス基板上で、一端にレーザー1を当てたままにし、もう片方の一端にレーザー2を当てながら、先のレーザー1の光線を軸としてレーザー2を回転させると、ガラス棒も基板上で一緒に回転できた(0.5mm/s)そうです。また、基板上を移動させることもできるそうです。下記にもありますが、「光ピンセット」の説明として「金属近傍でのプラズマ振動」という説明は、ガラスでは成立しないのでは?(よく分かりません) ここらへんは、何か重力との関係があるのではなかろうか? 光ピンセットは、「実は」重力場を直接使っている、とか? 色々な周波数で試してみるといいかも?(200205282224)
 日刊工業新聞、2003年01月14日(火)号の第3面にありましたが、東北大学多元物質科学研究所の谷内哲夫助教授らは、巨大非線形DAST(ジメチル・アミノ・スチルバゾリウム・トシレート)を用いて2〜20テラヘルツ(波長:15〜150μm)の超広帯域テラヘルツ電磁波の発生に成功したそうです。これだけ広く、周波数可変なテラヘルツ波は初めてだそうで、赤外線〜ミリ波間の電磁波を扱えるようになった。
 DASTは、同研究所長の山西八郎教授らが1986年に開発し、第一化学薬品(東京都中央区、橋浦十八社長)が高純度、高品質化したもの(従来、不均質になり易かったが、その問題を解決した)を使用したそうです。独自に開発した光パラメトリック発振器(OPO:半導体レーザー励起の小型固体レーザーを用い、テラヘルツ検出には室温動作する小型焦電素子を用い、実用性を高めたのだそうです)に、DAST結晶を用いて発生させたそうです。(200310292318)
 阿修羅掲示板から辿って来て知ったのですが、ボーイング社がロシアの反重力装置に関心を持っているという記事がJane's DEFENSE WEEKLY 29 July 2002号に載ってました。以前、@Nifty>FMISTY>MES19>#696にも載りましたが、フィンランドの科学者Podkletnovが超伝導セラミック・ディスクの超高速回転によって重力を僅かに遮断できるというもので、その後、NASAの追試で否定されたとのことですが(実験例は沢山あるようですが)、その理由に関して、この記事では「実は、この研究の為に必要なPodkletnovのユニークな公式をNASAは知らなかった為であった」とあります。それでNASAは、第2番目の実験設備をPodkletnovの仕様書に基づいて整えているそうです。
 それで、ここからが言いたいので、Jane's DEFENSE WEEKLY 29 July 2002号の中のその部分(第7段落目)を以下に訳しておきます。
 

Podkletnovは、ロシアの実験設備を維持しており、1Km離れた物体に反発力を及ぼす10cm幅のビームの実験を既に行っており、そして、それは200Km離れたとしても、無視できるほどのパワーロスしかない。そのような装置は、観測者たちによると、対人工衛星の武器としてや、弾道ミサイル・シールドとして使えるとのこと。

 この「ビーム」が何なのか、あるいは超伝導ディスクで作ったビームなのか知りませんが、ビーム繋がりで載せて置こうと思います。(200208091944)

 

金属同士を超音波で接着


 日刊工業新聞、2002年04月26日(金)号の第11面にありましたが、精電舎電子工業(東京都荒川区、枝広靖宣社長、03-3802-5101)が、超音波エネルギーで金属同士を接着させる接合機「超音波メタルウェルダーSONOPETΣ」を発売したそうです。金属表面に自然に形成されている酸化膜を超音波が取り除いてしまうので、それで接着が可能になるそうです。金属に熱を加えないため、ダメージは最小限だし、樹脂なども接着できるそうです。金属同士が混ざることなく表面で接着するので、今後のリサイクル状況にも好都合。鉛ハンダも不要になります。高いけど。1セットで300万円だそうです。(200205032205)

 

電子軌道波(オービトン)を捉えた[超高速スイッチの可能性]


 日刊工業新聞2001.03.08(木)第1面に載ってましたが、産官学研究コンソーシアムのアトムテクノロジー研究体(JRCAT)の十倉好紀教授(東京大学)らの研究グループと、東北大学の前川禎通教授らの共同研究チームは、ランタン・マンガン酸化物の巨大磁気抵抗効果を利用し、光散乱法で解析して結晶中の電子雲の形が、光を当てた時に変化し、電子軌道波(オービトン)として伝播していることを観測したそうで、理論値ともよく一致したそうです。電子雲の変形は100テラヘルツ程度の超高速現象なので、このオービトンの制御によるテラヘルツ級の超高速スイッチの可能性が考えられるそうです。(200105082335)


 

カーボンナノチューブ・ピンセット


 日刊工業新聞2001.02.27(火)第1面に載ってましたが、大阪府立大学大学院の中山喜萬教授を中心とした産学官共同研究チーム(0722-54-9261)が、原子間力顕微鏡の探針先端に電子ビーム放射などによりカーボンナノチューブ2本を780ナノメートル離して並行に接着し、2本のチューブ間に4Vの電圧をかけると静電引力により585ナノメートルになり、7Vにすると閉じるそうで、これにより、原子1個をつまむことができるようになるそうです。これにより、ナノレベル(1/10億)の物質の移動や切断、抽出、測定などができるそうです。(200102282300)

 

Spring-8を凌ぐシンクロトロンX線放射装置


 日刊工業新聞、2000年12月01日(金)号の第7面にありましたが、立命館大学理工学部の山田廣成教授らが、世界最小のシンクロトロン直径(1.2m)の「電子蓄積型高輝度硬X線発生装置」を開発したそうです。200K電子ボルト以上の硬X線の輝度では、筑波市にある世界最大の放射光装置のSpring-8を凌ぐそうです。
 原理は、シンクロトロンの電子の軌道上に固体ターゲット(薄膜状、または線状)を置いて、その原子核の近傍を通った電子が原子核のクーロン力で軌道が曲げられた時にX線を出すシンクロトロン放射の原理を用いているそうです。
 このX線でアゲハチョウを撮影してみると、通常のX線では撮影できない眼球の内部や羽などが鮮明に撮像できたそうです。また、中性子を発生しないため、放射線遮蔽室が不用になり、病院の室内に設置できるようになるそうです。(200012030622)


 日刊工業新聞2001.02.22(木)第6面に載ってましたが、フェムト秒テクノロジー研究所が、「逆コンプトン散乱」という原理で、任意の波長のX線を必要な時間だけ高輝度で発生させることに成功したそうです。今回、100フェムト秒の極短パルスレーザー光と、100マイクロメートル長まで絞った12メガ電子ボルトで5ピコ秒幅の電子線パルスとを高精度に同期を取りながら互いに90度角で衝突させることで高輝度X線をほぼ100%の確立で発生させたそうです。レーザーと電子線の衝突による低い確率でのX線発生は海外ではあったが、100%で発生させた例はないそうです。これの応用例としては、航空機や発電機などの高速回転中のタービン翼の無停止欠陥検査やフェムト秒領域での物理化学変化のリアルタイム観察や医療などがあるそうです。特に、飛行機などは飛んでる時にエンジンの異常をチェックしながらセンサーのように検査し続ける事も可能になりそうですね。(200102282247)

 

コストが1/3、重量エネルギー密度は1.5倍のポリマー・リチウム2次電池


 日刊工業新聞、2000年06月07日(水)号の第1面にありましたが、大阪工業技術研究所が低コストで環境負荷の少ないポリマー・リチウム2次電池を開発したそうです(ところで、2次電池って何だろう?)。正極に安価な二酸化マンガン(表面を導電性高分子材料で被膜するそうです)を使用するのでコストが1/3になるそうです。従来のリチウム・イオン電池の半額程度になり、電池性能の指標となる重量エネルギー密度も1.5倍になるのだそうです。充放電回数は従来と同様の400〜500回程度だそうです。高温による電極劣化は少ないものの、50度C以下になると出力が低下するそうで、用途が限られそうだそうです。(200005080429)

 

リチウムポリマー電池


 日刊工業新聞、2000年06月02日(金)号の第17面にありましたが、関西電力が日本電池と共同でフッ素系樹脂の多孔性ポリマー電解質を使ったリチウムポリマー電池を開発したそうで、電気自動車用高性能バッテリーとして使われるニッケル水素電池の約2倍の出力を実現したそうです。現在の電池技術では、出力エネルギー密度が十分ではなく、スピードや走行距離を稼げないそうです。それが、今回の開発により、本格的な電気自動車実現へ大きく近づいたことになるそうです。既に1000回以上の充放電に耐える事が実証されているそうです。この電池を50〜60個搭載して、1充電400kmの走行を目標にしているそうです。ポリマー電池は高熱等、事故にさらされても、発火・爆発の危険性は無いそうです。もちろん、電気自動車用以外の用途もありますね。(200006050352)

 

ソフトウエアを超高速に


  日刊工業新聞、2000年04月26日(水)号の第7面にありましたが、早稲田大学ソフトウエア研究所の二村良彦教授等が、ソフトウエアをテストデータなしで推論をしながら自動的に何度もプログラムを効率的なものへと書き換えてゆく自動改良システム「WDSFU(早稲田システム)」を開発したそうです(パソコンで変換するのに1分程度)。システムは二村教授が考案した「一般部分計算法(GPC)」と小西善二郎研究員が開発した定理証明器からなるそうです。定理証明器は数学の定理さえ証明してしまう実力があるそうです。まだ現在はLisp言語だけしか扱えないが、今後はCやC++プログラムも扱えるようにして行くそうです。複雑なプログラムを効率化させてみると、3000万倍も高速になったそうです。(200004270353)

 

原子力関連・中性子遮蔽板


 日刊工業新聞、2000年03月27日(月)号の第13面にありましたが、サノヤ産業(栃木県鹿沼市茂呂2626、橋本照夫社長、0289-62-5251)が栃木県の補助金を受けて開発してきた中性子遮蔽財KURAFTONが自衛隊の化学防護車用の遮蔽立てとして採用されたそうです。防衛庁が東海村の臨界事故を重く見て急遽採用されたらしいです。厚さ60ミリの透明板で、透過する中性子量を1/5に減らせるそうです。原子力施設周辺の人に少しは安心材料かも、と思って載せましたが、私は発電については、危険の無いフリエネの実用化が理想だと思っています。(200004170457)

 

金属のナノ構造化実現


 日刊工業新聞、2000年04月14日(金)号の第1面にありましたが、三栄化成(東京都葛飾区東立石2-19-9、佐藤広治社長、TEL:03-3696-0511)が、金属の原子・分子構造を1ナノメートル([1/10億]メートル)単位の小さな構造単位の集合体とすることで、その物性を飛躍的に向上させるナノ制御技術を実用化したそうです。これを使って従来比1.5倍の磁力を持つ世界最大の強力磁石を作れたそうです。この技術によって作られた磁石を使えば、風力発電機も発電能力が向上するし、水素吸蔵合金に使えば、吸蔵する水素も増えるだろうし、燃料電池の電極として使えば性能アップにつながるようです。要は、「構造が細かい」という点でしょうね。カナダのバラード社が燃料電池の量産を開始したばかりでしたが、このようなナノ制御技術を使えば、さらに性能アップの可能性がありそうですね。(200004150435)
 日刊工業新聞、2000年12月08日(金)号の第17面にありましたが、広島大学の藤井博信総合科学部教授らの研究グループ(マツダ+広島県立西部工業技術センター)は2000年10月に、マグネシウムとパラジウムをナノメーター単位で複合化し、従来の3倍の水素を100℃以下で吸蔵・放出させることに成功したそうで、米ゼネラル・モーターズの研究開発センターチームも7日に広島大学を尋ねて来られたそうです。(200012090439)

 

遺伝子と複合螺旋体を作る3重螺旋多糖体


 日刊工業新聞、2000年03月31日(金)号の第7面にありましたが、科学技術振興事業団が行っている日蘭国際共同研究・分子転写プロジェクト(総括責任者:九州大学新海征治教授)が、シゾフィラン(SPG)という3重螺旋構造物質(でんぷんなどと同じ多糖類)を特殊な溶液の中で核酸(DNA,RNA)と反応させると、SPG分子の3本鎖が1本鎖に融解し、次にそのSPG2分子と核酸1分子がからみあって複合体(3重螺旋)を作ることをつきとめたそうです。このようにしてDNAに「服」を着せる事で、ダイオキシンなど内分泌撹乱物質や活性酸素などから物理的に守る事や、エイズ等のウイルス攻撃やガンの遺伝子破壊やテロメア(細胞の分裂回数の制限体)保護によるアポトーシス(細胞の自然自殺)の延長、さらには有害なウイルスと複合体を作らせてウイルスを破壊へと導くことができるそうです。具体的な事はまだまだ今後の研究になってくるのでしょうが、老化を延長する方法の一つになりそうだとのことです。(200004030451)

 

光速が時速60kmになった!


 少し前の記事なのですが、別冊I/Oの「サイバーX」No.8の中にコンノケンイチ氏の「科学は終焉に近づいた?」という記事があり、その中に、1999.02.18の読売新聞に載った記事が載っていました。米ハーバード大学の研究グループがナトリウム原子を絶対0度近くまで冷却することにより、気体原子を凝縮し、そこにパルス光を入射すると、秒速17m(約時速61km)で進むのだそうです。これは2/18発表のネイチャー誌に発表されたのだそうです。つまり、相対性理論の基本となる仮定の「光速は一定である」「光速より早いものは存在しない」というのが崩れた訳で、修正点が明確になったと言えそうですね。以前、ブラジルで、ディノ・クラスペドンという人が宇宙の兄弟とのコンタクト本を出版しましたが、その中には明らかにクラスペドン氏の捏造が存在してますが、片や、スペース・ブラザースから与えられた宇宙の知識もあるようです。その内、「光速は一定ではない事を知るであろう」というような記述がありましたが、これが確認されたと言っていいんじゃないでしょうか。(200002280409)

 

放射性物質のα崩壊を加速する方法(Method for enhancing alpha decay in radioactive materials


 発明者:William A. Barker。放射性物質は、全部崩壊するまで大変な時間がかかります。その性質を使って古代の地層からの出土品の年代測定などに使われています。この米国特許は、放射性物質を50Kボルト〜500Kボルトの静電界(ヴァン・デ・グラーフ起電機)の中に30分程度以上さらすだけで、その崩壊する割合が常軌を逸したものに変化し、1週間程度で通常の物質になってしまうのだそうです。また、別に、放射性物質を高熱および、ある化学的な過程(Keller Catalytic Process)に置くことで完全に無害化するという方法もあるそうです。(200002110519)(→阿修羅発言)(200404072119)


この特許の概要

 放射性物質の原子システムを刺激することによって放射性物質の汚染を除くための装置および方法。 その刺激は、所定時間、放射性物質に与え続けます。 このようにして、放射能の減衰の率は大いに速められます、そして、放射性物質は通常よりも非常に速い率で放射能を取り除かれます。 バン・デ・グラーフ起電機の球(端子)の中に放射性物質を置いて発電機の電界にさらす事で、刺激を与えることができます(例えば、50キロボルト〜500キロボルトの電界の中に少なくとも30分以上)。(201208191454)


阿修羅に次の記事を投稿しました。

コスモクリーナー


 アニメ「宇宙戦艦ヤマト」は、地球の放射能汚染を取り除く「コスモクリーナー」という装置を求めてイスカンダルまでの往復の宇宙旅行の冒険アニメです。表題はそこから取りました。

 かつて、ウィルヘルム・ライヒという人がオルゴン・エネルギーというエネルギーを見つけ、それを集める集積器を発明しました。そのオルゴン集積器の中に核物質を入れておくと、異常なスピードで核が放射線を放射し始め、半減期何万年という物質がただの鉛に変わっていたというお話があります。部屋の中には青みがかった雲状のものが見え、90ヤード離れた屋外にいた人ですら、めまいや吐き気という放射能被爆症状を呈しました。

 放射線はα、β、γ線があり、非常に危険なのは、物質粒子α、β線。既に葛飾区で行われた実験でも土壌の上に直置きした蚕の95%が3週間程度で死滅してしまいました。通常は空気分子があるので放射が遮られ、これらの粒子は飛程距離が短い。しかし、内部被爆はそうはいかない。

もし、核物質が普通の鉛になったのなら、「放射線は出なくなる」ことになります。

 核物質を無害化したというオルゴン・エネルギーと同じ効果を核物質に対して与えることが出来るのは、高電圧の静電界です。これは過去のお話ではなく、現代における、全くの物理的事実であり、特許が与えられています。【米国特許明細書、第5076971号「放射性物質のα崩壊を加速する方法」】 静電気にも種類がありそうではありますが、現代物理学の範疇では捉え切れません。オルゴン・エネルギーと静電気は核物質に対する作用としては同じ効果をもたらすことが分かっています。ウィルヘルム・ライヒの話も「唯のお話」ではなかったのでしょう。

 従って、核物質に汚染された土壌を少量ずつバン・デ・グラーフ起電機で高電圧の静電界で「一定時間」処理することで放射能の脅威が取り除かれる筈です。バン・デ・グラーフ起電機は製品として販売されているものなので、入手上の問題は価格だけになると思います。バン・デ・グラーフ起電機を何百個と使って処理を早めることもできるでしょう。ただ、処理中は90ヤード(約82m)、大体100m以上は離れている必要がある筈です。この特許の存在については西暦2000年から何度か言及してきたのですが、何故か、「シカト」で無反応で忘れられてきたので、今回は記事としてタイプしてみました。(201208191603)


●▲● オリハル ▲●▲(http://oriharu.net/


 ブラウンガスのエネキルギーでも放射能を低減させられる(Google Video)そうです。(200606152313)
Bacteria Used To Make Radioactive Metals Inert (Thanks 09/13/09 of keelynet.com)(200909161903)
Pd多層膜の重水素透過による元素変換の観測阿修羅発言のコメントより)(201105051543)
【→阿修羅発言 ←『(書評)中嶋彰「全核兵器消滅計画 」    西岡昌紀』(201208092255)】
【→阿修羅発言 ←『スクープ! “放射能が消える”特殊な電解水が日本で発見される!? 研究者に直撃! | TOCANA』(201509180124)】
ブログ「紙幣の不思議2」←『放射能を中和させる方法を発見 わずか1時間で中性化、安全化させる方法を発見した。』(202001032200)】


 

光ピンセット


 日刊工業新聞、1999年12月24日(木)号の第5面にありましたが、機械技術研究所が、「光ピンセット」による微少金属物体の補足に成功したそうです。従来は金属物体に関しては光を当てるとはじき飛ばされるだけだった。金属物質表面における「プラズマ振動」という自由電子の振動が光と相互作用する事に着目し、光を金属粒子端近くを通過する時、その光はプラズマ振動と作用し合い、粒子の中心方向へと「曲進」する。この時に粒子に対して「力」を及ぼす。この原理を使い、水中に金の微粒子を拡散し、波長515ナノメートルのアルゴンレーザーを顕微鏡のレンズを通して対象物質に焦点を結ばせることで、その微粒子(直径0.5〜3.0マイクロメートル)を安定的に補足できる事を確認したそうです。光ピンセットという技術を使えば細胞を壊さずに内部組織だけをつまんだりできる可能性がありますそうですね。やがて「光の剣」ができたりしたら、まるで映画ですね。(199912240403)

 日刊工業新聞2000.04.18(火)の第39面に載ってましたが、米ルーセント・テクノロジー社(ニュージャージー州)との光ピンセットの特許ライセンス契約により、シグマ光機は光ピンセットの製造、販売を開始したそうです。主にバイオテクノロジー向け。1500万円から。(200004190416)

 

最短の光パルス


 これは特に興味が引かれたので、載せようと思いました。日刊工業新聞、1999年11月16日(火)号の第1面にありましたが、東京大学理学研究科の小林孝嘉教授らが、光パルスの時間幅の理論限界に近い4.7フェムト秒(1フェムト秒=1/1000兆秒)を可視光線の波長で達成したそうです。これは普通のレーザーとは異なる光パラメトリック増幅という方法によって達成したそうです。これによって何が可能になるかというと、超高速に動き回る原子の運動をリアルタイムで観察出来る為に、今までは理論上の事でしかなかった様々な現象を実際の観察によって実体に迫る事が出来るようになるのである。例えば、光スイッチとして使える物質がいくつかあるとして、その一瞬のスイッチ現象がどのような機構で生じているのか等、今まで理論から迫るしかなかったものを観察する事ができるようになって行くのですね。これで不明な事も現象の観察から迫ることもできます。すごい!(199911180333)

 

記憶媒体としてのガラス


 日刊工業新聞19990513(木)の第6面に載ってましたが、ガラス1cm3の中にDVD2000枚分のデータが書き込める可能性があるそうです。ガラスというのは、通常のアモルファスガラスのことで、ここにフェムト秒(1000兆分の1秒)単位のレーザーを当てることで、その部分が熱を出さずに結晶となり、光の屈折が変化する。ガラスの原子は数百フェムト秒周期で振動しており、この振動よりも速いレーザー光線を当てると、熱を出さずにガラスの構造がそこだけ結晶となる。フェムト秒レーザーによってスイッチのオン・オフが出来るような結晶構造を作れる事が分かって来たそうです。これは京都大学の平尾一之教授らが発見した「誘起構造」という現象だそうです。この現象はナノ(10億分の1)秒やピコ(1兆分の1)秒レーザーでは起きないそうで、フェムト秒レーザーがあって始めて分かった現象だそうです。(199905140326)
 日刊工業新聞、2001年04月20日(金)号の第1面にありましたが、セントラル硝子と京都大学大学院工学研究科の平尾一之教授は共同で、1cm3のガラスに8テラビット(1テラ=1兆)の情報を記録できる超大容量光メモリーの開発にめどをつけたそうです。希土類元素であるサマリウムを混ぜたガラスにフェムト秒レーザーを集光照射したところ、ガラス中に3価の状態で存在するサマリウムイオンが2価に変化することを突き止めたそうで、2価に変化すると、その部分からは波長680nm(n=ナノメートル=1/10億m)の光が発光するようになるそうです。この発光のある/なしを読み取ることでメモリーとして使用できるそうです。レーザーによって2価に変わる部位は直径400nmの球状。1cm3の空間中に、前後、左右、上下に100nm間隔で記憶ドットを形成すれば、1cm3の中に8テラビットの情報を記録できるそうです。さらに、サマリウム以外の元素を混ぜる事によって、発光する光の波長を複数にすることもできるため、8テラビットの整数倍にもなるようです。面積で比較すると、1cm2当たり、DVDの2500倍の容量になるそうです。(200104250000)
 日刊工業新聞、2001年07月31日(火)号の第1面にありましたが、京都大学大学院工学研究科の平尾一之教授の研究グループは、ガラス内部に光を分光する回折格子(波長に応じて光の進路を変える素子で、等間隔に多数の平行な溝を刻んだ形状で、反射型と透過型があるそうです)を作りこむことに成功したそうです。フェムト秒レーザーを2方向(60度〜120度)から当てて干渉させることで実現した。ガラス内部に回折格子を形成したのは世界でも初めてだそうです。回折効率は従来の、ガラス表面に形成したタイプに比べ、2倍以上の70%に達するそうで、効率の高い分波器が可能になる。効率が高いのは、従来の場合の反射による戻り光が発生し難い透過型だから。
 日刊工業新聞、2001年08月07日(火)号の第6面にありましたが、平尾一之教授の研究グループは、1cm3のガラスに37テラビット(1テラ=1兆)の情報を自由に書き込み消去できる、書き換え可能な光メモリーを開発したそうです。これはDVDの約1万枚分の高容量。読取装置については既に民間企業が開発しており、同グループは更に記憶容量を高めて行くそうです。同メモリーは、従来の半分の直径200ナノメートルのスポットを100ナノメートル間隔でガラス内部に形成し、また、1スポットを1パルスで書き込むことで書き込み時間も大幅に短縮させ、実用レベルとなった。(200108170023)
(→1立方センチに1テラビットの記憶容量!? 次世代メモリシステム材料新開発) (200504260050)
(→1万回以上書き換え可能なホログラフィック・メモリ,産総研が開発) (200607142214)
(→フェムト秒レーザーでC型肝炎ウイルスもHIVウイルスも破壊!) (200707310002)

 日刊工業新聞、2002年01月01日(火)号の第1面にありましたが、平尾一之教授と三浦清貴研究員は、ガリウム、リン、金を混ぜたガラス(酸化シリコン)内部に、P型とN型の半導体や、金による配線を、ガラス内部の任意の位置に3次元的に描ける事を確認したそうです。もはや、大掛かりな装置を必要とせずに、シリコン内部に光回路や電子回路が作れるようになって来ているようです。平尾教授は、「企業からの申し入れがあれば、製品化の為の共同研究も可能」だそうです。(200203272123)





目次(生まれる想い)に戻る
free counters